JP4595402B2 - 袋状容器 - Google Patents
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Description
また、同様にマイクロ波の照射により発熱する金属層からなる発熱層を備えたシートにおいて、断面形状を凹凸とするとともに貫通孔を設けて、加熱調理時に被加熱食品から出た水蒸気を効率良く逃がすようにする工夫も提案されている(特許文献2)。
そして、同様にマイクロ波の照射により発熱する金属層からなる発熱層を備えたシートにおいて、耐熱保護層と発熱層とのそれぞれに亀裂を設けて、加熱調理中に被加熱食品から出るドリップを溜めることなく流れ出し易くした提案もある(特許文献3)。
さらに、上記発熱層を有する電子レンジ調理用発熱シートにおいて、凹凸を有する形状とするとともに、凹凸の上端と下端との長さや凹凸のピッチを調整して、折り曲げに方向性を無くして被加熱食品を適切に包むことができるようにした提案もなされている(特許文献4)。
また、上記発熱層を有する電子レンジ調理用発熱シートを紙製容器の底部に設けた電子レンジ用ポップコーン容器が知られている(特許文献5)。
しかしながら、被加熱食品を単体の発熱シートで覆って電子レンジ加熱調理する場合、被加熱食品を発熱シートで胴巻きして発熱シートの開いた両端部をクリップや樹脂テープなどで止めるというような包装形態とすることができない。即ち、金属製のクリップは電子レンジ内でスパークを起こすおそれがあって危険であり、樹脂テープを用いた場合は、発熱シート自体が高温になることから樹脂テープが溶けてしまいべたつきや食品への移行が懸念される。
また、調理後に被加熱食品が冷めないうちに発熱シートを開いてその食品を取り出すことが行われるが、上述のように複数個所でこの発熱シートを折り曲げて包み込んでいるため、箸などでその発熱シートを展開する手間が煩雑になり、手で直接発熱シートを開こうとする場合もある。しかし、発熱シートが熱いためにその発熱シートを開く操作をしている間に指先をやけどする可能性もあった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、被加熱食品が簡単な構成で上記発熱層で覆われるようにするとともに、加熱調理時に被加熱食品から出る油やドリップなどを、発熱層で覆われる空間内でとどめることなく、他部材側に簡単に流れ易くなるように、さらには食品の取り出しもやけどを負うことなく安全に行なえるようにすることを課題とし、上記発熱層を有した容器を用いて手軽に被加熱食品を電子レンジ調理できるようにすることを目的とするものである。
前記袋体の内部には、マイクロ波の照射により発熱する発熱層を有するシートを二つ折りにより該シートの発熱面を相互に対向させて、二つ折りの折り部分を前記底部閉鎖部側にするとともに、シートにおける前記折り部分の反対側である開放部分を袋体の前記閉じた開口部側にした状態で配置し、
前記二つ折りのシートは、袋体の閉じた開口部側にてシートの前記開放部分が閉じていて、この二つ折りのシートの相対する発熱面で囲まれた空間に被加熱食品が位置し、
前記二つ折りのシートは前記袋体に対して非固定とされていて、開封した袋体から、被加熱食品を挟んでいるこの二つ折りのシートが被加熱食品を伴って引き出しできる構成を備えていることを特徴とする袋状容器を提供して、上記課題を解消するものである。
また、もう一つの発明は、上記袋体が、ガーレー式透気度が1〜2000秒である紙材からなることを特徴とする袋状容器であり、この袋状容器を提供して上記課題を解消するものである。
また、もう一つの発明は、上記袋体が、23℃50%RHにおけるひまし油0.5ml滴下時の透過時間が60秒以上の耐油性を有する紙材からなることを特徴とする袋状容器であり、この袋状容器を提供して上記課題を解消するものである。
また、もう一つの発明は、上記袋体を構成する紙材、または上記シートの少なくとも一方のループスティフネス法による腰強度が、30mN以上250mN以下であることを特徴とする袋状容器であり、この袋状容器を提供して上記課題を解消するものである。
また、もう一つの発明は、上記袋体に開封用ミシン目が穿設されていることを特徴とする袋状容器であり、この袋状容器を提供して上記課題を解消するものである。
請求項1の発明によれば、袋体の内部の食品が発熱層と相対するようになり、電子レンジによる加熱調理に際して前記発熱層での発熱によって食品を加熱調理することができ、被加熱食品から出た油やドリップなども袋体で受け、調理された食品を袋体の開口部から取り出すという簡単な操作で食品皿などに盛ればよく、従来の電子レンジ調理用発熱シートを胴巻きして端部を折り畳む手間や、調理後に注意深くその発熱シートを展開する必要が無くなる。
また、上記シートの発熱面が対向しているその間に被加熱食品が挟み込まれて袋体の開口部を閉じて発熱層に囲まれた空間に被加熱食品を位置させていて、さらに、シートを出し入れ可能にして配置しているので、加熱調理後にそのシートに食品が乗った状態のままシートを引き出すという簡易な操作で、調理済みの食品を手間なく取り出せる。
また、袋体としてガーレー式透気度が1〜2000秒、好ましくは2〜1500秒である紙材を採用すれば、被加熱食品から発生した水蒸気を速やかに包装容器外に放出することができ、包装容器内に結露を生じることがないので、被加熱食品が水でべたつくようなことがない。
またさらに、袋体として23℃50%RHにおけるひまし油0.5ml滴下時の透過時間が60秒以上、好ましくは30分以上の耐油性を有する紙材を用いれば、被加熱食品から油分やドリップが生じても、袋体の強度が損なわれることがなく、袋状容器が破れたりすることがないので取扱いが容易かつ安全である。
さらに、上記袋体を構成する紙材、または上記シートの少なくとも一方のループスティフネス法による腰強度が、30mN以上、好ましくは40mN以上、250mN以下であることにより、袋状容器が適度な剛性を持ち、袋状容器に被加熱食品を収容するとシートがその反発力により被加熱食品に適度に密着するので、マイクロ波照射により発熱したシートの熱が被加熱食品に効率よく伝わり、被加熱食品へのコゲ目付などが良好なものとなる。
また、上記袋体に開封用ミシン目が穿設されているものとすれば、被加熱食品をシートの間に挟み込み開口部を封止した状態で電子レンジ加熱しても、その加熱後に開封用ミシン目の位置から袋体が開封でき、開口部を封止しても加熱済み被加熱食品の取り出し易さが損なわれないようになる。
図中1は電子レンジにて被加熱食品を加熱調理する際に用いる袋状容器で、該袋状容器1は一辺開放型の封筒形態とした袋体2とその袋体2の内部に配置されたシート3とからなり、一辺を開口部4として開放した形状に設けられている。
この袋状容器1における上記袋体2は電子レンジのマイクロ波が透過する比較的薄手の紙材から形成され、背貼り5は、その背貼り部分の下端を含む底部を折り返し、背貼り部分を含む面側に貼り合わせることで下端を底部閉鎖部6とし、この底部閉鎖部6と相対する上端を開放させ、この開放部分を上記開口部4とした、一つの開口部を有する袋状のものである。そして、この袋体2の素材である紙材は手作業による折り曲げが容易なものであり、開口部4の部分を折り曲げることで簡単に袋体2の収納空間を閉じることができる。
また、袋体2の開口部4の近傍には、開口部を封止可能なフラップ45を設けることができる。このフラップを用いて開口部を封止することにより、被加熱食品から発生する水蒸気を過度に蒸散させないようにすることができる。
また、紙材としては被加熱食品を電子レンジで加熱した際に被加熱食品から生じる水蒸気を放出可能な材料であることが好ましく、ガーレー式透気度(JIS P8117)が1〜2000秒である紙材を用いることが好ましい。
一般に食品を加熱する際、食品から発生する水蒸気が食品を包装する容器内で結露すると、その水が食品表面に付着して食感を損なう場合が多い。このため、加熱時に使用する包装容器にあっては、食品から発生した水蒸気を適度に外部に放出可能であることが好ましい。水蒸気を放出しにくい紙材を用いた場合には、被加熱食品の収納状態によっては袋体が膨れ、発熱シートが被加熱食品に適切に接しない場合があり、目的とするコゲ目付け等を得られない場合があるからである。
具体的な耐油性の評価方法としては、23℃50%RHの環境下、コートボール紙の裏面(ネズ面)を下敷きにして試料を置き、ひまし油を0.5ml滴下し、このひまし油が試料を透過して下敷きにしたコートボール紙の裏面に油染みができるまでの時間を測定する方法(以下、ひまし油滴下試験という)であり、この評価方法により60秒以上、好ましくは30分以上の耐油性を示す紙材が好適に使用できる。
なお、上記ひまし油としては、TAPPI UM−557改良法にて規定されているKitテスト液1のグレードのものを用いた。
また、紙材として吸水紙を使用すれば、食品の余分な水分を吸水するため、調理後の食品のクリスピー感(サクサク感)を維持する上で効果がある。
なお、基材9としては発熱層8の発熱に耐えられる材料であることが必要であり、紙を用いることが好ましい。
このようなマイクロ波の吸収により発熱する材料自体は公知であり、前述した特公昭60−015548号公報などに記載されているように、アルミニウムなどの金属を表面抵抗率が0.4ないし8Ω/平方インチ(アルミニウムの場合:厚さ70ないし4nm)となるように比較的薄く蒸着することにより形成されるものである。
具体的には、ループスティフネス法(東洋精機株式会社製「ループスティフネステスター」使用、サンプル寸法:15mm幅×ループ長さ10mm、押し込み量20mm、温度23℃、相対湿度60%RH)による腰強度が、MD方向またはCD方向のいずれかにおいて30mN以上、好ましくは40mN以上であることが好ましい。この値以上のシートないし紙材を用いれば、適度な剛性を有するので袋状容器に被加熱食品を収納した際、その剛性によりシートないし紙材が反発力により被加熱食品に適度に接触するようになり、電子レンジ加熱によるコゲ目付などが好適になされる。
なお、剛性の上限は特に制限はないが、袋状容器として使用するためには、ボール紙のような高い剛性を有する材料は使いにくいので、ガーレーこわさ(J.TAPPI−40)がMD方向またはCD方向のいずれかにおいて4.5mN以下、好ましくは4.0mN以下の材料であることが好ましい。
さらに、仮に被加熱食品の加熱調理時にその食品から油やドリップなどが出たとしても、シート3上だけで溜め受けられることはなく、加熱調理後に電子レンジ庫内から取り出したこの袋状容器1をその底部閉鎖部6が下となるように傾けさえすれば、油やドリップなどがシート3上から底部閉鎖部6側に流れ移り、袋体2で溜め受けさせることが簡単に行なえる。
さらにまた、加熱調理後に袋体2からシート3を引き出し、シート3の二つ折りを開くだけで加熱調理済みの食品が表れ、皿に盛り替える場合の食品の取り出しが極めて簡単なものとなる。即ち、仮にシートがまだ熱い場合でも箸などでシート3を簡単に開くことができ、手間無くその食品だけを取り扱えるようになるものである。
加熱調理後には袋体2の開封用ミシン目10を破ればよく、図4に示されたように胴部分から開いた場合でも、また、側辺部分から開いた場合でも、袋体2の内部にあるシート3及び被加熱食品が容易に取り出せるようになる。
なお、開封用ミシン目10の形成手段は、間欠的な切り込みを公知の手段で形成すればよい。
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(耐熱保護層7)に、アルミニウムを真空蒸着法により12nmの厚さに形成し、発熱層8を形成した。この発熱層8上に、酢酸ビニル系接着剤を介して坪量30g/m2の中性紙を積層し、発熱層を有するシートを得た。
この発熱シート3に、深さ/高さがそれぞれ約1mmの凹凸を交互に、縦横ピッチ5mmの間隔で形成するように凹凸加工を施した。
得られた凹凸加工済み発熱シートを280×145mmの大きさに切断し、これを耐熱保護層面を対向させて二つ折りにし、外形140×145mmの二つ折りシートとした。
この二つ折りシートを、バージンパルプからなる坪量45g/m2の紙にポリビニルアルコールを主成分とする耐油剤を塗工した耐油紙(凸版印刷株式会社製、薄紙耐油紙)を用いて一片を開口した外形約140×145mmの封筒貼りして作成した袋体内に挿入し、本発明の袋状容器を得た。
なお、上記耐油紙のガーレー式透気度(JIS P8117)は1000秒、ひまし油滴下試験による耐油性は24時間以上であった。
また、上記凹凸加工済み発熱シートおよび耐油紙の腰強度(ループスティフネス法)は、それぞれ44.6mN、51.0mN(いずれもMD方向)であった。
この袋状容器に内容物として、60×60×25mmの食パンを2切れ収納し、開口部を折り返して封止した後、出力600Wの電子レンジにて2分間加熱を行った。
その結果、食パンの表裏両面とも適度なコゲ目が付き、水蒸気によるベタつきもなく、サクサクした食感であった。
実施例1の耐油紙に代えて、バージンパルプからなる坪量45g/m2の紙にアクリル系耐油剤を塗工した耐油紙を作成して用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の袋状容器(実施例2)を作成した。
なお、実施例2で用いた耐油紙の腰強度は26.5mNであった。また、ガーレー式透気度(JIS P8117)は5000秒、ひまし油滴下試験による耐油性は24時間以上であった。
この実施例2を用いて実施例1同様の実験を行ったところ、食パンの裏面には適度なコゲ目が付いたが、食パンから発生した水蒸気が耐油紙を十分には透過せず、袋状容器が水蒸気により膨張し、食パンの上面側は発熱シートが接触しない状態となったため、コゲ目がつかなかった。また、水蒸気が袋状容器内で結露し、食パンの一部に付着して部分的にべたつく食感のものとなった。
実施例1の耐油紙に代えて、耐油性のない一般紙(三島製紙(株)製、商品名:MOB、坪量35g/m2)を用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の袋状容器(実施例3)を作成した。
なお、実施例3で用いた一般紙のガーレー式透気度(JIS P8117)は1000秒、ひまし油滴下試験による耐油性は120秒であった。また、ループスティフネス法による腰強度は18.6mN(MD方向)であった。
この実施例3を用いて実施例1同様の実験を行ったところ、実施例1に比べてシートの食パンへの密着が軽く、食パン上面へのコゲ目付の程度が下面に比べて少なく、全体的にも軽度なコゲ目であった。食感は比較的サクサクしており、水蒸気の結露によるべたつきは見られなかった。
2…袋体
3…シート
4…開口部
6…底部閉鎖部
7…耐熱保護層
8…発熱層
9…基材
10…開封用ミシン目
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- 一辺を開口部としてこの開口部に相対する辺を底部閉鎖部とした一辺開放型の封筒形態である袋体に被加熱食品を配して前記開口部を閉じてなる袋状容器であり、
前記袋体の内部には、マイクロ波の照射により発熱する発熱層を有するシートを二つ折りにより該シートの発熱面を相互に対向させて、二つ折りの折り部分を前記底部閉鎖部側にするとともに、シートにおける前記折り部分の反対側である開放部分を袋体の前記閉じた開口部側にした状態で配置し、
前記二つ折りのシートは、袋体の閉じた開口部側にてシートの前記開放部分が閉じていて、この二つ折りのシートの相対する発熱面で囲まれた空間に被加熱食品が位置し、
前記二つ折りのシートは前記袋体に対して非固定とされていて、開封した袋体から、被加熱食品を挟んでいるこの二つ折りのシートが被加熱食品を伴って引き出しできる構成を備えていることを特徴とする袋状容器。 - 上記袋体が、ガーレー式透気度が1〜2000秒である紙材からなることを特徴とする、請求項1に記載の袋状容器。
- 上記袋体が、23℃50%RHにおけるひまし油0.5ml滴下時の透過時間が60秒以上の耐油性を有する紙材からなることを特徴とする、請求項1に記載の袋状容器。
- 上記袋体を構成する紙材、または上記シートの少なくとも一方のループスティフネス法による腰強度が、30mN以上250mN以下であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の袋状容器。
- 上記袋体に開封用ミシン目が穿設されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の袋状容器。
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