JP4595745B2 - 赤外線ガス分析計 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外光を利用してガス濃度を測定する赤外線ガス分析計に関し、特に、組み立て容易で、コストを低減できる赤外線ガス分析計に関するものである。
赤外線ガス分析計とこれに使用されるフローセンサに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
横河電機株式会社発行、General Specifications、「IR400形赤外線ガス分析計」、2002年5月 初版、P5。 特開2002−131230号公報 特開2002−081982号公報
図8は従来より一般に使用されている従来例の構成説明図、図9は図8の概念説明図、図10は図8のブリッジ回路の説明図、図11は図8の要部構成説明図、図12は図11の要部構成説明図である。
図8において、赤外線光源1から発せられた赤外光は、分配セル2により2つに分割され、それぞれ基準セル3および試料セル4に入射する。
基準セル3には不活性ガスなど、測定対象成分を含まないガスが封入されている。また、試料セル4には試料ガスが流通する。
このため、分配セル2で2つに分けられた赤外光は、試料セル4側でのみ測定対象成分による吸収を受け、検出器5に到達する。
検出器5は、基準セル3からの光を受ける基準側室501と試料セル4からの光を受ける試料側室502の2室からなり、その2室を連絡するガス流通路には、ガスの行き来を検出するためのサーマルフローセンサ51が取り付けられている。
また、検出器5内には、測定対象と同じ成分を含むガス(検出ガス)が封入されており、基準セル3および試料セル4からの赤外光が入射すると、検出ガス中の測定対象成分が赤外光を吸収することで、基準側室501内および試料側室502内で、それぞれ検出ガスが熱膨張する。
基準セル3内の基準ガスは測定対象成分を含まないので、基準セル3を通過する赤外光に対しては測定対象成分による吸収はなく、試料セル4内の試料ガスに測定対象成分が含まれると、赤外光の一部はそこで吸収されるために、検出器5では試料側室502に入射する赤外光が減少し、基準側室501内の検出ガスの熱膨張が試料側室502内の検出ガスの熱膨張より大きくなる。
赤外光は回転セクタ6で断続されて、遮断および照射を繰り返しており、遮断されたときは基準側室501および試料側室502ともに赤外光が入射しないので、検出ガスは膨張しない。
このため、基準側室501および試料側室502においては、試料ガス中の測定対象成分濃度に応じて、両室の間に周期的に差圧が生じ、両室間に設けられたガス流通路を検出ガスが行き来することとなる。その検出ガスの挙動はサーマルフローセンサ51により検出され、信号処理回路7により交流電圧増幅されて、測定対象成分濃度に対応した信号として出力される。
8は回転セクタ6を駆動する同期モータ、9は基準セル3および試料セル4に入射する赤外光のバランスを調整するトリマである。
このように、試料ガス中の測定対象成分濃度が変化すると、検出器5(試料側室502)に入射する赤外光の光量が変化するので、信号処理回路7を介して測定対象成分濃度に対応した出力信号を得ることができる。
図9は、図8の概念説明図である。
図において、矢印Usigを赤外光の吸収によりガス流通路内に発生する検出ガスの移動方向とすると、サーマルフローセンサ51を構成する第1のヒータ線511および第2のヒータ線512は、所定の間隔をおいて、この移動(流通)方向Usigに沿って配列され、検出ガスの移動に応じた温度(抵抗値)変化を発生する。
すなわち、ガス流通路内の検出ガスが移動すると、上流側のヒータ線は検出ガスにより冷却され、下流側のヒータ線は上流側のヒータ線の熱で加熱されるので、2つのヒータ線の間には温度差が生じる。
この2つのヒータ線511、512における温度変化(抵抗値変化)は、図10の如きブリッジ回路を使用して検出される。
図11は図8の要部構成説明図で、従来の検出器の例を示す構成説明図、図12は図11の要部構成説明図で、フローセンサユニットの例を示す構成説明図である。
図11において、図の左右に密閉された基準側室501と試料側室502とが設けられている。
基準側室501と試料側室502とからガス流通路503を通じて、図の中央に埋め込まれたフローセンサユニット504に連通している。
フローセンサユニット504は、基準側室501と試料側室502とに入射する赤外光量の差分量がある場合に、対応したガスの流動を検出する構造を有する。
505は、検出器5からのフローセンサユニット504の気密を保つためのカバーである。
図12は、フローセンサユニット504の詳細説明図である。
フローセンサユニットボデイ5041内には、チップ用ベース部品5042が設けられている。
チップ用ベース部品5042には、半導体技術の同一プロセスにより形成された2つの金属薄膜ヒータ部610,620を2段重ねて、フローセンサが構成されている。
金属薄膜ヒータ部610,620は、それぞれのシリコン基板部611,621の表面に金属薄膜よりなるヒータ線612,622が形成されると共に、ヒータ線612,622の下部に位置するシリコン基板を異方性エッチングにより除去して、ガス流通用の貫通孔613、623が形成されている。
したがって、このような金属薄膜ヒータ部610,620を2段重ねることにより、2つのヒータ線612,622をシリコン基板部611,621の厚みに応じた間隔をもって保持し、ガスの流通路630内に配置することができる。
5043は、金属薄膜ヒータ部610,620を貫通して流れるガス流通路630の気密性を保つためのカバー部品である。
しかしながら、このような装置においては、組み付け性、シール性に関し、以下の間題点がある。
(1)ガス気密を保持すべきシール面が多く構造的に複雑である。
(2)基準側室501と試料側室502との間に、フローセンサユニット504を収納する部屋が配置され、ガス流通路503とガス流通路630とが連通するように位置を合わせる必要があり、且つ、ガス流通路503とガス流通路630とからガスが漏れないように、シールする必要があり、組み付け工程(実際には接着工程)が複雑となる。
(3)これらを通して、組み付け部品が増え、組み付け工数を要するために、コスト上昇の要因となっていた。
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、組み立て容易で、コストを低減できる赤外線ガス分析計を提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明では、請求項1の赤外線ガス分析計においては、
2個の発熱抵抗体が一定の間隔を保った状態でガスの流通路内に配置されたフローセンサを具備する赤外線ガス分析計において、基準側室と試料側室とが設けられた検出器の外側の表面の一面に平行に設けられ前記基準側室と前記試料側室とを連通するガスの流通路と、この流通路内に設けられガスの流通方向に平行に平面が配置された基板と、この基板の前記平面に設けられた孔と、前記ガスの流通方向と交わるように前記孔を跨いで前記基板に所定の間隔を置いて設けられた2本の発熱抵抗体とを具備したことを特徴とする。
本発明の請求項2の赤外線ガス分析計においては、請求項1記載の赤外線ガス分析計において、
前記ガスの流通路は、前記検出器の一面に設けられたガスケットに形成された貫通路により構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項3の赤外線ガス分析計においては、請求項1記載の赤外線ガス分析計において、
前記ガスの流通路は、前記検出器の一面を掘り込んで設けられた第1の凹部により構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項4の赤外線ガス分析計においては、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の赤外線ガス分析計において、
前記発熱抵抗体は、半導体プロセスにより形成されたことを特徴とする。
本発明の請求項5の赤外線ガス分析計においては、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の赤外線ガス分析計において、
前記発熱抵抗体は、半導体基板にエッチングにより掘り込んで設けられた第2の凹部を形成して構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項6の赤外線ガス分析計においては、請求項5記載の赤外線ガス分析計において、
前記第2の凹部が前記ガスの流通路として使用されたことを特徴とする。

本発明の請求項7の赤外線ガス分析計においては、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の赤外線ガス分析計において、
前記2本の発熱抵抗体を1組として複数の発熱抵抗体を具備したことを特徴とする。
本発明の請求項8の赤外線ガス分析計においては、請求項1乃至請求項7の何れかに記載の赤外線ガス分析計において、
前記基板に設けられ前記発熱抵抗体を接続する配線パターンを具備したことを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
ガスの流通路が、ガスセル本体の一面に平行に設けられたので、赤外ガス分析計の検出器に求められるガス流路が少ない工程で容易に形成でき、製造コストが低減できる赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
ガスの流通路は、検出器の一面に設けられたガスケットに形成された貫通路により構成されたので、ガスケットを打ち抜くことにより、複雑な形状をしたガスの流通路が容易に形成できる赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
ガスの流通路は、検出器の一面に設けられた凹部により構成されたので、検出器の一面を掘り込めばよく、容易に構成でき、また、流通路の周囲の側面は検出器の一面で構成されるので、シールが不要となり、安価な赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
発熱抵抗体は、半導体プロセスにより形成されたので、半導体プロセスを適用することで、よりいっそう容易に、かつ寸法精度が良い発熱抵抗体を有する赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項5によれば、次のような効果がある。
発熱抵抗体は、半導体基板にエッチングにより凹部を形成して構成されたので、発熱抵抗体を覆うカバー部品が不要となる赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項6によれば、次のような効果がある。
凹部がガスの流通路として使用されたので、半導体プロセスにより形成された寸法精度が良い流通路を有する赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項7によれば、次のような効果がある。
2本の発熱抵抗体を1組として複数の発熱抵抗体が設けられたので、信号量が増え、感度が向上された赤外線ガス分析計が得られる。
本発明では、製作工程が増大することなく、また複雑になることもなく実現できる赤外線ガス分析計が得られる。一方、従来例では、同様の構成を実現しようとすると、多数枚の基板を、気密保持しつつ積層する技術を要し、実現は困難もしくは不可能である。
本発明の請求項8によれば、次のような効果がある。
基板に設けられ発熱抵抗体を接続する配線パターンが半導体プロセスにより形成された。
従って、従来は手作業によるハンダ付け作業で、各発熱線抵抗体の配線作業を行っていたが、組数が増すごとにその作業は膨大となった。本発明では半導体プロセスで多用される配線パターン形成技術により、一括に安定して形成できる赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項9によれば、次のような効果がある。
発熱抵抗体によりブリッジ回路が構成されたので、配線パターンにおいて、必要なブリッジ検出回路をこのパターン上に設計して形成しておくことで、工程が少なく、簡便に、ブリッジ検出回路が実現できる赤外線ガス分析計が得られる。
本発明の請求項10によれば、次のような効果がある。
基板の孔は、シリコン基板に異方性エッチングにより形成されたので、半導体プロセスの適用により、多数のフローセンサの孔加工を、一括に形成でき、ローコスト化に寄与できる赤外線ガス分析計が得られる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、図2は図1の要部詳細説明図で2組の発熱抵抗体が使用されている。
図3は図2の側面図、図4は図2の使用例を示す図、図5は図2の動作説明図である。
図において、図8、図11と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図8、図11との相違部分のみ説明する。
ガスの流通路71は、検出器5の一面に平行に設けられている。
基板72は、流通路71のガスの流通方向に平行に平面が配置されている。
図2に示す如く、孔73は基板72の平面に設けられている。
2本の発熱抵抗体74,75は、ガスの流通方向に直交して、孔73を跨いで基板に所定の間隔を置いて設けられている。
シール部品76は、検出器5の一面と基板72との間に設けられ、ガスの流通路71の側面周囲をシールする。この場合は、ガスケットが使用されている。
カバー部品77は、基板72を覆って設けられ、ガスの流通路71の上面をシールする。
この場合は、2本の発熱抵抗体74,75を1組として、2組の発熱抵抗体74a,75a,74b,75bが設けられている。
また、発熱抵抗体74a,75a,74b,75bは、この場合は、半導体プロセスにより形成されている。
また、半導体プロセスにより、発熱抵抗体74a,75a,74b,75bを電気的に接続する配線パターン(図示せず。)が基板72に形成されている。
そして、発熱抵抗体74a,75a,74b,75bにより、図5に示す如く、ブリッジ回路が構成されている。
また、この場合は、基板72の孔73は、シリコン基板に異方性エッチングにより形成されている。
この場合は、シリコン基板72と発熱抵抗体74,75との間には、絶縁層78が設けられている。
なお、Aは上流側発熱抵抗体74と下流側発熱抵抗体75との距離、Bは発熱抵抗体間距離を示す。
図5において、81,82は比較抵抗、83はブリッジ出力端子、84はブリッジ電圧Vb,85はCOM電位を示す。
要するに、本実施例では、赤外線ガスセンサは一枚のシリコン基板72上に形成されている。シリコン基板72の一部には、異方性エッチングなどの手法により加工されたエッチング孔73が形成されている。
シリコン基板72の表面は、電気的分離層として絶縁層78が形成され、絶縁層78の上に抵抗体74a,75a,74b,75bがパターニングされている。抵抗体74a,75a,74b,75bの一部はエッチング孔73の空間部に橋渡しされ、支持部を持たず浮いている。浮いた部分が加熱され流量検出部として機能する。
要するに、
(1)ガスの流通路71を、検出器5の一面に設けるようにした。
(2)抵抗体74a,75a,74b,75bの形成法として、半導体パターニング工程を応用し、従来例では別個に形成して積み重ねて組立てられた上流612および下流611の熱線を、同じ基板72面上に形成するようにした。
(3)ガス上流側に位置する熱線抵抗体74a,74bとそのすぐ下流に配置される熱線抵抗体75a,75bが対をなして、基板72上に形成される。以下この対の熱線抵抗体を「差動抵抗体」と称す。
上下流の熱線間74a,75a,74b,75bの距離は流速感度および測定レンジに大きく影響する。ガスセルの特性からこのパラメータは決定される。
(4)「差動抵抗体」が少なくとも1対以上、同一基板72上に形成され相互に結線される。
複数の「差動抵抗体」の配置としては、代表的な一例としては、ガス流方向に列を成して形成する方法がある。
(5)ガス線速を計測するためのブリッジ検出回路の例を図5に示す。この例では、それぞれ対74,75となった差動抵抗体のうちガスの上流側に位置するもの同士74a,74b、下流側に位置するもの同士75a,75bが結線され、全体がハーフブリッジ回路を形成する。
以上の構成において、基準側室501と試料側室502とは、ガス流通路503とガス流通路71とを介して連通され、ガスの流動を発熱抵抗体74,75により検出する。
この結果、基準側室501と試料側室502から発生するガスの流れを検出するためのガス流通路71を、基準側室501と試料側室502が設けられた検出器5の一方の面に設け、アレイ状フローセンサをこの表面部分に平行に設けることで、赤外ガス分析計のガスセルに求められる流通路71が少ない工程で容易に形成でき、安価な赤外ガス分析計が得られる。
面同士の組立てのため、ガス流通路71のシール方法として、接着剤だけでなく、シール部材(ガスケット、Oリングなど)をはさんでネジで締結するなど、組立ての選択の自由が広がる赤外ガス分析計が得られる。
ガスの流通路71は、検出器の一面に設けられたガスケット76に打ち抜き形成された貫通路により構成されたので、ガスケット76を打ち抜くことにより、複雑な形状をしたガスの流通路が容易に形成できる赤外線ガス分析計が得られる。
発熱抵抗体74a,75a,74b,75bは、半導体プロセスにより形成されたので、半導体プロセスを適用することで、よりいっそう容易に、かつ寸法精度が良い発熱抵抗体を有する赤外線ガス分析計が得られる。
2本の発熱抵抗体を1組として複数の発熱抵抗体74a,75a,74b,75bが設けられたので、信号量が増え、感度が向上された赤外線ガス分析計が得られる。
本発明では、製作工程が増大することなく、また複雑になることもなく実現できる赤外線ガス分析計が得られる。一方、従来例では、同様の構成を実現しようとすると、多数枚の基板を、気密保持しつつ積層する技術を要し、実現は困難もしくは不可能である。
基板72に設けられ発熱抵抗体74a,75a,74b,75bを接続する配線パターンが半導体プロセスにより形成された。
従って、従来は手作業によるハンダ付け作業で、各発熱線抵抗体の配線作業を行っていたが、組数が増すごとにその作業は膨大となった。本発明では半導体プロセスで多用される配線パターン形成技術により、一括に安定して形成できる赤外線ガス分析計が得られる。
発熱抵抗体74a,75a,74b,75bによりブリッジ回路が構成されたので、配線パターンにおいて、必要なブリッジ検出回路をこのパターン上に設計して形成しておくことで、工程が少なく、簡便に、ブリッジ検出回路が実現できる赤外線ガス分析計が得られる。
基板の孔73は、シリコン基板72に異方性エッチングにより形成されたので、半導体プロセスの適用により、多数のフローセンサの孔加工を、一括に形成でき、ローコスト化に寄与できる赤外線ガス分析計が得られる。
図6は、本発明の他の実施例の要部構成説明である。
本実施例においては、ガスの流通路86は、検出器5の一面に設けられた凹部506により構成されたものである。
この結果、ガス流通路86は、検出器5の一面に設けられた凹部506により構成されたので、検出器5の一面を掘り込めばよく、容易に構成でき、また、流通路86の周囲の側面は検出器5の一面で構成されるので、シールが不要となり、安価な赤外線ガス分析計が得られる。
図7は、本発明の他の実施例の要部構成説明である。
本実施例においては、熱線抵抗体74a,75a,74b,75bは、半導体基板87にエッチングにより凹部871を形成して構成されている。
ガス流通路88は、凹部871がガスの流通路として使用されている。
この結果、凹部871がガスの流通路として使用されたので、半導体プロセスにより形成された寸法精度が良いガス流通路88を有する赤外線ガス分析計が得られる。
なお、図5では熱線抵抗体74a,75a,74b,75b間の結線を、説明の都合上、外部から行う図で説明したが、半導体上の配線パターンで結線を行いこれら結線作業を省力化して、簡便化しても良いことは勿論である。
また、本発明の説明のために用いられた、熱線抵抗体74a,75a,76c,74bは、説明を分かりやすくするために単純化したものであり、熱線抵抗体74a,75a,76c,74bは多重に折り返した形状(ミアンダ形状)を含むものであることは勿論である。
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
本発明の一実施例の要部構成説明図である。 図1の要部詳細説明図である。 図2の側面図である。 図2の使用例を示す図である。 図2の動作説明図である。 本発明の他の実施例の要部構成説明である。 本発明の他の実施例の要部構成説明である。 従来より一般に使用されている従来例の構成説明図である。 図8の概念説明図である。 図8のブリッジ回路の説明図である。 図8の要部構成説明図である。 図11の要部構成説明図である。
符号の説明
5 検出器
501 基準側室
502 試料側室
503 ガス流通路
504 フローセンサユニット
505 カバー
506 凹部
71 ガス流通路
72 基板
73 孔
74 発熱抵抗体
75 発熱抵抗体
74a 発熱抵抗体
75a 発熱抵抗体
74b 発熱抵抗体
75b 発熱抵抗体
76 シール部品
77 カバー部品
78 絶縁層
81 比較抵抗
82 比較抵抗
83 ブリッジ出力端子
84 ブリッジ電圧Vb
85 COM電位
86 ガス流通路
87 半導体基板
871 凹部
88 ガス流通路



Claims (10)

  1. 2個の発熱抵抗体が一定の間隔を保った状態でガスの流通路内に配置されたフローセンサを具備する赤外線ガス分析計において、
    基準側室と試料側室とが設けられた検出器の外側の表面の一面に平行に設けられ前記基準側室と前記試料側室とを連通するガスの流通路と、
    この流通路内に設けられガスの流通方向に平行に平面が配置された基板と、
    この基板の前記平面に設けられた孔と、
    前記ガスの流通方向と交わるように前記孔を跨いで前記基板に所定の間隔を置いて設けられた2本の発熱抵抗体と
    を具備したことを特徴とする赤外線ガス分析計。
  2. 前記ガスの流通路は、前記検出器の一面に設けられたガスケットに形成された貫通路により構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の赤外線ガス分析計。
  3. 前記ガスの流通路は、前記検出器の一面を掘り込んで設けられた第1の凹部により構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の赤外線ガス分析計。
  4. 前記発熱抵抗体は、半導体プロセスにより形成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の赤外線ガス分析計。
  5. 前記発熱抵抗体は、半導体基板にエッチングにより掘り込んで設けられた第2の凹部を形成して構成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の赤外線ガス分析計。
  6. 前記第2の凹部が前記ガスの流通路として使用されたこと
    を特徴とする請求項5記載の赤外線ガス分析計。
  7. 前記2本の発熱抵抗体を1組として複数の発熱抵抗体
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の赤外線ガス分析計。
  8. 前記基板に設けられ前記発熱抵抗体を接続する配線パターン
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の赤外線ガス分析計。
  9. 前記発熱抵抗体によりブリッジ回路が構成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の赤外線ガス分析計。
  10. 前記基板の孔は、シリコン基板に異方性エッチングにより形成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の赤外線ガス分析計。
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