JP4601900B2 - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents
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- H02P21/141—Flux estimation
Description
【技術分野】
この発明は、誘導電動機の発生トルクを高精度に制御することができる誘導電動機の制御装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、誘導電動機を高性能に駆動する手法として、二次磁束に同期して回転する回転座標軸(d−q軸)のd軸電流及びq軸電流をそれぞれ所望の値に制御するベクトル制御法が知られている。なお、二次磁束を直接観測することはハードウェアの制約上、不可能な場合が多い。そこで、誘導電動機の一次電流に基づいて推定二次磁束を演算する、すべり周波数形ベクトル制御法が提案されている。
【0003】
しかしながら、このすべり周波数形ベクトル制御法では、推定二次磁束の演算に二次抵抗を必要とするので、発熱等が起因して二次抵抗が変化すると、制御性能が劣化してしまうという問題点があった。
【0004】
第12図は、すべり周波数形ベクトル制御方式を適用した従来の誘導電動機の制御装置におけるトルク指令とトルク誤差の関係をプロットした図である。第12図において、横軸はトルク指令であり、縦軸はトルク誤差(=発生トルク−トルク指令)である。第12図の上段の図は、回転速度が3[rad/s]のときのトルク指令とトルク誤差との関係を示し、下段の図は、回転速度が188[rad/s]のときのトルク指令とトルク誤差との関係を示している。また、実線は、誘導電動機の二次抵抗が1.3倍に変化したときの特性を示し、破線は、誘導電動機の二次抵抗が1/1.3倍に変化したときの特性を示している。
【0005】
第12図に示すように、すべり周波数形ベクトル制御方式を適用した従来の誘導電動機の制御装置では、回転速度によらず、二次抵抗の値が変化すると、トルク誤差が発生するという問題点があった。
【0006】
また、誘導電動機の運転中に、二次抵抗値を同定する手法が提案されているが、運転条件によっては、二次抵抗の推定値が発散するなど、安定性の面で問題があった。
【0007】
この問題を解決するために、誘導電動機の一次電流と一次電圧と電動機定数とに基づいて推定二次磁束を演算する磁束観測器を適用した誘導電動機の制御装置が提案されている。
【0008】
たとえば、第13図は、文献「誘導電動機の磁束フィードバック制御と等価なすべり周波数制御」(平成4年電気学会産業応用部門全国大会講演論文集110(466〜471頁))に示された従来の誘導電動機の制御装置を示す構成図である。
【0009】
まず、この従来の誘導電動機の制御装置による制御原理について説明すると、静止二軸(α−β軸)上で構成される磁束観測器は、(1),(2)式で構成される。
【0010】
【数11】
【0011】
但し、
【数12】
【0012】
なお、正方行列K1,K2は、磁束観測器の極を共役複素極または重極に配置するために、(3)式、(4)式で定め、回転速度に応じて k1,k2,k3,k4を決定する。
【0013】
【数13】
【0014】
そこで、(1)式を回転二軸(d−q軸)上に、(2)式を固定子極座標にそれぞれ座標変換すると、(5)〜(7)式になる。
【0015】
【数14】
【0016】
但し、
【数15】
【0017】
すなわち、(5)〜(7)式に基づけば、α−β軸上の磁束観測器と等価な磁束演算がd−q軸上で可能となる。
【0018】
ここで、2つの正方行列K1、K2は、静止二軸で設計したものを適用する。すなわち、正方行列K1,K2を、(3)式、(4)式で定め、回転速度に応じてk1,k2,k3,k4を決定する。このとき、K1とK2との間には、(8)式の関係が必ず成り立つ。
【0019】
【数16】
【0020】
このように互いに可換である行列K1、K2の関係のことを可換法則が成り立つという。なお、(5)〜(7)式は、(9)〜(13)式のように書き改めることができる。
【0021】
【数17】
【0022】
したがって、(9)〜(13)式に基づけば、静止二軸(α−β軸)上で構成される磁束観測器と同じ精度で、推定二次磁束の位相と振幅を得ることが可能である。したがって、この位相に基づいて、d軸電流及びq軸電流をそれぞれ所望の値に制御すれば、二次抵抗変化による制御性能の劣化を抑制することが可能である。
【0023】
次に、第13図に示した従来の誘導電動機の制御装置の構成について説明する。この誘導電動機1の制御装置は、回転速度検出器2、電流検出器3、磁束観測器4、制御手段5、
【数18】
いて回転座標軸(d−q軸)上に座標変換する座標変換器7を有する。また、制御手段5は、電流制御器8と座標変換器9とPWMインバータ10を有する。
【0024】
増幅手段6は、減算器11,12、ゲイン演算器13,14を有する。回転速度検出器2は、誘導電動機1の回転速度 ωmを検出し、電流検出器3は、誘導電動機1の一次電流 ius,ivs を検出する。
【0025】
磁束観測器4は、誘導電動機1に印加する一次電圧指令 vds *,vqs *と、増幅手段6から得られた偏差信号 z1,z2,z3,z4に基づいて、誘導電動機1の推定二次
【数19】
のq軸成分iqsを推定する。
【0026】
【数20】
上で与えられた所望の電流に一次電流が一致するように、誘導電動機1に印加する電圧を制御する。すなわち、電流制御器8は、d−q軸上で与えられた所望の電流(d軸一次電流指令ids *、q軸一次電流指令iqs *)に、d軸一次電流ids、q軸一次電流iqsがそれぞれ一致するように、d−q軸上の一次電圧指令vds *、vqs *を出力し、座標変
【数21】
を演算する。PWMインバータ10は、この三相電圧指令vus *、vvs *、vws *に基づいて、三相電圧vus、vvs、vwsを誘導電動機1に印加する。
【0027】
増幅手段6は、電流検出器3の出力を、座標変換器7を介してd−q軸上の一次電流として得、磁束観測器4から得られたd−q軸上の推定一次電流と上記d−q軸上の一次電流との偏差を、2つの正方行列K1,K2に基づいて増幅し、偏差信号z1,z2,z3,z4として出力する。
【0028】
【数22】
K1に基づいて偏差信号z1,z2を演算し、ゲイン演算器14は、(10)式の第2の正方行列K2に基づいて偏差信号z3,z4を演算する。なお、第1の正方行列および第2の正方行列は、回転速度の関数であるので、ゲイン演算器13,14は、回転速度検出器2から得られた回転速度の関数としている。
【0029】
第14図は、磁束観測器4の内部構成を示す図である。磁束観測器4は、行列演算器15〜17、ゲイン演算器18〜21、積分器22〜25、加算器26〜30、加減算器31、減算器32〜34、および除算器35を有する。
【0030】
【数23】
(11)式の右辺第2項の演算を行う。ゲイン演算器15は、制御手段5から得た一次電圧指令vds *,vqs *を入力し、(11)式の右辺第3項の演算を行う。
【0031】
加算器26,27,28,29と減算器33,34とによって、(11)式の右辺を演
【数24】
【0032】
このようにして、磁束観測器4は、回転速度検出器2から得られた回転速度と誘導電動機1の一次電圧指令vds *,vqs *と増幅手段6から得られた偏差信号z1,z2,z3,
【数25】
【0033】
第15図は、第13図および第14図に示した磁束観測器を適用した従来の誘導電動機の制御装置におけるトルク指令とトルク誤差との関係をプロットした図である。第15図において、横軸はトルク指令であり、縦軸はトルク誤差(=発生トルク−トルク指令)である。第15図の上段の図は、回転速度が3[rad/s]のときを示し、下段の図は、188[rad/s]のときを示している。また、実線は、誘導電動機1の二次抵抗が1.3倍に変化したときの特性を示しており、破線は、誘導電動機1の二次抵抗が1/1.3倍に変化したときの特性を示している。
【0034】
第12図と第15図とを比較するとわかるように、すべり周波数形ベクトル制御方式を適用した誘導電動機の制御装置に比して、第13図および第14図に示した磁束観測器を適用した従来の誘導電動機の制御装置は、誘導電動機1の運転中に二次抵抗を推定することなく、回転周波数が188[rad/s]では、トルク誤差を小さくすることが可能である。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転周波数が3[rad/s]のような低速域では、その効果が小さいという問題点があった。これは、従来の誘導電動機の制御装置は、増幅手段6の2つの正方行列K1、K2を設計する場合、K1,K2は互いに可換であるという制約を受けているので、抵抗等の電動機定数誤差の影響を最適に抑制することが出来ないためである。
【0036】
特に、電車などの電気車は一般的に、トルク制御で駆動するとともに、電気車の駆動時に最もトルクを必要とする場合は、起動時と停止時とである。したがって、速度が零に近い領域で力行、回生時の双方において精度の高いトルク制御が要求される。
【0037】
また、印刷機では、多くのギアを介して電動機に接続される。したがって、起動時は、最初、極低速で回転させながら、徐々に加速していくことになる。この場合、トルク制御の精度が変化することは、速度制御上、速度応答が変化することになる。低速時のトルク制御の精度が悪いと、運転開始時、運転終了時、夏、冬、などにおいて再現性がなくなり、調整することが困難になるという問題点が生じる。
【0038】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、抵抗等の電動機定数誤差の影響を最適に抑制する2つの正方行列を増幅手段6に適用することによって、抵抗等の電動機定数誤差が起因するトルク誤差を抑制することができる誘導電動機の制御装置およびその制御方法を得ることを目的とするものである。
【0039】
この問題点を解決するため、この発明にかかる誘導電動機の制御装置は、誘導電動機の回転速度を検出する回転速度検出器と、前記誘導電動機の一次電流を検出する電流検出器と、磁束観測器から得られた推定一次電流と前記電流検出器から得られた一次電流との偏差を増幅する増幅手段と、前記回転速度検出器から得られた回転速度と前記誘導電動機の一次電圧と前記増幅手段から得られた偏差信号とに基づいて前記誘導電動機の推定二次磁束及び推定一次電流を推定する磁束観測器と、前記磁束観測器から得られた推定二次磁束に基づいて前記誘導電動機に印加する電圧を制御する制御手段とを備え、前記増幅手段は、可換法則が成立しない2つの正方行列H1,H2すなわち、それぞれ独立した8要素からなるフィードバックゲインをもとに前記一次電流の偏差を増幅するようにしているので、磁束観測器の極を共役複素極または重極に配置するという制約を受けることなく、電動機定数誤差が起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
【0040】
つぎの発明にかかる誘導電動機の制御装置は、上記の発明において、前記増幅手段は、回転角速度に基づいて前記フィードバックゲインを決定するようにしているので、可変速運転をする場合でも、電動機定数誤差が起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
【0041】
つぎの発明にかかる誘導電動機の制御装置は、上記の発明において、前記増幅手段は、すべり角周波数に基づいて前記フィードバックゲインを決定するようにしているので、負荷トルクが変化する場合でも、電動機定数誤差が起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
【0042】
つぎの発明にかかる誘導電動機の制御装置は、上記の発明において、前記増幅手段は、回転角速度とすべり角周波数との両方に基づいて、前記フィードバックゲインを決定するようにしているので、可変速運転をする場合や負荷トルクが変化する場合でも、電動機定数誤差が起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
つぎの発明にかかる誘導電動機の制御装置は、上記の発明において、前記増幅手段は、次式
【数26】
但し、
【数27】
【数28】
【数29】
偏差を増幅するようにしているので、あらゆる電動機定数誤差が起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
【0043】
つぎの発明にかかる誘導電動機の制御装置は、上記の発明において、前記増幅手段は、次式
【数30】
但し、
【数31】
【数32】
偏差を増幅するようにしているので、一次抵抗誤差と二次抵抗誤差とに起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
【0044】
つぎの発明にかかる誘導電動機の制御装置は、上記の発明において、前記増幅手段は、次式
【数33】
但し、
【数34】
【数35】
偏差を増幅するようにしているので、二次抵抗誤差が起因するトルク制御精度の劣化を抑制することができる。
【0045】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる誘導電動機の制御装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態1.
【0046】
まず、この発明の実施の形態1について説明する。ここで、この発明の実施の形態1の具体的構成を説明するまえに、この誘導電動機の制御装置の動作原理について説明する。まず、d-q軸上における誘導電動機の状態方程式は(14)〜(16)式で表現できる。
【0047】
【数36】
【0048】
但し、
【数37】
【0049】
そこで、(17)〜(19)式により、d-q軸上で磁束観測器を構成することが可能となる。
【0050】
【数38】
【0051】
上述したように、誘導電動機は運転中に発熱等に起因して一次抵抗および二次抵抗が変化する。たとえば、Rs,Rrが(1+k)倍に変化したとき、(14),(15)式は、(20),(21)式のように変化する。
【0052】
【数39】
【0053】
但し、
【数40】
【0054】
ところで、(20),(21)式は、(22)式のように書き改めることが可能である。
【0055】
【数41】
【0056】
また、誘導電動機のベクトル制御が正しく動作している場合、定常状態では(23)〜(25)式が成り立つ。
【0057】
【数42】
【0058】
そこで、(23)〜(25)式を(22)式に代入すると(26)式を得る。
【0059】
【数43】
【0060】
そして、A,B1,B2,C,D2,w2を(27)〜(32)式で定義するとき、(19),(26)式から成る誘導電動機は、図1に示すブロック線図のように表現しても良い。
【0061】
【数44】
【0062】
ここでεは、十分小さな任意の正数、w1は任意の変数である。制御対象を図1に示すように書き表す場合、一般にB2・w2は状態雑音、D2・w1は観測雑音と呼ぶ。
【0063】
【数45】
の正方行列H1,H2は、(33)式で与えればよい。但し、Pは、リッカチ方程式と呼ばれる(34)式を満足する正定の唯一解である。
【0064】
【数46】
【0065】
この(34)式のA,B2は、回転角速度ωmおよび一次角周波数ωの関数なので、(33)式で与えられるH1,H2も回転角速度ωmおよび一次角周波数ωの関数となる。
【0066】
ωとPmωmの差をすべり角周波数ωsとするとき、(33)式と(34)式から得られたH1,H2の要素、h11,h12,h21,h22,h31,h32,h41,h42は、図2に示すような関数となる。
【0067】
従来の誘導電動機の制御装置では、磁束観測器の極を共役複素極または重極に配置するために、正方行列K1,K2は、互いに可換にしていたが、図2に示すように、H1H2≠H2H1となるので、この実施の形態1の二つの正方行列H1,H2の間には、可換法則が成り立たない。
【0068】
なお、(18)式を固定子極座標に座標変換することにより、(17)〜(19)式は(35)〜(39)式と書き改めることができる。
【0069】
【数47】
【0070】
ここで、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置について説明する。第3図は、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。
【0071】
第3図において、誘導電動機1,回転速度検出器2,電流検出器3,制御手段5,座標変換器7,電流制御器8,座標変換器9,PWMインバータ10は、第13図に示した従来の誘導電動機の制御装置と同一である。
【0072】
増幅手段6aは、減算器11a,12aおよびゲイン演算器13a,14aを有する。また、磁束観測器4aは、誘導電動機1の一次電圧指令vds *,vqs *と増幅手段6aから得られた偏差信号e1,e2,e3,e4に基づいて、誘導電動機の推定二次磁束の振
【数48】
iqsを推定する。
【0073】
増幅手段6aは、電流検出器3の出力を座標変換器7を介してd−q軸上の一次電流として得、磁束観測器4aから得られたd−q軸上の推定一次電流と上記d−q軸上の一次電流との偏差を2つの正方行列H1,H2に基づいて増幅し、偏差信号e1,e2,e3,e4として出力する。
【0074】
【数49】
H1に基づいて、偏差信号e1,e2を演算し、ゲイン演算器14aは(33)式の第2の正方行列H2に基づいて、偏差信号e3,e4を演算する。
【0075】
なお、第1の正方行列および第2の正方行列は、第2図に示したように、回転速度ωmとすべり角周波数ωsの関数であるので、ゲイン演算器13a,14aは、回転速度検出器2から得られた回転速度ωmと磁束観測器4aから得られたすべり角周波数ωsの関数にする。
【0076】
第4図は、磁束観測器4aの構成を示すブロック図である。磁束観測器4aは、減算器36〜39、加算器40〜42、積分器43〜46、除算器47、ゲイン演算器48,49、および行列演算器50,51を有する。
【0077】
行列演算器50は、後述する角周波数ωに基づいて、(37)式の右辺第1項の行列演算を行う。減算器36〜38および加算器40,41は、行列演算器50の出力とvds
【数50】
【0078】
減算器39とゲイン演算器49と除算器47とは、(38)式の右辺第2項の演算を行い、加算器42は、除算器47の出力とゲイン48の出力を加算することにより、(38)式右辺、すなわち一次角周波数ωを得る。なお、除算器47の出力は、一次角周波数ωと回転角周波数Pmωmの差分に相当することから、すべり角周波数ωsと等しい。積分器
【数51】
【0079】
これによって、この実施の形態1では、温度変化に関わらず、誘導電動機の出力トルクを正確に制御することができる。
【0080】
第5図は、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置におけるトルク指令とトルク誤差との関係をプロットした図である。第5図において、横軸はトルク指令を示し、縦軸はトルク誤差(=発生トルク−トルク指令)を示している。第5図の上段の図は、回転速度が3[rad/s]のときを示し、下段の図は、188[rad/s]のときを示している。また、実線は、この誘導電動機1の一次抵抗および二次抵抗が1.3倍に変化したときの特性を示しており、破線は、誘導電動機1の一次抵抗および二次抵抗が1/1.3倍に変化したときの特性を示している。
【0081】
この第5図と、第12図および第15図とを比較してわかるように、この実施の形態1に示した誘導電動機の制御装置では、従来の誘導電動機の制御装置よりも回転角速度を問わず、抵抗誤差があっても、トルク誤差を抑制することができる。
実施の形態2.
【0082】
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、H1,H2が回転角速度ωmとすべり角周波数ωsと関数とした場合について説明したが、回転角速度ωmとすべり角周波数ωsとの関係が、おおよそ一意に定まるような負荷を想定すれば、H1,H2を回転角速度ωmだけの関数としても良い。
【0083】
たとえば、一次角周波数ωが微小な値Δωとなる負荷を想定すると、すべり角周波数は、(40)式のように回転角速度ωmから一意に定まる。
【数52】
【0084】
第6図は、(40)式が成り立つ場合の回転周波数とH1,H2の要素h11,h12,h21,h22,h31,h32,h41,h42との関係を示した図である。第6図に示すように、この実施の形態2の二つの正方行列H1,H2の間には、可換法則が成り立たない。
【0085】
このように、回転角速度ωmとすべり角周波数ωsとの関係が、おおよそ一意に定まるような負荷を想定すれば、H1,H2を回転角速度ωmだけの関数で与えることが可能であり、増幅手段の演算量を削減することが可能である。
【0086】
第7図は、この発明の実施の形態2である誘導電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。第7図において、誘導電動機1,回転速度検出器2,電流検出器3,磁束観測器4a,制御手段5,座標変換器7,電流制御器8,座標変換器9,および減算器10は、第3図に示した実施の形態1による誘導電動機の制御装置と同一である。
【0087】
増幅手段6bは、減算器11b,12bおよびゲイン演算器13b,14bを有する。増幅手段6bは、電流検出器3の出力を座標変換器7を介してd−q軸上の一次電流として得、磁束観測器4aから得られたd−q軸上の推定一次電流と上記d−q軸上の一次電流との偏差を、2つの正方行列H1,H2に基づいて増幅し、偏差信号e1〜e4として出
【数53】
基づいて偏差信号e1,e2を演算する。ゲイン演算器14bは、第2の正方行列H2に基づいて偏差信号e3,e4を演算する。
【0088】
なお、第1の正方行列および第2の正方行列は、第6図に示したように、回転角速度の関数であるので、ゲイン演算器13b,14bは、回転速度検出器2から得られた回転速度の関数としている。
【0089】
第8図は、この発明の実施の形態2である誘導電動機の制御装置におけるトルク指令とトルク誤差との関係をプロットした図である。第8図において、横軸はトルク指令であり、縦軸はトルク誤差(=発生トルク−トルク指令)である。また、第8図の上段の図は、回転速度が3[rad/s]のときを示し、下段の図は、188[rad/s]のときを示している。また、実線は、誘導電動機1の一次抵抗および二次抵抗が1.3倍に変化したときの特性を示しており、破線は、誘導電動機の一次抵抗および二次抵抗が1/1.3倍に変化したときの特性を示している。
【0090】
この第8図を、第12図および第15図と比較してわかるように、この実施の形態2である誘導電動機の制御装置は、従来の誘導電動機の制御装置に比して、回転角速度を問わず、抵抗誤差があっても、トルク誤差を抑制することができる。
実施の形態3.
【0091】
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態2では、増幅手段6bが回転角速度に基づいて、正方行列H1,H2を得るものについて説明したが、回転角速度の代わりにすべり角周波数に基づいて正方行列H1,H2を得てもよく、この場合にも上述した実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0092】
第9図は、この発明の実施の形態3である誘導電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。第9図において、誘導電動機1,回転速度検出器2,電流検出器3,磁束観測器4a,制御手段5,座標変換器7,電流制御器8,座標変換器9,および減算器10は、第3図に示した実施の形態1による誘導電動機の制御装置と同一である。
【0093】
増幅手段6cは、減算器11c,12cおよびゲイン演算器13c,14cを有する。増幅手段6cは、電流検出器3の出力を座標変換器7を介してd−q軸上の一次電流として得、磁束観測器4aから得られたd−q軸上の推定一次電流と上記d−q軸上の一次電流との偏差を、2つの正方行列H1,H2に基づいて増幅し、偏差信号e1〜e4として出力する。
【0094】
【数54】
偏差信号e1,e2を演算する。ゲイン演算器14cは、第2の正方行列H2に基づいて、偏差信号e3,e4を演算する。
【0095】
なお、第1の正方行列および第2の正方行列は、すべり角周波数の関数としたので、ゲイン演算器13b,14cは、磁束観測器4aから得られたすべり角周波数の関数としている。
実施の形態4.
【0096】
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態1〜3に示した正方行列H1,H2では、一次抵抗および二次抵抗に誤差がある場合について説明したが、二次抵抗だけに誤差がある場合についても、同様にして正方行列H1,H2を定めることが可能である。
【0097】
一般に、誘導電動機の一次抵抗の温度は、熱電対等を利用した温度検出器によって検出することができる。この検出温度を用いれば、誘導電動機の一次抵抗値を演算することが可能である。しかし、かご型誘導電動機の場合、二次抵抗の温度を熱電対等の温度検出器で測定することは困難である。
【0098】
そこで、Rsが既知であり、Rrが(1+k)倍に変化した場合について説明する。Rsが既知であり、Rrが(1+k)倍に変化したとき、(14),(15)式は、(41)式のように書き改めることが可能である。
【0099】
【数55】
【0100】
上述した通り、誘導電動機のベクトル制御が正しく動作している場合、定常状態では、(23)〜(25)式が成り立つ。そこで、(23)〜(25)式を(41)式に代入すると(42)式を得る。
【0101】
【数56】
【0102】
そして、B2を(29)式の代わりに(43)式で与え、w2を(32)式の代わりに(44)式で与えれば、(19),(42)式から成る誘導電動機も、図1のように表現しても良い。
【0103】
B2を(43)式、w2を(44)式でそれぞれ再定義し、(33)式で2つの正方行列H1、H2を与えれば、二次抵抗だけに誤差がある場合のトルク誤差を抑制することが可能である。
【0104】
なお、実施の形態1と同様に、(34)式のAは、回転角速度ωmおよび一次角周波数ωの関数なので、(33)式で与えられるH1,H2も、回転角速度ωmおよび一次角周波数ωの関数となる。
【0105】
また、上述した実施の形態1〜3と同様に、この実施の形態4の二つの正方行列H1,H2の間には、可換法則が成り立たない。
【0106】
第10図は、この発明の実施の形態4である誘導電動機の制御装置の構成を示すブロック図である。第10図において、誘導電動機1,回転速度検出器2,電流検出器3,制御手段5,座標変換器7,電流制御器8,座標変換器9,および減算器10は、第3図に示した実施の形態1による誘導電動機の制御装置と同一である。
【0107】
温度検出器52は、誘導電動機1の一次抵抗の温度を計測する。抵抗値演算器53は、温度検出器52から得られた一次抵抗の温度Tに基づいて、一次抵抗値Rsを出力する。磁束観測器4dは、一次抵抗Rsを抵抗値演算器53から得られた値を利用する以外は、磁束観測器4aと同じである。
【0108】
増幅手段6dは、減算器11d,12dおよびゲイン演算器13d,14dを有する。増幅手段6dは、(43)、(44)式で定義したB2、w2に基づいて得られた二つの正方行列H1,H2を用いる点以外は、増幅手段6aと同じである。
【0109】
これによって、温度変換の影響を受けて二次抵抗値に誤差が生じても、トルク誤差を抑制することが可能である。
実施の形態5.
【0110】
つぎに、この発明の実施の形態5について説明する。上述した2つの正方行列H1,H
【数57】
上する。
【0111】
そこで、第11図に示すような回路構成を用いて、推定二次磁束の振幅が所望の二次磁束振幅値になるように、d軸電流指令ids *を決定しても良い。第11図において、減算
【数58】
の偏差を演算し、増幅器55は、減算器54の出力を増幅して、d軸電流指令ids *として出力する。
実施の形態6.
【0112】
つぎに、この発明の実施の形態6について説明する。上述した実施の形態では、正方行列H1,H2は、抵抗値に誤差がある場合について説明したが、相互インダクタンスMや一次インダクタンスLs、二次インダクタンスLrといったあらゆる電動機定数誤差についても、同様に行列B1または行列D2もしくは行列B1および行列D2の両方を適切に定めることにより、トルク制御精度の劣化を抑制するためのH1、H2を決定することが可能であることは言うまでもない。
【0113】
【産業上の利用可能性】
この発明は、誘導電動機の発生トルクを高精度に制御することができる誘導電動機の制御装置に関し、特に、電気車や印刷機などのように低速において精度の高いトルク制御を要求する装置に好適な誘導電動機の制御装置として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、抵抗誤差がある場合における誘導電動機の制御装置の制御内容を説明するブロック線図である。
【図2】 第2図は、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置の正方行列H1,H2の要素を示す図である。
【図3】 第3図は、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図4】 第4図は、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置の磁束観測器の構成を示すブロック図である。
【図5】 第5図は、この発明の実施の形態1である誘導電動機の制御装置のトルク制御精度を示す図である。
【図6】 第6図は、この発明の実施の形態2である誘導電動機の制御装置の正方行列H1,H2の要素を示す図である。
【図7】 第7図は、この発明の実施の形態2である誘導電動機の制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図8】 第8図は、この発明の実施の形態2である誘導電動機の制御装置のトルク制御精度を示す図である。
【図9】 第9図は、この発明の実施の形態3である誘導電動機の制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図10】 第10図は、この発明の実施の形態4である誘導電動機の制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図11】
【数59】
を求める回路構成を示す図である。
【図12】 第12図は、従来の誘導電動機の制御装置のトルク制御精度を示す図である。
【図13】 第13図は、従来の誘導電動機の制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図14】 第14図は、従来の誘導電動機の制御装置に用いられる磁束観測器の構成を示すブロック図である。
【図15】 第15図は、第13図および第14図に示した磁束観測器を適用した従来の誘導電動機の制御装置におけるトルク指令とトルク誤差との関係をプロットした図である。
Claims (7)
- 誘導電動機の回転速度を検出する回転速度検出器と、
前記誘導電動機の一次電流を検出する電流検出器と、
磁束観測器から得られた推定一次電流と前記電流検出器から得られた一次電流との偏差を増幅する増幅手段と、
前記回転速度検出器から得られた回転速度と前記誘導電動機の一次電圧と前記増幅手段から得られた偏差信号とに基づいて前記誘導電動機の推定二次磁束及び推定一次電流を推定する磁束観測器と、
前記磁束観測器から得られた推定二次磁束に基づいて前記誘導電動機に印加する電圧を制御する制御手段と、
を備え、
前記増幅手段は、互いに可換でない2つの正方行列の、それぞれ独立した8要素からなるフィードバックゲインをもとに前記一次電流の偏差を増幅することを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 前記増幅手段は、回転角速度に基づいて、前記フィードバックゲインを決定することを特徴とする請求項1に記載の誘導電動機の制御装置。
- 前記増幅手段は、すべり角周波数に基づいて、前記フィードバックゲインを決定することを特徴とする請求項1に記載の誘導電動機の制御装置。
- 前記増幅手段は、回転角速度とすべり角周波数との両方に基づいて、前記フィードバックゲインを決定することを特徴とする請求項1に記載の誘導電動機の制御装置。
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