JP4243540B2 - 加熱エレメントにより取り囲まれたセンサエレメントを備えたセンサ構成素子 - Google Patents

加熱エレメントにより取り囲まれたセンサエレメントを備えたセンサ構成素子 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載のセンサ構成素子、及び請求項12の上位概念部に記載のセンサ構成素子によりガスの伝導率を測定する方法に関する。
センサ構成素子は種々異なる技術分野で使用されており、特にガス分析のためのガスの熱伝導率を測定するために使用される。ガスの熱伝導率を測定するためには、加熱されたボディが使用され、このボディの熱損失の大部分は周囲のガスへの熱導出により測定されている。それ故、一定不変の温度に保持されるようにするために、加熱されたボディに必要な加熱出力は、周囲のガスの熱伝導率の直接の大きさである。
可能な加熱されるボディとしてとりわけ使用されるのは、加熱ワイヤ、フィルムに構造化された加熱抵抗器、及びミクロ構造化された誘電性のダイアフラムに設けられた加熱抵抗器である。シリコン−マイクロマシニング−プロセスにより形成される誘電性のダイアフラムは、迅速な反応時間に基づいてわずかなサイズを獲得し、バッチ処理可能性はさらに意義を増している。大きい個数の熱伝導率センサが、将来的には、例えば水素運転される車両において使用するために必要とされる。水素は、空気に比べて極めて高い熱伝導率を有しており、ひいては熱伝導率センサにより良好に検出され得る。
ガスの熱伝導率を測定するための測定信号としては、例えば、加熱抵抗器の変化が周囲のガスの熱伝導率の影響下で評価され、この場合に、加熱出力は一定不変に保持される。別の測定方法では、加熱抵抗器が一定不変の値すなわち一定不変の温度に制御され、信号としては、制御のために必要な出力が評価される。抵抗器変化の測定又は出力の制御値に基づいて、ガスの熱伝導率が計算される。
このようなセンサ構成素子を評価する場合の問題は、公知の熱伝導率センサのセンサ信号が、加熱されたボディを取り囲むガスの熱伝導率のみならず、加熱されるボディの保持部を介した熱放出及び熱放射にも関係していることにある。加熱されるボディの保持部を介した熱導出及び放射に基づいた、使用のために望ましくない熱損失は、良好に熱絶縁された材料、及び熱伝導率センサを運転する場合の温度の使用によって最小化される。
さらに、第2の加熱されるボディを設け、この第2の加熱されるボディが、第1の加熱されるボディと同一に構成されており、基準ガスにより負荷されているようにすることが公知である。両方の加熱されたボディの信号を比較することにより、例えば、ブリッジ型回路により熱伝導率センサの感度が改良され得る。このようなセンサ構成は、しばしば実験測定のために使用されるが、例えば自動車分野における使用のために必要とされるような、小さく、コンパクトで頑丈なセンサ構成素子のためには、手間がかかりすぎる。
そこで本発明の課題は、加熱されたボディの保持部を介した熱導出に対してより抵抗性のあるセンサ構成素子を提供することである。
本発明の課題は、請求項1の特徴部に記載のセンサ構成素子により解決される。本発明によるセンサ構成素子の主な利点は、加熱エレメントが設けられており、この加熱エレメントが、少なくとも部分的にセンサエレメントを取り囲んでいることにある。このような形で、センサエレメントは熱導出に対してより良好に保護される。これにより、センサエレメントは、例えばセンサ構成素子の保持部を介して行われる熱導出に対して、よりわずかに反応する。これにより、全体としてセンサ構成素子の感度は高められるので、基準測定は必要なくなる。
有利な実施例では、センサ構成素子が加熱エレメントを有しており、この加熱エレメントは、センサエレメントをほぼ完全に取り囲んでいる。このようにして、センサ構成素子の保持部を介した熱導出に対するセンサエレメントの断熱がほぼ保証される。これにより、保持部を介した熱導出からのセンサエレメントのほぼ完全な断熱が達成される。これにより、センサ構成素子の感度はさらに高められる。
センサ構成素子の有利な実施例は加熱エレメントを有しており、この加熱エレメントは、少なくとも2つの加熱構造部の形で形成されている。互いに独立した2つの加熱構造部を形成することにより、これらの2つの加熱構造部を互いに独立して加熱し、ひいては、場合によっては、2つの加熱構造部の非対称的な装置を、センサエレメントに関して異なった制御によって補償することが可能になる。これにより、特にセンサ構成素子の正確な校正を行い、これにより、加熱エレメントの製造時の不正確さが補償される。
有利には、それぞれの加熱構造部には温度センサが対応配置されており、これにより、それぞれの加熱構造部は独立して温度制御可能になっている。
センサエレメントの簡単な実施例は、センサエレメントを抵抗エレメントとして形成することにある。有利には、加熱エレメントはほぼ環状構造の形で形成されている。環状構造の形状は、加熱エレメントの簡単な構成形式を可能にし、この構成形式により、センサエレメントは加熱エレメントによりほぼ取り囲まれ得るようになっており、これにより、センサエレメントは熱導出に対して信頼性良く保護される。
別の有利な実施例では、加熱エレメントはほぼ長方形構造の形状を有している。加熱エレメントの長方形構造の形での構成は、技術的に簡単に形成可能である。
長方形構造部の有利な実施例では、それぞれ長方形構造部の半割部が加熱構造部である。この形式で、センサエレメントに対する対称的な配置に関して、幾何学的な不正確さが2つの加熱構造部を異なった形で制御することにより補償される。
センサ構成素子の特に簡単な構成が、加熱エレメントとセンサエレメントとを2つの異なった層に形成することにより達成される。これにより、例えばセンサ構成素子を製造する方法はより順応性を有するようになる。有利には、2つの層は、それぞれ加熱エレメントの材料若しくはセンサエレメントの材料に適合した1つの材料から製造することができる。さらに、これらの2つの層は、有利な実施例では互いに別々に製造することができ、引き続き、例えば接着法により互いに結合することができる。
有利には、センサ構成素子の支持体はダイアフラムとダイアフラム保持部とを有している。加熱エレメントとセンサエレメントとは、ダイアフラムに形成されている。ダイアフラム保持部は、例えば対応するケーシングでセンサ構成素子を保持するために働く。
本発明の課題は、特に請求項12に記載の本発明による方法により解決される。本発明による方法は、互いに独立して制御可能な2つの加熱構造の装置により、例えば加熱構造の装置の不正確さを補償することができることにある。これにより、センサ構成素子の測定精度が改善される。
次に本発明を図面につき詳しく説明する。
図1Aはセンサ構成素子1を示している。このセンサ構成素子1は、例えば、このセンサ構成素子1を取り囲むガスの熱伝導率を測定するために使用される。センサ構成素子1は、保持枠2と、この保持枠2に結合されたダイアフラム3とを有している。これらの保持枠2とダイアフラム3とは、有利にはマイクロマシニング製造法により加工可能な材料から成っている。有利には、シリコンが保持枠2を製造するために用いられ、誘電性の材料、例えば酸化ケイ素、窒化ケイ素がダイアフラム3を製造するために用いられる。このダイアフラム3には、加熱エレメント4が取り付けられている。この加熱エレメント4は、保持枠2の下側範囲に形成さた電気的な接続部6を有している。前記加熱エレメント4は、主に円環状構造部7から成っており、この円環状構造部7は、接続導体8を介して接続面6に電気的に接続されている。円環状構造部7は、完全に閉じられてはおらず、開口範囲21を有しており、この開口範囲21を介して、センサエレメント10の第2の接続導体9が、保持枠2の下側範囲から円環状構造部7の中央に案内されている。センサエレメント10は、第2の接続導体9を介して、保持枠2に形成された第2の接続面11に接続されている。
センサエレメント10は、図示の実施例では、第2の加熱エレメントの形で実施されている。有利には、このセンサエレメント10はメアンダ構造部を有しており、このメアンダ構造部は、円環状構造部7のほぼ中央に配置されている。
円環状構造部7は、本発明の有利な実施形である。しかしながら、加熱エレメント4の形状は、円環状構造部7に限定されていない。加熱エレメント4の形状は、次の形で形成されている、すなわち、加熱エレメント4が前記センサエレメント10を少なくとも部分的に取り囲んでおり、これにより、保持枠2に対して熱的に緩衝しているか、若しくは、有利には断熱しいる形で形成されている。加熱エレメント4の形状の機能は次のことにある、すなわち、センサエレメント10を保持枠2に対して断熱し、ひいては保持枠2を介した熱放出による、センサエレメントの温度への影響をほぼ除外することにある。図示の形状の代わりに、加熱エレメント4は別のあらゆる形の環形状又は部分環形状を有していてもよい。
センサエレメント10は、第2の加熱エレメントとして構成する代わりに、温度センサとして形成されていてもよい。しかしながら、とりわけ第2の加熱エレメントとしての構成では、センサエレメント10の抵抗が円環状構造部7の内部の温度を検出するために評価され得る。
図1Bは、センサ構成素子1のA−A線に沿った横断面図を示している。この場合、保持枠2の横断面形状及びダイアフラム3の横断面形状が明確に示されている。とりわけこの実施例では、センサエレメント10と加熱エレメント4とは、唯一の層に配置されている。
用途に応じて、センサエレメント10と加熱エレメント4とが、異なった層に形成されており、これらの層が、互いに重なり合って配置されていると有利であり得る。この場合、例えばセンサエレメント10を形成するための層はより小さく選択し、例えば、円環状構造部7に対して中央に配置されていてよい。有利には、センサエレメント10が形成された第2の層は、円環状構造部7をわずかだけ越えて外側へ延びている。これにより、センサエレメント10が形成された第2の層と、保持枠2との間の付加的な断熱が得られる。
図1A及び図1Bによるセンサ構成素子1は、有利には、ダイアフラム3に隣接するガスの熱伝導率を測定するために使用される。この熱伝導率を測定するためには、種々異なる測定法を使用することができる。
例えば、センサエレメント10が第2の加熱エレメントとして形成されている場合には、このセンサエレメント10を運転する加熱出力は次の形で調節される、すなわち、円環状構造部7の内部にこの円環状構造部7の範囲自体と同じ温度が形成される形で調節される。加熱エレメントが抵抗器の形で形成されている場合、この抵抗器は同時に温度センサとして働くことができる。特に付加的な温度センサ、例えばダイオードを使用することができ、これにより、円環状構造部7の下方で温度が測定される。
温度を一定不変に維持するために必要な出力に基づいて、ダイアフラム3に隣接するガスの熱伝導率を推定することができる。ガスがより大きい熱伝導率を有している場合には、センサエレメント10を介して円環状構造部7と等しい温度を調節するために、より大きい加熱出力が必要であり、ガスがよりわずかな熱伝導率を有している場合には、円環状構造部7の内部に円環状構造部7の範囲と等しい温度を調節するためによりわずかな加熱出力があれば十分である。
対応する測定法が、例えばHartmann und Braun, Produktinformation, Leaflet for the TCS 208 F (3), 1999に記載されている。
例えば図1Cは、ダイアフラム3における温度分布を示しており、この場合、温度は保持枠2から出発して円環状構造部7まで急勾配に上昇しており、第2の加熱エレメントとして形成されているセンサエレメント10の対応する制御により、円環状構造部7の内部ではほぼ一定不変になっている。円環状構造部7と保持枠2との間の範囲では、ダイアフラム3に隣接するガスの大きい熱伝導率と小さい伝導率との間でわずかな影響が測定される。大きい熱伝導率のための温度分布は、図1Cでは直線の形で示されており、小さい熱伝導率のための温度分布は点線の形で示されている。
図1Dは、本発明によるセンサ構成素子1の1構成形を示しており、この場合、加熱エレメント4とセンサエレメント10とは異なる層に形成されている。第1の層12が保持枠2に配置されており、第2の層13が第1の層12に配置されているところが示されている。第2の層13は、ほぼ円環状構造部7により取り囲まれた面をほぼ覆っており、センサエレメント12を有している。有利には、第1の層12と第2の層13とは、わずかな熱伝導率を有する等しい誘電性の材料から成っている。2つの層12,13の形成により、保持枠2の方向での熱流出からのセンサエレメント10の付加的な断熱が得られる。とりわけ、加熱エレメント4とセンサエレメント10とを収容するための分離された2つの層12,13による構成は次のような利点を有する、すなわち、加熱エレメント4のための製造法とセンサエレメント10のための製造法とを別々に実施することができ、さらに、接続導体を加熱エレメント4の形状とは無関係に、ひいてはセンサエレメント10の形状とは無関係に構成することができることである。
図2は、所定の測定方法による、図1Aのセンサ構成素子1の使用時の熱分布を示す図であり、この場合、センサエレメント10は温度センサとしてのみ形成されており、円環状構造部7の内部の温度はこのセンサエレメント10により検出される。ダイアフラム3に隣接するガスの熱伝導率に関係して、種々異なった温度変化及び異なった温度が円環状構造部の内部で測定される。図2は、直線の形で大きい熱伝導率のためのダイアフラム3における温度変化を示している。ガスの小さい熱伝導率のための温度変化は、点線の形で示されている。センサエレメント10は、この用途では、温度センサとしてのみ形成されているか、又はセンサエレメント10は図1Aの構成形に対応して付加的に加熱エレメントとして形成されているが、抵抗器の測定を介して温度センサとしてのみ使用される。図1C及び図2の温度分布による測定法では、加熱エレメント4はそれぞれ所定の温度Tjに加熱され、加熱エレメント4を加熱するための出力は対応して後制御される。
図3は、別の測定法の温度変化を示しており、この場合、加熱エレメント4は、一定不変の出力で運転される。この測定法では、円環状構造部7のための温度値も、隣接するガスの熱伝導率に関係してずれる。大きい熱伝導率の場合には、直線の形で示されている温度分布がもたらされる。隣接するガスの小さい熱伝導率の場合には、点線の形で示されている温度分布がもたらされる。加熱エレメント4は一定不変の出力で加熱されるので、円環状構造部7の範囲の温度は変化する。この温度差はΔTrで示されている。円環状構造部7の内部でも、温度は熱伝導率に関係して種々異なる値を有している。この温度差は、円環状構造部7の中央にΔTmとして示されている。温度差に関係して、公知の方法によりガスの熱伝導率が計算され得る。
図4はセンサ構成素子1の別の実施例を示している。この実施例では、加熱エレメント4として、第1の加熱構造部14及び第2の加熱構造部15が形成されており、これらの第1の加熱構造部14及び第2の加熱構造部15は、それぞれ長方形面の周縁の半割部をほぼ取り囲んでいる。第1の加熱構造部14と第2の加熱構造部15とにより取り囲まれた長方形面はダイアフラム3の熱面16であり、この熱面16は、保持枠2に対して断熱されている。熱面16の中央にはセンサエレメント10が配置されており、このセンサエレメント10は、本実施例では加熱センサコイルの形で実施されている。この加熱センサコイルは、2つの接続導体19,20を有しており、これらの接続導体19,20は、保持枠2の向かい合う側へ案内されている。
第1及び第2の加熱構造部14,15は、互いに鏡面対称に配置されており、同一に構成されている。第1の加熱構造部14は、複数の導体区分を備えた導体構造部を有しており、この場合、長方形面の周縁の個々の側には互いに平行に配置された複数の導体区分が対応配置されている。これらの導体区分は、有利には直線的に形成されている。個々の導体区分は、唯一の導体の形に互いに結合されている。個々の導体区分は、互いに所定の間隔を有しており、長方形の側面に配置されている。この長方形の上側及び下側の側面は、それぞれ第1の導体区分及び第2の導体区分の半割部に区切られている。このような形で、ほぼ半割長方形のメアンダ構造部が形成されている。有利な実施例により、熱面16と保持枠2との間には、複数の導体区分が配置されている。このような形式で、熱面16と保持枠2とのより良好な断熱が可能となる。有利には、最も内側の導体区分と、この最も内側の導体区分に隣接する第2の導体区分との間には、第1の温度センサ17が形成されており、この温度センサ17は、ほぼ閉じられた導体の形式で、かつ第1の加熱エレメント14の半割長方形のメアンダ構造の形に形成されている。第1の温度センサ17は、保持枠2の下側の側縁へ案内されている。第1の加熱構造部14の第1の縁部は、保持枠2の上側の側部へ案内されており、前記第1の加熱構造部14の第2の縁部は、保持枠2の下側の側部に案内されている。
第2の加熱構造部15は、第1の加熱構造部14に対して鏡面対称に形成されており、同様に第1の温度センサ17に対して鏡面対照的に配置された第2の温度センサ18を有している。
図4は加熱エレメント4の有利な実施例を示しており、この場合、第1及び第2の加熱構造部14,15は、円環状構造の形で形成することもできる。第1の加熱構造部14及び第2の加熱構造部15の利点は、まず、導体区分の何重にも隣接した配置により、熱面16と保持枠2との間のより良好な断熱が達成されることにあり、さらに、互いに独立して制御可能な2つの加熱構造部14,15の使用により、熱面16の範囲で温度の対称的な分布が達成され得ることにある。例えば、第1及び第2の加熱構造部14,15が、センサエレメント10の中央の位置に対して異なった間隔をもってダイアフラム3に取り付けられている場合、異なった出力制御により、幾何学的な配置における差異が再び補償され、これにより、センサエレメント10は、全ての方向に関連して、ほぼ等しい温度分布にさらされているようになっている。
図5は、2つの加熱構造部を備えた環状の加熱エレメントを示しており、前記2つ加熱構造部は、互いに隣接して配置された複数の導体区分を有している。
センサエレメント10は、図1の実施例に対応して、加熱及び/又は温度エレメントの形で、又は温度エレメントの形でのみ形成することができ、この温度エレメントにより、温度が測定されるようになっている。センサエレメント10と、第1及び第2の加熱構造部14,15とを、図1の実施例に対応して異なった層に配置することも可能である。加熱エレメント4と加熱構造部14,15とは、例えばプリントされた回路基盤の形で実施される。
第1及び第2の加熱構造部14,15の異なった形で制御するためには、対応する制御装置が設けられており、この制御装置により、第1及び第2の加熱構造部14,15の出力は異なった形で制御可能になっている。このようにして、改良された測定条件が可能になる。
センサ構成素子の第1実施例を示す図である。
センサ構成素子の第2実施例を示す図である。
センサ構成素子の第3実施例を示す図である。
センサ構成素子の温度特性を概略的に示す図である。
センサ構成素子の第4実施例を示す図である。

Claims (10)

  1. 支持体(2,3)を備えたセンサ構成素子(1)であって、前記支持体(2,3)に、加熱エレメント(4)とセンサエレメント(10)とが取り付けられており、前記加熱エレメント(4)が、支持体(2,3)の温度を調節するために使用可能になっており、センサエレメント(10)が、支持体(2,3)の温度を検出するために使用可能になっている形式のものにおいて、加熱エレメント(4)が、センサエレメント(10)をほぼ完全に取り囲んでおり、加熱エレメント(4)が、2つの加熱構造部(14,15)の形で形成されていることを特徴とする、支持体(2,3)を備えたセンサ構成素子(1)。
  2. 2つの加熱構造部(14,15)の出力が、別々に制御可能になっている、請求項記載のセンサ構成素子。
  3. それぞれの加熱構造部(14,15)に、温度センサ(17,18)が対応配置されている、請求項又は記載のセンサ構成素子。
  4. センサエレメント(10)が、加熱エレメントの形で形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のセンサ構成素子。
  5. 加熱エレメント(4)が、少なくともほぼ部分環状構造の形で、有利には環状構造の形で形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のセンサ構成素子。
  6. 加熱エレメント(4)が、ほぼ長方形構造の形で形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のセンサ構成素子。
  7. 長方形構造部のそれぞれ1つの側が、加熱構造部(14,15)により形成されている、請求項記載のセンサ構成素子。
  8. 支持体が、2つの層(12,13)を有しており、第1の層(12)に、加熱エレメント(14)が配置されており、第2の層(13)にセンサエレメント(10)が配置されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のセンサ構成素子。
  9. 支持体が、ダイアフラム(3)とダイアフラム保持部(2)とを有しており、加熱エレメント(4)とセンサエレメント(10)とが、前記ダイアフラム(3)に配置されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のセンサ構成素子。
  10. 請求項に記載のセンサ構成素子によりガスの伝導率を測定する方法において、2つの加熱構造部(14,15)によって、所定の温度、又は前記加熱構造部(14,15)によって生ぜしめられる加熱出力を調節し、センサエレメント(10)によって、温度若しくは、加熱構造部(14,15)に形成された温度を調節するために必要な、センサエレメント(10)の加熱能力を検出し、前記温度若しくは加熱出力から、ガスの伝導率に関する評価を行い、2つの加熱構造部(14,15)の加熱出力を互いに独立して制御することを特徴とする、請求項に記載のセンサ構成素子によりガスの伝導率を測定する方法。
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