JPH1030266A - 水洗便器の洗浄構造 - Google Patents

水洗便器の洗浄構造

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JPH1030266A
JPH1030266A JP18517696A JP18517696A JPH1030266A JP H1030266 A JPH1030266 A JP H1030266A JP 18517696 A JP18517696 A JP 18517696A JP 18517696 A JP18517696 A JP 18517696A JP H1030266 A JPH1030266 A JP H1030266A
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water
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rim
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JP18517696A
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Haruo Yamazaki
晴夫 山崎
Takao Maeda
恭男 前田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の飛散を防止する。 【解決手段】 便器1の上開口縁部に下方に向けてリム
壁部2を突設して下方開口のリム通水路3を形成する。
便器1の上縁部の後端部に水供給部4を設け、該水供給
部4の両側部にそれぞれリム通水路3に水を供給するた
めの水供給孔5を形成する。片側の水供給孔5の孔径と
他の片側の水供給孔5の孔径とを異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗便器において
ボウル内を洗浄するための洗浄のための技術、詳しくは
便器の上縁部に下方に向けてリム壁部を突設して下方開
口のリム通水路を形成したオープンリムタイプの水洗便
器において、水の飛散を減少するための水洗便器の洗浄
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5、図6に従来例を示している。図
5、図6に示したものは便器1の上開口縁部に下方に向
けてリム壁部2を突設して下方開口のリム通水路3を形
成したオープンリムタイプの水洗便器である。便器1の
上縁部の後端部に水供給部4を設けてあり、該水供給部
4の両側部にそれぞれリム通水路3に水を供給するため
の水供給孔5を形成してある。また、この水供給部4の
下部には下方に向けて水を供給するための後主流孔9が
形成してある。そして、便器1のボウル6を洗浄しなが
ら汚物を洗い流すには、ロータンクから水供給部4に給
水し、水供給部4に設けた後主流孔9及び両側の水供給
孔5からボウル6内に水を供給して洗浄、洗い流しをす
るものである。
【0003】後主流孔9は従来10mm×30mm程度
の長孔が一般的であり、滝状の太い流れ(つまり後主流
イ)となって水面10に落下し、汚物を排出する。一
方、両側の水供給孔5から給水された水はボウル6面に
沿って斜め前方に進み、一部はボウル6面を洗浄しなが
ら水面に落下するが、大部分はボウル6の前方側におけ
る図5のA部付近まで達し、ここで、左右の水供給孔5
からの流れがぶつかり、太い流れを形成し、水面に落ち
る(前主流ロ)。
【0004】ここで、後主流イはボウル6面を伝わら
ず、直接水面に落下するため水勢が強く、汚物排出の主
力となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような水洗便器
においては、便器1洗浄時のボウル6内からの水の飛散
が多いという問題がある。この水の飛散の原因は種々あ
るが、主に以下の3点を原因とするものと考えられる。
まず、両側の水供給孔5から供給される水が図5のA部
で激しくぶつかることによって生じる水の飛散が考えら
れる。次に、前主流と後主流が水面でぶっかることによ
る水の飛散が考えられる。更に、水供給孔5から供給さ
れる水の水勢が強いために、リム壁部2裏面から表面側
に出てくる水の飛散が考えられる。
【0006】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、請求項1記載の発明は、両側の水
供給孔から供給される水がボウルの前部でぶつかった時
における水の飛散を防止し、また、後主流と前主流とが
ぶつかることによる飛散を防止することを課題とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の課
題に加えて、水供給孔から供給される水がリム壁部裏面
から表側に出てきて飛散するのを防止することを課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水洗便器の洗浄
構造は、上記した本願の課題を解決するために、便器1
の上開口縁部に下方に向けてリム壁部2を突設して下方
開口のリム通水路3を形成し、便器1の上縁部の後端部
に水供給部4を設け、該水供給部4の両側部にそれぞれ
リム通水路3に水を供給するための水供給孔5を形成
し、片側の水供給孔5の孔径と他の片側の水供給孔5の
孔径とを異ならせて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、両側の水供給孔5から供
給された水はリム通水路3を流れて前方に向いながらボ
ウル6面に沿って斜め前方に進むが、一方の水供給孔5
の孔径を他方の水供給孔5の孔径よりも小さくして、一
方の水供給孔5から供給されてボウル6面に沿って流れ
る水勢を他方の水供給孔5から供給されてボウル6面に
沿って流れる水の水勢よりも弱くし、このことにより、
ボウル6の前部において両方の水供給孔5から供給され
た水が激しくぶつかるということがなく、また、一方の
水勢が強いので渦状に旋回し、この前主流を水面に対し
て側方から落とすことができ、前主流と後主流が水面で
激しくぶつかることを防ぐことができる。
【0008】また、リム壁部2の便器1上縁部の後部に
おいて下方への垂下長を長くすることも好ましい。この
ような構成とすることで、水供給孔5から勢いよく水が
供給されても、リム壁部2の裏面から表側に水が出て飛
散するのを防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を以下図1乃至図4に示す
実施形態に基づいて説明する。便器1の上開口縁部には
全周にわたって下方に向けてリム壁部2が垂設してあっ
て、リム壁部2の内側(つまり、ボウル6面の上端部と
リム壁部2との間)がリム通水路3となっており、この
リム通水路3は下方に開口している。
【0010】便器1の上縁部の後部には小室が設けてあ
り、この小室が水供給部4となっている。水供給部4に
は後部にロータンク(図示せず)からの水が供給される
水入口8が設けてあり、水供給部4の両側にはそれぞれ
リム通水路3に開口する水供給孔5が設けてあり、更
に、水供給部4の下部の前端部には下方に開口する後主
流孔9が形成してある。
【0011】ここで、水供給部4の両側にそれぞれ設け
た水供給孔5は互いに孔径を異ならせてある。つまり、
水供給部4の一側に設けた水供給孔5aの孔径を水供給
部4の他側に設けた水供給孔5bの孔径よりも大径にし
てある。図1に示す実施形態においては、前方から後方
を見て、左側の水供給孔5aの孔径を右側の水供給孔5
bの孔径よりも大径としてあり、具体例を一例として示
すと、左側の水供給孔5aの孔径をφ19mmとし、右
側の水供給孔5bの孔径をφ5mmとしている(ちなみ
に、従来は両側の水供給孔5は共に孔径をφ16mmと
してある)が、必ずしもこれにのみ限定されるものでは
ないのは勿論であり、要は両側の水供給孔5の孔径が異
なることが重要である。孔径の大きい水供給孔5aと孔
径の小さい水供給孔5bとは上下方向にずれて位置して
おり、図4(b)に示すように、孔径の大きい水供給孔
5aが孔径の小さい水供給孔5bよりも上位置に位置し
ている。具体例を一例として示すと、図4(b)におい
てH1 が25mm、H2 が55mmとなっているが、必
ずしもこれにのみ限定されるものではない。
【0012】水供給部4の下部の前端部には下方に開口
するように形成した後主流孔9は横長をした長方形状を
しており、具体例を一例として示すと、10mm×30
mmであるが、必ずしもこれにのみ限定されるものでは
ない。この後主流孔9は滝状の太い流れ(つまり後主流
イ)となって水面10に落下し、汚物を排出するように
なっている。
【0013】前述のリム壁部2は図2に示すように便器
1上縁部の後部において下方への垂下長を長くしてあ
る。ちなみに、従来のオープンリムタイプの便器1にお
いては、この部分の上下長さLは50mmであり、本発
明においては、便器1上縁部の後部においてLを例えば
80mmとしてあるが、必ずしも80mmにのみ限定さ
れるものではないが、50mm以上とする必要がある。
また、上下長さを長くしなければならないのは水供給孔
5から水が勢いよく噴出される部位であるリム壁部2の
後部であり、前部においてはリム壁部2の上下長さを長
くする必要がないので、添付図面に示す実施形態におい
てはリム壁部2の下端縁を前方に行くほど上位置となる
ようにリム壁部2の垂下長さを短くしてある。
【0014】しかして、ボウル6の洗浄をして汚物を洗
い流すに当たっては、ロータンクから水供給部4に洗浄
水である水を供給し、水供給部4に設けた後主流孔9及
び両側の水供給孔5a、5bからボウル6内に水を供給
して洗浄、洗い流しをするものである。この場合、後主
流孔9から供給される水は滝状の太い流れ(つまり後主
流イ)となって水面10に落下し、汚物を排出する。こ
の後主流はボウル6面を伝わらず、直接水面10に落下
するため水勢が強く、汚物排出の主力となっている。
【0015】一方、両側の水供給孔5a、5bからリム
通水路3に供給された水はボウル6面に沿って斜め前方
に進むが、本発明においては、一方の水供給孔5aの孔
径が他方の水供給孔5bの孔径よりも大きいので、一方
の水供給孔5a(図1においては左側)から供給される
水の水量が多く、ボウル6面を流れる水は図1において
反時計回りに旋回し、図1のB部付近から水面10に落
ちることになる。この時、孔径の小さい方の水供給孔5
bから供給される水は水勢が弱いため、図1のB部分に
おける水のぶつかりによる水の飛散は左右ともφ16m
m程度の孔径の水供給孔5が設けてある従来例に比べて
非常に少なくなるものである。
【0016】また、両側の水供給孔5a、5bから供給
された水がB部分でぶつかって前主流ロとなって水面1
0に側方から落ち込むので、滝状の太い流れである後主
流とのぶつかりも弱まり、この部分での水の飛散も低減
されることになる。そして、水供給孔5、特に孔径の大
きい水供給孔5aからリム通水路3の後部内に勢いよく
水が供給されるが、リム壁部2の便器1上縁部の後部に
おいて下方への垂下長を長くしてあるので、水供給孔5
から勢いよく水が供給されても、リム壁部2の裏面から
表側に水が出て飛散するのが防がれることになる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、便器の上開口縁部に下方に向けてリ
ム壁部を突設して下方開口のリム通水路を形成し、便器
の上縁部の後端部に水供給部を設け、該水供給部の両側
部にそれぞれリム通水路に水を供給するための水供給孔
を形成し、片側の水供給孔の孔径と他の片側の水供給孔
の孔径とを異ならせてあるので、ボウルの前部において
両方の水供給孔から供給された水が激しくぶつかって飛
散するということがなく、また、一方の水勢が強いので
渦状に旋回し、この前主流を水面に対して側方から落と
すことができて、前主流と後主流が水面で激しくぶつか
って飛散するのが抑制されるものである。
【0018】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、上述の請求項1記載の発明の効果に加えて、リム
壁部の便器上縁部の後部において下方への垂下長を長く
してあるので、水供給孔から勢いよく供給される水が、
リム壁部の裏面から表側に出て飛散するということが防
止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を示す平面図である。
【図2】同上の側面から見た縦断面図である。
【図3】同上の前面から見た縦断面図である。
【図4】同上の水供給部を示す図面で、(a)は平断面
図であり、(b)は縦断面図である。
【図5】従来例の作用を示す平面図である。
【図6】同上の側面から見た断面図である。
【符号の説明】
1 便器 2 リム壁部 3 リム通水路 4 水供給部 5 水供給孔 6 ボウル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の上開口縁部に下方に向けてリム壁
    部を突設して下方開口のリム通水路を形成し、便器の上
    縁部の後端部に水供給部を設け、該水供給部の両側部に
    それぞれリム通水路に水を供給するための水供給孔を形
    成し、片側の水供給孔の孔径と他の片側の水供給孔の孔
    径とを異ならせて成ることを特徴とする水洗便器の洗浄
    構造。
  2. 【請求項2】 リム壁部の便器上縁部の後部において下
    方への垂下長を長くして成ることを特徴とする水洗便器
    の洗浄構造。
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