JPH111954A - 水洗式便器 - Google Patents

水洗式便器

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JPH111954A
JPH111954A JP17106697A JP17106697A JPH111954A JP H111954 A JPH111954 A JP H111954A JP 17106697 A JP17106697 A JP 17106697A JP 17106697 A JP17106697 A JP 17106697A JP H111954 A JPH111954 A JP H111954A
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JP
Japan
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water passage
bowl
water
washing water
central
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Application number
JP17106697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Watanabe
一也 渡邊
Shoichi Nakamura
祥一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Priority to SG1998000599A priority patent/SG71769A1/en
Priority to MYPI9801239 priority patent/MY138134A/en
Priority to CNB981069878A priority patent/CN1134576C/zh
Priority to IDP980605A priority patent/ID21257A/id
Publication of JPH111954A publication Critical patent/JPH111954A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディストリビューターを用いることなく良好
な渦流を鉢面上に形成させることができ、また、鉢面後
部を広い範囲で洗浄できる水洗式便器の提供を目的とす
る。 【構成】 後部上面の洗浄水口2から中央通水路3を通
し鉢面後部6bへ洗浄水を流し、かつ外側通水路4を通
し片回りで洗浄水を鉢面前部6aへ渦流を形成させて流
し込むことができ、前記中央通水路3は入口3a側が狭
く、鉢面後部6b側へ向かって扇状に拡開する形状に形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水洗式便器の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、水洗式便器は図3の
平面図で示すように、便器本体51の鉢面54内に渦流
を形成させて効率良く汚物を排出するために、鉢面54
の上縁部に形成されたリム通水路53の底面には多数の
リム孔53a,53a,53aが形成され、一部のリム
孔は大径のリム孔53b,53b,53bとなってお
り、この大径のリム孔53b,53b,53bから大量
の洗浄水を流して、良好に渦流が鉢面54上で形成され
るように構成されている。しかし、このような構造にお
いては、リム通水路53の底側に多数のリム孔53a,
53bを形成させなければならず、加工が困難でコスト
高となってしまうという問題点があった。
【0003】そのため、リム孔53a,53bを形成さ
せることなく良好な渦流を鉢面上に形成させるために、
図4の平面図で示すように、便器後方にディストリビュ
ーター62を取り付けて、このディストリビューター6
2から枝分かれした左管62aと右管62bの開口幅を
変えて、例えば右管62bの先端から大量の洗浄水が鉢
面63内に流出されて良好に鉢面63上で渦流が形成さ
れるように構成した便器61が存在する。このようなデ
ィストリビューター62を用いた便器61においては、
ディストリビューター62により鉢面63側へ排出する
洗浄水の左右のバランスを変えて渦流を形成させるもの
であるため、ディストリビューター62を別途取り付け
る必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、ディストリビューター
を用いることなく鉢面上で良好な渦流を形成させて鉢面
を良好に洗浄できる水洗式便器を提供せんことを目的と
し、その第1の要旨は、便器の後部上面に開設した洗浄
水口から便器の鉢面後部部位へ洗浄水を流す中央通水路
を備え、該中央通水路を、前記洗浄水口側を狭くして前
記鉢面側へ向かって扇状に拡開する形状に形成したこと
である。また、第2の要旨は、便器の鉢面上縁部には底
が開放されたリム通水路が形成され、該リム通水路へ前
記洗浄水口から前記中央通水路の左右何れか側を通り片
回りで洗浄水が供給されるように構成したことである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、便器本体の平面構成図であり、また図2
は、図1の中央縦断面構成図である。図において、便器
本体1の後部上面には洗浄水口2が開設されており、こ
の洗浄水口2へは上方に設置されるロータンク等から洗
浄水が供給されるものである。この洗浄水口2の下部に
は、便器本体1の前方側に向かって中央部に中央通水路
3が形成され、その右側方側には外側通水路4が形成さ
れており、また、便器本体1の前部には上縁部にリム5
aを形成した鉢面が形成されており、リム5a内には底
側全周に底開口5bが形成されたリム通水路5が形成さ
れている。即ち、リム通水路5の底側全周は底開口5b
により鉢面6a,6b側へ開放されたものとなってお
り、鉢面6a,6bに向かってリム通水路5から底開口
5bを通り洗浄水が流下できるように構成されている。
また、前記中央通水路3を流れる洗浄水は鉢面後部6b
に流下されるように構成されている。なお、鉢面前部6
aと鉢面後部6b間には封水Wが溜められており、その
底側はトラップ入口7aとなっており、後方側へ傾斜し
てトラップ部7が形成されている。
【0006】本例では、図1に示すように、前記中央通
水路3と外側通水路4は、便器本体1に一体で形成され
た陶器の壁で仕切られて形成されており、前記中央通水
路3は、水路内壁10aと水路内壁10b間に前後方向
に形成されたものであり、水路内壁10aと水路内壁1
0bはそれぞれ後方側から前方側へ向かって拡開した略
扇状をなす傾斜面に形成されており、水路内壁10aと
水路内壁10b間の後端部の入口3aが狭く形成されて
おり、前記鉢面後部6b側では広い開口をなすように形
成されている。
【0007】一方、前記外側通水路4は、便器本体1の
右端の外周壁1bと前記水路内壁10bと連続する水路
外壁11b間に形成されており、大量の洗浄水を前記洗
浄水口2からリム通水路5側へ流すように広い通路に形
成されている。一方、便器本体1の左端の外周壁1aと
前記水路内壁10aと連続する水路外壁11a間は非常
に狭く形成されており、ほとんど洗浄水が通ることので
きない幅に形成されている。
【0008】従って、図示しないロータンク等から洗浄
水口2へ供給された洗浄水は、洗浄水口2から右側の外
側通水路4を通り、リム通水路5を通って反時計回りで
勢いよく鉢面前部6aに渦流を形成して流下され、渦流
により鉢面前部6aが良好に洗浄されるものである。ま
た、前記洗浄水口2から一部の洗浄水は中央通水路3を
通り鉢面後部6bに流下されるが、中央通水路3は入口
3a側が狭く形成されており、この狭い入口3aを通過
した後には扇状に拡開した通路となるため、中央通水路
3内で洗浄水は左右に横方向に広がって鉢面後部6bに
対し広い範囲で流下されることとなるため、鉢面後部6
bの全域に洗浄水が行き渡り良好に鉢面後部6bが洗浄
されるものとなる。しかも、中央通水路3は鉢面後部6
b側へ向かって扇状に拡開しているために洗浄水は横方
向に強制的に広げられ、流速が抑えられて鉢面後部6b
に沿って流下するようになり、封水W上に飛沫水として
流下することが少なくなり、従来よりも飛沫水が減少
し、鉢面後部6bが広い範囲で良好に洗浄されることと
なる。
【0009】このように本例では、従来のようなディス
トリビューター62を無くして陶器で片回り状の通水路
4を形成させて、片回りで大量の洗浄水を鉢面前部6a
へ流し込んで、強力に渦流を形成させることができ、し
かも中央通水路3を通して鉢面後部6bに広い範囲で洗
浄水を流し込むことができ、鉢面6a,6b全域を良好
に洗浄することができるものとなる。なお、渦流はトラ
ップ入口7aから良好にトラップ7内に押し込まれて排
出されるものである。なお、本例では、便器本体1の右
端側に外側通水路4を形成させたものを例示したが、逆
に左端側に外側通水路を形成して、鉢面前部6a上に時
計回りの渦流が形成されるような構成としても良く、同
様な効果を得ることができるものとなる。
【0010】
【発明の効果】本発明の水洗式便器は、便器の後部上面
に開設した洗浄水口から便器の鉢面後部部位へ洗浄水を
流す中央通水路を備え、該中央通水路を、前記洗浄水口
側を狭くして前記鉢面側へ向かって扇状に拡開する形状
に形成したことにより、洗浄水口から中央通水路を通る
洗浄水は、入口側が狭く、次第に扇状に拡開されて横方
向に広がり、広い範囲で鉢面後部部位へ流下するため、
鉢面後部部位を広い範囲で洗浄することが可能となり、
また、横に広がるため流速が抑えられて洗浄飛沫が減少
される効果を有する。
【0011】また、便器の鉢面上縁部には底が開放され
たリム通水路が形成され、該リム通水路へ前記洗浄水口
から前記中央通水路の左右何れか側を通り片回りで洗浄
水が供給されるように構成したことにより、洗浄水口か
ら片回りでリム通水路を通り洗浄水は便器の鉢面上に強
力な渦流を形成して流下されるため、強力に鉢面上を洗
浄することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】便器本体の平面構成図である。
【図2】図1の中央縦断面構成図である。
【図3】従来の便器の平面構成図である。
【図4】ディストリビューターを用いた従来の便器の平
面構成図である。
【符号の説明】
1 便器本体 1a,1b 外周壁 2 洗浄水口 3 中央通水路 3a 入口 4 外側通水路 5 リム通水路 5a リム 5b 底開口 6a 鉢面前部 6b 鉢面後部 7a トラップ部入口 10a,10b 水路内壁 11a,11b 水路外壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の後部上面に開設した洗浄水口から
    便器の鉢面後部部位へ洗浄水を流す中央通水路を備え、
    該中央通水路を、前記洗浄水口側を狭くして前記鉢面側
    へ向かって扇状に拡開する形状に形成したことを特徴と
    する水洗式便器。
  2. 【請求項2】 便器の鉢面上縁部には底が開放されたリ
    ム通水路が形成され、該リム通水路へ前記洗浄水口から
    前記中央通水路の左右何れか側を通り片回りで洗浄水が
    供給されるように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の水洗式便器。
JP17106697A 1997-06-11 1997-06-11 水洗式便器 Pending JPH111954A (ja)

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SG1998000599A SG71769A1 (en) 1997-06-11 1998-03-23 Flush toilet
MYPI9801239 MY138134A (en) 1997-06-11 1998-03-23 Flush toilet
CNB981069878A CN1134576C (zh) 1997-06-11 1998-04-14 水冲洗式便器
IDP980605A ID21257A (id) 1997-06-11 1998-04-22 Toilet semprot
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