JP4758389B2 - 制動力制御装置 - Google Patents
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Description
前記マスタシリンダと導通可能な吸入孔を有するポンプと、
前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入孔との導通状態を制御する吸入弁と、
前記マスタシリンダおよび前記ポンプの吐出孔の双方と導通可能なホイルシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイルシリンダとを結ぶブレーキ回路の途中にあって、これらの導通状態を制御するゲート弁と、
前記ゲート弁よりホイルシリンダ側において連通する1系統2輪分のホイルシリンダへの導通状態をそれぞれ制御する保持弁と、
前記ホイルシリンダおよび前記ポンプの吸入孔の双方と導通可能なリザーバと、
前記ホイルシリンダと前記リザーバとの導通状態を制御する減圧弁と、
前記ゲート弁を閉弁状態、前記吸入弁を開弁状態、前記保持弁を開弁状態、前記減圧弁を閉弁状態とし、前記ポンプを駆動して前記マスタシリンダにより発生した制動力を補助するブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト手段と、
前記マスタシリンダ、前記ホイルシリンダ、前記ポンプ、前記リザーバとの導通状態を制御する処理と、前記ポンプを作動状態とする処理とを含み、車輪のロックを回避すべく前記ホイルシリンダの液圧を増減圧制御するアンチロックブレーキ制御を実行するアンチロックブレーキ手段と、
を備えた制動力制御装置において、
前記アンチロックブレーキ手段は、前記ブレーキアシスト制御中であって、かつ、前記ホイルシリンダの液圧が前記マスタシリンダの液圧より高圧のときは、前記アンチロックブレーキ制御による減圧要求に対し、前記ゲート弁を開弁状態として前記ホイルシリンダの減圧動作を行う第1減圧手段と、
前記ブレーキアシスト制御中であって、かつ、前記ホイルシリンダの液圧が前記マスタシリンダの液圧より低圧のときは、前記アンチロックブレーキ制御による減圧要求に対し、前記ゲート弁を開弁状態、前記吸入弁を閉弁状態、前記保持弁を閉弁状態、前記減圧弁を開弁状態として前記ホイルシリンダの減圧動作を行う第2減圧手段を有することを特徴とする。
図4は、BA制御中ABS減圧制御処理を表すフローチャートである。
ステップ201ではホイルシリンダ圧PWCFLとマスタシリンダ圧PMCとの差圧PWCMCが所定液圧α1以下であるかどうかを判断する。これにより、上記差圧PWCMCが小さい領域に対し、ステップ201における判断において、オフセット量α1により、ゲート弁GVOPで確実に減圧可能な領域を調整できる。
次に、本実施例におけるBA制御中ABS制御実行時に、図2のステップ104にて減圧要求が無く、ステップ106のBA制御中ABS増圧制御が実施される場合について、図6、図7を用いて説明する。
(1)ゲート弁を閉弁状態、吸入弁を開弁状態、保持弁を開弁状態、減圧弁を閉弁状態とし、ポンプを駆動してマスタシリンダにより発生した制動力を補助するブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト手段と、マスタシリンダ、ホイルシリンダ、ポンプ、リザーバとの導通状態を制御する処理と、ポンプを作動状態とする処理とを含み、車輪のロックを回避すべくホイルシリンダの液圧を増減圧制御するアンチロックブレーキ制御を実行するアンチロックブレーキ手段とを備えた制動力制御装置において、ECUは、ブレーキアシスト制御中であって、かつ、ホイルシリンダの液圧がマスタシリンダの液圧より高圧のときは、アンチロックブレーキ制御による減圧要求に対し、ゲート弁を開弁状態としてホイルシリンダの減圧動作を行う第1減圧手段と、ブレーキアシスト制御中であって、かつ、ホイルシリンダの液圧がマスタシリンダの液圧より低圧のときは、アンチロックブレーキ制御による減圧要求に対し、ゲート弁を開弁状態、吸入弁を閉弁状態、保持弁を閉弁状態、減圧弁を開弁状態としてホイルシリンダの減圧動作を行う第2減圧手段とを有することとした。
よって、ホイルシリンダの液圧とマスタシリンダの液圧との差圧が少なくなり、第1減圧手段による減圧が困難となった場合でも、第2減圧手段は大気圧であるリザーバに対してブレーキ液を流す手段であることから、アンチロックブレーキ制御からの減圧要求に対して、確実に減圧動作を実施することができる。
例えば、車輪スリップ量相当値が急激に大きくなった場合に、上記(2)に記載の判断では応答性が確保できない場合や、また、ホイルシリンダ液圧の検出誤差により上記(2)による判断が遅れる場合が考えられる。今、ブレーキアシスト制御中のABS制御であることから、原則としてブレーキペダルは運転者により踏み込まれており、マスタシリンダには有る程度の液圧が発生していると考えられる。このとき、リザーバはほぼ大気圧であることから、マスタシリンダの液圧よりもリザーバの液圧の方が低いため、減圧速度を確保することが可能となり、応答性の向上を図ることができる。
PSM マスタシリンダ液圧センサ
WCFL,WCFR,WCRL,WCRR 各輪ホイルシリンダ
PSFL,PSFR,PSRL,PSRR 各輪ホイルシリンダ圧センサ
VWFL,VWFR,VWRL,VWRR 各輪車輪速度センサ
GVOP,GVOS 各系統ゲート弁
GVIP,GVIS 各系統吸入弁
SIFL,SIFR,SIRL,SIRR 各輪保持弁
SOFL,SOFR,SORL,SORR 各輪減圧弁
RSVP,RSVS 各系統リザーバ
PMPP,PMPS 各系統ポンプ
MOT ポンプ駆動モータ
ECU コントロールユニット
Claims (7)
- 運転者の制動操作に対応する液圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダと導通可能な吸入孔を有するポンプと、
前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入孔との導通状態を制御する吸入弁と、
前記マスタシリンダおよび前記ポンプの吐出孔の双方と導通可能なホイルシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイルシリンダとを結ぶブレーキ回路の途中にあって、これらの導通状態を制御するゲート弁と、
前記ゲート弁よりホイルシリンダ側において連通する1系統2輪分のホイルシリンダへの導通状態をそれぞれ制御する保持弁と、
前記ホイルシリンダおよび前記ポンプの吸入孔の双方と導通可能なリザーバと、
前記ホイルシリンダと前記リザーバとの導通状態を制御する減圧弁と、
前記ゲート弁を閉弁状態、前記吸入弁を開弁状態、前記保持弁を開弁状態、前記減圧弁を閉弁状態とし、前記ポンプを駆動して前記マスタシリンダにより発生した制動力を補助するブレーキアシスト制御を実行するブレーキアシスト手段と、
前記マスタシリンダ、前記ホイルシリンダ、前記ポンプ、前記リザーバとの導通状態を制御する処理と、前記ポンプを作動状態とする処理とを含み、車輪のロックを回避すべく前記ホイルシリンダの液圧を増減圧制御するアンチロックブレーキ制御を実行するアンチロックブレーキ手段と、
を備えた制動力制御装置において、
前記アンチロックブレーキ手段は、前記ブレーキアシスト制御中であって、かつ、前記ホイルシリンダの液圧が前記マスタシリンダの液圧より高圧のときは、前記アンチロックブレーキ制御による減圧要求に対し、前記ゲート弁を開弁状態として前記ホイルシリンダの減圧動作を行う第1減圧手段と、
前記ブレーキアシスト制御中であって、かつ、前記ホイルシリンダの液圧が前記マスタシリンダの液圧より低圧のときは、前記アンチロックブレーキ制御による減圧要求に対し、前記ゲート弁を開弁状態、前記吸入弁を閉弁状態、前記保持弁を閉弁状態、前記減圧弁を開弁状態として前記ホイルシリンダの減圧動作を行う第2減圧手段と、
を有することを特徴とする制動力制御装置。 - 請求項1記載の制動力制御装置において、
前記第1減圧手段実行時に、前記ホイルシリンダの液圧および前記マスタシリンダの液圧との差圧が所定値以下となった場合に、前記第2減圧手段に切り替えることを特徴とする制動力制御装置。 - 請求項1または2に記載の制動力制御装置において、
前記アンチロックブレーキ制御手段は、各輪の車輪スリップ量相当値を演算するスリップ演算手段を有し、前記第1減圧手段実行時に、前記車輪スリップ量相当値が所定値以上となった場合に、前記第2減圧手段に切り替えることを特徴とする制動力制御装置。 - 請求項1ないし3いずれか一つに記載の制動力制御装置において、
前記ゲート弁よりホイルシリンダ側において連通する1系統2輪分のホイルシリンダのうち、液圧の高いホイルシリンダを高圧側ホイルシリンダと判断し、液圧の低いホイルシリンダを低圧側ホイルシリンダと判断する判断手段を備え、
前記アンチロックブレーキ制御手段は、前記高圧側ホイルシリンダに対してのみ前記第1減圧手段の実行を許可し、前記低圧側ホイルシリンダに対しては前記マスタシリンダと前記ホイルシリンダとの液圧の関係に関わらず、常に、前記第2減圧手段を実行することを特徴とする制動力制御装置。 - 請求項4に記載の制動力制御装置において、
前記第2減圧手段により前記ホイルシリンダから流出したブレーキ液量である減圧弁流出液量を演算する減圧弁流出液量演算手段と、
前記ゲート弁から前記減圧弁流出液量分を流出させるのに必要な開弁時間である平衡開弁時間を演算する平衡開弁時間演算手段と、
を備え、
前記アンチロックブレーキ手段は、前記低圧側ホイルシリンダにおいて前記第2減圧手段が実行されたときは、前記平衡開弁時間の間、前記ゲート弁を開弁状態とする過増圧防止手段を有することを特徴とする制動力制御装置。 - 請求項1ないし5いずれか一つに記載の制動力制御装置において、
前記アンチロックブレーキ手段は、前記ブレーキアシスト制御中であって、かつ、前記ホイルシリンダの液圧が前記マスタシリンダの液圧より高圧のときは、前記アンチロックブレーキ手段により増圧要求に対し、前記吸入弁を開弁状態として前記ブレーキアシスト手段による増圧を行う第1増圧手段と、
前記ブレーキアシスト制御中であって、かつ、前記ホイルシリンダの液圧が前記マスタシリンダの液圧より低圧のときは、前記アンチロックブレーキ制御による増圧要求に対し、前記ゲート弁を開弁状態、前記吸入弁を閉弁状態、前記保持弁を開弁状態、前記減圧弁を閉弁状態として前記ホイルシリンダの増圧動作を行う第2増圧手段と、
を有することを特徴とする制動力制御装置。 - 請求項6に記載の制動力制御装置において、
前記ゲート弁よりホイルシリンダ側において連通する1系統2輪分のホイルシリンダのうち、液圧の高いホイルシリンダを高圧側ホイルシリンダと判断し、液圧の低いホイルシリンダを低圧側ホイルシリンダと判断する判断手段を備え、
前記アンチロックブレーキ制御手段は、前記高圧側ホイルシリンダに対してのみ前記第1増圧手段の実行を許可し、前記低圧側ホイルシリンダに対しては前記マスタシリンダと前記ホイルシリンダとの液圧の関係に関わらず、常に、前記第2増圧手段を実行することを特徴とする制動力制御装置。
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