JP2001001921A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

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JP2001001921A
JP2001001921A JP11173360A JP17336099A JP2001001921A JP 2001001921 A JP2001001921 A JP 2001001921A JP 11173360 A JP11173360 A JP 11173360A JP 17336099 A JP17336099 A JP 17336099A JP 2001001921 A JP2001001921 A JP 2001001921A
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vehicle
control
steering
traveling
curvature
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JP11173360A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Terada
哲也 寺田
Kenichi Okuda
憲一 奥田
Masafumi Yamamoto
雅史 山本
Masaki Chiba
正基 千葉
Yasuo Kagawa
八洲男 香川
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両走行路の曲率に応じて走行軌跡を目標軌跡
に近づけるための制御ゲインを補正し、走行ラインをト
レースする際に運転者に違和感を与えないようにする。 【解決手段】ステップS9で曲率1/Rが所定値A以上な
らば、ステップS10で制御ゲインマップから制御ゲイ
ンKを設定する。一方、ステップS9で曲率1/Rが所定値
A未満ならば、ステップS11でカウンタをクリアす
る。このカウンタは自車両がカーブ路に進入してからの
時間をカウントする。カーブ路に進入したか否かは、ス
テアリング舵角やヨー角の変化或いは地図情報等に基づ
いて判定される。ステップS12では将来横偏差dy1と
制御ゲインKを乗算して制御トルクDを設定する。ステッ
プS13ではステアリングアクチュエータ7に制御トル
クDを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行軌跡が
目標軌跡に近づくようにステアリング装置を操舵補助す
る車両の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−282033号公報には、走
行車線の中央寄りの走行ライン、或いは右寄りの走行ラ
イン等、運転者の個人差による操舵特性の違いに応じ
て、誘導すべき走行ラインの基準位置を変更する技術が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両走
行路に対する運転者のトレースラインには個人差が大き
な曲率の大きなカーブ路において右寄り或いは左寄りに
走行ラインをトレースすると運転者に違和感を与える可
能性がある。
【0004】そこで本発明は、車両走行路の曲率に応じ
て走行軌跡を目標軌跡に近づけるための制御ゲインを補
正し、走行ラインをトレースする際に運転者に違和感を
与えない車両の操舵装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両の操舵装置は、車両のステアリン
グ装置に操舵補助力を付与する操舵補助手段と、車両走
行路の曲率を検出する曲率検出手段と、車両の走行車線
内の横位置、旋回状態及び車速を検出し、該検出結果に
基づいてその後の車両の走行軌跡を推定する走行軌跡推
定手段と、車両の走行路形状に基づいて目標軌跡を設定
し、前記走行軌跡推定手段にて推定された走行軌跡が該
目標軌跡に近づくように前記操舵補助手段を制御する制
御手段と、前記曲率検出手段にて検出された曲率に基づ
いて前記制御手段による前記走行軌跡を前記目標軌跡に
近づけるための制御ゲインを補正する制御ゲイン補正手
段とを具備する。
【0006】また、好ましくは、前記曲率検出手段にて
検出された曲率が大きいほど、前記制御ゲインを小さく
する。
【0007】また、好ましくは、前記制御ゲインを小さ
くするとは、前記制御手段による制御介入時の不感帯を
大きくすることである。
【0008】また、好ましくは、前記不感帯を大きくす
るとは、推定された走行軌跡と目標軌跡との偏差に応じ
た制御開始閾値を大きくすることである。
【0009】また、好ましくは、前記制御ゲインを小さ
くするとは、推定された走行軌跡と目標軌跡との偏差に
応じた操舵補助力を小さくすることである。
【0010】また、好ましくは、前記制御ゲイン補正手
段は、検出された曲率が所定以上ならば前記制御ゲイン
を小さくする。
【0011】また、好ましくは、自車両の近傍に他車両
が走行中であることを検出する他車両検出手段を更に備
え、自車両の近傍に他車両が走行中ならば前記制御ゲイ
ン補正手段による制御ゲインの補正を禁止する。
【0012】また、本発明に係る車両の操舵装置は、車
両のステアリング装置に操舵補助力を付与する操舵補助
手段と、車両走行路がカーブ路であることを判定するカ
ーブ判定手段と、車両の走行車線内の横位置、旋回状態
及び車速を検出し、該検出結果に基づいてその後の車両
の走行軌跡を推定する走行軌跡推定手段と、車両の走行
路形状に基づいて目標軌跡を推定し、前記走行軌跡推定
手段にて推定された走行軌跡が該目標軌跡に近づくよう
に前記操舵補助手段を制御する制御手段と、前記カーブ
路であると判定されてから所定期間は、それ以外の時に
比べて前記制御手段による前記走行軌跡を前記目標軌跡
に近づけるための制御ゲインが小さくなるように補正す
る制御ゲイン補正手段とを具備する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、曲率検出手段にて検出された曲率に基づいて制
御手段による走行軌跡を目標軌跡に近づけるための制御
ゲインを補正するので、車両走行路の曲率に応じて走行
軌跡を目標軌跡に近づけるための制御ゲインを補正し、
走行ラインをトレースする際に運転者に違和感を与えな
い。
【0014】請求項2の発明によれば、曲率の大きなカ
ーブ路においても走行ラインをトレースする際に運転者
に違和感を与えない。
【0015】請求項3の発明によれば、制御ゲインを小
さくするとは、制御手段による制御介入時の不感帯を大
きくすることであることにより、曲率の大きなカーブ路
において、操舵補助制御への介入度合が低くなるので走
行ラインをトレース際に運転者に違和感を与えない。
【0016】請求項4の発明によれば、不感帯を大きく
するとは、推定された走行軌跡と目標軌跡との偏差に応
じた制御開始閾値を大きくすることであることにより、
曲率の大きなカーブ路において、操舵補助制御への介入
度合が低くなるので走行ラインをトレース際に運転者に
違和感を与えない。
【0017】請求項5の発明によれば、制御ゲインを小
さくするとは、推定された走行軌跡と目標軌跡との偏差
に応じた操舵補助力を小さくすることであることによ
り、運転者自身によるステアリング操作の自由度が大き
くなり、操舵補助制御に対して運転者が違和感を感じる
ことがなくなる。
【0018】請求項6の発明によれば、制御ゲイン補正
手段は、検出された曲率が所定以上ならば前記制御ゲイ
ンを小さくすることにより、違和感を与えにくい曲率で
は操舵補助制御を確実に行なうことができる。
【0019】請求項7の発明によれば、自車両の近傍に
他車両が走行中であることを検出する他車両検出手段を
更に備え、自車両の近傍に他車両が走行中ならば制御ゲ
イン補正手段による制御ゲインの補正を禁止することに
より、運転者自身によるステアリング操作の自由度を大
きくしつつ、他車両が接近している場合には他車両との
接触を確実に回避することができる。
【0020】請求項8の発明によれば、カーブ路である
と判定されてから所定期間は、それ以外の時に比べて制
御手段による走行軌跡を目標軌跡に近づけるための制御
ゲインが小さくなるように補正することにより、カーブ
路走行中は走行軌跡を目標軌跡に近づけるための制御ゲ
インを小さくし、運転者自身によるステアリング操作の
自由度を大きくできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る車両の操舵
装置を、代表的な車両である自動車に搭載した例につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】本実施形態の車両の操舵装置は、自動車の
現在の走行軌跡と目標軌跡とを設定して、走行軌跡が目
標軌跡を逸脱した時に目標軌跡に戻るように(収束する
ように)強制的にステアリング装置に操舵補助力を付与
するもの、目標軌跡を逸脱しそうな状態を検出すると逸
脱方向へのステアリング操作をしないように強制的にス
テアリング装置に操舵補助力を付与するもの、目標軌跡
をトレースするようにステアリング装置に操舵補助力を
付与するもの、或いは目標軌跡をトレースするようにス
テアリング装置を自動制御するものを含んでいる。
【0023】[第1実施形態]図1は、第1実施形態の
車両の操舵装置が搭載された車両のシステム構成を示す
図である。
【0024】図1に示す自動車1において、2は操舵装
置全体を統括制御する制御器である。3は自動車1の前
方の撮像エリア3Fを撮像するCCD(Charge Coupled
Device)カメラ等の撮像デバイスである。4Rは自動車
1の右側方の撮像エリア4SRを撮像するCCD(Charg
e Coupled Device)カメラ等の撮像デバイスであり、4
Lは自動車1の左側方の撮像エリア4SLを撮像するC
CD(Charge CoupledDevice)カメラ等の撮像デバイスで
ある。5は地図情報等を格納し、GPSアンテナ等から
自車両の現在位置を表示するカーナビゲーション装置で
ある。6は自動車1の車速を検出する車速センサであ
る。7は自動車1の操舵を実際に行う機構の一例とし
て、操舵補助力を付与すべく、ステアリングホイール8
に連結されたステアリングシャフトを駆動するモータ等
のステアリングアクチュエータである。
【0025】図2は、第1実施形態の車両の操舵装置の
制御ブロック図であり、制御器2の内部に表わす各ブロ
ックは、制御器2が行う制御動作を入力信号の流れで表
現している。制御器2による実際の制御処理は、予めR
OM(不図示)等に格納されたソフトウエアに従って、
CPU(不図示)が実行する(詳細は後述する)。ま
た、図3は、カーブ路走行中の自動車1と車両走行路R
との位置関係を説明する図である。図4は、直線路走行
中の自動車1と車両走行路Rとの位置関係を説明する図
である。
【0026】図2に示すように、制御器2は、CCDカ
メラ3によって撮像した前方撮像エリア3Fの画像に基
づいて、一般的な手法により自動車1が進行すべき目標
軌跡Y1の推定演算、横偏差dy0及びヨー角yawの検出、車
速センサによる車速Vの検出、車速Vから前方注視距離Lの
推定演算、カーナビゲーション装置の地図情報やVICS情
報からカーブ路の曲率1/Rの検出、CCDカメラ4R、4
Lから自車両の側方に存在する他車両の検出を行う。さ
らに、目標軌跡Y1、横偏差dy0及びヨー角yawと、車速V
から将来横偏差dy1を演算し、曲率1/Rに基づいて制御ゲ
インマップから制御ゲインKを設定し、将来横偏差dy1と
制御ゲインKからステアリングアクチュエータに対する
制御トルクDを設定する。
【0027】図3に示すカーブ路走行中では、グローバ
ル座標系において、自車両の現在の横位置y0、目標軌跡
(車線中央)の現在の走行車線内の横位置Y0、車両到達
時間T後の自車両の走行車線内の横位置y1、車両到達時
間T後の目標軌跡の走行車線内の横位置Y1とすると、車
両到達時間T後の目標軌跡と自車両の横位置の偏差(横
偏差)dy1は以下のように演算される。尚、車両到達時
間Tは自車両が前方注視点に到達するまでにかかると予
測される時間を表している。
【0028】 dy1=Y1-y1 =(ΔY+Y0)-(y0-yaw×L) =ΔY+(Y0-y0)+yaw×L =ΔY+(dy0+yaw×L) 但し、L=T×V、ΔYは目標軌跡の横位置の変化量 また、図4に示す直線路走行中では車両到達時間T後の
目標軌跡と自車両の横位置の偏差(将来横偏差)dy1は
以下のように演算される。尚、図4中では図3と同一の
符号を参照している。
【0029】 dy1=Y1-y1 =Y0-(y0-yaw×L) =(ΔY-y0)+yaw×L =(dy0+yaw×L) 但し、L=T×V、Y1=Y0 ここで、制御ゲインマップに設定する特性曲線として
は、図2に示すように、カーブ路の曲率1/Rが所定値A
までは制御ゲインKが一定で、その後曲率1/Rが大きくな
るほど制御ゲインKが小さくなるように設定しておけ
ば、曲率1/Rが大きいほどステアリングアクチュエータ
7で発生する制御トルクDが小さくなり、曲率1/Rが小さ
いときに比べて、操舵補助制御に対して運転者が違和感
を感じることがなくなる。
【0030】次に、制御器2の制御手順について、図5
を参照して説明する。
【0031】図5は、第1実施形態の車両の操舵装置の
制御手順を示すフローチャートである。
【0032】図5に示すように、ステップS1では、制
御器2はCCDカメラ3、4R、4Lにより撮像された
画像、車速センサ6からの検出信号、カーナビゲーショ
ン装置5からの地図情報等を不図示のRAMに格納し
て、最新のものに更新する。ステップS2では目標軌跡
Y1を推定演算し、ステップS3では横偏差dy0を検出
し、ステップS4ではヨー角yawを検出し、ステップS
5では運転者の視点から前方注視点までの距離である前
方注視距離Lを推定演算する。ここで、運転者が前方を
注視するポイントは、一般に、車速が遅いほど近くに向
けられ、速いほど遠くに向けられることが知られてい
る。そこで、前方注視距離Lは、車速Vに応じて長くなる
前方注視距離Lの特性曲線を、予め不図示のROM等に
ルックアップテーブル(LUT)として格納しておき、
そのLUTを車速センサ6により検出した車速Vに応じ
て参照することにより求めればよい。
【0033】ステップS6では将来横偏差dy1、即ち目
標軌跡Y1と推定演算される走行軌跡y1との偏差を演算す
る。ステップS7ではカーブ路の曲率1/Rを検出する。
【0034】ステップS8では、CCDカメラ4R,4
Lにより撮像された画像から自車両の近傍(側方)に他
車両が走行中か否かを判定する。ステップS8で他車両
が走行中ならば(ステップS8でYES)、他車両がな
いならば(ステップS8でNO)、ステップS9に進
む。
【0035】ステップS9では曲率1/Rが所定値A以上
か否かを判定する。ステップS9で曲率1/Rが所定値A
以上ならば(ステップS9でYES)、ステップS10
で制御ゲインマップから制御ゲインKを設定する。一
方、ステップS9で曲率1/Rが所定値A未満ならば(ス
テップS9でNO)、ステップS11でカウンタをクリ
アする。このカウンタは自車両がカーブ路に進入してか
らの時間をカウントする。カーブ路に進入したか否か
は、ステアリング舵角やヨー角の変化或いは地図情報等
に基づいて判定される。
【0036】ステップS12では将来横偏差dy1と制御
ゲインKを乗算して制御トルクDを設定する(D=dy1×
K)。ステップS13ではステアリングアクチュエータ
7に制御トルクDを出力する。
【0037】ここで、図3及び図4に示す例では、目標
軌跡Y1を車両走行路Rのセンタラインに設定している
が、必要に応じてセンタラインから所定距離だけ離れた
位置に設定してもよい。
【0038】上記第1実施形態において、制御器2は制
御トルクDを演算するのに先立って、車両走行路Rの曲
率1/Rにより制御ゲインKを補正し、目標軌跡に走行軌跡
をトレースする際に(特に曲率の大きなカーブ路におい
て右寄り或いは左寄りに走行ラインをトレースする際
に)運転者に与える違和感をなくすことができる。 [第2の実施形態]第2実施形態では、上述した第1実
施形態における操舵装置を基本構成として、ステアリン
グアクチュエータ7に制御トルクDを出力するときに、
制御ゲインKの大きさを変更する代わりに、予めROM
等に格納している不感帯マップを参照することにより操
舵補助制御への介入度合(制御開始閾値)を補正する。
【0039】従って、以下では第2実施形態の特徴点を
説明して重複説明は省略する。
【0040】図6は、第2実施形態の車両の操舵装置の
制御ブロック図である。
【0041】図6に示すように、制御器2は曲率1/Rに
基づいて不感帯マップから不感帯幅wを設定し、将来横偏
差dy1と不感帯幅wの差に制御ゲインKを乗算してステア
リングアクチュエータに対する制御トルクTを設定す
る。
【0042】ここで、不感帯マップに設定する特性曲線
としては、図6に示すように、カーブ路の曲率1/Rが所
定値Aまでは不感帯幅wが一定で、その後曲率1/Rが大き
くなるほど不感帯幅wが大きくなるように設定しておけ
ば、曲率1/Rが大きいほど不感帯幅wが広く設定されるた
め、操舵補助制御への介入度合が少なくなる(制御開始
閾値が大きくなる)と共に、ステアリングアクチュエー
タ7で発生する制御トルクTが小さくなり、運転者自身
によるステアリング操作の自由度が大きくなる。従っ
て、操舵補助制御に対して運転者が違和感を感じること
がなくなる。
【0043】図7は、第2実施形態の車両の操舵装置の
制御手順を示すフローチャートのうち、図5と異なるス
テップを抜粋して示すフローチャートである。第2実施
形態の制御処理は、ステップS1〜S9,S11までの
処理が図5のフローチャートと同じである。
【0044】図7に示すように、図5のステップS9の
後、ステップT10では曲率1/Rに応じて不感帯マップ
から不感帯幅wを設定し、ステップT11では図5のス
テップS6で演算した将来横偏差dy1が設定された不感
帯幅w以上か否かを判定する。
【0045】ステップT11で将来横偏差dy1が設定さ
れた不感帯幅w以上ならば(ステップT11でYE
S)、ステップT12で制御トルクDを演算し(D=(dy1-
w)×K)、ステップT13で制御トルクDをステアリング
アクチュエータ7に出力する。一方、ステップT11で
将来横偏差dy1が設定された不感帯幅w未満ならば(ステ
ップT11でNO)、操舵補助する必要がないため制御
トルクDを演算しないでリターンする。 [変形例]この変形例では、曲率1/Rが所定値A以上の
カーブ路に入ってから、所定期間Nが経過するまでは、
ステップS12以降の処理に比べて制御ゲインKが小さ
くなるように補正する。
【0046】図8は、本実施形態の変形例の制御処理を
示すフローチャートである。
【0047】図5のステップS9で曲率1/Rが所定値A
以上ならばカーブ路であると判定し、ステップS10で
制御ゲインKを設定した後、図8のステップS10Aで
カウンタ値が所定値N以上か否かを判定する。ステップ
S10Aでカウンタ値が所定値N以上ならば(ステップ
S10AでYES)、ステップS9でYESの後(カー
ブ路の判定後)所定期間Nだけ経過したのでステップS
12以降の処理を実行する。
【0048】一方、ステップS10Aでカウンタ値が所
定値N未満ならば(ステップS10AでNO)、ステッ
プS9でYESの後(カーブ路の判定後)所定期間N経
過していないので、ステップS10Bでカウントアップ
し、ステップS10Cで制御ゲインKをステップS10
で設定される値より小さくして(例えば、K=0.8×K)、
ステップS12以降の処理を実行する。
【0049】この変形例によれば、カーブ進入時に操舵
補助制御への介入度合が少なくなるので、ステアリング
アクチュエータ7で発生する制御トルクTが小さくな
り、運転者自身によるステアリング操作の自由度が大き
くなる。従って、自動的に行われる操舵補助制御に対し
て運転者が違和感を感じることがなくなる。
【0050】尚、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で、上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能で
ある。
【0051】例えば、車両走行路の曲率1/Rを、カーナビ
ゲーション装置ではなく前方CCDカメラ3やITS
(高度交通システム)の磁気ネイル等の路車間通信や他
車両との車車間通信を利用して検出してもよい。
【0052】また、走行軌跡を推定するのに用いる旋回
状態としては、ヨー角の代わりにステアリング舵角でも
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の車両の操舵装置が搭載された車
両のシステム構成を示す図である。
【図2】第1実施形態の車両の操舵装置の制御ブロック
図である。
【図3】カーブ路走行中の自動車1と車両走行路Rとの
位置関係を説明する図である。
【図4】直線路走行中の自動車1と車両走行路Rとの位
置関係を説明する図である。
【図5】第1実施形態の車両の操舵装置の制御手順を示
すフローチャートである。
【図6】第2実施形態の車両の操舵装置の制御ブロック
図である。
【図7】第2実施形態の車両の操舵装置の制御手順を示
すフローチャートである。
【図8】本実施形態の変形例の車両の操舵装置の制御手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動車 2 制御器 3、4R、4L CCDカメラ 5 カーナビゲーション装置 6 車速センサ 7 ステアリングアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 雅史 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 千葉 正基 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 香川 八洲男 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC01 CC08 CC19 CC21 DA03 DA22 DA23 DA27 DA32 DA77 DA81 DA87 DA88 DA90 DC08 DC09 DC22 DC33 DC34 DC40 DD02 DD06 DE09 EB11 EC22 GG01 5H180 AA01 CC04 CC12 FF05 FF22 FF32 LL01 LL02 LL08 LL09 LL15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリング装置に操舵補助力を
    付与する操舵補助手段と、 車両走行路の曲率を検出する曲率検出手段と、 車両の走行車線内の横位置、旋回状態及び車速を検出
    し、該検出結果に基づいてその後の車両の走行軌跡を推
    定する走行軌跡推定手段と、 車両の走行路形状に基づいて目標軌跡を設定、前記走行
    軌跡推定手段にて推定された走行軌跡が該目標軌跡に近
    づくように前記操舵補助手段を制御する制御手段と、 前記曲率検出手段にて検出された曲率に基づいて前記制
    御手段による前記走行軌跡を前記目標軌跡に近づけるた
    めの制御ゲインを補正する制御ゲイン補正手段とを具備
    することを特徴とする車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記曲率検出手段にて検出された曲率が
    大きいほど、前記制御ゲインを小さくすることを特徴と
    する請求項1に記載の車両の操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記制御ゲインを小さくするとは、前記
    制御手段による制御介入時の不感帯を大きくすることで
    あることを特徴とする請求項2に記載の車両の操舵装
    置。
  4. 【請求項4】 前記不感帯を大きくするとは、推定され
    た走行軌跡と目標軌跡との偏差に応じた制御開始閾値を
    大きくすることであることを特徴とする請求項3に記載
    の車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】 前記制御ゲインを小さくするとは、推定
    された走行軌跡と目標軌跡との偏差に応じた操舵補助力
    を小さくすることであることを特徴とする請求項3に記
    載の車両の操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記制御ゲイン補正手段は、検出された
    曲率が所定以上ならば前記制御ゲインを小さくすること
    を特徴とする請求項1に記載の車両の操舵装置。
  7. 【請求項7】 自車両の近傍に他車両が走行中であるこ
    とを検出する他車両検出手段を更に備え、自車両の近傍
    に他車両が走行中ならば前記制御ゲイン補正手段による
    制御ゲインの補正を禁止することを特徴とする請求項1
    に記載の車両の操舵装置。
  8. 【請求項8】 車両のステアリング装置に操舵補助力を
    付与する操舵補助手段と、 車両走行路がカーブ路であることを判定するカーブ判定
    手段と、車両の走行車線内の横位置、旋回状態及び車速
    を検出し、該検出結果に基づいてその後の車両の走行軌
    跡を推定する走行軌跡推定手段と、 車両の走行路形状に基づいて目標軌跡を推定し、前記走
    行軌跡推定手段にて推定された走行軌跡が該目標軌跡に
    近づくように前記操舵補助手段を制御する制御手段と、 前記カーブ路であると判定されてから所定期間は、それ
    以外の時に比べて前記制御手段による前記走行軌跡を前
    記目標軌跡に近づけるための制御ゲインが小さくなるよ
    うに補正する制御ゲイン補正手段とを具備することを特
    徴とする車両の操舵装置。
JP11173360A 1999-06-18 1999-06-18 車両の操舵装置 Pending JP2001001921A (ja)

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