JP4606687B2 - サーマルプリンタ、用紙搬送速度制御方法、サーマルヘッド通電制御方法 - Google Patents

サーマルプリンタ、用紙搬送速度制御方法、サーマルヘッド通電制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーマルヘッドを用いてプリンタ用紙に画像を形成するサーマルプリンタの用紙搬送速度制御方法およびサーマルヘッドの通電制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーマルプリンタは、サーマルヘッドで色素を加熱し、熱による物性の変化を利用して発色させることにより用紙に画像を形成するプリンタであって、フルカラー用として、例えば以下の昇華方式、溶融方式、感熱方式が知られている。
(1)昇華方式プリンタ
昇華方式プリンタは、昇華性染料を塗工したインクリボンと、昇華染料の受像層が表面にコートされた専用の用紙とを基本メディアとし、サーマルヘッドにより加熱してインクリボンの染料を用紙表面の受像層に昇華・拡散させることにより、用紙に画像を転写するものである。
(2)溶融方式プリンタ
溶融方式プリンタは、顔料をワックスに混ぜて塗工したインクリボンと、通常の用紙とを基本メディアとし、サーマルヘッドによりインクリボンを加熱して顔料を溶融することにより、用紙に画像を転写するものである。
【0003】
(3)感熱フルカラープリンタ
感熱フルカラープリンタの代表的な方式としてTA方式がある。このTA方式の感熱フルカラープリンタは、色毎にマイクロカプセルに閉じ込められて分離された染料とカプラーとが混合され、これら染料とカプラーとが用紙表面に一様に塗工された用紙を基本メディアとし、サーマルヘッドにより用紙表面を加熱することにより発色させるものである。
モノクロプリントであっても多色プリントであっても、上述の3方式が代表的なプリント方式となる。
【0004】
図1を援用して、昇華方式のサーマルプリンタを概略的に説明する。なお、後述するように、図1において符号7はDCモータを表すが、ここでは、符号7はパルスモータを表すものとし、パルスモータ(7)と表記する。
図1において、繰り出しローラ10により用紙トレー9から用紙1が1枚ずつ繰り出される。繰り出された用紙1は、インクリボンロール2から巻き出されたインクリボンと重ね合わせられてサーマルヘッド3とプラテン5との間を通過する。また、繰り出された用紙1は、ピンチローラ12とフィードローラ11との間に挟み込まれ、フィードローラ11が回転することにより、用紙1が1ラインずつ送られる。フィードローラ11は、ギヤ6を介してパルスモータ(7)に連結されており、このパルスモータ(7)がギヤ6を介してフィードローラ11を回転駆動する。パルスモータ(7)の制御はコントローラ8により行われる。
【0005】
このサーマルプリンタによれば、1枚の用紙1に対し、Y色(イエロー)、M色(マゼンタ)、C色(シアン)の順で3色が重ねられてプリントされ、フルカラーの画像が形成される。この例では、フィードローラ11を回転駆動するための動力源としてパルスモータ(7)を採用しており、このパルスモータの特性上、負荷が変化しても回転速度が一定に保たれる。このため、3色を重ねてプリントする際に色ズレや濃度ムラなどが発生しにくいというメリットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フィードローラ11を駆動するための動力源として、上述のパルスモータ(7)に代えてDCモータを採用したサーマルプリンタがある。DCモータを採用するメリットは次のようである。第1に、制御部も含めてモータ全体として捉えた場合、DCモータはパルスモータに比べてコストが格段に安く、装置コストを低減できる。第2に、DCモータはパルスモータに比べて小さく、装置を小型に実現できる。第3に、DCモータは騒音が小さく、従って静音性に優れた装置を実現できる。
【0007】
しかしながら、DCモータを採用した場合、第1の問題として、パルスモータに比較して回転速度が変化しやすいために、色ズレや濃度ムラが発生し易いという問題がある。DCモータの回転速度が変化する要因としては、以下に説明するように、大きくはDCモータ自体の基本特性と負荷変動との2つがある。
A.DCモータの基本特性による回転速度の変化
基本的には、電源電圧が一定であればDCモータの回転速度も一定となるが、電源電圧が一定であっても次の場合にはDCモータの回転速度が変化する。
(a)DCモータ自体の温度が上昇した場合
DCモータの起動に伴い、DCモータ自身の温度が上昇する結果、DCモータの巻線抵抗が増加し、回転速度が低下する。
【0008】
(b)DCモータ内部の潤滑特性が変化した場合
DCモータの環境温度が変化すると、DCモータ内部の軸受けグリースなどの潤滑特性が変化し、始動時に負荷となって回転速度が必ずしも一定にならない。
特に冬季と夏期では大きな違いが見られ、DCモータの運転履歴や使用環境によって回転速度が大きく変化する。
(c)DCモータに個体差が存在する場合
DCモータ自体の品質上のバラツキにより個体差が生じ、固体によって回転速度が異なったものになる。また、DCモータの制御回路を構成する素子特性のバラツキによっても回転速度が変化し、結果として個体差が生じる。
【0009】
B.負荷変動による回転速度の変化
負荷の変動によってもDCモータの回転速度が変化する。図1において、用紙1とサーマルヘッド3との間の摩擦力は、フィードローラ11を駆動するDCモータの負荷となる。即ち、サーマルヘッド3は固定されており、インクリボンはサーマルヘッド3の表面をスライドするので、サーマルヘッド3の表面とインクリボンとの間に大きな摩擦力が発生する。この摩擦力がDCモータの負荷となる。また、サーマルヘッド3の表面とインクリボンとの間の摩擦係数は、サーマルヘッド3の発熱状態に大きく依存し、プリント時の発熱条件以外にも環境温度や熱履歴の影響を受ける。さらに、プリント時には印画パターンによってサーマルヘッドの発熱量が絶えず変化する。このため、熱的な影響を受けることによってサーマルヘッドとインクリボンとの間の摩擦係数が変化する結果、DCモータの負荷が変化して回転速度が変動する。
【0010】
上述のように、DCモータをフィードローラ11の動力源として採用した場合、用紙1の搬送速度が絶えず変動するため、一定の時間間隔で通電パルスを発生させたのでは、用紙1の搬送量との同期がとれなくなり、従って3色を重ねてプリントする際に色ズレや濃度ムラなどが発生することになる。この問題を解決するための従来技術として、例えば、特公平7−80320号公報、実開昭55−78441号公報に開示された技術が知られている。この従来技術の要点は以下のようである。図8に示すように、DCモータの回転軸100にスリットが形成された円盤101を取り付け、この円盤101を挟んでレーザダイオードの発光素子102と、フォトセンサの受光素子103とを対向配置する。発光素子102から放出した光は、円盤101のスリットを通過して受光素子に照射される。
【0011】
ここで、DCモータが回転軸100が回転して円盤101が回転すると、発光素子102から放出された光の通過と遮断が交互に繰り返し行われる。この結果、受光素子103には断続的に光が照射され、パルス信号が受光素子103から出力される。用紙1の搬送量(移動量)は、DCモータの回転軸100回転量(即ち円盤101の回転量)と対応関係にあるから、用紙1の搬送量は受光素子103から出力されるパルス数をカウントすることにより把握される。そして、サーマルヘッドの通電タイミングを受光素子103から出力されるパルス信号に同期させて用紙を一定量だけ搬送し、用紙の搬送を一旦停止させた状態でプリントを行う。これにより、用紙の搬送量が正確に制御され、3色を重ねてプリントする際の色ズレや濃度ムラが防止される。しかしながら、この従来技術によれば、通電時に用紙の搬送を一旦停止させるため、高速化が困難である。
【0012】
次に、DCモータを用いた場合の第2の問題として、回転速度が変化することに伴って用紙にプリントされる1ドット当たりの印画領域(インクが転写される領域)が変動し、これにより濃度ムラが発生するという問題がある。即ち、プリント時間の短い高速プリントでは、用紙を停止させず、連続的に用紙を搬送してプリントが行われる。このとき、DCモータの回転速度が変化すると、サーマルヘッドの通電時間tで搬送される用紙の移動量が変動し、濃度ムラが発生する。
【0013】
図9を用いて、濃度ムラの発生メカニズムをさらに詳細に説明する。同図において、Lは1ドットの長さを表し、L0〜L2は、通電時間tで用紙が搬送される距離(即ち用紙の搬送量)を表す。1ドット当たりの印画領域は、距離L0〜L2で規定される領域に相当し、1ドット内でインクが実際に転写される領域である。同図(a)は、通電時間tの間に標準の距離L0だけ用紙が搬送される場合を示し(搬送速度V0=L0/t)、同図(b)は、通電時間tの間に用紙が距離L1だけ搬送される場合を示し(搬送速度V1=L1/t)、同図(c)は、通電時間tの間に用紙が距離L2だけ搬送される場合を示す(搬送速度V2=L2/t)。
【0014】
距離L0〜L2の間には、「L2<L0<L1」の大小関係がある。通電時間tが同じであり、且つ投入エネルギーE(電力と時間との積)が同じであれば、印画領域の濃度は同図(c)に示す場合が最も濃く、同図(b)に示す場合が最も薄くなる。即ち、各印画領域の濃度は、通電時間tで用紙が移動した距離が小さいほど高くなる(第1の関係)。
一方、印画されない領域の長さ(L−L0,L−L1,L−L2)について検討すると、図4に示す例では、「L−L1<L−L0<L−L2」の大小関係が成り立つ。
【0015】
ここで、1ドットの長さはLであり、この長さLの1ドットに着目して濃度を評価すると、印画されない領域の面積が最も広い同図(c)に示す場合が最も薄く、印画されない領域の面積が最も狭い同図(b)に示す場合が最も濃くなる。即ち、各ドットの濃度の大小関係は、通電時間tの間に用紙が移動した距離が大きいほど高くなる(第2の関係)。上述の第1の関係と第2の関係は、一見して互いに矛盾するような内容であるが、このことは、人間の視覚上、局部的に印画濃度が濃くても、印画されない領域の面積が大きいと全体的に印画濃度が薄く感じられることを意味している。
【0016】
結局、目的とする標準の印画濃度を与える搬送速度に対し(図4(a))、用紙の搬送速度が速い場合には(図4(b))、印画濃度が高くなったように感じられ、逆に搬送速度が遅い場合には(図4(c))、印画濃度が低くなったように感じられる。印画領域の長短(用紙の搬送距離の変動)は、Y,M,Cの3色を重ねても発生するため、色ズレの原因にもなる。
【0017】
次に、DCモータを用いた場合の第3の問題として、回転速度が変化することに伴って、サーマルヘッドの発熱抵抗体の冷却期間が変動し、これにより濃度ムラが発生するという問題がある。図10に、ライン毎の用紙1の搬送量と通電パルスとの関係について時間を横軸にとって示す。通電パルスの発生タイミングは用紙の搬送量に同期させている。この例では、第1ライン目から第3ライン目まで順次搬送時間が増えており(搬送量は一定)、従ってDCモータの回転速度が遅くなっている。
【0018】
ここで、通電パルスの幅は一定であるから、第1ライン目から第3ライン目のパルス休止期間(非通電期間)A,B,Cの間には、「A<B<C」なる大小関係が成り立つ。このパルス休止期間は、サーマルヘッドの発熱抵抗体の冷却期間となり、この冷却期間が長いほど発熱抵抗体が冷却され易く、この冷却期間が短いほど発熱抵抗体が冷却され難くなる。発熱発熱体の温度は直前のラインにおける冷却期間の影響を受け、この冷却期間の長短に応じて新たなラインでの発熱抵抗体の温度が変化し、この結果、濃度ムラが発生することになる。
【0019】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、サーマルプリンタにおけるDCモータの回転速度の変動に起因した用紙搬送速度の変動を抑制することが可能な用紙搬送速度制御方法を提供することにある。
また、第2の目的は、サーマルプリンタにおける各ドットの印画領域の変動を抑制することが可能なサーマルヘッドの通電制御方法を提供することにある。
さらに、第3の目的は、サーマルプリンタにおけるサーマルヘッドの冷却期間の変動を抑制することが可能なサーマルヘッドの通電制御方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。
請求項1に記載された発明は、用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタのサーマルヘッド通電制御方法において、(a)印画パターンにより定まる前記サーマルヘッドの発熱条件、前記サーマルヘッドの周辺温度、サーマルヘッド温度、熱履歴及び実質的に用紙とインクリボンに加えられるエネルギーから前記サーマルヘッド表面とインクリボンとの接触界面の温度を予測し、予め実験的に把握している、前記サーマルヘッドとインクリボンとの間の摩擦係数の温度依存性を示すデータを参照し、前記予測された前記サーマルヘッド表面とインクリボンとの接触界面の温度に対応する摩擦係数を求め、該摩擦係数に基づいて前記サーマルヘッドと前記インクリボンとの間の摩擦力を求める第1のステップと、(b)前記第1のステップで求めた摩擦力による負荷を考慮して前記DCモータによる前記用紙の搬送速度を算出する第2のステップと、(c)前記第2のステップで算出された搬送速度から階調ごとに標準の搬送距離に対する通電パルス時間を算出する第3のステップと、(d)前記第3のステップで算出された階調ごとの標準通電パルス時間に通電時間から決まる補正値を加え、印画階調に対応する通電電力を算出する第4のステップと、を含むことを特徴とする。これにより、通電電力を最適化する。ここで、第1のステップでは、例えば、現時点でのサーマルヘッドの温度と、次ラインでプリントに投入する標準エネルギーとから、サーマルヘッドとインクリボンとの間の摩擦係数が算出され、摩擦力が求まる。標準エネルギーは、例えば全発熱体に投入されるエネルギーであり、階調数で決まる。
【0022】
請求項2に記載された発明は、用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタのサーマルヘッド通電制御方法において、(a)ライン毎に前記DCモータによる用紙の搬送時間を算出する第1のステップと、(b)前記第1のステップで算出された搬送時間と標準の搬送時間との差を算出する第2のステップと、(c)前記第2のステップで算出された搬送時間の差と階調値とからサーマルヘッドの通電パルス時間を補正する第3のステップと、を含むことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタであって、前記請求項1に記載されたサーマルヘッド通電制御方法を用いてサーマルヘッドの通電を制御するように構成されたことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタであって、前記請求項2に記載されたサーマルヘッド通電制御方法を用いてサーマルヘッドの通電を制御するように構成されたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明に係る実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1に、この実施の形態1に係る昇華方式のサーマルプリンタの構成を示す。このサーマルプリンタは、昇華式のプリンタであって、フィードローラ11を駆動するための動力源としてDCモータ7を内蔵しており、用紙1の搬送速度を一定とするようにDCモータ7を制御する機能を備える。
同図に示すように、用紙トレー9には、複数枚の用紙1が収納されており、繰り出しローラ10により1枚ずつ用紙トレー9から搬送経路上に繰り出される。
【0024】
用紙1の上面側には、この用紙1の搬送経路に沿って、巻き出し側のインクリボンロール2(未使用部分)、サーマルヘッド3、巻き取り側のインクリボン巻芯4(使用済み部分)が順に配置される。また、用紙1の搬送経路の下流側にはピンチローラ12が配置されている。インクリボンロール2から巻き出されたインクリボンは、用紙トレー9から繰り出された1枚の用紙1と重ね合わせられてサーマルヘッド3とプラテン5との間を通過した後、インクリボンコア4に巻き取られる。
【0025】
用紙1の下面側には、サーマルヘッド3に対向する位置にプラテン5が配置され、このプラテン5により用紙1がサーマルヘッド3の発熱抵抗体(図示なし)に適度に押圧される。また、ピンチローラ12に対向する位置にはフィードローラ11が配置される。これらピンチローラ12とフィードローラ11との間に用紙1を挟み込んでフィードローラ11が回転することにより、用紙1が搬送される。フィードローラ11は、ギヤ6を介してパルスモータ7に連結されており、このパルスモータ7がギヤ6を介してフィードローラ11を駆動する。パルスモータ7の制御はコントローラ8により行われ、このコントローラ8の制御の下に用紙が1ラインずつ搬送される。
なお、特に図示しないが、全体の動作を制御するためのマイクロコンピュータが搭載されており、このマイクロコンピュータによって、以下に説明する用紙搬送速度制御に必要とされる一連の処理が実行される。
【0026】
このサーマルプリンタの動作を説明する。
先に一般的なプリント動作を説明し、その後に用紙の搬送速度を一定に保つための制御(以下、用紙搬送速度制御と称す)の方法を説明する。
(1)プリント動作
初期状態ではピンチローラ12がフィードローラ11から離間した位置で待機している。動作が開始すると、用紙トレー9に収納された用紙1が、繰り出しローラ10により1枚ずつ搬送経路上に繰り出され、図1において左方から右方に搬送される。繰り出された用紙1の先端部がフィードローラ11とピンチロータ12との間を通過し、図示しないセンサにより検知されると、ピンチローラ12が上方より図示されないバネ機構によりフィードローラ11に押し付けられ、これにより用紙1がフィードローラ11とピンチローラとの間に挟み込まれる。このときの用紙1の位置がプリントのスタート位置とされる。
【0027】
次いで、プリント用の画像データに従ってサーマルヘッド3に通電パルスが供給され、サーマルヘッド3の抵抗体が発熱することで、1ラインずつ用紙1の上に画像がプリントされる。この場合、まずY色(イエロー)がプリントされ、その後、用紙1が一旦スタート位置に戻され、M色(マゼンタ)およびC色(シアン)の順で、3色が重なるように繰り返しプリントが行われる。最後に、必要に応じて用紙1のプリント面を保護するためのオーバコート層がプリントされる。
【0028】
(2)用紙搬送速度制御
続いて、上述のプリント動作と並行して、以下に説明するように、用紙の搬送速度を一定に保つための用紙搬送速度制御が行われる。以下、図2に示すフローに沿って、この用紙搬送速度制御の方法を説明する。
先ず、用紙1の搬送速度を算出する(ステップS11)。具体的には、DCモータ7を一定の電圧で作動させると共に、サーマルヘッド3を一定のエネルギー(電力)で発熱させ、これによりプリント動作をさせる。そして、このときの用紙1の搬送速度を計測する。用紙1の搬送速度は、例えば、前述の図8に示す発光素子102から放出された光が円盤101のスリットを通過して受光素子103に照射されることにより発生するパルス信号をカウントすることによって計測される。用紙1の搬送速度は、受光素子103から出力されるパルス信号のパルス数を時間で除算して算出する。
【0029】
続いて、用紙1の平均搬送速度を算出する(ステップS12)。この平均搬送速度は、上述のステップS11で計測された搬送速度に所定の係数を乗算することにより算出する。この係数は、パルス数を搬送速度に換算するためのものであると共に、プリントパターンによって変動する搬送速度を補正するものである。続いて、上述のステップS12で算出された平均搬送速度が目標範囲内か否かを判定する(ステップS13)。
【0030】
ここで、平均搬送速度が目標範囲内にない場合(ステップS13;NO)、目標範囲に対する搬送速度(算出値)の変分に応じて、DCモータ7の電源電圧が修正される(ステップS14)。即ち、算出された平均搬送速度が目標範囲の上限値よりも高い場合、DCモータ7の電源電圧を下げ、このDCモータの回転速度を低下させることにより、用紙1の搬送速度を下げる。逆に、算出された平均搬送速度が目標範囲の下限値よりも低い場合、DCモータ7の電源電圧を上げることにより搬送速度を上昇させる。用紙1の平均搬送速度が目標範囲に収まるまで、上述のステップS11〜S14を繰り返し行う。そして、用紙1の平均搬送速度が目標範囲内に収まると(ステップS13;YES)、その時点で設定されているDCモータ7の電源電圧が保持され、用紙1の搬送が行われる。
以上の用紙搬送速度制御により、サーマルヘッド3と用紙1との摩擦力が変動し、DCモータ7の負荷が変動したとしても、用紙1の搬送速度が一定となるようにDCモータ7の回転速度が制御される。従って、DCモータの回転速度が変化するもとに起因した濃度ムラや色ズレが防止される。
【0031】
上述の実施の形態1では、DCモータ7に供給される電源の電圧値を制御することにより回転速度を制御しているが(電圧制御)、チョッピング制御によりDCモータ7の電圧を供給している場合には、チョッピングのデューティを制御して回転速度を一定に調節すればよい。また、上述の用紙搬送速度制御を2回以上繰り返し行うことにより、DCモータの特性を安定化させることができる。さらに、上述の用紙搬送速度制御は、プリンタの工場出荷時、毎日のプリンタの立ち上げ時(電源投入時)、毎回のプリントの開始時(プリント動作開始時)など、各レベルで実施可能である。さらにまた、プリンタ自体で自己完結できる仕組み(プログラム)を組み込んでもよい。さらにまた、ラインごとにDCモータの平均速度を測定し、ラインごとにDCモータの電源電圧を再設定する手法をとってもよい。但しこの場には上述の用紙搬送速度制御が複数回繰り返されることになる。
【0032】
(実施の形態2)
以下、この発明の実施の形態2を説明する。
上述の実施の形態1では、DCモータ7の回転速度を一定に制御するものとしたが、この実施の形態2では、サーマルヘッドの通電時間と通電電力を制御することにより、濃度ムラの発生を防止する。この実施の形態2に係るサーマルプリンタは、前述の図1に示す実施の形態1の構成に対し、DCモータ7が一定電圧で作動する点と、サーマルヘッドの制御回路(図示なし)が通電時間および通電電力を最適に制御する機能を有する点で相違する。
なお、前述のマイクロコンピュータによって、以下に説明する通電制御に必要とされる一連の処理が実行される。
【0033】
以下、この実施の形態2に係るサーマルプリンタの動作(サーマルヘッドの通電制御方法)について、図3に示すフローに沿って説明する。
先ず、サーマルヘッド3とインクリボンの実温度を予測する(ステップS21)。即ち、サーマルヘッドの発熱条件(印画パターン)、周囲温度、サーマルヘッド温度、熱履歴、実質的に用紙とインクリボンに加えられるエネルギーから、サーマルヘッド表面とインクリボンとの接触界面の温度を予測する。続いて、上述のステップS21で予測された温度でのサーマルヘッド3とインクリボンとの間の摩擦係数を算出し、摩擦力を求める(ステップS22)。この摩擦力の算出にあたっては、予め実験的に摩擦係数の温度依存性を把握しておく。続いて、ステップS22で算出された摩擦係数に基づきDCモータによる用紙1の搬送速度Mを算出する(ステップS23)。
【0034】
次に、ステップS23で算出された搬送速度Mから、階調ごとに標準の搬送距離に対する通電時間tを算出する。即ち、搬送速度Mで用紙1を搬送した時に、目標とする1ドットあたりのプリントの長さL0を得るための標準の通電時間t(=L0/M)を階調値ごとに算出する(ステップS24)。続いて、印画階調に対応するエネルギーEと、上述のステップS24で算出された標準の通電時間(標準通電パルス時間)tとから、印画階調に対応する通電電力(印画電力)W(=E/t)を算出する(ステップS25)。エネルギーEは、階調数から標準的に決まるエネルギー値に、印画階調値と通電時間とから決まる補正エネルギー値を加えて得る。従って、通電電力Wは、上述のステップS24で算出された階調ごとの標準通電パルス時間に通電時間から決まる補正値を加えて算出されたものとなる。ここで、サーマルヘッドの発熱量を電圧Vにより制御する方式の場合、通電電力Wは、式「V2/R」により算出される。また、サーマルヘッドの発熱量を電流iにより制御する方式の場合、通電電力Wは、式「i2×R」により算出される。Rはサーマルヘッドの発熱抵抗体の抵抗値である。制御は総ドットのトータル電流で行う。
以上により、この実施の形態2によれば、用紙1の搬送速度が変動しても、通電時間tと通電電力Wが最適に制御され、濃度ムラの発生が防止される。
【0035】
(実施の形態3)
以下、この発明の実施の形態3を説明する。
この実施の形態3では、DCモータ7の回転速度の変動に伴うサーマルヘッドの放熱特性の変動に起因した濃度ムラの発生を防止するものであって、通電パルス時間を補正する機能を備えて構成される。即ち、この実施の形態3に係るサーマルプリンタは、前述の図1に示す構成に対し、コントローラ8に代えてコントローラ20を備えて構成され、コントローラ20は、図4に示すように、エンコーダ30の出力信号から通電パルスの補正量を演算する演算部21と、この演算結果と外部からのプリントデータとから通電パルスを生成してサーマルヘッド3に供給するヘッド制御部22から構成される。なお、演算部21は時間の経過を計測する機能をも有している。
なお、前述のマイクロコンピュータによって、以下に説明する通電制御に必要とされる一連の処理が実行される。
【0036】
以下、図6に示すフローに沿って、この実施の形態3の動作(サーマルヘッドの通電制御方法)を説明する。
先ず、ライン毎にDCモータ7による用紙1の搬送時間を算出する(ステップS31)。即ち、演算部21は、図8に示す受光素子103から出力されるパルス信号のパルス数と経過時間とから、用紙1を1ライン分だけ搬送するのに要する搬送時間tpをライン毎に算出する。具体的には、パルス数と経過時間から、1ライン分の用紙1の搬送距離Lpと搬送速度Mpと算出し、搬送距離Lpを搬送速度Mpで除算することにより搬送時間tp(=Lp/Mp)を得る。
【0037】
続いて、演算部21は、上述のステップS31で算出された搬送時間tpと標準の搬送時間tsとの差分Δt(=(L/M)−(L0/M0))を算出する(ステップS32)。ここで、標準の搬送時間tsは、標準的な1ライン分の搬送距離L0を標準的な搬送速度M0で除算して得られる値であり、目標とする搬送時間である。
続いて、演算部21は、上述のステップS32で算出された差分と、パターンデータとして外部から与えられる階調値に基づき通電時間の補正量を求める(ステップS33)。ここで、演算部21は、階調値と差分Δtとをパラメータとして補正量ΔPが規定されたテーブルを有している。このテーブルによれば、上述のステップS32で算出された差分Δtに対してパターンデータに応じた所望の階調を得るための通電時間tの補正量ΔPが得られる。
続いて、上述のステップS33で算出された補正量ΔPを用いて、通電時間(即ち通電パルスの幅)tを補正する(ステップS34)。具体的には、通電時間tに補正量ΔPを加算して、この加算結果を新たに通電時間tとする。
【0038】
図7に、通電パルスの補正例を示す。同図において、プリントの第1ライン目から各ラインのプリント時間を測定し、DCモータの回転速度が遅くなった場合には、逐次通電パルスの幅を補正する。この例では、第1ライン目よりも搬送速度が遅い第2ライン目では通電パルスの幅が補正量ΔP1だけ延長されている。また、第2ライン目よりもさらに搬送速度が遅い第3ライン目では、通電パルスの幅が補正量ΔP2(>ΔP1)だけ延長されている。このとき、補正量ΔPは、そのときの搬送速度に応じて、パターンデータにより与えられる印画濃度となるような値に選ばれる。逆に言えば、パターンデータにより与えられる印画濃度が得られるように、冷却期間を修正するものである。
以上により、この実施の形態3によれば、冷却特性が変化しても、パターンデータに応じた印画濃度階調を得ることができ、濃度ムラを防止することが可能になる。
【0039】
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば上述の実施の形態1に係る用紙搬送速度制御方法に、実施の形態2に係るサーマルヘッド通電制御方法を組み合わせてサーマルプリンタを構成してもよい。また、例えば上述の実施の形態1に係る用紙搬送速度制御方法に、実施の形態3に係るサーマルヘッド通電制御方法を組み合わせてサーマルプリンタを構成してもよい。さらに、例えば上述の実施の形態2に係るサーマルヘッド通電制御方法に、実施の形態3に係るサーマルヘッド通電制御方法を組み合わせてサーマルプリンタを構成してもよい。さらにまた、例えば上述の実施の形態1に係る用紙搬送速度制御方法に、実施の形態2に係るサーマルヘッド通電制御方法と、実施の形態3に係るサーマルヘッド通電制御方法とを組み合わせてサーマルプリンタを構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、用紙の搬送速度を計測し、この計測された搬送速度から用紙の平均搬送速度を算出し、この算出された平均搬送速度が目標範囲以内か否かを判定し、この判定結果に基づき、平均搬送速度が目標範囲以内になるようにDCモータに供給すべき電圧を修正するようにしたので、サーマルプリンタにおけるDCモータの回転速度の変動に起因した用紙搬送速度の変動を抑制することが可能となる。
また、サーマルヘッドと用紙との間の摩擦係数に基づきDCモータによる用紙の搬送速度を算出し、この搬送速度から標準の搬送距離に対する通電パルス時間を算出し、この通電パルス時間から印画諧調に対応する通電電力を算出するようにしたので、サーマルプリンタにおける各ドットの印画領域の変動を抑制することが可能となる。
さらに、ライン毎にDCモータによる用紙の搬送時間を算出し、この搬送時間と標準の搬送時間との差を算出し、この搬送時間の差と諧調値とからサーマルヘッドの通電パルス時間を補正するようにしたので、サーマルプリンタにおけるサーマルヘッドの冷却期間の変動を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るサーマルプリンタの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るサーマルプリンタの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るサーマルプリンタの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るサーマルプリンタのコントローラ部の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るサーマルプリンタのコントローラ部が備えるテーブルの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るサーマルプリンタの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3に係るサーマルプリンタにおける通電ンパルスの補正例を示す波形図である。
【図8】 用紙搬送距離を計測するための技術を説明するための図である。
【図9】 DCモータの回転速度の変動に起因した問題(印画領域の変動)を説明するための図である。
【図10】 DCモータの回転速度の変動に起因した問題(冷却期間の変動)を説明するための図である。
【符号の説明】
1…用紙、2…インクリボンロール(巻き出し側)、3…サーマルヘッド、4…インクリボンコア(巻き取り側)、5…プラテン、6…ギア、7…DCモータ、8…コントローラ部、9…用紙トレー、10…繰り出しローラ、20…コントローラ部、21…演算部、22…ヘッド制御部。

Claims (4)

  1. 用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタのサーマルヘッド通電制御方法において、
    (a)印画パターンにより定まる前記サーマルヘッドの発熱条件、前記サーマルヘッドの周辺温度、サーマルヘッド温度、熱履歴及び実質的に用紙とインクリボンに加えられるエネルギーから前記サーマルヘッド表面とインクリボンとの接触界面の温度を予測し、予め実験的に把握している、前記サーマルヘッドとインクリボンとの間の摩擦係数の温度依存性を参照し、前記予測された前記サーマルヘッド表面とインクリボンとの接触界面の温度に対応する摩擦係数を求め、該摩擦係数に基づいて前記サーマルヘッドと前記インクリボンとの間の摩擦力を求める第1のステップと、
    (b)前記第1のステップで求めた摩擦力による負荷を考慮して前記DCモータによる前記用紙の搬送速度を算出する第2のステップと、
    (c)前記第2のステップで算出された搬送速度から階調ごとに標準の搬送距離に対する通電パルス時間を算出する第3のステップと、
    (d)前記第3のステップで算出された階調ごとの標準通電パルス時間に通電時間から決まる補正値を加え、印画階調に対応する通電電力を算出する第4のステップと、
    を含むことを特徴とするサーマルヘッド通電制御方法。
  2. 用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタのサーマルヘッド通電制御方法において、
    (a)ライン毎に前記DCモータによる用紙の搬送時間を算出する第1のステップと、
    (b)前記第1のステップで算出された搬送時間と標準の搬送時間との差を算出する第2のステップと、
    (c)前記第2のステップで算出された搬送時間の差と階調値とからサーマルヘッドの通電パルス時間を補正する第3のステップと、
    を含むことを特徴とするサーマルヘッド通電制御方法。
  3. 用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタであって、前記請求項1に記載されたサーマルヘッド通電制御方法を用いてサーマルヘッドの通電を制御するように構成されたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  4. 用紙を搬送するための動力源としてDCモータを内蔵した1ラインずつ用紙に画像をプリントするサーマルプリンタであって、前記請求項2に記載されたサーマルヘッド通電制御方法を用いてサーマルヘッドの通電を制御するように構成されたことを特徴とするサーマルプリンタ。
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