JP2002131230A - 赤外線ガス分析計用検出器 - Google Patents

赤外線ガス分析計用検出器

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JP2002131230A
JP2002131230A JP2000328085A JP2000328085A JP2002131230A JP 2002131230 A JP2002131230 A JP 2002131230A JP 2000328085 A JP2000328085 A JP 2000328085A JP 2000328085 A JP2000328085 A JP 2000328085A JP 2002131230 A JP2002131230 A JP 2002131230A
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Takuji Ikuta
卓司 生田
Koji Tominaga
浩二 富永
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱線素子に故障が生じた場合、検出器全体を
交換する必要がなく経済性に優れるとともに、欠測時間
を可及的に少なくできる赤外線ガス分析計用検出器を提
供すること。 【解決手段】 測定対象ガスと同じ吸収特性を示すガス
Gが封入されかつ測定セル2に対して互いに直列的に配
置される二つのガス室14,15と、これらのガス室1
4,15を互いに連通させるガス通路16と、このガス
通路16内にフローセンサとして設けられる熱線素子対
とからなり、この熱線素子対に電圧を常時印加するよう
に構成された検出器において、前記ガス通路内に複数の
熱線素子対17,18を設け、測定に用いている熱線素
子対17の端子間電圧をモニターし、前記端子間電圧が
設定範囲外になったとき、他の熱線素子対18に電圧の
印加を切り換えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所謂非分散型赤
外線ガス分析計(NDIR)に用いられる検出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】耐振影響や検出感度に優れた赤外線ガス
分析計用検出器として、例えば、特開平7−14007
5号公報、実公昭59−24993号公報、実公昭59
−26278号公報あるいは、実開昭56−99462
号公報等に記載されるようなニューマチック型検出器が
ある。
【0003】前記赤外線ガス分析計用検出器は、測定対
象ガスと同じ吸収特性を示すガスが封入されかつ測定セ
ルに対して互いに直列的または並列的に配置される二つ
のガス室と、これらのガス室を互いに連通させるガス通
路と、このガス通路内にフローセンサとして設けられる
白金やニッケルなどの金属からなる二つの熱線素子から
なる熱線素子対とからなり、この熱線素子対に一定電圧
を印加し、これを温度上昇させておく。そして、ガスの
流れがあると前記熱線素子対のうちの一方の熱線素子が
冷やされ、他方の熱線素子が加熱され、二つの熱線素子
の温度が変化し、これを構成する金属の抵抗温度係数に
応じて各熱線素子の抵抗値が変化する。この抵抗値の変
化量をホイートストンブリッジを用いて検出し、流量を
検出するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の赤外線ガス分析計用検出器においては、熱線素子対
を構成する熱線素子には常に電圧が印加されているた
め、長期にわたって連続測定(例えば3年間無交換)を
行った場合、熱線素子が寿命劣化したり断線するなどし
て故障が生じた場合、出力に誤差が生じたり、出力不能
となる。このように熱線素子が寿命劣化したり断線した
場合には、熱線素子を交換すればよいが、熱線素子が二
つのガス室を互いに連通させるガス通路内に組み込まれ
ているため、熱線素子のみの交換は困難で、検出器全体
を交換する必要があった。そのため、経済性が悪いとと
もに、この交換の間、所定の測定を行えない所謂欠測が
生ずるといった問題があり、連続測定を行う上で大きな
障害となっていた。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、熱線素子に故障が生じた場合、
検出器全体を交換する必要がなく経済性に優れるととも
に、欠測時間を可及的に少なくできる赤外線ガス分析計
用検出器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、測定対象ガスと同じ吸収特性を示す
ガスが封入されかつ測定セルに対して互いに直列的に配
置される二つのガス室と、これらのガス室を互いに連通
させるガス通路と、このガス通路内にフローセンサとし
て設けられる熱線素子対とからなり、この熱線素子対に
電圧を常時印加するように構成された検出器において、
前記ガス通路内に複数の熱線素子対を設け、測定に用い
ている熱線素子対の端子間電圧をモニターし、前記端子
間電圧が設定範囲外になったとき、他の熱線素子対に電
圧の印加を切り換えるようにしている(請求項1)。
【0007】上記構成の赤外線ガス分析計用検出器にお
いては、それまで測定に供されていた熱線素子対に故障
が生じてその出力が設定範囲外になった場合、これを速
やかに検出することができる。そして、代わりの熱線素
子対に対して速やかに所定のブリッジ電圧を印加するこ
とができるので、従来と異なり、検出器全体を交換する
必要がないとともに、欠測時間が短くなる。
【0008】そして、前記赤外線ガス分析計用検出器に
おいて、二つのガス室が測定セルおよび比較セルに対し
てそれぞれ対応するように互いに並列的に配置されてい
てもよい(請求項2)。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面を参照
しながら説明する。図1および図2は、この発明の第1
の実施の形態を示すものである。まず、図1は、この発
明の赤外線ガス分析計用検出器(以下、単に検出器とい
う)を組み込んだ赤外線ガス分析計1の構成を概略的に
示す図で、この実施の形態における赤外線ガス分析計1
は、所謂シングルビーム(シングルセル)タイプのもの
である。
【0010】前記赤外線ガス分析計1は、次のように構
成されている。すなわち、図1において、2は筒状の測
定セルで、その両端が赤外線透過性材料よりなるセル窓
3,4で封止されているとともに、サンプルガスSの導
入口部5、導出口部6が形成されている。7は一方のセ
ル窓3に対向して設けられる赤外光源で、この赤外光源
7を発した赤外線IRは、赤外光源7とセル窓3との間
に介装され、図示していないモータによって回転駆動さ
れる光チョッパ8によって所定周波数の断続光とされ
る。
【0011】9は他方のセル窓4に対向して設けられる
検出器で、耐腐食性の金属よりなる本体ブロック10の
両端部が赤外線透過性材料よりなる窓11,12によっ
て封止されるとともに、その内部が赤外線透過性材料よ
りなる窓13によって二つのガス室14,15に区画さ
れ、これらのガス室14,15が赤外線光路(矢印IR
で示す)に順次直列となるように測定セル2に対して配
置されている。そして、ガス室14,15には、測定対
象ガスと同じ吸収特性を示すガス(または測定対象ガス
そのもの)Gが封入されている。なお、この実施の形態
における検出器9は、二つのガス室14,15におい
て、赤外線IRが吸収される構成となっているが、一方
の室14のみにおいて赤外線IRが吸収されるようにし
てあってもよく、その場合、二つのガス室14,15の
間は、赤外線非透過性材料よりなる壁で区画される。
【0012】16はガス室14,15を連通させるガス
通路で、この実施の形態においては、本体ブロック10
内の赤外線光路から外れた部位に形成されている。16
a,16bはガス通路16のガス室14,15に臨む開
口である。そして、このガス通路16には、やや膨らん
だ空間16cが形成されており、この空間16cにガス
通路16を流れるガスGの流量を検出するフローセンサ
としての熱線素子対が例えば二対17,18設けられて
いる。そして、これらの二対の熱線素子対17,18の
うち、一方17には常時電圧が印加されて測定に寄与
し、他方18には常時電圧が印加されず予備となってい
る。
【0013】すなわち、前記熱線素子対17,18は、
熱線素子17a,17b、18a,18bよりなる。こ
れらの熱線素子17a,17b、18a,18bは、封
入ガスGに直接曝されるため、例えば耐腐食性に優れる
とともに温度係数の大きな金属より構成され、このよう
な金属として白金やニッケルなどがある。そして、一方
の熱線素子対17の熱線素子17a,17bは、一端に
おいて互いに接続されるとともに他端において、一端に
おいて互いに接続された固定抵抗19a,19bとそれ
ぞれ直列接続され、図2に示すようなホイートストーン
ブリッジ回路20を構成している。また、他方の熱線素
子対18の熱線素子18a,18bにおいても、前記熱
線素子17a,17bと同様に接続され、固定抵抗21
a,21bとそれぞれ直列に接続され、前記ブリッジ回
路20と同様のブリッジ回路22を構成している。
【0014】そして、前記熱線素子対17の一端側(熱
線素子17a,17bが接続されている側)と、熱線素
子対18の一端側(熱線素子18a,18bが接続され
ている側)とは互いに接続され、その接続点はコモン電
位に保持されている。
【0015】23はブリッジ電源で、切換スイッチ24
を介して一定の出力電圧をブリッジ回路20,22のい
ずれか一方にブリッジ電圧として印加するものである。
前記切換スイッチ24は、後述する演算制御回路25か
らの指令によって接点を切り換え自在に構成されてい
る。そして、図1に示す例においては、熱線素子対17
を含むブリッジ回路20にブリッジ電圧が印加され、ブ
リッジ回路20が測定回路となり、熱線素子対22を含
むブリッジ回路22にはブリッジ電圧が印加されず、こ
のブリッジ回路22は予備回路となっている。
【0016】25は演算制御回路で、例えばマイコンよ
りなり、前記ブリッジ回路20,22とは、それらの出
力を伝達するための信号線26,27と接続され、ブリ
ッジ回路20(または22)における熱線素子対17
(または18)の端子間電圧が入力されるようにしてあ
り、図示例では、ブリッジ回路20の熱線素子対17の
端子間電圧(図2における符号Va,Vbで示す電圧)
が入力され、この端子間電圧が演算制御回路25におい
て常時モニターされる。
【0017】上記構成の検出器9の基本的な動作につい
て説明すると、今、図1に示すように、切換スイッチ2
4が熱線素子対17を含むブリッジ回路20側にオン
し、ブリッジ回路20に所定のブリッジ電圧が印加され
るとともに、ガス室15,16に測定対象と同じガス
(例えばCO2 )が封入されているものとする。前記状
態において、測定セル2にCO2 を含んだサンプルガス
Sを供給しながら、赤外光源7から赤外線IRを測定セ
ル2に照射すると、前記赤外線IRは、サンプルガスS
中のCO2 によって吸収を受けた後、検出器9の測定セ
ル2側のガス室14に入射する。このガス室14に封入
されているガスG(この場合、CO2 )が赤外線IRの
一部を吸収して温度上昇し、膨張する。この膨張したガ
スGは、開口16aを経てガス通路16に入り、空間1
6cを通過し、開口16bを経てガス室15に流入す
る。
【0018】このとき、前記ガス通路16内を流れるガ
スGの流速(流量)に応じて、熱線素子対17において
流れの上流側の熱線素子17aから熱を奪う。このた
め、熱線素子17aはガスGの流速に応じて冷却され、
その温度は無風状態のときに比べて低下する。そして、
前記ガスGは奪った熱により加温され、この加温された
ガスGは、流れの下流側の熱線素子17bを温める。そ
して、白金線は温度変化によってその電気的抵抗値が一
定の割合で変化するため、この抵抗変化を利用して温度
変化をブリッジ回路20の出力として出力できる。
【0019】上述のように、検出器9のガス室14,1
5内に封入されたガスGの膨張の度合いが異なり、ガス
通路16内でガスGの流れが生じたときのガス流量が測
定される。この測定値は、赤外線ガス分析計1の測定セ
ル2に供給されたサンプルガスS中に含まれる測定対象
成分(この場合、CO2 )の濃度に対して一定の関係を
有するから、前記測定対象成分の濃度が測定されること
となる。
【0020】ところで、前記熱線素子対17の端子間電
圧は、演算制御回路25において常時または定期的にモ
ニターされているが、この電圧が予め設定されている値
よりも低下したりまたは0の場合、前記熱線素子対17
における熱線素子17aおよび/または熱線素子17b
に寿命低下または断線などの故障が生じたものと判断で
きる。このように判断した場合、演算制御回路25から
切換スイッチ24に切換指令が出力され、これに基づい
て、切換スイッチ24は、故障が生じた熱線素子対17
を含むブリッジ回路20をオフにし、熱線素子対18を
含むブリッジ回路22がオンするように動作し、これに
より、前記ブリッジ回路22にブリッジ電源23からの
ブリッジ電圧が印加され、ブリッジ回路20に代わって
ブリッジ回路22が測定回路として機能するようにな
る。
【0021】なお、前記測定回路の切換えに際して、熱
線素子対17のときと同じ信号になるように、ブリッジ
電圧の大きさを演算制御回路25に予め記憶させてお
き、前記切換えと同時に、前記ブリッジ電圧をブリッジ
回路22に印加させるようにするのが好ましい。
【0022】上述のように、上記実施の形態において
は、それまで測定に供されていた熱線素子対17に故障
が生じてその出力が設定範囲外になった場合、これを速
やかに検出することができる。そして、代わりの熱線素
子対18に対して速やかに所定のブリッジ印加電圧の供
給することができるので、従来と異なり、検出器全体を
交換する必要がないとともに、欠測時間が短くなる。
【0023】上記実施の形態においては、赤外線ガス分
析計1が所謂シングルビームタイプであったが、これに
限られるものではなく、図3に示すように、セルを二つ
並設した所謂ダブルビームタイプに構成してもよい。以
下、これを第2の実施の形態として説明する。
【0024】図3において、31,32は互いに並設さ
れる筒状の測定セル、比較セルである。測定セル31
は、その両端が赤外線透過性材料よりなるセル窓33,
34で封止されているとともに、サンプルガスSの導入
部35、導出部36が形成されている。比較セル32
は、両端部が赤外透過性のセル窓37,38で封止さ
れ、内部に赤外線IRを吸収しないゼロガス(例えば窒
素ガス)が封入されている。
【0025】39,40は測定セル31、比較セル32
の一方のセル窓33,37側に設けられる赤外光源で、
これらの赤外光源39,40を発した赤外線IRは、赤
外光源39,40とセル窓33,37との間に介装さ
れ、図示していないモータによって回転駆動される光チ
ョッパ41によって所定の周波数の断続光とされる。
【0026】42は他方のセル窓34,38に対向して
設けられる検出器で、その本体ブロック43の内部は、
測定セル31、比較セル32にそれぞれ対応するように
仕切り部44によって二つのガス室45,46に区画さ
れ、各ガス室45,46の両側は赤外線透過性材料より
なる窓47、48,49,50によって封止されてい
る。そして、ガス室45,46には、測定対象ガスと同
じ吸収特性を示すガス(または測定対象ガスそのもの)
Gが封入されている。
【0027】51はガス室45,46を連通させるガス
通路で、この実施の形態においては、仕切り部44内に
形成されており、51a,51bはガス通路51のガス
室45,46に臨む開口である。そして、このガス通路
51には、やや膨らんだ空間51cが形成されており、
この空間51cには、前記図1に示した第1の実施の形
態と同様に、熱線素子対17,18が設けられている。
この熱線素子対17,18の電気的接続や配置関係は、
第1の実施の形態と同じであるので、対応する部材に同
一符号を付してその説明を省略する。
【0028】この第2の実施の形態における赤外線ガス
分析計1における動作は、第1の実施の形態における赤
外線ガス分析計1のそれと同じであるので、その詳細な
説明を省略する。
【0029】なお、上述の各実施の形態においては、ガ
ス通路16,51内に設けられる熱線素子対17,18
は二つであり、予備の熱線素子対18は一つであった
が、予備の熱線素子対をそれ以上設けてもよいことはい
うまでもない。
【0030】また、この発明の検出器は、CO2 以外の
対象成分を測定する赤外線ガス分析計に組み込んでもよ
いことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】この発明の検出器においては、二つのガ
ス室を連通させるガス通路に複数の熱線素子対を設け、
測定に用いている熱線素子対の端子間電圧をモニター
し、前記端子間電圧が設定範囲外になったとき、他の熱
線素子対に電圧の印加を切り換えるようにしたので、検
出器全体を交換する必要がなく、経済性に優れる。そし
て、前記切換えに要する時間は従来の検出器全体を交換
する場合に比べてはるかに短く、したがって、欠測時間
が可及的に少なくなる。したがって、赤外線ガス分析計
の検出器として好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の検出器を組み込んだシングルビーム
タイプのガス分析計の構成を概略的に示す図である。
【図2】前記検出器における電気的等価回路を示す図で
ある。
【図3】前記検出器を組み込んだダブルビームタイプの
ガス分析計の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1…赤外線ガス分析計、2…測定セル、14,15…ガ
ス室、16…ガス通路、17,18…熱線素子対、31
…測定セル、32…比較セル、45,46…ガス室、5
1…ガス通路、G…ガス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F035 EA05 EA09 2G020 AA03 BA12 CB04 CB05 CB07 CB42 CC48 CD26 2G059 AA01 BB01 CC04 EE01 FF08 FF09 GG07 HH01 JJ24 KK08 KK09 MM01 PP02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象ガスと同じ吸収特性を示すガス
    が封入されかつ測定セルに対して互いに直列的に配置さ
    れる二つのガス室と、これらのガス室を互いに連通させ
    るガス通路と、このガス通路内にフローセンサとして設
    けられる熱線素子対とからなり、この熱線素子対に電圧
    を常時印加するように構成された赤外線ガス分析計用検
    出器において、前記ガス通路内に複数の熱線素子対を設
    け、測定に用いている熱線素子対の端子間電圧をモニタ
    ーし、前記端子間電圧が設定範囲外になったとき、他の
    熱線素子対に電圧の印加を切り換えるようにしたことを
    特徴とする赤外線ガス分析計用検出器。
  2. 【請求項2】 測定対象ガスと同じ吸収特性を示すガス
    が封入されかつ測定セルおよび比較セルに対してそれぞ
    れ対応するように互いに並列的に配置される二つのガス
    室と、これらのガス室を互いに連通させるガス通路と、
    このガス通路内にフローセンサとして設けられる熱線素
    子対とからなり、この熱線素子対に電圧を常時印加する
    ように構成された赤外線ガス分析計用検出器において、
    前記ガス通路内に複数の熱線素子対を設け、測定に用い
    ている熱線素子対の端子間電圧をモニターし、前記端子
    間電圧が設定範囲外になったとき、他の熱線素子対に電
    圧の印加を切り換えるようにしたことを特徴とする赤外
    線ガス分析計用検出器。
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