JP4602570B2 - 油圧緩衝器の減衰力発生構造 - Google Patents

油圧緩衝器の減衰力発生構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧緩衝器の減衰力発生構造に関し、特に、自動車の懸架装置を構成して車体の振動を抑制する油圧緩衝器の減衰力発生構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の油圧緩衝器としては、例えば、特開平10‐196703号公報に開示された図3に示すようなものが知られている。まず、構造の概要を図面に基づいて説明する。油圧緩衝器を車両に取付けた状態では図3と上下関係が同じであるので、以下、図3の上下関係で油圧緩衝器の部材の位置或いは部位を説明する。
【0003】
車体と車輪との間に結合部材を介して取付けられる油圧緩衝器は、ピストンロッド1にピストンバルブを組み付け、それを摺動自在に収容するとともに、下端部にベースバルブBVを装着したシリンダ21を外筒22に収容し、外気を遮断するシール24とロッドガイド23とを収容したパッキンケース25を外筒22の上部から嵌挿した後、外筒22の上端部を全周溶接等により密封して形成されている。そして、シリンダ21と外筒22の間には底部室Cに連なるタンク室Dが形成されている。
【0004】
作動油の充満したシリンダ21内をピストンロッド1が上昇する際には、密閉された上部室Aの作動油は、伸側減衰弁PVを介して下部室Bに流出し、この際の通路抵抗が伸側減衰力となる。ピストンロッド1の上昇によって不足するピストンロッド退出体積分の作動油は、前記シリンダ21の下端部に配設されたベースバルブBVを介してタンク室Dに連なる底部室Cより吸入される。
【0005】
次に、この油圧緩衝器のピストンバルブについて説明する。ピストンロッド1の下端部には上部よりも小径のインロー部1Aが設けられ、ここに、ピストンバンド6Sを外面に装着したピストン6,当該ピストン6の上面側にリーフバルブ5からなる逆止弁CV,外周縁が当該逆止弁CVの撓みの支持径となる環座4,前記逆止弁CVを背面から付勢するリーフスプリング3,前記逆止弁CVの最大撓みを規制するバルブストッパ2を重畳して嵌挿する。
【0006】
続いてピストン6の下面側に、座金状のリーフバルブ7と、当該リーフバルブ7の下側に重畳され外周縁を図1(A)或いは(B)又は(C)のように形成した補助リーフバルブ8A或いは8B又は8Cとからなる伸側減衰弁PV,外周縁が当該伸側減衰弁PVの撓みの支点となる環座9を嵌挿し,更に、伸側減衰弁PVの下側に当接するスプリングシート10及び当該スプリングシート10を背面から付勢するスプリング11を案内部12Aで上下動自在に案内するピストンナット12を螺着する。最後に、ピストンナット12を規定の締め付けトルクでインロー部1Aに締結することにより、ピストンバルブが構成される。
【0007】
シリンダ21内を上部室Aと下部室Bに区画し外周にピストンバンド6Sを装着したピストン6の上面側には、内周側に円環状の上側開口窓6Dと外周側に円環状の外側開口窓6Eとが設けられ、外側開口窓6Eは外周ポート6Aを介して下部室Bに連通するとともに、上側開口窓6Dとピストン6の下面側に設けられた円環状の下側開口窓6Cとの間には,内周ポート6Bが穿孔されている。
【0008】
ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程において、ピストン速度が小さく上部室Aと下部室B間の圧力差が小さい所謂微低速〜低速域においては、伸側減衰弁PVは、下側開口窓6Cを覆窓している。
【0009】
しかし、伸側減衰弁PVを構成するリーフバルブ7の下側に重畳される補助リーフバルブ8A或いは8B又は8Cは、図1(A)或いは(B)〜(C)に示すように、その外周縁がリーフバルブ7の外径よりも部分的に小さくなっている。このため、上部室Aに連通する下側開口窓6Cに対向しているリーフバルブ7が、補助リーフバルブ8A或いは8B又は8Cの外周縁を支点として下部室B側に押し開かれて、上部室Aの圧油が下部室Bに開放され、この際の通路抵抗により微低速域からリニアに立ち上がる低速域の伸側減衰力を発生する。
【0010】
ピストン速度が増大するに伴い部分的に押し開かれた通路を通過する流量も増え、当該通路前後の圧力差も増大する。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、上部室Aと下部室Bの圧力差が大きくなり、リーフバルブ7の外周側がスプリング11により下側から付勢されているスプリングシート10の上面に当接する。
【0011】
これ以上のピストン速度域では、スプリング11の付勢力と伸側減衰弁の合成された撓み剛性に打ち勝って、リーフバルブ7の全周が下側開口窓6Cから押し開かれて作動油が下部室Bに流出し、この際の通路抵抗により中速域以降の伸側減衰力を発生する。伸側減衰弁PVの撓み剛性と内周ポート6Bの通路面積を適当に選択することにより、所要の減衰力特性を得ることができる。
【0012】
以上の説明は作動油の充満したシリンダ21内をピストンロッド1が上昇する伸長側についてであるが、逆にピストンロッド1が下降する際には、下部室Bの圧油は、ピストン6の外周ポート6Aを通り、逆止弁CVを押し開き負圧となる上部室Aに補充される。この分を除いたピストンロッド1の侵入体積分の下部室Bの圧油は、下部室Bよりシリンダ21の下端部に装着されたベースバルブBVを介して、タンク室Dに連なる底部室Cに流出し、この際の通路抵抗により圧側減衰力を発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程において、ピストン速度が小さく上部室Aと下部室B間の圧力差が小さいピストン速度の微低速域では、下側開口窓6Cに対向しているリーフバルブ7が、補助リーフバルブ8A,8B又は8Cの外周縁を支点として撓むことになる。この場合リーフバルブ7は、ピストンの軸心からの距離が短いrb,rc又はrd近傍が部分的に撓むだけで、その全周が一様に撓むわけではない。この結果、微低速域の減衰力の設定自由度には自ずと制約ができてしまうことになる。また、撓む部分は決まっているので、この部分に応力が集中し耐久強度の弱点となり易い。
【0014】
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピストン速度の微低速域の減衰力の設定自由度に制約が少なく、伸側減衰力がスムーズに立ち上がる油圧緩衝器の減衰力発生構造を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明は、シリンダと、このシリンダ内に出没可能に挿通されるピストンロッドと、このピストンロッドに連設されながらシリンダ内に摺動可能に収装されてシリンダ内に上部室と下部室とを区画するピストンと、このピストンの下部室側の端面に形成されて上部室を下部室に連通させる下側開口窓に対向するリーフバルブからなる伸側減衰弁と、この伸側減衰弁の下部室側面に外周側部を対向させながらバルブスプリングで背後から付勢されるスプリングシートと、上記伸側減衰弁の下部室側面となる基端側背面に隣接されながら上記スプリングシートの上部室側面となる基端側上面に当接してこのスプリングシートの上記伸側減衰弁側への移動を規制するストッパとを有してなる油圧緩衝器に具現化されるのを前提とする
【0016】
そして、本発明の手段は、上記スプリングシートが上記伸側減衰弁の基端側背面に対向する凹部を有し、この凹部に上記ストッパを着座させ、このストッパの板厚寸法から上記凹部の深さ寸法を差し引いた寸法となる間隙を上記スプリングシートの外周側部と上記伸側減衰弁との間に出現させて、この伸側減衰弁自身の撓み剛性によるこの伸側減衰弁のみの撓みを保障してなるとする
【0017】
そしてまた、本発明の手段は、上記ストッパにおける上面側平坦部の外周縁が円錐状にあるいは円弧状に面取りされてこの面取り部分が上記伸側減衰弁の撓み支点にされてなるとする
【0018】
上記ストッパは、その上面側を小径部とし下面側を大径部とする段付き円筒状に形成されても良い
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる油圧緩衝器は、図1の要部断面図に示すように従来技術と同じ基本構造を備え、シリンダ内にピストンバルブを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、またシリンダの下端部にはベースバルブが設けられている。ピストンバルブは、シリンダ内に上部室Aと下部室Bを区画し、ベースバルブは、同じく下部室Bと底部室Cを区画している。
【0020】
以下、本発明による油圧緩衝器の減衰力発生構造を図1に示す参考例および図2に示す実施形態に基づいて説明するが、基本的には前記した図3に示すところと同様の構成を有しているので、この図1および図2に示すところでは、従来構造と異なる部分にのみ異なる符号を付して説明する。
ピストンバルブは、図1の参考例に示すように、上部室Aに連通するピストン6の下側開口窓6Cに対向し、伸側減衰力を発生するリーフバルブ7からなる伸側減衰弁PVの基端側背面に、外周縁が伸側減衰弁PVの撓みの支点となる環座9と、当該環座9の下側にストッパ109とを重畳して配設し、ピストンナット12でピストンロッド1に締結する。
【0021】
ストッパ109は、バルブスプリング11で背面から付勢されたスプリングシート110の押し上げ力を受け止め、伸側減衰弁PVの下面とスプリングシート110の外周側上面との間に隙間Gを形成する。スプリングシート110の上面側凹部の深さをH,ストッパ109の板厚をK,環座9の板厚をJとすれば、隙間Gは、G=J+K−Hとなる。金型でプレス成形されるスプリングシート110の上面側凹部の深さHを一定とすれば、ストッパ109の板厚K,環座9の板厚Jを適当に組み合わせることにより、所要の隙間Gを設定することができる。
【0022】
ストッパ109は、バルブスプリング11で背面から付勢されたスプリングシート110の押し上げ力を受け止めるため所定の板厚が必要であるが、例えばストッパ109の所要の板厚Kに合せて、ストッパ109の板厚K=スプリングシート110の上面側凹部の深さHとなるように凹部の深さHを設定すれば、環座9の板厚J=隙間Gとなって、環座9の板厚Jを選択することにより、所要の隙間Gを設定することができる。
【0023】
図2(A)に示す本発明の実施形態に係わる第1実施例は、上記した環座とストッパを一体化したものである。この第1実施例に係わるストッパ209は、小径部209Aの外周縁が伸側減衰弁PVの撓みの支点となるとともに、大径部209Bがバルブスプリング11で背面から付勢されたスプリングシート110の押し上げ力を受け止め、伸側減衰弁PVの下面とスプリングシート110の外周側上面との間に隙間Gを形成する。この実施例の場合は、伸側減衰弁PVの撓みの支点となる小径部209Aの外周縁が一定であるので、伸側減衰力が安定する。
【0024】
図2(B)に示す第2実施例に係わるストッパ309は、上面側平坦部の外周縁に緩やかな角度(例えば15度)で円錐状の面取り309Aを施したもので、この上面側平坦部の外周縁が伸側減衰弁PVの撓みの支点となるとともに、下面側がバルブスプリング11で背面から付勢されたスプリングシート110の押し上げ力を受け止め、伸側減衰弁PVの下面とスプリングシート110の外周側上面との間に隙間Gを形成する。この実施例の場合は、緩やかな角度の面取りにより伸側減衰弁PVの撓みを抑制できるので、伸側減衰弁PVの撓み応力が低減され耐久性が向上する。
【0025】
図2(C)に示す第3実施例に係わるストッパ409は、上面側平坦部の外周縁に円弧状の面取り409Aを施したもので、この上面側平坦部の外周縁が伸側減衰弁PVの撓みの支点となるとともに、下面側がバルブスプリング11で背面から付勢されたスプリングシート110の押し上げ力を受け止め、伸側減衰弁PVの下面とスプリングシート110の外周側上面との間に隙間Gを形成する。この実施例の場合は、円弧状の面取りにより伸側減衰弁PVが滑らかに撓むので、伸側減衰弁PVの撓み応力が低減され耐久性が向上する。
【0026】
図2(D)は、参考例に係わるストッパ509を示すもので、このストッパ509は、座金状に形成され、上面側の外周縁が伸側減衰弁PVの撓みの支点となるとともに、下面側がバルブスプリング11で背面から付勢されたスプリングシート110の押し上げ力を受け止め、伸側減衰弁PVの下面とスプリングシート110の外周側上面との間に隙間Gを形成するが、この参考例の場合は、座金状に形成されることもあって、製作が容易である。
【0027】
以上の場合にあっては、スプリングシート110の上面側凹部の深さをH,各ストッパ209,309,409,509の板厚をそれぞれLとすれば、隙間Gは、G=L−Hとなり、金型でプレス成形されるスプリングシート110の上面側凹部の深さHを一定とすれば、各ストッパの板厚Lを適当に選択することにより、所要の隙間Gを設定することができる。
【0028】
減衰力の発生メカニズムは、参考例および実施形態とも類似しているので、一緒に説明する。ピストンロッド1が上昇する所謂伸長行程において、伸側減衰弁PVの外周側は下側開口窓6Cを覆窓しているが、伸側減衰弁PVの下側には隙間Gが形成され、この区間では、伸側減衰弁PVは自身の撓み剛性に抗して自由に撓むことができる。
【0029】
このため、上部室Aに連通する下側開口窓6Cに対向している伸側減衰弁PVが、環座9の外径(ストッパ209,309,409,509の上面側平坦部の外周縁)を支点として下部室B側に押し開かれて、上部室Aの圧油が下部室Bに開放され、この際の通路抵抗により微低速からリニアに立ち上がる低速域の伸側減衰力を発生する。
【0030】
ピストン速度が増大するに伴い伸側減衰弁PVの撓みが増え、伸側減衰力がスムーズに増大する。この伸側減衰力はリーフバルブ7の板厚と枚数及び環座9の外径(各ストッパ209,309,409,509の上面側平坦部の外周縁)によって定まる撓み剛性により制御することができる。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、上部室Aと下部室Bの圧力差が大きくなり、伸側減衰弁PVの外周側がバルブスプリング11により下側から付勢されているスプリングシート110に当接する。
【0031】
これ以上のピストン速度域では、伸側減衰弁PVにはバルブスプリング11の付勢力が付加されるので、バルブスプリング11の付勢力及び伸側減衰弁PVの合成された撓み剛性に打ち勝って作動油が下部室Bに流出し、この際の通路抵抗により中速域以降の伸側減衰力を発生する。バルブスプリング11の付勢力及び伸側減衰弁PVの撓み剛性と内周ポート6Bの通路面積とを適当に設定することにより、所要の減衰力特性を得ることができる。
【0032】
本発明の伸側減衰弁PVは、構造及び作動が類似している特開平9−291961号公報に開示されている浮動型のリーフバルブとは異なり、ピストン6と環座9(ストッパ209,309,409,509)の間に内周側が固定され速やかに閉弁するため、伸側減衰弁自身の不規則な振動による異音の発生が抑制される。また、環座9の外径(各ストッパ209,309,409,509の上面側平坦部の外周縁)を支点として一様に撓むので、減衰力の設定の自由度が増大する一方、応力が部分的に高くなることもないので耐久性が向上する。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明の参考例および実施形態は、構造及び作用効果が類似しているので、以下、一緒に説明する。
本発明の参考例および実施形態によれば、ピストンロッドが上昇する所謂伸長行程において、リーフバルブからなる伸側減衰弁の外周側は下側開口窓を覆窓しているが、伸側減衰弁の下側には隙間が形成され、この区間では、伸側減衰弁は自身の撓み剛性に抗して自由に撓むことができるので、上部室に連通する下側開口窓に対向している伸側減衰弁が、環座の外径(ストッパの上面側平坦部の外周縁)を支点として下部室側に押し開かれ、この際の通路抵抗によりピストン速度の微低速からリニアに立ち上がる低速域の伸側減衰力を発生する。
そして、本発明の参考例および実施形態によれば、伸側減衰弁は、環座の外径(ストッパの上面側平坦部の外周縁)を支点として一様に撓むので、減衰力の設定の自由度が増大する一方、応力が部分的に高くなることもないので耐久性が向上する。
また、本発明の実施形態によれば、ストッパにおける上面側平坦部の外周縁が円錐状に面取りされ、あるいは、円錐状に面取りされて、この面取り部分が伸側減衰弁の撓みの支点とされるので、伸側減衰弁の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係わる油圧緩衝器の要部断面図である。
【図2】 (A)本発明の実施形態係わる油圧緩衝器を図1と同様に示す図である。
(B)第2実施例に係わるストッパの断面図である。
(C)第3実施例に係わるストッパの断面図である。
(D)参考例に係わるストッパの断面図である。
【図3】 従来技術に係る油圧緩衝器の縦断面図である。
【符号の説明】
A 上部室
B 下部室
G 隙間
PV 伸側減衰弁
1 ピストンロッド
6 ピストン
6B 伸側ポート
6C 下側開口窓
リーフバルブ
9 環座
11 バルブストッパ
21 シリンダ
109,209,309,409,509 ストッパ
110 スプリングシート
309a 円錐状の面取り
409a 円弧状の面取り

Claims (1)

  1. シリンダと、このシリンダ内に出没可能に挿通されるピストンロッドと、このピストンロッドに連設されながらシリンダ内に摺動可能に収装されてシリンダ内に上部室と下部室とを区画するピストンと、このピストンの下部室側の端面に形成されて上部室を下部室に連通させる下側開口窓に対向するリーフバルブからなる伸側減衰弁と、この伸側減衰弁の下部室側面に外周側部を対向させながらバルブスプリングで背後から付勢されるスプリングシートと、上記伸側減衰弁の下部室側面となる基端側背面に隣接されながら上記スプリングシートの上部室側面となる基端側上面に当接してこのスプリングシートの上記伸側減衰弁側への移動を規制するストッパとを有してなる油圧緩衝器において、上記スプリングシートが上記伸側減衰弁の基端側背面に対向する凹部を有し、この凹部に上記ストッパを着座させると共に、このストッパの板厚寸法から上記凹部の深さ寸法を差し引いた寸法となる間隙を上記スプリングシートの外周側部と上記伸側減衰弁との間に出現させてこの伸側減衰弁の撓みを保障する一方で、上記ストッパにおける上面側平坦部の外周縁が円錐状にあるいは円弧状に面取りされてこの面取り部分が上記伸側減衰弁の撓み支点にされてなることを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構造。
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