JP4174429B2 - ロッカーアーム - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関に装備されカムにより揺動駆動されてシリンダヘッドのバルブの開閉動作を行わせるエンドピボットタイプ、センターピボットタイプのロッカーアームに関し、特に鋼板等の板金加工製のロッカーアームに関する。
従来、内燃機関の動弁機構に組み込むロッカーアームは、鋳造により形成されていたために、重量が重いこと、加工工数が多いこと、コスト高などの改善すべき余地が多い。これに対して、比較的薄い板材から板金プレス加工により成形される板金製のロッカーアームが、軽量であること、加工工数が少ないこと、コスト安であることから広く採用されつつある。
ロッカーアームは、アーム本体の端部にピボット部品を取付けて支持するエンドピボットタイプのものと、アーム本体の中央で揺動自在に支持するセンターピボットタイプのものとに大別され、両タイプのものにおいて、上記板金製のロッカーアームが採用されている。
図14(A)は、エンドピボットタイプの板金製ロッカーアームの従来例(特許文献1)を示す平面図である。このロッカーアーム31は、1枚の鋼板からプレス加工されたアーム本体34の長手方向の一端に揺動支点部を有し、中間部にカムに転接するローラ40が取付けられ、他端がバルブ作用部53とされている。アーム本体34の一端の揺動支点部は、ピボット部品が雄ねじ部で取付けられる雌ねじ部45を有するアジャスト部46とされている。上記雌ねじ部45は、図14(B)に断面図で示すように、アーム本体34の一対の対向側壁35をつなぐ連結板壁36を貫通したねじ孔45aと、このねじ孔45aに続いて両対向側壁35の対向面に形成された部分ねじ部45bとでなる。
特開2003−328705号公報
しかし、上記ロッカーアーム31のアジャスト部46における雌ねじ部45は、ねじ径がある程度以上に大きくなければ設計が成立しなくなるという問題点がある。すなわち、このロッカーアーム31は鋼板製であり、略U字状断面に折り曲げてプレス加工されるので、U字曲げの際には連結板壁36の内側に一定幅の金型を配置する必要があり、このためアジャスト部46における両対向側壁35間の幅をある程度以上確保しなければならず、これによりねじ径はある程度以上のものに制限されることになる。また、この場合の金型として薄い金型を用いることにより、上記両対向側壁35間の幅を狭くすることも考えられるが、薄い金型では金型寿命が短くなり、プレス加工による製作の利点が失われてしまう。
さらに、上記雌ねじ部45では、部分ねじ部45bにおける雄ねじ部に対する有効接触領域が小さいので、ねじ強度を高めるために部分ねじ部45bの長さ、つまりアジャスト部46における両対向側壁35の高さ寸法を高くしなければならず、それだけロッカーアーム31が大型化することになる。
この発明の目的は、プレス加工可能な金型幅を有しつつ、アジャスト部の雌ねじ部のねじ径を小さくしても、対向壁を部分ねじとして利用でき、雌ねじ部の締結強度を向上させることができるロッカーアームを提供することである。
この発明のロッカーアームは、カムにより揺動駆動されて内燃機関のバルブを動作させるロッカーアームであり、次の構成を備える。
アーム本体は、一対の対向側壁とこれら対向側壁をつなぐ連結板壁とでなり、1枚の板材からプレス加工されたものである。このアーム本体は、長手方向の一端に、ピボット部品またはバルブ作用部品が雄ねじ部で取付けられる雌ねじ部を有するアジャスト部が形成され、長手方向の中間または他端に前記カムに転接するローラが設けられる。上記雌ねじ部は、上記連結板壁を貫通したねじ孔と、このねじ孔に続いて両対向側壁の対向面に形成された部分ねじ部とでなる。前記両対向側壁における前記部分ねじ部を形成した部分は、周辺部分よりも対向寸法が局部的に狭くなる幅狭め部とする。
この構成によると、ピボット部品またはバルブ作用部品を取付ける雌ねじ部は、逆U字状断面のアジャスト部における天井部の連結板壁に形成されたねじ孔と、このねじ孔に続いて両対向側壁の対向面に形成された部分ねじ部とでなり、両側の対向側壁にもピボット部品またはバルブ作用部品の雄ねじ部を螺合できる。特に、両対向側壁における部分ねじ部を形成した部分は、周辺部分よりも対向寸法が局部的に狭くなる幅狭め部としているので、アジャスト部における両対向側壁間の幅をプレス加工の可能な金型幅としつつ、雌ねじ部のねじ径を小さくしても、雌ねじ部全周に対する部分ねじ部の有効接触領域を十分に確保できる。したがって、プレス加工可能な金型幅を有しながらアジャスト部の雌ねじ部のねじ径を小さくでき、かつ雌ねじ部の締結強度を向上させることができる。
この発明のロッカーアームは、エンドピボットタイプおよびセンターピボットタイプのいずれにも適用できる。
エンドピボットタイプとする場合は、例えば、前記アーム本体の前記長手方向の一端に設けられた雌ねじ部が、前記ピボット部品を雄ねじ部で取付けるものとされ、前記アーム本体は、長手方向の他端にバルブ作用部を有し、長手方向の中間に前記カムに転接するローラが設けられたものとする。
センターピボットタイプとする場合は、例えば、前記アーム本体の前記長手方向の一端に設けられた雌ねじ部が、前記バルブ作用部品を雄ねじ部で取付けるものとされ、前記アーム本体は、長手方向の中間に揺動支点部が設けられ、長手方向の他端に前記カムに転接するローラが設けられたものとする。
この発明において、両側の部分ねじ部における雄ねじ部に対向する有効接触領域のねじ部周方向の幅は、ねじの軸芯を中心としてそれぞれ80度以上とするのが好ましい。より好ましくは90度以上である。
有効接触領域は、通常は360°つまり全周であるが、部分ねじあっても、片側80度で合計160度あれば、雌ねじ部の締結強度が確保できる。この発明は、両対向側壁における部分ねじ部の形成部分に局部的な幅狭め部を設けるため、有効接触領域を80度以上とする加工が簡単に行える。
この発明において、前記幅狭め部を設けた範囲は、前記対向側壁の高さ方向における全体にわたる範囲であっても、一部であっても良い。一部とした場合は、全体にわたる範囲とする場合に比べて、幅狭め部の塑性加工に用いる金型の寿命を延ばすことができる。
幅狭め部を設ける範囲を高さ方向における一部とする場合に、その一部とされる幅狭め部は、前記連結板壁側の部分であっても良い。また、その一部とされる幅狭め部は、連結板壁と反対側の部分であっても良い。連結板壁と反対側の部分を幅狭め部とする場合は、雌ねじ部に螺合するピボット部品やバルブ作用部品の雄ねじ部の連結板壁上面に突出する部分に螺合させるナットの着座面積が狭くならないので、連結板壁上でナットが陥没することが防止できる。
この発明のロッカーアームは、カムにより揺動駆動されて内燃機関のバルブを動作させるロッカーアームにおいて、一対の対向側壁とこれら対向側壁をつなぐ連結板壁とでなる、1枚の板材からプレス加工されたアーム本体を有し、このアーム本体は、長手方向の一端に、ピボット部品またはバルブ作用部品が雄ねじ部で取付けられる雌ねじ部を有するアジャスト部が形成され、長手方向の中間または他端に前記カムに転接するローラが設けられ、上記雌ねじ部は、上記連結板壁を貫通したねじ孔と、このねじ孔に続いて両対向側壁の対向面に形成された部分ねじ部とでなり、前記両対向側壁における前記部分ねじ部を形成した部分を、周辺部分よりも対向寸法が局部的に狭くなる幅狭め部としたため、プレス加工可能な金型幅を有しつつ、アジャスト部の雌ねじ部のねじ径を小さくしても、対向壁を部分ねじとして利用でき、雌ねじ部の締結強度を向上させることができる。
この発明の第1の実施形態を図1〜図4と共に説明する。図1において、このロッカーアーム1は、エンジンに装備され長手方向の中間でカム2により揺動させられるエンドピボットタイプのものである。このロッカーアーム1は、一端1aに揺動支点部となるピボット部品20が設けられ、他端1bでシリンダヘッドのバルブ3の開閉を行う。
図2に示すように、このロッカーアーム1は、一対の平行な対向側壁5とこれら対向側壁5の上縁をつなぐ連結板壁6とでなる逆U字状の断面形状に、1枚の板材からプレス加工されたアーム本体4を有する。上記板材は鋼板等の板金であり、その板厚は連結板壁6で軸力を受け持つことができるように2.0mm以上とされている。アーム本体4の側面形状は、直線状であっても、く字状の曲がり形状であっても良い。この実施形態では直線状とされている。両側の対向側壁5は、互いに対称形状とされている。連結板壁6は、アーム本体4の長手方向の略全長のうち、中間部分を除く残り範囲に設けられ、上記中間部分はローラ10の一部が突出する窓22に形成されている。この窓22よりも他端1b側の部分が、バルブ3に作用するバルブ作用部23とされている。バルブ作用部23は、アーム本体4の長手方向に沿う断面において、バルブ3側に凸となる湾曲板状とされている。ローラ10は、両対向側壁5のローラ支持孔11に両端が嵌合する支軸10aに回転自在に支持される。
アーム本体4の長手方向の一端1aには、アジャスト部16が形成され、アジャスト部16は、アーム本体4の中間部分よりも内側幅Wが狭まっている。このアジャスト部16は、ピボット部品20がその雄ねじ部21で取付けられる雌ねじ部15を有する。
図3(A)はアーム本体4の平面図であり、同図のIII −III 矢視断面図を図3(C)に示す。アジャスト部16の雌ねじ部15は、アーム本体4の一端1aの連結板壁6を貫通したねじ孔15aと、このねじ孔15aに続いて両対向側壁5の対向面に形成された部分ねじ15bとでなる。両対向側壁5における部分ねじ部15bを形成した部分は、塑性加工により周辺部分よりも対向寸法L(図4)が局部的に狭くなる幅狭め部24とされている。この実施形態では、幅狭め部24を設けた範囲は、図2に示すように対向側壁5の高さ方向における全体にわたる範囲とされている。また、幅狭め部24は、平面視でアジャスト部16の内側に湾曲して凸となる形状とされている。この幅狭め部24の塑性加工は、アーム本体5の真上、真下、真横のいずれの方向からの加圧によっても行うことができる。
幅狭め部24は、図4に示す対向寸法Lが雌ねじ部15の孔径よりも狭くなっておれば良いが、この実施形態では、同図のように上記雌ねじ部15の両側の部分ねじ部15bにおける雄ねじ部21(図1)に対する有効接触領域A°が、それぞれ80度、好ましくは90度以上とされる。有効接触領域A°は、通常のねじ孔では360度、つまり全周である。
なお、アジャスト部16の幅方向の中心は、この実施形態ではアーム本体4の中間部の幅方向の中心と一致するように設けているが、アジャスト部16の幅方向の中心をアーム本体4の中間部の幅方向の中心に対していずれか片方に偏らせても良い。アジャスト部16の幅方向の中心を偏らせた場合は、アジャスト部16の中心とローラ10の支持部の中心とが揺動軸芯にずれたオフセット構造とできる。
アーム本体4の材質例を示すと、肌焼鋼(例えばSCM415)等の鋼材であって、浸炭焼入後に焼戻したものとされる。有効硬化層深さは、例えば0.4〜1.5mmである。
この構成のロッカーアーム1によると、アジャスト部16を逆U字状断面としたため、必要な強度が確保できる。ピボット部品20を取付ける雌ねじ部15は、逆U字状断面における天井部の連結板壁6に形成されたねじ孔15aと、このねじ孔15aに続いて両対向側壁5に形成された一対の部分ねじ部15bとでなるため、両側の対向側壁5にもピボット部品20の雄ねじ部21を螺合できる。特に、両対向側壁5における部分ねじ部15bを形成した部分は、周辺部分よりも対向寸法Lが局部的に狭くなる幅狭め部24としているので、アジャスト部16の内側幅寸法Wをプレス加工の可能な金型幅としても、この幅寸法Wよりも小径(例えばφ5, φ6mm)の部分ねじ部15bを確実に形成できる。この程度の小径のものとしても、図4のように雌ねじ部15の両側の部分ねじ部15bにおける有効接触領域A°を80度とすることができる。
これにより、プレス加工可能な金型幅を有しながらアジャスト部16の雌ねじ部15のねじ径を小さくでき、かつ雌ねじ部15の締結強度を向上させることができる。
図5は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1〜図4と共に説明した第1の実施形態において、アジャスト部16の両対向側壁5における幅狭め部24を設けた範囲を、対向側壁5の高さ方向における一部であって、連結板壁6側の部分としている。この実施形態におけるその他の構成は、第1の実施形態と同じである。
このように、幅狭め部24の範囲を部分的とすることにより、幅狭め部24の塑性加工に使用する金型の寿命を延ばすことができる。
図6および図7は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1〜図4と共に説明した第1の実施形態において、アジャスト部16の両対向側壁5における幅狭め部24を、平面視で台形または矩形断面の溝形の形状としたものである。図7(A)はその平面図を示し、図7(B)はその裏面図を示す。この実施形態におけるその他の構成は、第1の実施形態と同じである。
このように、幅狭め部24を平面視で台形または矩形断面の溝形の形状とすることにより、両側の部分ねじ部15bにおける雄ねじ部21(図1)に対向する有効接触領域が広くなり、雌ねじ部15の締結強度をさらに向上させることができる。
図8は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1〜図4と共に説明した第1の実施形態において、アジャスト部16の両対向側壁5における幅狭め部24を、平面視で台形または矩形断面の溝形の形状とすると共に、幅狭め部24を設けた範囲を、対向側壁5の高さ方向における一部であって、連結板壁6側の部分としたものである。この実施形態におけるその他の構成は、第1の実施形態と同じである。
この場合、幅狭め部24が平面視で台形または矩形断面の溝形の形状であることから、両側の部分ねじ部15bにおける雄ねじ部21(図1)に対向する有効接触領域が広くなり、雌ねじ部15の締結強度をさらに向上させることができ、また幅狭め部24の範囲が部分的であることから、幅狭め部24の塑性加工に用いる金型の寿命を延ばすこともできる。
図9および図10は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1〜図4と共に説明した第1の実施形態において、アジャスト部16の両対向側壁5における幅狭め部24を設けた範囲を、対向側壁5の高さ方向における一部であって、連結板壁6と反対側の部分としたものである。図10(A)はその平面図を示し、図10(B)はその裏面図を示す。この実施形態におけるその他の構成は、第1の実施形態と同じである。
この場合、幅狭め部24の範囲が部分的であることから、幅狭め部24の塑性加工に用いる金型の寿命を延ばすことができ、また連結板壁6が幅狭め部24のために狭幅とならないことから、アジャスト部16における連結板壁6でのナットの着座面積の低下がなくて、ナットの陥没を防ぐことができる。
図11〜図13は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態のロッカーアーム1Aはセンターピボットタイプのものであり、内燃機関に装備され、カム2により揺動駆動されてシリンダヘッドのバルブ3を動作させる。このロッカーアーム1Aにおいても、アーム本体4Aは、一対の対向側壁5とこれら対向側壁5の上縁をつなぐ連結板壁6とでなる逆U字状の断面形状に、1枚の板材からプレス加工されている。上記板材は鋼板等の板金であり、例えば第1の実施形態で示した材質、および熱処理が採用される。アーム本体4Aの側面形状は、直線状であっても、く字状の曲がり形状であっても良い。この実施形態では、両側の対向側壁5は、互いに対称形状とされている。連結板壁6は長手方向の中央付近から一端1Aaに渡って設けられている。連結板壁6のアーム本体長手方向の形成範囲は、ローラ10が干渉せず、一端1Aaに続く範囲で任意に形成できる。
アーム本体4Aは、長手方向の中間に揺動支点部となる揺動支点孔7を有し、一端1Aaにアジャスト部16Aが形成され、他端1Abに上記カム2に転接するローラ10が取付けられる。アジャスト部16Aは、バルブ作用部品14が雄ねじ部14aで取付けられる雌ねじ部15Aを有している。両側の対向側壁5に設けられた揺動支点孔7にはブッシュ8を介して揺動支点軸9が嵌合する。ロッカーアーム1Aは、この揺動支点軸9の回りに正逆回動自在に支持される。ブッシュ8は、揺動支点孔7に、例えば圧入状態に取付けられる。両対向側壁5の他端1Abには、カム2との係合用のローラ10の支軸10aを取付けるローラ支持孔11を有し、これらローラ支持孔11に両端が嵌合した支軸10aに、ローラ10が回転自在に支持される。
アジャスト部16Aは、図1〜図4に示す第1の実施形態と同様に、図12および図13に示すように連結板壁6の中間部分よりも幅が狭まった逆U字状の断面とされる。雌ねじ部15Aは、図11のようにアジャスト部16Aの連結板壁6を貫通したねじ孔15Aaと、このねじ孔15Aaに続いて両対向側壁5の対向面に形成された部分ねじ部15Abとでなる。両対向側壁5における前記部分ねじ部15Abを形成した部分は、周辺部分よりも対向寸法が局部的に狭くなる幅狭め部24とされる。
この構成の場合、アジャスト部16Aに取付けられる部材がバルブ作用部品14であることにおいて、第1の実施形態と異なるが、次のように第1の実施形態と同様の各効果が得られる。すなわち、このロッカーアーム1Aによると、アジャスト部16Aを逆U字状断面としたため、必要な強度を確保できる。バルブ作用部品14を取付ける雌ねじ部15Aは、逆U字状断面のアジャスト部16Aにおける天井部の連結板壁6に形成されたねじ孔15Aaと、このねじ孔15Aaに続いて両対向側壁5の対向面に形成された一対の部分ねじ部15Abとでなり、両側の対向側壁5にもバルブ作用部品14の雄ねじ部14aを螺合できる。特に、両対向側壁5における部分ねじ部15Abを形成した部分は、周辺部分よりも対向寸法Lが局部的に狭くなる幅狭め部24Aとしているので、アジャスト部16の内側幅寸法Wをプレス加工の可能な金型幅としても、この幅寸法Wよりも小径の部分ねじ部15Abを確実に形成できる。これにより、プレス加工可能な金型幅を有しながらアジャスト部16Aの雌ねじ部15Aのねじ径を小さくでき、かつ雌ねじ部15Aの締結強度を向上させることができる。幅狭め部24Aの形成範囲については、図5〜図10に示した各実施形態の場合と同様に各種の変形例を適用できる。
この発明の第1の実施形態に係るロッカーアームをエンジンの周辺機構と共に示す破断正面図である。 同ロッッカーアームの斜視図である。 (A)〜(C)はそれぞれ同ロッカーアームのアーム本体を示す平面図、裏面図、および横断面図である。 同ロッカーアームの要部拡大裏面図である。 この発明の他の実施形態に係るロッカーアームを示す斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るロッカーアームを示す斜視図である。 (A)は同ロッカーアームのアーム本体を示す平面図、(B)は同裏面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るロッカーアームを示す斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るロッカーアームを示す斜視図である。 (A)は同ロッカーアームのアーム本体を示す平面図、(B)は同裏面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るロッカーアームをエンジンの周辺機構と共に示す破断正面図である。 同ロッカーアームおよびその付属部品の分解斜視図である。 同ロッカーアームのアーム本体を示す平面図である。 (A)は従来例の平面図、(B)はその横断面図である。
符号の説明
1,1A…ロッカーアーム
2…カム
3…バルブ
4,4A…アーム本体
5…対向側壁
6…連結板壁
10…ローラ
14…バルブ作用部品
14a…雄ねじ部
15,15A…雌ねじ部
15a,15Aa…ねじ孔
15b,15Ab…部分ねじ部
16,16A…アジャスト部
20…ピボット部品
21…雄ねじ部
23…バルブ作用部
24…幅狭め部

Claims (7)

  1. カムにより揺動駆動されて内燃機関のバルブを動作させるロッカーアームにおいて、一対の対向側壁とこれら対向側壁をつなぐ連結板壁とでなる、1枚の板材からプレス加工されたアーム本体を有し、このアーム本体は、長手方向の一端に、ピボット部品またはバルブ作用部品が雄ねじ部で取付けられる雌ねじ部を有するアジャスト部が形成され、長手方向の中間または他端に前記カムに転接するローラが設けられ、上記雌めじ部は、上記連結板壁を貫通したねじ孔と、このねじ孔に続いて両対向側壁の対向面に形成された部分ねじ部とでなり、前記両対向側壁における前記部分ねじ部を形成した部分を、周辺部分よりも対向寸法が局部的に狭くなる幅狭め部としたことを特徴とするロッカーアーム。
  2. 請求項1において、前記アーム本体の前記長手方向の一端に設けられた雌ねじ部が、前記ピボット部品を雄ねじ部で取付けるものであり、前記アーム本体は、長手方向の他端にバルブ作用部を有し、長手方向の中間に前記カムに転接するローラが設けられたものとしたロッカーアーム。
  3. 請求項1において、前記アーム本体の前記長手方向の一端に設けられた雌ねじ部が、前記バルブ作用部品を雄ねじ部で取付けるものであり、前記アーム本体は、長手方向の中間に揺動支点部が設けられ、長手方向の他端に前記カムに転接するローラが設けられたものとしたロッカーアーム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、両側の部分ねじ部における雄ねじ部に対向する有効接触領域のねじ部周方向の幅を、ねじの軸芯を中心としてそれぞれ80度以上としたロッカーアーム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記幅狭め部を設けた範囲が、前記対向側壁の高さ方向における全体にわたる範囲であるロッカーアーム。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記幅狭め部を設けた範囲が、前記対向側壁の高さ方向における一部であって、前記連結板壁側の部分であるロッカーアーム。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記幅狭め部を設けた範囲が、前記対向側壁の高さ方向における一部であって、前記連結板壁と反対側の部分であるロッカーアーム。
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