JP4610001B2 - 車両用の油圧緩衝器及び二輪車等のフロントフォーク - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の油圧緩衝器及び自動二輪車等のフロントフォークに関する。
特許文献1には、ピストンロッドを兼ねるセンターロッド14とサブピストン11に伸側バイパス12が形成され、同じくセンターロッド14には圧側バイパス13が形成されている。
即ち、ピストンロッドに伸側バイパス12と圧側バイパス13が軸方向に形成されている。ピストンロッド(センターロッド14)には伸側バイパス12用の2つの横孔が形成され、また、圧側バイパス13用の2つの横孔が形成され、合計4つの横孔が形成されている。そのため、バイパス用の流路が複雑となる。
特許文献2には、中空ロッド2内に外プッシュロッド40と内プッシュロッド41を設け、外プッシュロッド40の先端部にニードル42を内プッシュロッド41の先端部にニードル44を当接した油圧緩衝器が開示されている。外側のニードル42にはバルブシート33を、内側のニードル44にはバルブカラー35からなるバルブシートを設けている。外側のニードル42とバルブシート33は圧側減衰力調整用であり、内側のニードル44とバルブカラー35からなるバルブシートは伸側減衰力調整用である。圧側減衰力調整用のバルブシート33と伸側減衰力調整用のバルブカラー35からなるバルブシートが軸方向に直列に配置されている。
実用新案登録2581704 実開平2-66742
しかしながら、特許文献1の油圧緩衝器では、ピストンロッドに軸方向に直列に圧側バイパスと伸側バイパスを設けていることから、伸側バイパスと圧側バイパスの構成が複雑となり、コストアップとなる他製作も容易でない。
特許文献2の油圧緩衝器では、中空ロッド2内にバルブシート33とバルブカラー35の2つのバルブシートを設けているので、伸側と圧側のバイパス油路の構成が複雑となりコストアップとなり、また、製作も容易でない。
本発明の課題は、構成が簡単でコストアップを招くことがなく、また、製作の容易な減衰力調整機構を備えた車両用の油圧緩衝器を提供することにある。
請求項1の発明は、ダンパシリンダ内の油室にピストンを有する中空ピストンロッドを摺動自在に設け、ピストンに両側の油室を連通する油路を形成した車両用の油圧緩衝器において、前記中空ピストンロッド内に、前記ピストンの油路と並列に第1のバイパス油路を設け、該第1のバイパス油路に、該第1のバイパス油路の開口面積を調整する中空のニードル弁を有する第1の調整ロッドを進退自在に設け、該中空のニードル弁内に、前記第1のバイパス油路と並列に第2のバイパス油路を設け、該第2のバイパス油路に、該第2のバイパス油路の開口面積を調整する弁を先端部に有する第2の調整ロッドを進退自在に設けたものである。
請求項2の発明は、ダンパシリンダ内の油室にピストンを有する中空ピストンロッドを摺動自在に設け、ピストンに両側の油室を連通する油路を形成した車両用の油圧緩衝器において、前記中空ピストンロッド内に、前記ピストンの油路と並列に第1のバイパス油路を設け、該第1のバイパス油路に、中空のニードル弁を先端部に有する第1の調整ロッドを進退自在に設け、該中空のニードル弁内に、前記第1のバイパス油路と並列に第2のバイパス油路を設け、該第2のバイパス油路に、ブロー弁を先端部に有する第2の調整ロッドを進退自在に設けたものである。
請求項3の発明は、ダンパシリンダ内の油室にピストンを有する中空ピストンロッドを摺動自在に設け、ピストンに両側の油室を連通する油路を形成した車両用の油圧緩衝器において、前記中空ピストンロッド内に、第1のバルブシートを有する第1のバイパス油路を前記ピストンの油路と並列に設け、該第1のバルブシートに臨む中空のニードル弁を先端部に有する第1の調整ロッドを前記中空ピストンロッド内に進退自在に設け、該中空のニードル弁内に、第2のバルブシートを有する第2のバイパス油路を前記第1のバイパス油路と並列に設け、該第2のバルブシートに臨むブロー弁を先端部に有する第2の調整ロッドを第1の調整ロッド内に進退自在に設けたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記中空ピストンロッドが大径の中空孔と小径の中空孔を有し、前記第1のバイパス油路の第1のバルブシートを該大径の中空孔内に形成したものである。
請求項5の発明は、請求項2又は3の発明において更に、前記ブロー弁は、前記第1の調整ロッド内に摺動自在に設けたポペット弁と該ポペット弁と前記第1の調整ロッドとの間に設けたスプリングからなり、前記第2の調整ロッドが該スプリングのばね荷重を調整するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において更に、前記ポペット弁の先端部をニードル弁形状としたものである。
請求項7の発明は、摺動自在に嵌合する車体側チューブと車輪側チューブと、油室を有するダンパシリンダと、ダンパシリンダ内油室に摺動自在に設けられピストンを有する中空ピストンロッドと、ピストンの両側の油室を連通するピストン油路と、前記中空ピストンロッド内に、前記ピストンの油路と並列に設けた第1のバイパス油路と、該第1のバイパス油路に進退自在に設けられ、該第1のバイパス油路の開口面積を調整する弁を有する第1の調整ロッドと、該中空のニードル弁内に、前記第1のバイパス油路と並列に設けた第2のバイパス油路と、該第2のバイパス油路に進退自在に設けられ、該第2のバイパス油路の開口面積を調整する弁を先端部に有する第2の調整ロッドとからなる油圧緩衝器を備え、前記車体側チューブと車輪側チューブ内に該油圧緩衝器を正立状態にして内装し、前記第1の調整ロッドと第2の調整ロッドを、該車体側チューブの上端部から操作可能としたものである。
(請求項1)
(a)ピストンロッド内の第1のバイパス油路に中空のニードル弁を進退自在に設け、中空のニードル弁内に第2のバイパス油路を設け、この第2のバイパス油路に第2のバイパス油路の開口面積を調整する弁を先端部に有する第2の調整ロッドを進退自在に設けた。即ち、第1のバイパス油路内に第2のバイパス油路を形成したので、ピストンロッドのバイパス油路の構成が簡素となり製作が容易となる。従って、コストアップを招くことがない。
(請求項2)
(b)第2のバイパス油路に、ブロー弁を先端部に有する第2の調整ロッドを進退自在に設けたので、低速時における圧側減衰の急激な上昇を防ぐことができる。また、ブロー弁は伸張時に第2のバイパス油路を閉じるので、伸側減衰力に影響を与えない。
(請求項3)
(c)第1の調整ロッドのニードル弁内に第1のバイパス油路と並列に第2のバイパス油路を形成し、この第2のバイパス油路内に第2のバルブシート面を形成したので、中空ピストンロッドには1つのバルブシート面を形成するだけで済み、中空ピストンロッド内のバイパス油路の構成が簡素となる。従って、中空ピストンロッド内のバイパス油路の製作が容易となり、コストアップを招くことがない。
(請求項4)
(d)中空ピストンロッドの大径の中空孔内に第1のバイパス油路の第1のバルブシートを形成し、第1のバルブシートに第1の調整ロッドの先端部に設けた中空のニードル弁が臨む。即ち、中空のニードル弁は、中空ピストンロッドの大径の中空孔内に収装されるので、中空のニードル弁の内径を大きくすることができる。その結果、中空のニードル弁内にブロー弁を収装することができる。また、ブロー弁の受圧径を大きくとることができるので減衰力の調整幅を大きくとることができる。
(請求項5)
(e)ブロー弁がポペット弁からなるので、伸張時に第2のバイパス油路を確実に閉じる。その結果、第2のバイパス油路が伸張時の減衰力に影響を与えない。
(請求項6)
(f)第2の調整ロッドは軸方向に進退してスプリングのばね荷重を調整するともに、ブロー弁の移動量をも規制する。ブロー弁の欠点である開弁後に大きく変化する開口面積を、ブロー弁の先端部の形状をニードル弁形状として変化しにくくするとともに、ブロー弁の移動量を規制することで、開口面積の急激な増大を防ぐことができる。
(請求項7)
(e)フロントフォークのピストンの減衰力調整可能が乗車姿勢のまま可能である。
図1はフロントフォークを示す全体断面図、図2は図1のフロントフォークの上部断面図、図3は図1の中間部の断面図、図4は図1の下部の断面図、図5は図3の要部断面図、図6は図4の部分拡大図、図7は図4の部分拡大図、図8は図4のダンパユニットの下部断面図、図9は組付け状態を説明するための模式図で、(A)はブラダ組立体を示し、(B)は隔壁部材の減衰力調整機構の断面図、図10は組付け状態を説明するための模式図で、(A)はアジャストロッド・ガイド部材組立体の模式図、(B)は圧側アジャスタ組立体の模式図、図11はシリンダ側取付部材の断面図、図12はチューブ側取付部材を示し、(A)は上面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、図13はバルブストッパを示し、(A)は上面図、(B)は正面図、図14は圧側アジャスタの断面図、図15はブラダの断面図、図16は中空パイプの断面図、図17はガイド部材の断面図、図18は本発明のブロー弁の減衰力特性を説明するための特性図で、(A)はブロー弁の減衰力特性を示し、(B)はニードル弁の減衰力特性を示し、(C)は本発明のブロー弁の先端部の形状をニードル弁形状としたブロー弁の減衰力特性を示す。
自動二輪車等の倒立型フロントフォーク10(油圧緩衝器)は、図1〜図4に示す如く、車体側のアウタチューブ11に、車輪側のインナチューブ12が摺動自在に挿入される。
アウタチューブ11の下端内周と上端内周の2位置には、インナチューブ12の摺動をガイドするブッシュ13、14が嵌着される。アウタチューブ11の下端内周部には、オイルシール15とダストシール16が嵌着され、アウタチューブ11の上端部にはキャップ17がOリングを介して螺着される。インナチューブ12の下端部は車軸ブラケット20の孔5内にOリングを介して螺着される。アウタチューブ11は不図示のアッパ及びロアのブラケットを介して車体側に支持され、インナチューブ12は車軸(不図示)を介して車輪側に結合される。
アウタチューブ11とインナチューブ12内には、ダンパシリンダ21と中空ピストンロッド22からなるダンパユニット23が、ダンパシリンダ21の下端部を車軸ブラケット20の底部に固定するとともに、中空ピストンロッド22の上端部をアウタチューブ11のキャップ17に固定した正立状態で内装される。
ダンパユニット23の外側には油室Aが設けられ、油室Aの上部には気体室Bが設けられる。
キャップ17の内周に、図2に示すように、ばね荷重調整用のばねアジャスタ24が回動自在に設けられる。ばねアジャスタ24は、その上端部の外周に大径部24Aが形成され、下端部の外周にねじ部24Bが形成される。ねじ部24Bの外周には、キャップ17の内周部を挟持するナット25が螺着される。ナット25とキャップ17の間にはスラストワッシャ26が介装され、ばねアジャスタ24はキャップ17に対して回動自在に設けられる。ナット25の外周には軸方向に溝25Aが形成される。ばねアジャスタ24の下端部にはジョイントナット30を介して中空ピストンロッド22の上端部が螺着される。
キャップ17の内周に形成されたねじ部17Aにスライダ31が螺合し、スライダ31の内周部は上記ナット25の外周に形成された軸方向の溝25Aに係合する。スライダ31の下端部にはスラストワッシャ32を挟んでジョイトカラー33が設けられ、ジョイントカラー33はスプリングカラー34の上端部を支持する。スプリングカラー34の下端部に上部ばね受け35が設けられる。ダンパシリンダ21の外周に嵌着したストッパリング36に下部ばね受け37が支持され、上部ばね受け35と下部ばね受け37との間に懸架スプリング40が介装され、アウタチューブ11とインナチューブ12を伸張方向に付勢する。ばねアジャスタ24を回動すると、スライダ31がキャップ17の内周に沿って進退し、スプリングカラー34を介して懸架スプリング40のばね荷重を調整する。
ダンパシリンダ21は、図3、図4に示すように、シリンダ本体21Aとシリンダ本体21Aの下端部の内周に螺着されたサブタンク27からなり、ダンパシリンダ21内には油室Cが設けられる。
シリンダ本体21Aの上端の開口部の内周にはロッドガイド41がOリングを介して螺着され、シリンダ本体21Aの開口部の内周の段部に載置された環状ワッシャ42に突き当てられる。ロッドガイド41の内周にブッシュ43が固定され、上記中空ピストンロッド22はブッシュ43を介してダンパシリンダ21内に摺動自在に挿入される。ブッシュ43の下部に隣接してロッドガイド41の内周に、中空ピストンロッド22の外周に摺接するオイルシール44が設けられ、オイルシール44はストッパリング45にて係止される。オイルシール44のリップは、中空ピストンロッド22がダンパシリンダ21から退出するときに中空ピストンロッド22の外周に付着したダンパシリンダ21内の作動油を掻き落とす方向に設けられる。その結果、中空ピストンロッド22がダンパシリンダ21内へ進入するときには、中空ピストンロッド22の外周に付着したダンパシリンダ21外の作動油はダンパシリンダ21内に侵入する。ロッドガイド41の外周のOリングとロッドガイド41の内周のオイルシール44がダンパシリンダ21内の油室Cを密封する。
サブタンク27の下端の開口部に、図4、図7、図11に示すように、サブタンク27の開口部を閉じるシリンダ側取付部材100が設けられる。シリンダ側取付部材100は有蓋円筒形状をなし、ダンパシリンダ21の蓋部100Aと蓋部100Aの軸方向の内側の円筒状の取付部100Bと蓋部100Aの軸方向の外側の取付軸部100Cとからなる。円筒状の取付部100Bは外周にねじ部100B1を有し、更に、先端部の内周にねじ部100B2と内周段部100B3を有する。取付軸部100Cはダンパシリンダ21と同軸上に蓋部100Aに一体に形成される。シリンダ側取付部材100の円筒状の取付部100BがOリングを介してサブタンク27の下端の開口部の内周に螺着される。
取付軸部100Cの外周に、図7、図8に示すように、球面軸受101を介して円筒状のチューブ側取付部材106が取付けられる。球面軸受101は球面部を介して嵌合する外輪102と内輪103からなり、内輪103の外周に凸状の球面部が形成され、外輪102の内周に凹状の球面部が形成される。球面部の間には合成樹脂等からなる潤滑部材104が設けられる。
球面軸受101は、シリンダ側取付部材100の取付軸部100Cの先端側に形成された小径部の外周に内輪103が嵌挿され、ナット105にて固定される。また、上記チューブ側取付部材106の内周に形成された大径の装着孔109内に球面軸受101の外輪102が嵌挿され、ワッシャ107を介してストッパリング108にて軸方向に固定される。
円筒状のチューブ側取付部材106の先端面には球面軸受101の中心を中心とする凸状の球面からなる凸球面部106Aが形成される。チューブ側取付部材106の凸球面部106Aには、軸方向の垂直面とこの垂直面に直交する水平面にて区画される環状溝106Bが形成され、この環状溝106B内にOリング110からなる環状のシール部材が嵌着される。
また、上記シリンダ側取付部材100は、蓋部100Aの軸方向の外側面に球面軸受101の中心を中心とする凹状の球面からなる凹球面部100Dを有する。チューブ側取付部材106はシリンダ側取付部材100に軸方向に対向配置され、シリンダ側取付部材100の凹球面部100Dがチューブ側取付部材106の凸球面部106Aと対向する。チューブ側取付部材106の凸球面部106Aの環状溝106Bに嵌着されたOリング110はシリンダ側取付部材100の凹球面部100Dに摺接して、ダンパユニット23外側の油室Aの作動油を外部に対して密封する。
尚、チューブ側取付部材106の先端面の凸球面部106Aは必ずしも必要ではなく、チューブ側取付部材106の先端面の環状溝106Bに嵌着されたOリング110がシリンダ側取付部材100の凹球面部100Dに揺動範囲にわたって摺接するものであれば良い。
シリンダ側取付部材100の凹球面部100Dの先端部には、図11に示すように、円周上に8つの係合爪113が等間隔に形成され、また、円筒状のチューブ側取付部材106の凸球面部106Aに隣接する外周部には、図12に示すように、シリンダ側取付部材100の係合爪113と回転方向に係合する8つの係合溝114が等間隔に形成される。回転方向にシリンダ側取付部材100の係合爪113と円筒状のチューブ側取付部材106の係合溝114は互いに揺動可能にその高さ及び深さが形成される。
ダンパユニット23のシリンダ側取付部材100は円筒状のチューブ側取付部材106に対して球面軸受101の中心を中心として揺動自在に設けられ、かつ、回転方向には一体に回転する。
チューブ取付部材106の外周の下部には段部を介して小径のねじ部106Cが形成され、また、シリンダ側取付部材100の外周には、軸方向の溝112が円周方向に等分に形成される。
また、図1に示すように、車軸ブラケット20の内周の孔5の底部にはダンパシリンダ21の取付孔6が形成され、取付孔6の底部には軸方向の貫通孔7が車軸孔8と直交して形成される。貫通孔7は車軸ブラケット20の内周の孔5と外部とを連通している。
車軸ブラケット20の底部の取付孔6に、図8に示すように、ダンパユニット23がチューブ側取付部材106のねじ部106Cを介して取付けられる。車軸ブラケット20の底部の取付孔6にダンパユニット23を取付けるには、まず、インナチューブ12の上部の開口部からダンパユニット23をインナチューブ12内に挿入し、次いで、ダンパユニット23の外周に図示しない円筒状の工具を挿入し、シリンダ側取付部材100の外周に形成した軸方向の溝112に工具を係合して、シリンダ側取付部材100を回動する。シリンダ側取付部材100を回動すると、ダンパユニット23は円筒状のチューブ側取付部材106を介して車軸ブラケット20の取付孔6内に螺着される。ダンパユニット23を車軸ブラケット20から取外す場合は円筒状のチューブ側取付部材106を逆方向に回転してダンパユニット23を取外す。ダンパユニット23は球面軸受101を介して車軸ブラケット20に取付けられるので、前後左右いずれの方向にも揺動自在である。
(ピストンの減衰力発生機構)
中空ピストンロッド22は、図3、図5に示すように、中空ピストンロッド本体22Aと、中空ピストンロッド本体22Aの先端部の外周にロックナット46を介して螺着したホルダ50からなり、ホルダ50の先端側の外径は基端側より小径に形成される。ホルダ50の先端側の外周にはピストン51が取付けられる。ピストン51はダンパシリンダ21内の油室Cを中空ピストンロッド22が収容される中空ピストンロッド側油室C1と中空ピストンロッド22が収容されないピストン側油室C2に区画する。
ピストン51には、図5に示すように、上記ピストン51の両側の油室Cを連通する圧側油路52と伸側油路55が円周上に交互に形成される。圧側油路52の上部開口端に圧側バルブ54が設けられ、伸側油路55の下部開口端に伸側バルブ57が設けられる。圧側油路52と圧側バルブ54及び伸側油路55と伸側バルブ57はピストン51の減衰力発生機構を構成する。
(ピストンの減衰力調整機構)
中空ピストンロッド22は軸方向に形成された中空孔60を有し、中空孔60の下端部はピストン側油室C2に開口する。
ホルダ50の先端側の内周には小径の中空孔60Aが形成され、ホルダ50の基端側の内周には大径の中空孔60Bが形成される。ホルダ50の側壁には、ホルダ50内の大径の中空孔60Bと中空ピストンロッド側油室C1を連通する横孔61が形成される。
中空ピストンロッド22のホルダ50内に横孔61と大径の中空孔60Bと小径の中空孔60Aからなる第1のバイパス油路62が上記ピストン51の油路52、55と並列に形成される。第1のバイパス油路62の大径の中空孔60B内には、更に、内周段部を有する第1のバルブシート63が形成される。
中空ピストンロッド22の中空孔60内に中空の第1の調整ロッド64が軸方向に進退自在に設けられ、第1の調整ロッド64の先端部に中空のニードル弁65が嵌着される。中空のニードル弁65は中空ピストンロッドの内周にOリングを介して摺接する大径部65Aと、ホルダ内周の大径の中空孔60Bとの間に環状隙間S1を形成する小外径部65Bと、内周段部を介して先端側が縮径するテーパ部65Cとからなる。中空のニードル弁65の先端のテーパ部65Cは第1のバイパス油路62の第1のバルブシート63の内周に臨んで設けられ、中空のニードル弁65のテーパ部の外周と第1のバルブシート63内周との間の開口面積を調整して伸側の減衰力を調整する。中空のニードル弁65の外周とホルダ50の横孔61の上方に形成された水平段部との間にスプリング70が介装され、中空のニードル弁65を上方に付勢する。
中空のニードル弁65内には、第1のバイパス油路62と並列に第2のバイパス油路71が設けられる。中空のニードル弁65内には軸方向の孔72が形成され、軸方向の孔72はホルダの先端側の小径の中空孔60Aを介してピストン側油室C2側に連通する。中空のニードル弁65の側壁には横孔74が形成され、横孔74は中空のニードル弁65の小外径部外周の上記環状隙間S1に開口し、ホルダの横孔61を介してピストンロッド側油室C1側に連通する。軸方向の孔72は基端側の大径孔72Aと先端側の小径孔72Bからなり、大径孔72Aと小径孔72Bの間の水平段部に第2のバルブシート73が形成される。中空のニードル弁65内に横孔74と軸方向の孔72とからなる第2のバイパス油路71が上記第1のバイパス油路62と並列に形成される。第2のバイパス油路71は第1のバイパス油路62と同様にピストン51の油路52、55とも並列である。
中空の第1の調整ロッド64内には、中空の第2の調整ロッド75が軸方向に進退自在に設けられる。中空の第2の調整ロッド75は、第2の調整ロッド本体75Aと第2の調整ロッド本体の先端の開口部内周に嵌着した棒状の栓体75Bからなり、栓体75Bは第2の調整ロッド本体75Aの開口部を閉じている。栓体75Bの外周と中空のニードル弁65の内周との間にはOリング76が介装され、Oリング76は第1の調整ロッド64と第2の調整ロッド75の間を密封する。
第2の調整ロッド75の先端にはブロー弁80が設けられる。ブロー弁80は第2のバイパス油路71の第2のバルブシート73に臨んで設けられ、圧側の減衰力を調整する。ブロー弁80はポペット弁81と、ポペット弁81と第2の調整ロッド75の栓体75Bとの間に介装されたスプリング82からなる。ポペット弁81は中空のニードル弁65内を摺動する円筒状のガイド部81Aとガイド部の先端側に一体に形成された小外径のニードル弁部81Bからなり、小外径のニードル弁部81Bは先端が縮径するテーパ部を有する。小径のニードル弁部81Bの外周は中空のニードル弁の大径孔72Aとの間に環状隙間S2を形成する。上記中空のニードル弁65の横孔74はこの環状隙間S2に開口している。小外径のニードル弁部81Bの基部にはブロー弁80の背後の油室S3に連通する圧力導入孔83が形成される。スプリング82はポペット弁81を第2のバルブシート73に付勢する。
第2の調整ロッド75は軸方向に進退してスプリング82のばね荷重を調整するともに、ブロー弁80の移動量をも規制する。図15(A)はブロー弁の減衰力特性を示し、(B)はニードル弁の減衰力特性を示し、(C)は本発明のブロー弁80の先端部の形状をニードル弁形状としたブロー弁80の減衰力特性を示す。ブロー弁の欠点である開弁後に大きく変化する開口面積を、ブロー弁80の先端部の形状をニードル弁形状として変化しにくくするとともに、ブロー弁80の移動量を規制することで、開口面積の急激な増大を防いでいる。
(ピストンの減衰力調整用アジャスタ)
アウタチューブ11の上端の上記ばねアジャスタ24の内周には、図2に示すように、Oリングを介して上記中空の第1の調整ロッド64を軸方向に進退する中空の第1のアジャスタ84が回動自在に設けられる。第1のアジャスタ84の外端部には第1の操作ダイアル85が止めねじ86で固定される。第1のアジャスタ84の下端部の外周には中空の第1のスライダ87が異形嵌合し、第1のスライダ87は外周のねじ部87Aを介して上記ばねアジャスタ24の内周に螺合する。第1のスライダ87の下端部は環状カラー90を介して円筒状のジョイントカラー91に当接し、ジョイントカラー91は上記第1の調整ロッド64の上端側の基端部に当接する。環状カラー90は第1のスライダ87とジョイントカラー91の偏心を吸収するために設けられる。第1のアジャスタ84を回動すると第1のスライダ87が回転しながら軸方向に進退して、ジョイントカラー91を介して第1の調整ロッド64を軸方向に進退させる。そして、第1の調整ロッド64の先端部の中空のニードル弁65が第1のバルブシート63との間の開口面積を調整して伸側減衰力を調整する。
第1のアジャスタ84の内周には、Oリングを介して第2のアジャスタ92が回動自在に設けられる。第2のアジャスタ92は第1のアジャスタ84より軸方向の外側に突出し、第2のアジャスタ92の外端部には第1の操作ダイアル85より小径の操作ダイアル93が止めねじ94で固定される。第2のアジャスタ92の下端部は第2のスライダ95に異形嵌合し、第2のスライダ95は外周のねじ部95Aを介して第1のスライダ87の内周に螺合する。第2のスライダ95の下端部は凸球面状に形成され、第2の調整ロッド75の上端側の基端部に回転自在に設けられたボール96に当接する。ボール96は第2のスライダ95と第2の調整ロッド75との偏心を吸収する。第2のアジャスタ92を回動すると第2のスライダ95が回転しながら軸方向に進退して、第2の調整ロッド75を軸方向に進退させる。そして、第2の調整ロッド75が、ブロー弁80のスプリング82のばね荷重を調整することにより圧側減衰力を調整する。尚、第2のアジャスタ92の回動時には第1のアジャスタ84を固定した状態で回動する。
(隔壁部材の減衰力発生機構)
シリンダ本体21Aの基端部の内周には、図4、図6に示すように、軸方向に厚肉の頂部27Aを有する円筒状のサブタンク27が螺着される。サブタンク27の頂部27Aにはホルダ115が立設される。ホルダ115は軸部115Aと大径の基部115Bからなり、サブタンク27の頂部27Aの上側面に形成した上部凹部116内にホルダ115の基部115Bを螺着し、ホルダ115の軸部115Aの外周には圧側減衰力発生機構を有する隔壁部材120が嵌着される。隔壁部材120の下部には油溜室R1が区画される。隔壁部材120には、圧側油路121と伸側油路122が円周上に交互に形成され、圧側油路121の下部開口端に圧側バルブ123が設けられ、伸側油路122の上部開口端に伸側チェックバルブ124が設けられる。圧側油路121と圧側バルブ123及び伸側油路122と伸側チェックバルブ124が隔壁部材120の減衰力発生機構を構成する。
ホルダ115内には隔壁部材120の圧側油路121と伸側油路122と並列に隔壁部材120のバイパス油路125が形成される。ホルダ115の軸部115Aにはピストン側油室C2に開口する有底の縦孔130が形成され、縦孔130の底部に縦孔130より小径のオリフィス孔131が軸方向に形成され、更に、オリフィス孔131と同軸上に上記オリフィス孔131より大径の下部縦孔132がホルダ115の基部115Bの底部を貫通して形成される。オリフィス孔131に隣接する下部縦孔132の先端部には横孔133が形成され、横孔133は上記隔壁部材120の下部の油溜室R1に連通する。ピストン側油室C2に開口する縦孔130とオリフィス孔131と下部縦孔132及び横孔133が隔壁部材120のバイパス油路125を構成する。下部縦孔132内には先端部にニードル弁部134Aを形成したアジャストロッド134が進退自在に挿入され、上記オリフィス孔131の開口面積を調整する。
サブタンク27の頂部27Aの外周部には複数の軸方向の貫通孔135が形成され、サブタンク27内に上記隔壁部材120の下部の油溜室R1と連通するサブタンク内油溜室R2が形成される。サブタンク内油溜室R2には、図4に示すように、ブラダ組立体136が設けられる。ブラダ組立体136は円筒状のブラダ140とこの円筒状のブラダ140の各端部を止着する中空パイプ141とブラダストッパ142とからなる。
中空パイプ141は、図4、図9、図16に示すように、中空孔143を有する本体部141Aと、この本体部141Aの先端部の外周に一体に形成された拡径部141Bと、本体部141Aの中空孔143より大径の中空孔を有する基端部141Cとからなり、拡径部141Bの外周に環状溝147を有し、基端部141Cの外周に一体に形成された環状ストッパ部141Dを有する。
ブラダストッパ142は、図9に示すように、軸方向の内側に順次縮径する円錐台形状をなし、外周の基部142Aと、外周に連設して軸方向の内側に縮径する傾斜部142Bと、内周のフランジ部142Cからなり、基部142Aの外周に環状溝144を有し、傾斜部142Bに軸方向に貫通する複数の連通孔145を有し、内周のフランジ部142Cに軸方向の中心孔146を有する。
ブラダ140は、図15に示すように、先端側に向かって内外径が縮径する円筒形状をなし、先端部の内周と基端部の内周にそれぞれ環状凸部140A、140Bを有し、先端部の外周と基端部の外周にそれぞれ環状シールリップ151、152を有する。
上記ブラダ組立体136は、以下に説明する如く、組立てられる。
図9に示すように、ブラダストッパ142の内周のフランジ部142Cを先端側にして、中空パイプ141の基端部の外周にブラダストッパ142の中心孔146を嵌挿する。
次いで、ブラダ140の先端部内周の環状凸部140Aを中空パイプ141の先端側の拡径部141Bの環状溝147内に止着するとともに、基端部内周の環状凸部140Bをブラダストッパ142の環状溝148内に止着することにより、ブラダ組立体136が完成する。
サブタンク27の頂部27Aの下側面には、図8に示すように、下部凹部150が形成される。
ブラダ組立体136は、サブタンク27の下部凹部150内にブラダ組立体136の先端部を嵌挿するとともに、サブタンク27の基端側内周にブラダ組立体136の基端部を嵌挿して、サブタンク27内に組付けられる。ブラダ140の先端部外周の環状シールリップ151がサブタンク27の下部凹部150内周に密接し、ブラダ140の基端部外周の環状シールリップ152がサブタンク27の内周に密接して、ブラダ140の外側の油溜室R2に対するシール作用をなす。
中空パイプ141の中空孔143内には棒状のアジャストロッド134が進退自在に挿入される。アジャストロッド134は、図10(A)に示すように、棒状の本体部134Bと、本体部134Bの先端部に一体に形成されたニードル弁部134Aと、基端側の大径部134Cの外周に形成されたねじ部134Dと、中心軸と交差する方向に基端部に一体に形成された四角棒状の係合部134Fとからなる。
ガイド部材153は、図17に示すように、拡径台部154を有する円筒状の部材からなり、ガイド部材153は円筒状の本体部153Aと、本体部153Aより内外径が大きな基端側の大径部153Bと、大径部153Bに連設する平面部153Cと平面部153Cの外周縁の円筒部153Dからなる拡径台部154とからなる。本体部153Aの内周はねじ部153Gと先端側の拡径部153Hを有し、本体部153Aの外周は工具係合用の二面幅部を有する。拡径台部154の平面部は軸方向に貫通する複数の連通孔155を円周上に有し、円筒部153Dは外周にねじ部153Fを有する。
上記ガイド部材153の本体部153A内周のねじ部153Gにアジャストロッド134の大径部外周のねじ部134Dが螺合される。ガイド部材153の基端側の大径部153B内には、アジャストロッド134の四角棒状の係合部134Fが収装される。
サブタンク27の下端の開口部の内周に、図8に示すように、サブタンク27の開口部を閉じる蓋部100Aを有するシリンダ側取付部材100がOリングを介して螺着される。ブラダ140の内周とシリンダ側取付部材100との間に気体室Dが密封される。ブラダ140の内周の気体室Dは上記ブラダストッパ142の傾斜部142Bの複数の連通孔145及びガイド部材153の拡径台部154の平面部の連通孔155を介して連通している。
(隔壁部材120の減衰力調整機構)
シリンダ側取付部材100の上記取付軸部100C内には、図7に示すように、軸方向に貫通する中心孔156が形成される。中心孔156内には、上記アジャストロッド134を回動するための圧側アジャスタ160が回転自在に設けられる。圧側アジャスタ160は、図14に示すように、基端側の軸部160Aと有底の円筒部160Bと、円筒部160Bの先端部の係合部160Cからなる。軸部160Aは円筒部160Bの底部に開口する軸方向の貫通孔161を有し、取付軸部100Cの中空孔156内にOリングを介して嵌挿される。円筒部160Bの底部にゴム等の弾性体からなる円柱状の弁体162が圧入される。係合部160Cは直径方向に削切された切欠き163を有し、更に、係合部160Cの内周には、図13に示すように、ゴム等の弁体162を軸方向に抜け止めするための円筒状のバルブストッパ164が圧入される。バルブストッパ164の内径は、図7に示すように、上記弁体162の外径より小径に形成されて、弁体162の軸方向の抜け止めをなす。また、バルブストッパ164には圧側アジャスタ160の係合部160Cの切欠き163と深さと幅が同一の切欠き165が形成され、バルブストッパ164の切欠き165はアジャスタの切欠き163と円周方向の同一位置となるように、圧入される。
圧側アジャスタ160とバルブストッパ164の切欠き165内には、アジャストロッド134の四角棒状の係合部134Fが挿入される。圧側アジャスタ160の軸部160Aの外周にはフランジ部160Dが形成され、フランジ部160Dとシリンダ側取付部材100の内側面との間にクリック機構166が設けられる。また、軸部160Aの外側の端面には工具係合用の多角形状の孔170が形成される。
圧側アジャスタ160の軸部160Aの貫通孔161内に注射器の針を挿入してゴム製の弁体162に差し込んで、ブラダ140内の気体室Dにエアを注入したり、エアを抜いたりしてブラダ140内の気体室Dの圧力を調整する。
圧側アジャスタ160を回動すると、圧側アジャスタ160の先端側の係合部160Cの切欠き163に係合する上記アジャストロッド134がガイド部材153内を回転しながら進退する。アジャストロッド134の先端のニードル弁部134Aが上記隔壁部材120の油路と並列に設けられた隔壁部材120のバイパス油路125の上記オリフィス孔131の開口面積を調整する。
尚、アジャストロッド134とガイド部材153は、図10(A)に示すように、予め組付けられてアジャストロッド・ガイド部材組立体171が設けられ、圧側アジャスタ160はシリンダ側取付部材100に予め組付けられ、圧側アジャスタ組立体177が設けられる。
次いで、上記アジャストロッド・ガイド部材組立体171のアジャストロッド134の四角棒状の係合部134Fを、図10(B)に示すように、圧側アジャスタ160の係合部165の切欠き163、165に挿入した状態で、ガイド部材153の拡径台部154の円筒部外周のねじ部153Fをシリンダ側取付部材100の円筒部100Bの内周のねじ部100B2に螺合して、図9(B)に示すように、シリンダ側取付部材100にアジャストロッド134を組付けた圧側アジャスタ・アジャストロッド組立体172を設ける。
次いで、この圧側アジャスタ・アジャストロッド組立体172のアジャストロッド134を上記中空パイプ141内に挿入するとともに、ガイド部材153の先端側の内周の拡径部153Hを中空パイプ141の基端部141Cの外周に嵌挿して、圧側アジャスタ・アジャストロッド組立体172のシリンダ側取付部材100をサブタンク27の開口部の内周に螺着する。シリンダ側取付部材100の下端面には、シリンダ側取付部材100をサブタンク27の開口部の内周に螺着する際の工具係合用の六角穴106Dが形成されている。ブラダストッパ142の内周フランジ部142Cが中空パイプ141の環状ストッパ部141Dに突き当たることにより、ブラダストッパ142が軸方向に固定される。
上記ジョイントナット30の下端にはバンプラバ180が接着剤にて固定され、フロントフォークの最圧縮時に上記ダンパシリンダ21の上端面に衝合して最圧縮時の緩衝をなす。
シリンダ本体21Aの上端部の内周の段部に載置された環状ワッシャ42とロッド本体の下端部外周のロックナット46との間にリバウンドスプリング181が介装され、最伸張時の緩衝をなす。
(リリーフ弁)
シリンダ本体21Aの基端部の外周に、図6に示すように、円筒状ケース200が設けられる。円筒状ケース200は小径の嵌着部200Aと、小径の嵌着部200Aの内周の鍔部200Bと、基端側の大内径の嵌着部200Cと、小径の嵌着部200Aより大内径の先端側のシリンダ部200Dとからなる。小径の嵌着部200Aがシリンダ本体21Aの基端部の外周に嵌着され、鍔部200Bがシリンダ本体21Aとサブタンク27の外周の外周段部との間に挟持され、基端側の大内径の嵌着部200CはOリングを介してサブタンク27の外周に嵌着される。
先端側のシリンダ部200Dの内周とシリンダ本体21Aとの間に環状のリリーフ弁201が摺動自在に設けられる。シリンダ本体21Aの側壁には横孔202が形成され、シリンダ部200D内にダンパシリンダ21内の上記隔壁部材120の下部の油溜室R1に連通する外側油溜室R3が設けられる。環状のリリーフ弁201の内周に嵌着したOリング202がシリンダ本体21A外周との間を密封し、また、環状のリリーフ弁201の外周に嵌着したOリング203が円筒状ケース200のシリンダ部200Dの内周との間を密封する。シリンダ部200Dの先端部の内周には外方に拡径するテーパ面204が形成される。
環状のリリーフ弁201の上方のシリンダ本体21Aの外周にストッパリング205にて係止されたばね受け206とリリーフ弁201の外側面との間にリリーフスプリング207が介装され、リリーフ弁201は外側油溜室R3を付勢する。ダンパユニット23の最伸張時に、リリーフ弁201はシリンダ本体21Aの外周に形成した段部300に当て止めされる。リリーフ弁201のばね受けの係止位置を軸方向に移動してリリーフスプリング207のプリセット荷重を変更し、又は、ばね定数の異なるリリーフスプリング207に変更することによりリリーフ弁201の開弁圧を調整することができる。
上記の構成を有するフロントフォーク10は以下の如く動作する。
(圧縮行程)
フロントフォーク10の圧縮時には、図1に示すように、アウタチューブ11とインナチューブ12の一方が他方に対して相対的に圧縮され、懸架スプリング40とダンパユニット23の外側の気体室Bが圧縮される。懸架スプリング40と気体室Bの気体ばねが、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。
ダンパユニット23は、ピストン51と隔壁部材120の圧側減衰力発生機構が発生する圧側減衰力により、フロントフォーク10の圧縮速度をコントロールする。
(ピストン速度の低速時)
中空ピストンロッド22がダンパシリンダ21内に進入すると、図5に示すように、ピストン側油室C2が収縮して、ピストン側油室C2の作動油が、ホルダ50内の小径の中空孔60Aと中空のニードル弁65の外周と第1のバルブシート63の間の油路とホルダ50の横孔61からなる第1のバイパス油路62を通り、中空ピストンロッド側油室C1に流れる。一方、中空ピストンロッド22の進入容積分の作動油が、図6に示すように、ピストン側油室C2に設けた隔壁部材120のバイパス油路125を通り、隔壁部材120の下部の油溜室R1に流れ、更に、サブタンク27の頂部27Aの外周部に形成された複数の軸方向の貫通孔135を通って、サブタンク27内の油溜室R2に流れる。サブタンク27内のブラダ140が収縮して中空ピストンロッド22の進入容積分を補償する。ピストン速度が中空ピストンロッド22内の第2のバイパス油路71に介装されたブロー弁80の開弁圧に達すると、ブロー弁80が開いてピストン側油室C2の作動油は、中空ピストンロッド22の中空の小径孔60Aと、中空のニードル弁65内の軸方向の小径孔72Bと大径孔72Aと中空のニードル弁65の横孔74からなる中空のニードル弁内の第2のバイパス油路71と、中空ピストンロッドの横孔61を通り中空ピストンロッド側油室C1に流れる。
作動油が隔壁部材120のバイパス油路125を通るときの流動抵抗及びピストン51の第1のバイパス油路62を通るときの流動抵抗及びピストン51の第2のバイパス油路71を通るときの流動抵抗で圧側減衰力を発生する。ブロー弁80は、図18(C)に示すように、一定の圧縮速度に達するまではニードル弁によるオリフィス特性の減衰力を発生し、一定の圧縮速度に達するとブロー弁80が開いてバルブ特性の圧側減衰力を発生する。
(ピストン速度の中高速時)
ピストン速度が中高速時には中空のニードル弁65内のブロー弁80が完全に開いて、ピストン側油室C2の作動油はピストン51の圧側油路52の圧側バルブ54を撓めて中空ピストンロッド側油室C1に流れる。一方、中空ピストンロッド22の進入容積分の作動油が、隔壁部材120の圧側油路121の圧側バルブ123を撓めて、隔壁部材120の下部の油溜室R1に流れ、更に、サブタンク27の頂部27Aの外周部に形成された複数の軸方向の貫通孔135を通って、サブタンク27内の油溜室R2に流れる。隔壁部材120の圧側油路121の圧側バルブ123を通るときの作動油の流動抵抗で圧側減衰力を発生する。また、ピストン51の圧側油路52の圧側バルブ54でも圧側減衰力を発生する。
(伸張行程)
フロントフォーク10の伸張時には、アウタチューブ11とインナチューブ12の一方が他方に対して相対的に伸張し、懸架スプリング40が伸張するとともに、ダンパユニット23の外側の気体室Bが拡大する。
ダンパユニット23は、ピストン51の伸側減衰力発生機構が発生する伸側減衰力により、懸架スプリング40の共振を制振する。
(ピストン速度の低速時)
中空ピストンロッド22がダンパシリンダ21内から退出すると、中空ピストンロッド側油室C1が収縮し、中空ピストンロッド側油室C1の作動油が、図5に示すように、中空ピストンロッド22の横孔61と、中空のニードル弁65の外周と第1のバルブシート63の間の油路と、小内径の中空孔60Aとからなる第1のバイパス油路62を通り、ピストン側油室C2に流れる。中空ピストンロッド側油室C1の圧力はブロー弁80の圧力導入孔83を経てブロー弁80の背後の油室S3に作用して、中空のニードル弁65内の第2のバイパス油路71を閉じる。一方、ピストン側油室C2が拡大すると、サブタンク27内のブラダ140が収縮状態から復元し、中空ピストンロッド22の退出容積相当分の作動油が隔壁部材120の伸側油路122に設けた伸側チェックバルブ124を開いてピストン側油室C2の減圧を補償する。
(ピストン速度の中高速時)
ピストン速度が一定の速度に達すると、ピストン51の伸側油路55の伸側バルブ57が開いて伸側の減衰力を発生する。
(リリーフ弁の作用)
ロッドガイド41と中空ピストンロッド22との間に設けられたオイルシール44はダンパシリンダ21内の作動油を掻き落とす一方向に設けられるので、中空ピストンロッド22の表面に付着したダンパシリンダ21外の作動油は経時的にダンパシリンダ21内に侵入する。ダンパシリンダ21内に作動油が溜まるとダンパシリンダ21内の圧力が増す。ダンパシリンダ21の圧力がダンパシリンダ21の外周の円筒上ケース内に設けた環状のリリーフ弁201の開弁圧に達すると、リリーフ弁201がリリーフスプリング207を撓めて上動し、リリーフ弁201の外周に嵌着したOリングが円筒状ケース200のシリンダ部200Dのテーパ面に至ると、ダンパシリンダ21内の油室Cの作動油をダンパシリンダ21外の油室Aに逃がし、ダンパシリンダ21の圧力を一定に保つ。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)中空ピストンロッド22内の第1のバイパス油路62に中空のニードル弁65を進退自在に設け、中空のニードル弁65内に第2のバイパス油路71を設け、この第2のバイパス油路71に第2のバイパス油路71の開口面積を調整する弁を先端部に有する第2の調整ロッド75を進退自在に設けた。即ち、中空のニードル弁65内に第2のバイパス油路71を形成したので、中空ピストンロッドのバイパス油路の構成が簡素となり、製作が容易となる。その結果、コストアップを招くことがない。
(b)第2のバイパス油路71に、ブロー弁80を先端部に有する第2の調整ロッド75を進退自在に設けたので、低速時における圧側減衰の急激な上昇を防ぐことができる。また、ブロー弁80は伸張時に第2のバイパス油路71を閉じるので、伸側減衰力に影響を与えない。
(c)第1の調整ロッド64のニードル弁内に第1のバイパス油路62と並列に第2のバイパス油路71を形成し、この第2のバイパス油路71内に第2のバルブシート73面を形成したので、中空ピストンロッド22には1つのバルブシート面を形成するだけで済み、中空ピストンロッド22内のバイパス油路の構成が簡素となる。従って、中空ピストンロッド22内のバイパス油路の製作が容易となり、コストアップを招くことがない。
(d)中空ピストンロッド22の大径の中空孔60B内に第1のバルブシート63を形成し、第1のバルブシート63に第1の調整ロッド64の先端部に設けた中空のニードル弁65が臨む。即ち、中空のニードル弁65は、中空ピストンロッド22の大径の中空孔60B内に収装されるので、中空のニードル弁65の内径を大きくすることができる。その結果、中空のニードル弁65内にブロー弁80を収装することができる。また、ブロー弁80の受圧径を大きくとることができるので減衰力の調整幅を大きくとることができる。
(e)ブロー弁80がポペット弁81からなるので、伸張時に第2のバイパス油路71を確実に閉じる。その結果、第2のバイパス油路71が伸張時の減衰力に影響を与えない。
(f)第2の調整ロッド75は軸方向に進退してスプリング82のばね荷重を調整するともに、ブロー弁80の移動量をも規制する。図18(A)に示すように、ブロー弁80の欠点である開弁後に大きく変化する開口面積を、ブロー弁80の先端部の形状をニードル弁形状として変化しにくくするとともに、ブロー弁80の移動量を規制することで、開口面積の急激な増大を防ぐことができる。
(g)乗車姿勢のまま、フロントフォークのピストンの減衰力調整可能である。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、油圧緩衝器がアウタチューブ11とインナチューブ12内に内装されるフロントフォーク10に限らず、アウタチューブ11とインナチューブ12内に内装されない油圧緩衝器であっても良い。また、第2の調整ロッドの先端部にはブロー弁に限らず、ニードル弁を設けても良い。
図1は実施例のフロントフォークを示す全体断面図である。 図2は図1のフロントフォークの上部の拡大断面図である。 図3は図1の中間部の拡大断面図である。 図4は図1の下部の拡大断面図である。 図5は図3の要部断面図である。 図6は図4の部分拡大図である。 図7は図4の部分拡大図である。 図8は図4のダンパユニットの下部断面図である。 図9は組付け状態を説明するための模式図で、(A)はブラダ組立体を示し、(B)は隔壁部材の減衰力調整機構の断面図である。 図10は組付け状態を説明するための模式図で、(A)はアジャストロッド・ガイド部材組立体の模式図、(B)は圧側アジャスタ組立体の模式図である。 図11はシリンダ側取付部材の断面図である。 図12はチューブ側取付部材を示し、(A)は上面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図13はバルブストッパを示し、(A)は上面図、(B)は正面図である。 図14は圧側アジャスタの断面図である。 図15はブラダの断面図である。 図16は中空パイプの断面図である。 図17はガイド部材の断面図である。 図18は本発明のブロー弁の減衰力特性を説明するための特性図で、(A)はブロー弁の減衰力特性を示し、(B)はニードル弁の減衰力特性を示し、(C)は本発明のブロー弁の先端部の形状をニードル弁形状としたブロー弁の減衰力特性を示す。
符号の説明
10 フロントフォーク
11 アウタチューブ
12 インナチューブ
21 ダンパシリンダ
22 中空ピストンロッド
23 ダンパユニット
51 ピストン
60A 大径の中空孔
60B 小径の中空孔
62 第1のバイパス油路
63 第1のバルブシート
64 第1の調整ロッド
65 中空のニードル弁
71 第2のバイパス油路
73 第2のバルブシート
75 第2の調整ロッド
80 ブロー弁
81 ポペット弁
82 スプリング

Claims (7)

  1. ダンパシリンダ内の油室にピストンを有する中空ピストンロッドを摺動自在に設け、ピストンに両側の油室を連通する油路を形成した車両用の油圧緩衝器において、
    前記中空ピストンロッド内に、前記ピストンの油路と並列に第1のバイパス油路を設け、
    該第1のバイパス油路に、該第1のバイパス油路の開口面積を調整する中空のニードル弁を有する第1の調整ロッドを進退自在に設け、
    該中空のニードル弁内に、前記第1のバイパス油路と並列に第2のバイパス油路を設け、
    該第2のバイパス油路に、該第2のバイパス油路の開口面積を調整する弁を先端部に有する第2の調整ロッドを進退自在に設けたことを特徴とする車両用の油圧緩衝器。
  2. ダンパシリンダ内の油室にピストンを有する中空ピストンロッドを摺動自在に設け、ピストンに両側の油室を連通する油路を形成した車両用の油圧緩衝器において、
    前記中空ピストンロッド内に、前記ピストンの油路と並列に第1のバイパス油路を設け、
    該第1のバイパス油路に、中空のニードル弁を先端部に有する第1の調整ロッドを進退自在に設け、
    該中空のニードル弁内に、前記第1のバイパス油路と並列に第2のバイパス油路を設け、
    該第2のバイパス油路に、ブロー弁を先端部に有する第2の調整ロッドを進退自在に設けたことを特徴とする車両用の油圧緩衝器。
  3. ダンパシリンダ内の油室にピストンを有する中空ピストンロッドを摺動自在に設け、ピストンに両側の油室を連通する油路を形成した車両用の油圧緩衝器において、
    前記中空ピストンロッド内に、第1のバルブシートを有する第1のバイパス油路を前記ピストンの油路と並列に設け、
    該第1のバルブシートに臨む中空のニードル弁を先端部に有する第1の調整ロッドを前記中空ピストンロッド内に進退自在に設け、
    該中空のニードル弁内に、第2のバルブシートを有する第2のバイパス油路を前記第1のバイパス油路と並列に設け、
    該第2のバルブシートに臨むブロー弁を先端部に有する第2の調整ロッドを第1の調整ロッド内に進退自在に設けたことを特徴とする車両用の油圧緩衝器。
  4. 前記中空ピストンロッドが大径の中空孔と小径の中空孔を有し、
    前記第1のバイパス油路の第1のバルブシートを該大径の中空孔内に形成した請求項3に記載の車両用の油圧緩衝器。
  5. 前記ブロー弁は、前記第1の調整ロッド内に摺動自在に設けたポペット弁と該ポペット弁と前記第1の調整ロッドとの間に設けたスプリングからなり、
    前記第2の調整ロッドが該スプリングのばね荷重を調整する請求項2又は3に記載の車両用の油圧緩衝器。
  6. 前記ポペット弁の先端部をニードル弁形状とした請求項5に記載の車両用の油圧緩衝器。
  7. 摺動自在に嵌合する車体側チューブと車輪側チューブと、
    油室を有するダンパシリンダと、
    ダンパシリンダ内油室に摺動自在に設けられピストンを有する中空ピストンロッドと、
    ピストンの両側の油室を連通するピストン油路と、
    前記中空ピストンロッド内に、前記ピストンの油路と並列に設けた第1のバイパス油路と、
    該第1のバイパス油路に進退自在に設けられ、該第1のバイパス油路の開口面積を調整する弁を有する第1の調整ロッドと、
    該中空のニードル弁内に、前記第1のバイパス油路と並列に設けた第2のバイパス油路と、
    該第2のバイパス油路に進退自在に設けられ、該第2のバイパス油路の開口面積を調整する弁を先端部に有する第2の調整ロッドとからなる油圧緩衝器を備え、
    前記車体側チューブと車輪側チューブ内に該油圧緩衝器を正立状態にして内装し、
    前記第1の調整ロッドと第2の調整ロッドを、該車体側チューブの上端部から操作可能としたことを特徴とする二輪車等のフロントフォーク。
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