JP4606072B2 - 磁気検出素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は電流損失を抑えて再生出力を増加させることのできる磁気検出素子の製造方法に関する。
図13は磁気抵抗効果型素子2を有する磁気検出素子1の平面図であり、図14は図13に示された磁気検出素子1を記録媒体との対向面F側からみた部分断面図である。
磁気検出素子1は磁気抵抗効果素子2を有している。この磁気抵抗効果素子2のトラック幅方向(図示X方向)の両側部にハードバイアス層3,3が形成され、ハードバイアス層3,3の上に電極層4,4が積層されている。
磁気抵抗効果素子2は図15に示されるように、PtMnなどで形成される反強磁性層5、CoFeなどの強磁性材料で形成される固定磁性層6、Cuなどの非磁性材料で形成される非磁性材料層7、NiFeなどの強磁性材料で形成されるフリー磁性層8、Taなどからなる保護層9が下から順次積層された多層膜構造を有しているスピンバルブ型のGMR素子である。
外部磁界が印加されていない状態で、フリー磁性層8の磁化はハードバイアス層3,3によって図示X方向にそろえられている。外部磁界が図示Y方向、すなわち磁気検出素子のトラック幅方向と直交する方向(ハイト方向)から磁気抵抗効果素子に印加されるとフリー磁性層8の磁化が回転する。固定磁性層6の磁化方向は反強磁性層5との交換結合磁界によって固定されており、外部磁界の大きさによってフリー磁性層8の磁化と固定磁性層6の磁化の相対的な向きが変化する。フリー磁性層8の磁化と固定磁性層6の磁化の相対的な向きが変化すると磁気抵抗効果素子2の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を磁気抵抗効果素子2に流れる電流又は電極層4,4間の電圧の変化として検出する。
磁気抵抗効果素子2のトラック幅方向(図示X方向)長さが磁気検出素子1のトラック幅Twであり、ハイト方向(図示Y方向)長さが磁気検出素子1のハイト方向長さHである。
磁気検出素子1の製造方法を説明する。
まず、基板上にPtMnなどで形成される反強磁性層5、CoFeなどの強磁性材料で形成される固定磁性層6、Cuなどの非磁性材料で形成される非磁性材料層7、NiFeなどの強磁性材料で形成されるフリー磁性層8、Taなどからなる保護層9をそれぞれべた膜状態で成膜し、磁気抵抗効果素子2となる多層膜Tを形成する。
次に、図16に示されるように、多層膜Tのトラック幅Twの領域を残してその両側を削って凹部10,10を形成する。次に、図17に示されるように、凹部10,10内にCo−Ptからなるハードバイアス層3,3、電極層4,4を成膜する。なお、多層膜T(磁気抵抗効果素子2)の上にレジストからなるマスク層R(図16では図示せず)を形成し、このマスク層Rをマスクとして凹部10,10のエッチング及びハードバイアス層3,3、電極層4,4の成膜を行なっている。
次に、図18の平面図に示されるように、磁気検出素子2の後端部となる線Bよりハイト方向前方(図示Y方向と反対方向)の多層膜T、電極層4,4をレジストからなるマスク層R1でマスクし、イオンミリングによって、線Bよりハイト方向後方(図示Y方向)の多層膜T、電極層4,4を削る。
図19は図18の状態の多層膜Tとマスク層R1をE−E線で切断し矢印方向から見た断面図であり、図20は、イオンミリングによって、線Bよりハイト方向後方(図示Y方向)の多層膜T、電極層4,4を削った後の状態を示す断面図である。なお、多層膜Tの前端Aは完成した磁気抵抗効果素子2の前端よりもハイト方向前方(図示Y方向と反対方向)の任意の位置にする。
マスク層R1を除去し、さらに、多層膜Tを前端Aから研磨して、ハイト方向長さをHにすると図21に示された磁気検出素子1が得られる。
このような、磁気検出素子の製造方法は特許文献1に記載されている。
特開平11−175922号公報(第2頁、第3頁、図5、図6、図7)
図16から図21に示された従来の製造方法では、マスク層R1をリフトオフ用の2層レジストを用いて形成している。この2層レジストはマスク層の除去を容易にするために切れ込み部Sが形成されている。
しかし、図19に示されるイオンミリング工程において多層膜T及びハードバイアス層3,3、電極層4,4の削りカスが切れ込み部S内に入りこみ、図22に示されるように、導電性の付着物Gが多層膜T1の上に付着してしまう。
図22に示された工程の後、多層膜Tの周囲にアルミナなどの絶縁性材料からなる絶縁層10を成膜する。その後、マスク層R1を除去して、図24に示されるように、絶縁層10及び多層膜Tの上に、絶縁性のギャップ層11及び磁性材料性のシールド層12を成膜する。最後に、多層膜T、ギャップ層11、シールド層12の記録媒体との対向面側(図示左側)を研磨し、磁気抵抗効果素子2の直流抵抗値DCRが所定の値になるように、磁気抵抗効果素子のハイト方向長さHを調節する。
図25のように多層膜Tの上に導電性の付着物Gが付着していると、付着物Gにシャント電流が流れて磁気検出素子の再生出力が低下する。特に、磁気検出素子の小型化に伴って、ハイト方向長さHが小さくなるほど、磁気抵抗効果素子2の体積に対する付着物Gの体積の割合が大きくなりシャント電流損失が増大する。
また、多層膜Tの上面に付着物Gが付着することで、ギャップ層11の絶縁性が低下し、磁気抵抗効果素子2からシールド層12にリーク電流が流れやすくなり、再生出力が低下する。また、磁気抵抗効果素子2の上面形状が不規則な形状になり、磁気検出素子の品質を均一に保つことが困難になる。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、磁気抵抗効果素子の上面に導電性材料の付着物が堆積することを防止し、磁気検出素子のシャント電流損失を低減して再生出力を向上させることのできる磁気検出素子を提供するための磁気検出素子の製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、磁性材料層と非磁性材料層が積層されている磁気抵抗効果型素子を有する磁気検出素子の製造方法において、
(a)基板上に磁性材料層と非磁性材料層が積層された多層膜を成膜する工程と、
(b)前記多層膜上に絶縁層及び第1金属層を成膜する工程と、
(c)前記第1金属層の上に所定形状の第2金属層を積層し、前記第2金属層をマスクとして、反応性イオンエッチングによって前記第1金属層及び前記絶縁層を前記所定形状にする工程と、
(d)前記所定形状の第1金属層をマスクとして、前記多層膜をイオンミリングを用いて削り、前記多層膜を前記所定形状にする工程を有することを特徴とするものである。
本発明では、前記第1金属層を前記多層膜のイオンミリング加工時のマスク層として用いる。従来マスク層として用いられていたリフトオフ用のレジストは、下部に切れ込みが形成されていたが、この第1金属層は前記多層膜の上に均一な膜厚で積層され、切れ込みは形成されない。従って、前記多層膜の上面は前記第1金属層で完全に覆われているので、イオンミリングで削られた多層膜の削りカスが前記多層膜の上面に再付着することを防止できる。
また、本発明では、前記第1金属層のエッチングを反応性イオンエッチングを用いて行なうことにより、前記多層膜の上面が過度に削られることを抑えることができる。さらに、前記多層膜をイオンミリングを用いて加工するので、前記多層膜の腐食を防止することができる。
本発明では、前記第1金属層をArイオンを用いたイオンミリングによるミリング速度が前記多層膜の前記ミリング速度よりも遅い材料を用いて形成することが好ましい。
これにより、前記第1金属層の膜厚を薄くすることが可能になる。
具体的には、例えば、前記第1金属層をTa、W、又はTiのいずれか1種又は2種以上を用いて形成することが好ましい。
また、本発明では、前記(c)工程において、前記第1金属層の上に所定形状の第2金属層を積層し、この第2金属層をマスクとして前記第1金属層及び前記絶縁層を前記所定形状に形成する。
前記第2金属層を前記第1金属層のエッチング工程における前記マスク層として用いると、前記第1金属層の側面を基板表面に対する垂直面に近い面にできる。その結果、前記多層膜の側面も基板表面に対する垂直面に近い面になり、磁気抵抗効果素子の寸法精度を向上させることができる。
前記第2金属層は例えばCr、Ni、又はFeのいずれか1種又は2種以上を用いて形成することが好ましい。
本発明では前記反応性イオンエッチングのガスとして例えばCF、C、又はSFを使用する。
本発明では、
前記(a)工程と前記(b)工程の間に、
(e)前記多層膜の第1の方向の両側部を削って前記多層膜の前記第1の方向の寸法を所定長さにする工程を有し、
前記第1の方向と交差する方向を第2の方向としたときに、
前記(c)工程において、前記第1金属層の前記第2の方向の長さ寸法を所定長さにすることが好ましい。
本発明の特徴である第1金属層をマスクとして用いるイオンミリングは、前記多層膜の前記第1の方向の寸法を所定長さにする工程の後に行なうとより効果的である。
また、前記第1の方向を磁気検出素子のトラック幅方向、前記第2の方向を前記第1の方向と直交するハイト方向とし、
前記(d)工程の後に、
(f)前記磁気検出素子の記録媒体との対向面側を削り、前記磁気抵抗効果素子の前記ハイト方向長さを0.15μm以下にするとき、本発明は特に有効である。
本発明では、前記第1金属層のミリング速度をR1(Å/min)、前記第1金属層の膜厚をt1(Å)、前記多層膜のミリング速度をR2(Å/min)、前記多層膜の膜厚をt2(Å)、前記絶縁層のミリング速度をR3(Å/min)、前記絶縁層の膜厚をt3(Å)としたとき、
(t1/R1)+(t3/R3)>t2/R2
であることが好ましい。ここで、ミリング速度とは前記第1金属層、前記絶縁層、前記多層膜の単位時間当りの削り量である。
各層の膜厚及びミリング速度を上記のように設定すると、前記(d)工程において前記多層膜のイオンミリングによる研削が終了したときに、残存する前記多層膜上に前記第1金属層又は前記絶縁層が残っていることになり、前記多層膜の上面が保護される。
さらに、前記第1金属層のミリング速度をR1(Å/min)、前記第1金属層の膜厚をt1(Å)、前記多層膜のミリング速度をR2(Å/min)、前記多層膜の膜厚をt2(Å)としたとき、
(t1/R1)<(t2/R2)
であることが好ましい。ここで、ミリング速度とは前記第1金属層、前記多層膜の単位時間当りの削り量である。
各層の膜厚及びミリング速度を上記のように設定すると、前記(d)工程において前記多層膜のイオンミリングによる研削が終了したときに、残存する前記多層膜上の前記第1金属層は完全に除去され、前記絶縁層のみが残っていることになる。
本発明では、前記第1金属層を前記多層膜のイオンミリング加工時のマスク層として用いる。従来マスク層として用いられていたリフトオフ用のレジストは、下部に切れ込みが形成されていたが、この第1金属層は前記多層膜の上に均一な膜厚で積層され、切れ込みは形成されない。従って、前記多層膜の上面は前記第1金属層で完全に覆われているので、イオンミリングで削られた多層膜の削りカスが前記多層膜の上面に再付着することを防止できる。
また、本発明では、前記第1金属層のエッチングを反応性イオンエッチングを用いて行なうことにより、前記多層膜の上面が過度に削られることを抑えることができる。さらに、前記多層膜をイオンミリングを用いて加工するので、前記多層膜の腐食を防止することができる。
図1は本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示すための、磁気検出素子の製造工程を示す平面図であり、図2及び図3は製造工程にある磁気検出素子を記録媒体との対向面側から見た部分断面図である。図4は磁気検出素子の製造工程を示す平面図であり、図5から図10は製造工程にある磁気検出素子を図4のC−C線で切断して矢印方向から見た断面図である。
本実施の形態によって形成された磁気検出素子の平面図は図13に示された平面図と同じであり、記録媒体との対向面側からみた断面図は図14に示された部分断面図と同じであるので説明を省略する。本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を説明する。
まず、基板上にNiFeなどで形成されるシールド層21、アルミナや酸化ケイ素などの絶縁性材料で形成されるギャップ層22、磁気抵抗効果素子となる多層膜T1を形成する。多層膜T1は下からPtMnなどで形成される反強磁性層、CoFeなどの強磁性材料で形成される固定磁性層、Cuなどの非磁性材料で形成される非磁性材料層、NiFeなどの強磁性材料で形成されるフリー磁性層、Taなどからなる保護層をそれぞれべた膜状態で成膜したものであり、磁気抵抗効果素子となるものである。本実施の形態で完成した磁気抵抗効果素子を、図11に磁気抵抗効果素子20として示す。
次に、図1に示されるように、多層膜T1のトラック幅Twの領域を残してその両側を削って凹部14,14を形成する。多層膜T1の残された領域が磁気抵抗効果素子20になる。次に、図2に示されるように、凹部14,14内にCo−Ptからなるハードバイアス層15,15、電極層16,16を成膜する。なお、多層膜T1の上にレジストからなるマスク層R2(図1では図示せず)を形成し、このマスク層R2をマスクとして凹部14,14のエッチング及びハードバイアス層15,15、電極層16,16の成膜を行なっている。
電極層16,16を成膜した後、マスク層R2を除去する。
次に、図3に示される工程では、多層膜T1及び電極層16,16の上に、絶縁層23、第1金属層24、第2金属層25をスパッタ法を用いて成膜する。絶縁層23をアルミナ(Al)、酸化ケイ素(SiO)、第1金属層24をTa、W、又はTiのいずれか1種又は2種以上を用いて形成することが好ましい。また、第2金属層25をCr、Ni、又はFeのいずれか1種又は2種以上を用いて形成することが好ましい。
また、この第2金属層25をマスク層とすることが好ましい。
本発明では、第1金属層24のミリング速度をR1(Å/min)、第1金属層24の膜厚をt1(Å)、多層膜T1のミリング速度をR2(Å/min)、多層膜T1の膜厚をt2(Å)、絶縁層23のミリング速度をR3(Å/min)、絶縁層23の膜厚をt3(Å)としたとき、
(t1/R1)+(t3/R3)>t2/R2
となるように各膜厚を設定する。ここで、ミリング速度とは、Arを用いた同一条件下のイオンミリングによる、第1金属層24、絶縁層23、多層膜T1の単位時間当りの削り量である。
例えば第1金属層24の膜厚t1は200Å〜350Å、多層膜T1の膜厚t2は250Å〜400Å、絶縁層25の膜厚t3は50Å〜100Å、第2金属層25の膜厚t4は20Å〜50Åである。
さらに、第1金属層24のミリング速度をR1(Å/min)、第1金属層24の膜厚をt1(Å)、多層膜T1のミリング速度をR2(Å/min)、多層膜T1の膜厚をt2(Å)としたとき、
(t1/R1)<(t2/R2)
となるように各膜厚を設定することが好ましい。
次に、図4の平面図に示されるように、磁気抵抗効果素子20の後端部となる線B1よりハイト方向前方(図示Y方向と反対方向)の第2金属層25、電極層16,16をレジストからなるマスク層R3でマスクする。
図5は図4の状態の第2金属層25、第1金属層24、絶縁層23、多層膜T1とマスク層R3をC−C線で切断し矢印方向から見た断面図である。
なお、マスク層R3の前端A1は完成した磁気抵抗効果素子20の前端(図4の2点鎖線D−D線で示す)よりもハイト方向前方(図示Y方向と反対方向)の任意の位置にする。
次に、図6に示される工程では、第2金属層25のマスク層R3によってマスクされていない領域をイオンミリングで削る。第2金属層25のイオンミリングによる加工の後、マスク層R3を除去する。
次に、図7に示される工程では、第2金属層25をマスクとし反応性イオンエッチングによって、第1金属層24及び絶縁層23をエッチングする。反応性イオンエッチングのガスとして例えばCF、C、又はSFを使用する。
さらに、図8に示される工程では、第1金属層24及び絶縁層23をマスクとし、多層膜T1、電極層16,16、ハードバイアス層15,15をイオンミリングによって削る。
前述したように 、第1金属層24のミリング速度をR1(Å/min)、第1金属層24の膜厚をt1(Å)、多層膜T1のミリング速度をR2(Å/min)、多層膜T1の膜厚をt2(Å)、絶縁層23のミリング速度をR3(Å/min)、絶縁層23の膜厚をt3(Å)としたとき、
(t1/R1)+(t3/R3)>t2/R2
となるように各膜厚を設定している。このため、多層膜T1のマスクされていない領域がイオンミリングによって完全に削られたときに、第1金属層24あるいは絶縁層23のいずれかはまだ残存しておりマスク層としての機能を完全に果たすことができる。
さらに、(t1/R1)<(t2/R2)となるように各膜厚を設定することにより、多層膜T1のマスクされていない領域がイオンミリングによって完全に削られたときに、第1金属層24は完全に削られて絶縁層23のみが残存している状態になる。
次に、図9に示される工程では、ギャップ層22及び絶縁層23の上に、アルミナ(Al)又は酸化ケイ素(SiO)からなるギャップ層30をスパッタ法によって成膜し、ギャップ層30の上にNiFeなどの磁性材料からなるシールド層31をメッキ法またはスパッタ法によって成膜する。
さらに、図10に示されるように、多層膜T1の前端T1bを研磨して、ハイト方向長さをH1にすると磁気抵抗効果素子20を有する磁気検出素子40が得られる。
本発明では、第1金属層24を多層膜T1のイオンミリング加工時のマスク層として用いる。従来マスク層として用いられていたリフトオフ用のレジストは、下部に切れ込みが形成されていたが、この第1金属層24は多層膜T1の上に均一な膜厚で積層され、切れ込みは形成されない。従って、多層膜T1の上面は第1金属層24及び絶縁層23で完全に覆われているので、イオンミリングで削られた多層膜T1の削りカスが多層膜T1の上面に再付着することを防止できる。
また、本発明では、第1金属層24のエッチングを反応性イオンエッチングを用いて行なうことにより、多層膜T1の上面が過度に削られることを抑えることができる。さらに、多層膜T1をイオンミリングを用いて加工するので、多層膜T1の腐食を防止することができる。
本発明では、第1金属層24の上に第2金属層25を積層せず、レジスト層R3をマスクとして反応性イオンエッチングを行なってもよい。ただし、図7に示されるように、第2金属層25を第1金属層24のエッチング工程におけるマスク層として用いると、第1金属層24の側面24a、24a及び絶縁層23の側面23a、23aを基板表面に対する垂直面に近い面にできる。その結果、多層膜T1の側面Ta、Taも基板表面に対する垂直面に近い面になり、磁気抵抗効果素子の寸法精度を向上させることができる。
なお、第1金属層24をArイオンを用いたイオンミリングによるミリング速度が多層膜T1のミリング速度よりも遅い材料を用いて形成することが好ましい。
これにより、第1金属層24の膜厚を薄くすることが可能になる。
本実施の形態では、図1に示されるように、まず多層膜T1のトラック幅方向(第1の方向)の両側部を削って多層膜T1のトラック幅方向の寸法Twを所定長さにし、その後で、トラック幅方向と直交するハイト方向(第2の方向)の長さ寸法を所定長さにするイオンミリング工程を行なっている。
多層膜T1のトラック幅方向の寸法をTwにするイオンミリング工程の後に、ハイト方向の長さ寸法を所定の長さにするイオンミリング工程を行なうとき、従来のように2層レジストをマスク層として用いるイオンミリングを用いると、多層膜T1の上面に付着物が付着しやすい。
本発明のように、第1金属層24をマスクとして用いるイオンミリングを、多層膜T1のトラック幅方向の寸法Twを所定長さにする工程の後の、ハイト方向(第2の方向)の長さ寸法を所定長さにするイオンミリング工程に用いると効果的である。
ただし、多層膜T1のトラック幅方向の寸法をTwにするイオンミリング工程を第1金属層24をマスクとして用いて行なってもよい。
本発明では、磁気抵抗効果素子に余分な導電性の付着物が付着しないので、ハイト方向長さH1が0.15μm以下である磁気抵抗効果素子を形成しても再生出力の低下は発生しない。
完成した磁気検出素子40は磁気抵抗効果素子20を有している。この磁気抵抗効果素子20のトラック幅方向(図示X方向)の両側部にハードバイアス層15,15が形成され、ハードバイアス層15,15の上に電極層16,16が積層されている。
磁気抵抗効果素子20は図11に示されるように、PtMnなどで形成される反強磁性層35、CoFeなどの強磁性材料で形成される固定磁性層36、Cuなどの非磁性材料で形成される非磁性材料層37、NiFeなどの強磁性材料で形成されるフリー磁性層38、Taなどからなる保護層39が下から順次積層されているスピンバルブ型のGMR素子である。
外部磁界が印加されていない状態で、フリー磁性層38の磁化はハードバイアス層15,15によって図示X方向にそろえられている。外部磁界が図示Y方向、すなわち磁気検出素子のトラック幅方向と直交する方向(ハイト方向)から磁気抵抗効果素子20に印加されるとフリー磁性層38の磁化が回転する。固定磁性層36の磁化方向は反強磁性層35との交換結合磁界によって固定されており、外部磁界の大きさによってフリー磁性層38の磁化と固定磁性層36の磁化の相対的な向きが変化する。フリー磁性層38の磁化と固定磁性層36の磁化の相対的な向きが変化すると磁気抵抗効果素子20の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を磁気抵抗効果素子20に流れる電流又は電極層16,16間の電圧の変化として検出する。
磁気抵抗効果素子20のトラック幅方向(図示X方向)長さが磁気検出素子40のトラック幅Twであり、ハイト方向(図示Y方向)長さが磁気検出素子40のハイト方向長さH1である。
本発明は磁気抵抗効果素子の膜面平行方向にセンス電流が流れる磁気検出素子の製造方法以外に、磁気抵抗効果素子の膜面垂直方向にセンス電流が流れるCPP型の磁気検出素子の製造方法にも用いることができる。なお、CPP型の磁気検出素子を形成するときには絶縁層23は不要になり、多層膜T1の上に直接第1金属層24を形成することができる。
従来の製造方法で形成した磁気検出素子と本発明の製造方法を用いて形成した磁気検出素子の再生出力を比較した。
従来の製造方法で形成した磁気検出素子は、磁気抵抗効果素子の上面に図25にしめされるような導電性の付着物Gが付着する。
この付着物Gの付着による再生出力の低下を調べた。図14および図25に示される磁気抵抗効果素子2のトラック幅寸法Twを0.14μm、膜厚Lを30nmから35nmとした。付着物Gは磁気抵抗効果素子2の上面を横断しているので、電極層16,16から供給されるセンス電流は磁気抵抗効果素子2に加えて付着物Gにも流れ、磁気検出素子の再生出力が低下する。付着物Gの膜厚lは5nmから15nm、ハイト方向長さhは30nmから50nmであった。
付着物Gが付着していない磁気抵抗効果素子2を有する磁気検出素子の再生出力を100%とし、付着物Gが付着した磁気抵抗効果素子2を有する磁気検出素子の再生出力を求めた。
結果を図12に示す。
図12の横軸は磁気抵抗効果素子2のハイト方向長さHを示しており、縦軸は付着物Gが付着していない磁気抵抗効果素子2を有する磁気検出素子の再生出力を100%としたときの、付着物Gが付着した磁気抵抗効果素子2を有する磁気検出素子の再生出力効率である。
付着物Gの比抵抗が25Ωcm、50Ωcm、100Ωcm、150Ωcmの場合を想定して見積った。
図12をみると、磁気抵抗効果素子2のハイト方向長さHが0.15μm以下になると、付着物Gの比抵抗が100Ωcmのとき磁気検出素子の再生出力は付着物Gのない磁気検出素子の再生出力の95%以下になる。同様に、付着物Gの比抵抗が50Ωcmのとき磁気検出素子の出力は90%以下、付着物Gの比抵抗が25Ωcmのとき磁気検出素子の出力は80%以下になる。
これに対して、本発明の実施例の磁気検出素子は付着物Gの付着がなく、再生出力の低下は見られない。ハイト方向長さが0.13μmのとき、付着物Gの付加が見られない実施例の磁気検出素子は、従来の製造方法を用いて形成した磁気検出素子に比べて約10%の出力改善が確認された。
このように、本発明は磁気抵抗効果素子のハイト方向長さが0.15μm以下になっても、磁気検出素子の出力低下を防止できるものである。
本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分平面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分平面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子の製造方法の実施の形態を示す部分断面図、 本発明の磁気検出素子を構成する磁気抵抗効果素子の部分断面図、 磁気抵抗効果素子に導電性の付着物が付着したときの磁気検出素子の再生出力低下を示すグラフ、 従来の磁気検出素子の平面図、 従来の磁気検出素子の部分断面図、 従来の磁気検出素子を構成する磁気抵抗効果素子の部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す平面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す平面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、 従来の磁気検出素子の製造方法を示す部分断面図、
符号の説明
T1 多層膜
15 ハードバイアス層
16 電極層
20 磁気抵抗効果素子
21 シールド層
22 ギャップ層
23 絶縁層
24 第1金属層
25 第2金属層
R1 マスク層
30 ギャップ層
31 シールド層

Claims (9)

  1. 磁性材料層と非磁性材料層が積層されている磁気抵抗効果型素子を有する磁気検出素子の製造方法において、
    (a)基板上に磁性材料層と非磁性材料層が積層された多層膜を成膜する工程と、
    (b)前記多層膜上に絶縁層及び第1金属層を成膜する工程と、
    (c)前記第1金属層の上に所定形状の第2金属層を積層し、前記第2金属層をマスクとして、反応性イオンエッチングによって前記第1金属層及び前記絶縁層を前記所定形状にする工程と、
    (d)前記所定形状の第1金属層をマスクとして、前記多層膜をイオンミリングを用いて削り、前記多層膜を前記所定形状にする工程を有することを特徴とする磁気検出素子の製造方法。
  2. 前記第1金属層を、Arイオンを用いたイオンミリングによるミリング速度が前記多層膜の前記ミリング速度よりも遅い材料を用いて形成する請求項1記載の磁気検出素子の製造方法。
  3. 前記第1金属層をTa、W、又はTiのいずれか1種又は2種以上を用いて形成する請求項1記載の磁気検出素子の製造方法。
  4. 前記第2金属層をCr、Ni、又はFeのいずれか1種又は2種以上を用いて形成する請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気検出素子の製造方法。
  5. 前記反応性イオンエッチングのガスとしてCF4、C38、又はSF6を使用する請求項1ないしのいずれかに記載の磁気検出素子の製造方法。
  6. 前記(a)工程と前記(b)工程の間に、
    (e)前記多層膜の第1の方向の両側部を削って前記多層膜の前記第1の方向の寸法を所定長さにする工程を有し、
    前記第1の方向と交差する方向を第2の方向としたときに、
    前記(c)工程において、前記第1金属層の前記第2の方向の長さ寸法を所定長さにする請求項1ないしのいずれかに記載の磁気検出素子の製造方法。
  7. 前記第1の方向を磁気検出素子のトラック幅方向、前記第2の方向を前記第1の方向と直交するハイト方向とし、
    前記(d)工程の後に、
    (f)前記磁気検出素子の記録媒体との対向面側を削り、前記磁気抵抗効果素子の前記ハイト方向長さを0.15μm以下にする請求項に記載の磁気検出素子の製造方法。
  8. 前記第1金属層のミリング速度をR1(Å/min)、前記第1金属層の膜厚をt1(Å)、前記多層膜のミリング速度をR2(Å/min)、前記多層膜の膜厚をt2(Å)、前記絶縁層のミリング速度をR3(Å/min)、前記絶縁層の膜厚をt3(Å)としたとき、
    (t1/R1)+(t3/R3)>t2/R2
    である請求項1ないしのいずれかに記載の磁気検出素子の製造方法、
    ここで、ミリング速度とは前記第1金属層、前記絶縁層、前記多層膜の単位時間当りの削り量である。
  9. 前記第1金属層のミリング速度をR1(Å/min)、前記第1金属層の膜厚をt1(Å)、前記多層膜のミリング速度をR2(Å/min)、前記多層膜の膜厚をt2(Å)としたとき、
    (t1/R1)<(t2/R2)
    である請求項1ないしのいずれかに記載の磁気検出素子の製造方法、
    ここで、ミリング速度とは前記第1金属層、前記多層膜の単位時間当りの削り量である。
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