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Description

本発明は、浴室の排水構造に関し、詳しくは浴槽からの排水と浴槽が設置される浴槽床パンからの排水とを排出する排水トラップを備えた浴室の排水構造に関するものである。
従来から浴室ユニットなどの浴室における排水としては、浴槽側の排水、浴槽を設置している浴槽床パンからの排水、洗い場側の排水等の排水があり、いずれの排水にあたっても、排水トラップにより封水して臭気の逆流、虫などの侵入を防止する必要がある。
従来は浴槽側の排水が流れる浴槽側排水トラップ部に浴槽床パンからの排水を流すように構成し、洗い場側の排水を流す洗い場側排水トラップ部に外部に排水するための排水管を接続していた。そして、浴槽からの排水、浴槽床パンからの排水のいずれも浴槽側排水トラップ部から洗い場側排水トラップ部を介して排水管に排水し、また洗い場側の排水は洗い場側排水トラップ部から排水管に排水するようにしていた(例えば特許文献1参照)。浴槽側排水トラップ部には、浴槽からの排水と浴槽が設置してある浴槽床パンからの排水とが流入し、洗い場側排水トラップ部には、洗い場床パンからの排水が流入するようになっている。
この特許文献1に示されるものにおいては、洗い場側排水トラップ部は二重筒構造となっていて、その内筒が臭気の侵入を阻止する隔壁となっているが、浴槽側排水トラップ部にはこのような構成はない。すなわち、浴槽側排水トラップ部は洗い場側排水トラップ部に至る流路までを含めてトラップが構成されており、浴槽側排水トラップ部の内筒は上方から流入する浴槽からの排水と浴槽床パンからの排水とを隔てているだけで臭気の侵入を阻止する隔壁ではないものであった。このため、浴槽側排水トラップ部だけでもトラップが形成されるように洗い場側排水トラップ部と同様の内筒を設けたものが製作された。
浴槽からの排水が浴槽側排水トラップ部に流入する流入口は直接浴槽内と連通接続されると共に浴槽床パンからの排水が流入する流入口は浴槽床パンの底面上に開放されるため、これらの流入口と流入後の流路は別々に形成されるが、浴槽床パンからの排水量は少ないため、この流路にゴミ等の異物が侵入すると排水の流れの勢いが弱くて侵入した異物が溜まってしまうおそれがあった。
特開2003−56036号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、浴槽排水と浴槽床パン排水の流入口および流入後の流路を別々に形成すると共に臭気の侵入を阻止する二重筒構造をした浴槽側排水トラップ部を備えた浴室の排水構造において、浴槽床パン排水の流路にゴミ等の異物が侵入して流れずに溜まってしまうのを防止することができる浴室の排水構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る浴室の排水構造は、浴槽1からの排水と該浴槽1が設置される浴槽床パン21からの排水とが流れる浴槽側排水トラップ部3を備えた浴室の排水構造であって、前記浴槽側排水トラップ部3は、有底筒状をしてその壁面に排水口30を有する外筒31と、外筒31の上開口を閉塞する天蓋部32と、天蓋部32から垂下されて外筒31の内側に配設されると共にその下端と外筒底面31bとの間に間隙35が形成される封水内筒33とを備え、天蓋部32の封水内筒33内に対応する部分に浴槽排水の流入口32aと浴槽床パン排水の流入口32bとを別々に形成し、天蓋部32の前記浴槽床パン排水の流入口32bの周縁より垂下されてその下端が封水内筒33の下端よりも下方に位置して且つ外筒底面31bとの間に小間隙36が形成される浴槽床パン排水用内筒34を設け、天蓋部32の浴槽床パン排水の流入口32bまたは浴槽床パン排水用内筒34内の浴槽床パン排水の流路39に目皿部91を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、目皿部91により、排水量が少なくて侵入したゴミ等の異物が溜まり易い浴槽床パン排水の流路39に異物が侵入するのを阻止することが可能となる。
また本発明の請求項2に係る浴室の排水構造は、浴槽1からの排水と該浴槽1が設置される浴槽床パン21からの排水とが流れる浴槽側排水トラップ部3を備えた浴室の排水構造であって、前記浴槽側排水トラップ部3は、有底筒状をしてその壁面に排水口30を有する外筒31と、外筒31の上開口を閉塞する天蓋部32と、天蓋部32から垂下されて外筒31の内側に配設されると共にその下端と外筒底面31bとの間に間隙35が形成される封水内筒33とを備え、天蓋部32の封水内筒33内に対応する部分に浴槽排水の流入口32aと浴槽床パン排水の流入口32bとを別々に形成し、天蓋部32の前記浴槽床パン排水の流入口32bの周縁より垂下されてその下端が封水内筒33の下端よりも下方に位置して且つ外筒31底面31bとの間に小間隙36が形成される浴槽床パン排水用内筒34を設け、前記浴槽床パン排水用内筒34内の浴槽床パン排水の流路39に上方からの流水により弁体93が下方に回動して前記流路39が開となると共に下方からの流水により弁体が上方に回動して前記流路39が閉となる逆止弁92を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、排水量が少なくて侵入したゴミ等の異物が溜まり易い浴槽床パン排水の流路39に異物が侵入するのを逆止弁92によって抑えることが可能となる。
本発明は、浴槽排水と浴槽床パン排水の流入口および流入後の流路を別々に形成すると共に臭気の侵入を阻止する二重筒構造をした浴槽側排水トラップ部を備えた浴室の排水構造において、目皿部等を設けることで排水量が少なくて異物が溜まり易い浴槽床パン排水の流路にゴミ等の異物が侵入するのを阻止し、異物が溜まるのを防止することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1〜図8は本発明の一実施形態を示す。
浴室を構成する浴室ユニットは、浴槽1を設置する浴槽床パン21と、洗い場床パン22とで構成される床パンの周囲に、壁パネル及びドアを有する出入り口枠とを設置し、壁パネル及び出入り口枠で囲まれた部分の上端部に天井パネルを配設して構成してある。
浴室ユニットからの排水は、浴槽1からの湯水の排水、浴槽1を設置する浴槽床パン21からの湯水の排水、洗い場床パン22からの湯水の排水の3種類の排水があり、本発明においては、この3種類の排水が流れる2種類の排水トラップ、つまり、浴槽1からの排水と浴槽床パン21からの排水とが流れる浴槽側排水トラップ部3と、洗い場床パン22からの排水が流れる洗い場側排水トラップ部8とを備えている。
洗い場床パン22と浴槽床パン21とを備えた床パンの下方には、排水ユニットが設けられている。本実施形態の排水ユニットは、浴槽1からの排水を受ける浴槽側排水トラップ部3と、洗い場床パン22からの排水を受ける洗い場側排水トラップ部8と、浴槽側排水トラップ部3に横引き接続される主排水管路7とで構成されている。
上記浴槽側排水トラップ部3は、有底筒状をしていてその側壁面に排水口30が形成された外筒31と、外筒31の上開口を閉塞する天蓋部32と、天蓋部32から垂下されて外筒31の内側に配設される封水内筒33とで主体が構成されるもので、本実施形態では天蓋部32と封水内筒33は内筒部材5として一体に形成されると共に取付けリング4を介して外筒31に取り付けられる。取付けリング4は、浴槽床パン21の底面に形成した床パン排水口23に嵌入される嵌入筒部41と、嵌入筒部41の上端部から外側に連設されるフランジ部42とからなる。内筒部材5は、筒状をした封水内筒33と、封水内筒33の上開口に形成される天蓋部32と、天蓋部32から垂下される浴槽床パン排水用内筒34(後述する)からなる。浴槽側排水トラップ部3の浴槽床パン21への取付けについて説明する。
まず、外筒31が浴槽床パン21の床パン排水口23の下方に配置され、床パン排水口23の上方から嵌め込まれる取付けリング4の外周面に設けた外ネジ5bを外筒31の上端内周面41aに設けた内ネジ31cにねじ込むことにより、取付けリング4のフランジ部42と外筒31の上端に連設されるフランジ部とで床パン排水口23の口縁部23aが挟持され、これにより外筒31が床パン排水口23に取り付けられた状態となる。
上記外筒31内には、上述したように取付けリング4を介して封止水が貯留される内筒部材5が収納されている。外筒31の底面31bの複数箇所から上方に突出する同じ高さの凸部37が突設されており、内筒部材5の封水内筒33の下端が各凸部37に載置されるようになっている。そして、封水内筒33の下端と外筒31の底面31bとの間の間隙35は、浴槽側排水トラップ部3の外筒31の壁面に形成される排水口30(図2、図4参照)に接続される出口管路部6に連通する連通部となっている。上記のように取付けリング4を外筒31にネジ部5b、31cでねじ固定した際に、取付けリング4の嵌入筒部41の内周面41aが内筒部材5の封水内筒33の上端外周面5a(図7参照)に圧接して、内筒部材5が凸部37に当接した状態で動かないように固定されると共に、内筒部材5の内側と外側とが完全に封止された状態となる。このとき凸部37は内筒部材5内の封水高さを決める基準となるもので、内筒部材5内の封水高さを常に一定にする働きをする。
天蓋部32には、封水内筒33内に対応する部分に浴槽排水の流入口32aと浴槽床パン排水の流入口32bとを別々に形成してあると共に、天蓋部32の前記浴槽床パン排水の流入口32bの周縁からは、下端が封水内筒33の下端よりも下方に位置して且つ外筒31の底面31bとの間に小間隙36が形成される上述した浴槽床パン排水用内筒34が垂下して設けてある。天蓋部32の浴槽排水の流入口32aは浴槽1の排水口(特に図示せず)と連通接続される。また天蓋部32の浴槽床パン排水の流入口32bは、浴槽床パン21の底面31b上に面するように配置される。これにより、浴槽1からの排水は浴槽排水の流入口32aより封水内筒33内の空間(ただし浴槽床パン排水用内筒34内の空間で、浴槽排水の流路38)に流入して浴槽側排水トラップ部3の外筒31内(封水内筒33の内外)に溜まるようになり、浴槽床パン21からの排水は浴槽床パン排水の流入口32bより浴槽床パン排水用内筒34内の空間(浴槽床パン排水の流路39)に流入して外筒31内に溜められるようになる。
そして、浴槽床パン排水の流路39の下端の小間隙36を浴槽排水の流路38の下端の間隙35よりも小さくしてあることで、浴槽排水の流路38を流れる排水が浴槽床パン排水の流路39に逆流し難いようにしてある。
さらに浴槽側排水トラップ部3内からの排水は、浴槽側排水トラップ部3の外筒31の排水口30に接続される出口管路部6を介して主排水管路7へと排出され、さらに建物の外部排水管(図示せず)に排出されるようになっている。なお出口管路部6と主排水管路7とは図4に示す互いに嵌合する嵌合接続部6a,6bを介して配管接続されている。
一方、洗い場側排水トラップ部8の構造は上記浴槽側排水トラップ部3と同様に二重筒構造となっており、対応する部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる点を述べると、洗い場側排水トラップ部8の側面開口部80は浴槽側排水トラップ部3の主排水管路7の一側面部71に設けた流入部72に一体に連結されており、洗い場床パン22からの排水が内筒部材5に流れ込み、下端の連通部から洗い場側排水トラップ部8の側面開口部80を介して浴槽側排水トラップ部3内に流入するようになっている。
ここで、浴槽側排水トラップ部3、洗い場側排水トラップ部8のそれぞれの封水は外筒31内の所定高さまで溜まった水によって行われる。浴槽1及び浴槽床パン21の各所からの排水は浴槽側排水トラップ部3内に一旦滞留してその後、排水トラップを溢れた水が横引き接続された出口管路部6から直線的に配置された主排水管路7へと排水されるようになる。一方洗い場床パン22からの排水は洗い場側排水トラップ部8に一旦、滞留してその後、洗い場側排水トラップ部8を溢れた水が洗い場側排水トラップ部8の側面開口部80から主排水管路7の流入部72へと排水されるようになる。
このとき浴槽1側からの多量の排水が主排水管路7に急激に排水されても、主排水管路7は横方向Aに直線的に延設されているので、洗い場側排水トラップ部8の側面開口部80には主排水管路7からの吸引作用が強くかかることがなくなり、従って、洗い場側排水トラップ部8を封水していた水が一緒に主排水管路7に引き込まれるといった現象をなくすことができ、浴室使用者に不快感を抱かせるような空気流入音が発生することがない。
そして本発明においては、天蓋部32の浴槽床パン排水の流入口32b、または、浴槽床パン排水用内筒34内の浴槽床パン排水の流路39に目皿部91を設けるものである。図1、図3に示す実施形態では天蓋部32の浴槽床パン排水の流入口32bに目皿部91を設けてあるが、浴槽床パン排水の流入口32bの下側の浴槽床パン排水の流路39に設けてもよい。
これにより、浴槽床パン排水の流入口32bから浴槽床パン排水の流路39にゴミ等の異物が侵入して、排水量が少ないために流されずに溜まってしまう(特に小間隙36を越えられずに溜まってしまう)といったことを防止することができる。また、目皿部91上を掃除するだけで溜まった異物を除去することができ、小間隙36に溜まった異物を除去する場合のような面倒な作業がない。
また本実施形態では、浴槽側排水トラップ部3と洗い場側排水トラップ部8とは横方向Aに並設すると共に、浴槽側排水トラップ部3から排出される排水が流れる主排水管路7を横方向Aに直線的に延設してある。これにより、排水トラップ全体の小型化、薄型化を図ることができ、従って、排水トラップ全体の設置スペースを小さくすることが容易となる。また浴槽側排水トラップ部3の主排水管路7は横方向Aに直線的に延設すると共に、洗い場側排水トラップ部8からの排水を主排水管路7の一側面部71に設けた流入部72から流入させるようにしてある。これにより、浴槽1排水時に多量の浴槽1側の排水の流れを妨げるような抵抗力が発生しなくなる。つまり主排水管路7は横方向Aに直線的に延びているため、従来のように排水管路の内面に激しく衝突して流れが乱されたりすることがなくなり、主排水管路7内の圧力損失を減らすことができる。従って、最も排水量の多い浴槽1の排水をスームズに行なうことができると同時に浴槽1の排水が洗い場側排水トラップ部8から洗い場床パン22側に逆流したり、浴槽床パン21側に逆流したりするのを防止できる。
また洗い場排水時には、洗い場側の排水が直線的な主排水管路7の一側面部71から流入する。このとき洗い場側の排水は浴槽1側の排水と比較して排水量が少ないため、洗い場側の排水によって主排水管路7内の排水の流れが大きく乱されるようなことがなく、主排水管路7内のスームズな流れを保つことができる。従って、洗い場側の排水が停滞したり、洗い場床パン22に水が一時的に滞留してしまうといった問題もなくすことができる。そのうえ本実施形態では浴槽側排水トラップ部3からの排水が一段低い出口管路部6を乗り越えて一段高い主排水管路7へと排出されるようにたしので、浴槽1側の排水の流速が出口管路部6で減じられるので、主排水管路7内の排水の流速を弱めることができ、従って、洗い場側の排水が主排水管路7内に流入するときに、大きな衝突が発生しなくなり、合流がスームズに行なわれるようになる。この結果、浴槽1側の排水及び洗い場側の排水をそれぞれスームズに排出できる構造となる。
また本実施形態では、浴槽側排水トラップ部3の主排水管路7の一側面部71に洗い場側排水トラップ部8を一体に取り付けてあり、これにより、浴槽側排水トラップ部3と洗い場側排水トラップ部8と主排水管路7とを一体化して排水ユニットのコンパクト化が図られ、設置スペースを小さくできると共に、配管作業が容易となり、施工性が向上する。
また本実施形態では、浴槽側排水トラップ部3及び洗い場側排水トラップ部8において、上方が開口した容器状をした外筒31を床パン排水口23の下方に配置し、床パン排水口23の上方から嵌め込まれる取付けリング4の外周面に設けた外ネジ5bを外筒31に設けた内ネジ31cにねじ込むことにより外筒31が床パン排水口23に取り付けられ、上記外筒31内に、封止水が貯留される内筒部材5が収納され、外筒31の底面31bから上方に突出する凸部37に内筒部材5の下端を載置すると共に、取付けリング4の内周面41aを内筒部材5の上端外周面5aに圧接させている。ここで凸部37は一定高さの複数の凸部37からなり、各凸部37の上面に内筒部材5の下端を当接させることで内筒部材5の高さが一定に揃えられている。従って、外筒31の底を基準として内筒部材5内の封水高さを決めることができる。つまり、内筒部材5の下端の高さは外筒31の底面31bから突出する凸部37の高さによって決まるので、内筒部材5内の封水高さを常に一定にできる。つまり、排水トラップの施工状態にかかわらず、封水高さが安定化すると共に、法律で決められた封水高さ(50mm以上)の数値を確実にクリアできる。また浴槽1からの大量排水があった場合でも、洗い場側排水トラップ部8の封水切れを確実に防止できるので、空気流入音の発生を抑えて浴室使用者に不快感を抱かせないようにできる。
なお図1に示す実施形態では内筒部材5の下端側に主排水管路7に連通する連通部を形成するにあたって、外筒31の底から立上がる凸部37の相互間を連通部17としているが、勿論これに限らず、例えば、内筒部材5の下端側の一部を穴状に切り欠して連通部17としてもよいものである。
また図8に示すように、内筒部材5の上端外周面5aに、取付けリング4の内周面41aと内筒部材5の上端外周面5aとの間をシールするためのシール部材39を一体に設けてもよい。この場合取付けリング4を嵌め込むだけで、シール部材39によって取付けリング4の内周面41aと内筒部材5の上端外周面5aとの間を確実にシールでき、各排水トラップ2,6の組み立て性が一層よくなる利点がある。
次に、他の実施形態を図9に示すが、図1〜図8に示す上実施形態と大部分において同じであるため、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、浴槽床パン排水用内筒34内の浴槽床パン排水の流路39に、上方からの流水により弁体93が下方に回動して流路39が開となると共に下方からの流水により弁体が上方に回動して流路39が閉となる逆止弁92を設けたものである。
このような逆止弁92を設けることで、弁体93によって異物の侵入を阻止することができて、目皿部を設けた上実施形態と同様に、浴槽床パン排水の流入口32bから浴槽床パン排水の流路39にゴミ等の異物が侵入して、排水量が少ないために流されずに溜まってしまうといったことを防止することができる。
本発明の一実施形態の側面断面図である。 同上の排水ユニットの側面図である。 同上の排水ユニットの側面断面図である。 (a)は同上の排水ユニットを分解した平面図、(b)は組み立て状態の平面図である。 同上の排水ユニットの斜視図である。 同上の排水ユニットの一部破断した斜視図である。 (a)(b)(c)は同上の内筒部材の斜視図、平面図、側面図である。 同上の他例の側面図である。 本発明の他の実施形態の説明図である。
符号の説明
1 浴槽
21 浴槽床パン
3 浴槽側排水トラップ部
30 排水口
31 外筒
31b 底面
32 天蓋部
32a 浴槽排水流入口
32b 浴槽床パン排水流入口
33 封水内筒
34 浴槽床パン排水用内筒
35 間隙
36 小間隙
91 目皿部

Claims (2)

  1. 浴槽からの排水と該浴槽が設置される浴槽床パンからの排水とが流れる浴槽側排水トラップ部を備えた浴室の排水構造であって、前記浴槽側排水トラップ部は、有底筒状をしてその壁面に排水口を有する外筒と、外筒の上開口を閉塞する天蓋部と、天蓋部から垂下されて外筒の内側に配設されると共にその下端と外筒底面との間に間隙が形成される封水内筒とを備え、天蓋部の封水内筒内に対応する部分に浴槽排水の流入口と浴槽床パン排水の流入口とを別々に形成し、天蓋部の前記浴槽床パン排水の流入口の周縁より垂下されてその下端が封水内筒の下端よりも下方に位置して且つ外筒底面との間に小間隙が形成される浴槽床パン排水用内筒を設け、天蓋部の浴槽床パン排水の流入口または浴槽床パン排水用内筒内の浴槽床パン排水の流路に目皿部を設けて成ることを特徴とする浴室の排水構造。
  2. 浴槽からの排水と該浴槽が設置される浴槽床パンからの排水とが流れる浴槽側排水トラップ部を備えた浴室の排水構造であって、前記浴槽側排水トラップ部は、有底筒状をしてその壁面に排水口を有する外筒と、外筒の上開口を閉塞する天蓋部と、天蓋部から垂下されて外筒の内側に配設されると共にその下端と外筒底面との間に間隙が形成される封水内筒とを備え、天蓋部の封水内筒内に対応する部分に浴槽排水の流入口と浴槽床パン排水の流入口とを別々に形成し、天蓋部の前記浴槽床パン排水の流入口の周縁より垂下されてその下端が封水内筒の下端よりも下方に位置して且つ外筒底面との間に小間隙が形成される浴槽床パン排水用内筒を設け、前記浴槽床パン排水用内筒内の浴槽床パン排水の流路に上方からの流水により弁体が下方に回動して前記流路が開となると共に下方からの流水により弁体が上方に回動して前記流路が閉となる逆止弁を設けて成ることを特徴とする浴室の排水構造。
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