JP4603325B2 - 可変設定型発電機 - Google Patents

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Description

本発明は可変設定型発電機に関し、より詳細には、発電機本体に設けられた電機子コイルの結線を変更することにより、一例として三相400V(高圧)と、三相200V(低圧)とで出力電圧を切り換え可能とした可変設定型の発電機に関する。
工事現場や各種イベント会場等、特に屋外において電力により稼動する各種の作業機、照明器具、映像・音響機器、その他の機器(本明細書において単に「負荷」という。)を使用する場合、このような負荷に対する電力の供給源としてエンジン等の駆動源を備えた発電機が使用されている。
そして、このような発電機にあっては、使用する負荷の入力電圧の違いを考慮して、発電機本体の電機子コイルの結線を短絡板により図6に示すように並列に接続された低圧結線と、図5に示すように直列に接続された高圧結線とに切り換え可能とし図6に示す低圧結線において一例として200Vの三相電力が、図5に示す高圧結線において一例として400Vの三相電力が得られるようにしている(特許文献1〜4参照)。
以上のように構成された従来の発電機において、出力電圧を高圧−低圧に切り換え可能とした発電機における前記出力電圧の切り換えは、一例として図7に示すように発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの各接点T1〜T12が接続された端子t1〜t12(各電機子コイルの接点に対し大文字のアルファベットと共に付された番号と、端子台の各端子に対し小文字のアルファベットと共に付された同一の番号はそれぞれ対応関係を示す。)を備えた電圧切換用の端子台62を設けると共に、発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbのうち、高圧−低圧いずれの結線においても接続される電機子コイルUbの接点T10、電機子コイルVbの接点T11、電機子コイルWbの接点T12を予め短絡させておき、前記電圧切替用端子台62に設けられた端子t1〜t12間に所定の組合せで短絡板64を取り付けることにより短絡して、電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線を図6に示す低圧結線と、図5に示す高圧結線とに切り換えることにより行われている。
そして、図示の例にあっては三相出力端子台72の出力端子Uを電圧切替用端子台62に設けられた端子t1を介して電機子コイルUaの接点T1に、出力端子Vを電圧切替用端子台62の端子t2を介して電機子コイルVaの接点T2に、出力端子Wを電圧切替用端子台62の端子t3を介して電機子コイルWaの接点T3に、出力端子Oを電圧切替用端子台62の端子t12を介して電機子コイルWbの接点T12及びこれに短絡された電機子コイルUbの接点T10及び電機子コイルVbの接点T11に接続しておき、電圧切替用端子台62の端子t1−t7及び端子t4−t10間を短絡板64で短絡することにより電機子コイルUa・Ubが並列に接続され、端子t2−t8及び端子t5−t11間を短絡板64で短絡することにより電機子コイルVa・Vbが並列に接続され、端子t3−t9及び端子t6−t12間を短絡板64で短絡することにより電機子コイルWa・Wbが並列に接続されて、各電機子コイルが図6に示す低圧結線状態に接続され、また、図8に示すように電圧切替用端子台62の端子t7−t4、端子t8−t5、端子t9−t6間のみをそれぞれ短絡板64によって短絡することにより、各電機子コイルが図5に示す高圧結線状態に接続され、切り換えられた各電機子コイルの結線状態に応じて三相出力端子台72の出力端子U,V,Wを介して三相200V(低圧)又は三相400V(高圧)の電圧の出力が得られるように構成している。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2000−184796号公報 特許第3074521号公報 実用新案登録第2554691号公報
以上のように構成された可変設定型の発電機において、電圧切替用端子台62に対する短絡板64の取り付けは、この端子台62に設けられた各接点t1〜t12に短絡板64をネジ止めすることにより行われ、出力形式を低圧又は高圧と成す結線を実現する短絡板64の取り付け状態から、一旦、短絡板64を取り付けているネジを緩めて全ての短絡板64を取り外した後、変更する出力電圧に対応した組み合わせとなるように電圧切替用端子台62の各端子t1〜t12間に短絡板64をネジ止めすることにより変更されている。
そのために、出力電圧を変更する作業が極めて煩雑であり、また、発電機の出力設定が高圧−低圧のいずれに設定されているかは、電圧切替用端子台62に取り付けられた短絡板64の取り付け状態を見て確認する必要がある。
また、短絡板64を誤った位置に取り付ける場合には、発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbが図5乃至図6に示す結線とはならず、発電機が所望の出力を行わないだけでなく、発電機やこれに接続された負荷を破損させるおそれがある。
さらに、電圧切替用端子台62に対する短絡板64の取付作業が正確に行われた場合であっても、発電機の三相出力端子台72に設けられた出力端子U,V,W,Oに接続された負荷が、設定された出力電圧に対応せず、例えば発電機の出力設定が高圧であるにも拘わらず接続された負荷が低電圧での入力を要求するものであったり、また、逆に発電機の出力設定が低圧であるにも拘わらず、これに接続された負荷が高電圧の入力を要するものである場合には、発電機の出力設定と負荷の入力電圧との違いによって、発電機をそのまま作動させる場合には発電機や接続された負荷を破損するおそれもある。
なお、このような発電機や負荷の破損は、発電機の出力電圧を変更する場合のみならず、電機子コイルの結線を変更することにより出力される電力を例えば単相三線200Vと三相200V間で変更する場合にも起こり得る問題である。
そこで本発明の目的は、三相発電機の出力形式を、一例として高圧(三相400V)−低圧(三相200V)としたり、また、単相三線−三相出力間で変更する場合においてこれを容易に行うことができると共に、この変更により設定された発電機の出力形式が、作業者による所定の操作により確認された出力形式と一致する場合にのみ負荷に対する電力の供給を可能とし、不一致の場合には負荷に対する電力の供給を不能とする安全装置を設けることにより、発電機において設定された出力形式と、この発電機に接続された負荷において要求される入力形式との不一致によって生じる発電機や負荷の破損を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の可変設定型発電機は、発電機本体50の各電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線状態を組み替えることにより電力の出力形式を可変とした発電機において、
前記発電機において変更可能な出力形式に対してそれぞれ割り当てられた切換位置を有すると共に、前記各切換位置に切り換えた際、各切換位置に対応して設定された出力形式の結線に前記電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線を組み替えるカムスイッチ60等の出力変更スイッチと、
前記発電機において変更可能な各出力形式に対してそれぞれ割り当てられた切換位置を有する確認スイッチ65とを備え、
前記出力変更スイッチ60において選択された切換位置と、前記確認スイッチ65において選択された切換位置とが前記出力形式において一致したとき、前記発電機を出力可能とし、
前記出力変更スイッチ60において選択された切換位置と、前記確認スイッチ65において選択された切換位置とが前記出力形式において一致しないとき、前記発電機を出力不能とする安全装置30を設けたことを特徴とする(請求項1)。
前記発電機において変更可能な出力形式を、出力電圧の高、低とすることができる(請求項2)。
また前記発電機の出力不能は、前記安全装置30が前記発電機本体50を駆動するエンジンを始動不能とすることにより行うように構成しても良く(請求項3)、 又は、
前記安全装置30に、前記出力変更スイッチ60において選択された切換位置と、前記確認スイッチ65において選択された切換位置が出力形式において対応したときのみ、該発電機の出力端子U,V,Wを前記発電機本体50に接続する電磁接触器MCを設けることにより行っても良い(請求項4)。
さらに、前記安全装置30には、前記発電機が出力不能な状態にあるときにこれを表示する、例えば表示ランプRL等の表示手段を設けても良く(請求項5)、
さらに、前記発電機が出力可能な状態にあるときにその出力形式を表示する例えば表示ランプGL1,GL2等の表示手段を設けても良い(請求項6)。
以上説明した本発明の構成により、本発明の可変設定型発電機にあっては、設定された出力形式と、作業者が確認スイッチを操作することにより確認した出力形式とが一致しない場合には発電機を出力不能と成す安全装置を設けたことから、例えば作業者が発電機に接続された負荷の形式に従ってこの確認スイッチを操作して確認を行うことで、発電機の出力形式と接続された負荷の入力形式が一致しない場合には、負荷に対する電力の供給が行われず、例えば三相400V−三相200V間で出力電圧の高−低を切換可能とした可変設定型の発電機、単相三線200V−三相200V間で出力形式を切換可能とした可変設定型の発電機において、発電機の出力形式と、これに接続された負荷の入力形式が一致しない場合に生じる発電機や負荷の破損を確実に防止することができた。
次に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下説明する。
前述した従来の可変設定型の発電機が、図7及び図8を参照して説明したように発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの各接点T1〜T12に接続された端子t1〜t12を有する電圧切替用端子台62を備え、この端子台62の端子t1〜t12に対して取り付ける短絡板64の取付パターンを変更することにより発電機の出力を高圧−低圧で変更可能なものとしていたのに対し、本発明の可変設定型の発電機は、このような電圧切替用端子台62に代えて出力変更スイッチ(本実施形態にあってはカムスイッチ60)を設け、このカムスイッチ60により電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線状態を切り換えて図6に示す低圧結線と図5に示す高圧結線とに切り換え可能に構成している。
図1に示す実施形態において、発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線状態を切り換えるカムスイッチ60は1〜24番接点、及びA〜Dの接点を有し、カムスイッチ60に設けられたカム接点を、高圧−低圧の二種類の出力形式に対応した二位置間で切り換えることにより、偶数番の接点と奇数番の接点間、及びA−B及びC−D接点間で開閉が行われるように構成されている。
本実施形態にあっては、カムスイッチ60に設けられたレバーを、三相200Vの出力に設定する低圧位置とすると、カムスイッチ60に設けられた1−2,3−4,9−10,11−12,17−18,19−20番接点間,及びA−B接点間が閉じ、5−6,7−8,13−14,15−16,21−22,23−24番接点間、及びC−D接点間が開くように構成されていると共に、カムスイッチ60のレバーを三相400Vの出力に設定する高圧位置に切り換えると、前述の低圧位置の場合とは逆に、このカムスイッチ60に設けられた5−6,7−8,13−14,15−16,21−22,23−24番接点間、及びC−D接点間が閉じると共に、1−2,3−4,9−10,11−12,17−18,19−20番接点間,及びA−B接点間が開くように構成されている。
このカムスイッチの各接点間は、図6における低圧結線と、図5における高圧結線間で電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線状態を変更可能とするために、1−9番、3−5番、9−17番、11−13番、19−21番、2−6番、4−8番、10−14番、12−16番、18−22番、20−24番の各接点間が短絡されていると共に、1番接点に三相出力端子台72に設けられた出力端子O及び電機子コイルUbの接点T10(及びT10に接続されたT11,T12)が、2番接点に電機子コイルUaの接点T4が、3番接点に電機子コイルUbの接点T7が、4番接点に出力端子U及び電機子コイルUaの接点T1が、10番接点に電機子コイルVaの接点T5が、11番接点に電機子コイルVbの接点T8が、12番接点に出力端子V及び電機子コイルVaの接点T2が、19番接点に電機子コイルWbの接点T9が、20番接点に出力端子W及び電機子コイルWaの接点T3がそれぞれ接続されている。
このように配線されたカムスイッチ60の操作により、該カムスイッチ60に設けられたレバーを低圧の位置に移動させると、カムスイッチの1−2番接点間が閉じることにより電機子コイルUa,Ubの接点T4−T10間が、3−4番接点間が閉じることにより電機子コイルUa,Ubの接点T7−T1間が、9−10番接点が閉じることにより電機子コイルVa,Vbの接点T5−T11間が、11−12番接点間が閉じることにより電機子コイルVa,Vbの接点T8−T2間が、17−18番接点間が閉じることにより電機子コイルWa,Wbの接点T12−T6間が、19−20番接点間が閉じることにより電機子コイルWa,Wbの接点T9−T3間がそれぞれ接続されて、発電機本体の各相の電機子コイルが図6に示すように並列に接続された低圧結線と成る。
一方、カムスイッチ60に設けられたレバーを高圧の位置に切り換えると、カムスイッチ60を介して行われていた各電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wb間の接続が解除されると共に、5−6番接点間が閉じることにより電機子コイルUa,Ubの接点T7−T4間、13−14番接点間が閉じることにより電機子コイルVa,Vbの接点T8−T5間、21−22番接点間が閉じることにより電機子コイルWa,Wbの接点T9−T6間がそれぞれ接続されて、図5に示すように各相の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbが直列に接続された高圧結線と成るように構成されている。
なお、前述のカムスイッチ60の構成、及びカムスイッチ60に対する各電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの接続、並びにカムスイッチ60の各接点間における短絡は、図示の実施形態に限定されず、カムスイッチ60の切り換えにより電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線状態を図6に示す低圧結線と、図5に示す高圧結線とに切り換え可能であれば、その構成は図示の実施形態に限定されない。
以上のように、高圧結線−低圧結線間で発電機本体の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbの結線状態を切り換え可能に構成した発電機において、この発電機には、始動時、カムスイッチ60の操作により選択された高圧−低圧の出力形式と、カムスイッチ60とは別に設けられた確認スイッチ(低圧確認スイッチ66及び高圧確認スイッチ68)の操作により作業者が確認した高圧−低圧の出力形式とが一致する場合のみ、三相出力端子台72に設けられた出力端子U,V,W(,O)からの出力を可能とする図2〜図4に示す安全装置30が設けられている。
このうち、図2及び図3に示す安全装置30は、カムスイッチ60のレバー位置によって選択された高−低いずれかの出力電圧と、確認スイッチ65(66,68)の操作により確認された高−低いずれかの電圧とが一致したときのみ、スタータスイッチ32の操作によりスタータモータMを作動可能として発電機のエンジンを始動させると共に、カムスイッチ60のレバー位置と、確認スイッチ(66,68)の操作により確認された出力電圧とが不一致の場合に、スタータスイッチ32を操作してもスタータモータMに対する通電が行われないようにしたもので、このようにエンジンを始動不能とすることにより、この発電機による出力を不能としている。
このように、発電機のエンジンを始動不能とする安全装置30の構成例として、図2に示す実施形態にあっては、カムスイッチ60に設けられた接点A−Bにより開閉される低圧側安全回路33と、カムスイッチ60の接点C−Dにより開閉される高圧側安全回路34とが並列に接続され、カムスイッチ60の切り換えにより低圧側安全回路33と高圧側安全回路34に設けられた設定A−B,C−Dのいずれか一方のみが閉じるように構成されていると共に、スタータスイッチ32を「運転」位置としたときにこれらの回路がバッテリーに接続されるように構成されている。
この低圧側安全回路33と高圧側安全回路34には、それぞれ低圧側安全回路33が通電した際に励磁するリレーR1と、高圧側安全回路34が通電した際に励磁するリレーR2が設けられており、また、低圧側安全回路33には前記リレーR1の励磁により閉動作する接点R1と、この接点R1に対して並列に接続された押しボタンスイッチPB1からなる低圧確認スイッチ66が設けられていると共に、高圧側安全回路34にも同様にリレーR2の励磁により閉動作する接点R2と、この接点R2に対して並列に接続された押しボタンスイッチPB2からなる高圧確認スイッチ68が設けられており、この低圧確認スイッチ66と高圧確認スイッチ68とによって、低圧側安全回路33に設けられた接点と高圧側安全回路34に設けられた接点のいずれか一方のみを閉じる確認スイッチ65が構成されている。
なお、図示の実施形態にあっては、低圧・高圧用確認スイッチ66,68を、前述のように押しボタンスイッチPB1,PB2及び接点R1,R2を備えた自己保持回路として構成しているが、この低圧・高圧確認スイッチ66,68は、作業者による選択に従って低圧側安全回路33又は高圧側安全回路34の接点R1,R2に対応して設けられた接点のいずれか一方のみを閉じる切り換えスイッチ、又は接点R1,R2の位置にそれぞれ押しボタンスイッチを設け、リレーR1,R2及び接点R1,R2に並列に接続された押しボタンスイッチPB1,PB2並びにこの押しボタンスイッチが設けられた並列回路を省略した回路構成としても良く、その構成は図示の実施形態に限定されない。
また、スタータスイッチ32と低圧側安全回路33及び高圧側安全回路34間には、リレーR3を備えた始動補助回路35が接続されており、この始動補助回路35は、低圧側安全回路33又は高圧側安全回路34のいずれか一方の通電により同時に通電してリレーR3が励磁するように設けられている。
さらに、スタータスイッチ32を「始動」位置としたときにバッテリーに接続される始動回路36を設け、この始動回路36中にリレーR4を設けると共に、前述の始動補助回路35に設けられたリレーR3の励磁により閉動作する接点R3を始動回路36中に設けると共に、始動回路36に設けたリレーR4の励磁によりバッテリーとスタータモータM間の回路37を閉じる接点R4を設けている。
以上のように構成された安全装置30を備えた可変設定型の発電機において、カムスイッチ60の切り換えにより発電機の出力形式を高圧又は低圧に設定すると共に、設定された出力電圧に対応した負荷を三相出力端子台72の出力端子U,V,Wに接続して発電機を始動する。
始動に際し、発電機に設けられたスタータスイッチ32を「運転」位置に切り換えると、エンジンの電気系に対する通電が行われてエンジンが始動可能な状態となると共に、前述の安全装置30の前記低圧・高圧側安全回路33,34、及び始動補助回路35がバッテリーに接続される。
このとき、カムスイッチ60により設定された発電機の出力形式に従って、低圧側安全回路33中に設けられたカムスイッチ60の接点A−B、又は高圧側安全回路34に設けられたカムスイッチ60の接点C−Dのいずれか一方のみが閉じた状態にあり、また、低圧・高圧側安全回路33,34に設けられた接点R1,R2はいずれも開いた状態にある。
この状態において、低圧確認スイッチ66又は高圧確認スイッチ68を構成する押しボタンスイッチPB1,PB2のいずれか一方を、三相出力端子台72に接続された負荷の電圧に従って選択し、例えば三相200Vの負荷を接続している場合には低圧確認スイッチ66の押しボタンスイッチPB1を、三相400Vの負荷を接続している場合には高圧確認スイッチ68の押しボタンスイッチPB2を押す。
一例として、カムスイッチ60の切り換えにより設定された発電機の出力電圧が「低圧」である場合、このカムスイッチ60により設定された電圧と一致した低圧確認スイッチ66の押しボタンスイッチPB1を押すと、この押しボタンスイッチPB1によって低圧側安全回路33が通電し、リレーR1が励磁して接点R1が閉じた状態に自己保持されて、押しボタンスイッチPB1を離した状態においても低圧側安全回路33に対する通電が継続する。
この低圧側安全回路33の通電により、低圧側安全回路33に接続された始動補助回路35中に設けられたリレーR3が励磁して、始動回路36の接点R3が閉じる。
その結果、スタータスイッチ32を「始動」位置に操作すると、始動回路36中のリレーR4が励磁して、バッテリーとスタータモータM間の回路37に設けられた接点R4が閉じ、セルモータが通電して回転してエンジンが始動する。
一方、カムスイッチ60により設定された出力電圧が「低圧」であるにも拘わらず、高圧確認スイッチ68の押しボタンスイッチPB2を選択して押した場合には、高圧側安全回路34は接点C−Dを開いた状態にあるために高圧側安全回路34に対する通電は行われない。その結果、高圧側安全回路34に設けられたリレーR2は励磁せず、従って接点R2も開いたままの状態にある。
また、低圧側安全回路33も押しボタンスイッチPB1及び接点R1において回路が断たれており、その結果、低圧・高圧側安全回路33,34に接続された始動補助回路35及び始動補助回路35に設けられたリレーR3に対する通電も行われず、始動回路36に設けられた接点R3も開いたままの状態にある。
そのため、この状態においてスタータスイッチ32を「始動」位置に操作したとしても、始動回路36に設けられたリレーR4に対する通電は行われず、バッテリーとスタータモータM間の回路37に設けられた接点R4が開いたままの状態に保持されている。その結果、エンジンは始動せず、発電機からの電力の出力も行われない。
なお、確認スイッチとして、前述のように接点R1,R2の位置に押しボタンスイッチのみを設ける場合には、出力電圧に対応した一方の押しボタンスイッチのみを押した状態でスタータスイッチ32を操作して「始動」位置に切り換えることにより、前記同様の操作を行うことができる。
また、カムスイッチ60を「高圧」側に切り換えた場合にも、同様の動作が行われ、カムスイッチ60により設定された出力電圧と、確認スイッチにより確認された電圧が一致する場合のみ、エンジンの始動が可能となる。
このように、図2に示す安全装置30を設けることにより、カムスイッチ60の切り換えにより設定された高圧又は低圧の発電機の出力電圧と、低圧又は高圧確認スイッチ66,68により確認された電圧が一致した場合にのみエンジンを始動可能とし、設定された出力電圧と確認された電圧とが一致しない場合にはエンジンの始動を不能とすることにより、三相出力端子台72の出力端子U,V,Wに接続された負荷が、設定された出力電圧と一致しない場合であっても負荷に対して電力の供給が行われないので、発電機の出力電圧と負荷の入力電圧が一致しないことにより生じる発電機や負荷の破損を防止することができる。
図3は、本発明の安全装置30の別の構成例を示し、この安全装置30が低圧側安全回路33、高圧側安全回路34、及びこれら低圧・高圧側安全回路33,34に接続された始動補助回路35を備える点、及び始動回路36の構成については前述した図2を参照して説明した安全装置30と同様であるが、図3に示す実施形態の安全装置30にあっては、低圧側安全回路33にリレーR1と並列に接続された低圧選択ランプGL1を、高圧側安全回路34にリレーR2と並列に接続された高圧選択ランプGL2がそれぞれ設けられて、発電機が出力する出力形式を表示する表示手段とされていると共に、この低圧・高圧側安全回路33,34と並列に始動不能表示回路38が設けられ、この始動不能表示回路38に、発電機が始動不能(出力不能)であることを表示する表示手段である始動不能表示ランプRL、及び前記低圧側安全回路33に設けられたリレーR1の励磁により開動作する接点R1と、前記高圧側安全回路34に設けられたリレーR2の励磁により開動作する接点R2を設け、前記各表示ランプGL1,GL2,RLにより、発電機の始動可否の状態を視覚的に確認可能となっている。
このように構成された安全装置30を備えた可変設定型発電機において、一例として図3に示すようにカムスイッチ60を低圧の設定位置とした状態においてスタータスイッチ32を「運転」位置に操作すると、低圧側安全回路33、高圧側安全回路34、始動補助回路35及び始動不能表示回路38がバッテリーに接続される。
このとき、低圧側安全回路33は接点R1を、高圧側安全回路34は接点C−D及び接点R2を開いた状態にあり、従ってリレーRI,R2は励磁されず、始動不能表示回路38に設けられた接点R1,R2は閉じた状態にあり、始動不能表示ランプRLが点灯して、発電機が始動不能の状態にあることが表示されている。
この状態において、カムスイッチ60によって設定された出力電圧である「低圧」に対応して、低圧確認スイッチ66の押しボタンスイッチPB1を押すと、押しボタンスイッチPB1の接点間が閉じることにより低圧側安全回路33に通電し、リレーR1が励磁すると共に低圧選択ランプGL1が点灯する。
また、このリレーR1の励磁によって低圧側安全回路33に設けた接点R1が閉じた状態に自己保持されると共に、低圧側安全回路33の通電に伴って始動補助回路35が通電して始動補助回路35中に設けられたリレーR3が励磁する。
このリレーR3の励磁によって、始動回路36中に設けられた接点R3が閉じ、発電機が始動可能な状態となる。
また、低圧側安全回路33に設けられたリレーR1の励磁によって、始動不能表示回路38中に設けられた接点R1が開き、始動不能表示ランプRLに対する通電が停止する。これにより、始動不能表示ランプRLが消灯する。
このように、低圧選択ランプGL1が点灯し、始動不能表示ランプRLが消灯して、発電機を低圧出力で始動可能な状態となっていることが表示され、この状態においてスタータスイッチ32を「始動」位置に操作すると、始動回路36がバッテリーに接続される。
このとき、始動回路36に設けられた接点R3は、前述の始動補助回路35に設けられたリレーR3の励磁により閉じていることから、始動回路36に設けられたリレーR4が通電により励磁して、バッテリーとスタータモータM間の回路37に設けられた接点R4が閉じ、これによりスタータモータが通電してエンジンを始動させる。
一方、低圧・高圧確認スイッチ66,68の押しボタンスイッチPB1,PB2の操作として、カムスイッチ60によって設定された設定圧力(低圧)とは異なり高圧用確認スイッチ68の押しボタンスイッチPB2を押した場合、高圧側安全回路34は接点C−D間において開いているため高圧側安全回路34は依然として通電せず、また、低圧側安全回路33は、押しボタンスイッチPB1及び接点R1が開いているために通電せず、高圧・低圧側のいずれの安全回路33,34に対しても通電が行われない。
そのため、始動補助回路35に対する通電も行われず、始動補助回路35に設けられたリレーR3が励磁せず、始動回路36に設けられた接点R3が開いたままの状態に維持される。
また、低圧・高圧側安全回路33,34のいずれも通電していないことから、これらに設けられたリレーR1,R2はいずれも励磁せず、始動不能表示回路38に設けられた接点R1,R2ともに閉じた状態で、始動不能表示ランプRLが消灯せずに点灯したままの状態であり、発電機が始動不能であることを表示する。
このように、始動回路36の接点R3が開いたままの状態であり、また、始動不能表示ランプRLが点灯した状態でスタータスイッチ32を「始動」位置に切り換えて始動回路36をバッテリーに接続したとしても、始動回路36のリレーR4は通電せず、従ってリレーR4の励磁により閉じる接点R4も開いたままであり、スタータモータMに対する通電も行われない。その結果、エンジンを始動させることができずに発電機の出力も行われない。
なお、カムスイッチ60を「高圧」側に切り換えた状態で始動する場合においても同様の操作が行われ、カムスイッチ60により設定された出力電圧と、低圧・高圧確認スイッチ66,68により確認された電圧が一致する場合のみ、エンジンの始動が可能となると共に、この操作の状態が表示ランプの点灯により表示される。
このように、図3に示す安全装置30を設ける場合には、カムスイッチ60の切り換えにより設定された高圧又は低圧の発電機の出力電圧と、高圧又は低圧用確認スイッチ66,68により確認された電圧が一致した場合にのみエンジンを始動可能とし、設定された出力電圧と確認された電圧とが不一致の場合にはエンジンの始動を不能とするだけでなく、表示ランプGL1,GL2,RLの点灯により発電機の設定状況乃至は始動可否の状態を視覚的に確認することができることから、発電機の出力設定と接続された負荷の入力電圧の不一致や、確認スイッチの操作間違い等を容易に認識することができるものとなっている。
以上、図2及び図3を参照して説明した可変設定型発電機の安全装置30にあっては、カムスイッチ60の切り換えにより設定された出力電圧と、低圧・高圧確認スイッチ66,68の操作により確認された電圧とが一致しない場合に発電機本体50の駆動源であるエンジンを始動不能とすることにより、発電機が電力の出力を行わないように構成したが、本発明の安全装置30はこのようにエンジンの始動を不能とする構成に限定されず、設定された電圧と確認された電圧とが一致しない場合において発電機が電力を出力しないものとすることができるものであれば、他の構成を採用しても良い。
図4に示す実施形態にあっては、この安全装置30は設定された電圧と確認された電圧とが一致しない場合において、三相出力端子台72に設けた出力端子U,V,Wと発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wb間の接続を遮断することにより発電機が出力を行わないように構成した例であり、三相出力端子台72に設けられた出力端子U,V,Wと電機子コイル間の回路を開閉する電磁接触器MCを設け、カムスイッチ60により設定された発電機の出力電圧と、低圧・高圧確認スイッチ66,68によって確認された電圧が一致した場合のみ、この電磁接触器MCによって電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbと出力端子U,V,W間の接続を行い、出力端子U,V,Wを介した三相出力を行うことができるように構成している。
このように、設定された出力電圧と確認された電圧とが一致した場合にのみ、出力端子U,V,Wからの出力を可能とするために、図4に示す実施形態にあっては、図3を参照して説明した安全装置30の構成に加え、低圧・高圧側安全回路33,34、始動不能表示回路38と並列に電磁接触器作動回路39を設け、この電磁接触器作動回路39中に電磁接触器MCを接続すると共に、この電磁接触器作動回路39中に、前述の始動補助回路35に設けたリレーR3の励磁により閉動作する接点R3を設けている。
なお、図3に示す実施形態にあっては、スタータスイッチを「始動」位置とした際にバッテリーに接続される始動回路36中にリレーR4を設け、スタータスイッチ32を操作して「始動」位置に切り換えると、このリレーR4の励磁によりスタータモータMとバッテリー間の回路37に設けられた接点R4が閉じてスタータモータMを作動させるものとしていたが、図4に示す実施形態にあっては、バッテリーに対するスタータモータMの接続をスタータスイッチ32により直接行うように構成している。
もっとも、バッテリーに対するスタータモータMの接続は、図4に示す例に限定されず、図3と同様にリレーR4を備えた始動回路を設けると共に、バッテリーとスタータモータM間の回路にこのリレーR4の励磁により該回路を閉じる接点R4を設ける構成としても良い。この場合において、図3において始動回路36に設けている接点R3は不要である。
以上のように構成された図4に示す安全装置30を備えた可変設定型発電機において、一例として図4に示すようにカムスイッチ60を低圧の設定位置とした状態においてスタータスイッチ32を「運転」位置に操作すると、低圧側安全回路33、高圧側安全回路34、始動補助回路35及び始動不能表示回路38、及び電磁接触器作動回路39がバッテリーに対して接続される。
このとき、低圧側安全回路33は接点R1を、高圧側安全回路34は接点C−D及び接点R2を開いた状態にあり、従ってリレーRI,R2は励磁されず、始動不能表示回路38に設けられた接点R1,R2は閉じた状態にあり、始動不能表示ランプRLが点灯して発電機が始動不能の状態にあることが表示されている。
この状態において、カムスイッチ60によって設定された出力電圧である「低圧」に対応して、低圧確認スイッチ66の押しボタンスイッチPB1を押すと、押しボタンスイッチPB1の接点間が閉じることにより低圧側安全回路33に電流が流れ、リレーR1が励磁すると共に低圧選択ランプGL1が点灯する。
また、このリレーR1の励磁によって低圧側安全回路33に設けた接点R1が閉じた状態に自己保持されると共に、低圧側安全回路33の通電によって始動補助回路35が通電して始動補助回路中に設けられたリレーR3が励磁する。
このリレーR3の励磁によって、電磁接触器作動回路39中に設けられた接点R3が閉じ、電磁接触器MCが作動して三相出力端子台72に設けられた出力端子U,V,Wを電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbに接続する。
また、低圧側安全回路33に設けられたリレーR1の励磁によって、始動不能表示回路38中に設けられた接点R1が開き、始動不能表示ランプRLに対する通電が停止して消灯する。
このように、低圧選択ランプGL1が点灯し、始動不能表示ランプRLが消灯して、発電機が始動可能な状態となったことが表示された状態において、スタータスイッチ32を操作して「始動」位置とすると、スタータモータMが通電してエンジンが始動し、このエンジンの始動により発電機本体が駆動されて発電が開始される。
このとき、発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbと三相出力端子台72に設けられた出力端子U,V,W間の回路は、電磁接触器MCによって閉じられているために、発電機本体50が出力した三相電力が出力端子U,V,Wを介して出力される。
一方、確認スイッチの押しボタンスイッチの操作として、カムスイッチ60によって設定された設定圧力(低圧)とは異なり高圧用確認スイッチ68の押しボタンスイッチPB2を押した場合、高圧側安全回路34は接点C−D間において開いているため高圧側安全回路34は通電せず、また、低圧側安全回路33は、押しボタンスイッチPB1及び接点R1が開いているために通電せず、高圧・低圧側のいずれの安全回路に対しても通電が行われない。
そのため、始動補助回路35に対する通電も行われず、始動補助回路35に設けられたリレーR3が励磁せず、電磁接触器作動回路39に設けられた接点R3が開いた状態に維持され、この電磁接触器作動回路39に設けられた電磁接触器MCに対する通電が行われずに電磁接触器MCは、三相出力端子台72の出力端子U,V,Wと電機子コイル間の回路を開いている。
また、低圧・高圧側安全回路33,34のいずれも通電していないことから、これらに設けられたリレーR1,R2はいずれも励磁せず、始動不能表示回路38に設けられた接点R1,R2ともに閉じた状態で、始動不能表示ランプRLが消灯せずに点灯状態を継続して、発電機が始動不能の状態にあることを表示している。
このように始動不能表示ランプRLが点灯した状態でスタータスイッチ32を操作して「始動」位置として、スタータモータMを回転すると、このスタータモータMの回転によりエンジンは始動を開始し、発電機本体50が駆動されるものの、発電機本体50の電機子コイルUa,Ub;Va,Vb;Wa,Wbと出力端子U,V,W間は電磁接触器MCによって接続が断たれた状態にあることから、出力端子U,V,Wを介した三相電力の出力は行われない。
なお、カムスイッチ60を「高圧」側に切り換えた状態で始動する場合においても同様の操作が行われ、カムスイッチ60により設定された出力電圧と、低圧・高圧確認スイッチ66,68により確認された電圧が一致する場合のみ、出力端子U,V,Wを介して出力が行われると共に、この操作の状態が表示ランプGL1,GL2,RLの点灯により表示される。
このように、図4に示す安全装置30を備えた可変設定式の発電機にあっては、カムスイッチ60の切り換えによって設定された出力電圧と、確認スイッチ65によって確認された電圧とが一致しない場合であっても、エンジンの始動は行えるものとなっているが、三相出力端子台72に設けた出力端子U,V,Wを介した出力が行われないことから、発電機において設定された出力電圧と、この発電機に接続された負荷の入力電圧とが一致しない場合には、負荷に対して電力の供給が行われず、その結果、発電機や負荷が破損することを好適に防止することができた。
なお、図4に示す安全装置においても、図2を参照して説明した安全装置と同様に、表示ランプはこれを省略しても良い。
また、図2〜図4を参照して説明した実施形態にあっては、カムスイッチ60の切り換えによって設定された出力電圧と、確認された電圧とが一致しない場合において、エンジンの始動不能、又は出力端子U,V,Wと発電機本体50間の回路の遮断のいずれか一方が行われるものとして説明したが、これらを同時に行う構成としても良い。
さらに、以上説明した実施形態にあっては、本発明の安全装置を三相200Vの低圧出力と、三相400Vの高圧出力間で発電機の出力設定を可変とした発電機用のものとして説明したが、例えば単相三線200V−三相200V間で出力形式を可変とした可変設定型発電機の安全装置として使用することもできる。
以上説明した本発明の発電機の構造は、エンジン等の駆動源によって発電機本体を駆動して発電する、例えば可搬式の各種の発電機において採用することができ、工事現場、各種イベント会場、その他、例えば屋外等において電力により稼動する作業機器、照明機器、映像・音響機器、その他の各種の機器に対する電力供給源として使用する発電機の構成として採用可能である。
出力変更(低圧−高圧)を可能とした回路構成を示す回路図。 安全装置の回路図。 安全装置の回路図。 安全装置の回路図。 発電機本体の電機子コイルの結線(高圧)を示す説明図。 発電機本体の電機子コイルの結線(低圧)を示す説明図。 従来の出力変更を可能とした回路構成を示す回路図(低圧結線)。 電圧切替用端子台の短絡板の取付状態を示す説明図(高圧結線)。
符号の説明
30 安全装置
32 スタータスイッチ
33 低圧側安全回路
34 高圧側安全回路
35 始動補助回路
36 始動回路
37 バッテリー−スタータモータ間の回路
38 始動不能表示回路
39 電磁接触器作動回路
50 発電機本体
60 出力変更スイッチ(カムスイッチ)
62 電圧切替用端子台(ナイフスイッチ)
64 短絡板
65 確認スイッチ
66 低圧確認スイッチ
68 高圧確認スイッチ
72 三相出力端子台
U,V,W,O 出力端子
Ua,Ub;Va,Vb;Wa,Wb 電機子コイル
T1〜T12 端子(電機子コイルの)
t1〜t12 端子(電圧切替用端子台の)
GL1 表示ランプ(低圧)
GL2 表示ランプ(高圧)
RL 表示ランプ(始動不能)
MC 電磁接触器

Claims (6)

  1. 発電機本体の各電機子コイルの結線状態を組み替えることにより電力の出力形式を可変とした発電機において、
    前記発電機において変更可能な出力形式に対してそれぞれ割り当てられた切換位置を有すると共に、前記各切換位置に切り換えた際、各切換位置に対応して設定された出力形式の結線に前記電機子コイルの結線を組み替える出力変更スイッチと、
    前記発電機において変更可能な各出力形式に対してそれぞれ割り当てられた切換位置を有する確認スイッチとを備え、
    前記出力変更スイッチにおいて選択された切換位置と、前記確認スイッチにおいて選択された切換位置とが前記出力形式において一致したとき、前記発電機を出力可能とし、
    前記出力変更スイッチにおいて選択された切換位置と、前記確認スイッチにおいて選択された切換位置とが前記出力形式において一致しないとき、前記発電機を出力不能とする安全装置を設けたことを特徴とする可変設定型発電機。
  2. 前記発電機において変更可能な出力形式が、出力電圧の高、低であることを特徴とする請求項1記載の可変設定型発電機。
  3. 前記安全装置が、前記発電機本体を駆動するエンジンを始動不能とすることにより前記発電機の出力を不能とすることを特徴とする請求項1又は2記載の可変設定型発電機の安全装置。
  4. 前記安全装置が、前記出力変更スイッチにおいて選択された切換位置と、前記確認スイッチにおいて選択された切換位置が出力形式において対応したときのみ、該発電機の出力端子を前記発電機本体に接続する電磁接触器を備えることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の可変設定型発電機。
  5. 前記安全装置が、前記発電機が出力不能な状態にあるときにこれを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の可変設定型発電機。
  6. 前記安全装置が、前記発電機が出力可能な状態にあるときにその出力形式を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の可変設定型発電機。
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