JP4601468B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、スロットマインなどのゲーム機の本体枠(筐体)に対し、開閉可能に装着された前面枠(前扉)を施錠するゲーム機の施錠装置に関し、特に、前面枠(前扉)側に取り付く部材を、受け金具のみとすることができるゲーム機の施錠装置に関する。
従来、例えば、パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠する装置として、取付板と支持板を断面L形に成形した縦長の基枠体の内側に、連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、連結杆の上下端部が鉤部材に連結され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように取付けられ、錠軸の先端に連結杆と係合するカム板が固定されてなる施錠装置が、広くに使用されている(例えば下記特許文献1を参照)。
実公昭57−8867号公報
この種の施錠装置は、基本的にはパチンコ機の前面枠の内側に装着され、鉤部材を本体枠側に突出した状態で、取付板を介して基枠体を縦に取り付け、鉤部材が係止可能な受け金具を、パチンコ機の本体枠の対応位置に取り付け、取付板に固定したシリンダ錠の正面を前面枠の正面に現して装着される。周知のように、近年のパチンコ機の前面枠には、装飾用照明器具、遊技盤、賞球払出装置、球発射装置、表示装置、制御盤など各種の電気部品、装飾部品などが数多く装着されているため、施錠装置を取り付けるためのスペースが非常に狭く制限される。さらに、各種の電気部品等を取り付けた前面枠の重量は、非常に重くなり、開閉の操作性を考慮して、前面枠の重量をできるだけ軽くするように、前面枠の軽量化が要望されている。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ゲーム機の本体枠(筐体)側に施錠装置の基枠体を取り付けるようにして、前面枠(前扉)の軽量化を図ると共に、前面枠(前扉)の開閉の操作性を向上させることができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
このために、本発明の請求項1の施錠装置は、
縦長の基枠体の上部と下部に鉤部材が正面に突出し且つ上下に傾動可能に枢支され、
該基枠体は、帯状の金属板の正面縁部を直角に曲げて前縁曲部を設けると共に、中間部に錠取付板部を正面側に直角に曲げて形成され、
該上下の鉤部材が該基枠体の内側に摺動可能に配設された連結杆により連結され、
該基枠体の該錠取付板部にシリンダ錠がその錠軸を該錠取付板部の内側に挿入し且つ鍵穴面を正面側に突出して取り付けられ、
該錠軸の先端に該連結杆と係合可能なカム板が固定され、
該基枠体はゲーム機の本体枠の縦枠の内側に取り付けられ、
該ゲーム機の前面枠の内側には受け金具のみ該上下の鉤部材と対応した位置に取り付けられ、
該前面枠の閉鎖時、該受け金具に該鉤部材が係止されて該前面枠を該本体枠に対し施錠するゲーム機の施錠装置であって、
該鉤取付板部の正面に突出した該シリンダ錠の周囲を覆い且つ該鍵穴面を露出してシリンダ錠カバーが装着され、
該前面枠には、該前面枠の閉鎖時に該シリンダ錠カバーが進入するように、該シリンダ錠カバーに対応した形状の開口凹部が設けられ、
該前面枠を本体枠に対し閉じた際、該シリンダ錠カバーの先端形状が前面枠の前面形状と連続するように該シリンダ錠カバーが形成されたことを特徴とする。
また、請求項2の施錠装置は、
縦長の基枠体の内側に、連結杆が摺動可能に配設されると共に、該基枠体の上部と下部に鉤部材が正面を向き且つ上下に傾動可能に枢支され、
該基枠体は、帯板状の取付板を主要部とし薄形に形成され、該取付板の前側縁部をL形に曲げて前面側に曲折縁部を設けると共に、該取付板の中間部の一部を直角に切り起こして錠取付板部が形成され、
該連結杆の上部と下部が該上下の鉤部材に連結され、
該基枠体の該錠取付板部にシリンダ錠がその錠軸を内側に挿入し且つ鍵穴面を正面側に突出して取り付けられ、
該錠軸の先端に該連結杆と係合可能な係合板が固定され、
該基枠体がゲーム機の筐体内に縦に取り付けられ、
該ゲーム機の前扉の内側には受け金具のみが取り付けられると共に、該受け金具に係止部が該上下の鉤部材と対向した位置に設けられ
該前扉の閉鎖時、該鉤部材が該受け金具に係止されて該前扉が施錠され、該シリンダ錠による該錠軸の回動により該連結杆が摺動して解錠されるゲーム機の施錠装置であって、
該受け金具に傾斜板が設けられる一方、該連結杆に押し出し部が設けられて、該前扉の解錠時、該連結杆の摺動により、該押し出し部が該傾斜板を押して該前扉を押し開くように構成され、
該筐体の前面側部にシリンダ錠カバーが突設され、
前記シリンダ錠は該シリンダ錠カバー内に挿入されると共に、その鍵穴を該シリンダ錠カバーに設けた孔から正面に露出させて配置され、
該前扉にはその閉鎖時に該シリンダ錠カバーが進入する開口凹部が設けられ、
該前扉を閉鎖した際、該シリンダ錠カバーが該鍵穴を露出させた状態で該開口凹部に嵌入することを特徴とする。
上記構成の施錠装置は、その基枠体が本体枠または筐体の縦枠の内側に縦に取り付けられ、ゲーム機の前面枠または前扉には受け金具のみが取り付けられる。このため、従来、前面枠(前扉)の内側に取り付けていた施錠装置本体の取付スペースが不要となり、前面枠には電気部品などを、余裕をもって配置することができ、また、前面枠内に取り付ける遊技盤、表示装置、装飾装置などを大きくするなど、ゲーム機の設計の自由度を上げることができ、また、前面枠の軽量化も可能となる。さらに、シリンダ錠は、本体枠(筐体)側に配置され、前面枠を閉じたとき、シリンダ錠の鍵穴面が前面枠の正面側に露出することになるが、シリンダ錠カバーがシリンダ錠の周囲を覆って装着され、その先端形状が前面枠の前面形状と連続するようにしているため、違和感なく鍵穴面を前面枠の一部に露出させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機の施錠装置の正面図、図2はその右側面図を示し、図3はその左側面図を示し、図4はその分解側面図を示している。この施錠装置は、基本的には、縦長の基枠体1を備えて縦長に形成され、基枠体1の上部と下部に、鉤部材2,3が正面に突出し且つ上に傾動可能に枢支され、基枠体1の中間部に錠取付板部1bが設けられ、その錠取付板部1bにシリンダ錠5が正面側に突出して取り付けられている。
基枠体1は、金属板をプレス加工により所定の形状に打ち抜き及び曲げ加工して、所定の帯板状に形成され、基枠体1の正面縁部には前縁曲部1aが、長手方向に沿って小さい幅で略直角に曲げられて形成されている。また、基枠体1の中間部には、シリンダ錠5を取り付けるための錠取付板部1bが、基枠体1の基本面から正面側に直角に曲げるように形成されている。
基枠体1の上部内側つまり左側面には、フック状の鉤部材2がその先端係止部を下方に向け且つ前面に突出するように位置し、枢軸2aを介して水平位置から上方に傾動可能に枢支されている。同様に、基枠体1の下部内側つまり左側面の下部には、下側の鉤部材3がその先端係止部を下方に向け且つ前面に突出するように位置し、枢軸3aを介して水平位置から上方に傾動可能に枢支されている。
基枠体1の内側(左側面)に沿って、帯状の連結杆4が摺動可能に配設され、この連結杆4の上端部が軸2bを介して上部の鉤部材2の末端に連結される。また、連結杆4の下端部が軸3bを介して下部の鉤部材3の末端に連結され、これにより、上下の鉤部材2,3が連結杆4によって連結され、連結杆4の下側への摺動により上下の鉤部材2,3は解錠動作を行なう。連結杆4には2個のガイド孔4b、4cが形成され、各ガイド孔4b、4cにガイド軸(ガイドピン)7a,7bを挿通して基枠体1側に固定することにより、連結杆4は所定の移動幅で上下動するようにガイドされる。また、連結杆4の中間部つまりシリンダ錠5に対応した箇所には、後述のカム板6と係合可能な係合部4aが設けられている。
基枠体1の中間部に設けた錠取付板部1bには、シリンダ錠5が正面を向いて取り付けられている。シリンダ錠5はその元部にフランジ5bを有すると共に錠軸5aを有し、錠取付板部1bに取り付ける場合、錠取付板部1bに設けた孔から錠軸5aをその内側に挿入し、且つ鍵穴面を正面側に突出するように、フランジ5bを介して錠取付板部1b上に固定ねじなどにより固定される。錠軸5aの先端にカム板6が固定され、カム板6には、連結杆4の係合部4aと係合可能な係合凸部が設けられており、シリンダ錠5に挿入したキーを右に回したとき、同方向にカム板6が回動し、これに伴い、連結杆4が下方に移動し、上下の鉤部材2,3は上方に傾動して解除動作を行なう。
また、連結杆4の内側に沿ってガラス枠作動杆8が摺動可能に配設され、このガラス枠作動杆8にもガイド孔8cが形成される。そして、そのガイド孔8cにガイド軸7aが挿入され、ガラス枠作動杆8はガイド軸7aにガイドされて所定の範囲で上下動可能である。なお、上記連結杆4とガラス枠作動杆8の間には、コイルばね9が掛け渡され、このコイルばね9により、連結杆4は上方に、ガラス枠作動杆8は下方に付勢されている。
ガラス枠作動杆8は、前面枠30内に開閉可能に設けられたガラス枠31のガラス枠施錠具29を解除動作させる作動杆であり、ガラス枠作動杆8の上端に第1係合部8aが、ガラス枠施錠具29から内側に突設されたガラス枠解錠片29aに係合して押上げ可能に設けられている。また、図4のように、ガラス枠作動杆8の下部には第2係合部8bが設けられ、カム板6の回動時にカム板6の係合凸部がこの第2係合部8bに係合し、ガラス枠作動杆8を上方に摺動させる。
なお、ガラス枠施錠具29についての詳細構造は、図面において省略されているが、ガラス枠施錠具29はガラス枠施錠杆を摺動可能に設け、ガラス枠施錠杆には係止凹部が設けられ、ガラス枠施錠杆はコイルばねにより施錠側に付勢される。前面枠30の内側に開閉可能に設けられたガラス枠31の自由端側に、係止部が設けられ、ガラス枠31を前面枠30側に閉じた際、その係止部がガラス枠施錠杆の係止凹部に係止されてガラス枠が施錠される。そのガラス枠施錠杆にガラス枠解錠片29aが突設されている。
上記構成の施錠装置は、図5に示すような矩形枠状の本体枠10の右側の縦枠11の内側に、その基枠体1を固定して取り付けられる。さらに、図5,6に示すように、シリンダ錠5の周囲を覆うようにシリンダ錠カバー18が縦枠11の正面側に取り付けられている。このシリンダ錠カバー18は合成樹脂により成形され、その先端部は前面枠30の正面形状と連続して一体となる形状に形成される。つまり、前面枠30を閉じたとき、シリンダ錠カバー18の先端部が、前面枠30の前面形状に連続し、視覚的に違和感なく前面枠の前面形状に溶け込むように形成されている。シリンダ錠カバー18は、シリンダ錠5に対し、或は基枠体1に対し取り付けることができるが、本体枠10の縦枠11に対して取り付けることもできる。また、シリンダ錠5の鍵穴面は、シリンダ錠カバー18から露出するように開口している。
一方、パチンコ機の本体枠10は、例えば金属枠により形成され、両側に配置した縦枠11,12の上部に上辺枠13を連結して固定し、縦枠11,12の下部に下辺枠14を連結固定し、矩形枠状に形成される。また、その下辺枠14の前には下前板15が固定されて構成される。
各縦枠11,12、上辺枠13、及び下辺枠14は、例えば、アルミニウムなどの金属により中空形状に成形され、各枠の端部を相互に直角状態で嵌合し、固定ねじなどにより矩形枠状に連結固定したものである。下前板15は合成樹脂などにより成形され、矩形枠の下部に固定ねじなどで固定されている。
本体枠10の前面には、前面枠30がその左端部をヒンジを介して開閉可能に取付られ、図7、図8に示すように、前面枠30を本体枠10に対し閉じた際、このシリンダ錠カバー18の進入を許容するように、前面枠30の対応箇所には、カバー18に対応した形状の開口凹部32が形成されている。また、前面枠30の内側には、本体枠10側の鉤部材2,3の位置に対応して受け金具20,21が取り付けられている。
前面枠30には、その中央部に装着された遊技盤を前面から覆うようにガラス枠31がヒンジを介して開閉可能に装着され、前面枠30の内側にガラス枠31を施錠するガラス枠施錠具29が取り付けられている。ガラス枠施錠具29は、ガラス枠31の端部に設けられた係止部を係止させる係止開口凹部を有する摺動板を有し、その摺動板をコイルばねにより施錠側に付勢して構成される。そして、ガラス枠31を閉じると、ガラス枠の係止部が摺動板を摺動させながらその係止開口凹部に嵌入し、コイルはねの付勢力により係止状態となり、施錠される。摺動板には内側に向けてガラス枠解錠片29aが突設され、このガラス枠解錠片29aが押し上げられると、摺動板が上動して解錠される。
このようなガラス枠施錠具29はガラス枠を受ける金枠の内側に収納され、前面枠30を施錠する施錠装置においては受け金具20,21のみが前面枠30の内側に取り付けられるのみとなり、施錠装置のためのスペースが不要となり、前面枠30内に各種の電気部品などの設置スペースが増大する。
上記構成のパチンコ機の施錠装置は、パチンコ機の前面枠30を閉じると、前面枠30の受け金具20,21が本体枠10側に進入し、その上部と下部の鉤部材2,3が受け金具20,21に接触しながら上方に傾動し、その後、コイルばね9の付勢力により施錠位置に戻り、鉤部材2,3が受け金具20,21に係止され、図6のような施錠状態となる。このとき、シリンダ錠カバー18に覆われたシリンダ錠5は、前面枠30の開口凹部32に進入して、シリンダ錠5の鍵穴面が正面に露出し、図6のように、開口凹部32はシリンダ錠カバー18により覆われた状態となる。
前面枠30を解錠する場合は、前面枠30の正面側の開口凹部32内に位置するシリンダ錠5にキーを差し込み、シリンダ錠5の錠軸を右側に回すと、カム板6が同方向に回転し、そのカム板6の係合凸部が連結杆4の係合部4aと係合してこれを下方に摺動させる。これにより、図7のように、上下の鉤部材2,3が上方へ回動し、前面枠30側の受け金具20、21との係合が外れ、前面枠30は解錠される。
このように、本施錠装置を使用するパチンコ機では、前面枠30の内側に取り付けていた施錠装置本体の取付スペースが不要となり、前面枠30には電気部品などを、余裕をもって配置することができる。また、前面枠30の軽量化を図ることができる。さらに、前面枠30内に取り付ける遊技盤、表示装置、装飾装置などを大きくするなど、設計の自由度を上げることができる。
図8〜図18は他の実施形態のスロットマシン用の施錠装置を示している。施錠装置本体の正面を示す図8、その右側面を示す図9、その左側面を示す10図、その分解図を示す図11において、51は鋼板をプレス加工して形成された縦長の基枠体であり、平板で帯状の取付板52を主要部として形成され、取付板52には複数の取付孔が穿設される。
取付板52の前面側の縁には、小さくL形に曲げるようにして曲折縁部53が長手方向に沿って形成され、この曲折縁部53は基枠体51の長手方向の曲げ強度を上げると共に、筐体への装着時に、前扉との間の隙間閉鎖するように作用する。さらに、取付板52の中央部には、その一部を直角に切り起こして小形の錠取付板部52aが形成され、この錠取付板部52aには後述のシリンダ錠58が取り付けられる。このように、基枠体51は全体として取付板52を主体として薄形に形成されている。
取付板52の上部寄りに、枢軸54aによって鉤部材54が上側に傾動可能に軸支され、さらに取付板52の下部寄りに、枢軸55aによって鉤部材55が上側に傾動可能に軸支される。鉤部材54,55はフック状に形成され、その係止凹部を下側にして傾動可能に軸支される。また、鉤部材54,55は、基枠体51の取付板52から突出せず、その平面内に位置するように軸支されている。
このように取付板52の平面に沿って回動可能に軸支された鉤部材54,55は、基枠体51の取付板52の取付面と平行に且つその平面内に配設されることになる。さらに、取付板52上には連結杆56が上下摺動可能に配設され、連結杆56の上部は軸ピン54bにより鉤部材54の端部に連結され、連結杆56の下部は軸ピン55bにより鉤部材55の端部に連結される。また、連結杆56にはその中間部の2箇所に長孔が穿設され、その長孔にガイドピン57a,57bが挿通されて取付板2の上に固定され、これによって、連結杆56はガイドピン57a,57bにガイドされて、取付板52上をその長手方向(縦方向)に沿って上下に摺動可能とされる。
さらに、連結杆56の軸ピン54bの真下には、解錠時に後述の受け金具70の傾斜板73を押し出すための押し出し部56aが半円形部を突出するように形成され、同様に、連結杆56の軸ピン55bの真下には、解錠時に後述の受け金具70の傾斜板74を押し出すための押し出し部56bが半円形部を突出するように形成される。また、連結杆56の中間部には、後述のシリンダ錠58の錠軸に固定される係合板59が係合可能な係合部56cが設けられている。
一方、取付板52の中間部には、シリンダ錠58が取り付けられる。シリンダ錠58は円筒の元部にフランジを設けて形成され、取付板52にはその円筒を挿入可能な孔が形成され、その孔にシリンダ錠58を外側から挿入し、内側でフランジをねじ止めして固定される。これにより、シリンダ錠58は基枠体51の右側面側にその前面つまり鍵穴の部分を突出して固定されることになる。シリンダ錠58の内側に突出した錠軸には、カム形状の係合板59が固定され、係合板59には上記連結杆56の係合部56cと係合可能な係合凸部と後述のスイッチ作動板60の係合部60bと係合可能な係合凸部が設けられる。
さらに、シリンダ錠58の上方の取付板52上には、光電スイッチ、近接スイッチなどの非接触スイッチ61が取り付けられる。この非接触スイッチ61は、ゲームのリセットスイッチなどとして使用されるもので、シリンダ錠58の操作によりオンオフ作動する。このために、取付板52上の連結杆56との間には、図11に示すように、スイッチ作動板60が摺動可能に配設される。スイッチ作動板60には作動片60aがその一部を折り曲げるように形成され、その作動片60aを非接触スイッチ61の内側に挿入してスイッチング作動させる。
スイッチ作動板60には、上記係合板59と係合可能な係合部60bが設けられ、シリンダ錠58の操作により係合板59が回動して係合部60bと係合し、スイッチ作動板60が上方に摺動することにより、非接触スイッチ61がスイッチング動作する。スイッチ作動板60と上記連結杆56との間には、コイルばね62が架け渡され、連結杆56を上方に付勢し、スイッチ作動板60を下方に付勢している。一方、取付板52の下部には、支持板63が略水平に設けられ、前扉の閉鎖時に後述の受け金具70側の支持ローラ75が支持板63上に乗り上げ、それを支持するようにしている。
図12、図13は、上記施錠装置本体の鉤部材54,55を受けて係止する受け金具70の正面図及び左側面図を示している。この受け金具70のフレーム部は、ゲーム機の前扉の内側に固定されるように上下に2分割して形成され、そこに複数の取付孔が穿設される。上側のフレーム部には、鉤部材54と係合可能な板状の係止部71が扉の背面側に少しシフトして縦に設けられ、下側のフレーム部には鉤部材55と係合可能な係止部72が同様な位置に設けられる。
さらに、これらの係止部71,72の下縁部には、傾斜板73,74が下方に斜めに傾斜して設けられている。この傾斜板73,74は、解錠時に上記連結杆56の押し出し部56a,56bに接触して押し出し力が付与される。さらに、下側の受け金具70の下端には、支持ローラ75が回動可能に軸支され、前扉の閉鎖時に上記施錠装置本体側の支持板63上に乗り上げて転動するように設けられる。
上記のように構成された施錠装置本体は、図14〜図16に示すように、ゲーム機の筐体78の内側の縦枠部分に、その取付板52を側壁に当て、その曲折縁部53を筐体78の前縁部から少し前に出すようにして、且つ鉤部材54、55を前扉80側に向けて取付けられる。
このとき、シリンダ錠58は、図8〜図10に示すように、筐体78の正面側に突出し、筐体78の側部の正面側中央部には、このシリンダ錠58の周囲を包囲するように、シリンダ錠カバー79が設けられる。つまり、筐体78の側部の正面側中央部にシリンダ錠の周囲を覆う形状のシリンダ錠カバー79が突設され、そこにシリンダ錠58を挿入するための孔が形成され、その孔にシリンダ錠58は挿入されて装着される。シリンダ錠58の鍵穴の正面はそのシリンダ錠カバー79の前面から正面側に現れることになる。
このように、ゲーム機の筐体78内に施錠装置本体の基枠体51が取り付けられるが、基枠体51は薄型に形成されているために、筐体の内壁付近の非常に狭いスペースに装着することができる。また、取付板52の曲折縁部53は前扉80と筐体78との隙間を塞ぐように作用する。
一方、図14、図15に示すように、前扉80の内側には、受け金具70の上側の係止部71と下側の係止部72が、上記上下の鉤部材54、55に対向した位置に取付けられる。また、受け金具70の支持ローラ75は、取付板51の支持板63に対応した位置に位置し、前扉80の閉鎖時の支持板63上に乗り上げるようにする。さらに、前扉80の自由端側の中央部にシリンダ錠カバー79がシリンダ錠58をカバーするように設けられ、前扉80の閉鎖時に、それを挿入させるための開口凹部81が、前扉80の自由端の側部に形成されている。
ゲーム機の前扉80を閉じると、前扉側に固定された受け金具70の係止部71,72の上縁部が、筐体78側の施錠装置本体の上下の鉤部材54、55に当たり、鉤部材54,55がコイルばね62の付勢力に抗して上側に傾動し、鉤部材の係合凹部に係止部の縁部が入ったところで、コイルばね62の付勢力によって鉤部材54,55が水平位置に戻り、その係止部71,72に係止される。このとき、前扉80側の受け金具70の支持ローラ75は、筐体78側の取付板51の支持板63に乗り上げ、これにより前扉80が支持板63から持上げ力を付与され、重量のある前扉であってその位置が下方にずれた状態でも、適正位置に持ち上げられて、閉鎖される。
前扉80を解錠する場合は、前扉80の正面側縁部に位置する筐体78のカバー79内のシリンダ錠58にキーを差し込み、シリンダ錠58の錠軸を右側に回すと、係合板59が同方向に回転し、その係合板59と連結杆56の係合部56cとが係合して連結杆56を下方へ摺動させる。これにより、図15のように、上下の鉤部材54、55が上方へ回動し、前扉80側の受け金具70の係止部71,72との係合が外れ、前扉80は開放可能な状態となる。また、このとき、図18のように、連結杆56に設けた押し出し部56a,56bが受け金具70側の傾斜板73,74に当たって、それを押し出すつまり前扉80を前方に押し開くように作用し、これにより、前扉80が前方に開放される。
スロットマシンなどのゲーム機は、その筐体の前縁部がその上部を後にその下部を前に出すように傾斜して形成され、前扉がその傾斜に倣って装着されているため、扉の自重により自然に閉鎖力が作用し、シリンダ錠を解錠し鉤部材の係止を解除しただけでは、前扉を開放状態としにくい。しかし、上記のように、キーをシリンダ錠58に差し込んで回すだけで、押し出し部56a,56bが受け金具70側の傾斜板73,74に当たって、前扉80を前方に押し開くように作用するため、前扉80を容易に開放することができる。
一方、ゲーム機のリセット操作を行なう際には、シリンダ錠58の鍵穴にキーを差し込み、キーを左側に回して係合板59を同方向に回動させる。このとき、係合板59がスイッチ作動板60の係合部60bと係合してこれを上方に摺動させ、その作動片60aが非接触スイッチ61の検出部(挿入空間)に進入し、非接触スイッチ61がスイッチング動作を行って、ゲーム機にリセット信号を発生させる。
このように、施錠装置の基枠体51は、筐体78内に縦に取り付けられ、ゲーム機の前扉80には受け金具70のみが取り付けられる。このため、従来、前扉の内側に取り付けていた施錠装置本体の取付スペースが不要となり、前扉には電気部品などを、余裕をもって配置することができ、また、前扉内に取り付ける表示装置、装飾装置などを大きくするなど、ゲーム機の設計の自由度を上げることができ、また、前扉の軽量化も可能となる。さらに、シリンダ錠58は筐体側に配置され、前扉を閉じたとき、シリンダ錠58の鍵穴面が前扉の正面側に露出することになるが、シリンダ錠58がシリンダ錠カバー79内に挿入され、前扉の閉鎖時には、前扉に設けた開口凹部81にシリンダ錠カバー79が嵌入するため、違和感なく鍵穴面を前扉の一部に露出させることができる。
本発明の一実施形態を示すパチンコ機の施錠装置の正面図である。 その右側面図である。 その左側面図である。 施錠装置の分解状態の左側面図である。 施錠装置をパチンコ機の本体枠に取り付けた状態の正面図である。 前面枠を閉じた状態での部分断面図である。 前面枠を開いた状態の部分断面図である。 他の実施形態を示す施錠装置の正面図である。 同施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の左側面図である。 同施錠装置の分解左側面図である。 受け金具の正面図である。 受け金具の左側面図である。 使用状態を示す開放時の左側面図である。 使用状態を示す閉鎖時の左側面図である。 使用状態を示す開放時の右側面図である。 使用状態を示す正面図である。 開放操作時の押し出し部56bの動作を示す説明図である。
符号の説明
1−基枠体
2、3−鉤部材
4−連結杆
5−シリンダ錠
6−カム板
10−本体枠
18−シリンダ錠カバー
20、21−受け金具
30−前面枠
31‐ガラス枠
32−開口凹部

Claims (2)

  1. 縦長の基枠体の上部と下部に鉤部材が正面に突出し且つ上下に傾動可能に枢支され、
    該基枠体は、帯状の金属板の正面縁部を直角に曲げて前縁曲部を設けると共に、中間部に錠取付板部を正面側に直角に曲げて形成され、
    該上下の鉤部材が該基枠体の内側に摺動可能に配設された連結杆により連結され、
    該基枠体の該錠取付板部にシリンダ錠がその錠軸を該錠取付板部の内側に挿入し且つ鍵穴面を正面側に突出して取り付けられ、
    該錠軸の先端に該連結杆と係合可能なカム板が固定され、
    該基枠体はゲーム機の本体枠の縦枠の内側に取り付けられ、
    該ゲーム機の前面枠の内側には受け金具のみ該上下の鉤部材と対応した位置に取り付けられ、
    該前面枠の閉鎖時、該受け金具に該鉤部材が係止されて該前面枠を該本体枠に対し施錠するゲーム機の施錠装置であって、
    該鉤取付板部の正面に突出した該シリンダ錠の周囲を覆い且つ該鍵穴面を露出してシリンダ錠カバーが装着され、
    該前面枠には、該前面枠の閉鎖時に該シリンダ錠カバーが進入するように、該シリンダ錠カバーに対応した形状の開口凹部が設けられ、
    該前面枠を該本体枠に対し閉じた際、該シリンダ錠カバーの先端形状が前面枠の前面形状と連続するように該シリンダ錠カバーが形成されたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 縦長の基枠体の内側に、連結杆が摺動可能に配設されると共に、該基枠体の上部と下部に鉤部材が正面を向き且つ上下に傾動可能に枢支され、
    該基枠体は、帯板状の取付板を主要部とし薄形に形成され、該取付板の前側縁部をL形に曲げて前面側に曲折縁部を設けると共に、該取付板の中間部の一部を直角に切り起こして錠取付板部が形成され、
    該連結杆の上部と下部が該上下の鉤部材に連結され、
    該基枠体の該錠取付板部にシリンダ錠がその錠軸を内側に挿入し且つ鍵穴面を正面側に突出して取り付けられ、
    該錠軸の先端に該連結杆と係合可能な係合板が固定され、
    該基枠体がゲーム機の筐体内に縦に取り付けられ、
    該ゲーム機の前扉の内側には受け金具のみが取り付けられると共に、該受け金具に係止部が該上下の鉤部材と対向した位置に設けられ
    該前扉の閉鎖時、該鉤部材が該受け金具に係止されて該前扉が施錠され、該シリンダ錠による該錠軸の回動により該連結杆が摺動して解錠されるゲーム機の施錠装置であって、
    該受け金具に傾斜板が設けられる一方、該連結杆に押し出し部が設けられて、該前扉の解錠時、該連結杆の摺動により、該押し出し部が該傾斜板を押して該前扉を押し開くように構成され、
    該筐体の前面側部にシリンダ錠カバーが突設され、
    前記シリンダ錠は該シリンダ錠カバー内に挿入されると共に、その鍵穴を該シリンダ錠カバーに設けた孔から正面に露出させて配置され、
    該前扉にはその閉鎖時に該シリンダ錠カバーが進入する開口凹部が設けられ、
    該前扉を閉鎖した際、該シリンダ錠カバーが該鍵穴を露出させた状態で該開口凹部に嵌入することを特徴とするゲーム機の施錠装置。
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