JP4601592B2 - ロッカアーム - Google Patents

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Description

本発明は、動弁装置に用いられるロッカアームに関する。
ロッカアームとして、従来、特許文献1や特許文献2に記載されているものが知られている。この種のロッカアームは、図9及び図10に示すように、アーム本体100の前端部に二股に分かれた一対の支持部101を形成し、この支持部101によってローラ102のシャフト103の両端部を支持した構造となっていて、このローラ102をカムロブ(図示せず)の外周面上で転動させるようになっている。ロッカアームRは、ローラ102をカムロブに転動させることにより前端部を往復移動させつつ揺動し、ロッカアームRの揺動に伴なってバルブ(図示せず)が開閉移動するようになっている。
特開平3−242407号公報 特開平5−321615号公報
近年、低燃費化等のためにロッカアームRの軽量化が望まれているが、軽量化の一手段としては、ロッカアームRの揺動中心から偏心した前端部の重量を軽減するために支持部101を薄肉にする方法が考えられる。ところが、支持部101は、片持ち状に延出した形態であるため、薄肉にしてしまうと、ローラ102のシャフト103を支持するための強度が保てなくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ローラを支持している支持部の軽量化を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、アーム本体の端部に、二股状に分かれて片持ち状に延出する形態の一対の支持部を形成し、前記一対の支持部の間に配置したローラを、前記一対の支持部によって回転可能に支持したロッカアームであって、前記一対の支持部における先端部同士を連結部によって連結したところに特徴を有する。
また、この請求項の発明は、前記連結部を前記ローラに近接した位置に配置し、前記連結部に、上方へ延出することで前記支持部の表面から弾き飛ばされたオイルを受け止める受け片を形成したところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
一対の支持部はアーム本体から片持ち状に延出するのであるが、一対の支持部の先端部同士を連結部によって連結したので、支持部が変形し難くなり、その分、支持部を薄肉化することができる。これにより、支持部、即ちアーム本体の端部を軽量化することができる。
また、支持部から弾き飛ばされたオイルは、受け片で受け止められ、重力により受け片から連結部へ流れ落ちる。連結部はローラに接近して配置されているので、連結部に流れ落ちたオイルはローラに伝わる。
参考形態1>
以下、本発明の参考形態1を図1乃至図7を参照して説明する。本参考形態1のロッカアームRaは、前後方向に長いアーム本体10と、アーム本体10の前端部に回転可能に支持したローラ20と、アーム本体10の後端部に設けたアジャストスクリュ25とを備えて構成されている。ロッカアームRaは、その長さ方向略中央位置の軸嵌孔18に嵌合した支持軸30を中心として、前端部側と後端部側を交互に上下動させるように揺動し得るようになっている。ローラ20は、略卵形をなすカムロブ31の外周上端部に当接し、アジャストスクリュ25の下端面は上方へ付勢されたバルブステム32の上端に当接させている。カムロブ31が回転すると、カムロブ31の外周上をローラ20が転動することによってロッカアームRaが揺動し、バルブステム32が上下に往復移動するようになっている。
アーム本体10の前端部には、二股に分かれて前方へ片持ち状に延出した形態の左右一対の支持部11が形成されている。この一対の支持部11はロッカアームRaの揺動方向と平行な板状をなし、この両支持部11には、左右方向に貫通する円形の軸受孔12が同軸状に形成されている。支持部11は、側方から見ると概ね三角形をなしており、支持部11の延出端部は軸受孔12と同心の円弧形をなしている。また、支持部11の外側面は、アーム本体10における軸嵌孔18の周縁部領域及び軸嵌孔18からアーム本体10の後端部に至る領域の外側面に比べると、段差状に凹んだ形態となっている。つまり、支持部11の形成されている前端部の幅寸法は、それ以外の幅寸法よりも小さい寸法とされ、支持部11のみが幅狭となっている。両支持部11の間は、上方、前方及び下方に開放された収容空間13となっており、この収容空間13内にはローラ20が収容されている。
ローラ20は、円環形をなし、内周にニードルベアリング21の外周を固着したニードルローラと称されるものである。ニードルベアリング21の中心孔には、円柱形又は円筒形のシャフト22が相対回転可能に嵌合されている。シャフト22の両端部は、両支持部11の軸受孔12に嵌合され、図6及び図7に示すように、ポンチPをシャフト22の両端面に打ち込んでシャフト22の両端部を拡径変形させることで、その拡径した部分が軸受孔12に対して密着するように固着されている。これにより、シャフト22の両端部が、軸受孔12(支持部11)に対して軸線方向の相対移動及び軸線回りの相対回転を規制された状態に固着され、もって、収容空間13内に収容したローラ20が一対の支持部11によって回転可能に支持されている。支持部11に取り付けられたローラ20は、その外周縁部のうち少なくとも下端側部分を支持部11よりも下方へ突出させた状態となっている。詳細には、ローラ20の下端部から前端部に亘って支持部11の外部へ突出している。
また、一対の支持部11には、その延出端(前端)同士を連結する形態の連結部14が一体に形成されている。連結部14は、ローラ20よりも前方であって、ローラ20の回転中心とほぼ同じ高さに配置されており、これにより、ローラ20を、連結部14と干渉させることなく、下方から収容空間13内に組み付けることができるようになっている。連結部14は、支持部11の前端から前方へ突出する一対の延出片15と、この両延出片15の延出端同士を繋ぐ連結片16とからなる。延出片15は、支持部11に対して面一状をなす。即ち、延出片15の外側面は支持部11の外側面に対して面一状に連続し、延出片15の内側面は支持部11の内側面に対して面一状に連続する。つまり、延出片15の左右方向の厚さ寸法Daは支持部11の厚さDaと同じである。また、連結片16の前後方向の厚さ寸法は、延出片15の厚さと同じかそれよりも小さい寸法である。この連結片16の後面(ローラ20との対向面)は、ローラ20と同心の円弧面となっている。この連結片16の後面とローラ20の外周面とは接近した位置関係となっている。一方、連結片16の前面(ローラ20と非対応の面)もローラ20と同心の円弧面となっている。
参考形態のロッカアームRaは、一対の支持部11をアーム本体10から前方へ片持ち状に延出した形態となっているのであるが、一対の支持部11の先端部同士を連結部14によって連結したので、支持部11が変形し難くなり、その分、支持部11を薄肉化することが可能となった。図9及び図10に示す従来のロッカアームRと比較すると、本参考形態の支持部11の厚さ寸法Daは従来の支持部101の厚さ寸法Dよりも薄くしている。このように本参考形態では、支持部11を薄肉化したことにより、支持部11、即ちアーム本体10の前端部を軽量化することが実現されている。
<実施形態
以下、本発明を具体化した実施形態を図8を参照して説明する。本実施形態のロッカアームRbは、上記参考形態1のロッカアームRaにおいて、ローラ20にオイルを供給し易くするための手段として、連結部14に受け片17を設けたものである。受け片17は、連結部14の連結片16から上方へ板状に延出させた形態であり、受け片17の上端部は、前方(支持部11)から離間する方向へ傾いている。
本実施形態によれば、支持部11の表面に付着しているオイルの一部は、ロッカアームRbの揺動が繰り返されることにより、支持部11から斜め上前方へ弾き飛ばされ、はじき飛ばされたオイルは、受け片17の後面(支持部11と対向する面)で受け止められ、重力により受け片17から連結片16の後面へ流れ落ちる。連結片16の後面はローラ20の外周面に接近して配置されているので、連結部14に流れ落ちたオイルはローラ20に伝わる。
尚、受け片17以外の構成については上記参考形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)連結部の数は複数でもよい。
(2)連結部の側面視形状は、円弧状以外の形状でもよい。
(3)連結部外側面は、支持部の外側面に対して段差状に連なった形態でもよい。
(4)ローラは、ニードルベアリングを備えたニードルローラに限らず、ローラを直接シャフトに取り付けたシングルローラや、シャフトとの間にインナローラを介在させたダブルローラとしてもよい。
(5)シャフトを軸受孔に固着する手段としては、シャフトを軸受孔に圧入してもよい。
参考形態1のロッカアームの使用状態をあらわす側面図 ロッカアームの縦断面図 ロッカアームの平面図 ロッカアームの正面図 ロッカアームの横断面図 ローラの組付け工程をあらわす部分拡大横断面図 ローラの組付け工程をあらわす部分拡大横断面図 実施形態のロッカアームの縦断面図 従来のロッカアームの縦断面図 従来のロッカアームの平面図
Ra…ロッカアーム
10…アーム本体
11…支持部
14…連結部
20…ローラ
Rb…ロッカアーム
17…受け片

Claims (1)

  1. アーム本体の端部に、二股状に分かれて片持ち状に延出する形態の一対の支持部を形成し、
    前記一対の支持部の間に配置したローラを、前記一対の支持部によって回転可能に支持したロッカアームであって、
    前記一対の支持部における先端部同士を連結部によって連結し
    前記連結部を前記ローラに近接した位置に配置し、
    前記連結部に、上方へ延出することで前記支持部の表面から弾き飛ばされたオイルを受け止める受け片を形成したことを特徴とするロッカアーム。
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