JP2007076362A - プリンタ、およびサーマルヘッドへのパルス通電方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】昇華型のプリンタにおいて、サーマルヘッド中の各ドットに対応して設けられた発熱抵抗体を、そのプリント用紙移動方向の長さが解像度と略同じか、または、それよりも短い長さを持つ発熱抵抗体とする。そして、プリント用紙の1ライン分の搬送を、パルスモータの2ステップ駆動で行う場合に、パルスモータの各駆動パルスに同期して、発熱抵抗体に対する通電パルスパターンによる通電を2回繰り返す。また、ICカバーの形状を工夫することにより、プリント用紙後端部におけるプリント品質の劣化を抑止する。
【選択図】図1
Description
第1に、中間濃度、低階調部でドット自体の濃度分布が見られ不鮮明になり結果としてぼやけた画像になる。
第2に、高濃度部ではドットがつながり濃度が出るが低階調部では、ドットが離れドットが粒状に見られる。結果としてざらついた画像になる。
第3に、プリント結果の解像度以上の範囲を発熱させるため、発色に必要なエネルギー以上に電力が必要となる。
従って、このような問題点を解決する方法が望まれていた。
第2の方法として、ICカバー51をできる限り発熱抵抗体18の近くまで延伸し、プリント用紙32をガイドする方法がある。この場合でも、例えば4mm程度の余白は必要になる。
しかしながら、本発明は、発熱抵抗体の長さ(プリンタ用紙移動方向の長さ)を解像度以上に長くする必要があったことにより生じている問題の解決を目的としており、従来技術の感熱記録装置とは、発明の目的と構成が異なるものである。
しかしながら、本発明は、発熱抵抗体の長さを解像度以上に長くする必要があったことにより生じている問題の解決を目的としており、従来技術の感熱記録装置とは、発明の目的と構成が異なるものである。
このように、発熱抵抗体を長くすることにより、第1に、中間濃度、低階調部でドット自体の濃度分布が見られ不鮮明になり結果としてぼやけた画像になる。第2に、高濃度部ではドットがつながり濃度が出るが、低階調部ではドットが離れドットが粒状に見られる。
結果としてざらついた画像になる。第3に、プリント結果の解像度以上の範囲を発熱させるため、発色に必要なエネルギー以上に電力が必要となるという問題が生じていた。
このような構成により、サーマルヘッドの発熱抵抗体の長さを解像度の半分以下とし、プリントする階調に応じた通電パルスパターンによるパルス通電を、複数回繰り返す。
これにより、昇華型プリンタにおけるプリント品質の向上が図れる。また、プリントに必要な電力を低減することができ、コストダウンが図れる。さらに、サーマルヘッドの蓄熱によるプリント劣化も軽減される。
このような構成により、発熱抵抗体への通電パルスパターンによる通電を、複数の種類の通電パルスパターンにより行う。
これにより、プリント表現できる階調数を増加することができる。
このような構成により、プリント用紙の1ライン搬送を、パルスモータのnステップ駆動で行う場合に、パルスモータに印加される各駆動パルスに同期して、通電パルスパターンによるパルス通電をn回行う。
これにより、昇華型プリンタにおけるプリント品質の向上が図れる。また、プリントに必要な電力を低減することができ、コストダウンが図れる。さらに、サーマルヘッドの蓄熱によるプリント劣化も軽減される。また、発熱抵抗体に対し、n回の異なるパルスパターンによる通電を行うことにより、プリント表現できる階調数を増加することができる。
このような手順により、サーマルヘッドの発熱抵抗体の長さを解像度の半分以下とし、プリントする階調に応じた通電パルスパターンによるパルス通電を、複数回繰り返す。
これにより、昇華型プリンタにおけるプリント品質の向上が図れる。また、プリントに必要な電力を低減することができ、コストダウンが図れる。さらに、サーマルヘッドの蓄熱によるプリント劣化も軽減される。
このような構成により、ICカバーの中央部分側の先端部を、紙送り方向側に伸ばし、発熱抵抗体およびプラテンロールに接近させる。また、ICカバーの両端部分側は、紙送り方向側に対して、中央部分側よりも短くする。すなわち、プリント用紙の後端部におけるプリント濃度の変化、横筋の発生などのプリント品質の低下を防止するために、ICカバーは極力発熱抵抗体およびプラテンロールに近づけることが望ましい。しかし、ICカバーを全体的に発熱抵抗体に近づけるとインクリボンにシワが発生しプリント面に色抜けがでる。この色抜けはインクリボンの両端部に発生しやすい。このため、ICカバーの形状を、シワの発生する両端部側は、発熱抵抗体およびプラテンロールから離れた位置とし、中央部分側は、プリント用紙後端部のプリント品質を確保するために発熱抵抗体およびプラテンロールに近づけた形状にする。
これにより、昇華プリンタにおいてプリント用紙の後端部で発生するプリント品質の劣化を改善でき、また、この改善策による副作用であるインクリボンのシワの発生を抑制できる。さらに、プリント用紙後端部の余白(切りくずの部分)を短くすることができ、消耗品のコストダウンにつながる。
このような構成により、ICカバーの中央部分側の先端部を、紙送り方向側に伸ばし、発熱抵抗体およびプラテンロールに接近させる。また、ICカバーの両端部分は、紙送り方向側に対して、中央部分よりも短くする。すなわち、プリント用紙の後端部におけるプリント濃度の変化、横筋の発生などのプリント品質の低下を防止するために、ICカバーは極力発熱抵抗体およびプラテンロールに近づけることが望ましい。しかし、ICカバーを全体的に発熱抵抗体に近づけるとインクリボンにシワが発生しプリント面に色抜けがでる。この色抜けはインクリボンの両端部に発生しやすい。このため、ICカバーの形状を、シワの発生する両端部側は、発熱抵抗体およびプラテンロールから離れた位置とし、中央部分側は、プリント用紙後端部のプリント品質を確保するために発熱抵抗体およびプラテンロールに近づけた形状にする。
これにより、昇華プリンタにおいてプリント用紙の後端部で発生するプリント品質の劣化を改善でき、また、この改善策による副作用であるインクリボンのシワの発生を抑制できる。さらに、プリント用紙後端部の余白(切りくずの部分)を短くすることができ、消耗品のコストダウンにつながる。
このような構成により、ICカバーの中央部分側の先端を、発熱抵抗体のプリント位置から約4mm以下の位置まで延伸する。これにより、プリント用紙の後端部のプリント品質の劣化を防ぐための余白(切りくずとなる部分)を約4mm以下に低減できる。
このような構成により、プリント対象画像が、例えば、Lサイズ、2Lサイズのような写真サイズの場合には、両端部分の寸法(主走査方向の長さ)を概略20mmとし、中央部分の寸法(主走査方向の長さ)を概略「インクリボン幅―2×20mm」とし、中央部分と両端部分との発熱抵抗体方向への寸法差を概略3mmとする。
これにより、昇華プリンタにおいて写真サイズのプリントを行う場合に、プリント用紙の後端部で発生するプリント品質の劣化を改善でき、また、この改善策による副作用であるインクリボンのシワの発生も抑制できる。
図1は、本発明のプリンタにおける発熱抵抗体へのパルス通電方法について説明するための図である。
図1(a)は、従来例の通電パルスパターンの例を示す図である。サーマルヘッドの発熱抵抗体への通電は、一般的に用紙を搬送するパルスモータと同期をとり行われている。
例えば、1ラインプリントでパルスモータを2ステップで駆動し、プリント用紙の1ライン分の搬送を1/2ずつ行う場合に、パルスモータへの1パルス目(符号aで示すパルス)をトリガーにして、発熱抵抗体に通電パルスパターンによりパルス通電し(符号bで示す部分)、プリントを開始する。
しかし、本発明の方法(図2に示す方法)を用いることにより、トータルのパルス数を1024としても、256の4乗の階調が表現できるようになる。
次に、本発明の第2の実施の形態として、昇華プリンタにおいてプリント用紙の後端部で発生するプリント品質の劣化を改善する例について説明する。
Claims (8)
- インクリボンを用紙に押し当て、該インクリボンに対してサーマルヘッドにより熱を加えることによってインクをプリント用紙に転写し印刷を行うプリンタであって、
前記サーマルヘッド中の各ドットに対応して設けられ、そのプリント用紙移動方向の長さが解像度と略同じか、または、それよりも短い長さを持つ発熱抵抗体と、
プリントする階調値に対応付けて前記発熱抵抗体に印加する通電パルスパターンを保持する通電パルスパターン保持部と、
前記プリント用紙への1ライン分のプリントごとに、前記発熱抵抗体への通電パルスパターンによる通電を、複数回繰り返して行う通電パルス発生部と
を備えることを特徴とするプリンタ。 - 前記発熱抵抗体への通電パルスパターンによる複数回の通電を、複数の種類の通電パルスパターンにより行う通電パルス発生部を
備えることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。 - プリント用紙の1ライン分の搬送を、パルスモータのnステップ駆動により行うパルスモータ駆動部と、
前記パルスモータの各駆動パルスに同期して、前記発熱抵抗体に対する通電パルスパターンによる通電をn回繰り返す通電パルス発生部と
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ。 - インクリボンを用紙に押し当て、該インクリボンに対してサーマルヘッドにより熱を加えることによってインクをプリント用紙に転写し印刷を行うプリンタにおけるサーマルヘッドへのパルス通電方法であって、
前記サーマルヘッド中の各ドットに対応して設けられた発熱抵抗体を、そのプリント用紙移動方向の長さが解像度と略同じか、または、それよりも短い長さを持つ発熱抵抗体で構成する手順と、
プリントする階調値に対応付けて前記発熱抵抗体に印加する通電パルスパターンを保持する手順と、
前記プリント用紙への1ライン分のプリントごとに、前記発熱抵抗体への通電パルスパターンによる通電を、複数回繰り返して行う手順と
を含むことを特徴とするサーマルヘッドへのパルス通電方法。 - ライン配列された発熱抵抗体と該発熱抵抗体を駆動するICを有するサーマルヘッドを備え、該サーマルヘッドとプラテンロールとの間にインクリボンとプリント用紙とを挟持し、前記発熱抵抗体によりインクリボンに熱を加えることによってインクをプリント用紙に転写し印刷を行うプリンタであって、前記ICを保護し、かつ前記インクリボンおよびプリント用紙が前記発熱抵抗体およびプラテンロールに向かうパスラインを形成するためのICカバーを備えるプリンタにおいて、
前記パスラインを形成するICカバーの形状が、
主走査方向の幅がインクリボンの幅以上であり、
該ICカバーを紙送り方向から見て、中央部分側(中央部分および中央から所定の範囲の部分)が、両端部分側(端部から中央に向かう所定の範囲の部分)よりも、前記発熱抵抗体およびプラテンロールに接近して延伸されていること
を特徴とするプリンタ。 - ライン配列された発熱抵抗体と該発熱抵抗体を駆動するICを有するサーマルヘッドを備え、該サーマルヘッドとプラテンロールとの間にインクリボンとプリント用紙とを挟持し、前記発熱抵抗体によりインクリボンに熱を加えることによってインクをプリント用紙に転写し印刷を行うプリンタであって、前記ICが前記発熱抵抗体の表面と略同一面上に、かつ該発熱抵抗体に対し紙送り方向と反対側の位置に配置され、また、前記ICを保護し、かつ前記インクリボンおよびプリント用紙が前記発熱抵抗体およびプラテンロールに向かうパスラインを形成するためのICカバーを備えるプリンタにおいて、
前記パスラインを形成するICカバーの形状が、
主走査方向の幅がインクリボンの幅以上であり、
該ICカバーを紙送り方向から見て、中央部分側(中央部分および中央から所定の範囲の部分)が、前記発熱抵抗体およびプラテンロールに向かい、該発熱抵抗体およびプラテンロールによるプリント位置の近傍まで延伸され、両端部分側(端部から中央に向かう所定の範囲の部分)が、前記発熱抵抗体およびプラテンロールに向かい、中央部分側よりも短く延伸されたこと
を特徴とするプリンタ。 - 前記ICカバーの中央部分側が、前記発熱抵抗体およびプラテンロールによるプリント位置から概略4mm以下の位置まで延伸されたこと
を特徴とする請求項5または請求項6に記載のプリンタ。 - プリント対象画像が写真サイズである場合に、
前記ICカバーの両端部分側の主走査方向の寸法が、端部から概略20mmであり、
前記中央部分側の主走査方向の寸法が、概略「インクリボン幅―2×20mm」であり、
前記中央部分側と両端部分側との発熱抵抗体方向への寸法差が概略3mmであること
を特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006201070A JP2007076362A (ja) | 2005-08-15 | 2006-07-24 | プリンタ、およびサーマルヘッドへのパルス通電方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005235204 | 2005-08-15 | ||
JP2006201070A JP2007076362A (ja) | 2005-08-15 | 2006-07-24 | プリンタ、およびサーマルヘッドへのパルス通電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007076362A true JP2007076362A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37937097
Family Applications (1)
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JP2006201070A Pending JP2007076362A (ja) | 2005-08-15 | 2006-07-24 | プリンタ、およびサーマルヘッドへのパルス通電方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009233929A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Toshiba Hokuto Electronics Corp | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08244265A (ja) * | 1995-03-14 | 1996-09-24 | Mitsubishi Electric Corp | 中間調記録方法及び装置 |
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2006
- 2006-07-24 JP JP2006201070A patent/JP2007076362A/ja active Pending
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