JP4602795B2 - クリーンブース - Google Patents

クリーンブース Download PDF

Info

Publication number
JP4602795B2
JP4602795B2 JP2005055762A JP2005055762A JP4602795B2 JP 4602795 B2 JP4602795 B2 JP 4602795B2 JP 2005055762 A JP2005055762 A JP 2005055762A JP 2005055762 A JP2005055762 A JP 2005055762A JP 4602795 B2 JP4602795 B2 JP 4602795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
air
clean booth
clean
booth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005055762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006239496A (ja
Inventor
安計 成瀬
直 城間
元 苗村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP2005055762A priority Critical patent/JP4602795B2/ja
Publication of JP2006239496A publication Critical patent/JP2006239496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4602795B2 publication Critical patent/JP4602795B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

本発明は、クリーンルーム内において、局所的に空気清浄度の高い雰囲気を設けるためのクリーンブースに関する。
特開平11−159818号公報
液晶あるいは半導体製品の生産には、高い空気清浄度の雰囲気が必要である。そのような生産工場では、高い空気清浄度を得るためにクリーンルームが設置されており、さらにそのクリーンルーム内において、さらなる空気清浄度を得るためにクリーンブースが設置されている。
特許文献1には、簡易な構造で、設置作業が容易であり、ファンフィルタユニット(以下、FFU)の位置決めの自由度が高い空気清浄装置が開示されている。このものは、複数のFFUをクリーンブースの天井部分に位置調節可能に設けることができることが特徴である。すなわち、天面の枠状部材およびその枠状部材に所定の間隔で並設される梁部材にガイド部を設けて、そのガイド部により複数個のFFUを摺動可能に設置しており、そのFFUを設けない箇所には、カバー板をガイド部に沿って挿入している。
また、本出願人は、独自にクリーンブースを開発している。その参考例を図7に示す。図7aは、そのクリーンブース内の空気の流れを示す概略断面図である。図中の矢印は風路を示す。そのクリーンブース100は、図7aに示すようにブース本体101と、そのブース本体101の上部に設けられたFFU102とからなる。前記ブース本体101の天面は矩形状(図7b参照)の枠状部材101aと、その枠状部材101aの四隅から下方に延びる脚部材101bとからなる。前記枠状部材101aは、向かい合う一組の部材間には、FFU102の個数に応じた本数(図7aでは2本)の梁部材101cが渡されている。それらの枠状部材101aおよび梁部材101cは、中空状の部材あるいは折り曲げにより凸形状に形成され突出した部分を上方に向けている。そして、前記凸形状の一段下がった部分に、FFU102の下端の外縁を載せて固定し(図7aでは3台)、隙間をコーキング材で密閉している。また、ブース本体101の外周はポリ塩化ビニルなどの軟質の合成樹脂シートからなるシート101dで覆われている。
前記FFU102からクリーンブース100の内部に供給される空気の流れは、本来、鉛直下方にまっすぐに流れるのが理想であるが、FFU102の吹き出し口付近に配置される梁部材101cの出っ張り部分によって、その流れが乱される。その流れの乱れた部分103は渦流の発生の原因となりやすい。
特許文献1の空気清浄装置は、FFUを摺動させて天井面に容易に配置できるにしても、そのために設けられた梁部材が風路の邪魔をするため、流れが乱れる恐れがある。さらに、FFUは天面に対し、部分的に配置されているので、下向き垂直の一様なダウンフローが得られない。また、図7に示すようなブース本体101では、比較的均一なダウンフローは得られるが、梁部材101cが空気の通風路に突出しているため、流れの乱れた部分103が形成され、その部分で渦流が発生しやすい。
そのような渦流は、クリーンブース内のゴミなどがいつまでも浮遊する溜り場となる。そのような溜り場があると、いくらフィルタ性能を高くしても、あるいは供給される空気量を大きくしても、クリーンブース内部の空気清浄度を高くするのは難しい。
そこで、本発明はきれいなダウンフローを得ることができ、しかも渦流が生じにくく、簡易な構造で高い清浄度を実現することができるクリーンブースを提供することを課題とする。
本発明のクリーンブース(請求項1)は、断面が凸字状であり凸字に突出した部分を上方に向けた中空部材四本を矩形状に連結した途中に梁部材を設けない枠状部材と、その四隅からそれぞれ下方に延びる脚部材とを有するフレーム、及びフレームを囲む周壁を備え、前記枠状部材が天面を形成するブース本体と、前記天面の上部に配置された空気清浄機とからなり、前記空気清浄機、ファンを備えていて下端に外側に広がる係止部を有する複数の駆動ユニットと、前記複数の駆動ユニットにより供給される空気が通過する、外周を金属枠で囲われたフィルタユニットと、前記複数の駆動ユニットと前記フィルタユニットの間でそれらを接続する接続部材とを備え、前記天面の凸字に突出した部分に囲われた内部の中空部材上部にフィルタユニットが固定され、前記天面の略全体を清浄空気の吹き出し口としており、前記接続部材は、前記フィルタユニットの金属枠の外周にはめ込むことができる枠状のガイド部と、その枠状のガイド部から連続して内側に向けて折り曲げられる鍔部と、隣接する駆動ユニットの係止部を受ける向かい合う一組の鍔部の間に渡される断面T字状の梁部と、駆動ユニットから送風される空気をフィルタユニットに供給するための開口部とからなり、前記複数の駆動ユニットは、前記接続部材の鍔部及び梁部の上面に載置されており、前記梁部のT字の垂直に下方に延びる基部の下端がフィルタユニットのフィルタ上面付近まで達していることを特徴としている。
このようなクリーンブースは、前記ブース本体の周壁の下端に床面との間に所定の間隔を空けて内部と外部とを連通する隙間が形成されているものが好ましい(請求項)。さらに、前記複数の駆動ユニットの風量が互いに異なるものが好ましい(請求項)。また、前記枠状の天面に複数のフィルタユニットを、互いに接する金属枠の接続部分をコーキング材により密閉して並設しているものが好ましい(請求項)。
本発明のクリーンブース(請求項1)は、従来のようにフィルタユニットと駆動ユニットとを直接連結せず、それらの間に接続部材を介在させている。そのため、複数個の駆動ユニットを接続部材で支えると共に、その接続部材をフィルタユニットの外周縁を介してフレームで支えることができる。すなわち、隣接する駆動ユニットの連結部を接続部材の鍔部で支えるので、2個の駆動ユニットの接続部の下方にフィルタユニットの途中が来てもよい。したがって2個以上の駆動ユニットに共通するフィルタユニットを採用することができ、その下方に空気の流れを妨げる梁を設ける必要がない。そのような構造は、クリーンブース内に天面からまっすぐ下方に向かう風路の形成を可能とし、クリーンブース内の気流の乱れにより発生する渦流れを抑制することができ、粉塵などの滞留時間を短くすることができ、局所的な粉塵の滞留を防止することができる。
さらに前記接続部材が、駆動ユニットから送風される空気をフィルタユニットに供給するための開口部が形成された枠状部材からなり、その枠状部材の上端に複数の駆動ユニットを固定するための鍔部が形成され、かつ、下端にフィルタユニットの外周縁にはめ込むことができるガイド部が形成されているので、フィルタユニットに接続部材をはめ込み、その接続部材に形成された開口部に駆動ユニットを固定すると、容易にクリーンブースを組み立てることができる。そして、その枠状の接続部材は駆動ユニットの重量を支える強度メンバとして作用することができる。
また、ブース本体の周壁の下端に床面との間に所定の間隔を空けて内部と外部とを連通する隙間が形成されている場合(請求項)は、天面の空気清浄機から流れる清浄な空気を隙間から排出するので、ほぼ垂直下方の流れを実現できる。複数のファンフィルタユニットの風量が互いに異なる場合(請求項)は、クリーンブース内の清浄空気の風路を風量により変化させることができる。
さらに、前記枠状の天面に複数のフィルタユニットを、互いに接する金属枠の接続部分をコーキング材により密閉して並設している場合(請求項)は、比較的大きな吹き出し口を容易に形成することができる。そしてそのような大きな吹き出し口を形成しても、フィルタユニットを下面部分で支える部材を必要としないため、風路が邪魔されることなく、渦流の発生が防止され、クリーンブースの空気清浄度を高くすることができる。
つぎに図面を参照しながら本発明のクリーンブースの実施の形態を説明する。図1aは本発明のクリーンブースの一実施形態を示す概略正面図、図1bは図1aのクリーンブースの概略側面図、図2は図1aのクリーンブースの分解斜面図、図3は図1aのクリーンブースの要部概略断面図、図4aは天面を形成する枠状部材の平面図、図4bはその枠状部材を締結する締結部材を示す平面図、図5aは図1のクリーンブースの風量を変化させた場合の空気の流れる様子を示す要部概略正面図、図5bは図1のクリーンブースの概略側面断面図、図6は本発明のクリーンブースの他の実施形態を示す概略正面図である。
本発明のクリーンブースは、主に半導体装置の製造工場あるいは食品工場などで用いられるクリーンルームの内部に局所的な空気清浄度の高い雰囲気を保つものである。例えば図1に示すクリーンブース1は、クリーンルーム2内部に配置された半導体などの生産装置3(図1b参照)の材料搬入出口の手前に配置され、生産装置3に投入される前の半製品あるいは材料の汚染を防ぐために使用される。
このようなクリーンブース1は、図2に示すように、ブース本体4と、そのブース本体4の天井部分に備え付けられた空気清浄機5とからなる。そのブース本体4は、骨組みを形成しているフレーム6と、そのフレーム6の周囲を覆って外部と内部を隔てている周壁7とからなる。また、フレーム6の下端には、グレーチング床2b(図1a、図1b参照)と周壁7の下端との間に所定の隙間を形成してクリーンブース1の内部と外部とを連通させるアジャスタ8が配置されている。
図2に示す前記フレーム6は、矩形の枠状部材9と、その枠型の四隅から下方に向けて垂直に延びる脚部材10とからなる。その枠状部材9は断面が凸字状の中空部材9aを4本連結して形成され、途中に梁部材を設けていない。図4に示すように、中空部材9a同士の連結には、L字状の部材9b等が用いられる。そのL字状の部材9bを中空部材9aの接続部分に当て、そのままL字状の部材9bの上から中空部材9aと共にネジなどの締結具を用いて締結される。前記脚部材10も同様に、L字状の部材9bのような締結用の部材を用いて連結される。また、図2に戻って前記枠状部材9と脚部材10との間にリブ11を設けてフレーム6を補強することもできる。前記中空部材9aは、突出した部分を上方に向けて配置され、その突出した部分を中心にして左右の低い部分は肩部9cである。
なお、このようなフレーム6は、アルミニウムあるいはステンレスなどの錆を生じにくい金属または焼付塗装鋼板などで形成され、特に中空部材9aおよび脚部材10はアルミ引き抜き材を用いると軽量でありながら強度も高い。前記リブ11は、特に強度が必要なため、ステンレスを用いるのが好ましい。
図2あるいは図3に示すように、前記空気清浄機5は、1個のフィルタユニット12と、そのフィルタユニット12の上面に配置される複数個の駆動ユニット13(ここでは3個)と、そのフィルタユニット12と駆動ユニット13の間に配置され、それらを接続する接続部材14とからなる。前記フィルタユニット12は、シート状のフィルタ部材を幾重にも折りたたんで形成されたHEPAフィルタ12aと、そのHEPAフィルタ12aの外周をアルミニウムなどの金属板で囲った金属枠12bとから形成されている。そのHEPAフィルタ12aの折り曲げ方向は、垂直下方に流れる空気の風路と平行になるように形成されるのがよい。前記フィルタユニット12は、金属枠12bを中空部材9aの肩部9cに乗せるように配置される。
前記接続部材14は、フィルタユニット12の金属枠12bの外周にはめ込むことができる枠状のガイド部14aと、そのガイド部14aから連続して内側に向けて折り曲げて形成される枠状の鍔部14bとを備えている。その枠状の鍔部14bの内部は駆動ユニット13によりフィルタユニット12へ空気を供給する開口部14cである。また、開口部14cには、向かい合う一組の鍔部14b同士の間に渡される断面T字状の梁部(鍔部)14d(図3では2本)が並設されている。その梁部14dのT字の左右方向に延びている部分は、鍔部14bから連続しており、その上面と鍔部14bの部分で後述する駆動ユニット13が固定される。また梁部14dのT字の垂直に下方に延びる部分は基部14e(図3参照)である。その基部14eは、その下端がHEPAフィルタ12aの上面付近まで達している。そのため、駆動ユニット13から供給される空気は、決められたHEPAフィルタ12aを通過する。このように空気の流路を基部14eで仕切ることにより、通過するHEPAフィルタ12aを定めることができ、横流を防ぐことができる。それにより一様なダウンフローが得られる。さらに隣り合う駆動ユニット13の風量が互いに干渉しないので、後述するように駆動ユニット13毎に風量を変化させた場合でも、クリーンブース1内部までその風量で流すことができる。
前記駆動ユニット13は、その駆動ユニット13の外形を形成する箱状のカバー15と、その箱状のカバー15の内部に配置される駆動モータ13aと、その駆動モータ13aにより外部から空気を取り込んでHEPAフィルタ12aの上面に空気を送風するファン13bとからなる。その箱状のカバー15は、下端に外側に広がる係止部15aを備えており、前記接続部材14の鍔部14bおよび梁部14dに載せて、ネジなどの締結具により締結する。なお、図5bに示すように、枠状部材9の肩部9c、フィルタユニット12の金属枠12bの部分はフィルタを通らない外部の空気が混入しないようにコーキング材16でシールされる。また、接続部材14の鍔部14bおよびカバー15の係止部15aの締結部分および接続部材14のガイド部14aとフィルタユニット12の外周縁の部分は、パッキン18を挟んで接続している。そのため、施工時の取り付け作業が容易になり、気密性が維持される。
図1a、図1bに戻って、前記周壁7は、ポリ塩化ビニルなどの軟質の合成樹脂シートからなる両側面7a、7aと、正面に配置され3つの駆動ユニット13(図1aに示すように3つの駆動ユニット13のうち)の1個分の幅だけ上下全体に正面に配置され、塩化ビニルあるいはアクリルなどの硬質の樹脂製の板状部材からなる壁7bと、残り2個分の幅だけ正面の上部を塞ぐように上から垂れ下がるポリ塩化ビニルなどの軟質の合成樹脂シートからなる垂れ壁7cと、クリーンブース1の背面側の上下全体に配置され、アクリルなどの硬質の樹脂製の板状部材からなる背面壁7dとからなる。その垂れ壁7cの下方に形成されたクリーンブース1の開口部は、人が出入りするための出入口1bとなる。また、前記背面壁7dには後述する生産装置3の搬入出口と連通する開口部1dが形成されている。そして、その背面壁7dと生産装置3とはコーキング材あるいはパッキン等により気密状態で連結されており、開口部1dから外気が混入するのを防止する。なお、開口部1dを形成しないで独立したクリーンブースにすることもできる。また、前記周壁7に透明な部材を用いると、クリーンブース1の内部を視認することができる。
前記フレーム6の脚部材10の下端には、アジャスタ8が設けられており、床2cと所定の間隔を空けるように配置され、隙間17が形成されている。そのため、空気清浄機5より供給されてクリーンブース1内を流れた清浄空気は床2c付近まで垂直下向きに流れ、床2cに到達すると、前記隙間17より外部に流れ出る。なお、アジャスタ8は、例えばネジ機構などによりその高さを調整することができれば、隙間17の幅を変化させて、クリーンブース1内の空気の流れを調整することもできる。また、アジャスタ8としてキャスタなどの車輪を備えたものを用いると移動が容易となる。
図3を用いて、このように形成されたクリーンブース1内部に空気が流れる様子を示す。図3に示すように、空気清浄機5から送風される空気は、駆動ユニット13からまっすぐにHEPAフィルタ12aまで到達し、そのHEPAフィルタ12aを通過した後も、なんら他の部材に邪魔されることなく、垂直下方に向けてクリーンブース1内部に吹き流される。そのため、クリーンブース1内の風路の乱れをなくし、渦流の発生を抑制することができる。このときの空気清浄機5から供給される空気の風速は、通常は0.6〜0.2m/sである。
また、3個の駆動ユニット13、13、13の送風量を均一にすれば、馬力の大きい1個の駆動ユニット13で送風する場合に比して横流れを少なくすることができ、一層均一なダウンフローを得ることができる。他方、3個の駆動ユニット13、13、13の風量を順に変化させると、風路を変化させることができる。例えば図5aの左側から風量を左端を最も強く、右端を最も弱くするように、順に弱くしていくと、左から右に向かう空気流れを形成することができる。なお、出入口1bあるいはクリーンブース1内で作業する作業員の配置などにより、中央の風量を大きくして、外に向かって次第に風量を小さくさせるなど、要望に合わせて変化させるようにしてもよい。
上記のように構成されるクリーンブース1は、前述のようにクリーンルーム2の内部に局所的に清浄度が高いスペースを設けるために使用される。図1に示すクリーンルーム2は天井に設けられたHEPAフィルタ2aにより、例えばクラス1000程度の清浄度を得ることができるようにされている。そのクリーンルーム2の天井の全面からは、一様に清浄空気を吹き出し、吹き出した清浄空気をグレーチング床2bに至るまで垂直に吹き流す一様ダウンフローとしている。なお、半導体などの生産装置3が置かれる箇所には強度などを高く保つためにグレーチング床2bは採用せず、通常の無孔パネルの床2cが用いられる。
前記生産装置3は、スピンコータ、露光機、フォトエッチングなど、例えば半導体を製造するための装置であり、内部にウエハーを取り込んで所定の工程を施すものである。その生産装置3とクリーンブース1とは、背面壁7dに形成された開口部1dを介して気密に連結されている。
前記クリーンブース1はクリーンルーム2内部の孔の形成されない床2cの上に配置されている。前記クリーンブース1は縦長の箱状の部屋を形成しており、その縦長の一方の側(図1aの左側の部分)の作業スペース1aの部分と、その作業スペース1aと反対側の出入口1bが形成された出入口スペース1cの部分とからなる。そして、出入口スペース1c側から人あるいはロボットにより密閉容器に入れられて運ばれた半導体などの半製品は、作業スペース1aに配置された作業台1eまで移送された後、密閉容器から取り出され、開口部1dを通じて生産装置3へと搬入される。そのクリーンブース1は、例えば、クリーンルーム2へ供給されているクラス1000の清浄度を備えた空気を天面から取り込んで、クラス1程度の清浄度に処理してクリーンブース1内部に供給している。このように、クリーンブース1は、クリーンルーム2内に局所的にクリーン度が高いスペースを作っている。
図6に本発明のクリーンブースの他の実施形態を示す。このクリーンブース20は比較的大きなものであり、そのため枠状部材9に2個のフィルタユニット12を並べて配置し、その上に5台の駆動ユニット13を配置している。そして、前記2個のフィルタユニット12同士の接続部分はコーキング材16により密着されている。そのため、2個のフィルタユニット12を並設しても、その接続部分はそれぞれの金属枠12b、12bの厚みの分しかないので、風路の乱れる部分21を小さくすることができ、クリーンブース20の空気清浄度を高くすることができる。
また、前記枠状部材9の開口部分の中間付近に、向かい合う1組の中空部材9aの肩部9cから連続するように渡された梁を延ばすこともできる。そうすると、その梁により、2個のフィルタユニット12の接続部分の金属枠12b、12bを支えることができる。この場合でも、フィルタユニット12同士の接続部分である2個の金属枠12b、12bを載せる梁の幅があればよいので、HEPAフィルタ12aを通過した空気の風路が乱れる部分21が小さく、発生する渦流を抑制することができる。
なお、図1のクリーンブース1では、1個のフィルタユニット12に対して3個の駆動ユニット13を配置している。また、図6のクリーンブース20では、2個のフィルタユニット12に対して5個の駆動ユニット13を配置し、1個のフィルタユニット12当りでは2.5個の駆動ユニット13となる。このように1個のフィルタユニット12に対する駆動ユニット13の個数は、フィルタユニット12の種類および駆動ユニット13の風量などに応じて選択すればよく、フィルタユニット1個に対して2個の駆動ユニット、あるいは2個のフィルタに対して3個の駆動ユニットを設けるなど、フィルタユニット1個当たり1.5個以上、好ましくは2個以上で選択すればよい。
なお、図6に示すクリーンブース20のように、2個のフィルタユニット12同士の接合部分の上方に、5個の駆動ユニット13のうち中央の駆動ユニット13のファン13bの回転の中心軸が配置されるように構成すると、前記接続部分による風路のみだれが生じにくい。
図1aは本発明のクリーンブースの概略正面図、図1bは図1aのクリーンブースの概略側面図である。 図2は図1クリーンブースの分解斜面図である。 図3は図1のクリーンブースの要部概略断面図である。 図4aは天状を形成する枠状部材の平面図、図4bはその枠状部材を締結する締結部材を示す平面図である。 図5aは図1のクリーンブースの風量を変化させた場合の空気の流れる様子を示す要部概略正面図、図5bは図1のクリーンブースの概略側面断面図である。 図6は本発明のクリーンブースの他の実施形態を示す概略正面図である。 図7aは従来のクリーンブースを示す概略側面図、図7bは図7aの枠状部材を示す概略平面図である。
符号の説明
1 クリーンブース
1a 作業スペース
1b 出入口
1c 出入口スペース
1d 開口部
1e 作業台
2 クリーンルーム
2a HEPAフィルタ
2b グレーチング床
2c 無孔パネルの床
3 生産装置
4 ブース本体
5 空気清浄機
6 フレーム
7 周壁
7a 側面
7b 壁
7c 垂れ壁
7d 背面壁
8 アジャスタ
9 枠状部材
9a 中空部材
9b L字状の部材
9c 肩部
10 脚部材
11 リブ
12 フィルタユニット
12a HEPAフィルタ
12b 金属枠
13 駆動ユニット
13a 駆動モータ
13b ファン
14 接続部材
14a ガイド部
14b 鍔部
14c 開口部
14d 梁部
14e 基部
15 カバー
15a 係止部
16 コーキング材
17 隙間
18 パッキン
20 クリーンブース
21 風路の乱れる部分

Claims (4)

  1. 断面が凸字状であり凸字に突出した部分を上方に向けた中空部材四本を矩形状に連結した途中に梁部材を設けない枠状部材と、その四隅からそれぞれ下方に延びる脚部材とを有するフレーム、及びフレームを囲む周壁を備え、前記枠状部材が天面を形成するブース本体と、
    前記天面の上部に配置された空気清浄機とからなり、
    前記空気清浄機、ファンを備えていて下端に外側に広がる係止部を有する複数の駆動ユニットと、前記複数の駆動ユニットにより供給される空気が通過する、外周を金属枠で囲われたフィルタユニットと、前記複数の駆動ユニットと前記フィルタユニットの間でそれらを接続する接続部材とを備え、
    前記天面の凸字に突出した部分に囲われた内部の中空部材上部にフィルタユニットが固定され、前記天面の略全体を清浄空気の吹き出し口としており、
    前記接続部材は、前記フィルタユニットの金属枠の外周にはめ込むことができる枠状のガイド部と、その枠状のガイド部から連続して内側に向けて折り曲げられる鍔部と、隣接する駆動ユニットの係止部を受ける向かい合う一組の鍔部の間に渡される断面T字状の梁部と、駆動ユニットから送風される空気をフィルタユニットに供給するための開口部とからなり、
    前記複数の駆動ユニットは、前記接続部材の鍔部及び梁部の上面に載置されており、
    前記梁部のT字の垂直に下方に延びる基部の下端がフィルタユニットのフィルタ上面付近まで達しているクリーンブース。
  2. 前記ブース本体の周壁の下端に床面との間に所定の間隔を空けて内部と外部とを連通する隙間が形成されている請求項1記載のクリーンブース。
  3. 前記複数の駆動ユニットの風量が互いに異なる請求項1記載のクリーンブース。
  4. 前記枠状の天面に複数のフィルタユニットを、互いに接する金属枠の接続部分をコーキング材により密閉して並設している請求項1、2または3のいずれかに記載のクリーンブース。
JP2005055762A 2005-03-01 2005-03-01 クリーンブース Active JP4602795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005055762A JP4602795B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 クリーンブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005055762A JP4602795B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 クリーンブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006239496A JP2006239496A (ja) 2006-09-14
JP4602795B2 true JP4602795B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=37046421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005055762A Active JP4602795B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 クリーンブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4602795B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101011768B1 (ko) 2008-05-06 2011-02-07 호서대학교 산학협력단 기체유동제어장치
CN113899048B (zh) * 2020-03-23 2023-08-01 艾感科技(广东)有限公司 一种含银纳米纤维膜的氧化程度监测装置及方法
CN113775057A (zh) * 2021-09-30 2021-12-10 胡晓晴 一种可移动式正压层流洁净罩

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01200137A (ja) * 1988-02-03 1989-08-11 Seiko Electronic Components Ltd クリーンユニット
JPH0398919U (ja) * 1990-01-25 1991-10-15
JPH04214140A (ja) * 1991-03-12 1992-08-05 Fuji Electric Co Ltd クリーンルーム
JPH0713415U (ja) * 1993-08-09 1995-03-07 日本無機株式会社 ファン付フィルタ装置
JP2003042497A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Yaskawa Electric Corp クリーンルーム
JP2003279085A (ja) * 2002-03-19 2003-10-02 Yaskawa Electric Corp ファンフィルターユニットおよびクリーンルーム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01200137A (ja) * 1988-02-03 1989-08-11 Seiko Electronic Components Ltd クリーンユニット
JPH0398919U (ja) * 1990-01-25 1991-10-15
JPH04214140A (ja) * 1991-03-12 1992-08-05 Fuji Electric Co Ltd クリーンルーム
JPH0713415U (ja) * 1993-08-09 1995-03-07 日本無機株式会社 ファン付フィルタ装置
JP2003042497A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Yaskawa Electric Corp クリーンルーム
JP2003279085A (ja) * 2002-03-19 2003-10-02 Yaskawa Electric Corp ファンフィルターユニットおよびクリーンルーム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006239496A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0250596B1 (en) Clean room
US8171949B1 (en) Fluid flow management
US4694736A (en) Clean room
WO1994017336A1 (en) Environmental control system
JP5389194B2 (ja) 局所クリーンゾーン形成装置
JP4684683B2 (ja) クリーンブースおよびそのクリーンブースを用いた作業システム
KR20050008764A (ko) 박판형 전자부품 클린 이동탑재장치 및 박판형 전자제품제조 시스템
JP4602795B2 (ja) クリーンブース
JP7478655B2 (ja) クリーンブース
JP5484515B2 (ja) 局所空気清浄化装置
JP4656296B2 (ja) 局所清浄化装置及びクリーンルーム
KR101289367B1 (ko) 처리 장치 및 처리 장치를 포함하는 클린 시스템
JP2003214668A (ja) クリーンルーム
JP3850064B2 (ja) クリーンルーム内における機器の設置構造
JPH0733855Y2 (ja) クリーンルームの天井フィルター装置
JP2001263714A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP4088809B2 (ja) ファン付きフィルタユニットの取付構造
JP7102033B2 (ja) クリーンブース
JP2002317988A (ja) 換気装置および換気システム
JP3799538B2 (ja) クリーンルームにおける局所クリーン度保持システム
JPS62182541A (ja) クリ−ンル−ム
JPH04347435A (ja) 簡易クリーンルーム
JPH11108398A (ja) 空気調和機用室外機
JP4721531B2 (ja) 空調設備、及び、この設備を用いた精密品製造方法
JPH08121834A (ja) 貯槽内清浄度維持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100930

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4602795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250