JP5079435B2 - フローセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体製造装置に使用するガス等の微少な流量の測定に適したフローセンサ及びその製造方法に関する。
例えば、半導体製造装置に使用するガス等の被測定流体の流量を検出するフローセンサ(流量測定装置)として流体に熱を加えて所定位置における流体の温度差を測定することにより微少な流量を測定する熱式のフローセンサが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。熱式フローセンサは、特許文献3に記載されているように上面に流量検出部が形成されたセンサチップと、このセンサチップの流量検出部が形成された上面にフリットガラス等で接合された流路形成部材としてのガラスチップとにより構成されている。
センサチップは、シリコン基板の上面に絶縁膜層を形成し、その内部に流量検出部を構成するヒータ(Rh)と、上流側温度センサ(Ru)と、下流側温度センサ(Rd)、及び周囲温度センサ(Rr)がそれぞれ白金薄膜で形成されている。白金薄膜は、温度に応じて抵抗値が変化し測温抵抗体として機能する。ヒータ(Rh)は、基板の中央部に配置され、その両側に測温センサとしての上流側温度センサ(Ru)と下流側温度センサ(Rd)が配置されており、周囲温度センサは、シリコン基板の周辺部に配置されている。
ヒータ(Rh)と上流側温度センサ(Ru)及び下流側温度センサ(Rd)が形成されているシリコン基板の上面中央部は、その下部のシリコンが異方性エッチングにより除去されて凹部とされており、ヒータ(Rh)、上流側温度センサ(Ru)、下流側温度センサ(Rd)がシリコン基板と熱的に絶縁されたダイアフラム構造となっている。
ガラスチップは、前記流量検出部上を流れる流体の流路と、この流路に被測定流体を導入する流体導入孔と、前記流路に導入した被測定流体を導出する流体導出孔が形成されている。これらの流路、流体導入孔、流体導出孔は、サンドブラスト等により形成されている。そして、前記流量検出部は、前記流路内に露出するように配置されており、ヒータ(Rh)の上流側温度センサ(Ru)と下流側温度センサ(Rd)との温度差を検出することにより流路内を流れるガス等の被測定流体の流量を測定する。
図5は、従来のフローセンサの製造方法を示し、図5(a)に示すようにシリコンのウェハ1の上面(表面)にセンサチップ2を複数形成し、このウェハ1をダイシングにより切断して同図(b)に示すように複数のセンサチップ2に分離する。次いで、同図(c)に示すように個別に分離した各センサチップ2の上面に、流路3及び流体導入孔3a、流体導出孔3bが形成されたガラスチップ4を載置して流量検出部が流路3内に露出するように位置合わせし、センサチップ2の上面に低融点ガラス、例えばフリットガラス等で接合してフローセンサ5を製造している。尚、ガラスチップ4もセンサチップ2と同様に当該ガラスチップ4が複数体に形成されたウェハからダイシングにより切断されて個別に形成されている。
特開2002−168669号公報(5−6頁、図1) 特開2004−325335号公報(6−7頁、図8) 特開2007−071687号公報(2−3頁、図7)
フローセンサの流量検出部は、微少な流量を高感度に測定可能とするために非常に薄く微小な形状に形成されており、このため、破損し易くかつゴミが付着するとヒータの上流側と下流側の熱バランスの変化をうまく検出できなくなる。
このため、上述した図5に示すようにセンサチップ2が複数形成されたウェハ1をダイシングにより切断して各センサチップ2に分離する際に、切粉が流量検出部に付着しないように保護すると共に、ダイシングする際に使用される冷却液の衝撃から保護するために複雑な製造工程が必要である。この結果、フローセンサの生産効率が低く、製品の歩留まりも低下する。
また、センサチップ2が複数形成されたウェハ1の切断時における切粉や冷却液による流量検出部への影響を少なくすべく、例えばレーザダイシング装置等を使用することも考えられる。しかしながら、レーザダイシング装置は非常にコストが高く、これに伴いフローセンサの製造コストが高くなる。また、レーザダイシング装置を使用した場合でもウェハ1からセンサチップ2を分離した後当該センサチップ2にガラスチップを接合するまでの工程においてセンサチップ2の流量検出部にゴミが付着するおそれがある。
また、図5(c)に示すように個別に分離したセンサチップ2の上面に個別に分離したガラスチップ4を重ねて接合すると、接合時の位置ずれによって外形寸法のバラ付きが生じると共に、フローセンサ5の側面5aを面一にすることが困難であり段差が生じる。このような段差が存在すると、チップ外形の寸法公差にばらつきが生じ、フローセンサのパッケージング時の位置合わせ精度が悪くなる。
本発明の目的は、センサチップの流量検出部が形成された面に流路形成部材を接合して形成されるフローセンサの生産効率の向上及び製造時に流量検出部を有効に保護することが可能なフローセンサ及びその製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係るフローセンサは、
基板の上面に形成された凹部の少なくとも一部を覆うように被覆された絶縁膜に流量検出部が形成されたセンサチップと、
前記センサチップ上に設けられ前記流量検出部を流れる流体の流路が形成された流路形成部材とを接合して構成したフローセンサにおいて、
前記フローセンサは、前記流路形成部材を複数形成した第1のウェハと、前記複数の流路形成部材とそれぞれ対応させて前記センサチップを複数形成した第2のウェハとを接合して構成されたワークであって、
前記流路形成部材は第1の流路形成部材と第2の流路形成部材からなり、
前記第1のウェハは前記第1の流路形成部材を複数含む第1の流路形成ウェハと前記第2の流路形成部材を複数含む第2の流路形成ウェハとを接合することにより構成され、
前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには被測定流体の導入孔及び導出孔が設けられ、
前記第2の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには前記流量検出部に沿って流れる流体の流れに沿った流路を形成する貫通口が設けられ、
前記各貫通口の両端は、該貫通口に対応する前記導入孔及び導出孔のそれぞれに連通し、前記第2のウェハに含まれる複数の流量検出部が前記第1のウェハに含まれる前記複数の貫通口にそれぞれ配置され、
前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材は透明部材により形成され、
前記流量検出部が前記流路形成部材の流路に配置されるように位置合わせされ、前記センサチップと前記流路形成部材を一組として形成されたフローセンサが複数構成されたワークを、ダイシングによって切断して分離された個々のフローセンサからなり、前記各フローセンサは前記ダイシングによって切断された面一の切断面を有することを特徴としている。
また、本発明の請求項に係るフローセンサの製造方法は、
基板の上面に形成された凹部の少なくとも一部を覆うように被覆された絶縁膜に流量検出部が形成されたセンサチップと、
前記センサチップ上に設けられ前記流量検出部を流れる流体の流路が形成された流路形成部材とを備えたフローセンサの製造方法において、
前記流路形成部材を複数形成した第1のウェハと、前記複数の流路形成部材とそれぞれ対応させて前記センサチップを複数形成した第2のウェハとを接合してワークを形成するワーク形成工程であって、
前記流路形成部材は第1の流路形成部材と第2の流路形成部材からなり、
前記第1のウェハは前記第1の流路形成部材を複数含む第1の流路形成ウェハと前記第2の流路形成部材を複数含む第2の流路形成ウェハとを接合することにより構成され、
前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには被測定流体の導入孔及び導出孔が設けられ、
前記第2の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには前記流量検出部に沿って流れる流体の流れに沿った流路を形成する貫通口が設けられ、前記各貫通口の両端は、該貫通口に対応する前記導入孔及び導出孔のそれぞれに連通し、前記第2のウェハに含まれる複数の流量検出部が前記第1のウェハに含まれる前記複数の貫通口にそれぞれ配置され
前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材は透明部材により形成されており、
前記流量検出部が前記流路形成部材の流路に配置されるように位置合わせされて前記センサチップと前記流路形成部材を一組として形成されたフローセンサが複数構成される位置合わせ工程を含んだワーク形成工程と、
前記ワーク形成工程で形成されたワークをダイシングによって切断して前記複数のフローセンサに分離するセンサ分離工程とを有することを特徴としている。
流路形成部材を複数形成した第1のウェハと複数の流路形成部材とそれぞれ対応させてセンサチップを複数形成した第2のウェハとを接合してワークを構成する。ワークは、流量検出部が流路形成部材の流路に露出するように位置合わせされ、センサチップと流路形成部材を一組として形成されたフローセンサが複数構成される。そして、このワークをダイシングによって切断して複数のフローセンサに分離する。各フローセンサは、ダイシングによって切断された面一な切断面を有していることで、流路形成部材とセンサチップとの位置ずれがなくなり、外形寸法にバラ付きがなくなる。このようにチップ外形がダイシングによって揃っていると、外形寸法のばらつきが抑えられ、組み付けがしやすくなる。
また、第1の流路形成部材は、透明部材により形成されているので、流体導入孔と流体導入孔との間の部分の透明性が確保される。これにより、外部からの流路内の視認性が確保される。
また、流路形成部材を第1の流路形成部材と第2の流路形成部材とにより形成し、第1のウェハを第1の流路形成部材を形成する第1の流路形成ウェハと第2の流路形成部材を形成する第2の流路形成ウェハとを接合して構成している。そして、第1の流路形成ウェハには複数の流路形成部材のそれぞれに被測定流体の導入孔及び導出孔を設け、第2の流路形成ウェハには複数の流路形成部材のそれぞれに流量検出部に沿って流れる流体の流れに沿った流路を形成する貫通口を設け、貫通口を両端が導入孔及び導出孔のそれぞれに連通し、流量検出部を貫通口に配置している。これにより、流路形成部材を容易に形成することが可能となり、第1のウェハを容易に構成することが可能となる。また、流路形成部材の流路の断面積を正確に形成することが可能となり、フローセンサの個体差を少なくすることが可能となる。
また、本発明の請求項に係るフローセンサの製造方法は、請求項に記載のフローセンサの製造方法において、
前記ワーク形成工程と前記センサ分離工程との間に前記流路形成部材の流路の開口部を塞ぐマスキング工程を加えたことを特徴としている。
これにより、ワークをダイシングにより切断して各フローセンサに分離する際に流路形成部材の流路内に切粉が侵入することを確実に防止することができ、切粉がセンサチップの流量検出部に付着することを防止することができる。また、ダイシングによる切断の際に流体の導入孔及び導出孔から切粉や冷却水が流路内に侵入することを有効に防止することが可能となる。この結果、流量検出部への切粉の付着や冷却水の衝撃による流量検出部の破損等が防止される。
これによって、製品の歩留まりの向上が図られる。また、安価かつ簡単な工程で熱バランスの良好なフローセンサを構成することが可能となる。従って、流量検出部が高感度にかつ微細に形成されているフローセンサの製造に極めて有効である。また、切断後次の工程までの間又は搬送途中においてフローセンサの流路内にゴミが侵入することを防止することができる。
また、本発明の請求項に係るフローセンサの製造方法は、請求項に記載のフローセンサの製造方法において、
前記センサ分離工程において前記流路形成部材の流路の開口部を下側にして切断することを特徴としている。
ワークを切断するときにワークを上下(天地)逆にして、即ち第2のウェハ(センサチップ側)を上側に、第1のウェハ(流路形成部材側)を下側にして切断することにより、各フローセンサに分離する際に、流路形成部材の流路内に切粉が侵入し難くすることができ、切粉がセンサチップの流量検出部に付着し難くなると共に、ダイシングによる切断の際に流体の導入孔及び導出孔から切粉や冷却水が流路内に侵入し難くすることができる、この結果、流量検出部への切粉の付着や冷却水の衝撃による流量検出部の破損等が防止され、製品の歩留まりの向上が図られる。また、安価かつ簡単な工程で熱バランスの良好なフローセンサを構成することが可能となる。
本発明によると、複数の流路形成部材を形成した第1のウェハと複数の流路形成部材とそれぞれ対応させて複数のセンサチップを形成した第2のウェハとを接合してワークを構成し、このワークをダイシングによって切断して複数のフローセンサに分離することで、フローセンサの生産効率の向上を図ることができる。
また、ワークをダイシングによって切断してフローセンサを製造するときに切粉や冷却液が流路に侵入することを防止することができ、流量検出部を有効に保護することができると共に、切断工程における冷却液の衝撃により流量検出部が破損されることを防止することができる。この結果、フローセンサの歩留まりの向上が図られる。
以下、本発明の一実施形態に係るフローセンサについて図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るフローセンサの製造方法を適用したワークの組立斜視図を示し、図2は、図1に示したワークを複数に切断して形成した1個のフローセンサの分解斜視図を示す。図1に実線で示すようにワーク11は、個々に切断された後に複数の流路形成部材18となるように形成された円板状の第1のウェハ12と、第1のウェハ12と同形の円板状をなし前記複数の流路形成部材18と対応してそれぞれ個々に切断された後に複数のセンサチップ20となるように形成された第2のウェハ13からなり、これらの第1のウェハ12と第2のウェハ13とを接合して構成される。
第1のウェハ12は、第1の流路形成ウェハ14と第2の流路形成ウェハ15からなり、これらを接合して個々に切断された後に複数の流路形成部材18となるように形成されている。第1の流路形成ウェハ14には切断後の第1の流路形成部材16が複数一体に形成されている。第2の流路形成ウェハ15には切断後の第1の流路形成部材16と対応して、かつ同じ大きさの第2の流路形成部材17が複数一体に形成されている。
第1の流路形成部材16は、図2に示すように上面から見て長方形状をなす板状の直方体をなし、上面16aの長手方向に沿う中心線上の両側位置に被測定流体を導入する流体導入孔16cが形成されるときに、流体を導出する流体導出孔16dが下面16bまで貫通して形成されている。これらの流体導入孔16cと流体導出孔16dは、同じ大きさとされている。この第1の流路形成部材16は、透明な硼珪酸ガラスにより形成されており、流体導入孔16c及び流体導出孔16dは、サンドブラスト、エンドミル等の機械加工により形成され、ウェットエッチング又はドライエッチングによって仕上げ加工されて形成される。
また、第1の流路形成部材16は、流体導入孔16c及び流体導出孔16dを形成するだけであるためにサンドブラストにより加工した場合でもこれらの流体導入孔16cと流体導入孔16dとの間の部分の透明性が確保される。これにより、外部からの視認性が確保される。
尚、硼珪酸ガラスとして、例えばパイレックス(登録商標)ガラス或いはテンパックスガラスと称するガラスがある。本実施形態においては透明なパイレックス(登録商標)ガラスを使用している。これにより、第1の流路成形部材16の透明性を確保することができる。尚、パイレックス(登録商標)ガラスは、フリットガラスに比べて平坦度が良く加工し易い材料である。尚、第1の流路成形部材16は、テンパックスガラスを使用しても良い。
第2の流路形成部材17は、図2に示すように第1の流路形成部材16と同じ大きさの板状の直方体形状をなし、上面17aの長手方向に沿う中心線上に長手方向に沿って長円形(トラック形状)の長穴17cが下面17bまで貫通して形成されている(以下「貫通口17c」という)。この貫通口17cは、その幅が流体導入孔16c、流体導入孔16dの直径と同じ長さとされ、両端部の半円形部が流体導入孔16c、流体導入孔16dの両端側の半円形部と合致するように形成されている。
貫通口17cの幅は、センサチップ20に形成された流量検出部23の幅よりも幅広とされている。この貫通口17cは、サンドブラスト、エンドミル等の機械加工により形成され、ウェットエッチング又はドライエッチングによって仕上げ加工されて形成される。
この第2の流路形成部材17は、例えばシリコンの板により形成されており、貫通口17cは、センサチップ20上に形成された流量検出部23上を流れる流体の流路とされる。第2の流路形成部材17を加工性の良いシリコンの板で形成することにより、板の厚さを一定の厚みに正確に加工することができる。これにより、貫通口17cの深さ、即ち流路断面積を正確に形成することができる。そして、第1の流路形成部材16と第2の流路形成部材17とが接合されることにより流路形成部材18が形成される。
尚、図1において第1のウェハ12を構成する第1の流路形成ウェハ14の各第1の流路形成部材16、第2の流路形成ウェハ15の各流路形成部材17には、図2に示す流体導入孔16c、流体導出孔16d、貫通口17cは図面を簡素化するために省略してある。
第2のウェハ13は、複数の第1の流路形成部材16及び複数の第2の流路形成部材17と対応してかつ同じ大きさの複数のセンサチップ20が一体に形成されている。各センサチップ20は、板状の直方体形状をなすシリコンの基板21の上面21aに窒化シリコン又は二酸化シリコンの絶縁膜(薄膜)22が形成され、この絶縁膜22の中央位置に流量検出部(センサ部)23が形成され、更に流量検出部23が窒化シリコン又は二酸化シリコンの絶縁膜24により被覆された構成とされている。尚、図2において絶縁膜24は、流量検出部23を分かり易くするために透明に描いてある。
シリコンの基板21の上面21aの中央位置には流量検出部23の下方位置に凹部21cが形成されており、流量検出部23が形成されている絶縁膜22の凹部21cを覆う部位はダイアフラムとされて流量検出部23とシリコン基板21とが熱的に遮断されている。この流量検出部23は、熱式の検出部で絶縁膜22上に例えば白金(Pt)薄膜でできた発熱素子としてのヒータと、このヒータの上流側及び下流側に等間隔で配置された例えば白金薄膜でできた抵抗素子としての測温素子とにより構成されている。
流量検出部23の前記ヒータ及び測温素子の信号取り出し配線としてのリードパターン23a,23b,23cは、両側方(幅方向)に側端面位置まで延出されている。これらのリードパターン23a〜23cの先端部は、それぞれ図示しないリード線を介して外部の測定回路に接続可能とされている。尚、図1において図2に示す第2のウェハ13のセンサチップ20の詳細は図面を簡素化するために省略してある。
第2の流路形成部材17としてシリコン部材を用いる理由は、センサチップ20の基板21がシリコンを材料としておりかつ第1の流路形成部材16が硼珪酸ガラスを材料としていることで、シリコンや硼珪酸ガラスの熱膨張係数に近い物質であることが好ましいこと、及び加工精度が良好であるため流量検出部23付近のセンサ流路の断面積が設計通りに形成することができることによるものである。
センサチップ20のシリコンの基板21と第2の流路形成部材17とが互いに熱膨張係数の近い材料であることが好ましいとする理由は、熱膨張係数が近いとセンサチップ20と絶縁材料の周囲の温度変化等により絶縁材料に接合しているセンサチップ20に歪が生じ難くなるので、フローセンサの出力がドリフトし難くなりセンサの計測精度の悪化を避けることができるためである。因みに、パイレックス(登録商標)ガラスの熱膨張係数は3.2×10−6/℃であり、シリコンの熱膨張係数は2.3×10−6/℃である。
次に、ワーク11の製造工程を図面に基づいて説明する。まず、図1に示すように第1の流路形成ウェハ14と第2の流路形成ウェハ15とを位置合わせして重ねて第1の流路形成ウェハ14の下面14bと第2の流路形成ウェハ15の上面15aとを陽極接合等の方法で接合して第1のウェハ12を構成する。
これらの第1の流路形成ウェハ14と第2の流路形成ウェハ15とを位置合せする際は、図2に示す第1の流路形成ウェハ14の各流路形成部材16に形成した流体導入孔16c及び流体導出孔16dが第2の流路形成ウェハ15の対応する各流路形成部材17に形成された貫通口17cの両端に合致して連通するように互いの部材を配置する。これにより、第1のウェハ12には図2に示す分離後の複数の流路形成部材18が一体に形成される。また、第2のウェハ13には第1のウェハ12の各流路形成部材18と対応して分離後の複数のセンサチップ20が一体に形成されている。
図3は、フローセンサ30の製造方法の製造工程の手順を示す。図3(a)に示すように複数のセンサチップ20が形成された第2のウェハ13の上面に前述したように第1の流路形成ウェハ14と第2の流路形成ウェハ15とを接合した第1のウェハ12を同図(b)に示すように載置し、各流路形成部材18と対応する各センサチップ20とを対応させて、かつセンサチップ20の流路検出部23が対応する流路形成部材18の貫通口(流路)17c内の略中央位置に露出するように位置合わせする。
そして、第1のウェハ12の下面、即ち第2の流路形成ウェハ15の下面15bと第2のウェハ13の上面13aとを例えばフリットガラス等の低融点ガラスで接合する。このようにして、ワーク11が構成される。因みにワーク11の厚さは0.5〜4.0mm程度である。これにより、ワーク11にはセンサチップ20と流路検出部材18を一組として構成された分離後のフローセンサ30が複数一体に形成される。そして、第1のウェハ12の上面、即ち第1の流路形成ウェハ14の上面14aに簡易的なシール(テープ)33を貼着してマスキングして当該上面に開口する流体導入孔16c、流体導出孔16dを密閉する。これにより、流体導入孔16c、流体導出孔16dから流路17c内に切粉や冷却液等の侵入を有効に防止することができる。
次に、シール33と共にワーク11を図示しないダイシングによって切断し、図3(c)に示すように各フローセンサ30に分離する。この切断の際に発生する切粉や冷却液等はシール33により流体導入孔16c及び流体導出孔16dから貫通口17cに侵入することが確実に防止される。これにより、切粉から流量検出部23を保護することができると共に冷却液の衝撃による流量検出部23のダイアフラムの破損を有効に防止することができ、不良品の発生を抑えることが可能になると共に、製品の歩留まりを良くすることが可能になる。また、分離形成した各フローセンサ30は、各切断面(側面)30aが面一をなしており、外形寸法にバラ付きがなくなる。このようにチップ外形がダイシングによって揃っていると、外形寸法のばらつきが抑えられ、組み付けが行なう易くなる。
また、各フローセンサ30に分離した後、次の工程までシール33を貼っておくことで、流体導入孔16c、流体導入孔16dから貫通口(流路)17c内にゴミが侵入することを防止することができ、保管や搬送等に際して有効である。
フローセンサ30は、流量検出部23がセンサ流路の一部を構成する貫通口17c内に晒されるので、被測定流体を計測することができ、かつ流量検出部23が透明部材である第1の流路形成部材16を通してフローセンサ30の外部から流量検出部23を視認することができる。因みに、この実施例では、可視光線のもとで視認することができるが、本発明の範囲において、可視光線以外の周波数をもつ光線のもとで視認することができるようにしても良い。
尚、ワーク11を切断する際に上述したように第1ウェハ12の上面にシールを貼らずに切断しても良い。この場合、ワーク11を上下逆にして、即ち流体導入孔16c及び流体導出孔16dが形成されている第1のウェハ12を下側に、第2のウェハ13を上側にして切断することにより、切粉や冷却液が流路形成部材18の貫通口(流路)17c内に侵入することを防止することができる。
図4は、図3に示した製造方法により製造したフローセンサ30の拡大図で、フローセン30は、例えば半導体製造装置に取り付けられ、流体導入孔16c及び流体導出孔16dが前記半導体製造装置の被測定流体通路に気密に連通接続され、被測定流体が矢印で示すように流れる。また、図2に示すセンサチップ20の各リードパターン23a〜23cが図示しない測定回路に接続される。
被測定流体は、流体導入孔16cから流路としての貫通口17c内に導入され当該貫通口17c内を流れて流体導出孔16dから導出される。そして、流量検出部23のヒータに通電する。ヒータは、制御回路によりシリコン基板21上に設けられた周囲温度センサで測定されたガスの温度よりもある一定温度高く加熱され、貫通口(流路)17cを流れるガスを加熱する。
ガスが流れないときは、ヒータの上流側/下流側に均一の温度分布が形成されており、上流側の測温素子と下流側の測温素子は、略等しい温度に対応する抵抗値を示す。一方、ガスの流れがあるときには、ヒータの上流側/下流側の均一な温度分布が崩れ、上流側の温度が低くなり、下流側の温度が高くなる。そして、上流側の測温素子と下流側の測温素子により構成される例えばホイーストンブリッジ回路により測温素子の抵抗値差つまり温度差を検出して貫通口(流路)17c内を流れるガスの流量を測定する。
尚、上記実施形態においては1つのヒータ(発熱素子)と、このヒータの両側に配置した2つの測温素子とにより傍熱型の流量検出部を構成した場合について記述したが、これに限るものではなく、発熱素子が1つ、即ち1つのヒータで自己発熱型の流量検出部を構成しても良く、或いは発熱素子が2つ、即ち2つのヒータで自己発熱型の流量検出部を構成しても良い。
また、上記実施形態では第1のウェハ12を2枚のウェハ、即ち流体導入孔16c及び流体導出孔16dを形成した第1の流路形成ウェハ14と、これらの流体導入孔16c及び流体導出孔16dと連通して貫通口(流路)17cを形成する第2の流路形成ウェハ15とを接合して構成した場合について記述したが、これに限るものではなく第1のウェハ12として1枚のウェハに流体導入孔、流体導出孔及びこれらに連通する流路を一体に形成したものを使用しても良い。この場合も第1のウェハとしては、シリコンを材料としたセンサチップ20と熱膨張係数が近い硼珪酸ガラスを使用することが好ましい。
また、フローセンサ30のセンサチップ20の絶縁性を高めるためにシリコンの基板21の下面21bに絶縁性の台座、例えばガラス台座を設ける場合、図1及び図2に2点鎖線で示すように第2のウェハ13の下面13bにガラス製の第3のウェハ19を接合して、これらの3枚のウェハを一体に切断するようにしても良い。第3のウェハ19としては、前述したようにシリコンを材料としたセンサチップ20と熱膨張係数が近い硼珪酸ガラスを使用することが好ましい。
以上説明したように本発明によれば、流路形成部材を複数形成した第1のウェハと複数の流路形成部材とそれぞれ対応させてセンサチップを複数形成した第2のウェハとを接合してワークを構成する。ワークは、流量検出部が流路形成部材の流路に露出するように位置合わせされ、センサチップと流路形成部材を一組として形成されたフローセンサが複数構成される。そして、このワークをダイシングによって切断して複数のフローセンサに分離する。
これにより、各フローセンサに分離する際に、切粉がセンサチップの流量検出部に付着することを防止することができ、ダイシングによる切断の際に流体の導入孔及び導出孔から切粉や冷却水が流路内に侵入することを有効に防止することが可能となる。この結果、流量検出部への切粉の付着や冷却水の衝撃による流量検出部の破損等が防止される。また、各フローセンサは、ダイシングによって切断された面一な切断面を有していることで、流路形成部材とセンサチップとの位置ずれがなく、外形寸法にバラ付きがなくなる。このようにチップ外形がダイシングによって揃っていると、外形寸法のばらつきが抑えられ、組み付けが行ない易くなる。
また、ワーク形成工程とセンサ分離工程との間に流路形成部材の流路の開口部を塞ぐマスキング工程を加えることにより、各フローセンサに分離する際に流路形成部材の流路内に切粉が侵入することを確実に防止することができ、切粉がセンサチップの流量検出部に付着することを防止することができる。また、ダイシングによる切断の際に流体の導入孔及び導出孔から切粉や冷却水が流路内に侵入することを有効に防止することが可能となる。この結果、流量検出部への切粉の付着や冷却水の衝撃による流量検出部の破損等が防止される。
この結果、製品の歩留まりの向上が図られる。また、安価かつ簡単な工程で熱バランスの良好なフローセンサを構成することが可能となる。従って、流量検出部が高感度にかつ微細に形成されているフローセンサの製造に極めて有効である。また、切断後次の工程までの間又は搬送途中において流路内にゴミが侵入することを防止することができる。
また、ワークを切断するセンサ分離工程において流路形成部材の流路の開口部を下側にして(ワークを上下(天地)逆にして)、即ち第2のウェハ(センサチップ側)を上側に、第1のウェハ(流路形成部材側)を下側にして切断することにより、各フローセンサに分離する際に、流路形成部材の流路内に切粉が侵入し難くすることができ、切粉がセンサチップの流量検出部に付着し難くなると共に、ダイシングによる切断の際に流体の導入孔及び導出孔から切粉や冷却水が流路内に侵入し難くすることができる、この結果、安価かつ簡単な工程で流量検出部への切粉の付着や冷却水の衝撃による流量検出部の破損等が防止され、製品の歩留まりの向上が図られる。
また、流路形成部材を第1の流路形成部材と第2の流路形成部材とにより形成し、第1のウェハを第1の流路形成部材を形成する第1の流路形成ウェハと第2の流路形成部材を形成する第2の流路形成ウェハとを接合して構成する。第1の流路形成ウェハには複数の流路形成部材のそれぞれに被測定流体の導入孔及び導出孔を設け、第2の流路形成ウェハには複数の流路形成部材のそれぞれに流量検出部に沿って流れる流体の流れに沿った流路を形成する貫通口を設け、貫通口を両端が導入孔及び導出孔のそれぞれに連通し、流量検出部を貫通口に配置する。これにより、流路形成部材を容易に形成することが可能となり、第1のウェハを容易に構成することが可能となる。また、流路形成部材の流路の断面積を正確に形成することが可能となり、フローセンサの個体差を少なくすることが可能となる。
本発明に係るフローセンサの製造方法を適用したワークの組立斜視図である。 図1に示したワークを複数に切断して形成した1個のフローセンサの分解斜視図を示す。 本発明に係るフローセンサの製造方法の製造工程の説明図である。 図3に示した製造方法により製造したフローセンサの拡大図である。 従来のフローセンサの製造工程を示す説明図である。
符号の説明
1 ウェハ
2 センサチップ
3 流路
3a 流体導入孔
3b 流体導出孔
4 ガラスチップ
5 フローセンサ
5a 側面
11 ワーク
12 第1のウェハ
13 第2のウェハ
13a 上面
13b 下面
14 第1の流路形成ウェハ
14a 上面
14b 下面
15 第2の流路形成ウェハ
15a 上面
15b 下面
16 第1の流路形成部材
16a 上面
16b 下面
16c 流体導入孔
16d 流体導出孔
17 第2の流路形成部材
17a 上面
17b 下面
17c 貫通口(流路)
18 流路形成部材
19 第3のウェハ
20 センサチップ
21 シリコン基板
21a 上面
21b 下面
21c 凹部
22,24 絶縁膜
23 流量検出部(センサ部)
23a,23b,23c リードパターン
30 フローセンサ
30a 切断面(側面)
33 シール(テープ)

Claims (4)

  1. 基板の上面に形成された凹部の少なくとも一部を覆うように被覆された絶縁膜に流量検出部が形成されたセンサチップと、
    前記センサチップ上に設けられ前記流量検出部を流れる流体の流路が形成された流路形成部材とを接合して構成したフローセンサにおいて、
    前記フローセンサは、前記流路形成部材を複数形成した第1のウェハと、前記複数の流路形成部材とそれぞれ対応させて前記センサチップを複数形成した第2のウェハとを接合して構成されたワークであって、
    前記流路形成部材は第1の流路形成部材と第2の流路形成部材からなり、
    前記第1のウェハは前記第1の流路形成部材を複数含む第1の流路形成ウェハと前記第2の流路形成部材を複数含む第2の流路形成ウェハとを接合することにより構成され、
    前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには被測定流体の導入孔及び導出孔が設けられ、
    前記第2の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには前記流量検出部に沿って流れる流体の流れに沿った流路を形成する貫通口が設けられ、
    前記各貫通口の両端は、該貫通口に対応する前記導入孔及び導出孔のそれぞれに連通し、前記第2のウェハに含まれる複数の流量検出部が前記第1のウェハに含まれる前記複数の貫通口にそれぞれ配置され、
    前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材は透明部材により形成され、
    前記流量検出部が前記流路形成部材の流路に配置されるように位置合わせされ、前記センサチップと前記流路形成部材を一組として形成されたフローセンサが複数構成されたワークを、ダイシングによって切断して分離された個々のフローセンサからなり、前記各フローセンサは前記ダイシングによって切断された面一の切断面を有することを特徴とするフローセンサ。
  2. 基板の上面に形成された凹部の少なくとも一部を覆うように被覆された絶縁膜に流量検出部が形成されたセンサチップと、
    前記センサチップ上に設けられ前記流量検出部を流れる流体の流路が形成された流路形成部材とを備えたフローセンサの製造方法において、
    前記流路形成部材を複数形成した第1のウェハと、前記複数の流路形成部材とそれぞれ対応させて前記センサチップを複数形成した第2のウェハとを接合してワークを形成するワーク形成工程であって、
    前記流路形成部材は第1の流路形成部材と第2の流路形成部材からなり、
    前記第1のウェハは前記第1の流路形成部材を複数含む第1の流路形成ウェハと前記第2の流路形成部材を複数含む第2の流路形成ウェハとを接合することにより構成され、
    前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには被測定流体の導入孔及び導出孔が設けられ、
    前記第2の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材のそれぞれには前記流量検出部に沿って流れる流体の流れに沿った流路を形成する貫通口が設けられ、前記各貫通口の両端は、該貫通口に対応する前記導入孔及び導出孔のそれぞれに連通し、前記第2のウェハに含まれる複数の流量検出部が前記第1のウェハに含まれる前記複数の貫通口にそれぞれ配置され
    前記第1の流路形成ウェハに含まれる前記複数の流路形成部材は透明部材により形成されており、
    前記流量検出部が前記流路形成部材の流路に配置されるように位置合わせされて前記センサチップと前記流路形成部材を一組として形成されたフローセンサが複数構成される位置合わせ工程を含んだワーク形成工程と、
    前記ワーク形成工程で形成されたワークをダイシングによって切断して前記複数のフローセンサに分離するセンサ分離工程とを有することを特徴とするフローセンサの製造方法
  3. 前記ワーク形成工程と前記センサ分離工程との間に前記流路形成部材の流路の開口部を塞ぐマスキング工程を加えたことを特徴とする、請求項2に記載のフローセンサの製造方法。
  4. 前記センサ分離工程において前記流路形成部材の流路の開口部を下側にして切断することを特徴とする、請求項に記載のフローセンサの製造方法。
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