JP3291890B2 - 赤外線ガス分析計 - Google Patents

赤外線ガス分析計

Info

Publication number
JP3291890B2
JP3291890B2 JP2910694A JP2910694A JP3291890B2 JP 3291890 B2 JP3291890 B2 JP 3291890B2 JP 2910694 A JP2910694 A JP 2910694A JP 2910694 A JP2910694 A JP 2910694A JP 3291890 B2 JP3291890 B2 JP 3291890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
light
interference
gas
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2910694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07218434A (ja
Inventor
克彦 荒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2910694A priority Critical patent/JP3291890B2/ja
Publication of JPH07218434A publication Critical patent/JPH07218434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3291890B2 publication Critical patent/JP3291890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外領域におけるガスの
吸収を利用してサンプルガス中の測定対象ガス成分の濃
度を測定する非分散型赤外光ガス分析計に関するもので
ある。非分散型赤外光ガス分析計は、各種工業プロセス
のガス濃度の監視や制御、公害監視のための排ガス濃度
測定などに利用されている。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明をNO計に適用した一実施
例を示すものであるが、各部の配置は従来のものと同じ
であるので、図1のNO計を用いて従来のNO計を説明
する。光源2からの赤外の測定光がセクター6により断
続光となって測定セル4に入射し、測定セル4を透過し
た測定光が光路に光学的に直列に配置された第1受光室
12と第2受光室14とからなるニューマティック型検
出器10に入射する。両受光室12,14はコンデンサ
マイクロホン16によって仕切られている。
【0003】NO計では両受光室12,14にNOガス
がArガスによって希釈されて封入されている。検出器
10ではNOの吸収波長帯の赤外光のみが第1受光室1
2で吸収され、第1受光室12で吸収し切れずに第2受
光室14に入射したNOの吸収波長帯の赤外光が第2受
光室14で吸収される。両受光室12,14で赤外光を
吸収して膨張することによる両受光室12,14の圧力
差がサンプルガス中のNO濃度によって変化するため、
その圧力差がコンデンサマイクロホン16によって電気
信号として取り出され、サンプルガス中のNO濃度が測
定される。
【0004】一方、NOの吸収波長帯はCO2やH2Oの
吸収波長帯と重なる部分があるため、サンプルガス中の
CO2やH2Oに対して若干の感度を有し、NO濃度測定
の誤差となる。そこで、測定セルにCO2を流通させた
ときに両受光室12,14の赤外吸収量が等しくなり、
かつNOを流通させたときに第1受光室12の方が第2
受光室14より赤外吸収量が多くなるように両受光室1
2,14の光路長を調整するように設計することによっ
てCO2の干渉を補償している。
【0005】従来の検出器でNOの検出に対し、CO2
の干渉を補償するために第1受光室12と第2受光室1
4の光路長を調整しているだけでは、CO2の干渉は補
償できるが、H2Oの干渉は補償することができない。
そのため、測定セル4に導入される前の段階でサンプル
ガスを電子クーラーなどで冷却して除湿し、測定セルに
導かれるサンプルガス中のH2O濃度を常に一定に保つ
ことにより、H2Oの干渉を除いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のニューマティッ
ク型赤外検出器で、サンプルガスに2以上の干渉ガス成
分が含まれている場合に、受光室には測定対象ガス成分
のみを希釈して封入し、1つの干渉成分を光路長を調整
することにより補償している場合には、2以上の干渉成
分による誤差をなくすためには測定セルへのサンプルガ
ス導入流路に高価な干渉ガスフィルタを設けたり、干渉
成分がH2Oのときにはサンプルガス中のH2O濃度が変
動したり周囲温度が変動したりしたときにもサンプルガ
スを常に一定の温度に冷却してH2O濃度を一定に保つ
ための大型の電子クーラーなどの装置が必要となる。そ
のため、分析計全体が高価になり、また小型化する上で
支障になる。本発明は干渉ガスフィルタや冷却装置など
の装置を設けることなく、干渉成分による影響を補償す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、非分散型赤
外線ガス分析計のニューマティック型検出器の両受光室
に、測定対象ガス成分の外、干渉ガス成分又は干渉ガス
成分の赤外吸収帯と少なくとも一部が重なる赤外吸収帯
をもつガス成分を両受光室でのその干渉ガス成分の赤外
吸収帯での光吸収量が等しくなる条件で封入した。
【0008】
【作用】検出器に封入した干渉ガス成分又は干渉ガス成
分の赤外吸収帯と少なくとも一部が重なる赤外吸収帯を
もつガス成分により、その干渉ガス成分の赤外吸収帯に
関しては両受光室での光吸収量が等しくなってその干渉
成分による影響が補償される。
【0009】
【実施例】図1は本発明をNO分析計に適用した一実施
例を表わす。赤外光を放射する光源2からの赤外光を測
定光として入射させる位置に測定セル4が配置され、光
源2と測定セル4の入射窓の間には光源2からの測定光
を断続光とするためのセクター6が配置されている。8
はセクター6を回転させるモータである。測定セル4は
ガス入口とガス出口を有し、サンプルガスが流通させら
れる。測定セル4を透過した測定光を受光する位置にニ
ューマティック型検出器10が配置されている。ニュー
マティック型検出器10は測定光の光路に光学的に直列
に配置された第1受光室12と第2受光室14とからな
り、両受光室12,14はコンデンサマイクロホン16
によって仕切られている。
【0010】検出器10では第1受光室12と第2受光
室14には測定対象ガス成分であるNOと干渉ガス成分
であるCO2がArで希釈されて封入されている。NO
の赤外吸収帯の赤外光に対しては第1受光室12での吸
収量と第2受光室14での吸収量に差が生じてサンプル
ガス中のNO濃度に対応した出力が得られ、一方CO2
の赤外吸収帯の赤外光に対しては第1受光室12での吸
収量と第2受光室14での吸収量が等しくなるようにそ
れぞれの濃度が設定されている。第1受光室12と第2
受光室14に封入されているNO濃度は%オーダーが適
当であり、CO2濃度はppmオーダーが適当である。
封入するこれらのガス成分NOとCO2の濃度は両受光
室12,14の光路長を考慮して実験的に定める。NO
に対してはCO2とH2Oが干渉成分となるので、他の干
渉成分であるH2Oに対しては第1受光室12と第2受
光室14の光路長が調整され、H2Oに対する赤外吸収
帯の光に対しては両受光室12,14での光吸収量が等
しくなるように設定されている。
【0011】測定対象成分がNO、第1干渉成分がH2
O、第2干渉成分がCO2とした場合、両受光室12,
14にNOのみを封入した従来の検出器を用いた場合
と、NOとCO2を封入した実施例の検出器を用いた場
合とで、動作の違いを図2により説明する。
【0012】まず、従来の検出器の場合には測定対象ガ
ス成分であるNOに対しては第1受光室12での吸収量
と第2受光室14での吸収量に差が生じ、その差がコン
デンサマイクロホン16での分析計指示値として検出さ
れる。サンプルガス中にCO2とH2Oが存在すると、H
2Oは両受光室12と14の光路長が調整されているこ
とによって誤差としては現われない。しかし、CO2
対しては第2受光室の方が第1受光室より赤外光の吸収
量が大きくなるため、分析計指示値としてはマイナスの
誤差を生じる。
【0013】一方、実施例ではNOに対しては従来と同
様に濃度を検出し、H2Oに対しても従来と同様に光路
長の調整によって指示が現われないように補償される。
そしてCO2の赤外吸収帯に対しては両受光室12,1
4での吸収量が等しくなることにより、CO2に対して
も補償される。
【0014】干渉を補償するために検出器に封入するガ
ス成分は、干渉ガス成分そのものに限らず、赤外域に干
渉ガス成分と同様の吸収帯をもつ別の成分を封入しても
よい。例えばH2Oの干渉を補償するには検出器にH2
を封入してもよいが、赤外域に同様の吸収帯をもつNH
3を封入ガスに混入することによってもH2Oの干渉を補
償することができる。
【0015】分析に影響を及ぼす干渉成分が3成分以上
ある場合でも、同様にして複数の干渉成分又は干渉成分
と同様の赤外吸収帯をもつ別の成分を検出器の封入ガス
に混入することによって、全ての干渉成分の影響を除く
ことができる。例えば、実施例に示したNO計の場合、
さらにCH4干渉を補償するために検出器の封入ガスを
NO、CO2及びCH4としてArなどの不活性ガスで希
釈すればよい。これによりH2O、CO2、CH4の干渉
を補償することができるようになる。
【0016】本発明は検出器の改良に関するものである
ので、測定部や光学系の構造は実施例のものに限定され
ない。例えば特公平5−19650号公報に記載されて
いるようなガス分析計、すなわち測定セルと並列に不活
性ガスが充填された比較セルを配置し、光源からの測定
光を測定セルと比較セルに交互に導入し、両セルの透過
光を共通のニューマティック型検出器に導くようにした
ガス分析計にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】従来のニューマティック型検出器は受光
室には測定対象ガス成分しか封入されていないので、光
路長を調整するなどの設計によって1つの干渉成分は補
償することができたが、他の干渉成分の影響を避けるに
は高価な干渉フィルタや干渉ガス成分の測定による補
正、H2Oが干渉成分の場合には常にサンプルガスを一
定温度の飽和状態に保つための電子クーラーなどが必要
であった。しかし、本発明では複数の干渉成分を検出器
自体で補償できるため、高価な干渉ガスフィルタや冷却
装置などの補償装置が必要ではなくなり、選択性の優れ
た高精度な分析計を小型で安価に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す概略正面図である。
【図2】従来のガス分析計と一実施例との動作を比較す
る図である。
【符号の説明】
2 光源 4 測定セル 6 セクター 10 検出器 12 第1受光室 14 第2受光室 16 コンデンサマイクロホン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−167784(JP,A) 特開 平5−288679(JP,A) 特開 昭60−195438(JP,A) 特開 昭58−6449(JP,A) 特開 平5−107185(JP,A) 実開 昭59−3354(JP,U) 実開 昭61−17654(JP,U) 特公 平5−19650(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/61

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの赤外光を測定セルに導入し、
    測定セルを透過した赤外光の光路に光学的に直列に配し
    た第1受光室と第2受光室を有し、両受光室での赤外光
    吸収量の差を検出するニューマティック型検出器を備え
    た赤外光ガス分析計において、 前記検出器の両受光室には測定対象ガス成分の外、干渉
    ガス成分又は干渉ガス成分の赤外吸収帯と少なくとも一
    部が重なる赤外吸収帯をもつガス成分を両受光室でのそ
    の干渉ガス成分の赤外吸収帯での光吸収量が等しくなる
    条件で封入したことを特徴とする赤外光ガス分析計。
JP2910694A 1994-01-31 1994-01-31 赤外線ガス分析計 Expired - Fee Related JP3291890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2910694A JP3291890B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 赤外線ガス分析計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2910694A JP3291890B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 赤外線ガス分析計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07218434A JPH07218434A (ja) 1995-08-18
JP3291890B2 true JP3291890B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=12267091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2910694A Expired - Fee Related JP3291890B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 赤外線ガス分析計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3291890B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997004157A1 (fr) * 1995-07-21 1997-02-06 Hisaka Works, Ltd. Dispositif de traitement du type a etirage et procede de traitement
US6452182B1 (en) * 1997-08-18 2002-09-17 Abb Patent Gmbh Photometer with non-dispersive infraded absorption spectroscopy (NDIR) for measuring several constituents
WO2023218983A1 (ja) * 2022-05-09 2023-11-16 株式会社堀場製作所 赤外線ガス分析計及び赤外線ガス分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07218434A (ja) 1995-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950033475A (ko) 수증기 보상을 갖는 ir계 산화 질소 감지기
US6121617A (en) Infrared gas analyzer
EP0400342B1 (en) Method of infra red analysis
US5559333A (en) Apparatus of non-dispersive infrared analyzer
US4794255A (en) Absorption analyzer
US5429805A (en) Non-dispersive infrared gas analyzer including gas-filled radiation source
US5894128A (en) Infrared type gas analyzer
JPH054629B2 (ja)
US5672874A (en) Infrared oil-concentration meter
JP3291890B2 (ja) 赤外線ガス分析計
JP3024904B2 (ja) 光学式ガス分析計
JPH08247942A (ja) 赤外線ガス分析計
JP3261842B2 (ja) 非分散形赤外線ガス分析計
US5528039A (en) Method and apparatus for linearization of non-dispersive infrared detector response
JPH09178655A (ja) 赤外線ガス分析計
JP2001516016A (ja) 多成分を測定するためのndir光度計
GB2066947A (en) Gas measuring apparatus with adjustable path length, and method for operation and standardization therefor
JPH0843302A (ja) 紫外線分析計
JPH11304706A (ja) 赤外線ガス分析装置
JP4063626B2 (ja) 赤外線ガス分析計
JPH08159968A (ja) 分析装置
US20050274899A1 (en) Spectroscopic system and method for analysis in harsh, changing environments
JP2811563B2 (ja) Co分析計
JPH06281578A (ja) ガス分析計
JP2003014632A (ja) 紫外線吸収等によるガス濃度モニターのガス圧補正方法及び補正システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080329

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110329

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110329

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120329

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120329

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130329

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees