JP4595802B2 - 金属成形体とその製造方法 - Google Patents

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本発明は、彫刻や切削等の細工を容易に行うことのできる金属成形体と、その金属成形体の製造方法に関するものである。
従来、この種の金属成形体として、銅、銀、ニッケル、アルミニウム、亜鉛、錫、鉄等の単体或いは2種以上の混合物又はそれらの合金よりなる平均粒径5〜40μmの金属粉92〜96重量%を主材とし、これに少なくとも接着剤として高密度ポリエチレン及びエチレン酢酸ビニール共重合体を混練し、可塑剤としてマイクロクリスタリンワックス及びパラフィンワックスを混練し、更に必要に応じてポロプロピレン、カルナバワックス、ステアリン酸などを混練した数種の有機バインダ8〜4重量%を混練し、更に適宜の形状に成形して混練成形体とする美術工芸用の金属材料(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。
このように構成された美術工芸用の金属材料は、上記金属粉92〜96重量%を主材とし、これに上記数種の有機バインダ8〜4重量%を混練し、更に適宜の形状に成形して混練成形体とすることにより製造される。この美術工芸用の金属材料には、任意の彫刻や切削等の細工が施された後、線収縮率を10%に抑える条件で脱脂と焼結をする熱処理を施して仕上げられる。ここで脱脂とは、230〜300℃程度で4〜6時間大気中で加熱処理することであり、焼結とは、700〜1000℃の高温で2〜3時間加熱処理することである。
特公平6−37642号公報(請求項1及び2、明細書第3頁左欄第14行目〜第18行目)
しかし、上記従来の特許文献1に示された美術工芸用の金属材料では、主材である金属粉の平均粒径を5〜40μmという1つの範囲に設定しているため、金属密度が低く、焼成時の線収縮率が大きくなる不具合があった。
また、上記従来の特許文献1に示された美術工芸用の金属材料では、脱脂温度が230〜300℃と低く、焼成工程が700〜1000℃と高いため、熱処理温度を2段階に変更しなければならず、熱処理工程が煩わしい問題点もあった。
本発明の第1の目的は、脱脂及び焼成時間を短縮できるとともに、脱脂及び焼成工程を含む熱処理工程を単純化できる、金属成形体の製造方法を提供することにある。
本発明の第の目的は、金属密度を高くすることにより焼成時の線収縮率を低減できる、金属成形体とその製造方法を提供することにある。
請求項に係る発明は、金属粒子を主材とし、残部に有機バインダを含む金属成形体の改良である。
その特徴ある構成は、金属粒子が、平均粒径3〜8μmの第1金属粒子と平均粒径15〜25μmの第2金属粒子と平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子の混合粒子からなり、第1金属粒子が25〜75重量%含まれ、第2金属粒子が50〜20重量%含まれ、第3金属粒子が25〜5重量%含まれることを特徴とする。
この請求項に記載された金属成形体では、第1金属粒子に、この第1金属粒子より平均粒径の大きい第2金属粒子と、第1金属粒子より平均粒径の小さい第3金属粒子とを混合することにより、金属粒子の充填密度が請求項3の金属粒子の充填密度より高くなるので、有機バインダの含有量を更に少なくできる。これにより所定のデザインを切削した金属成形体を脱脂及び焼成すると、その脱脂及び焼成時間を更に短縮できるとともに、焼成時の線収縮率を更に低減できる。
請求項に係る発明は、アトマイズ法により平均粒径3〜8μmの第1金属粒子と平均粒径15〜25μmの第2金属粒子とを作製する工程と、アトマイズ法又は湿式還元法により平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子を作製する工程と、第1金属粒子と第2金属粒子と第3金属粒子と有機バインダとを混合する工程と、混合物を50〜200MPaの圧力で0.5〜120秒間プレス成形する工程と、このプレス成形物を大気中で5〜120℃の温度に1〜48時間保持して乾燥する工程とを含む金属成形体の製造方法である。
この請求項に記載された金属成形体の製造方法では、第1金属粒子が、この第1金属粒子より平均粒径の大きい第2金属粒子間に入り込み、第1及び第2金属粒子間に、第1金属粒子より平均粒径の小さい第3金属粒子が入り込むので、金属粒子の充填密度を請求項7の金属粒子の充填密度より高くすることができる。これにより所定のデザインを切削した金属成形体を脱脂及び焼成すると、その脱脂及び焼成時間を更に短縮できるとともに、焼成時の線収縮率を更に低減できる。
以上述べたように、本発明によれば、金属粒子が、平均粒径3〜8μmの第1金属粒子と平均粒径15〜25μmの第2金属粒子と平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子の混合粒子からなり、第1金属粒子を25〜75重量%含み、第2金属粒子を50〜20重量%含み、第3金属粒子を25〜5重量%含めば、第1金属粒子が、この第1金属粒子より平均粒径の大きい第2金属粒子間に入り込み、第1及び第2金属粒子間に、第1金属粒子より平均粒径の小さい第3金属粒子が入り込むので、金属粒子の充填密度が更に高くなり、有機バインダの含有量を更に少なくできる。この結果、所定のデザインを切削した金属成形体を脱脂及び焼成すると、その脱脂及び焼成時間を更に短縮できるとともに、焼成時の線収縮率を更に低減できる。
更にアトマイズ法により平均粒径3〜8μmの第1金属粒子と平均粒径15〜25μmの第2金属粒子とを作製し、湿式還元法により平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子を作製し、第1金属粒子と第2金属粒子と第3金属粒子と有機バインダとを混合し、この混合物をプレス成形した後に乾燥させれば、第1金属粒子が、この第1金属粒子より平均粒径の大きい第2金属粒子間に入り込み、第1及び第2金属粒子間に、第1金属粒子より平均粒径の小さい第3金属粒子が入り込むので、金属粒子の充填密度を更に高くすることができる。この結果、所定のデザインを切削した金属成形体を脱脂及び焼成すると、その脱脂及び焼成時間を更に短縮できるとともに、焼成時の線収縮率を更に低減できる。
次に本発明を実施するための最良の形態を参考の形態とともに図面に基づいて説明する。
参考の形態>
金属成形体は、金属粒子を主材とし、残部に有機バインダを含む。この参考の形態では、金属粒子は銀粒子であり、有機バインダは、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、デキストリン及びカゼインからなる群より選ばれた1種又は2種以上のバインダである。この有機バインダには、フタル酸エステル、リン酸エステル、アジピン酸エステル及びセバシン酸エステルからなる群より選ばれた1種又は2種以上の可塑剤を添加することが好ましい。フタル酸エステルとしては、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル、フタル酸ジノルマルオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソデシル等が挙げられ、アジピン酸エステルとしては、リン酸エステルとしては、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル、リン酸トリス(2-エチルヘキシル)、リン酸トリス(ブトキシエチル)、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリキシレニル、リン酸クレジルジフェニル、リン酸-2-エチルヘキシルジフェニル等が挙げられる。アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソノニル等が挙げられ、セバシン酸エステルとしては、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル等が挙げられる。また上記有機バインダは、金属粒子99.7〜97重量%、好ましくは99.5〜98重量%に対して、0.3〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量%含まれ、上記可塑剤は、有機バインダ100重量%に対して、0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%含まれる。ここで、有機バインダとしてウレタン樹脂を用いれば、ウレタン樹脂の柔軟性及び高接着性を金属成形体に付与でき、有機バインダとしてウレタン樹脂以外の樹脂を用いれば、金属成形体の柔軟性が乏しくなって切削性能が低下するけれども少量の使用で高接着性を金属成形体に付与でき、更に可塑剤を添加すれば、金属成形体に柔軟性を付与できるとともに金属成形体の切削性能を向上できる。なお、有機バインダの含有割合を0.5〜2重量%の範囲に限定したのは、柔軟性及び高接着性の双方、或いは高接着性を金属成形体に付与するためである。また可塑剤の添加割合を0.5〜30重量%の範囲に限定したのは、0.5重量%未満では金属成形体の切削性能を向上できず、30重量%を越えると金属成形体が脆くなり切削時に容易に折れたり或いは割れてしまうからである。
金属粒子は、平均粒径3〜8μm、好ましくは4〜7μmの第1金属粒子と、平均粒径15〜25μmの第2金属粒子との混合粒子からなり、第1金属粒子は25重量%以上かつ100重量%未満、好ましくは50〜85重量%含まれ、第2金属粒子は0重量%を越えかつ75重量%以下、好ましくは15〜50重量%含まれる。ここで、第1金属粒子の平均粒径を3〜8μmの範囲に限定したのは、3μm未満では金属成形体の密度を高くすることができず焼成時の線収縮率が大きくなってしまい、8μmを越えると低温で焼結できなくなって低温焼結性が低下してしまうからである。また第2金属粒子の平均粒径を15〜25μmの範囲に限定したのは、15μm未満では平均粒径の異なる2種類の金属粒子を混合することによる高密度化の効果が発現せず、25μmを越えるとデザインを施すための切削時にカッター等の刃が金属成形体に引っ掛かったり金属成形体の表面を滑らかにすることが難しいからである。更に第1金属粒子の含有量を25重量%以上かつ100重量%未満の範囲に限定し、第2金属粒子の含有量を0重量%を越えかつ75重量%以下の範囲に限定したのは、第1金属粒子が25重量%未満でありかつ第2金属粒子が75重量%を越えると、低温で焼結できなくなって低温焼結性が低下してしまうからである。一方、上記金属成形体は、加圧成形により、表面に位置し真球度が95%を越える金属粒子のうち、真球度が80〜95%に変化した金属粒子を5〜20%、好ましくは8〜15%含む。ここで、真球度が80〜95%に変化した金属粒子の含有量を5〜20%の範囲に限定したのは、5%未満では低温焼結化の効果が小さく、20%を越えるとデザインを施すための切削時にカッター等の刃が金属成形体に引っ掛かったり表面の焼結が速く進行し過ぎて金属成形体に膨れが発生してしまうからである。
このように構成された金属成形体を製造する方法を説明する。
先ず水アトマイズ法、ガスアトマイズ法等のアトマイズ法により、平均粒径3〜8μm、好ましくは4〜7μmの第1金属粒子と、平均粒径15〜25μmの第2金属粒子を作製する。ここで、第1及び第2金属粒子をアトマイズ法で作製するのは、第1及び第2金属粒子の表面に付着する不純物が少なく、焼結し易いからである。次いで25重量%以上かつ100重量%未満、好ましくは50〜85重量%の第1金属粒子と、0重量%を越えかつ75重量%以下、好ましくは15〜50重量%の第2金属粒子とを混合する。第1及び第2金属粒子の混合には、乳鉢、ボールミル、ロッキングミキサ、Vブレンダー、シェーカーなどが用いられるが、粉末の乾式混合に適するものであればどのような混合手段を用いてもよい。上記第1及び第2金属粒子の混合粉末と有機バインダとを混合する。有機バインダは、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、デキストリン及びカゼインからなる群より選ばれた1種又は2種以上のバインダであり、第1及び第2金属粒子の合計量99.7〜97重量%、好ましくは99.5〜98重量%に対して、0.3〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量%混合する。また有機バインダには、金属成形体の切削性能を向上させるために、フタル酸エステル、リン酸エステル、アジピン酸エステル及びセバシン酸エステルからなる群より選ばれた1種又は2種以上の可塑剤を添加してもよい。ここで、有機バインダとして、ウレタン樹脂バインダを用いる場合、セランダーDB−17、セランダーDB−19、セランダーDB−20((株)ユケン工業製)などを用いることが好ましい。また上記有機バインダは、水、アルコール(エタノール)、ケトン、トルエン、キシレン等の溶剤に溶解していても、或いはエマルジョンとなっていてもよい。
上記有機バインダの混合割合は溶剤を含まない正味の混合割合である。また上記第1及び第2金属粒子の混合粉末と有機バインダとの混合物は、有機バインダで第1及び第2金属粒子が接着された比較的粒径の大きな粉末状であり、必要に応じて開口径0.5〜1.2mmのふるいを通して再造粒することが好ましい。この再造粒により、プレス成形時に上記粉末状の混合物を取扱い易くなる。次に上記混合物を、50〜200MPa、好ましくは75〜150MPaの圧力で、0.5〜120秒間、好ましくは5〜60秒間、更に好ましくは10〜30秒間プレス成形する。ここで、混合物のプレス成形時の圧力を50〜200MPaの範囲に限定し、混合物のプレス成形時間を0.5〜120秒間の範囲に限定したのは、上記(a)の記載と同様の理由による。更にこのプレス成形物を、大気中で5〜120℃、好ましくは25〜80℃の温度に、1〜48時間、好ましくは2〜24時間保持して乾燥する。ここで、プレス成形物の乾燥温度を5〜120℃の範囲に限定したのは、上記(a)の記載と同様の理由による。またプレス成形物の乾燥時間を1〜48時間の範囲に限定したのは、上記(a)の記載と同様の理由による。なお、上記第1及び第2金属粒子の混合粉末と有機バインダとの混合物に離型剤を添加してもよく、或いはプレス成形型に離型剤を塗布してもよい。
このように製造された金属成形体では、有機バインダが、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等のバインダであるので、金属粘土の乾燥体と同等か或いはそれ以上の切削性及び強度(硬度及び可塑性)を有する。この結果、金属成形体に所望のデザインを容易に切削できるとともに、金属成形体を比較的容易に取扱うことができる。
また金属成形体に含まれる有機バインダが、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等のバインダであり、第1金属粒子が、この第1金属粒子より平均粒径の大きい第2金属粒子間に入り込むことにより、金属粒子の充填密度が高くなって、有機バインダの含有量が少なくなり、かつ金属成形体をプレス成形しているため、所定のデザインを切削した金属成形体を脱脂及び焼成すると、その脱脂及び焼成時間を更に短縮できるとともに、焼成時の線収縮率を更に低減できる。
更に金属成形体を焼成して得られた焼成体の密度も高いため、金属単体としての性質、例えば金属特有の重量感や光沢を容易に出すことができる。
<実施の形態>
金属粒子は、平均粒径3〜8μm、好ましくは4〜7μmの第1金属粒子と、平均粒径15〜25μmの第2金属粒子と、平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子の混合粒子からなり、第1金属粒子は25〜75重量%、好ましくは40〜60重量%含まれ、第2金属粒子は50〜20重量%、好ましくは45〜30重量%含まれ、第3金属粒子は25〜5重量%、好ましくは15〜10重量%含まれる。この第1〜第3金属粒子の混合には、乳鉢、ボールミル、ロッキングミキサ、Vブレンダー、シェーカーなどが用いられるが、粉末の乾式混合に適するものであればどのような混合手段を用いてもよい。また第3金属粒子の平均粒径を0.5〜1μmの範囲に限定したのは、0.5μm未満では第3金属粒子の表面積が大きくなって多くのバインダを必要とし高密度化できず、1μmを越えると第1金属粒子の平均粒径と大差がなくなって添加効果を期待できないからである。更に第3金属粒子の含有量を25〜5重量%の範囲に限定したのは、この範囲外では金属粒子の充填密度が低下するからである。一方、上記金属成形体は、加圧成形により、表面に位置し真球度が95%を越える金属粒子のうち、真球度が80〜95%に変化した金属粒子を5〜20%、好ましくは8〜15%含む。ここで、真球度が80〜95%に変化した金属粒子の含有量を5〜20%の範囲に限定したのは、上記参考の形態と同様の理由による。
このように構成された金属成形体を製造する方法を説明する。
先ず水アトマイズ法、ガスアトマイズ法等のアトマイズ法により、平均粒径3〜8μm、好ましくは4〜7μmの第1金属粒子と、平均粒径15〜25μmの第2金属粒子を作製する。ここで、第1及び第2金属粒子をアトマイズ法で作製するのは、参考の形態の(b)と同様の理由による。一方、アトマイズ法又は湿式還元法により平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子を作製する。ここで、第3金属粒子を湿式還元法で作製した場合、このサイズの金属粒子を作り易く、焼結性もアトマイズ法により作製された金属粒子と遜色のない金属粒子を作製できるという利点がある。次いで第1金属粒子25〜75重量%、好ましくは40〜60重量%と、第2金属粒子50〜20重量%、好ましくは45〜30重量%と、第3金属粒子25〜5重量%、好ましくは15〜10重量%とを混合する。この第1〜第3金属粒子の混合には、乳鉢、ボールミル、ロッキングミキサ、Vブレンダー、シェーカーなどが用いられるが、粉末の乾式混合に適するものであればどのような混合手段を用いてもよい。上記第1〜第3金属粒子の混合粉末と有機バインダとを混合する。有機バインダは、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、デキストリン及びカゼインからなる群より選ばれた1種又は2種以上のバインダであり、第1〜第3金属粒子の合計量99.7〜97重量%、好ましくは99.25〜97.5重量%に対して、0.3〜3重量%、好ましくは0.75〜2.5重量%混合する。また有機バインダには、金属成形体の切削性能を向上させるために、フタル酸エステル、リン酸エステル、アジピン酸エステル及びセバシン酸エステルからなる群より選ばれた1種又は2種以上の可塑剤を添加してもよい。
ここで、上記有機バインダは、溶剤に溶解していても、或いはエマルジョンとなっていてもよい。上記有機バインダの混合割合は溶剤を含まない正味の混合割合である。また上記第1〜第3金属粒子の混合粉末と有機バインダとの混合物は、有機バインダで第1〜第3金属粒子が接着された比較的粒径の大きな粉末状であり、必要に応じて開口径0.5〜1.2mmのふるいを通して再造粒することが好ましい。この再造粒により、プレス成形時に上記粉末状の混合物を取扱い易くなる。次に上記混合物を、50〜200MPa、好ましくは75〜150MPaの圧力で、0.5〜120秒間、好ましくは5〜60秒間、更に好ましくは10〜30秒間プレス成形する。ここで、混合物のプレス成形圧力を50〜200MPaの範囲に限定し、混合物のプレス成形時間を0.5〜120秒間の範囲に限定したのは、参考の形態の記載と同様の理由による。更にこのプレス成形物を、大気中で5〜120℃、好ましくは25〜80℃の温度に、1〜48時間、好ましくは2〜24時間保持して乾燥する。ここで、プレス成形物の乾燥温度を5〜120℃の範囲に限定し、プレス成形物の乾燥時間を1〜48時間の範囲に限定したのは、参考の形態の記載と同様の理由による。なお、上記第1〜第3金属粒子の混合粉末と有機バインダとの混合物に離型剤を添加してもよく、或いはプレス成形型に離型剤を塗布してもよい。
このように製造された金属成形体では、有機バインダが、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等のバインダであるので、金属粘土の乾燥体と同等か或いはそれ以上の切削性及び強度(硬度及び可塑性)を有する。この結果、金属成形体に所望のデザインを容易に切削できるとともに、金属成形体を比較的容易に取扱うことができる。
また金属成形体に含まれる有機バインダが、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等のバインダであり、第1金属粒子が、この第1金属粒子より平均粒径の大きい第2金属粒子間に入り込み、第1及び第2金属粒子間に、第1金属粒子より平均粒径の小さい第3金属粒子が入り込むことにより、金属粒子の充填密度が更に高くなって、有機バインダの含有量が更に少なくなり、かつ金属成形体をプレス成形しているため、所定のデザインを切削した金属成形体を脱脂及び焼成すると、その脱脂及び焼成時間を更に短縮できるとともに、焼成時の線収縮率を更に低減できる。
更に金属成形体を焼成して得られた焼成体の密度も更に高いため、金属単体としての性質、例えば金属特有の重量感や光沢を容易に出すことができる。
なお、上記参考の形態及び実施の形態では、金属粒子として銀粒子を挙げたが、金粒子、白金粒子、銅粒子、ニッケル粒子などでもよい。
また、上記参考の形態及び実施の形態では、銀粒子を含む金属成形体の脱脂及び焼成温度を500〜930℃、好ましくは550〜900℃の範囲内の温度に設定したが、金粒子を含む金属成形体では、脱脂及び焼成温度を500〜950℃、好ましくは550〜920℃の範囲内の温度に設定し、白金粒子を含む金属成形体では、脱脂及び焼成温度を600〜1700℃、好ましくは800〜1000℃の範囲内の温度に設定する。また銅粒子を含む金属成形体では、脱脂及び焼成温度を500〜980℃、好ましくは550〜920℃の範囲内の温度に設定し、ニッケル粒子を含む金属成形体では、脱脂及び焼成温度を500〜1300℃、好ましくは550〜1000℃の範囲内の温度に設定する。
更に、上記参考の形態及び実施の形態では、脱脂温度を焼成温度と同一とし、脱脂時間を0.5〜2分間、好ましくは1〜1.5分間としたが、脱脂温度を焼成温度より低い300〜700℃、好ましくは350〜450℃とし、脱脂時間は0.5〜2分間、好ましくは1〜1.5分間としてもよい。一方、金属粒子として金粒子、銅粒子又はニッケル粒子を用いる場合には、脱脂温度を焼成温度より低い300〜700℃、好ましくは350〜450℃とし、脱脂時間は0.5〜2分間、好ましくは1〜1.5分間としてもよく、金属粒子として白金粒子を用いる場合には、脱脂温度を焼成温度より低い300〜900℃、好ましくは350〜450℃とし、脱脂時間は0.5〜2分間、好ましくは1〜1.5分間としてもよい。
次に本発明の実施例を参考例及び比較例とともに詳しく説明する。
参考例1>
平均粒径5μmの第1銀粒子75重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子25重量%とをロッキングミキサで10分間混合し、ウレタン樹脂バインダ((株)ユケン工業製:セランダーDB−17)を第1及び第2金属粒子の合計量99.25重量%に対して0.75重量%添加し、乳鉢にて10分間混合した。この混合物を開口径0.85mmのふるいにかけ、粒径が0.85mm以下の混合物を所定の形状の金型に充填して、100MPaのプレス圧にて30秒間成形し、この成形体を大気中60℃で24時間乾燥させて金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例1とした。
参考例2>
平均粒径5μmの第1銀粒子のみを用い、平均粒径20μmの第2銀粒子を用いなかったこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例2とした。
参考例3>
平均粒径5μmの第1銀粒子50重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子50重量%とを混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例3とした。
参考例4>
平均粒径5μmの第1銀粒子25重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子75重量%とを混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例4とした。
<実施例
平均粒径5μmの第1銀粒子25重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子50重量%と、平均粒径0.8μmの第3銀粒子25重量%を混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を実施例とした。
<実施例
平均粒径5μmの第1銀粒子75重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子20重量%と、平均粒径0.8μmの第3銀粒子5重量%を混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を実施例とした。
参考例5
ウレタン樹脂バインダを第1及び第2金属粒子の合計量99.7重量%に対して0.3重量%添加したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例5とした。
参考例6
ウレタン樹脂バインダを第1及び第2金属粒子の合計量97重量%に対して3重量%添加したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例6とした。
参考例7
粒径0.85mm以下の混合物を所定の形状の金型に充填して、50MPaのプレス圧にて30秒間成形したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例7とした。
参考例8
粒径0.85mm以下の混合物を所定の形状の金型に充填して、200MPaのプレス圧にて30秒間成形したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例8とした。
参考例9
第1銀粒子の替えて第1金粒子を用い、第2銀粒子に替えて第2金粒子を用いたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例9とした。
参考例10
第1銀粒子の替えて第1白金粒子を用い、第2銀粒子に替えて第2白金粒子を用いたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例10とした。
参考例11
バインダとしてフェノール樹脂を用い、更にフェノール樹脂100重量%に対しリン酸トリフェニルを15重量%加えたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例11とした。
参考例12
バインダとしてエポキシ樹脂を用い、更にエポキシ樹脂100重量%に対しリン酸トリキシレニルを15重量%加えたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例12とした。
参考例13
バインダとしてスチレン樹脂を用い、更にスチレン樹脂100重量%に対しフタル酸ジ-2-エチルヘキシルを10重量%加えたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例13とした。
参考例14
バインダとしてアクリル樹脂を用い、更にアクリル樹脂100重量%に対しフタル酸ジイソノニルを10重量%加えたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例14とした。
参考例15
バインダとしてポリビニルアルコールを用い、更にポリビニルアルコール100重量%に対しセバシン酸ジオクチルを8重量%加えたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例15とした。
参考例16
バインダとしてデキストリン及びカゼイン等量混合物を用い、更にこの等量混合物100重量%に対しアジピン酸ジオクチルを15重量%加えたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例16とした。
参考例17
第1銀粒子に替えて第1銅粒子を用い、第2銀粒子に替えて第2銅粒子を用いたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例17とした。
参考例18
第1銀粒子に替えて第1ニッケル粒子を用い、第2銀粒子に替えて第2ニッケル粒子を用いたこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を参考例18とした。
<比較例1>
平均粒径5μmの第1銀粒子20重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子80重量%とを混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例1とした。
<比較例2>
平均粒径5μmの第1銀粒子30重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子40重量%と、平均粒径0.8μmの第3銀粒子30重量%とを混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例2とした。
<比較例3>
平均粒径5μmの第1銀粒子85重量%と、平均粒径20μmの第2銀粒子10重量%と、平均粒径0.8μmの第3銀粒子5重量%とを混合したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例3とした。
<比較例4>
ウレタン樹脂バインダを第1及び第2金属粒子の合計量99.8重量%に対して0.2重量%添加したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例4とした。
<比較例5>
ウレタン樹脂バインダを第1及び第2金属粒子の合計量96重量%に対して4重量%添加したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例5とした。
<比較例6>
粒径0.85mm以下の混合物を所定の形状の金型に充填して、40MPaのプレス圧にて30秒間成形したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例6とした。
<比較例7>
粒径0.85mm以下の混合物を所定の形状の金型に充填して、250MPaのプレス圧にて30秒間成形したこと以外は、参考例1と同様にして金属成形体を作製した。この金属成形体を比較例7とした。
<比較試験1及び評価>
実施例1及び2と参考例1〜18と比較例1〜7の金属成形体の彫刻刀、カッタ、ルータ等による切削性を試験した。具体的には、項目Aとして刃を金属成形体に入れるときの入り易さを、項目Bとして切削中の刃の運び易さを、項目Cとして切削面の美しさをそれぞれ評価し、その結果を表1に示した。なお、表1の項目Aにおいて、『◎』は軽い力で切削できたことを示し、『○』は軽くはないが切削できることを示し、『×』は成形体が硬く切削が難しかったことを示す。また表1の項目Bにおいて、『◎』は滑らかで削り心地が良かったことを示し、『○』は滑らかだが少し力を要したことを示し、『×』は切削中に刃が引っ掛かったことを示す。更に表1の項目CAにおいて、『◎』は刃の入った通りに切削できたことを示し、『○』は多少乱れるが気にならない程度であったことを示し、『×』は必要以上に削れてしまいイメージが崩れたことを示す。
一方、実施例1及び2と参考例1〜18と比較例1〜7の金属成形体から縦×横×長さが2mm×4.8mm×44mmの棒状成形体をそれぞれ作製し、棒状成形体の両端を支持して中央部に荷重を加える3点曲げ試験を行い、棒状成形体が破壊したときの荷重を測定した。この破壊荷重から破壊時の曲げモーメントを算出し、この破壊時の曲げモーメントを断面係数で割って得られた曲げ強さを表1に示した。
また、実施例1及び2と参考例1〜18と比較例1〜7の金属成形体を800℃の電気炉に入れて10分間焼成した。これらの焼成体の線収縮率、密度、変形及び焼結状態をそれぞれ測定して表1に示した。但し、参考例17及び18においては電気炉内に窒素若しくはアルゴンガスを導入し不活性雰囲気で焼成することにより焼成体の酸化を防止した。なお、真密度に近いほど完成度が高いため、密度は、(実測密度/真密度)×100(%)から算出した密度比(%)として表1に示した。また等方的に収縮しないとイメージを損ねるため、真球の金属成形体を焼成し、変形は、[(焼成後の最大径−焼成後の最小径)/焼成後の最大径]×100(%)から算出した変形率(%)として表1に示した。更に焼結状態は、電子顕微鏡で観察して焼結の可否を表1に示した。この表1の焼結の可否において、『○』は焼結が確認されたことを示し、『×』は焼結が不十分であったことを示す。
Figure 0004595802
表1から明らかなように、切削性能の項目Aについては、比較例5及び7が『×』であり、項目Bについては、比較例1、2及び7が『×』であり、項目Cについては、比較例2、4及び6が『×』であったのに対し、実施例1及び2と参考例1〜18は項目A〜Cについて、全て『◎』又は『○』であった。
また、抗折強度については、比較例2、4及び6が0.19〜0.33MPaと低かったのに対し、実施例1及び2と参考例1〜18は0.38〜0.53MPaと高かった。
また、線収縮率については、比較例2及び6が7.6%及び8.0%と大きかったのに対し、実施例1及び2と参考例1〜18は3.1〜6.8%と小さかった。
また、密度比については、比較例1及び5が83%及び84%と低かったのに対し、実施例1及び2と参考例1〜18は85〜93%と高かった。
また変形率については、比較例2、3、5及び6が3.5〜4.2%と大きかったのに対し、実施例1及び2と参考例1〜18は0.6〜1.8%と小さかった。
更に焼結の可否については、比較例1、3、5及び7が『×』であったのに対し、実施例1及び2と参考例1〜18は全て『○』であった。

Claims (2)

  1. 金属粒子を主材とし、残部に有機バインダを含む金属成形体において、
    前記金属粒子が、平均粒径3〜8μmの第1金属粒子と平均粒径15〜25μmの第2金属粒子と平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子の混合粒子からなり、前記第1金属粒子が25〜75重量%含まれ、前記第2金属粒子が50〜20重量%含まれ、前記第3金属粒子が25〜5重量%含まれることを特徴とする金属成形体。
  2. アトマイズ法により平均粒径3〜8μmの第1金属粒子と平均粒径15〜25μmの第2金属粒子とを作製する工程と、
    アトマイズ法又は湿式還元法により平均粒径0.5〜1μmの第3金属粒子を作製する工程と、
    前記第1金属粒子と前記第2金属粒子と前記第3金属粒子と有機バインダとを混合する工程と、
    前記混合物を50〜200MPaの圧力で0.5〜120秒間プレス成形する工程と、
    前記プレス成形物を大気中で5〜120℃の温度に1〜48時間保持して乾燥する工程と
    を含む金属成形体の製造方法。
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