JP4602069B2 - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車等の車両用ブレーキ装置に関するものである。
従来から、車輪のスリップを抑止するアンチロックブレーキシステム(ANTI LOCK BRAKE SYSTEM:以下、ABSという)を備えた液圧式の車両用ブレーキ装置が知られている。この車両用ブレーキ装置の中には、ブレーキキャリパに作用する液圧を液圧モジュレータによって電気的に制御可能なものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2890215号公報
ところで、上述した車両用ブレーキ装置では、車輪の不合理なスリップを検出すると、前記ABSを作動させてブレーキキャリパに作用する液圧を所定値まで減圧し、前記車輪のスリップを抑制しているが、前記ABSの作動直後、実用上不具合のない極僅かな時間ではあるがタイムラグを備えている。
そこで、この発明は、ABS作動時のタイムラグを少なくするために車輪のスリップを検出してABSを作動させることができる車両用ブレーキ装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ブレーキ操作部に連動するマスターシリンダと、該マスターシリンダと制動手段との間を接続する主通路に設けられた第1電磁開閉弁と、前記制動手段(例えば、実施の形態におけるブレーキキャリパ4)に作用する液圧を発生させる液圧モジュレータ(例えば、実施の形態における液圧モジュレータ6)と、該液圧モジュレータを制御する制御部と、前記制動手段に作用する液圧を検出する液圧センサ(例えば、実施の形態における圧力センサ29)と、前輪と後輪との車輪速度を各々検出する複数の車輪速度センサ(例えば、実施の形態における車輪速度センサ31)と、これら車輪速度センサの検出結果に基づいて前輪又は後輪のスリップ率を算出するスリップ率算出手段(例えば、実施の形態におけるステップS3)と、を設け、前記マスターシリンダと前記制動手段との間を接続する主通路に、第2電磁開閉弁を備えた分岐通路を介して液損シュミレータを接続して設け、通常ブレーキ時は、第1開閉弁を閉じると共に、前記第2電磁開閉弁を開いて前記液圧モジュレータを作動させるようにし、液圧に応じて予め定められたアンチロックブレーキシステム開始スリップ率を超えたときにアンチロックブレーキシステムを作動させるように設定され、アンチロックブレーキシステムが作動したときの前記制動手段に作用する液圧が所定の液圧よりも小さいときは前記減圧目標値をゼロに設定する一方、所定の液圧以上のときは前記制動手段に作用する液圧が増加するに従って前記減圧目標値を大きく設定された車両用ブレーキ装置において、前記アンチロックブレーキシステム開始スリップ率は、前記液圧が小さいほど大きくなり、前記液圧が大きいほど小さく設定され、前記アンチロックブレーキシステムの作動時に、前記液圧センサの検出結果に基づいて前記制動手段に作用する液圧を減圧目標値まで減圧するとともに、液圧に応じて予め定められた減圧目標値のマップに基づいて前記減圧目標値を持ち替えることを特徴とする。
このように構成することで、液圧センサにより常にブレーキ制動状態を監視し、液圧モジュレータをコントロールしておけるので、ABS作動時には液圧センサの検出結果に対応した減圧目標値を素早く得ることができ、タイムラグを少なくすることができる。
請求項に記載した発明は、前記車輪速度センサの検出結果に基づいて車両の推定車体速度を算出する手段(例えば、実施の形態におけるステップS14)を設け、この算出された推定車体速度と、前輪側の制動手段に作用する液圧とに基づいて走行路面を判定する走行路面判定手段(例えば、実施の形態におけるステップS15とステップS16)を設け、前記走行路面判定手段によって低μ路面であると判定された場合に低μ路面用の制御マップに基づいて前記減圧目標値を持ち替え、前記走行路面判定手段によって高μ路面であると判定された場合に高μ路面用制御マップに基づいて前記減圧目標値を持ち替えたことを特徴とする。
このように構成することで、高μ路面、低μ路面の両方でABSの制御性能をより高めることができ、とりわけ、低μ路面におけるABSの作動性をより向上することができる。
請求項に記載した発明は、ブレーキ操作を行うブレーキ操作部(例えば、実施の形態におけるブレーキ操作部2)に連動するマスターシリンダ(例えば、実施の形態におけるマスターシリンダ3)を設け、このマスターシリンダの液圧を検出し、この検出された液圧に応じて前記液圧モジュレータを作動させて行うABS(アンチロックブレーキシステム)の作動制御と、前後輪連動ブレーキ制御を行うことを特徴とする。
このように構成することで、前後輪連動ブレーキ制御を行う場合であっても減圧目標値をより適切な値とすることができる。
請求項1に記載した発明によれば、ABS作動時に液圧センサの検出結果に対応した減圧目標値を得ることができるため、タイムラグを抑制して商品性を高めることができる効果がある。
また、前記減圧値をスリップ率に応じてより適切な値に設定できるため、さらなるタイムラグの抑制を図ることができ、したがって、商品性をさらに向上することができる効果がある。
さらに、車輪にスリップが発生している場合に、より確実にアンチロックブレーキシステムを作動させることができるため、制動性をより向上することができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、高μ路面、低μ路面の両方でアンチロックブレーキシステムの制御性能を高めることができ、とりわけ、低μ路面におけるアンチロックブレーキシステムの作動性をより向上することができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、上述の効果に加え、前後輪連動ブレーキ制御を行う場合であっても減圧目標値をより適切な値とすることができるため、商品性を向上させることができる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の1実施形態の自動二輪車のブレーキ装置の液圧回路図を示している。同図に示すようにこの実施形態のブレーキ装置は、相互に独立した前輪側のブレーキ回路1aと後輪側のブレーキ回路1bとがコントローラ(ECU)20により連係されたものである。
ブレーキ操作は、前輪側のブレーキ回路1aではブレーキ操作部2であるブレーキレバーにより、後輪側のブレーキ回路1bではブレーキ操作部2であるブレーキペダルにより各々行われるが、それ以外の構成は前輪側のブレーキ回路1aも後輪側のブレーキ回路1bもほぼ同様であるので、前輪側のブレーキ回路1aについてのみ詳述し、後輪側のブレーキ回路1bについては、前輪側のブレーキ回路1aと同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
このブレーキ装置では前後輪ともバイワイヤ方式を採用しており、ブレーキレバー等のブレーキ操作部の操作量(この実施形態では液圧)を電気的に検出し、その検出値に基づいて液圧モジュレータで作り出した液圧によって制動力を発生させている。
また、このブレーキ装置では前後輪の一方側をブレーキ操作することにより前後の車輪制動手段が連動して制動動作するブレーキシステム(CBS;COMBINED BRAKE SYSTEM,以下、「CBS」という。)を採用している。
具体的にはブレーキ操作部2が先に操作された側のブレーキ回路では、マスターシリンダの液圧に基づいて液圧モジュレータにより作用する液圧が先に操作された側のブレーキキャリパにバイワイヤ方式により作用し、また、先に操作された側のブレーキ回路のマスターシリンダ圧に基づいて後に操作された側のブレーキ回路でも液圧モジュレータにより作用する液圧がブレーキキャリパにバイワイヤ方式によって作用する。
更に、このブレーキ装置ではABSを採用している。
各ブレーキ回路1a,1bは、ブレーキ操作部2に連動するマスターシリンダ3と、このマスターシリンダ3に対応するブレーキキャリパ(制動手段)4とが主ブレーキ通路5によって接続されたものである。前記主ブレーキ通路5の途中には、後述する液圧モジュレータ6が給排通路7により合流接続されている。
主ブレーキ通路5には給排通路7との合流接続部よりもマスターシリンダ3側に、マスターシリンダ3とブレーキキャリパ4とを連通・遮断する常開型(NO)の第1の電磁開閉弁V1が介装されると共に分岐通路8が接続されている。この分岐通路8には、前記第1の電磁開閉弁V1が主ブレーキ通路5を閉じたときに、ブレーキ操作部2の操作量に応じた擬似的な液圧反力をマスターシリンダ3に作用させる液損シュミレータ9が常閉型(NC)の第2の電磁開閉弁V2を介して接続されている。この第2の電磁開閉弁V2は、反力付与時に分岐通路8を開いてマスターシリンダ3側と液損シュミレータ9とを連通させるものである。
前記液損シュミレータ9は、シリンダ10にピストン11が進退自在に収容され、このシリンダ10とピストン11の間に、マスターシリンダ3側から流入した作動液を受容する液室12が形成されたもので、ピストン11の背部側には、特性の異なるコイルスプリング13と樹脂スプリング14が直列に配置されて、これら二つのコイルスプリング13、樹脂スプリング14によってピストン11(ブレーキ操作部2)に対して立ち上がりが緩やかで、ストロークエンドにおいて立ち上がりが急な特性の反力を付与するようになっている。
そして、前記分岐通路8には第2の電磁開閉弁V2を迂回してバイパス通路15が設けられ、このバイパス通路15には液損シュミレータ9側からマスターシリンダ3方向への作動液の流れを許容する逆止弁16が設けられている。
前記液圧モジュレータ6は、シリンダ17内に設けられたピストン18を、これらシリンダ17とピストン18の間に形成された液圧室19方向に押圧するカム機構21と、ピストン18をカム機構21側に常時押し付けるリターンスプリング22と、カム機構21を作動させる電動モータ23とを備えていて、前記液圧室19が前記給排通路7に連通接続されている。この液圧モジュレータ6は電動モータ23によりカム機構21を介してシリンダ17の初期位置を基準としてピストン18を押圧したり、リターンスプリング22によりピストン18を戻すことにより、液圧室19の圧力を増減して、ブレーキキャリパ4の制動圧力を増減できるようになっている。
ここで、前記電動モータ23は、PWM制御により入力デューティ比(ON時間/ON時間+OFF時間)で決定される電流値を調整することで、前述したカム機構21の回動位置で決定されるピストン18の位置を電気的に正確且つ簡単に調整し、前記液圧室19の圧力を調整するようになっている。
前記カム機構21にはバックアップスプリング24を介して図示しないストッパによりストロークを規制されたリフター25が進退自在に配置され、このリフター25によって液圧室19を縮小する方向にピストン18が常時押圧されている。これにより、前記電動モータ23が非通電状態になった場合に、バックアップスプリング24によりリフター25が押圧されストッパにより停止されてピストン18を初期位置へ戻すようになっている。したがって、主ブレーキ通路5(ブレーキキャリパ4)に作動液を積極的に供給するCBS制御と、ピストン18を後退前進させ液圧室19の減圧、保持、再増圧するABS制御を行うことができる。
前記給排通路7には常閉型(NC)の第3の電磁開閉弁V3が介装されている。前記給排通路7には第3の電磁開閉弁V3を迂回してバイパス通路26が設けられ、このバイパス通路26には液圧モジュレータ6側からブレーキキャリパ4方向への作動液の流れを許容する逆止弁27が設けられている。
ここで、前輪側のブレーキ回路1aと後輪側のブレーキ回路1bには、第1の電磁開閉弁V1を挟んでマスターシリンダ3側である入力側に圧力センサ(P)28が、ブレーキキャリパ4側である出力側に圧力センサ(P)29が各々設けられている。また、前記カム機構21の図示しないカム軸には、角度情報フィードバック用の角度センサ30が設けられ、前記ブレーキキャリパ4には車輪速度を検出する車輪速度センサ31が設けられている。また、制御モードをライダーによる手動操作で切換えるモード切換えスイッチ32が設けられ、CBS制御を希望する場合はライダーがこれを切り替えて選択する。尚、以下の説明はCBS制御が選択された場合の説明である。
コントローラ20は、前記圧力センサ28,29の検出信号、及び角度センサ30の検出信号、車輪速度センサ31の検出信号に基づいて、前記第1の電磁開閉弁V1、第2の電磁開閉弁V2、及び第3の電磁開閉弁V3を開閉制御すると共に、電動モータ23を駆動制御する。
具体的には、一方のブレーキ操作部2が操作されると、そのとき前後輪の速度が車輪速度センサ31から、またブレーキ操作量等の情報が前記圧力センサ28を通してコントローラ20に入力され、このときコントローラ20からの指令によって両方のブレーキ回路の第1の電磁開閉弁V1が主ブレーキ通路5を閉じる方向に維持されると同時に電磁開閉弁V2,V3が開く方向に維持され、両方の液圧モジュレータ6が各ブレーキキャリパ4に車両の運転条件やブレーキ操作に応じた液圧を供給する。
また、前記コントローラ20は、前輪側の車輪速度センサ31、後輪側の車輪速度センサ31とによって検出された車輪速度のうち、高い方の車輪速度を車両の推定車速vrとして設定して、更に、この推定車速vrと前輪又は後輪の車輪速度との差分に基づいて前輪スリップ率又は後輪スリップ率を算出する。ここで、前輪スリップ率、後輪スリップ率が予め設定されたスリップ率の閾値を超えた場合に、車輪にスリップが発生したと判定して液圧モジュレータ6の液圧を減圧するABS制御を作動開始するようになっている。
上記構成によれば、車両が停止している場合(車速=0)には、図1に示すように、前輪側のブレーキ回路1a及び後輪側のブレーキ回路1bにおいては、第1の第1の電磁開閉弁V1が開作動状態、第2の電磁開閉弁V2は閉作動状態、第3電磁開閉弁V3は閉作動状態となっている。したがって、各電磁開閉弁V1,V2,V3には、何ら電力を必要としない。
そして、車両走行中に、ライダーが前輪側のブレーキ操作部2であるブレーキレバーを操作すると、図2に示すように、前輪側のブレーキ回路1aでは第1の電磁開閉弁V1が閉作動、第2の電磁開閉弁V2及び第3の電磁開閉弁V3が開作動される。したがって、主ブレーキ通路5が第1の電磁開閉弁V1の閉作動によってマスターシリンダ3から切り離されると同時に、第2の電磁開閉弁V2の開作動によって分岐通路8、主ブレーキ通路5がマスターシリンダ3と液損シュミレータ9とを導通し、更に第3の電磁開閉弁V3の開作動によって給排通路7、主ブレーキ通路5が液圧モジュレータ6とブレーキキャリパ4とを導通する。
一方、後輪側のブレーキ回路1bでも、同時に第1電磁開閉弁V1が閉作動、第2の電磁開閉弁V2及び第3の電磁開閉弁V3が開作動される。したがって、主ブレーキ通路5が第1の電磁開閉弁V1の閉作動によってマスターシリンダ3から切り離されると同時に、第2の電磁開閉弁V2の開作動によって分岐通路8、主ブレーキ通路5がマスターシリンダ3と液損シュミレータ9とを導通し、更に第3の電磁開閉弁V3の開作動によって給排通路7、主ブレーキ通路5が液圧モジュレータ6とブレーキキャリパ4とを導通する。
これにより、ライダーは前輪側及び後輪側のブレーキ回路1a,1bの液損シュミレータ9によって擬似的に再現させた前後輪側でブレーキ操作感を感じることが可能になり(図2において鎖線矢印参照)、同時に液圧モジュレータ6の作動による液圧変動は第1の電磁開閉弁V1が閉作動しているためライダー側に伝達されなくなる。また、このとき、これに並行して液圧モジュレータ6の電動モータ23が作動し、カム機構21によりピストン18が押圧されることにより液圧室19の作動液を加圧する。これによって、電動モータ23の制御に応じた液圧が主ブレーキ通路5を通してブレーキキャリパ4に供給される(図2において実線矢印参照)。
また、前輪あるいは後輪(例えば、図2では前輪)がスリップしてロックしそうになったことが、前記車輪速度センサ31により検出された場合には、コントローラ20が電動モータ23を制御してピストン18を後退させ(図2に破線矢印で示す)、ブレーキキャリパ4の制動圧を低下させABS制御により車輪のロックを回避する。このとき、第1の電磁開閉弁V1は閉じられており、マスターシリンダ3と液圧モジュレータ6の連通は遮断され、ライダーのブレーキ操作部2にABS制御の圧力変化が伝達されることはない。
ここで、前述したのはブレーキ操作部2を操作したがABSが作動しないで車両が停止した場合で説明したが、ABSが作動して車両が停止した場合についても同様に制御できる。つまり、ABSが作動した場合には、ABSでは液圧室19の減圧、保持、再増圧するため、車両がどの時点で停止したかによって、前記マスターシリンダ3側の圧力と、ブレーキキャリパ4側の圧力との大小関係が特定できないため、前述した電動モータ23の正逆転駆動を含みこれをPWM制御して入力デューティ比で決定される電流値を調整することで、増圧側に調整する場合でも減圧側に調整する場合でも、前述したカム機構21の回動位置で決定されるピストン18の位置を電気的に正確かつ簡単に自由に調整することができるのである。
ところで、前記ABSの作動時には、前述したブレーキキャリパ4に作用する液圧が液圧モジュレータ6によって減圧されることとなるが、常に一定の減圧値を用いると、車輪のスリップの割合であるスリップ率に対して必要以上の減圧を行ってしまう場合がある。そこで、ABS作動時に適切なブレーキキャリパ4の液圧を設定してABSの作動安定性を向上している。以下、ABS作動時の前記ブレーキキャリパ4の液圧制御について説明する。
図3は縦軸を前輪スリップ率fλ(%)、横軸を前輪側の圧力センサ29の検出結果である液圧fcp(MPa)とした場合のABS制御領域のマップを示している。ここで、図中に示す前輪ABS開始スリップ率はABSの作動、非作動の閾値となるスリップ率であり、また、前記前輪スリップ率fλとは、前輪の車輪速度と推定車体速度との差分に基づいて算出されるものである。
前記前輪ABS開始スリップ率の設定例を挙げると、前記液圧fcpが小さい時に最大の前輪ABS開始スリップ率となり、前記液圧fcpが上昇すると第一スリップ率(例えば、10%程度)まで急激に減少し、その後、第二スリップ率(例えば、3%程度)に達するまで、前記液圧fcpの上昇に応じて緩やかに減少するように設定され、さらに、第二スリップ率に達すると、以後一定のスリップ率となるように設定されている。ここで、前輪スリップ率fλが前記ABS開始スリップ率以上の領域にはABSを作動するABS作動領域が設定され、一方、前記ABS開始スリップ率よりも低い領域にはABSを非作動とするABS非作動領域が設定されている。つまり、従来ならABSが作動するとブレーキキャリパ4の液圧は一律に低下させていたため、実用上不具合のない極僅かな時間ではあるが、タイムラグが発生する場合があったが、この実施の形態では液圧fcpの大小に応じたABSの開始タイミングを調節できるためタイムラグがより少なくなるのである。
同様に、図4は縦軸を後輪スリップ率rλ(%)、横軸を後輪側の圧力センサ29の検出結果である液圧rcp(MPa)とした場合のABS制御領域のマップを示している。ここで、後輪ABS開始スリップ率の設定例を挙げると、この図4も前述した図3と同様に、後輪側の圧力センサ29による液圧rcpが小さい時に最大となると共に、前記液圧rcpの上昇に伴って減少して、所定のスリップ率に至ると以後液圧rcpが上昇しても一定のスリップ率となるように後輪ABS開始スリップ率が設定されている。前述した前輪ABS開始スリップ率と同様に、この後輪ABS開始スリップ率以上の領域にABS作動領域が設定され、一方、後輪ABS開始スリップ率よりも低いスリップ率の領域にABS非作動領域が設定されている。
次に、図5のフローチャートに基づいて前記前輪側減圧目標値と後輪側減圧目標値を用いたABS作動処理を説明する。
まず、ステップS1、ステップS2ではそれぞれ前輪の車輪速度と後輪の車輪速度を検出する。ステップS3では検出された前輪の車輪速度と後輪の車輪速度とから各車輪のスリップ率を算出する。ステップS4では前輪側のブレーキキャリパのシリンダ(以下、単に前輪側C/Cと呼ぶ)の液圧fcpを検出する。
次に、ステップS5では図3に示すマップから前輪のスリップ率が前輪側ABS開始スリップ率以上か否かを判定する。判定結果が「YES」(前輪のスリップ率が前輪側ABS開始スリップ率以上)である場合はステップS6に進み、判定結果が「NO」(後輪のスリップ率が前輪側ABS開始スリップ率よりも低い)である場合はステップS8に進む。
ステップS6では図7に示すマップから前輪側減圧目標値を読み込み、この前輪側減圧目標値に基づいてステップS7において前輪側C/Cの液圧fcpを減圧させる(前輪ロック回避)。その後、スリップ状態に応じたABS制御を続行する。ステップS8では後輪側のブレーキキャリパのシリンダ(以下、単に後輪側C/Cと呼ぶ)の液圧rcpを検出する。ステップS9では図4に示すマップから後輪のスリップ率が後輪側ABS開始スリップ率以上か否かを判定する。判定結果が「YES」(後輪のスリップ率が後輪側ABS開始スリップ率以上)である場合はステップS10に進み、判定結果が「NO」(後輪のスリップ率が後輪側ABS開始スリップ率よりも低い)である場合は処理を終了してリターンする。ステップS10では図8に示すマップから後輪側減圧目標値を読み込み、ステップS11でこの後輪側減圧目標値に基づいて後輪側C/Cの液圧rcpを減圧させる(後輪ロック回避)。
次に、上述した前輪側減圧目標値と後輪側減圧目標値の設定の一例を説明する。
図7はABSが作動開始した瞬間の前輪側C/Cの液圧fcp(MPa:横軸)に対する前輪側減圧目標値fitp(MPa:縦軸)を示したものであり、ABSが作動開始した瞬間の前輪C/Cの液圧fcpの大きさに応じて前記前輪側減圧目標値fitpが可変できるようになっている。具体的には、ABSが作動開始した瞬間の前輪側C/Cの液圧fcpが小さい時には、前記前輪側減圧目標値fitpが0に設定されて減圧を行わないようになっており、所定の前輪側C/Cの液圧fcpに達すると前記前輪目標値fitpが立ち上がり、さらに、ABSが作動開始した瞬間の前輪側C/Cの液圧fcpが大きくなるに従い、前記前輪側減圧目標値fitpが大きくなるように設定されている。
図8は、ABSが作動開始した瞬間の後輪側C/Cの液圧rcp(MPa:横軸)に対する後輪側減圧目標値ritp(MPa:縦軸)を示したものであり、前述した図7の前輪側減圧目標値fitpとABSが作動開始した瞬間の前輪側C/Cの液圧fcpとの関係と同様に、ABSが作動開始した瞬間の後輪C/Cの液圧rcpの大きさに応じて前記後輪側減圧目標値fitpが可変できるようになっている。ここで、前記前輪側減圧目標値と後輪側減圧目標値とは車体特性やブレーキシステムの仕様により変化するため、ブレーキシステムの搭載機種に応じて設定され、これにより、ABS作動直後の減圧量の調整が可能となり、ABS作動時のタイムラグを抑制し、制動フィーリングを良好にすることができる。
次に、図6のフローチャートに基づいてマップ切替え判定処理を説明する。この処理は低μ路面用のABS制御領域のマップ(低μ路用昇減圧MAP)と高μ路面用のABS制御領域のマップ(高μ路用昇減圧MAP)のどちらを用いるかを判定するための処理である。尚、このフローチャートでは前輪側の圧力センサの検出結果を用いたマップ切替え判定処理の一例を示している。
まず、ステップS12とステップS13では前輪の車輪速度と後輪の車輪速度とを検出する。ステップS14(推定車体速度を算出する手段)では前記前輪の車輪速度と、後輪の車輪速度とに基づいて推定車体速度VRを算出する。ここで、前記推定車体速度とは、前、後輪の車輪速度のうち高い方の車輪速度を一例として、車体の現在速度として推定したものである。
ステップS15(走行路面判定手段)では前輪側のブレーキキャリパの液圧fcpが0.2MPaよりも小さいか否かを判定する。判定結果が「YES」(液圧fcpが0.2MPaよりも低い)である場合はステップS16に進み、判定結果が「NO」(液圧fcpが0.2MPa以上)である場合はステップS18に進む。尚、ステップS15の液圧fcpの閾値である液圧は0.2MPaに限るものではなく適宜選択して用いても良い。
ステップS16(走行路面判定手段)では単位時間当たりの推定車速の変化量(dVR/dt)が0.8Gよりも大きいか否かを判定する。判定結果が「YES」(0.8Gよりも大きい)である場合はステップS17に進み、判定結果が「NO」(0.8G以下)である場合はステップS18に進む。ステップS17では低μ路面用の昇減圧マップに切り替えて使用し処理を終了してリターンする。一方、ステップS18では高μ路面用の昇減圧マップ(図示せず)を使用して処理を終了しリターンする。尚、ステップS16の液圧変化量の閾値である液圧変化量は0.8Gに限るものではなく適宜選択して用いても良い。
すなわち、ライダーによって前輪のブレーキ操作部2が操作された際に、車両の減速Gとブレーキキャリパ4との液圧とに基づいて、走行中の路面が凍結路面などの低μ路面か、通常路面である高μ路面かを判定して、前記路面状況に応じたマップに基づいてABS制御の最適化を図っているのである。
したがって、上記実施の形態によれば、ライダーが前輪又は後輪側のブレーキ操作部2を操作してブレーキキャリパ4で車輪に制動力が付与されると、コントローラ20では前輪側、後輪側の各車輪速度センサ31,31の検出結果に基づいて前輪スリップ率fλ又は後輪スリップ率rλを算出し、この前輪スリップ率fλ又は後輪スリップ率rλが前輪ABS開始スリップ率以上の領域になった場合に、前記液圧モジュレータ6のピストン18を減圧側に移動させてそれぞれのブレーキキャリパ4の液圧を減圧することができる。
そして、図7、図8に示すマップにより、ABSが作動開始した瞬間の前輪又は後輪側C/Cの液圧fcp,rcpに基づいて前輪側減圧目標値fitp又は後輪側減圧目標値ritpを最適化して、例えば、各ブレーキキャリパ4の液圧fcp,rcpが低い領域では、前輪側減圧目標値fitp又は後輪側減圧目標値ritpを0に設定し、一方、ブレーキキャリパ4の液圧が高い領域では、前記前輪側減圧目標値fitp又は後輪側減圧目標値ritpを従来よりも高液圧に設定することでABS作動時のタイムラグを抑制することができ、この結果、ブレーキフィーリングを良好にし、商品性の向上を図ることができる。
さらに、ライダーによってブレーキ操作部2が操作された際に、前輪側の圧力センサ28の検出結果と、前輪側、後輪側の各車輪速度センサ31,31の検出結果に基づいてスリップ率を算出して高μ路面又は低μ路面を判定することができるため、高μ路面、低μ路面の各々に対応したマップを用いてABS制御性能をより高めることができる。
尚、この発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、自動二輪車以外の車両に用いても良い。また、前述した実施の形態では、前輪側は主ブレーキ通路によって直接的に前記ブレーキ操作部2からブレーキキャリパ4に液圧を作用させているが、液圧モジュレータ6を作動させるバイワイヤ方式を採用しても良く、さらに、後輪側のブレーキ操作部を先に操作して前輪側ブレーキシステムが連動する場合にも同様である。
この発明の実施の形態における自動二輪車のブレーキ装置の液圧回路図である。 この発明の実施の形態における図1の制動時及び前輪ABS作動時を示す液圧回路図である。 この発明の実施の形態における前輪スリップ率に対する前輪側のブレーキキャリパの液圧の減圧目標値を示すグラフである。 この発明の実施の形態における後輪スリップ率に対する後輪側のブレーキキャリパの液圧の減圧目標値を示すグラフである。 この発明の実施の形態における減圧目標値を用いたABS作動処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態におけるマップ切替え判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態における前輪側のブレーキキャリパの液圧に対する減圧目標値を示すグラフである。 この発明の実施の形態における後輪側のブレーキキャリパの液圧に対する減圧目標値を示すグラフである。
符号の説明
2 ブレーキ操作部
3 マスターシリンダ
4 ブレーキキャリパ(制動手段)
6 液圧モジュレータ
29 圧力センサ(液圧センサ)
31 車輪速度センサ
ステップS3 スリップ率算出手段
ステップS14 推定車体速度を算出する手段
ステップS15,ステップS16 走行路面判定手段

Claims (3)

  1. ブレーキ操作部に連動するマスターシリンダと、
    該マスターシリンダと制動手段との間を接続する主通路に設けられた第1電磁開閉弁と、
    前記制動手段に作用する液圧を発生させる液圧モジュレータと、
    該液圧モジュレータを制御する制御部と、
    前記制動手段に作用する液圧を検出する液圧センサと、
    前輪と後輪との車輪速度を各々検出する複数の車輪速度センサと、
    これら車輪速度センサの検出結果に基づいて前輪又は後輪のスリップ率を算出するスリップ率算出手段とを設け、
    前記マスターシリンダと前記制動手段との間を接続する主通路に、第2電磁開閉弁を備えた分岐通路を介して液損シュミレータを接続して設け、
    通常ブレーキ時は、第1開閉弁を閉じると共に、前記第2電磁開閉弁を開いて前記液圧モジュレータを作動させるようにし、液圧に応じて予め定められたアンチロックブレーキシステム開始スリップ率を超えたときにアンチロックブレーキシステムを作動させるように設定され、
    アンチロックブレーキシステムが作動したときの前記制動手段に作用する液圧が所定の液圧よりも小さいときは前記減圧目標値をゼロに設定する一方、所定の液圧以上のときは前記制動手段に作用する液圧が増加するに従って前記減圧目標値を大きく設定された車両用ブレーキ装置において、
    前記アンチロックブレーキシステム開始スリップ率は、前記液圧が小さいほど大きくなり、前記液圧が大きいほど小さく設定され、
    前記アンチロックブレーキシステムの作動時に、前記液圧センサの検出結果に基づいて前記制動手段に作用する液圧を減圧目標値まで減圧するとともに、液圧に応じて予め定められた減圧目標値のマップに基づいて前記減圧目標値を持ち替えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 前記車輪速度センサの検出結果に基づいて推定車体速度を算出する手段を設け、この算出された推定車体速度と、前輪側の制動手段に作用する液圧とに基づいて走行路面を判定する走行路面判定手段を設け、前記走行路面判定手段によって低μ路面であると判定された場合に低μ路面用の制御マップに基づいて前記減圧目標値を持ち替え、前記走行路面判定手段によって高μ路面であると判定された場合に高μ路面用制御マップに基づいて前記減圧目標値を持ち替えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  3. ブレーキ操作を行うブレーキ操作部に連動するマスターシリンダを設け、このマスターシリンダの液圧を検出し、この検出された液圧に応じて前記液圧モジュレータを作動させて行うABS(アンチロックブレーキシステム)の作動制御と、前後輪連動ブレーキ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
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