JP4608904B2 - 複素芳香族アルデヒドの製造方法 - Google Patents

複素芳香族アルデヒドの製造方法 Download PDF

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本発明は、複素芳香族アルデヒドを製造する方法に関する。複素芳香族アルデヒドは、医薬、農薬、電子材料や、それらの原料乃至中間体等として有用である。
複素芳香族アルデヒドを製造する方法の1つとして、複素芳香族化合物とホルムアミド類とクロロ化剤を有機溶媒中で反応させ、次いで加水分解処理する方法が知られている。例えば、特開平6−192249号公報(特許文献1)には、チオフェン類とホルムアミド類とホスゲンを反応させる際、反応溶媒として、脂肪族炭化水素、有機塩素系溶媒、アセトニトリル、又はジアルキルエーテルが用いられることが記載されている。また、特開2002−255951号公報(特許文献2)には、フラン類とN,N−ジメチルホルムアミドとホスゲンを反応させる際、反応溶媒として、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、塩素化芳香族炭化水素類、塩素化脂肪族炭化水素類、又はエーテル類が用いられることが記載されている。さらに、特開2003−183268号公報(特許文献3)には、フラン類又はチオフェン類とN,N−ジメチルホルムアミドとホスゲンを反応させる際、反応溶媒としてハロゲン化芳香族炭化水素が用いられることが記載されている。
特開平6−192249号公報 特開2002−255951号公報 特開2003−183268号公報
上記反応の際、ハロゲン系溶媒を用いると、概して複素芳香族アルデヒドの収率は良好であり、また、反応混合物を水と混合して加水分解処理した後、油水分離させることができ、分離精製の操作性も良好であるが、近年、特に環境面でのニーズから、ハロゲン系溶媒はなるべく使用しないのが望ましい。しかしながら、ハロゲン系溶媒以外の上記溶媒を用いると、複素芳香族アルデヒドの収率や後処理等の操作性が、必ずしも良好でないことがある。そこで、本発明の目的は、ハロゲン系溶媒を使用しなくとも、複素芳香族化合物、特にフラン類、チオフェン類又はピロール類から良好な収率で操作性良く、複素芳香族アルデヒドを製造しうる方法を提供することにある。
本発明者等は鋭意研究を行った結果、反応溶媒として水と分液可能なニトリルを用いて、フラン類、チオフェン類又はピロール類とホルムアミド類とクロロ化剤を反応させることにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、フラン類、チオフェン類及びピロール類から選ばれる複素芳香族化合物、ホルムアミド類並びにクロロ化剤を、水と分液可能なニトリルからなる溶媒中で反応させることにより、複素芳香族アルデヒドを製造する方法を提供するものである。
本発明によれば、フラン類、チオフェン類又はピロール類から、良好な収率で操作性良く、複素芳香族アルデヒドを製造することができる。
本発明で原料に用いる複素芳香族化合物は、フラン類、チオフェン類及びピロール類から選ばれるものである。ここで、フラン類は、無置換のフランであってもよいし、該フランの炭素の一部に置換基を有する置換フランであってもよい。また、チオフェン類は、無置換のチオフェンであってもよいし、該チオフェンの炭素の一部に置換基を有する置換チオフェンであってもよい。また、ピロール類は、無置換のピロールであってもよいし、該ピロールの炭素の一部及び/又は窒素に置換基を有する置換ピロールあってもよい。
上記複素芳香族化合物の典型的な例は、次の式(1)で示すことができる。
Figure 0004608904
〔式中、R1〜R3はそれぞれ水素原子、炭化水素基又は下記式(2)若しくは(3)
−OR4 (2)
−NR56 (3)
(式中、R4〜R6はそれぞれ炭化水素基を表す。)
で示される基を表し、或いは、R1とR2又はR2とR3が一緒になって、それらが結合する炭素原子とともに環を形成している。Xは酸素原子、硫黄原子又は下記式(4)
−NR7− (4)
(式中、R7は水素原子、炭化水素基又は下記式(5)
−SiR8910 (5)
で示される基を表し、ここでR8〜R10はそれぞれ炭化水素基を表す。)
で示される基を表す。〕
式(1)中、R1〜R10で表される炭化水素基は、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基又は芳香族炭化水素基であることができる。
ここで、脂肪族炭化水素基とは、脂肪族炭化水素から水素を除いた残基であり、その炭素数は通常1〜20程度である。その具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−オクタデシル基のようなアルキル基;ビニル基、アリル基のようなアルケニル基;エチニル基、プロパルギル基のようなアルキニル基等を挙げることができる。
また、脂環式炭化水素基とは、脂環式炭化水素から水素を除いた残基であり、その炭素数は通常3〜20程度である。この脂環式炭化水素基は、脂環式炭化水素の脂肪族環から水素を除いた残基であってもよいし、脂肪族鎖を有する脂環式炭化水素の脂肪族鎖から水素を除いた残基であってもよい。その具体例としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基、ノルボルニル基、アダマンチル基のようなシクロアルキル基;シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基のようなシクロアルキルアルキル基等を挙げることができる。
また、芳香族炭化水素基とは、芳香族炭化水素から水素を除いた残基であり、その炭素数は通常6〜20程度である。この芳香族炭化水素基は、芳香族炭化水素の芳香族環から水素を除いた残基であってもよいし、脂肪族鎖を含む芳香族炭化水素の該脂肪族鎖から水素を除いた残基であってもよいし、脂肪族環を含む芳香族炭化水素の該脂肪族環から水素を除いた残基であってもよい。その具体例としては、フェニル基、ナフチル基、インデニル基のようなアリール基;ベンジル基、4−フェニルブチル基のようなアリールアルキル基(アラルキル基)等を挙げることができる。
なお、上記R1〜R10で表される炭化水素基は、置換基を有していてもよく、かかる置換基の例としては、アルコキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲノ基、オキソ基、シリル基、ジアゾ基、シアノ基等を挙げることができる。
また、式(1)中、R1とR2又はR2とR3が一緒になって、それらが結合する炭素原子とともに環を形成している場合、環の員数は通常5〜12であり、環の種類としては、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環のような芳香族炭化水素環;シクロヘキサン環、シクロヘキセン環のような脂肪族炭化水素環等が挙げられる。
複素芳香族化合物の具体例としては、フラン、2−メチルフラン、3−メチルフラン、ベンゾフラン、イソベンゾフランのようなフラン類;チオフェン、2−メチルチオフェン、3−メチルチオフェン、ベンゾチオフェンのようなチオフェン類;ピロール、2−メチルピロール、3−メチルピロール、2,4−ジメチルピロール、3−エチル−4−メチルピロール、3,4−ジエチルピロール、N−メチルピロール、N−メチル−3−エチル−4−メチルピロール、N−(トリメチルシリル)ピロール、インドールのようなピロール類等を挙げることができる。複素芳香族化合物は必要に応じてそれらの2種以上を用いてもよい。
上記複素芳香族化合物を、ホルムアミド類及びクロロ化剤から形成される所謂Vilsmeier錯体と反応させることにより、複素芳香族環にホルミル基が導入されてなる対応する複素芳香族アルデヒドの前駆体が生成する。この前駆体は加水分解により複素芳香族アルデヒドに変換される。
例えば、複素芳香族化合物として、前記式(1)で示される化合物を用いることにより、次の式(6)
Figure 0004608904
(式中、R1〜R3及びXはそれぞれ前記と同じ意味を表す。)
で示される化合物を製造することができる。
ホルムアミド類としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミドのようなN,N−ジアルキルホルムアミドや、N−メチルホルムアニリド(N−メチル−N−フェニルホルムアミド)のようなN−アルキル−N−アリールホルムアミド等が挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもできる。ホルムアミド類の使用量は、通常、原料の複素芳香族化合物の0.5〜4モル倍、好ましくは1〜2モル倍である。
クロロ化剤としては、例えば、ホスゲン、オキシ塩化リン、塩化チオニル、塩化スルフリル等が挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもできる。クロロ化剤の使用量は、通常、原料の複素芳香族化合物の0.8〜4モル倍、好ましくは1〜2モル倍である。
本発明では、上記反応の際、反応溶媒として水と分液可能なニトリル溶媒を用いる。かかる溶媒を用いることにより、反応を円滑に進行させることができ、続く加水分解処理により、複素芳香族アルデヒドを良好な収率で製造することができる。また、加水分解処理後は、油水分離操作を有利に採用することができ、複素芳香族アルデヒドの分離精製を操作性良く行うことができる。
かかる溶媒としては、反応に実質的に不活性であって、常温で液体のもの、例えば、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル、トリメチルアセトニトリル、イソバレロニトリル、ヘキサンニトリル、ヘプタンニトリル、オクタンニトリル、ノナンニトリル、ドデカンニトリル、ペンタデカンニトリル、アジポニトリルのような脂肪族ニトリル;シクロプロピルアセトニトリル、シクロペンタンカルボニトリル、シクロヘキサンカルボニトリル、シクロヘプタンカルボニトリルのような脂環式ニトリル;ベンゾニトリル、o−トルニトリル、m−トルニトリル、2−エチルベンゾニトリル、4−エチルベンゾニトリル、フェニルアセトニトリル、o−トリルアセトニトリル、m−トリルアセトニトリル、p−トリルアセトニトリル、2−フェニルブチロニトリル、4−フェニルブチロニトリルのような芳香族ニトリル等が挙げられ、その炭素数は通常4〜15程度である。中でも、ブチロニトリルやイソブチロニトリルの如き脂肪族ニトリルが好ましい。これらニトリル溶媒は、単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。なお、必要により、水と分液可能なニトリル以外の溶媒を併用することもできるが、かかる溶媒の使用量は、水と分液可能なニトリル100重量部に対し、通常20重量部までである。
反応溶媒の使用量は、複素芳香族アルデヒドの収率の点から、通常、原料の複素芳香族化合物の0.5重量倍以上、好ましくは1重量倍以上であり、また、容積効率の点から、通常、原料の複素芳香族化合物の100重量倍以下、好ましくは20重量倍以下である。
反応は、原料の複素芳香族化合物、ホルムアミド類、クロロ化剤及び前記反応溶媒を混合して行い、その混合方法は適宜選択される。また、反応温度は、通常−10〜150℃程度である。反応の経過は、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、核磁気共鳴スペクトル等で追跡することができる。
反応後は、反応混合物を水と混合して加水分解処理することにより、反応混合物中に含まれる反応生成物(前駆体)を複素芳香族アルデヒドに変換することができる。この水の使用量は適宜調整されるが、容積効率の点から、通常、前記反応溶媒の10重量倍以下である。また、この水として、アルカリ水溶液を用いることにより、反応時乃至加水分解時に発生した酸を中和して除去することができる。
得られる複素芳香族アルデヒドの例としては、フラン−2−カルバルデヒド(フルフラール)、5−メチルフラン−2−カルバルデヒド、3−メチルフラン−2−カルバルデヒド、4−メチルフラン−2−カルバルデヒド、ベンゾフラン−2−カルバルデヒド、イソベンゾフラン−2−カルバルデヒド、のようなフラン−2−カルバルデヒド類;チオフェン−2−カルバルデヒド、5−メチルチオフェン−2−カルバルデヒド、3−メチルチオフェン−2−カルバルデヒド、4−メチルチオフェン−2−カルバルデヒド、ベンゾチオフェン−2−カルバルデヒドのようなチオフェン−2−カルバルデヒド類;ピロール−2−カルバルデヒド、5−メチルピロール−2−カルバルデヒド、3−メチルピロール−2−カルバルデヒド、3,5−ジメチルピロール−2−カルバルデヒド、3−エチル−4−メチルピロール−2−カルバルデヒド、3−メチル−4−エチルピロール−2−カルバルデヒド、3,4−ジエチルピロール−2−カルバルデヒド、N−メチルピロール−2−カルバルデヒド、N−メチル−3−エチル−4−メチルピロール−2−カルバルデヒド、N−メチル−3−メチル−4−エチルピロール−2−カルバルデヒド、N−(トリメチルシリル)ピロール−2−カルバルデヒド、インドール−2−カルバルデヒドのようなピーロール−2−カルバルデヒド類等を挙げることができる。
加水分解処理後は、油水分離により、有機層として複素芳香族アルデヒドが前記反応溶媒に溶解した溶液を得ることができる。この溶液は、さらに晶析、蒸留等の精製操作に付してもよい。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1
200mlフラスコに、2−メチルフラン3.3g、ブチロニトリル40g、及びN−メチルホルムアニリド5.37gを入れて攪拌し、この中に、オキシ塩化リン12.3gを10℃にて1時間かけて滴下した後、40℃にて3時間保持した。得られた反応液に25重量%水酸化ナトリウム水溶液59.1gを0.5時間かけて添加し、10分間撹拌した後、有機層と水層に分液した。有機層をガスクロマトグラフィーで分析した結果、5−メチルフラン−2−カルバルデヒドの含量は3.6g(収率82%)であった。
実施例2
200mlフラスコに、2−メチルフラン4.4g、ブチロニトリル14g、及びN,N−ジメチルホルムアミド5.9gを入れて攪拌し、この中に、ホスゲン12.3gを40℃にて1時間かけて吹き込んだ後、40℃にて3時間保持した。得られた反応液に水40gを0.5時間かけて添加した後、25重量%水酸化ナトリウム水溶液56.8gを添加してpH9とし、次いで有機層と水層に分液した。有機層をガスクロマトグラフィーで分析した結果、5−メチルフラン−2−カルバルデヒドの含量は5.0g(収率85%)であった。
実施例3
200mlフラスコに、2−メチルフラン3.3g、ブチロニトリル40g、及びN,N−ジメチルホルムアミド5.4gを入れて攪拌し、この中に、塩化チオニル12.3gを10℃にて1時間かけて滴下した後、40℃にて3時間保持した。得られた反応液に25重量%水酸化ナトリウム水溶液15gを0.5時間かけて添加し、10分間撹拌した後、有機層と水層に分液した。有機層をガスクロマトグラフィーで分析した結果、5−メチルフラン−2−カルバルデヒドの含量は2.5g(収率56%)であった。
実施例4
200mlフラスコに、2−メチルチオフェン9.4g、ブチロニトリル40g、及びN−メチルホルムアニリド16.2gを入れて攪拌し、この中に、ホスゲン11.9gを10℃にて1時間かけて吹き込んだ後、40℃にて3時間保持した。得られた反応液に水40gを30分かけて滴下した後、25重量%水酸化ナトリウム水溶液37.7gを添加してpH9とし、次いで有機層と水層に分液した。有機層をガスクロマトグラフィーで分析した結果、5−メチルチオフェン−2−カルバルデヒドの含量は10.8g(収率89%)であった。
実施例5
200mlフラスコに、2−メチルチオフェン9.4g、ブチロニトリル40g、及びN−メチルホルムアニリド16.2gを入れて攪拌し、この中に、塩化チオニル14.2gを10℃にて1時間かけて滴下した後、40℃にて5時間保持した。得られた反応液に25重量%水酸化ナトリウム水溶液61gを添加してpH9とした後、有機層と水層に分液した。有機層をガスクロマトグラフィーで分析した結果、5−メチルチオフェン−2−カルバルデヒドの含量は6.3g(収率52%)であった。
実施例6
200mlフラスコに、2−メチルチオフェン9.4g、ブチロニトリル40g、及びN−メチルホルムアニリド16.2gを入れて攪拌し、この中に、オキシ塩化リン18.5gを10℃にて1時間かけて滴下した後、40℃にて5時間保持した。得られた反応液に25重量%水酸化ナトリウム水溶液112gを添加してpH9とした後、有機層と水層に分液した。有機層をガスクロマトグラフィーで分析した結果、5−メチルチオフェン−2−カルバルデヒドの含量は11.8g(収率97%)であった。

Claims (1)

  1. 2−メチルフラン及び2−メチルチオフェンから選ばれる複素芳香族化合物、ホルムアミド類並びにクロロ化剤を、水と分液可能なニトリルからなる溶媒中で反応させる5−メチルフラン−2−カルバルデヒド及び5−メチルチオフェン−2−カルバルデヒドから選ばれる複素芳香族アルデヒドの製造方法であって、
    前記ホルムアミド類がN,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルホルムアニリドであり、
    前記クロロ化剤がホスゲン、オキシ塩化リン、塩化チオニル又は塩化スルフリルであり、
    前記溶媒がブチロニトリル又はイソブチロニトリルである5−メチルフラン−2−カルバルデヒド及び5−メチルチオフェン−2−カルバルデヒドから選ばれる複素芳香族アルデヒドの製造方法。
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