JP2019157517A - 水洗大便器 - Google Patents

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和吉 溝口
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Abstract

【課題】清掃性向上のための給水と、洗浄水飛散抑制の両立を行うことである。【解決手段】本発明では、使用者が排泄を行うボウルと、前記ボウルに溜水を形成するためのトラップと、洗浄水を前記ボウルに供給するリムノズルと、前記排泄物混じりの溜水を建物の排水配管に排出するためにサイホン現象を起動するゼットノズルと、を有する水洗大便器において、前記ゼットノズルを起動して溜水水位を低下させた後に、前記ボウル全面に向けてミスト水を供給することを特徴とすることによって、清掃性のために使用するブラシの清掃効果を期待させる給水を行うと共に、その水が外部に飛散するような恐れを防止することができるようになった。【選択図】 図1

Description

本発明は、水洗大便器の清掃性を維持しながら、想定されるリスクを減する対応を行うことに係り、特に水洗大便器外への飛散水の発生や、衛生洗浄装置等の充電部材が被水することを防止することに好適な水洗大便器に関する発明である。
従来の水洗大便器は、便器のボウル部の溜水の水面(喫水面)付近が汚れるため、溜水の水位を一時的に下げて、掃除を行うために「お掃除モード」にしたり、また、排便時や小便時に生じる洗浄水の跳ね返りを防止するため、溜水の水位を下げるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような場合、サイホン作用によりボウル部内の溜水を排出した後、リム給水の量を通常使用時よりも減らすことにより、溜水の水位を低くし、汚れが付きやすい喫水面を露出させて掃除をし易くしたものが開示されている。溜水の水面(喫水面)付近を清掃するためにブラシを挿入し、清掃性を高じるために旋回水を供すると、その勢いによって飛散水が水洗大便器外に飛び散ったり、ボウルの背部に設けられた衛生洗浄装置や大便器機能を供する洗浄装置等の充電部材が被水することになり、動作信頼性が低下する恐れがあるという問題があった。
また、公共トイレの洋式便座上における細菌学的汚染調査が実施されている(例えば、非特許文献1参照。)。
しかし、この場合もボウル洗浄水の飛散を促すことは、臨床的な面からも抑制すべきであることを示しているという問題があった。
特開平11−0350578号公報
田爪正氣他;公共トイレの洋式便座上における細菌学的汚染調査,東海大学健康科学部紀要,5,1999
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、清掃性向上のための給水と、洗浄水飛散抑制の両立を行うことである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、使用者が排泄を行うボウルと、前記ボウルに溜水を形成するためのトラップと、洗浄水を前記ボウルに供給するリムノズルと、前記排泄物混じりの溜水を建物の排水配管に排出するためにサイホン現象を起動するゼットノズルと、を有する水洗大便器において、前記ゼットノズルを起動して溜水水位を低下させた後に、前記ボウル全面に向けてミスト水を供給することを特徴とすることによって、清掃性のために使用するブラシの清掃効果を期待させる給水を行うと共に、その水が外部に飛散するような恐れを防止することができるようになった。
また、請求項2記載の発明によれば、前記ミスト吐水は間欠動作であることを特徴とすることにより、洗剤を使用してもボウルに付着して、安易に溜水に落下して無駄となることを防止できるようになった。
本発明によれば、清掃性向上のための給水と、洗浄水飛散抑制の両立を行うことができるという効果がある。
本発明の実施形態による水洗大便器の側面図である。 本発明の実施形態による水洗大便器に使用される加圧ポンプを示す部分断面図である。 本発明の実施形態による水洗便器における便器掃除の際の動作を示すタイムチャートである。
図1乃至図2により、本発明の実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の側面図であり、図2は本発明の実施形態による水洗大便器に使用される加圧ポンプを示す部分断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態による水洗大便器1は、便器本体2と、この便器本体2の上面に配置された便座4と、便座4を覆うように配置されたカバー6と、便器本体2の後方上部に配置された局部洗浄装置8と、を備えている。さらに、便器本体2の後方には、機能部10が配置されており、この機能部10はサイドパネル11により覆われている。
便器本体2には、汚物を受けるボウル部12と、このボウル部12の底部から延びる排水トラップ管路14と、ジェット吐水を行うジェット吐水口16と、リム吐水を行うリム吐水口18が形成されている。ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐出するようになっている。リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
排水トラップ管路14は、入口部14aと、この入口部14aから上昇するトラップ上昇管14bと、このトラップ上昇管14bから下降するトラップ下降管14cとからなり、トラップ上昇管14bとトラップ下降管14cとの間が頂部14dとなっている。ここで、排水トラップ管路14のトラップ下降管14cの下端には、排水管15が接続されている。
本実施形態による水洗大便器1は、洗浄水を供給する水道に直結されており、水道の給水圧力によりリム吐水口18から洗浄水が吐出される。また、ジェット吐水に関しては、後述するように、機能部10に内蔵された貯水タンク20に貯水された洗浄水を加圧ポンプ22によって加圧して、大流量でジェット吐水口16から吐出させるようになっている。
次に、図2により、本実施形態による水洗大便器1の機能部10を詳細に説明する。図2に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。
これらの定流量弁32、電磁開閉弁34、及び、給水路切替弁36は、図3に示すように、バルブユニット37として、一体的に組立られたものとなっている。また、給水路切替弁36の下流側には、リム吐水口18に洗浄水を供給するためのリム側給水路38、及び、貯水タンク20に洗浄水を供給するためのタンク側給水路40が接続されている。
ここで、定流量弁32は、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30を介して流入した洗浄水を、所定の流量以下に絞るためのものである。また、定流量弁32を通過した洗浄水は、電磁開閉弁34に流入し、電磁開閉弁34を通過した洗浄水は、給水路切替弁36により、リム側であるリム側給水路38からリム吐水口18へ、又は、タンク側であるタンク側給水路40から貯水タンク20に供給されるようになっている。ここで、給水路切替弁36は、リム側給水路38とタンク側給水路40の両方に同じタイミングで洗浄水を供給可能であって、リム側とタンク側への給水量の割合を任意に変更できる切替弁である。
また、貯水タンク20の下部には、ジェット側給水路46が接続されており、このジェット側給水路46の下流端は、ジェット吐水口16に接続されている。また、ジェット側給水路46の途中に上述した加圧ポンプ22が設けられている。この加圧ポンプ22は、貯水タンク20に貯水された洗浄水を加圧して、ジェット吐水口16から吐出させるためのものである。
このジェット側給水路46は、加圧ポンプ22より上流側の上流ジェット側給水路46aと下流ジェット側給水路46bとから構成されている。ここで、下流ジェット側給水路46bは、図3に示すように、上方に向けて凸型に形成されており、この凸型部分の最も高い部分である頂部46cは、貯水タンク20からジェット吐水口16に至るジェット側給水路46の中で最も高い部分になっている。
次に、上述したリム側給水路38には、リム吐水用バキュームブレーカ48が設けられており、給水路24に負圧が発生した時に洗浄水のリム吐水口18からの逆流を防止している。また、リム吐水用バキュームブレーカ48は、図2に示すように、ボウル部12の上端面よりも上方に配置され、これにより、逆流を確実に防止している。さらに、リム吐水用バキュームブレーカ48の大気開放部から溢れた洗浄水は、戻り管路50を通って貯水タンク20に流入するようになっている。 タンク側給水路40にも、逆止弁であるバキュームブレーカ42が設けられており、洗浄水の貯水タンク20からの逆流を防止している。
ここで、貯水タンク20は、密閉タイプの貯水タンクであり、タンク側給水路40と貯水タンク20の接続部には、ボール式逆止弁43が設けられている。このボール式逆止弁43により、貯水タンク20がオーバーフロー水位(後述するオーバーフロー流路70の上端70aの位置)を越えて満水状態になった場合でも、ボール43aが浮上して、タンク側給水路40との接続部を閉鎖するので、洗浄水がタンク側給水路40に逆流することがないようになっている。同様に、戻り管路50と貯水タンクの接続部にも、同様に、ボール式逆止弁44が設けられており、貯水タンク20がオーバーフロー水位を越えて満水状態になった場合でも、洗浄水が戻り管路50に逆流することはないようになっている。
さらに、ジェット側給水路46の上流ジェット側給水路46aには、逆止弁であるジェット吐水用フラッパー弁56及び水抜栓58が設けられている。これらのジェット吐水用フラッパー弁56及び水抜栓58は、加圧ポンプ22よりも下方の、貯水タンク20の下端部付近の高さに配置されている。このため、水抜栓58を開放することにより、メンテナンス時等に貯水タンク20内及び加圧ポンプ22内の洗浄水を排出することができるようになっている。また、貯水タンク20と加圧ポンプ22の間にジェット吐水用フラッパー弁56を配置することにより、貯水タンク20内の水位が加圧ポンプ22の高さよりも低くなった場合に、洗浄水が加圧ポンプ22から貯水タンク20に逆流し、加圧ポンプ22内の洗浄水が抜け加圧ポンプ22が空運転してしまうことを防止している。また、加圧ポンプ22の下方には、水受けトレイ60が配置されており、結露した水滴や漏水を受けるようになっている。
また、機能部10には、電磁開閉弁34の開閉操作、給水路切替弁36の切替操作、及び、加圧ポンプ22の回転数や作動時間等を制御するコントローラ62が内蔵されている。
貯水タンク20の内部には、上端フロートスイッチ64a、及び、下端フロートスイッチ64bが配置されている。 上端フロートスイッチ64aは、貯水タンク20内の水位が通常使用時の満水位置(L1)に達するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、電磁開閉弁34を閉鎖させる。下端フロートスイッチ64bは、貯水タンク20内の水位が所定の水位(L3)まで低下するとオンに切り替わり、コントローラ62はこれを検知して、加圧ポンプ22を停止させる。
さらに、貯水タンク20の上端フロートスイッチ64aよりも上方位置に、その上端70aが開口し下端70bが下流ジェット側給水路46bに接続されたオーバーフロー流路70が設けられている。
このオーバーフロー流路70には逆止弁であるフラッパー弁72が取り付けられている。このオーバーフロー流路70及びフラッパー弁72により、洗浄水のジェット吐水口16からの逆流を防止すると共に、これらの間の縁切りを行うことができるようになっている。また、このオーバーフロー流路70の下端70bがボウル部12内の溜水の水位よりも上方に設けられているため、洗浄水のジェット吐水口16からの逆流をより確実に防止している。
コントローラ62は、使用者による便器洗浄スイッチ(図示せず)の操作により、電磁開閉弁34、給水路切替弁36、加圧ポンプ22を順次作動させ、先ずリム吐水口18から吐水し、リム吐水を継続させながら、次にジェット吐水口16からの吐水を開始させて、ボウル部12を洗浄する。さらに、コントローラ62は、洗浄終了後、電磁開閉弁34を開放し、給水路切替弁36を貯水タンク20側に切り替えて洗浄水を貯水タンク20に補給する。貯水タンク20内の水位が上昇し、上端フロートスイッチ64aが規定の貯水量を検出すると、コントローラ62は、電磁開閉弁34を閉鎖して給水を停止する。
溜水の水面(喫水面)付近を清掃するためにブラシを挿入し、清掃性を高じるために旋回水を供すると、その勢いによって飛散水が水洗大便器外に飛び散ったり、ボウルの背部に設けられた衛生洗浄装置や大便器機能を供する洗浄装置等の充電部材が被水することになり、動作信頼性が低下する恐れがあるという問題ある。本発明では、図示しないミスト状の吐水をボウル部12に噴霧するようになっている。清掃のためのブラシを効率的に使うことはできるが、勢い的な緩衝によって飛び散ることを抑制していることになる。乾燥面に水を吹きかけて清掃性は向上させるものの、水深が変わるようなレベルとしないことで、便器外に飛び散りが発生することを抑制していることになる。
図3は、本発明の実施形態による水洗便器における便器掃除の際の動作を示すタイムチャートである。
先ず、待機状態(時刻t0〜t1)において、給水路切替弁36は、リム側給水路38とタンク側給水路40の両方に連通する中立位置となっている。次に、この待機状態(時刻t0〜t1)で、掃除モードスイッチ(図示せず)をON操作する(時刻t1)と、リム洗浄(前リム洗浄)(時刻t1〜t7)が開始される。このとき、先ず、給水路切替弁36は、時刻t2〜t3の間、タンク側給水路40に全開状態(タンク側全開位置)とする。同時(時刻t2)に、電磁開閉弁34をONとして、洗浄水を給水路24に流入させる。これにより、給水路切替弁36の上流側にある給水路24内に残留する空気を貯水タンク20内に排出することができる。この結果、給水路切替弁36をいきなりリム側であるリム側給水路38に切り替えた場合に生じるリム吐水口18からの空気の排出音の発生を防止することができる。
次に、時刻t3〜t4の間に、給水路切替弁36をタンク側全開位置からリム側全開位置に切り替え、洗浄水をリム吐水口18へ供給し、洗浄水をリム吐水口18から吐水する。このリム吐水は、時刻t7まで行われ、これにより、ボウル部12の洗浄が行われる。
次に、時刻t2から所定時間(例えば、25秒)経過後、時刻t5〜t9の間において、ジェット吐水(ジェット洗浄)を行うために、加圧ポンプ22をONとし、加圧ポンプ22が貯水タンク20内の洗浄水をジェット吐水口16へ供給し、洗浄水をジェット吐水口16から吐水する。
このジェット吐水のとき、加圧ポンプ22の回転数をコントローラ62が以下のように制御する。先ず、加圧ポンプ22は、時刻t5から時刻t7までの所定時間(例えば、0.2秒の間)において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46cの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面のレベルAより上方に位置する部分)に残留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。この結果、加圧ポンプ22をいきなり本来の高速回転で始動した場合に生じるジェット吐水口16からの空気の排出音の発生を防止することができる。
次に、時刻t7から時刻t9までの比較的短い時間(例えば、1.0秒)、加圧ポンプ22を高速回転(例えば、3500rmp)させる。これにより、加圧ポンプ34による加圧力が大きくなり、ジェット吐水口16から大流量の洗浄水が吐水される。この大流量の洗浄水が、排水トラップ管路14の入口部14aに流入し、サイホン現象が急速に引き起こされ、ボウル部12内の溜水が素早く排出される。
次に、時刻t7から1.0秒が経過後、時刻t9において、加圧ポンプ22の作動を停止させる。この加圧ポンプ22が停止したとき、上述した加圧ポンプ22の回転部80の慣性力による回転によって、時刻t9〜時刻t10の間の時間において、貯水タンク20内の洗浄水をボウル部12に供給し、それにより、ボウル部12内の溜水の水位を所定の低水位Bに調整する。
なお、上述したように、サイホン作用を起動させるための回転数は、高回転(例えば、3500rpm)としているが、サイホン作用起動後に、所定の低回転まで低下させるようにしても良い。この所定の低回転は、その回転数における加圧ポンプ22の慣性力により、溜水の水位を調整するために必要な洗浄水を確保するとができる程度の回転数である。このように、サイホン作用起動後に加圧ポンプ22を低回転とする場合であっても、サイホン作用起動のための加圧ポンプ22の回転数を高回転としているので、サイホン作用起動のための時間を短くできるので(比較的低回転でサイホン作用を起動したのでは時間を要する)、溜水の水位調整の時間をどの水位でも比較的短時間に設定することができる。
次に、時刻t7において、貯水タンク20内の水位が上端フロートスイッチ64aの位置より下がり、上端フロートスイッチ64aがOFFとなると、給水路切替弁36をリム側全開位置からタンク側全開位置に切り替え、上端フロートスイッチ64aがONとなる時刻t11まで、タンク給水を行う。
このように、タンク給水により上端フロートスイッチ64aがONとなると、貯水タンク内の洗浄水のオーバフローを防止するため、時刻t11において、電磁開閉弁34が閉となり、時刻12まで、タンク給水が停止される。このようにして、時刻t9から所定時間(例えば、25秒)の間は、ボウル部12の溜水の水位は低水位Bとなっているので、便器掃除時間となり、使用者は、ボウル部12の通常の溜水の水位である水位A(喫水面)付近に洗剤を塗布し、ブラシ等で擦ることで、ボウル部13の喫水面付近を清掃する。
次に、時刻t9から25秒経過後(便器洗浄時間経過後)の時刻t12において、再度、リム洗浄(後リム洗浄)が開始される。このリム洗浄(後リム洗浄)は、時刻t9〜時刻t12の間に行われた便器洗浄によりボウル部12内に残った使用済洗剤を含む汚水を排出するためのものであり、通常の便器使用時の洗浄動作を使用している。この時刻t12におけるリム洗浄(後リム洗浄)の開始は、時刻t9から所定時間(25秒)経過後自動的に行ってもよいし、洗浄スイッチ(図示せず)をON操作するようにしてもよい。
このリム洗浄(後リム洗浄)においては、先ず、電磁開閉弁34を開いて、給水路24に水道水(洗浄水)を再び導入する。次に、このリム洗浄では、時刻t13〜t14の間で、給水路切替弁36がタンク側全開位置からリム側全開位置に切り替わり、洗浄水が、リム吐水口18からボウル部12に吐水され、上述した便器掃除後の使用済洗剤を含む汚水が残っているボウル部を洗浄する。このリム洗浄(後リム洗浄)は、後述するジェット洗浄の最中(時刻t15〜t17)、及び、その後の時刻t19まで継続して行われる。
次に、リム洗浄が開始された時刻t12から所定時間(例えば、9秒)経過後の時刻t15において、再度、ジェット吐水(ジェット洗浄)を行うために、加圧ポンプ22をONとし、加圧ポンプ22が貯水タンク20内の洗浄水をジェット吐水口16へ供給し、洗浄水をジェット吐水口16から吐水する。
このジェット吐水のとき、加圧ポンプ22の回転数をコントローラ62が以下のように制御する。先ず、加圧ポンプ22は、時刻t15〜t16において、比較的低速(例えば、1000rpm)に保持され、これにより、ジェット側給水路46の頂部46cの近傍(即ち、ボウル部12の溜水面のレベルAより上方に位置する部分)に残留する空気をゆっくりとジェット吐水口16から排出する。この結果、加圧ポンプ22をいきなり本来の高速回転で始動した場合に生じるジェット吐水口16からの空気の排出音の発生を防止することができる。
その後、時刻t16〜t17の間、加圧ポンプ22を、先ず、高速回転(例えば、3500rpm)させて、サイホン作用を発生させ、これにより、ボウル部12内の汚れた使用済洗剤を排水トラップ管路14から外部に排出し、次に、少し回転数を下げて(例えば、3300rmp,3000rpm)、引き続き、押し出し作用により、ボウル部12内の洗浄水を外部に排出し、ボウル部12の洗浄を行う。
次に、時刻t17において、貯水タンク20内の水面位置が下がって、下端フロートスイッチ64bがONとなったとき、加圧ポンプ22の作動を停止させてジェット洗浄を終了させると共に、その後、所定時間(例えば、4秒)経過後(時刻t19)に、給水路切替弁36をリム側全開位置からタンク側全開位置に切り替えて、リム洗浄(後リム洗浄)を終了させる。
次に、時刻t19から貯水タンク20内の水面が上昇して上端フロートスイッチ64aがONとなる時刻t21まで、タンク給水を行う。その後、時刻t22において、給水路切換弁36は、リム側給水路38とタンク側給水路40の両方に連通する中立位置となり、電磁開閉弁34はOFFとなり閉じられ、時刻t0と同様な待機状態に復帰し、掃除モードが終了する。
時刻t9乃至時刻t13の間が便器掃除時間であるが、本発明では、図示しないミスト状の吐水をボウル部12に噴霧するようになっている。清掃のためのブラシを効率的に使うことはできるが、勢い的な緩衝によって飛び散ることを抑制していることになる。乾燥面に水を吹きかけて清掃性は向上させるものの、水深が変わるようなレベルとしないことで、便器外に飛び散りが発生することを抑制していることになる。
1 水洗大便器
2 便器本体
10 機能部
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
46 ジェット側給水路
62 コントローラ
64a 上端フロートスイッチ
64b 下端フロートスイッチ
70 オーバーフロー流路
74 ポンプ本体

Claims (2)

  1. 使用者が排泄を行うボウルと、
    前記ボウルに溜水を形成するためのトラップと、
    洗浄水を前記ボウルに供給するリムノズルと、
    前記排泄物混じりの溜水を建物の排水配管に排出するためにサイホン現象を起動するゼットノズルと、
    を有する水洗大便器において、
    前記ゼットノズルを起動して溜水水位を低下させた後に、
    前記ボウル全面に向けてミスト水を供給する
    ことを特徴とする水洗大便器。
  2. 前記ミスト吐水は間欠動作である
    ことを特徴とする水洗大便器。
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