JP2010077686A - 洋風大便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 使用者が排泄を行うボールと、前記ボール上縁に設けられ洗浄水を吐出するリム吐水口と、前記リム吐水口に供給する洗浄水を貯留する洗浄水貯留手段と、前記洗浄水貯留手段に貯留された洗浄水を加圧して前記リム吐水口に供給するポンプ手段と、前記ボール内の溜水をサイホン作用により汚物を排出する排水トラップ管路とより成る洋風大便器において、前記リム吐水手段に給水を行う前記ポンプ手段の給水量率を制御するポンプ制御手段を有し、前記ポンプ制御手段は、サイホン作用が起動する前まで、洗浄開始により上昇するボール内の溜水面の位置が所定レベル以上に上昇しないよう、上記加圧ポンプを制御して必要な流量の洗浄水を供給することを特徴とする洋風大便器とする。
【選択図】 図3
Description
尚、所定レベル以上とは、サイホン作用の早期の起動に効果的な少なくとも排水トラップ管路の溢流水位以上であることが望ましいが、初期水位であっても良い。
本発明によれば、便器の仕様によって排水特性がことなるが、仕様が同じである場合には、略同じ排水特性になるため、便器の排水仕様を評価して、サイホン作用が起動して急激な水位降下が起きる前まで、その排水特性に合わせて、洗浄水の供給量と排出量を近似させることによって、ボール面の水位上昇を抑制できる。即ち、排水ピーク直前でサイホン作用が起動することになるので、それまでの積算流量変化に近似させて給水することで水位上昇を抑制できる。
本発明によれば、サイホン作用によって、排水特性の排水ピークは最大になり、そのため急激な排水量の増加によって溜水面は低下することになる。溜水面が低下していき、排水トラップ管路に空気が引き込まれることで、サイホン作用は停止することになるが、サイホン作用は極力長く維持しておきたいため、排水トラップ管路に空気が引き込まれない所定レベル程度に水位を確保しておくことでサイホン作用の停止を遅らせることが可能となり、効果的な汚物の排出ができる。
本発明によれば、ボール上縁から水平方向に吐水し、ボール面を旋回しながらボール面に付着している汚物を溜水中に落としこむリム吐水と、洗浄初期では、排水トラップ管路に洗浄水を送りこみ排水トラップ管路を満水化してサイホン作用を早期に起動させるようにし、洗浄中期以降は汚物等を排水トラップ管路内に誘導するよう押し込むリム吐水との両方を有することで、効果的な洗浄ができる。
前記第一のリム吐水口18aは、前記ボール部12の上縁左側上部後方に形成されており、前記ボール部12の縁に沿って洗浄水を水平方向に吐出するようになっている。前記第二のリム吐水口18bは、前記ボール部12の上縁右側上部後方に形成されており、前記ボール部12の縁に沿って洗浄水を吐出すると共に、前記トラップ排水路14の入口部14aに向けた洗浄水を吐出するようになっている。
図3に示すように、機能部10には、定流量弁20と、電磁弁22と、リム吐水用バキュームブレーカ24と、リム吐水用フラッパー弁26が設けられている。さらに、給水路19には、第一のリム吐水口18aと第二のリム吐水口18bの吐水分配率を切り替える切替弁28と、貯水タンク32と、水抜栓39が内蔵されている。また、前記機能部10には、前記電磁弁22の開閉操作、前記切替弁28の切替操作、及び、前記加圧ポンプ34の回転数や作動時間等を制御するコントローラ40が内蔵されている。
本発明の洋風大便器1は、大きく便器本体2とコントローラ40分かれている。コントローラ40には、操作・表示手段41が組み込まれている。操作・表示手段41は便器洗浄操作信号を受付け、各部に所定のシーケンス情報を伝達する。使用者が操作・表示手段41より便器洗浄操作を実施すると、コントローラ40は給水手段6、流路切替手段7、洗浄水貯留手段8、給水手段9、および吐水口切替手段9aを順次作動させ、ボール部12を洗浄する。第一のリム吐水口18aと第二のリム吐水口18bから所定のタイミング・給水量率・給水時間で給水は実施され、トラップ排水路14、排水ソケット15を経て、排泄物混じりの溜水は排水配管Dに排出されることになる。
図で最も大きな瞬間流量を排水ピークと称し、サイホン作用によってボール内の溜水が急激に引き込まれるために起こるもので、サイホン作用が起動した時点と推定している。従来のサイホン式洋風大便器では、トラップ排水路の出口から排水量(Qout)より多くの洗浄水をボウル部に給水(Qin)しているため、ボウル部からトラップ排水路に流入できない洗浄水が一時的にボウル部に滞溜し、水位上昇を引き起こすことになる。このようにQin>Qoutの状態であると水位上昇が起き、効果的な排出が期待できない。本発明では、まず、サイホン式洋風大便器の排水特性を評価した後、その排水ピークに到達するまでの積算流量に近似させながら、即ち、Qin≒Qoutとなるように給水していくようにポンプ制御手段によって給水率(ポンプの回転数と時間)制御している。なお、給水率については、図5の破線でしめすように、積算流量変化よりも若干早めの立ち上がりでの給水とすることで、ボール面を流下するタイミングの遅れ等を抑制している。
また、ボール面の面積が初期溜水面に比べて1.25倍程度に抑制することで、サイホン作用が起動した際の急激な水位低下にも対応できるととに、溜水面上に浮遊していた汚物がボール面に残存した場合でもその後に給水される洗浄水によって確実に流水中に落としこみサイホン作用によって排出できるものとなる。
2…便器本体
3…局部洗浄装置
4…便座
5…便ふた
6…給水手段
7…流路切替手段
8…洗浄水貯留手段
9…吐水手段
9a…吐水口切替手段
10…機能部
10a…サイドパネル
12…ボール部
14…トラップ排水路
14a…入口部
14b…トラップ上昇管
14c…トラップ下降管
14d…頂部
14e…サイホンブレーカー管路
15…排水ソケット
18a…第一のリム吐水口
18b…第二のリム吐水口
19…給水路
20…定流量弁
22…電磁弁
24…リム吐水用バキュームブレーカ
24a…戻り管路
26…リム吐水用フラッパー弁
28…切替弁
32…貯水タンク
32a…タンク側給水路
32b…上端フロートスイッチ
32c…下端フロートスイッチ
32d…蓋体
32e…筒体
32f…排水通路
34…加圧ポンプ
34a…洗浄水管路
39…水抜栓
40…コントローラ
41…操作・表示手段
42a…止水栓
42b…ストレーナ
42c…分岐金具
44…洗浄水管路頂部
D…排水配管
Q1…第1の給水量率
Q2…第2の給水量率
Q3…第3の給水量率
Q4…第4の給水量率
Q5…第5の給水量率
Claims (4)
- 使用者が排泄を行うボールと、
前記ボール上縁に設けられ洗浄水を吐出するリム吐水口と、
前記リム吐水口に供給する洗浄水を貯留する洗浄水貯留手段と、
前記洗浄水貯留手段に貯留された洗浄水を加圧して前記リム吐水口に供給するポンプ手段と、
前記ボール内の溜水をサイホン作用により汚物を排出する排水トラップ管路と
より成り、前記リム吐水口からの洗浄水のみよって便器洗浄を行う洋風大便器において、
前記リム吐水手段に給水を行う前記ポンプ手段の給水量率を制御するポンプ制御手段を有し、
前記ポンプ制御手段は、サイホン作用が起動する前まで、洗浄開始により上昇するボール内の溜水面の位置が所定レベル以上に上昇しないよう、上記加圧ポンプを制御して必要な流量の洗浄水を供給する
ことを特徴とする洋風大便器。 - 前記排水トラップ管路から排出される排出ピークの瞬間流量に到達するまでの積算流量に近似させ給水することを特徴とする請求項1に記載の洋風大便器。
- 前記ポンプ制御手段は、サイホン作用によるボール部の溜水部の水位が低下するとき、ボール部の溜水面の位置が所定レベル以下にならないように、洗浄水を供給することを特徴とする請求項1又は2記載の洋風大便器。
- 前記リム吐水口は、ボール上縁から水平方向に吐水する第一のリム吐水口と、ボール部の上縁から排水トラップ管路の入口部方向に吐水する第二のリム吐水口からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の洋風大便器。
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JP2008247191A JP5412779B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 洋風大便器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-09-26 JP JP2008247191A patent/JP5412779B2/ja active Active
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