JP4600869B2 - 水洗大便器 - Google Patents
水洗大便器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4600869B2 JP4600869B2 JP2007154345A JP2007154345A JP4600869B2 JP 4600869 B2 JP4600869 B2 JP 4600869B2 JP 2007154345 A JP2007154345 A JP 2007154345A JP 2007154345 A JP2007154345 A JP 2007154345A JP 4600869 B2 JP4600869 B2 JP 4600869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- level
- cleaning
- pressurizing pump
- water level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
特許文献3には、特許文献2と同様に、小便時に、便器のトラップ部の自由端を下方回動させて、ボウル部内の溜水の一部をこの自由端から排出させて溜水の水位を下げて、小便時に起こる洗浄水の跳ね上がりを防止した便器装置が開示されている。
また、特許文献1や特許文献2に開示された水洗大便器においては、水位を下げるための特別な機構を設けなければならず、構造が複雑になるという問題もある。
このように構成された本発明においては、掃除モードや跳返防止モード等により、ボウル部内に溜水の水位を通常の水位よりも低水位とする場合、先ず、貯水タンクの洗浄水を加圧してジェット吐水口からの排水トラップ管路へ吐水することにより、サイホン作用を起動させて、ボウル部内の溜水を瞬時に外部に排出させ、次に、サイホン作用起動後に、加圧ポンプを停止させ、この加圧ポンプの停止時の加圧ポンプの回転部の慣性力による回転により、所定量の洗浄水をジェット吐水口に供給して、この所定量の洗浄水を溜水の一部として使用することにより、ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整している。このように、本発明によれば、水道水の圧力が低圧の場合でも、貯水タンクの洗浄水を利用してサイホン作用を発生させているので、早期にサイホン作用を発生させることができるので、短時間でボウル部内の溜水の水位を所定の低水位とすることができる。また、既存の加圧ポンプを利用しているので、低水位とするための新たな機構等は不要となっている。
このように構成された本発明においては、加圧ポンプのサイホン作用起動のための回転数を所定の回転数に調整することにより、加圧ポンプの回転部の慣性力による回転により供給される洗浄水の量を調整し、この量が調整された洗浄水を溜水の一部として使用することにより、ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整している。このように本発明によれば、加圧ポンプ以外の新たな機構等を設けることなく、また、水道水の水圧に依存することなく、ボウル部の溜水の水位を精度良く調整又は変更することができる。
このように構成された本発明においては、加圧ポンプの停止後、加圧ポンプを所定の低速度で所定時間回転させて、ジェット吐水口から吐水してボウル部に洗浄水を補給し、このジェット吐水口から吐水された洗浄水を溜水の一部として使用することにより、ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整している。このように、本発明によれば、加圧ポンプ以外の新たな機構等を設けることなく、また、水道水の水圧に依存することなく、ボウル部の溜水の水位を精度良く調整又は変更することができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水供給手段により所定量の洗浄水をリム吐水口から吐水させ、このリム吐水口から吐水された洗浄水を溜水の一部として使用することにより、ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整している。このように、本発明によれば、例えば、洗浄水が便器仕様における最大圧力側の高圧力なものであっても、予め、サイホン作用によりボウル部の溜水が外部に排出されて低水位となっているため、リム吐水口からの洗浄水の補給量が多少多くても、ボウル部の溜水の水位を所定の低水位近傍に抑えることができる。
先ず、図1乃至図4により、本発明の実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の側面図であり、図2は図1に示す水洗大便器の平面図であり、図3は本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体構成図であり、図4は本発明の実施形態による水洗大便器に使用される加圧ポンプを示す部分断面図である。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
ここで、排水トラップ管路14のトラップ下降管14cの下端には、排水管15が接続されている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。
また、給水路切替弁36の下流側には、リム吐水口18に洗浄水を供給するためのリム側給水路38、及び、貯水タンク20に洗浄水を供給するためのタンク側給水路40が接続されている。
タンク側給水路40にも、逆止弁であるバキュームブレーカ42が設けられており、洗浄水の貯水タンク20からの逆流を防止している。
同様に、戻り管路50と貯水タンクの接続部にも、同様に、ボール式逆止弁44が設けられており、貯水タンク20がオーバーフロー水位を越えて満水状態になった場合でも、洗浄水が戻り管路50に逆流することはないようになっている。
上端フロートスイッチ64aは、貯水タンク20内の水位が通常使用時の満水位置(L1)に達するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、電磁開閉弁34を閉鎖させる。
下端フロートスイッチ64bは、貯水タンク20内の水位が所定の水位(L3)まで低下するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、加圧ポンプ22を停止させる。
このようにして、時刻t9から所定時間(例えば、25秒)の間は、ボウル部12の溜水の水位は低水位Bとなっているので、便器掃除時間となり、使用者は、ボウル部12の通常の溜水の水位である水位A(喫水面)付近に洗剤を塗布し、ブラシ等で擦ることで、ボウル部13の喫水面付近を清掃する。
この時刻t12におけるリム洗浄(後リム洗浄)の開始は、時刻t9から所定時間(25秒)経過後自動的に行ってもよいし、洗浄スイッチ(図示せず)をON操作するようにしてもよい。
次に、このリム洗浄では、時刻t13〜t14の間で、給水路切替弁36がタンク側全開位置からリム側全開位置に切り替わり、洗浄水が、リム吐水口18からボウル部12に吐水され、上述した便器掃除後の使用済洗剤を含む汚水が残っているボウル部を洗浄する。このリム洗浄(後リム洗浄)は、後述するジェット洗浄の最中(時刻t15〜t17)、及び、その後の時刻t19まで継続して行われる。
先ず、加圧ポンプ22は、時刻t15〜t16において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46cの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面のレベルAより上方に位置する部分)に残留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。この結果、加圧ポンプ22をいきなり本来の高速回転で始動した場合に生じるジェット吐水口16からの空気の排出音の発生を防止することができる。
その後、時刻t22において、給水路切換弁36は、リム側給水路38とタンク側給水路40の両方に連通する中立位置となり、電磁開閉弁34はOFFとなり閉じられ、時刻t0と同様な待機状態に復帰し、掃除モードが終了する。
先ず、図8(a)は待機状態を示し(図7の時刻t0〜t1)、ボウル部12に水が貯留された状態となっている。このときの貯水タンク20の水位はレベルL1(図3参照)となっている。
2 便器本体
10 機能部
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
46 ジェット側給水路
62 コントローラ
64a 上端フロートスイッチ
64b 下端フロートスイッチ
70 オーバーフロー流路
74 ポンプ本体
76 回転軸
78 電動モータ
80 回転部
Claims (4)
- 加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
ボウル部と、洗浄水を吐出するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ管路とを備えた便器本体と、
洗浄水を貯水する貯水タンクと、
洗浄水を上記リム吐水口に給水すると共に上記貯水タンクに補給する洗浄水供給手段と、
上記貯水タンクの洗浄水を加圧して上記ジェット吐水口に供給する加圧ポンプと、
上記ジェット吐水口からの排水トラップ管路への吐水によりサイホン作用を起動させ、このサイホン作用起動後に、上記加圧ポンプを停止させ、この加圧ポンプの停止時の加圧ポンプの回転部の慣性力による回転により、所定量の洗浄水を上記ジェット吐水口に供給し、この所定量の洗浄水を溜水の一部として使用することにより、上記ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整する溜水水位調整手段と、
を有することを特徴とする水洗大便器。 - 上記溜水水位調整手段は、上記加圧ポンプのサイホン作用起動のための回転数を所定の回転数に調整することにより、上記加圧ポンプの回転部の慣性力による回転により供給される洗浄水の量を調整し、この量が調整された洗浄水を溜水の一部として使用することにより、上記ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整する請求項1記載の水洗大便器。
- 上記溜水水位調整手段は、上記加圧ポンプの停止後、上記加圧ポンプを所定の低速度で所定時間回転させて、上記ジェット吐水口から吐水し、このジェット吐水口から吐水された洗浄水を溜水の一部として使用することにより、上記ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整する請求項1又は請求項2に記載の水洗大便器。
- 上記溜水水位調整手段は、上記洗浄水供給手段により所定量の洗浄水を上記リム吐水口から吐水させ、このリム吐水口から吐水された洗浄水を溜水の一部として使用することにより、上記ボウル部の溜水の水位を所定の低水位に調整する請求項1又は請求項2に記載の水洗大便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007154345A JP4600869B2 (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 水洗大便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007154345A JP4600869B2 (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 水洗大便器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008303691A JP2008303691A (ja) | 2008-12-18 |
JP4600869B2 true JP4600869B2 (ja) | 2010-12-22 |
Family
ID=40232652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007154345A Active JP4600869B2 (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 水洗大便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4600869B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101190006B1 (ko) * | 2011-10-07 | 2012-10-12 | 스티븐 준 한 | 진공 흡입식 변기 및 진공 흡입식 변기의 작동제어방법 |
CN102505744A (zh) * | 2011-10-21 | 2012-06-20 | 谢伟藩 | 程控强力冲洗装置 |
CN107060024A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-08-18 | 徐永清 | 防溅水马桶 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003193539A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Toto Ltd | 水洗便器 |
WO2004029374A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Toto Ltd. | 便器装置 |
JP2004116050A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Toto Ltd | 水洗便器 |
JP2004293147A (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 便器装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0860730A (ja) * | 1994-08-23 | 1996-03-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 水洗便器 |
JPH11350578A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-21 | Toto Ltd | 水洗式大便器 |
-
2007
- 2007-06-11 JP JP2007154345A patent/JP4600869B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003193539A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Toto Ltd | 水洗便器 |
WO2004029374A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Toto Ltd. | 便器装置 |
JP2004116050A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Toto Ltd | 水洗便器 |
JP2004293147A (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 便器装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008303691A (ja) | 2008-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5013316B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP4110578B1 (ja) | 水洗大便器 | |
JP4497210B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP5051611B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP4552233B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP5130797B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP5299832B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP4600869B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2009019470A (ja) | 水洗大便器 | |
JP5130678B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2008248636A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2009002075A (ja) | 水洗便器 | |
JP5263704B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP6187759B2 (ja) | 水洗大便器装置 | |
JP5412779B2 (ja) | 洋風大便器 | |
JP4411737B2 (ja) | 水洗便器の洗浄水吐出方法 | |
JP5590499B2 (ja) | 洗落し式水洗便器 | |
JP5007943B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP2011214277A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2019157517A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2019163614A (ja) | 水洗大便器 | |
JP5040391B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2009084779A (ja) | 便器装置 | |
JP2022156110A (ja) | 洗浄水タンク装置、及び水洗大便器 | |
JP2023110606A (ja) | 排水弁装置、洗浄水タンク装置、及び、水洗大便器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100324 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20100525 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20100611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100906 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100919 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4600869 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |