JP4604867B2 - 車両用シート構造 - Google Patents

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本発明は、自動車などの車両に用いられる車両用シート構造に関する。
従来、着座位置からの前倒し可能に設けられたシートバックを備える車両用シート構造がある(例えば、特許文献1参照)。この車両用シート構造では、シートバックは着座位置でロック機構によってロックされている。ロック機構には、ロック解除ノブが連結されており、このロック解除ノブを操作することにより、ロック機構によるシートバックのロックを解除できるようになっている。
特許第3099367号公報
このような車両用シート構造において、シートバックを前倒しするには、操作者は、まず、ロック解除操作を行なう。この操作は、ロック解除ノブを操作してロック機構によるシートバックのロックを解除する操作である。このようにシートバックのロックを解除した後、倒し操作を行なう。この操作は、手でシートバックを前に倒す操作である。このように、従来の車両用シート構造は、シートを前倒しするために2つの操作を行なわなければならないため、面倒であるという問題がある。
本発明の目的は、シートバックの前倒し操作をより容易に行うことができる車両用シート構造を得ることである。
本発明は、シートバックを着座位置にロックするロック機構と、前記シートバックの後方に配置され、前記ロック機構のロックを解除するために操作される操作部と、前記支軸と前記操作部とを結んだ線よりも下方の領域で、前記シートバック内に設けられた掛け部と、前記ロック機構から前記掛け部を経由して前記シートバックの後方へ延在する配置で前記掛け部に掛け回され、前記ロック機構と前記操作部とを連結する連結部材と、を備え、前記操作部を引っ張ることにより、前記ロック機構のロックを解除するとともに、前記シートバックに前記支軸を中心とした回転モーメントを付与して、前記シートバックを前倒しすることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、支軸と操作部とを結んだ線よりも下方の領域で、シートバック内に設けた掛け部に、ロック機構と操作部とを連結する連結部材を掛け回すという構成によって、操作部を引っ張ることにより、ロック機構のロックを解除するとともに、シートバックに支軸を中心とした回転モーメントを付与できるので、操作部を引っ張るという一つの操作だけでシートバックを前倒しすることができ、シートバックの前倒し操作をより容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自動車のリヤシートへ適用された車両用シート構造の例である。図1は、本実施形態にかかる車両用シート構造を示す側面図、図2は、本実施形態にかかるシートバックに対するロック機構によるロックを解除した状態を示す側面図、図3は、本実施形態にかかるリンク機構を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、リヤシート1は、車室内の後部のフロア6上に配置されたシートクッション2と、その後方で配置されたシートバック3とを備えている。このシートバック3は、起立状態となる着座位置(図1)からの前倒し可能に設けられるとともに、着座位置においてロック機構4によってロックされる。ここで、着座位置は、本実施形態では、シートクッション2に対して所定角度だけ後傾した位置に設定されている。
シートバック3は、具体的には、シートバック3の下部に車幅方向に延在して設けられた支軸5によって着座位置(図1)と、シートバック3がシートクッション2に重なる倒伏位置(図2中の一点鎖線)との間で回動自在にフロア6に設けられている。これにより、シートバック3は、着座位置から、着座位置よりも前傾状態となる前傾位置(図2中二点鎖線)を経て、前倒し可能とされている。ここで、シートバック3は、ロック機構4によるロックが解除されることにより、支軸5の軸心である回動中心5a回りに、前倒し可能状態となる。
ロック機構4は、車体側係合部材7と、シート側係合部材8とを備えている。車体側係合部材7は、ストライカであり、着座位置に位置するシートバック3の背面上部に対向して車体としてのリアパーセル18に固定されている。
シート側係合部材8は、フック状に形成されて、シートバック3の上部に配設されている。シート側係合部材8は、シートバック3が着座位置に位置した状態で、車体側係合部材7に係合する係合位置(図1)と、車体側係合部材7との係合が解除される解除位置(図2中実線)との間で変位自在とされるとともに、図示しないバネによって係合位置へ向けて付勢されている。そして、シート側係合部材8は、シートバック3が着座位置に位置しているときに、図示しないバネによる付勢によって車体側係合部材7に係合し、シートバック3を着座位置にロックする。また、この状態からシート側係合部材8が解除位置に変位されることにより、シート側係合部材8の車体側係合部材7への係合が外れ、シート側係合部材8によるシートバック3のロックが解除される。
このシート側係合部材8には、シート側係合部材8を変位させてシートバック3に対するロックを解除するための解除機構9が連結されている。
解除機構9は、シートバック3の外部であってシートバック3の後方に配置された操作部20と、シート側係合部材8と操作部20とを連結した連結部材であるワイヤ10と、このワイヤ10が掛けまわされた掛け部13とを備えている。
操作部20は、操作片である解除ストラップ12と、リンク機構11とから構成されている。解除ストラップ12は、把持可能に形成され、シート側係合部材8によるシートバック3のロックを解除するために引っ張り操作される。なお、本実施形態では、解除ストラップ12は、荷室フロア19を介して、荷室100内に突設されている。
ワイヤ10は、曲げ変形自在であり、ワイヤ10の一端部10aはシート側係合部材8に連結される一方、他端部10bはリンク機構11を介して解除ストラップ12に連結されている。
掛け部13は、軸状に形成されるとともに、シートバック3の回動中心5aよりも支軸5と解除ストラップ12の支点とを結んだ線Aよりも下方の領域でシートバック3に設けられている。
そして、この掛け部13には、シート側係合部材8から掛け部13を経由してシートバック3の後方へ延在する配置でワイヤ10が掛け回されている。
図1に示すように、リンク機構11は、シートバック3の外部であって、シートバック3の後方に配置されている。
リンク機構11は、図3に示すように、メインアーム部材14を有しており、このメインアーム部材14は、フロア6に固定されたブラケット15に揺動自在に設けられている。メインアーム部材14の自由端部には、第1のサブアーム部材16が揺動自在に設けられている。この第1のサブアーム部材16の自由端部には、解除ストラップ12が連結されている。また、メインアーム部材14におけるブラケット15との連結部と第1のサブアーム部材16との連結部との間の部分には、第2のサブアーム部材17が連結されている。この第2のサブアーム部材17の自由端部には、ワイヤ10が連結されている。
このような構成において、荷室100において、操作者によって解除ストラップ12がシートバック3の後方に引っ張られると、リンク機構11を介して解除ストラップ12によってワイヤ10が引っ張られる。これにより、ワイヤ10が、ロック機構4の図示しないバネの付勢力に抗してシート側係合部材8を係合位置から解除位置へ変位させて、車体側係合部材7に対するシート側係合部材8の係合を外し、シートバック3に対するシート側係合部材8によるロックを解除する(図2)。このとき、ワイヤ10は、回動中心5aを中心としたシートバック3前倒し方向への回転モーメントを、シートバック3に加える。そして、このワイヤ10による回転モーメントによって、シートバック3が前倒しされる。
ここで、操作者によって加えられる解除ストラップ12を引っ張る力をF、シートバック3の回動中心5aと掛け部13の軸心との距離をL、リンク機構11におけるメインアーム部材14の揺動中心と第1のサブアーム部材16の揺動中心との距離をa、メインアーム部材14の揺動中心と第2のサブアーム部材17の揺動中心との距離をb、ワイヤ10によってシートバック3に加えられる回転モーメントをMとすると、M=F・L・a/b である。
以上説明したように、本実施形態においては、支軸5と操作部20とを結んだ線Aよりも下方の領域で、シートバック3内に設けた掛け部13に、ロック機構4と操作部20とを連結するワイヤ10を掛け回すという構成によって、操作部20の解除ストラップ12を引っ張ることにより、ロック機構4のロックを解除するとともに、シートバック3に支軸5を中心とした回転モーメントを付与できるので、操作部20の解除ストラップ12を引っ張るという一つの操作だけで、シートバック3に対するロックが解除されるとともにシートバック3が前倒しされるので、シートバックを前倒しするのにロック解除操作と倒し操作との2つの操作を行なわなければならない従来の構造に比べて、シートバック3の前倒し操作をより容易に行うことができる。
このように、本実施の形態では、シートバック3の前倒し操作を一つの操作でできるので、例えば、シートクッションとシートバックとの連結部に、シートバックを前倒し方向に付勢する圧縮ばねを設けてシートバックに対するロックを解除するとその圧縮ばねが解放されてシートバックを前倒しする構成に比べて、車両用シート構造の構成が複雑になるのが抑制され、よって、車両用シート構造のコスト及び重量の増加を抑制することができる。また、このように、圧縮ばねを設けてシートバックに対するロックを解除する構成では、シートバックを前傾位置から着座位置に戻す際に、解放された圧縮ばねを圧縮状態にしなければならないので、必要な操作力が増大してしまうが、本実施の形態では、そのような圧縮ばねが設けられていないので、シートバックを前傾位置から着座位置に戻すのに必要な操作力が増大することを抑制できる。
さらに、本実施形態においては、解除ストラップ12とワイヤ10との間にリンク機構11が介在されていることにより、リンク機構11のアーム比(距離a/距離b)の設定によって、シートバック3を前倒しするのに必要な力Fを、リンク機構11がない場合に比べて低減することができる。
また、本実施形態においては、リンク機構11は、シートバック3の外部に設置されていることにより、解除ストラップ12の配置位置の自由度が拡大する。従って、車両の構造に合わせて、解除ストラップ12を配置することができる。
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の一実施形態にかかる車両用シート構造を示す側面図である。 本発明のシートバックに対するロック機構によるロックを解除した状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかるリンク機構を示す平面図である。
符号の説明
3 シートバック
4 ロック機構
5 支軸
7 車体側係合部材
8 シート側係合部材
10 ワイヤ(連結部材)
11 リンク機構
12 解除ストラップ(操作片)
13 掛け部
20 操作部

Claims (4)

  1. 支軸により着座位置から前倒し可能に設けられたシートバックを有する車両用シート構造であって、
    前記シートバックを着座位置にロックするロック機構と、
    前記シートバックの後方に配置され、前記ロック機構のロックを解除するために操作される操作部と、
    前記支軸と前記操作部とを結んだ線よりも下方の領域で、前記シートバック内に設けられた掛け部と、
    前記ロック機構から前記掛け部を経由して前記シートバックの後方へ延在する配置で前記掛け部に掛け回され、前記ロック機構と前記操作部とを連結する連結部材と、
    を備え、
    前記操作部を引っ張ることにより、前記ロック機構のロックを解除するとともに、前記シートバックに前記支軸を中心とした回転モーメントを付与して、前記シートバックを前倒しすることを特徴とする車両用シート構造。
  2. 前記ロック機構は、車体からリヤシートバック側に突設した車体側係合部材と、該車体側係合部材に対して係脱自在に前記シートバックに設けられ、前記車体側係合部材に係合することにより前記シートバックを着座位置にロックするシート側係合部材と、を備え、
    前記操作部が引っ張られることにより、前記車体側係合部材に対する前記シート側係合部材の係合が外されて前記シートバックに対する前記ロックが解除されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート構造。
  3. 前記操作部は、
    操作片と、
    この操作片と前記連結部材との間に介在されたリンク機構と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート構造。
  4. 前記リンク機構は、前記シートバックの外部に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート構造。

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