JP4600007B2 - 車両用のトーボード補強構造 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンルームと車室内とを前後方向に仕切るトーボードを備えたような車両のトーボード補強構造に関する。
従来、上述例のトーボードを備えた車体構造としては、特許文献1、特許文献2に記載の構造がある。
すなわち、特許文献1に記載の構造は、エンジンルームと車室内とを前後方向に仕切るトーボードを設ける一方、ステアリング支持メンバとフロアトンネル部とを連結するステアリング支持メンバステーを設け、このステアリング支持メンバステーがトンネル部に取付けられる該トンネル部を前後の各補強板で補強したものであり、この補強構造によればステアリング支持メンバステーの支持剛性およびトンネル部の剛性向上を図ることができるが、車両衝突時(特に、正面衝突時)においてトーボードの後退を防止するという技術思想までは開示されていない。
また、特許文献2に記載の構造は、フロアパネルのトンネル部の前部下面側にレインフォースメント配設し、このレインフォースメントの前端部をトーボードよりも車体前方へ張り出し、このレインフォースメント前端の垂直面をパワートレインの後面下部と対向させたものであり、車両衝突時に上述のレインフォースメントをクラッシュさせて荷重吸収を図るものである。
この特許文献2に開示された構造によれば、上記レインフォースメントによりクラッシュスペースを確保することができるが、このレインフォースメントにより衝突に対する耐力の向上を図るものではないため、トーボードの後退防止と乗員の足元スペース確保との両立を図ることが困難な問題点があった。
一方、従前の車体構造においてもトーボードは可及的後退しないように構成されているが、近年、衝突時のトーボード後退防止の要求がレベルアップしつつあるのが現状であって、トーボードの近傍後部に配設される空調ユニットと干渉しないように該トーボードの後退を効率的に防止する車体構造が要請されている。
特開平11−189178号公報 特開平9−118265号公報
そこで、この発明は、ステアリング支持メンバステーとトーボードとの間に、車両衝突時にこれら両者間の間隔が近接した時(短縮された時)、これに干渉してトーボードの後退を防止すべくヒータコアを配設することで、既存の部品を有効利用してトーボードの後退を効率的に防止することができ、これにより乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図ることができる車両のトーボード補強構造の提供を目的とする。
この発明による車両のトーボード補強構造は、車室内とエンジンルームとを仕切るトーボードを備えた車両のトーボード補強構造であって、上記トーボードと連続して後方に向かってフロアパネルが延設され、上記フロアパネルのトーボードと所定距離離間した位置には、上方に車幅方向に延びるステアリング支持メンバが取付けられる左右一対のステアリング支持メンバステーが設けられ、上記ステアリング支持メンバステーと上記トーボードとの間には、空調ユニットケースが配設され、上記空調ユニットケース内の下部に、略水平に配設されたヒータコアを設け、このヒータコアの後部に対向するように、上記左右一対のステアリング支持メンバステーに車幅方向に延びるように配設された干渉ブラケットが設けられ、上記空調ユニットケースの上部の外周部に、その前部から後部に渡って配設されたケース補強ブラケットが設けられ、このケース補強ブラケットの後部は、上記ステアリング支持メンバの前部と対向するように配設され、突時にステアリング支持メンバステーとトーボードとの間の間隔が近接した時、上記ヒータコアを介して上記干渉ブラケットに衝突荷重が伝達されると共に、上記ケース補強ブラケットを介して上記ステアリング支持メンバに衝突荷重が伝達されるように構成されたものである。
上記構成によれば、衝突時にステアリング支持メンバステーとトーボードとの間の間隔が近接した時、剛性を有するヒータコアが、これらに干渉して耐力を発揮するので、トーボードの後退を防止することができる。
このように、既存の部品(ヒータコア)を有効利用してトーボードの後退を効率的に防止することができ、この結果、乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図ることができる。
また、上記ヒータコアと対応するステアリング支持メンバステーの位置には干渉ブラケットが設けられたものであるから、ヒータコアの大きさの如何にかかわらず、干渉ブラケットが効率的にステアリング支持メンバステーに衝突荷重を伝えるので、衝突早期から耐力を発揮することができる。
さらに、上記ヒータコアは強度部材である空調ユニットケース内に配設されたものであって、強度部材としての空調ユニットケース内に剛性のあるヒータコアを配設しているので、トーボードの後退をより一層効率的に防止することができる。
加えて、上記ステアリング支持メンバステーと上記トーボードとの間には、衝突時にステアリング支持メンバステーとトーボードの間の間隔が近接した時、これに干渉してトーボードの後退を防止すべく空調ユニットケースが配設されたものであるから、衝突時にステアリング支持メンバステーとトーボードとの間の間隔が近接した時、剛性を有する空調ユニットケースが、これらに干渉して耐力を発揮するので、トーボードの後退を防止することができる。
このように、既存の部品(空調ユニットケース)を有効利用してトーボードの後退を効率的に防止することができ、この結果、乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図ることができると共に、レイアウト的にも有利となる。
また、上記空調ユニットケースには、トーボードの後退時に上記ステアリング支持メンバと干渉するケース補強ブラケットが設けられたものであり、このように、ケース補強ブラケットで空調ユニットケースが補強されるので、トーボードの後退をより一層効果的に防止することができ、またケース補強ブラケットに入力された衝突荷重をステアリング支持メンバ乃至ヒンジピラーに荷重分散することができ、全体的に剛性が向上して、トーボードの後退防止を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ヒータコアの前部と対向するトーボードの位置には、車幅方向に延びるように配設されたダッシュロアクロスメンバが設けられたものである。
上記構成によれば、ヒータコアの大きさの如何にかかわらず、干渉ブラケットが効率的にヒータコアに衝突荷重を伝えるので、衝突早期から耐力を発揮することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ケース補強ブラケットの前部と対応するトーボードの位置には干渉ブラケットが設けられたものである。
上記構成によれば、干渉ブラケットが効率的にケース補強ブラケットに衝突荷重を伝えるので、衝突早期からの耐力発揮と荷重分散との両立を図ることができる。
この発明によれば、ステアリング支持メンバステーとトーボードとの間に、車両衝突時にこれら両者間の間隔が近接した時(短縮された時)、これに干渉してトーボードの後退を防止すべくヒータコアを配設したので、既存の部品を有効利用してトーボードの後退を効率的に防止することができ、これにより乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図ることができる効果がある。
既存の部品を有効利用してトーボードの後退を効率的に防止することができ、これにより乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図るという目的を、車室内とエンジンルームとを仕切るトーボードを備えた車両のトーボード補強構造において、上記トーボードと連続して後方に向かってフロアパネルが延設され、上記フロアパネルのトーボードと所定距離離間した位置には、上方に車幅方向に延びるステアリング支持メンバが取付けられる左右一対のステアリング支持メンバステーが設けられ、上記ステアリング支持メンバステーと上記トーボードとの間には、空調ユニットケースが配設され、上記空調ユニットケース内の下部に、略水平に配設されたヒータコアを設け、このヒータコアの後部に対向するように、上記左右一対のステアリング支持メンバステーに車幅方向に延びるように配設された干渉ブラケットが設けられ、上記空調ユニットケースの上部の外周部に、その前部から後部に渡って配設されたケース補強ブラケットが設けられ、このケース補強ブラケットの後部は、上記ステアリング支持メンバの前部と対向するように配設され、突時にステアリング支持メンバステーとトーボードとの間の間隔が近接した時、上記ヒータコアを介して上記干渉ブラケットに衝突荷重が伝達されると共に、上記ケース補強ブラケットを介して上記ステアリング支持メンバに衝突荷重が伝達されるように構成するという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のトーボード補強構造を示し、図1、図2において、カウルボックスアウタ1とカウルボックスインナ2とを接合して、車幅方向に延びるカウル閉断面3を有するカウルボックス4を設けている。
図1に示すように上述のカウルボックス4の下部には、トーボード5の上端を接合し、このトーボード5で車室6内とエンジンルーム7とを前後方向に仕切っている。このトーボード5は上下方向に延びる略垂直部と、斜め後方下方に延びるスラント部とを備え、このスラント部にはトーボード5と連続して後方に向かって水平または略水平に延びるフロアパネル8を延設している。
図2に示すように、上述のフロアパネル8の車幅方向中央部には車室6内の内側へ突出して車両の前後方向に延びるトンネル部9を一体または一体的に形成し、このトンネル部9の上部にはトンネルメンバ10(いわゆるハイマウントバックボーンフレーム)を接合し、トンネル部9とトンネルメンバ10との間には車両の前後方向に延びる2つの閉断面11,11を形成し、該トンネルメンバ10によりフロア剛性および車体剛性の向上を図るように構成している。
また、図1、図2に示すようにトーボード5の車室6側の面には車幅方向に延びるダッシュロアクロスメンバ12を接合し、トーボード5とダッシュロアクロスメンバ12との間には車幅方向に延びる閉断面13を形成して、トーボード5の剛性を高めている。
一方、閉断面構造の車体剛性部材としての左右のヒンジピラー14,14間(但し、図1ではその一方のみを示す)には車幅方向に延びる剛性部材としてのステアリング支持メンバ15を張架している。このステアリング支持メンバ15は図示しないインストルメントパネルやステアリング系を支持するためのメンバである。
ところで、上述のトーボード5の近傍後部には空調ユニット16が設けられている。この空調ユニット16はその強度部材としての空調ユニットケース17内にヒータコア18を内蔵すると共に、上部には空調風の吹出し口19を備えている。
この実施例では図2に示すように、上述の空調ユニット16はトンネル部9と対応するように配置されるが、空調ユニット16が若干右側へオフセットした状態で配設されている。
また、空調ユニット16の右側にはダクト20を介してファン21が設けられ、ファン21の下部にはブロアモータ22を取付けると共に、ファン21の上部にはダクト23を介して外気導入口ハウジング24を取付け、これらの各要素21〜24によりブロアユニット25を構成している。
さらに、トンネル部9のトーボード5に対して所定距離後方に離間した位置には左右一対のステアリング支持メンバステー26,26(以下単にセンタステーと略記する)が設けられ、これらの各センタステー26,26の上方部には上述のステアリング支持メンバ15が取付けられている。
図3は図1の要部拡大側面図、図4は図2の要部拡大断面図であって、上述の左右一対のセンタステー26,26は断面コの字状に形成されていて、センタステー26それ自体の剛性を確保するように構成している。
また、この実施例では上述の左右一対のセンタステー26,26は凹状のフロアブラケット27を介してトンネルメンバ10のトップデッキ部位に取り付けられている。すなわち、フロアブラケット27をトンネルメンバ10の上面部に取付け、このフロアブラケット27の左右一対の立上がり部にボルト28、ナット29等の取付け部材を用いて、左右のセンタステー26の下部をそれぞれ固定している。
図3に示すように、トーボード5とセンタステー26との間には、車両衝突時にトーボード5とセンタステー26との間の間隔が短縮して、接近した時、これら両者5,26に干渉してトーボード5の後退を防止するように、ヒータコア18を空調ユニットケース17内の下部において略水平に配設している。
上述のダッシュロアクロスメンバ12はヒータコア18の前部と対応するようにトーボード5の所定位置に設けられた前部干渉ブラケットである。
また、図3、図4、図5に示すようにヒータコア18の後部と対応するように左右一対のセンタステー26,26間の前面部相互間には横向きハット形状の後部干渉ブラケット30が車幅方向に延びるように設けられている。
しかも、図3、図4に示すように、空調ユニットケース17の外周部には、トーボード5の後退時に、上述のステアリング支持メンバ15と干渉するようにケース補強ブラケット31が設けられている。
このケース補強ブラケット31は図3のB−B線断面を図6に拡大して示すように、ブラケット本体31aの上下にはフランジ部31b,31cを一体形成すると共に、これら上下のフランジ部31b,31c間にビード部31dを形成して、ケース補強ブラケット31それ自体の剛性向上を図ったものである。
また上述のケース補強ブラケット31は図3に側面図で示すように、空調ユニットケース17の外面形状に対応し、その側面前部は側面後部に対して低位置となり、側面前後方向の中間部から前低後高状に傾斜して側面後部がステアリング支持メンバ15の前部と対向するように形成されている。
ここで、上述のケース補強ブラケット31は図7、図8に示すように空調ユニットケース17の四辺全面を環状に囲繞するように設けてもよく、図9に示すように空調ユニット17の前面、左右の両側面、後面の一部のみを囲繞するように設けてもよく、図10に示すように空調ユニット17の前面の一部のみと、左右の両側面と、後面とを囲繞するように設けてもよく、図11に示すように空調ユニット17の前面の一部のみと、左右の両側面と、後面の一部のみとに対応して2分割構造に構成してもよい。つまり、衝突荷重に対抗し、かつ衝突荷重をステアリング支持メンバ15に伝達すべく少なくとも空調ユニットケース17の左右の両側面部(車両の前後方向に延びる部分)と、前後のコーナ部とに対応して設けるとよい。
さらに、図3に示すように、ケース補強ブラケット31の前部と対応するように、トーボード5の所定位置には上部干渉ブラケット32を取付けて、この上部干渉ブラケット32とトーボード5との間には車幅方向に延びる閉断面33を形成している。
ところで、図12に示すように、前述の左右一対のセンタステー26,26において後部干渉ブラケット30と対応する部分には、車両の前後方向に延びるように少なくとも1つのビード部34を形成して、センタステー26による衝突耐力の向上を図るように構成してもよい。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
このように、上記実施例の車両のトーボード補強構造は、車室6内とエンジンルーム7とを仕切るトーボード5を備えた車両のトーボード補強構造であって、上記トーボード5と連続して後方に向かってフロアパネル8が延設され、上記フロアパネル8のトーボード5と所定距離後方に離間した位置には、上方にステアリング支持メンバ15が取付けられる左右一対のセンタステー26,26が設けられ、これらセンタステー26,26と上記トーボード5との間には、衝突時にセンタステー26とトーボード5との間の間隔が短縮して近接した時、これに干渉してトーボード5の後退を防止すべくヒータコア18がほぼ水平に配設されたものである。
この構成によれば、衝突時にセンタステー26とトーボード5との間の間隔が近接した時、剛性を有するヒータコア18が、これらに干渉して耐力を発揮するので、トーボード5の後退を防止することができる。
つまり、ヒータコア18が衝突荷重に対抗して突っ張る作用を奏するので、トーボード5の後退を防止することができる。
このように、既存の部品(ヒータコア18)を有効利用してトーボード5の後退を効率的に防止することができ、この結果、乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図ることができる。
また、上記ヒータコア18と対応するトーボード5の位置には前部干渉ブラケットとしてのダッシュロアクロスメンバ12が設けられたものである。
この構成によれば、ヒータコア18の大きさの如何にかかわらず、ダッシュロアクロスメンバ12が効率的にヒータコア18に衝突荷重を伝えるので、衝突早期から耐力を発揮することができる。しかも、閉断面13構造により剛性が高い干渉ブラケットとなるので、より一層効果的である。
さらに、上記ヒータコア18と対応するセンタステー26の位置には後部干渉ブラケット30が設けられたものである。
この構成によれば、ヒータコア18の大きさの如何にかかわらず、後部干渉ブラケット30が効率的にセンタステー26に衝突荷重を伝えるので、衝突早期から耐力を発揮することができる。
加えて、上記ヒータコア18は強度部材である空調ユニットケース17内に配設されたものである。
この構成によれば、強度部材としての空調ユニットケース17内に剛性のあるヒータコア18を配設しているので、トーボード5の後退をより一層効率的に防止することができる。
また、車室6内とエンジンルーム7とを仕切るトーボード5を備えた車両のトーボード補強構造であって、上記トーボード5と連続して後方に向かってフロアパネル8が延設され、上記フロアパネル8のトーボード5と所定距離後方に離間した位置には、上方にステアリング支持メンバ15が取付けられるセンタステー26が設けられ、上記センタステー26と上記トーボード5との間には、衝突時にセンタステー26とトーボード5の間の間隔が近接した時、これに干渉してトーボード5の後退を防止すべく空調ユニットケース17が配設されたものである。
この構成によれば、衝突時にセンタステー26とトーボード5との間の間隔が近接した時、剛性を有する空調ユニットケース17が、これらに干渉して耐力を発揮するので、トーボード5の後退を防止することができる。
このように、既存の部品(空調ユニットケース17)を有効利用してトーボード5の後退を効率的に防止することができ、この結果、乗員の足元スペースの確保と安全性との両立を図ることができると共に、レイアウト的にも有利となる。
さらに、上記空調ユニットケース17には、トーボード5の後退時に上記ステアリング支持メンバ15と干渉するケース補強ブラケット31が設けれらたものである。
この構成によれば、ケース補強ブラケット31で空調ユニットケース17が補強されるので、トーボード5の後退をより一層効果的に防止することができ、またケース補強ブラケット31に入力された衝突荷重をステアリング支持メンバ15乃至ヒンジピラー14に荷重分散することができ、全体的に剛性が向上して、トーボード5の後退防止を確保することができる。
そのうえ、上記ケース補強ブラケット31の前部と対応するトーボード5の位置には上部干渉ブラケット32が設けられたものである。
この構成によれば、上記干渉ブラケット32が効率的にケース補強ブラケット31に衝突荷重を伝えるので、衝突早期からの耐力発揮と荷重分散との両立を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のステアリング支持メンバステーは、実施例のセンタステー26に対応し、
以下同様に、
ヒータコアの配設構造は、水平配設に対応し、
ヒータコアと対応するトーボードの位置の干渉ブラケットは、ダッシュロアクロスメンバ12(前部干渉ブラケット)に対応し、
ヒータコアと対応するステアリング支持メンバステー位置の干渉ブラケットは、後部干渉ブラケット30に対応し、
ケース補強ブラケットの前部と対応するトーボードの位置の干渉ブラケットは、上部干渉ブラケット32に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両のトーボード補強構造を示す側面図 図1のA−A線矢視断面図 図1の要部拡大側面図 図2の要部拡大断面図 ステアリング支持メンバおよびステーの斜視図 図3のB−B線に沿うケース補強ブラケットの断面図 空調ユニットケースの斜視図 ケース補強ブラケットによる補強構造を示す部分平面図 補強構造の他の実施例を示す平面図 補強構造さらに他の実施例を示す平面図 補強構造さらに他の実施例を示す平面図 ステアリング支持メンバステーの他の実施例を示す斜視図
5…トーボード
6…車室
7…エンジンルーム
8…フロアパネル
12…ダッシュロアクロスメンバ(干渉ブラケット)
15…ステアリング支持メンバ
17…空調ユニットケース
18…ヒータコア
26…センタステー(ステアリング支持メンバステー)
30…後部干渉ブラケット(干渉ブラケット)
31…ケース補強ブラケット
32…上部干渉ブラケット(干渉ブラケット)

Claims (3)

  1. 車室内とエンジンルームとを仕切るトーボードを備えた車両のトーボード補強構造であって、
    上記トーボードと連続して後方に向かってフロアパネルが延設され、
    上記フロアパネルのトーボードと所定距離離間した位置には、上方に車幅方向に延びるステアリング支持メンバが取付けられる左右一対のステアリング支持メンバステーが設けられ、
    上記ステアリング支持メンバステーと上記トーボードとの間には、空調ユニットケースが配設され、
    上記空調ユニットケース内の下部に、略水平に配設されたヒータコアを設け、
    このヒータコアの後部に対向するように、上記左右一対のステアリング支持メンバステーに車幅方向に延びるように配設された干渉ブラケットが設けられ、
    上記空調ユニットケースの上部の外周部に、その前部から後部に渡って配設されたケース補強ブラケットが設けられ、
    このケース補強ブラケットの後部は、上記ステアリング支持メンバの前部と対向するように配設され、衝突時にステアリング支持メンバステーとトーボードとの間の間隔が近接した時、上記ヒータコアを介して上記干渉ブラケットに衝突荷重が伝達されると共に、上記ケース補強ブラケットを介して上記ステアリング支持メンバに衝突荷重が伝達されるように構成された
    車両のトーボード補強構造。
  2. 上記ヒータコアの前部と対向するトーボードの位置には、車幅方向に延びるように配設されたダッシュロアクロスメンバが設けられた
    請求項1記載の車両のトーボード補強構造。
  3. 上記ケース補強ブラケットの前部と対応するトーボードの位置には干渉ブラケットが設けられた
    請求項1または2記載の車両のトーボード補強構造。
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