JP4600167B2 - 差動増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、オフセット電圧の補正機能を有した差動増幅回路の構成に関する。
差動増幅回路としては、例えば図4に示すような、CMOS差動増幅回路が用いられることがある。
この差動増幅回路においては、+入力端子と−入力端子とに、それぞれ等しい電位が入力されたときに、出力端子における出力電圧は中点電位、すなわち1/2Vccとなるべきであるが、実際には素子P100およびP101の製造ばらつき等により出力オフセット電圧が生じる。
この、出力オフセット電圧は、等価的に、入力端子に微少な電圧が入力されているものとみなすことができ、この入力電圧を入力換算オフセット電圧という。
ここで、差動増幅回路においては、素子N100および素子N101によりカレントミラーを構成しているため、−入力端子と+入力端子とに、それぞれ等しい電位が入力されたときには、理想的には、−入力側の差動増幅部の電流パスに流れる電流量と、+入力側の差動増幅部の電流パスに流れる電流量とに、等しい電流が流れるはずである。
しかし、入力素子である素子P100およびP101や負荷素子である素子N100および素子N101の特性に、これらの素子の製造工程であるフォトリソ工程やイオン注入工程等での製造ばらつきが生じるため、−入力側の電流パスの電流量と、+入力側の電流パスの電流量との間に差が生じることとなり、出力端子に出力オフセット電圧として現れる。
このように、差動増幅回路に生じるオフセット電圧は、当該回路の精度を低下させる主要因となるため、オフセット電圧を補正する技術が、種々考案されている。
例えば、特許文献1に示すように、入力段としてMOSトランジスタを用いた差動増幅回路において、該MOSトランジスタのバックゲートに電圧を供給して、前記入力換算オフセット電圧をキャンセルする補正技術が考案されている。
特開2004−200867号公報
しかし、前述の特許文献1に記載されているような入力換算オフセット電圧の補正技術では、補正動作を行っている間は通常の差動増幅動作を行うことができないので、補正動作を行う時期が電源投入時や一定のインターバル期間等に限られてしまう。
また、差動増幅回路の入力換算オフセット電圧は、温度変動に強く依存することが知られている。
従って、電源投入時等に実行した補正動作により入力換算オフセット電圧を補正したとしても、その後に長時間経過した状態では、温度変動により入力換算オフセット電圧が増大してしまうという問題がある。
また、前述のようにMOSトランジスタのバックゲートに与える電圧を制御する補正では、電流特性が制御電圧に対応してそのまま表れないのでリニアリティがなく、補正の分解能も低かった。
上記課題を解決する差動増幅回路は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載のごとく、2つの入力信号が入力される入力部と、該入力信号によって制御され、差動増幅機能を有する少なくとも2つの差動増幅部と、各差動増幅部に入力される入力信号をそれぞれ選択する入力信号選択スイッチ部と、差動増幅部からの出力信号を出力する出力部と、各差動増幅部におけるオフセット電圧を、前記差動増幅部からの出力信号に基づいて補正する補正部と、前記補正部およびスイッチ部とを制御する制御部とを備え、前記少なくとも2つの差動増幅部は、一方の入力信号が入力される第1の差動増幅段、および他方の入力信号が入力される第2の差動増幅段にて構成される第1の差動増幅部と、第1の差動増幅段および第2の差動増幅段の何れか一方の差動増幅段、および第1の差動増幅段および第2の差動増幅段の何れか他方と冗長な機能を有する冗長差動増幅段にて構成される第2差動増幅部とを備え、前記補正部は、第1の差動増幅部および第2の差動増幅部における冗長側の差動増幅段にそれぞれ接続され、スイッチング手段によりオン・オフが切り換えられる、複数の補正用トランジスタを有する補正用トランジスタ群を備えている。
これにより、差動増幅回路においては、何れか一方の差動増幅部で、常に通常の差動増幅動作を行うとともに、何れか他方の差動増幅部で、常に補正動作を行うことが可能となり、該差動増幅回路は、通常動作を中断することなく入力換算オフセット電圧の補正動作を行うことができて、通常動作が実行できない期間を無くすることができる。
また、リアルタイムに補正動作を実行することができるので、温度変化等の外部環境が変化した場合でも、発生した入力換算オフセット電圧の補正を逐次行うことができ、常に入力換算オフセット電圧をキャンセルすることができる。
また、本差動増幅回路では、第1差動増幅部および第2差動増幅部において、一方の入力信号が流れる側の電流パスに流れる電流量と、他方の入力信号が流れる側の電流パスに流れる電流量とのずれに起因して生じる、入力換算オフセット電圧を、補正用トランジスタを用いて、各差動増幅部におけるトランジスタの実効サイズをそれぞれ調整することで補正している。
一方の入力信号が流れる差動増幅部の電流パス、および他方の入力信号が流れる差動増幅部の電流パスに流れる電流量は、差動増幅部におけるトランジスタのトランジスタサイズに比例するため、リニアリティの高い高精度の補正を行うことが可能となる。
また、入力換算オフセット電圧の補正に不揮発性メモリ等の特殊なプロセスを用いていないため、差動増幅回路を安価に構成することができる。
また、請求項2記載のごとく、前記制御部は、前記一方の差動増幅部からの出力信号と、予め設定される基準電圧とを逐次比較し、逐次比較結果に基づいて、前記一方の差動増幅部に接続される補正用トランジスタ群が有する各補正用トランジスタのスイッチング手段のオン・オフ切換制御を行う。
これにより、差動増幅部からの出力信号と基準電圧とを、高精度に等しくすることができる。
本発明によれば、リニアリティの高い高精度の補正を行うことが可能となる。
また、差動増幅回路において、通常動作を中断することなく入力換算オフセット電圧の補正動作を行うことができ、温度変化等の外部環境が変化した場合でも、常に入力換算オフセット電圧をキャンセルすることができる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明にかかる差動増幅回路は、+側および−側の2つの入力信号がそれぞれ入力される入力部である、+入力端子Ti1および−入力端子Ti2と、PMOSトランジスタにて構成される入力トランジスタP0・P1およびNMOSトランジスタにて構成されるカレントミラー負荷トランジスタN0・N1を備え、差動増幅機能を有する差動増幅部1と、該差動増幅部1における+入力差動段の入力トランジスタP1のゲート電極の前段に設けられる入力切換スイッチSW1と、差動増幅部1からの増幅信号を出力する出力部2と、差動増幅部1に生じたオフセット電圧を、前記差動増幅部1からの出力信号に基づいて補正する補正部3と、前記補正部3および入力切換スイッチSW1を制御する制御部5とを備える。
差動増幅部1における入力トランジスタP1およびカレントミラー負荷トランジスタN1にて+入力差動段を構成し、入力トランジスタP0およびカレントミラー負荷トランジスタN0にて−入力差動段を構成している。
また、カレントミラー負荷トランジスタN0およびカレントミラー負荷トランジスタN1にてカレントミラー回路を構成している。
また、入力切換スイッチSW1は、+入力差動段の入力トランジスタP1への入力信号を、+入力端子Ti1からの入力信号および−入力端子Ti2からの入力信号の何れかに切り換え可能としている。該入力切換スイッチSW1がA側へ切り換えられると、入力トランジスタP1へは+入力端子Ti1からの入力信号が入力され、入力切換スイッチSW1がB側へ切り換えられると、入力トランジスタP1へは−入力端子Ti2からの入力信号が入力されるように構成されている。
前記補正部3は、切換スイッチ群SW5の各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・により、それぞれオン・オフが切り換えられる複数の補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・を備えた補正用トランジスタ群N5にて構成されており、該各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・は、+入力差動段の前記カレントミラー負荷トランジスタN1と並列に接続されている。
また、各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・は、カレントミラー回路を構成するカレントミラー負荷トランジスタN0・N1の制御端子に接続されている。
前記制御部5は、前記入力切換スイッチSW1、および切換スイッチ群SW5の各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・の切り換え動作の制御を行うものであり、該各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・のオン・オフ切り換えは、制御部5内に設けられたSAR(Successive Appropriate Register)により制御される。
このように構成される差動増幅回路においては、入力切換スイッチSW1がA側へ切り換えられているときには、入力トランジスタP1へ+入力端子Ti1からの入力信号が入力されるとともに、入力トランジスタP0へ−入力端子Ti2からの入力信号が入力され、通常の差動増幅動作が行われて、差動増幅部1からの差動増幅出力信号が出力端子Toから出力される。
一方、入力切換スイッチSW1がB側へ切り換えられているときには、入力トランジスタP1へ−入力端子Ti1からの入力信号が入力されるとともに、入力トランジスタP0へ−入力端子Ti2からの入力信号が入力されて、入力トランジスタP0および入力トランジスタP1の入力信号の電位を同電位として、差動増幅部1にて発生する入力換算オフセット電圧の補正動作が行われるように構成している。
この入力オフセット電圧の補正は、+入力補正段のカレントミラー負荷トランジスタN1の実効サイズを調整することで行われる。
すなわち、カレントミラー負荷トランジスタN1の実行サイズを調整するために、該カレントミラー負荷トランジスタN1のソース電位およびドレイン電位と、補正用トランジスタ群N5の各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のソース電位およびドレイン電位とをそれぞれ共通にするとともに、該補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のゲートに、切換スイッチ群SW5の各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・をそれぞれ接続して、該オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・により、補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のゲートの接続先を、カレントミラー負荷トランジスタN1のゲート側とグランド電位側とに切り換えることができるように構成している。
各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・は、(チャネル幅W/チャネル長L)で表わされるトランジスタサイズが、それぞれ異なっており、該各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のトランジスタサイズは、2のべき乗に重み付けされている。
例えば、補正用トランジスタN5(0)のトランジスタサイズを(W0/L0)(=20・(W0/L0))とした場合、補正用トランジスタN5(1)のトランジスタサイズは2・(W0/L0)(=21・(W0/L0))となる。
さらに、補正用トランジスタN5(n−1)のトランジスタサイズは2n-1・(W0/L0)となり、補正用トランジスタN5(n−2)のトランジスタサイズは2n-2・(W0/L0)となる。
次に、本差動増幅回路により行われる、差動増幅部1にて発生する入力換算オフセット電圧の補正動作について説明する。
まず、前提として、補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のうち、MSB(Most Significant Bit)側の補正用トランジスタN5(n−1)のみオン・オフ切換スイッチSW5(n−1)をオンして、他の補正用トランジスタN5(n−2)・N5(n−3)・・・はオン・オフ切換スイッチSW5(n−2)・SW5(n−3)・・・をオフした状態のときに、−入力側のカレントミラー負荷トランジスタN0と+入力側のカレントミラー負荷トランジスタN1とのトランジスタサイズの実効値が等しくなるように設計しておく。
すなわち、−入力側のカレントミラー負荷トランジスタN0のトランジスタサイズを(W0/L0)とし、補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・の最小サイズを(Wd/Ld)とし、補正ビット数をnとしたときに、+入力側のカレントミラー負荷トランジスタN1のトランジスタサイズが、(W0/L0)−2n-1×(Wd/Ld)となるように設定しておく。
なお、実際に差動増幅回路を構成する際には、−入力側のカレントミラー負荷トランジスタN0のトランジスタサイズと、+入力側のカレントミラー負荷トランジスタN1のトランジスタサイズとを同一に構成しておき、−入力側のカレントミラー負荷トランジスタN0に、2n-1×(Wd/Ld)のサイズに相当するトランジスタを並列接続するのが好ましい。
以下に、補正動作を具体的に説明する。
まず、補正動作が開始されると、入力切換スイッチSW1がB側へ切り換えられ、+入力差動段の入力トランジスタP1のゲート電極に、−入力差動段の入力トランジスタP0のゲート電極と同電位が印加される。
補正動作が開始されたときのSARの初期値は2n-1に設定されている(例えば、8ビットのときは128に設定されている)。
この場合、各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のうち、MSB(Most Significant Bit)側の補正用トランジスタN5(n−1)のゲート電極のみが、オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)により、カレントミラー負荷トランジスタN1のゲート側に接続される。
また、他の各補正用トランジスタN5(n−2)・・・N5(0)は、各オン・オフ切換スイッチSW5(n−2)・・・SW5(0)により、グランド電位に接続される。
なお、以降、各オン・オフ切換スイッチN5(n−1)・N5(n−2)・・・により、各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のゲート電極を、カレントミラー負荷トランジスタN1のゲート側に接続することを、「各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・を各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・によりオンする」といい、各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のゲート電極をグランド電位に接続することを、「各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・を各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・によりオフする」という。
このように、MSB側の補正用トランジスタN5(n−1)のみをオンさせた状態として、差動増幅部1からの出力信号が"1"であるか"0"であるかの判定を制御部5にて行い、該出力信号が1/2Vccよりも高いか低いかを判断する。
この判定の結果、出力信号が"1"であった場合は、差動増幅部1からの出力信号が1/2Vccよりも高いことを示している。
従って、出力信号が"1"であった場合は、MSBにあたる補正用トランジスタN5(n−1)をオンしたまま、MSB−1に相当する補正用トランジスタN5(n−2)を、オン・オフ切換スイッチSW5(n−2)によりオンする。
逆に、判定の結果、出力信号が"0"であった場合は、差動増幅部1からの出力信号が1/2Vccよりも低い状態にあることを示している。
従って、出力信号が"0"であった場合は、MSBにあたる補正用トランジスタN5(n−1)をオフするとともに、MSB−1に相当する補正用トランジスタN5(n−2)を、オン・オフ切換スイッチSW5(n−2)によりオンする。
このように、差動増幅部1からの出力信号の高さに応じて、MSB側の補正用トランジスタN5(n−1)およびMSB−1に相当する補正用トランジスタN5(n−2)をオン・オフさせた状態では、該補正用トランジスタN5(n−1)のオン・オフが、差動増幅部1からの出力信号の高さが1/2Vccに近づく側で確定され、補正用トランジスタN5(n−2)のオン・オフは未だ確定されていない。
次に、この状態で、再度差動増幅部1からの出力信号の判定を制御部5にて行い、MSB−1に相当する補正用トランジスタN5(n−2)およびMSB−2に相当する補正用トランジスタN5(n−3)をオン・オフさせて、補正用トランジスタN5(n−2)のオン・オフを確定する。
以降も同様にして、補正用トランジスタN5(n−3)・N5(n−4)・・・N5(0)のオン・オフを確定させていく。
この補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のオン・オフの確定は、MSB側からLSB(Least Significant Bit)側へ向って順次行っていき、補正用トランジスタN5(0)のオン・オフが確定されるまで継続される。
すなわち、本電圧比較回路では、A/Dコンバータ等で用いられている逐次比較シーケンスを用いて、差動増幅部1からの出力信号が、限りなく1/2Vccへ近づくように補正している。
そして、全ての補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のオン・オフが確定された後は、入力切換スイッチSW1がA側へ切り換えられて補正処理が終了し、差動増幅回路は通常動作に戻る。
以上のごとく、制御部5により、差動増幅部1からの出力信号に応じて、該出力信号の高さと基準電圧となる1/2Vccの高さとを逐次比較するとともに、該制御部5による比較結果に基づいて、各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・のオン・オフを切り換える補正を行うことにより、差動増幅部1からの出力信号と1/2Vccとを、量子化誤差により発生する電位差の範囲内にまで高精度に等しくすることができる。
このように、本差動増幅回路では、+入力側の差動増幅部の電流パスに流れる電流量と、−入力側の差動増幅部の電流パスに流れる電流量とのずれを、補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・を用いて、カレントミラー負荷トランジスタN1の実効サイズを調整することで補正している。+入力側および−入力側の差動増幅部の電流パスに流れる電流量は、カレントミラー負荷トランジスタN0・N1のトランジスタサイズに比例するため、SARのデジタルコードに比例したリニアリティの高い補正を行うことが可能となっている。
前述の図1に示した差動増幅回路では、カレントミラー負荷トランジスタN1の実効サイズを調整して、差動増幅回路の入力換算オフセット電圧の補正を行うことにより、リニアリティの高い補正を行うことが可能となっているが、補正動作を行っている間は、該差動増幅回路で通常動作を行うことができないため、該差動増幅回路での補正動作は、電源投入直後や、差動増幅回路が組み込まれるシステムが回路動作を停止しても問題ない区間でのみ行うことが可能となっている。
従って、補正動作を行った後に温度等の外部環境が変化した場合は、入力換算オフセット電圧が再度生じてしまうこととなってしまう。
そこで、補正動作を随時行うことができ、差動増幅回路がリアルタイムに補正された状態で動作することができる差動増幅回路について説明する。
図2に示す差動増幅回路は、2つの入力信号がそれぞれ入力される入力部である、+入力端子Ti1および−入力端子Ti2と、PMOSトランジスタにて構成される入力トランジスタP0・P1およびNMOSトランジスタにて構成されるカレントミラー負荷トランジスタN0・N1を備え、差動増幅機能を有する第1差動増幅部11と、PMOSトランジスタにて構成される入力トランジスタP0・P2およびNMOSトランジスタにて構成されるカレントミラー負荷トランジスタN0・N2を備え、差動増幅機能を有する第2差動増幅部12と、該第1差動増幅部11および第2差動増幅部12における+入力差動段の入力トランジスタP1・P2のゲート電極の前段にそれぞれ設けられる入力切換スイッチSW1・SW2と、第1差動増幅部11および第2差動増幅部12からの増幅信号を出力する出力部2と、該出力部2に備えられる出力切換スイッチSW3・SW4と、第1差動増幅部11および第2差動増幅部12に生じたオフセット電圧を、前記増幅出力信号に基づいて補正する補正部3と、前記補正部3、入力切換スイッチSW1・SW2および出力切換スイッチSW3・SW4を制御する制御部5とを備える。
差動増幅部1における入力トランジスタP1およびカレントミラー負荷トランジスタN1にて+入力第1差動段を構成し、入力トランジスタP2およびカレントミラー負荷トランジスタN2にて+入力第2差動段を構成し、入力トランジスタP0およびカレントミラー負荷トランジスタN0にて−入力差動段を構成している。
+入力第1差動段と+入力第2差動段とは同じ機能を有した差動段であり、+入力第2差動段は+入力第1差動段に対して冗長な機能を有する冗長差動増幅段となっている。
そして、+入力第1差動段および+入力第2差動段は、それぞれ第1差動増幅部11および第2差動増幅部12における冗長側の差動増幅段となっている。
また、カレントミラー負荷トランジスタN0とカレントミラー負荷トランジスタN1とで、および、カレントミラー負荷トランジスタN1とカレントミラー負荷トランジスタN2とで、カレントミラー回路を構成している。
また、入力切換スイッチSW1は、+入力第1差動段の入力トランジスタP1への入力信号を、+入力端子Ti1からの入力信号および−入力端子Ti2からの入力信号の何れかに切り換え可能とし、入力切換スイッチSW2は、+入力第2差動段の入力トランジスタP2への入力信号を、+入力端子Ti1からの入力信号および−入力端子Ti2からの入力信号の何れかに切り換え可能としている。
該入力切換スイッチSW1・SW2がA側へ切り換えられると、入力トランジスタP1・P2へは+入力端子Ti1からの入力信号が入力され、入力切換スイッチSW1・SW2がB側へ切り換えられると、入力トランジスタP1・P2へは−入力端子Ti2からの入力信号が入力されるように構成されている。
前記補正部3は、第1差動増幅部11の冗長側の差動増幅段である+入力第1差動段の前記カレントミラー負荷トランジスタN1と並列に接続され、切換スイッチ群SW5の各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・により、それぞれオン・オフが切り換えられる複数の補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・を備えた補正用トランジスタ群N5、および、第2差動増幅部12の冗長側の差動増幅段である+入力第2差動段の前記カレントミラー負荷トランジスタN2と並列に接続され、切換スイッチ群SW6の各オン・オフ切換スイッチSW6(n−1)・SW6(n−2)・・・により、それぞれオン・オフが切り換えられる複数の補正用トランジスタN6(n−1)・N6(n−2)・・・を備えた補正用トランジスタ群N6にて構成されている。
また、各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・、および各オン・オフ切換スイッチSW6(n−1)・SW6(n−2)・・・は、カレントミラー回路を構成するカレントミラー負荷トランジスタN0・N1・N2の制御端子に接続されている。
前記制御部5は、前記入力切換スイッチSW1・SW2、切換スイッチ群SW5の各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・、および切換スイッチ群SW6の各オン・オフ切換スイッチSW6(n−1)・SW6(n−2)・・・の切り換え動作の制御を行うものであり、該各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・および各オン・オフ切換スイッチSW6(n−1)・SW6(n−2)・・・のオン・オフ切り換えは、それぞれ制御部5内に設けられたSAR1およびSAR2により制御される。
このように構成される本例の差動増幅回路は、第1差動増幅部11の+入力第1差動段と第2差動増幅部12の+入力第2差動段との2系統の+入力差動段を備えており、前記入力切換スイッチSW1・SW2は、+入力第1差動段側の入力切換スイッチSW1がA側に切り換えられると、+入力第2差動段側の入力切換スイッチSW2がB側に切り換えられ、+入力第1差動段側の入力切換スイッチSW1がB側に切り換えられると、+入力第2差動段側の入力切換スイッチSW2がA側に切り換えられるように、制御部5により制御されている。
そして、入力切換スイッチSW1がA側へ切り換えられるとともに、入力切換スイッチSW2がB側へ切り換えられているときには、入力トランジスタP1へ+入力端子Ti1からの入力信号が入力されるとともに、入力トランジスタP0・P2へ−入力端子Ti2からの入力信号が入力されて、+入力第1差動段にて通常の差動増幅動作が行われ、+入力第2差動段にて入力換算オフセット電圧の補正動作が行われる。
逆に、入力切換スイッチSW1がB側へ切り換えられるとともに、入力切換スイッチSW2がA側へ切り換えられているときには、入力トランジスタP0・P1へ−入力端子Ti2からの入力信号が入力されるとともに、入力トランジスタP2へ+入力端子Ti1からの入力信号が入力されて、+入力第1差動段にて入力オフセット電圧の補正動作が行われ、+入力第2差動段にて通常の差動増幅動作が行われる。
また、出力部2に備えられる出力切換スイッチSW3は、A側に切り換えられると+入力第1差動段からの出力を出力端子Toへ出力し、B側へ切り換えられると+入力第2差動段からの出力を出力端子Toへ出力するように構成されており、同じく出力切換スイッチSW4は、A側に切り換えられると+入力第2差動段からの出力を制御部5へ出力し、B側へ切り換えられると+入力第1差動段からの出力を制御部5へへ出力するように構成されている。
そして、出力切換スイッチSW3がA側に切り換えられるときには出力切換スイッチSW4はB側に切り換えられ、出力切換スイッチSW3がB側に切り換えられるときには出力切換スイッチSW4はA側に切り換えられるように、制御部5により制御されている。
この入力換算オフセット電圧の補正は、+入力補正段のカレントミラー負荷トランジスタN1またはカレントミラー負荷トランジスタN2の実効サイズを調整することで行われる。
すなわち、カレントミラー負荷トランジスタN1の実行サイズを調整するために、該カレントミラー負荷トランジスタN1のソース電位およびドレイン電位と、補正用トランジスタ群N5の各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のソース電位およびドレイン電位とをそれぞれ共通にするとともに、該補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のゲートに、切換スイッチ群SW5の各オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・をそれぞれ接続して、該オン・オフ切換スイッチSW5(n−1)・SW5(n−2)・・・により、補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・のゲートの接続先を、カレントミラー負荷トランジスタN1のゲート側とグランド電位側とに切り換えることができるように構成している。
同様に、カレントミラー負荷トランジスタN2の実行サイズを調整するために、該カレントミラー負荷トランジスタN2のソース電位およびドレイン電位と、補正用トランジスタ群N6の各補正用トランジスタN6(n−1)・N6(n−2)・・・のソース電位およびドレイン電位とをそれぞれ共通にするとともに、該補正用トランジスタN6(n−1)・N6(n−2)・・・のゲートに、切換スイッチ群SW6の各オン・オフ切換スイッ
チSW6(n−1)・SW6(n−2)・・・をそれぞれ接続して、該オン・オフ切換スイッチSW6(n−1)・SW6(n−2)・・・により、補正用トランジスタN6(n−1)・N6(n−2)・・・のゲートの接続先を、カレントミラー負荷トランジスタN6のゲート側とグランド電位側とに切り換えることができるように構成している。
各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・および補正用トランジスタN6(n−1)・N6(n−2)・・・は、図1に示した差動増幅回路の場合と同様に、(チャネル幅W/チャネル長L)で表わされるトランジスタサイズが、それぞれ異なっており、該各補正用トランジスタN5(n−1)・N5(n−2)・・・および補正用トランジスタN6(n−1)・N6(n−2)・・・のトランジスタサイズは、それぞれ2のべき乗に重み付けされている。
このように構成される差動補正回路では、次のような回路動作が行われる。
まず、例えば、入力切換スイッチSW1および出力切換スイッチSW3がA側に切り換えられるとともに、入力切換スイッチSW2および出力切換スイッチSW4がB側に切り換えられ、+入力第1差動段にて通常の差動増幅動作が行われ、+入力第2差動段にて補正動作が行われる。
+入力第2差動段にて行われる補正動作は、補正用トランジスタ群N6、切換スイッチ群SW6、およびSAR2により、図1の差動増幅回路の場合と同様に逐次比較シーケンスを用いて行われる。
この場合、出力切換スイッチSW3・SW4により、+入力第2差動段からの出力信号が制御部5へ入力され、該制御部5にて、入力された+入力第2差動段からの出力信号が1/2Vccよりも高いか低いかの判断がなされる。
一方、通常の差動増幅動作が行われている+入力第1差動段からの出力信号は、出力切換スイッチSW3・SW4により、出力端子Toへ出力される。
次に、制御部5により、入力切換スイッチSW1および出力切換スイッチSW3がB側に切り換えられるとともに、入力切換スイッチSW2および出力切換スイッチSW4がA側に切り換えられて、+入力第1差動段にて補正動作が行われ、+入力第2差動段にて通常の差動増幅動作が行われる。
+入力第1差動段にて行われる補正動作は、補正用トランジスタ群N5、切換スイッチ群SW5、およびSAR1により、図1の差動増幅回路の場合と同様に逐次比較シーケンスを用いて行われる。
この場合、出力切換スイッチSW3・SW4により、+入力第1差動段からの出力信号が制御部5へ入力され、該制御部5にて、入力された+入力第1差動段からの出力信号が1/2Vccよりも高いか低いかの判断がなされる。
一方、通常の差動増幅動作が行われている+入力第2差動段からの出力信号は、出力切換スイッチSW3・SW4により、出力端子Toへ出力される。
この後さらに、制御部5により、入力切換スイッチSW1および出力切換スイッチSW3がA側に切り換えられるとともに、入力切換スイッチSW2および出力切換スイッチSW4がB側に切り換えられて、+入力第1差動段にて通常の差動増幅動作が行われ、+入力第2差動段にて補正動作が行われる。
このように、図2に示す差動増幅回路においては、図3に示すように、+入力第1差動段と+入力第2差動段との間で、通常動作と補正動作とが交互に行われており、補正動作が行われている補正用トランジスタ群N5・N6およびオン・オフ切換スイッチ群SW5・SW6では逐次比較が行われ、通常動作が行われている補正用トランジスタ群N6・N
5およびオン・オフ切換スイッチ群SW6・SW5では、前回の補正動作結果が保持されている。
すなわち、差動増幅回路においては、+入力第1差動段および+入力第2差動段の何れか一方で、常に通常の差動増幅動作が行われているとともに、
+入力第1差動段および+入力第2差動段の何れか他方で常に補正動作が行われていることになる。
これにより、差動増幅回路は、通常動作を中断することなく入力換算オフセット電圧の補正動作を行うことができ、通常動作が実行できない期間を無くすることができる。
また、リアルタイムに補正動作を実行することができるので、温度変化等の外部環境が変化した場合でも、発生した入力換算オフセット電圧の補正を逐次行うことができ、常に入力オフセット電圧をキャンセルすることができる。
さらに、入力換算オフセット電圧の補正に不揮発性メモリ等の特殊なプロセスを用いていないため、差動増幅回路を安価に構成することができる。
本発明にかかる差動増幅回路の第1の実施形態を示す回路図である。 差動増幅回路の第2の実施形態を示す回路図である。 図2における差動増幅回路の動作シーケンスを示す図である。 一般的なCMOS差動増幅回路を示す回路図である。
2 出力部
3 補正部
5 制御部
11 第1差動増幅部
12 第2差動増幅部
N5・N6 補正用トランジスタ
SW5・SW6 切換スイッチ群

Claims (2)

  1. 2つの入力信号が入力される入力部と、
    該入力信号によって制御され、差動増幅機能を有する少なくとも2つの差動増幅部と、
    各差動増幅部に入力される入力信号をそれぞれ選択する入力信号選択スイッチ部と、
    差動増幅部からの出力信号を出力する出力部と、
    各差動増幅部におけるオフセット電圧を、前記差動増幅部からの出力信号に基づいて補正する補正部と、
    前記補正部およびスイッチ部とを制御する制御部とを備え、
    前記少なくとも2つの差動増幅部は、
    一方の入力信号が入力される第1の差動増幅段、および他方の入力信号が入力される第2の差動増幅段にて構成される第1の差動増幅部と、
    第1の差動増幅段および第2の差動増幅段の何れか一方の差動増幅段、および第1の差動増幅段および第2の差動増幅段の何れか他方と冗長な機能を有する冗長差動増幅段にて構成される第2差動増幅部とを備え、
    前記補正部は、
    第1の差動増幅部および第2の差動増幅部における冗長側の差動増幅段にそれぞれ接続され、スイッチング手段によりオン・オフが切り換えられる、複数の補正用トランジスタを有する補正用トランジスタ群を備えている、
    ことを特徴とする差動増幅回路。
  2. 前記制御部は、
    前記一方の差動増幅部からの出力信号と、予め設定される基準電圧とを逐次比較し、
    逐次比較結果に基づいて、前記一方の差動増幅部に接続される補正用トランジスタ群が有する各補正用トランジスタのスイッチング手段のオン・オフ切換制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の差動増幅回路。
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