JP2002062173A - センサモジュール - Google Patents

センサモジュール

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JP2002062173A
JP2002062173A JP2000249434A JP2000249434A JP2002062173A JP 2002062173 A JP2002062173 A JP 2002062173A JP 2000249434 A JP2000249434 A JP 2000249434A JP 2000249434 A JP2000249434 A JP 2000249434A JP 2002062173 A JP2002062173 A JP 2002062173A
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Morimasa Uenishi
盛聖 上西
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Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Ricoh Elemex Corp
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱的センサを機械的外力のみならず塵埃から
も保護し得るようにする。 【解決手段】 センサ固定部材3に支持された熱的セン
サ1の周囲を開閉可能に覆うカバー部材4と、このカバ
ー部材4の全部又は一部を開閉する開閉駆動部とを備え
る。したがって、測定時にはカバー部材4の全部又は一
部を開放することができ、非測定時或いは運搬や保管時
にはカバー部材4により熱的センサ1の周囲の空間を外
部から遮断することができ、これにより、熱的センサ1
に塵埃が付着する機会を最小限にすることができ、熱的
センサ1を機械的外力のみならず塵埃からも保護するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱的センサの出力
変化により種々の測定に利用されるセンサモジュールに
関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に金属膜素子を有する熱的センサ
としては、流体の流れの中に配置されて流体の流速や流
量を測定するフローセンサ、湿度環境が変化する空間に
配置されて湿度を測定する湿度センサが知られている。
【0003】例えば、特公平7−95076号公報に記
載されているように、基板上にマイクロヒータ、このマ
イクロヒータを間にして対向配置された二つの抵抗体な
どの金属膜素子を流体の流れ方向に沿って形成したフロ
ーセンサがある。このようなフローセンサは、マイクロ
ヒータに通電することにより発生する熱が流体の流れに
より移動し、このときの二つの抵抗体の出力差により流
体の流速或いは流量を測定するもので、非常に小型で、
消費電力も小さく、半導体プロセスの応用により比較的
低コストで量産も可能である。
【0004】フローセンサは、基板上の金属膜素子を基
板に対して熱的に絶縁するために、基板の表面に薄膜を
形成し、その薄膜が形成された基板の部分に異方性エッ
チング処理などを施すことにより、空間部を横切る薄膜
のマイクロブリッジ、或いは空間部を覆う薄膜のダイヤ
フラムを形成し、これらのマイクロブリッジ或いはダイ
ヤフラムの上にマイクロヒータや抵抗体などの金属膜素
子を形成している。
【0005】湿度センサの場合もマイクロブリッジ或い
はダイヤフラムの上にマイクロヒータや抵抗体などの金
属膜素子を形成している。
【0006】上記のような構成のフローセンサや湿度セ
ンサなどの熱的センサは、薄膜のマイクロブリッジやダ
イヤフラム上に金属膜素子が形成されているため、機械
的な外力に対して破壊し易く、また小さいため取り扱い
にくい。そのために、熱的センサを金属のソリッドステ
ムやセラミック基板に固定し、ソリッドステムやセラミ
ック基板上で外部回路に接続している。
【0007】フローセンサや湿度センサなどの熱的セン
サを流路に設置する場合に、熱的センサ及びその熱的セ
ンサを外部回路に接続する接続部を保護する提案も幾つ
かされている。例えば、特公平6−44005号公報に
記載されている例では、流速センサ(熱的センサの一
例)を保持する基板に、流速センサに手が触れないよう
にバリアとしての突起を設けている。また、特開平9−
297152号公報に記載されている例では、マイクロ
センサ(熱的センサの一例)をセンサ保護部材の内部に
収容して保護し、マイクロセンサを本体ユニットに取り
付けたときにはマイクロセンサをセンサ保護部材の外部
に位置させて本体ユニットの流路に臨ませるようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特公平6−44005
号公報及び特開平9−297152号公報に記載された
提案は、流速センサ或いはマイクロセンサに手が触れ難
くすることができる。しかし、マイクロセンサは流体の
流量或いは流速測定に際し、あるサイクルをもって間欠
的に駆動されるものであるが、一旦流路に設置された後
は常に流路に晒されるため、流体や空気中に存在する塵
埃が付着する。また、運搬や保管に際しても外気に晒さ
れるため塵埃が付着する。塵埃は微細でもセンサが非常
に小さいため、センサの特性に与える影響は無視するこ
とができない。
【0009】本発明の目的は、熱的センサを機械的外力
のみならず塵埃からも保護し得るようにすることであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基板上にその基板とは熱的に絶縁されて形成され測定時
に電気信号を出力する金属膜素子が設けられた熱的セン
サと、前記金属膜素子を外部回路に電気的に接続する接
続部を有して前記熱的センサを固定的に支持するセンサ
固定部材と、前記センサ固定部材に設けられ前記熱的セ
ンサの周囲を開閉可能に覆うカバー部材と、選択的に前
記カバー部材の全部又は一部を開閉する開閉駆動部と、
を具備する。
【0011】したがって、測定時には開閉駆動部により
カバー部材を開放状態に維持することが可能となる。非
測定時には開閉駆動部によりカバー部材を閉塞状態に維
持することにより、熱的センサの周囲の空間を外部から
遮断することが可能となる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記熱的センサによる測定時には前記カバ
ー部材の全部又は一部を開放し非測定時には前記カバー
部材を閉塞するように前記開閉駆動部の動作を制御する
開閉制御手段を具備する。
【0013】したがって、開閉駆動部によるカバー部材
の開閉動作を、測定時と非測定時とで自動的に切り替え
ることが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記熱的センサはフローセンサであ
る。
【0015】したがって、塵埃の付着を抑制し流体の流
量測定の精度を高めることが可能となる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記熱的センサは湿度センサであ
る。
【0017】したがって、塵埃の付着を抑制し湿度測定
の精度を高めることが可能となる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記カバー部材は、前記フローセンサによ
る測定のために開放されたときの形状が流体の流れを乱
さない形状に定められている。
【0019】したがって、流体の流量測定の精度を高め
ることが可能となる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
記載の発明において、前記カバー部材は、熱により変形
して前記熱的センサの一部を開放する形状記憶合金によ
り形成された開閉部を有し、前記開閉駆動部は、前記開
閉部に付与する熱を制御する加熱手段である。
【0021】したがって、カバー部材の開閉部は、加熱
により変形し常温で元の形状に戻ることにより熱的セン
サの周囲を選択的に開閉する。これにより、開閉部の機
構を簡略化することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図8に基づいて説明する。まず、図1ないし図3
を参照し熱的センサとしてフローセンサ1を用いたセン
サモジュールAについて説明する。図1はセンサモジュ
ールAの平面図、図2はセンサモジュールAの側面図、
図3はセンサモジュールAの正面図である。
【0023】フローセンサ1はセンサ固定部材としての
セラミック基板3の表面中央部に固定的に支持されてい
る。本発明においてフローセンサ1自体は公知のもので
あるため、原理について簡単に説明する。この例のフロ
ーセンサ1は、シリコン基板の表面に形成されたマイク
ロブリッジ又はダイアフラムの上に、金属膜素子として
の二つの抵抗体を流体の流れ方向に沿って配列すること
により形成されている。これらの抵抗体は、シリコン基
板のマイクロブリッジ又はダイアフラムの下側となる部
分に空間部を形成することによりシリコン基板に対して
熱的に絶縁されている。
【0024】このようなフローセンサ1は、これを流路
中に配設し、定電流源により二つの抵抗体に対して同じ
電流値の定電流パルスを間欠的に流すことにより、抵抗
体が或る一定の目標温度となるように昇温させる。ここ
に、流体に流れがない場合には上流側の抵抗体と下流側
の抵抗体とは抵抗値が等しいので、各々の抵抗体にかか
る電圧の差が0となる。一方、流体に流れが生ずると、
上流側の抵抗体で発生した熱が下流側の抵抗体側へ移動
することにより、上流側の抵抗体と下流側の抵抗体では
温度差が生ずる。即ち、上流側の抵抗体は流体の流れに
より冷される傾向を示し、下流側の抵抗体は抵抗体の熱
を受けて加熱される傾向を示す。このような温度差に伴
い、抵抗体には抵抗値の差が生ずる。ここに、これらの
抵抗体には定電流源によって同じ定電流が流されている
ので、抵抗値の差に対応する電圧差が生ずる。電圧差は
流体の流量ないしは流速に比例するので、流量が検出さ
れる。
【0025】また、セラミック基板3にはフローセンサ
1の周囲を開閉可能に覆うカバー部材4が設けられてい
る。このカバー部材4は、図1に示すように上方から見
れば矩形形状、図2に示すように側面から見れば正面部
分5及び背面部分6が傾斜し上面7がセラミック基板3
と平行な台形形状、図3に示すように正面から見れば両
側面8,9がセラミック基板3の表面に対して垂直な矩
形形状である。このカバー部材4の開閉機構については
後で詳しく説明する。
【0026】次に、図4ないし図6を参照し他のセンサ
モジュールBについて説明する。図4はセンサモジュー
ルBの平面図、図5はセンサモジュールBの側面図、図
6はセンサモジュールBの正面図である。センサモジュ
ールBは、図1ないし図3におけるフローセンサ1に代
えて熱的センサとして湿度センサ2を用いたもので、こ
の湿度センサ2はセラミック基板3上に支持され、カバ
ー部材4により覆われている。
【0027】本発明において湿度センサ2自体は公知の
ものであるため、原理について簡単に説明する。この例
の湿度センサ2は、シリコン基板の表面に形成されたマ
イクロブリッジ又はダイアフラムの上に、二つの抵抗体
を配列することにより形成されている。
【0028】このような湿度センサ2は、これを空気雰
囲気中に配設し、定電流源により一方の抵抗体に対して
定電流パルスを間欠的に流して発熱させ、この抵抗体の
温度を他方の抵抗体(温度測定用抵抗体)を通じて検出
する。このような状況下で、湿度によって空気中への熱
伝導率が変化すると、下流側の抵抗体が検出する温度に
変化を生ずる。よって、この下流側の抵抗体を介して測
定される温度変化に基づき湿度が測定される。
【0029】次に、図7及び図8を参照し、カバー部材
4の開閉機構について説明する。図7は図1におけるX
−X線部においてカバー部材4の閉塞状態を示す縦断側
面図、図8は図1におけるX−X線部においてカバー部
材4の開放状態を示す縦断側面図である。
【0030】図7及び図8に示すように、フローセンサ
1の抵抗体から導出されたワイヤ10は、セラミック基
板3に形成された接続部(図示せず)を介して外部回路
(図示せず)に接続されるように構成されている。
【0031】本実施の形態におけるカバー部材4は薄い
鉄板などの磁性体により形成され、正面部分5及び背面
部分6は上面7及び側面8,9に対して分離されてい
る。そして、正面部分5及び背面部分6はヒンジ部5
a,6aから先が弾性的に屈撓可能である。そして、セ
ラミック基板3には電磁石(図示せず)が設けられてい
る。この電磁石はこれを駆動する駆動回路とともに開閉
駆動部として機能する。
【0032】この電磁石を含む開閉駆動部の動作を制御
する開閉制御手段は、図示しないが、マイクロコンピュ
ータ構成の制御部によりフローセンサ1の駆動状態を監
視し、フローセンサ1による測定時には電磁石を駆動回
路により励磁してカバー部材4の正面部分5及び背面部
分6を開放状態に維持し、非測定時には電磁石に通電し
ないで正面部分5及び背面部分6を閉塞状態に維持す
る。
【0033】なお、開閉駆動部は電磁石を用いたものに
限られるものではない。例えば、モータなどの回転力を
直線運動に変換して正面部分5及び背面部分6を開閉す
るようにしてもよい。
【0034】このような構成において、機器へのセンサ
モジュールAの取り付け、センサモジュールAの運搬或
いは保管に際しては、電磁石を非励磁状態にして、図7
に示すように、カバー部材4を閉塞状態に維持する。こ
れにより、フローセンサ1やワイヤ10に手を触れてし
まう状態を回避することができ、さらに、外気に含まれ
る塵埃や有害ガスがフローセンサ1に付着することを防
止することができる。
【0035】センサモジュールAを流体の流れの中に設
置した場合には、一定のサイクルでフローセンサ1を駆
動して流体の流量を測定するときにのみ、駆動回路から
の通電により電磁石を励磁し、図8に示すようにカバー
部材4の正面部分5と背面部分6とを開放する。これに
より、流体はフローセンサ1の周囲を矢印方向に流れ
る。この場合、カバー部材4の正面部分5と背面部分6
とは、フローセンサ1のセラミック基板の高さより低く
なるまで倒伏させることが乱流を生じさせない上で望ま
しい。また、カバー部材4の上面7はセラミック基板3
の表面と平行であり、側面8,9はセラミック基板3の
表面に対して垂直であるため、流体が流れるときの乱流
の発生を抑制することができ、したがって、フローセン
サ1による流量測定の精度を高めることができる。
【0036】フローセンサ1を駆動しない非測定時に
は、電磁石を非励磁状態にすることにより、カバー部材
4を図7に示すように閉塞状態に維持し、フローセンサ
1の周囲の空間を外部から遮断することができるため、
フローセンサ1に塵埃が付着する機会を最小限にするこ
とができる。この点においても、次の流量測定における
測定精度を高めることができる。
【0037】なお、図4ないし図6に示すセンサモジュ
ールBの場合も、図7及び図8に示した場合のように、
カバー部材4を開閉させることができるので、湿度セン
サ2による湿度測定の精度を高めることができる。
【0038】次に、本発明の第二の実施の形態を図9な
いし図11に基づいて説明する。図9はセンサモジュー
ルCの平面図、図10はセンサモジュールCの側面図、
図11はセンサモジュールCの正面図である。本実施の
形態はカバー部材及びその開閉駆動部の構成が異なる他
は前記実施の形態と同様である。この例では熱的センサ
としてフローセンサ1を用いているが湿度センサ2を用
いた構成にも適用可能である。
【0039】本実施の形態におけるカバー部材11は、
図9に示すように上方から見れば矩形形状、図10に示
すように側面から見れば正面部分12及び背面部分13
が傾斜し上面14がセラミック基板3と平行な台形形
状、図11に示すように正面から見れば両側面15,1
6がセラミック基板3の表面に対して垂直な矩形形状で
ある。
【0040】カバー部材11の正面部分12及び背面部
分13は開閉部として機能するもので、これらの正面部
分12及び背面部分13は上面14及び側面15,16
に対して分離されている。そして、正面部分12及び背
面部分13はセラミック基板3に固定された端部以外の
部分が弾性的に屈撓し得るように形状記憶合金により形
成されている。これらの正面部分12及び背面部分13
の表面にはヒータ17が設けられている。これらのヒー
タ17は、駆動回路(図示せず)とともに加熱手段であ
って開閉駆動部として機能する。
【0041】このヒータ17を含む加熱手段の動作を制
御する開閉制御手段は、図示しないがマイクロコンピュ
ータ構成の制御部によりフローセンサ1の駆動状態を監
視し、フローセンサ1による測定時には駆動回路により
ヒータ17に通電して、カバー部材11の正面部分12
及び背面部分13をヒータ17の熱により変形させて開
放状態に維持し、非測定時にはヒータ17への通電を遮
断して正面部分12及び背面部分13を元の形状に復帰
させて閉塞状態に維持する。ヒータ17の両端は、セラ
ミック基板3に設けたスルーホール18を介して前述し
た駆動回路に接続されている。
【0042】このような構成において、フローセンサ1
を駆動して流体の流量を測定するときは、駆動回路によ
りヒータ17を発熱させることにより、カバー部材11
の正面部分12及び背面部分13を変形させて開放状態
に維持することができる。その開放状態におけるカバー
部材11の形は、図8における開放状態のカバー部材4
の形と略同様である。
【0043】非測定時、或いはセンサモジュールCの運
搬や保管に際しては、ヒータ17に通電しないため、カ
バー部材11は元の形状、すなわち閉塞状態に維持され
る。その閉塞状態におけるカバー部材11の形は、図7
における閉塞状態のカバー部材4の形と略同様である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、センサ固
定部材に支持された熱的センサの周囲を開閉可能に覆う
カバー部材と、このカバー部材の全部又は一部を開閉す
る開閉駆動部とを備えるので、測定時にはカバー部材の
全部又は一部を開放することができ、非測定時或いは運
搬や保管時にはカバー部材により熱的センサの周囲の空
間を外部から遮断することができ、これにより、熱的セ
ンサに塵埃が付着する機会を最小限にすることができ、
熱的センサを機械的外力のみならず塵埃からも保護する
ことができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、熱的センサによる測定時にはカバー
部材の全部又は一部を開放し非測定時にはカバー部材を
閉塞するように開閉駆動部の動作を制御する開閉制御手
段を具備するので、開閉駆動部によるカバー部材の開閉
動作を、測定時と非測定時とで自動的に切り替えること
ができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明において、熱的センサはフローセンサで
あるので、塵埃の付着を抑制し流体の流量測定の精度を
高めることができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明において、熱的センサは湿度センサであ
るので、塵埃の付着を抑制し湿度測定の精度を高めるこ
とができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、カバー部材は、フローセンサによる
測定のために開放されたときの形状が流体の流れを乱さ
ない形状に定められているので、流体の流量測定の精度
を高めることができる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5記載の発明において、カバー部材は、熱により変
形して熱的センサの一部を開放する形状記憶合金により
形成された開閉部を有し、開閉駆動部は、開閉部に付与
する熱を制御する加熱手段であるので、カバー部材の開
閉部を加熱により変形させ常温で元の形状に戻すことに
より熱的センサの周囲を選択的に開閉することができ、
これにより、開閉部の機構を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態におけるセンサモジ
ュールの平面図である。
【図2】そのセンサモジュールの側面図である。
【図3】そのセンサモジュールの正面図である。
【図4】他のセンサモジュールの平面図である。
【図5】他のセンサモジュールの側面図である。
【図6】他のセンサモジュールの正面図である。
【図7】図1におけるX−X線部においてカバー部材の
閉塞状態を示す縦断側面図である。
【図8】図1におけるX−X線部においてカバー部材の
開放状態を示す縦断側面図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態におけるセンサモジ
ュールの平面図である。
【図10】そのセンサモジュールの側面図である。
【図11】そのセンサモジュールの正面図である。
【符号の説明】
1 熱的センサ、フローセンサ 2 熱的センサ、湿度センサ 3 センサ固定部材 4 カバー部材 11 カバー部材 12,13 開閉部 17 加熱手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にその基板とは熱的に絶縁されて
    形成され測定時に電気信号を出力する金属膜素子が設け
    られた熱的センサと、 前記金属膜素子を外部回路に電気的に接続する接続部を
    有して前記熱的センサを固定的に支持するセンサ固定部
    材と、 前記センサ固定部材に設けられ前記熱的センサの周囲を
    開閉可能に覆うカバー部材と、 選択的に前記カバー部材の全部又は一部を開閉する開閉
    駆動部と、を具備するセンサモジュール。
  2. 【請求項2】 前記熱的センサによる測定時には前記カ
    バー部材の全部又は一部を開放し非測定時には前記カバ
    ー部材を閉塞するように前記開閉駆動部の動作を制御す
    る開閉制御手段と、を具備する請求項1記載のセンサモ
    ジュール。
  3. 【請求項3】 前記熱的センサはフローセンサである請
    求項1又は2記載のセンサモジュール。
  4. 【請求項4】 前記熱的センサは湿度センサである請求
    項1又は2記載のセンサモジュール。
  5. 【請求項5】 前記カバー部材は、前記フローセンサに
    よる測定のために開放されたときの形状が流体の流れを
    乱さない形状に定められている請求項3記載のセンサモ
    ジュール。
  6. 【請求項6】 前記カバー部材は、熱により変形して前
    記熱的センサの一部を開放する形状記憶合金により形成
    された開閉部を有し、前記開閉駆動部は、前記開閉部に
    付与する熱を制御する加熱手段である請求項1ないし5
    の何れか一記載のセンサモジュール。
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