JP4599835B2 - 車両用自動操舵制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の自動操舵を行う車両用自動操舵制御装置に関する。
車両用自動操舵制御装置として、既知の経路と現在の車両の位置との照合を逐一行うことでトレースする装置が提案されている。例えば特許文献1で開示されている技術では、車両の位置と経路との誤差を検出するために2つの注視点を設けるようにして、車速が高くなればなるほどそれらの注視点を遠くに設定するようにしている。これにより、運転者の感覚に近づけた自動操舵を可能にしている。
特開2000−122719号公報
このような従来の車両用自動操舵制御装置にあっては、減速してカーブに進入する場合でも、カーブ直前でまだ車速が高ければ前方注視点距離が長く保たれたままとなる。この場合、カーブ直前で設定される前方注視点がカーブ内において本来通過できないぐらい小さい曲率半径R地点まで延長されてしまうことがあり、この結果、必要以上に大きな操舵量が指令されることになる。このような処理が行われた場合に、減速して適切な車速でカーブに進入し、その車速に対応して前方注視点距離も当該カーブに合った長さになったとき、自動操舵制御のための操舵制御量が急変することになる。このように操舵制御量が急変してしまうと、その直前まで行った自動操舵制御が無駄となり、また自動操舵がスムーズでなくなってしまう。
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、カーブ進入前後で円滑に操舵制御を行うことができる車両用自動操舵制御装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の車両用自動操舵制御装置は、自車両前方に前方注視点を設定し、その前方注視点と自車両の走行目標経路をなす基準経路との横偏差に基づいて操舵量を算出する車両用自動操舵制御装置である。
この車両用自動操舵制御装置は、前記前方注視点を自車速が高くなるほど自車両から遠方に前方注視点設定手段により設定し、少なくともカーブに進入する手前で、自車両が走行可能な道路半径を基に、前記前方注視点設定手段が設定した前方注視点の位置、又は前記基準経路の道路形状情報を変更することで、カーブ路内での前記基準経路と前記前方注視点設定手段が設定した前記前方注視点との横偏差が小さくなるように横偏差補正手段により補正し、前記横偏差補正手段が補正した横偏差に基づいて、前記基準経路に沿って自車両が走行するように当該自車両の操舵量を操舵量算出手段により算出する。
本発明によれば、カーブ手前で設定した前方注視点に基づく横偏差を、当該カーブに進入した際に設定する前方注視点に基づく横偏差に近くなるように補正することで、カーブ進入前後で円滑に操舵制御を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であり、図中、1FL、1FR、1RL及び1RRはそれぞれ左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪である。後輪1RL及び1RRは、エンジン2の駆動力が自動変速機3、プロペラシャフト4、最終減速装置5及び車軸6を順番に介して伝達される駆動輪である。また、前輪1FL及び1FRは、ステアリングギヤ7及びステアリングシャフト8を介してステアリングホイール9に連結された操舵輪である。ステアリングシャフト8には、電動モータで構成された操舵アクチュエータ10が連結されている。操舵アクチュエータ10は、コントローラ17から出力される操舵制御量δCに応じて、前輪1FL及び1FRの操舵方向、操舵角及び操舵速度を制御するように構成されている。
また、車両には、各車輪1FL〜1RRの回転速度に応じた周波数の車輪速VFL〜VRRを出力する車輪速センサ11FL〜11RRが搭載されている。また、車両には、前後加速度Xgを検出する前後加速度センサ12と、横加速度Ygを検出する横加速度センサ13と、ヨーレートφを検出するヨーレートセンサ14とが搭載されている。また、車両には、人工衛星から送られる衛星電波を受信して現在の自車位置を検出するGPS(GlobalPositioning System)15と、所定領域の道路地図情報を記憶したCD−ROMやDVD−ROM等の情報記憶媒体が装着された記憶ユニット16とが搭載されている。
前述の各車輪速センサ11FL〜11RRで検出する車輪速VFL〜VRRと、前後加速度センサ12で検出される前後加速度Xgと、横加速度センサ13で検出される横加速度Ygと、GPS15で検出する自車位置情報と、記憶ユニット16に記憶された道路地図情報とが、例えばマイクロコンピュータで構成されたコントローラ17に入力される。 コントローラ17は、操舵制御処理を常時実行することで前述した操舵アクチュエータ10に対する操舵制御量δCの出力を制御し、自動操舵により自車両を、走行目標経路をなす基準経路に沿って走行させるように構成されている。図2は操舵制御処理の内容を示す。
先ずステップS1において、コントローラ17は、GPS15で検出した自車位置に従って記憶ユニット16に記憶されている道路地図情報を読込む。道路地図情報は、道路形状を複数のノードデータ(X,Y)として表す情報である。そして、コントローラ17は、その読み込んだ道路地図情報を構成するノードデータ(X,Y)のうち、図3に示すように、自車両100の現在位置を基準に、前後の所定距離の範囲内の(n+1)個のノードデータ(X,Y)〜(X,Y)を常時バッファに保有する。これらノードデータ(X,Y)〜(X,Y)の座標を結べば基準経路の形状になる。
また、車両の前方側の前記所定距離については、例えば車速Vcに所定時間t1を乗じて得た値(Vc×t1)と予め得ている最小値(既定値)のうち大きい方に設定する。
続いてステップS2において、コントローラ17は、各種センサから出力される各車輪速VFL〜VRR、前後加速度Xg、横加速度Yg及びヨーレートφを読込む。
続いてステップS3において、コントローラ17は、各車輪速VFL〜VRRの平均から車速Vcを算出する。
続いてステップS4において、コントローラ17は、前記ステップS3で算出した車速Vcとカーブで許容する横G値Yg_limitとに基づいて、車両が通過可能な道路半径(以下、通過可能道路半径という。)Rn_limitを算出する。例えば下記(1)式により算出する。
Rn_limit=Vc/Yg_limit ・・・(1)
ここで、横G値Yg_limitは固定値である。例えば、横G値Yg_limitを0.3にする。
続いてステップS5において、コントローラ17は、運転者が注視していると見込まれる車両前方に前方注視点(FB(フィードバック)注視点ともいう、以下、第1前方注視点という。)Pを設定する。例えば図4に示すように、車速Vcが高くなるほど大きくなるような前方注視点距離(以下、第1前方注視点距離という。)D1に、第1前方注視点Pを設定する。
続いてステップS6において、コントローラ17は、前記ステップS5で設定した第1前方注視点Pにおける道路半径(以下、第1前方注視点位置道路半径という。)Rn_roadを算出する。具体的には以下の手順で算出する。図5を用いて説明する。
先ず、図5に示すように、第1前方注視点Pから前後方向の所定距離DにあるノードをP(以下、前直近ノードPという。)及びP(以下、後直近ノードPという。)を選定する。
ここで、所定距離Dは、車速Vcに例えば一定時間(例えば1秒程度)t2を乗じて得た値(Vc×t2)である。なお、所定距離Dが短くなりすぎないように、最小値DMINを用意しておいて、この最小値DMINと前記車速V及び一定時間t2に基づいて算出する値(D=V×t2)のうち大きい方を、最終的な所定距離Dに設定してもよい。
続いて、第1前方注視点Pと前直近ノードPを結ぶ線分Pと、第1前方注視点Pと後直近ノードPとを結ぶ線分Pとがなす角度θ、及び前直近ノードPと後直近ノードPとの距離dを算出する。
なお、ここでノードとの対比でいう第1前方注視点Pとは、具体的には、第1前方注視点Pに対応するノードである。すなわち、第1前方注視点Pを通り、自車両の速度ベクトルVに直角な直線を描いた場合に、その直線と基準経路との交点Q或いはその交点Qから最も近傍のノードを、ここでは第1前方注視点Pといっている。よって、道路半径を算出する等のためにノードと対比する以外は、第1前方注視点Pは、ノードをいうものではなく、実際の基準経路からずれた位置に設定される第1前方注視点Pをいうものとする。以下の説明でもこのような関係は同様にして扱うものとする。
ここで、前直近ノードP、第1前方注視点P及び後直近ノードPを通る円弧の中心点Oは、線分Pの中点aを通る垂直2等分線Aと、線分Pの中点bを通る垂直2等分線Bとの交点となる。このようなことから、前記角度θは、線分Pの中点aを通る垂直2等分線Aと線分Pの中点bを通る垂直2等分線Bとがなす∠aObの角度として得られる。
そして、前直近ノードPと中心点Oとがなす線分POと後直近ノードPと中心点Oとがなす線分POとがなす∠POPの角度は、前記∠aObの角度θの2倍になる。
以上のような関係から、下記(2)式を用いて、角度θ及び距離dに基づいて第1前方注視点位置道路半径Rn_roadを算出できる。
Rn_road=d/2×sinθ ・・・(2)
続いてステップS7において、コントローラ17は、前記ステップS4で算出した通過可能道路半径Rn_limitと前記ステップS6で算出した第1前方注視点位置道路半径Rn_roadとを比較して、第1前方注視点Pを補正する。
具体的には、通過可能道路半径Rn_limitと第1前方注視点位置道路半径Rn_roadとの比較結果に基づいて、第1前方注視点Pの位置を補正した前方注視点(以下、補正後第1前方注視点という。)P’を算出する。より具体的には、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合で(Rn_limit<Rn_road)、かつ基準経路における通過可能道路半径Rn_limitに対応する前方注視点設定限界点P_limit(自車両と第1前方注視点Pとを含む線上の点、以下同様。)を仮定し、その前方注視点設定限界点P_limitよりも第1前方注視点距離D1を基に設定した第1前方注視点Pが自車両から遠方にある場合、補正後第1前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定する(P’=P_limit)。
それ以外の場合、補正後第1前方注視点P’を第1前方注視点Pに設定する(P’=P)。すなわち、第1前方注視点Pの補正を行わない。例えば、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合(Rn_limit<Rn_road)であっても、第1前方注視点Pよりも前方注視点設定限界点P_limitが自車両から遠方にある場合、補正後第1前方注視点P’を第1前方注視点Pに設定する(P’=P)。
これにより、図6に示すように、自車両100の前方に補正後第1前方注視点P’を設定する。
続いてステップS8において、コントローラ17は、前記ステップS7で得た補正後第1前方注視点P’について横偏差Yを算出する。具体的には以下の手順で算出する。
先ず、車両のスリップ角θを算出する。具体的には、下記(3)式により、前後加速度Xg及び横加速度Ygに基づいて車両のスリップ角θを算出する。
θ=tan−1(Yg/Xg) ・・・(3)
また、図6に示すように、ヨー角ε及びずれ角εを定義する。ヨー角εは、基準座標に対する自車両100のヨー角となる。また、ずれ角εは、補正後第1前方注視点P’を通り自車両100の速度ベクトルVに直角な直線Cを描き、その直線Cと基準経路との交点Qでの基準座標に対する基準経路のずれ角となる。
そして、このように定義した前記ヨー角ε及びずれ角εに基づいて、下記(4)式によりヨー角εを算出する。
ε=ε−ε ・・・(4)
また、図6に示すように、基準経路と自車両100の現在走行位置との横偏差をY、車両姿勢に応じた横偏差Y、及び補正後第1前方注視点P’までの距離D1’を定義する。そして、横偏差Y、補正後第1前方注視点P’までの距離D1’、ヨー角ε及びスリップ角θに基づいて下記(5)式により横偏差Yを算出する。
=Y+D1’×tan(ε+θ) ・・・(5)
また、車両が定常円旋回を行っていると仮定する。このように仮定した場合、スリップレートを無視できるので、車両旋回状態から求まる横偏差Yを下記(6)式により算出する。
=D1’×tanβ ・・・(6)
ここで、βは下記(7)式で表される。
β=1/2×sin−1(D1’×ε/Xg) ・・・(7)
そして、下記(8)式に示すように、横偏差Yと横偏差Yとを加算して基準経路との横偏差Yを算出する。
=Y+Y ・・・(8)
このように、補正後第1前方注視点P’における基準経路との横偏差Yを算出する。
続いてステップS9において、コントローラ17は、前記ステップS8で算出した横偏差Yに基づいて、下記(9)式により第1操舵量δ1を算出する。
δ1=K1×Y+K2×(dY/dt) ・・・(9)
ここで、K1,K2は係数である。例えば、K1,K2は、直線走行時の外乱に対して追従誤差が拡大しないように最適な値として、実験により求められることが望ましい。
続いてステップS10において、コントローラ17は、前記ステップS9で算出した第1操舵量δ1を最終的な操舵制御量δCとして、操舵アクチュエータ10に出力する。これにより、補正後第1前方注視点P’において自車両が基準経路に沿って走行することになるように操舵制御される。
以上がコントローラ17による操舵制御処理になる。
すなわち、自車両100の位置を基準に、前後の所定距離の範囲内のノードデータ(X,Y)〜(X,Y)を記憶し、また、各車輪速VFL〜VRR、前後加速度Xg、横加速度Yg及びヨーレートφを読込み、さらに、車速Vcを算出する(ステップS1〜ステップS3)。そして、算出した車速Vcとカーブで許容する横G値Yg_limitとに基づいて通過可能道路半径Rn_limitを算出する(ステップS4)。
続いて、車速Vcに応じて第1前方注視点Pを設定し、その第1前方注視点Pにおける第1前方注視点位置道路半径Rn_roadを算出する(ステップS5、ステップS6)。
続いて、通過可能道路半径Rn_limitと第1前方注視点位置道路半径Rn_roadとを比較して、補正後の補正後第1前方注視点P’を得る(ステップS7)。具体的には、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合で(Rn_limit<Rn_road)、かつ前方注視点設定限界点P_limitよりも第1前方注視点Pが自車両から遠方にある場合、補正後第1前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定する(P’=P_limit)。それ以外の場合、補正後第1前方注視点P’を第1前方注視点Pに設定する(P’=P)。
そして、その補正後第1前方注視点P’における基準経路との横偏差Yを算出し、算出した横偏差Yに応じた第1操舵量δ1を得て、その第1操舵量δ1を操舵制御量δCとして、操舵アクチュエータ10に出力する(ステップS8〜ステップS10)。
そして、コントローラ17は、所定の時間間隔でこの処理を繰り返して行っており、すなわち、所定の時間間隔で逐次操舵制御量δCを得て、その得た操舵制御量δCを操舵アクチュエータ10に出力している。これにより、補正後第1前方注視点P’において自車両が基準経路に沿って走行することになるように操舵制御される。
次に第1の実施形態における効果を説明する。
前述したように、補正後第1前方注視点P’における基準経路に沿って走行することになるように操舵制御しており、その補正後第1前方注視点P’は、通過可能道路半径Rn_limitと第1前方注視点位置道路半径Rn_roadとの比較結果に基づいて得ている(前記ステップS7)。すなわち、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合で(Rn_limit<Rn_road)、かつ前記前方注視点設定限界点P_limitよりも第1前方注視点Pが自車両から遠方にある場合、補正後第1前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定している。それ以外の場合、補正後第1前方注視点P’を第1前方注視点Pに設定する、すなわち第1前方注視点Pの補正を行わない。具体的には、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合(Rn_limit<Rn_road)であっても、第1前方注視点Pよりも前方注視点設定限界点P_limitが自車両から遠方にある場合、第1前方注視点Pを補正後第1前方注視点P’として、第1前方注視点Pをそのまま用いている。
ここで、前述したように、第1前方注視点距離D1又は第1前方注視点Pは、車速Vcに応じて決定しており、具体的には車速Vcが高くなるほど遠方になるようにしている。すなわち、第1前方注視点距離D1又は第1前方注視点Pは、従来の手法と同様に車速Vcに応じて決定している。一方、前述したように、通過可能道路半径Rn_limitは、車両が通過可能な道路半径であり、具体的には車速Vcとカーブで許容する横G値Yg_limitとに基づいて決定している。
以上のような関係から、車速Vcに応じて決定した第1前方注視点Pが前方注視点設定限界点P_limitよりも自車両から遠方にある場合で、かつ通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合には、補正後第1前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定している。
すなわち、図7に示すように、車速Vcに基づけば本来であれば第1前方注視点距離D1に基づいて制御目標となる前方注視点Pが設定され、さらにはその前方注視点P1において基準経路との横偏差Yを算出するところを、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合には、前方注視点Pよりも手前側の前方注視点設定限界点P_limitを制御目標となる前方注視点P’として設定することで、前方注視点P’が前方側に進行するのを抑制して、その前方注視点P’において基準経路との横偏差Yを算出している。そして、この横偏差Yに基づく操舵制御量により操舵制御を行っている。
これにより、カーブに進入する前から横偏差Yが小さく補正されていることから、当該横偏差Yが、自車両が減速してカーブに進入し、その車速に対応した前方注視点が設定され、当該設定された前方注視点に基づいて得られる横偏差Yに近い値に設定されることになる。これにより、カーブ進入前後で、操舵制御量急変しなくなり、円滑に操舵制御を行うことができる。
次に第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態では、前述の第1の実施形態と、操舵制御処理の内容を異ならせている。図8は、第2の実施形態における操作制御処理の内容を示す。この図8に示すように、前記ステップS6に換えて、ステップS5とステップS7との間にステップS21及びステップS22の処理を設けている。
ステップS21では、コントローラ17は、将来の操舵量を予測するための前方注視点(FF(フィードフォワード)注視点ともいう、以下、第2前方注視点という。)Pを設定する。
第2前方注視点Pは前記ステップS5で設定した第1前方注視点Pとは異なる前方注視点として設定される。具体的には、第2前方注視点Pを、図9に示すように、その前方注視点距離(以下、第2前方注視点距離という。)が車速Vcが高くなるほど大きくなるように設定する。そして、第2前方注視点Pを、同一速度において第1前方注視点距離D1よりも第2前方注視点距離D2が大きくなるように、すなわち、第1前方注視点Pよりも自車両から遠方になるように設定する。
続いてステップS22において、コントローラ17は、第2前方注視点Pにおける道路半径(以下、第2前方注視点位置道路半径という。)Rffを算出する。第2前方注視点位置道路半径Rffの算出手順は、基本的には前述の第1の実施形態においてステップS6でした第1前方注視点位置道路半径Rn_roadの算出手順と同様になる。
すなわち、先ず、図10に示すように、第2前方注視点Pから前後方向の所定距離Dにあるノードを前直近ノードP及び後直近ノードPを選定する。
続いて、第2前方注視点Pと前直近ノードPを結ぶ線分Pと、第2前方注視点Pと後直近ノードPとを結ぶ線分Pとがなす角度θ、及び前直近ノードPと後直近ノードPとの距離dを算出する。
ここで、前直近ノードP、第2前方注視点P及び後直近ノードPを通る円弧の中心点Oは、線分Pの中点aを通る垂直2等分線Aと、線分Pの中点bを通る垂直2等分線Bとの交点となる。このようなことから、前記角度θは、線分Pの中点aを通る垂直2等分線Aと線分Pの中点bを通る垂直2等分線Bとがなす∠aObの角度として得られる。
そして、前直近ノードPと中心点Oとがなす線分POと後直近ノードPと中心点Oとがなす線分POとがなす∠POPの角度は、前記∠aObの角度θの2倍になる。
以上のような関係から、下記(10)式を用いて、角度θ及び距離dに基づいて第2前方注視点位置道路半径Rffを算出できる。
Rff=d/2×sinθ ・・・(10)
続いてステップS7において、コントローラ17は前方注視点距離を補正する。
前記ステップS5では、前述の第1の実施形態と同様に、第1前方注視点Pも設定している。しかし、このステップS7では、前記ステップS21で設定した第2前方注視点Pだけを補正する。
具体的には、通過可能道路半径Rn_limitと第2前方注視点位置道路半径Rffとの比較結果に基づいて、第2前方注視点Pの位置を補正した前方注視点(以下、補正後第2前方注視点という。)P’を算出する。より具体的には、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合で(Rn_limit<Rff)、かつ基準経路における通過可能道路半径Rn_limitに対応する前方注視点設定限界点P_limitを仮定し、その前方注視点設定限界点P_limitよりも第2前方注視点距離D2にある第2前方注視点Pが自車両から遠方にある場合、第2前方注視点Pの補正後の値としての補正後第2前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定する(P’=P_limit)。
それ以外の場合、補正後第2前方注視点P’を第2前方注視点Pに設定する(P’=P)。すなわち、それ以外の場合には、第2前方注視点Pの補正を行わない。例えば、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合(Rn_limit<Rff)であっても、第2前方注視点Pよりも前方注視点設定限界点P_limitが自車両から遠方にある場合、補正後第2前方注視点P’を第2前方注視点Pに設定する(P’=P)。
この結果、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合(Rn_limit<Rff)、補正後第2前方注視点P’における道路半径(以下、補正後第2前方注視点位置道路半径という。)Pff’は通過可能道路半径Rn_limitとなり、それ以外の場合、補正後第2前方注視点位置道路半径Pff’は第2前方注視点位置道路半径Rffとなる。
続いてステップS8及びステップS9において、コントローラ17は、補正後第1前方注視点P’に基づいて横偏差Yを算出し、そして第1操舵量δ1を算出する。
なお、前記ステップS7で第2前方注視点Pだけを補正し、第1前方注視点Pを補正していないので、ここで用いる補正後第1前方注視点P’は第1前方注視点Pそのものである。よって、第1前方注視点Pである補正後第1前方注視点P’に基づいて、前述の第1の実施形態と同様に、前記(3)式〜(9)式を用いて、第1操舵量δ1を算出する。
そして、第2の実施形態では、ステップS9で、コントローラ17は、前記補正後第2前方注視点位置道路半径Rff’に基づいて第2操舵量δ2を算出する。具体的には、補正後第2前方注視点位置道路半径Rff’(ρ)及び車両のホイールベースLに基づいて、下記(11)式により第2操舵量δ2を算出する。
δ2=L/ρ ・・・(11)
この(11)式により算出した第2操舵量δ2は、補正後第2前方注視点位置道路半径Rff’の走行路を旋回するために幾何学的に必要となる操舵量になる。
そして、ステップS10において、コントローラ17は、前記ステップS9で算出した第1操舵量δ1及び第2操舵量δ2の加算値を最終的な操舵制御量δC(=δ1+δ2)として、操舵アクチュエータ10に出力する。なお、操舵制御量δCを、第1操舵量δ1と第2操舵量δ2との平均値((δ1+δ2)/2)として得てもよい。
以上が第2の実施形態におけるコントローラ17の操舵制御処理になる。
すなわち、自車両100の位置を基準に、前後の所定距離の範囲内のノードデータ(X,Y)〜(X,Y)を記憶し、また、各車輪速VFL〜VRR、前後加速度Xg、横加速度Yg及びヨーレートφを読込み、さらに、車速Vcを算出する(ステップS1〜ステップS3)。そして、算出した車速Vcとカーブで許容する横G値Yg_limitとに基づいて通過可能道路半径Rn_limitを算出する(ステップS4)。
続いて、車速Vcに応じて第1前方注視点Pを設定する。(ステップS5)。なお、第1前方注視点Pの位置を補正しないことから、その補正時に必要になる第1前方注視点Pにおける第1前方注視点位置道路半径Rn_roadの算出(ステップS6)は行わない。
一方、第2前方注視点Pを設定し、その第2前方注視点Pにおける第2前方注視点位置道路半径Rffを算出する(ステップS21、ステップS22)。
続いて、通過可能道路半径Rn_limitと第2前方注視点位置道路半径Rffとを比較して、第2前方注視点Pの位置を補正して、補正後の補正後第2前方注視点P’を得る(ステップS7)。具体的には、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合で(Rn_limit<Rff)、かつ前方注視点設定限界点P_limitよりも第2前方注視点Pが自車両から遠方にある場合、補正後第2前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定する(P’=P_limit)。それ以外の場合、補正後第2前方注視点P’を第2前方注視点Pに設定する(P’=P)。
そして、補正後第1前方注視点P’における基準経路との横偏差Yを算出し、算出した横偏差Yに応じた第1操舵量δ1を算出する。さらに、補正後第2前方注視点P’における補正後第2前方注視点位置道路半径Pff’に基づいて第2操舵量δ2を算出する(ステップS8、ステップS9)。
そして、第1操舵量δ1及び第2操舵量δ2の加算値を最終的な操舵制御量δCとして、操舵アクチュエータ10に出力する(ステップS10)。
そして、コントローラ17は、所定の時間間隔でこの処理を繰り返して行っており、すなわち、所定の時間間隔で逐次操舵制御量δCを得て、その得た操舵制御量δCを操舵アクチュエータ10に出力している。
次に第2の実施形態における効果を説明する。
前述したように、第2前方注視点Pを第1前方注視点Pより自車両から遠方に設定し、第2前方注視点Pをできるだけ自車両から遠方に位置させ、この第2前方注視点Pを補正した補正後第2前方注視点P’を考慮して自動操舵制御している。ここで、補正後第2前方注視点P’を、通過可能道路半径Rn_limitと第2前方注視点位置道路半径Rffとの比較結果に基づいて得ている(前記ステップS7)。すなわち、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点Pにおける第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合で(Rn_limit<Rff)、かつ前記前方注視点設定限界点P_limitよりも第2前方注視点Pが自車両から遠方にある場合、補正後第2前方注視点P’を前方注視点設定限界点P_limitに設定している。それ以外の場合、補正後第2前方注視点P’を第2前方注視点Pに設定する、すなわち、第2前方注視点Pの補正を行わない。具体的には、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合(Rn_limit<Rff)であっても、第2前方注視点Pよりも前方注視点設定限界点P_limitが前方になっている場合、第2前方注視点Pを補正後第2前方注視点P’として、第2前方注視点Pをそのまま用いている。
これにより、例えば図11に示すように、本来であれば第2前方注視点距離D2に基づいて制御目標となる前方注視点Pが設定されるところを、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rff未満の場合には、前方注視点Pが前方側に進行するのを抑制し、前方注視点Pよりも手前側の前方注視点設定限界点P_limitを制御目標となる前方注視点P’として設定している。
一方、通過可能道路半径Rn_limitが第2前方注視点位置道路半径Rffより大きい場合には、前方注視点Pを補正することなく、その前方注視点Pを基に操舵量又は操舵制御量を決定している。
このように、操舵量を左右する第2前方注視点Pを第1前方注視点Pよりも自車両から遠方に設定することで、第1前方注視点Pよりも遠方の走行路で将来必要になる操舵量を予測するようにしている。これにより、例えば、第1前方注視点P(補正後第1前方注視点P’)が自車両から比較的短い距離に設定された場合でも、道路形状に応じて将来必要な量も加味して操舵量を決定することができる。
さらに、前述したように所定の条件となる場合には、この第2前方注視点P(補正後第2前方注視点P’)を前方注視点設定限界点P_limitにして、第2前方注視点P(補正後第2前方注視点P’)が前方側に進行するのを抑制することで、結果的に、第1の実施形態と同様に、カーブ進入前後で、操舵制御量を急変することなくなり、円滑に操舵制御を行うことができる。
次に第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態では、前述の第1及び第2の実施形態と、操舵制御処理の内容を異ならせている。図12は、第3の実施形態における操作制御処理の内容を示す。この図12に示すように、前述の第1の実施形態の操作制御処理との比較において、前記ステップS6及びステップS7の処理を省略する一方、前記ステップS8とステップS9との間に新たにステップS31の処理を設けている。
前記ステップS6及びステップS7の処理は、第1前方注視点Pを補正するための処理であったので、これらの処理を省略することで、補正後第1前方注視点P’は、補正されない第1前方注視点Pとなる。
これにより、ステップS8では、第1前方注視点Pに基づいて横偏差Yを算出することになる。
そして、新たに設けたステップS31において、コントローラ17は、前記ステップS8で算出した横偏差Yを前記ステップS4で算出した通過可能道路半径Rn_limitの経路に基づいて補正する。その補正について、図13を用いて説明する。
前述したように、ノードの集合が基準経路の形状をなすものであるので、ノードにより構成される基準経路が曲線路である場合、各ノードについて道路半径Rを得ることができる。このようなことから、各ノードについて得た道路半径Rのうち、前記ステップS4で算出した通過可能道路半径R_limitと同値になる道路半径Rを特定して、当該道路半径Rを得ているG点(ノード)を特定する。
そして、その特定したG点を基準にした通過可能道路半径R_limitと同値の半径R_virの仮想円を想定し、その想定した仮想円に基づいて、補正後の横偏差(以下、補正後横偏差という。)Y’を算出する。
補正後横偏差Y’の具体的な算出方法を図14を用いて説明する。
なお、前記図13では、基準経路が右カーブとなっている場合を示しており、図14は、基準経路が左カーブとなっている場合を示す。しかし、ここで説明する補正後横偏差Y’の演算は、基準経路のカーブの方向により影響されるものではない。
その演算では、先ず車両のスリップ角θを算出する。具体的には、下記(12)式により、前後加速度Xg及び横加速度Ygに基づいて車両のスリップ角θを算出する。
θ=tan−1(Yg/Xg) ・・・(12)
また、図14に示すように、ヨー角ε及びずれ角ε’を定義する。ヨー角εは、基準座標に対する自車両100のヨー角となる。ずれ角ε’は、補正後第1前方注視点P’を通り自車両100の速度ベクトルVに直角な直線Cを描き、その直線Cと前記仮想円の経路(以下、仮想円経路という。)との交点Q’での基準座標に対する基準経路のずれ角となる。
そして、このように定義した前記ヨー角ε及びずれ角ε’に基づいて、下記(13)式によりヨー角ε’を算出する。
ε’=ε’−ε ・・・(13)
また、図14に示すように、基準経路と自車両100の現在走行位置との横偏差をY、仮想円経路を基準とした車両姿勢に応じた横偏差(以下、仮想円経路基準横偏差という。)Y’、及び補正後第1前方注視点P’までの距離D1’を定義する。そして、横偏差Y、補正後第1前方注視点P’までの距離D1’、ヨー角ε及びスリップ角θに基づいて下記(14)式により仮想円経路基準横偏差Y’を算出する。
’=Y+D1’×tan(ε+θ) ・・・(14)
また、車両が定常円旋回を行っていると仮定する。この仮定により、スリップレートを無視できるので、車両旋回状態から求まる横偏差Yを下記(15)式により算出する。
=D1’×tanβ ・・・(15)
ここで、βは下記(16)式で表される。
β=1/2×sin−1(D1’×ε/Xg) ・・・(16)
そして、下記(17)式に示すように、横偏差Yと横偏差Yとを加算して仮想円経路に対する横偏差(以下、仮想円経路基準横偏差という。)Y’を算出する。
’=Y’+Y ・・・(17)
このように、ステップS31において、仮想円経路を基準として、補正後第1前方注視点P’における仮想円経路基準横偏差Y’を算出する。
なお、各ノードについて得た道路半径Rのうち、前記ステップS4で算出した通過可能道路半径R_limitと同値になる道路半径Rがないような場合には、仮想円経路基準横偏差Y’を、前記ステップS8で算出した横偏差Yに設定してもよい。
続いてステップS9において、コントローラ17は、前記ステップS31で算出した仮想円経路基準横偏差Y’に基づいて、下記(18)式により第1操舵量(以下、仮想円経路基準第1操舵量という。)δ1’を算出する。
δ1’=K1×Y’+K2×(dY’/dt) ・・・(18)
ここで、K1,K2は係数である。例えば、K1,K2は、直線走行時の外乱に対して追従誤差が拡大しないように最適な値として、実験により求められることが望ましい。
続いてステップS10において、コントローラ17は、前記ステップS9で算出した仮想円基準第1操舵量δ1’を最終的な操舵制御量δCとして、操舵アクチュエータ10に出力する。これにり、補正後第1前方注視点P’において自車両が仮想円経路に沿って走行することになるように操舵制御される。
以上が第3の実施形態におけるコントローラ17の操舵制御処理になる。
すなわち、自車両100の位置を基準に、前後の所定距離の範囲内のノードデータ(X,Y)〜(X,Y)を記憶し、また、各車輪速VFL〜VRR、前後加速度Xg、横加速度Yg及びヨーレートφを読込み、さらに、車速Vcを算出する(ステップS1〜ステップS3)。そして、算出した車速Vcとカーブで許容する横G値Yg_limitとに基づいて通過可能道路半径Rn_limitを算出する(ステップS4)。
続いて、車速Vcに応じて第1前方注視点Pを設定する(ステップS5)。なお、第1前方注視点Pの位置を補正しないことから、その補正時に必要になる第1前方注視点Pにおける第1前方注視点位置道路半径Rn_roadの算出(ステップS6)は行わない。
そして、その補正後第1前方注視点P’(=P)における基準経路との横偏差Yを算出する(ステップS8)。
一方、通過可能道路半径Rn_limitの仮想円経路を設定し、補正後第1前方注視点P’におけるその仮想円経路との仮想円経路基準横偏差Y’を算出する(ステップS31)。そして、その算出した仮想円経路基準横偏差Y’に応じた仮想円経路基準第1操舵量δ1’を得て、その仮想円経路基準第1操舵量δ1’を操舵制御量δCとして、操舵アクチュエータ10に出力する(ステップS9、ステップS10)。
次に第3の実施形態における効果を説明する。
前述したように、補正後第1前方注視点P’において仮想円経路との仮想円経路基準横偏差Y’を算出して、この仮想円経路基準横偏差Y’に基づいて仮想円経路基準第1操舵量δ1’を決定することで、補正後第1前方注視点P’において仮想円経路に沿って走行することになるように操舵制御している。そして、前述したように、基準経路を構成する各ノードについて通過可能道路半径R_limitとなるノードを特定し、そのノード(G点)を基準にして仮想円経路を設定している。
これにより、例えば図13に示すように、補正後第1前方注視点P’において基準経路を基準に横偏差Yを得るところを、当該補正後第1前方注視点P’において当該基準経路よりも道路半径が大きく設定した仮想円経路を基準にした基準横偏差Y’を得ている。このようにすることで、図13に示すように、横偏差Yよりも小さい基準横偏差Y’に基づいて操舵制御量を算出することができる。
この結果、カーブに進入する前から横偏差Yが小さく補正されて基準横偏差Y’となっていることから、当該基準横偏差Y’が、自車両が減速してカーブに進入し、その車速に対応した前方注視点が設定され、当該設定された前方注視点に基づいて得られる横偏差に近い値に設定されていることになる。これにより、カーブ進入前後で、操舵制御量を急変することなくなり、円滑に操舵制御を行うことができる。
また、仮想円経路を車両が通過可能な道路半径Rn_limitとなるように設定することで、横偏差を小さく補正する場合でも、道路形状に応じて最適な操舵量を得ることができるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施形態では、所定の自車両の横加速度としての横G値Yg_limitを固定値とし、具体的には、横G値Yg_limitを0.3にしている。しかし、これに限定されるものではない。例えば、図15に示すように、車速が大きくなるほど、横G値Yg_limitを小さくしてもよい。
また、前述の第1の実施形態では、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合で、かつ第1前方注視点Pが前方注視点設定限界点P_limitよりも自車両から遠方にある場合、補正後第1前方注視点P’を、第1前方注視点Pよりも自車両の手前側にある前方注視点設定限界点P_limitに設定している。この場合、絶対位置で考えた場合、今回演算時の補正後第1前方注視点P’が、前回演算時の補正後第1前方注視点P’よりも自車両手前側に移動する、すなわち補正後第1前方注視点P’が逆戻りしてしまう場合がある。このような逆戻りを防止するような処理を行ってもよい。
具体的には、前回演算時の補正後第1前方注視点P’を前回値P’_oldに代入していき、この前回値P’_oldと今回演算時の補正後第1前方注視点P’とを比較し、今回演算時の補正後第1前方注視点P’が前回値P’_oldよりも自車両に近い位置に存在する場合、今回演算時の補正後第1前方注視点P’を前回値P’_oldに設定する。これにより、補正後第1前方注視点P’が逆戻りしてしまうことを防止する。
また、第2の実施形態において補正後第2前方注視点P’を設定する場合も同様な処理を行ってもよい。すなわち、前回演算時の補正後第2前方注視点P’を前回値P’_oldに代入していき、この前回値P’_oldと今回演算時の補正後第2前方注視点P’とを比較し、今回演算時の補正後第2前方注視点P’が前回値P’_oldよりも自車両に近い位置に存在する場合、今回演算時の補正後第1前方注視点P’を前回値P’_oldに設定する。これにより、補正後第2前方注視点P’が逆戻りしてしまうことを防止する。
また、前述の実施形態では、第1前方注視点距離D1及び第2前方注視点距離D2を、図4及び図9を用いて具体的に説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、図16に示すように、第2の実施形態で用いている第2前方注視点距離D2を、車速に対応して増加させていった場合に、ある車速で第1前方注視点距離D1と交差するようにしてもよい。
また、前述の第2の実施形態では、第1前方注視点Pの位置を補正しない場合、すなわち第1前方注視点Pの位置を固定した場合を説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、第1前方注視点Pについても、前述の第1の実施形態のように、通過可能道路半径Rn_limitと第1前方注視点位置道路半径Rn_roadとの比較結果に応じて補正してもよい。このように補正を行った場合、前方注視点設定限界点P_limitに補正された補正後第1前方注視点P’に基づいて得た第1操舵量δ1と補正後第2前方注視点P’に基づいて得た第2操舵量δ2との加算値からなる制御量δCを得ることができる。
また、前述の第3の実施形態では、第1前方注視点Pの位置を補正しない場合、すなわち第1前方注視点Pの位置を固定した場合を説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、前述の第1の実施形態のように、第1前方注視点Pを通過可能道路半径Rn_limitと第1前方注視点位置道路半径Rn_roadとの比較結果に応じて補正してもよい。このように補正を行った場合、その補正後の第1前方注視点P(補正後第1前方注視点P’)において仮想円経路との仮想円経路基準横偏差Y’を算出することができるようになる。
なお、前述の実施形態の説明において、コントローラ17の図2に示すステップS5の処理は、第1前方注視点を自車速が高くなるほど自車両から遠方に設定する第1前方注視点設定手段を実現している。
また、前述したように、車速Vcに基づけば本来であれば第1前方注視点距離D1に基づいて制御目標となる前方注視点P1が設定され、さらにはその前方注視点P1において基準経路との横偏差Yが算出されるところを、通過可能道路半径Rn_limitが第1前方注視点位置道路半径Rn_road未満の場合には、前方注視点が前方側に進行するのを抑制し、前方注視点P1よりも手前側の前方注視点設定限界点P_limitを制御目標となる前方注視点P1’として設定し、その前方注視点P1’において基準経路との横偏差Yを算出している。すなわち、前方注視点P1を補正することで、横偏差Yを補正している。このような処理は、第1前方注視点設定手段が設定した第1前方注視点と基準経路との第1誤差(横偏差Y)を検出する誤差検出手段と、少なくともカーブに進入する手前でカーブ走行路の所定の位置における基準経路との第1誤差が小さくなるように補正する誤差補正手段とを実現している。ここで、所定の位置とは、前方注視点P1である。
また、コントローラ17の図2に示すステップS9及びステップS10の処理は、誤差補正手段が補正した第1誤差に基づいて、基準経路に沿って自車両が走行するように当該自車両の操舵量を算出する操舵量算出手段を実現している。
また、コントローラ17の図2に示すステップS4の処理は、自車両が走行可能な道路半径を算出する走行可能道路半径算出手段を実現しており、コントローラ17の図2に示すステップS6の処理は、第1前方注視点における走行路の道路半径を検出する道路半径検出手段を実現しており、コントローラ17の図2に示すステップS7の処理は、道路半径検出手段が検出した第1前方注視点における道路半径と、走行可能道路半径算出手段が算出した自車両が走行可能な道路半径とを比較する比較手段を実現している。また、コントローラ17の図2に示すステップS7の処理は、比較手段の比較結果が、自車両が走行可能な道路半径が第1前方注視点における道路半径未満になっている場合で、かつ走行可能な道路半径となる走行路位置よりも自車両から遠方に第1前方注視点が存在する場合、走行可能な道路半径となる走行路位置に第1前方注視点の位置を変更する誤差補正手段による処理を実現している。
本発明の実施形態の概略構成図である。 第1の実施形態における操舵制御処理を示すフローチャートである。 道路地図情報の構成(ノードデータ)を説明した図である。 第1前方注視点Pを設定するための特性図である。 第1前方注視点Pにおける第1前方注視点位置道路半径Rn_roadの算出方法の説明に使用した図である。 第1前方注視点Pにおける横偏差Yの算出方法の説明に使用した図である。 第1の実施形態における効果の説明に使用した図である。 第2の実施形態における操舵制御処理を示すフローチャートである。 第2前方注視点Pを設定するための特性図である。 第2前方注視点Pにおける第2前方注視点位置道路半径Rffの算出方法の説明に使用した図である。 第2の実施形態における効果の説明に使用した図である。 第3の実施形態における操舵制御処理を示すフローチャートである。 通過可能道路半径R_limitとなる仮想円経路の設定の説明に使用した図である。 補正後第1前方注視点P’における補正後横偏差Y’の算出方法の説明に使用した図である。 車速に応じて横G値Yg_limitを設定するための特性図である。 第2前方注視点Pを設定するための他の特性図である。
符号の説明
10 操舵アクチュエータ
11FL〜11RR 車輪速センサ
12 前後加速度センサ
13 横加速度センサ
14 ヨーレートセンサ
15 GPS
16 記憶ユニット
17 コントローラ

Claims (8)

  1. 自車両前方に前方注視点を設定し、その前方注視点と自車両の走行目標経路をなす基準経路との横偏差に基づいて操舵量を算出する車両用自動操舵制御装置において、
    前記前方注視点を自車速が高くなるほど自車両から遠方に設定する前方注視点設定手段と、
    少なくともカーブに進入する手前で、自車両が走行可能な道路半径を基に、前記前方注視点設定手段が設定した前方注視点の位置、又は前記基準経路の道路形状情報を変更することで、カーブ路内での前記基準経路と前記前方注視点設定手段が設定した前記前方注視点との横偏差が小さくなるように補正する横偏差補正手段と、
    前記横偏差補正手段が補正した横偏差に基づいて、前記基準経路に沿って自車両が走行するように当該自車両の操舵量を算出する操舵量算出手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用自動操舵制御装置。
  2. 前記前方注視点設定手段が設定した前方注視点における走行路の道路半径を検出する道路半径検出手段と、自車両が走行可能な道路半径を算出する走行可能道路半径算出手段と、前記道路半径検出手段が検出した前記前方注視点における道路半径と、前記走行可能道路半径算出手段が算出した前記自車両が走行可能な道路半径とを比較する比較手段と、自車両位置と前記前方注視点設定手段が設定した前方注視点とを結ぶ直線上で当該自車両位置と当該前方注視点との間に存在しかつ走行路の道路半径が前記自車両が走行可能な道路半径となる前方注視点を仮定する前方注視点仮定手段とを備えており、
    前記横偏差補正手段は、前記比較手段の比較結果が、前記自車両が走行可能な道路半径が前記前方注視点における道路半径未満になっている場合で、かつ前記前方注視点仮定手段が仮定した前方注視点である仮定前方注視点における走行路の道路半径が前記自車両が走行可能な道路半径となっている場合、前記仮定前方注視点に前記前方注視点設定手段が設定した前方注視点の位置を変更することで、前記横偏差の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の車両用自動操舵制御装置。
  3. 自車両前方で自車両から異なる距離に2つの前方注視点を設定し、各前方注視点と前記基準経路との各横偏差に基づいて操舵量を算出するものであり、
    前記前方注視点設定手段は、前記2つの前方注視点をそれぞれ自車速が高くなるほど自車両から遠方に設定し、
    前記道路半径検出手段は、前記前方注視点設定手段が設定した2つの前方注視点のうち自車両から遠方に設定した前方注視点である遠方側前方注視点における走行路の道路半径を検出し、
    前記比較手段は、前記道路半径検出手段が検出した前記遠方側前方注視点における道路半径と、前記走行可能道路半径算出手段が算出した前記自車両が走行可能な道路半径とを比較し、
    前記前方注視点仮定手段は、自車両位置と前記遠方側前方注視点とを結ぶ直線上で当該自車両位置と当該遠方側前方注視点との間に存在しかつ走行路の道路半径が前記自車両が走行可能な道路半径となる遠方側前方注視点を仮定し、
    前記横偏差補正手段は、前記比較手段の比較結果が、前記自車両が走行可能な道路半径が前記遠方側前方注視点における道路半径未満になっている場合で、かつ前記前方注視点仮定手段が仮定した遠方側前方注視点である仮定遠方側前方注視点における走行路の道路半径が前記自車両が走行可能な道路半径となっている場合、前記仮定遠方側前方注視点に前記遠方側前方注視点の位置を変更することで、前記横偏差の補正を行い、
    前記操舵量算出手段は、前記前方注視点設定手段が設定した2つの前方注視点のうち自車両から近辺に設定した前方注視点である近辺側前方注視点と前記基準経路との横偏差、及び前記横偏差補正手段が前記遠方側前方注視点の位置の変更により補正した横偏差に基づいて、前記基準経路に沿って自車両が走行するように当該自車両の操舵量を算出することを特徴とする請求項2記載の車両用自動操舵制御装置。
  4. 前記道路半径検出手段は、さらに、前記近辺側前方注視点における走行路の道路半径を検出し、
    前記比較手段は、さらに、前記道路半径検出手段が検出した前記近辺側前方注視点における道路半径と、前記走行可能道路半径算出手段が算出した前記自車両が走行可能な道路半径とを比較し、
    前記前方注視点仮定手段は、さらに、自車両位置と前記近辺側前方注視点とを結ぶ直線上で当該自車両位置と当該近辺側前方注視点との間に存在しかつ走行路の道路半径が前記自車両が走行可能な道路半径となる近辺側前方注視点を仮定し、
    前記横偏差補正手段は、さらに、前記比較手段の比較結果が、前記自車両が走行可能な道路半径が前記近辺側前方注視点における道路半径未満になっている場合で、かつ前記前方注視点仮定手段が仮定した近辺側前方注視点である仮定近辺側前方注視点における走行路の道路半径が前記自車両が走行可能な道路半径となっている場合、前記仮定近辺側前方注視点に前記近辺側前方注視点の位置を変更することで、前記横偏差の補正を行い、
    前記操舵量算出手段は、前記横偏差補正手段が、前記近辺側前方注視点の位置の変更により補正した横偏差、及び前記遠方側前方注視点の位置の変更により補正した横偏差に基づいて、前記基準経路に沿って自車両が走行するように当該自車両の操舵量を算出することを特徴とする請求項3記載の車両用自動操舵制御装置。
  5. 前記横偏差補正手段は、当該横偏差補正手段が前回の処理で変更した前方注視点の位置に又はその位置よりも自車両から遠方に、前方注視点の位置を今回の処理で変更することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の車両用自動操舵制御装置。
  6. 前記基準経路と前記前方注視点設定手段が設定した前記前方注視点との横偏差を第1の横偏差とし、
    自車両が走行可能な道路半径を算出する走行可能道路半径算出手段と、前記走行可能道路半径算出手段が算出した道路半径となる走行路位置を自車両前方で特定し、その特定した位置に接する仮想の曲線経路を設定する仮想経路設定手段とを備えており、
    前記横偏差補正手段は、前記基準経路の道路形状情報を前記仮想経路設定手段が設定した仮想の曲線経路の道路形状情報に変更して、前記前方注視点設定手段が設定した前方注視点と前記仮想経路設定手段が設定した仮想の曲線経路との第2の横偏差を検出し、前記第1の横偏差を前記第2の横偏差に変更することで、前記第1の横偏差が小さくなるように補正すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の車両用自動操舵制御装置。
  7. 前記走行可能道路半径算出手段は、所定の自車両の横加速度に基づいて当該自車両が走行可能な道路半径を算出することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の車両用自動操舵制御装置。
  8. 前記所定の自車両の横加速度は、カーブで許容される横加速度の限界値であり、
    前記所定の自車両の横加速度は、自車速に応じて設定されるものであることを特徴とする請求項7記載の車両用自動操舵制御装置。
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