JP5244024B2 - 加熱調理用紙袋 - Google Patents
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Description
さらに、本発明は、食品を収容した後の扁平状紙袋の一方の胴部面に形成されている胴ばり部に、加熱調理後に美麗な開口縁を有する調理済み食品の取り出し開口部を簡単かつ衛生的な開封操作で形成することができる胴ばり部を有している、耐油性の加熱調理用紙袋を提供することを目的とするものである。
(3)前記胴ばり部において、非接着状態で相対している片面耐油紙シートの両折り畳み部の先端部は、両先端部の端縁を突き合わせた状態で相対していることを特徴とする(1)項記載の加熱調理用紙袋。
(4)前記胴ばり部において、非接着状態で相対している片面耐油紙シートの両折り畳み部の先端部は、両先端部の端縁同士が離間した状態で相対していることを特徴とする(1)項記載の加熱調理用紙袋。
(6)前記インナーテープは、ポリオレフィンのエクストルージョンラミネート層又はホットメルト接着剤塗布層を介してシール用接着テープの接着剤層と接着していることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
(7)前記インナーテープは、前記シール用接着テープより高強度の基材よりなるテープであることを特徴とする(1)項〜(6)項のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
(9)前記引き裂き開始部は、前記胴ばり部の端縁から中央部方向にかかる所定長さの領域を、前記シール用接着テープと平型筒体の胴部とが非接着状態存在する領域とすることによって形成されている摘み部からなることを特徴とする(8)項記載の加熱調理用紙袋。
(13)前記引き裂き開始部は、前記摘み部が前記胴ばり部端縁から胴部中央方向に一定長さで予め引き裂かれて形成されている引き裂き片からなることを特徴とする(8)項〜(12)項のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
(15)前記片面耐油紙は、片面にシリコーン塗工した高密度紙によって形成されていることを特徴とする(1)項〜(14)項のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
(17)前記平型筒体がひだなし筒体である(1)項〜(15)のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
(19)前記平型筒体の両端開口部の一方が、永久閉鎖手段により閉鎖されていることを特徴とする(1)項〜(18)項のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
該加熱調理用食品収容紙袋の開口部をその開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程、
該両端閉鎖した加熱調理用食品収容紙袋を加熱調理器具で加熱する収容食品の加熱処理工程、
該加熱処理工程からの加熱調理済食品収容紙袋の胴ばり部におけるシール用接着テープによるシール部を前記インナーテープと一体に長手方向に細幅帯状に引き裂きながら剥がして胴ばり部を開封することにより加熱調理済食品取り出し口を形成する工程、
を順次実施することを特徴とする、加熱調理用食品の加熱調理方法。
(22)前記加熱調理用食品収容紙袋の両端開口部をその開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程は、紙袋の開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きした閉鎖端部の幅方向両端部を三角形状に折り曲げてその先端部を該閉鎖端部と紙袋の胴面の間に差し込んで固定する工程よりなることを特徴とする(20)項又は(21)項に記載の加熱調理用食品の加熱調理方法。
(23)前記加熱調理用食品収容紙袋の両端部をその開口端を巻き込んで紙筒中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程は、前記紙袋の両端開口部を巻き込んで紙筒中央方向に複数回巻きした閉鎖端部を着脱自在な耐熱性クリップで挟み込み固定する工程であることを特徴とする(20)項〜(22)項のいずれか1項に記載の加熱調理用食品の加熱調理方法。
また、素材が紙基材であるため、業務用として使用する場合は、回収してRPF(ReFuse Paper&Plastic Fuel:固形燃料)として最終的にはボイラーの燃料原料として利用する等により、環境にやさしい処理をすることも可能である。
図1及び図2に示すように、本発明の加熱調理用紙袋1は、まず、片面耐油紙5の耐油処理層6を内側として谷折り(破線)、山折り(一点破線)を繰り返すことにより、折り畳み部の先端部7,8が重なり部分となっている平型筒体1’を作成する。作成された筒体1’の折り畳み先端部7,8は、図2に示すように一方の扁平面(上面)において重なり合っている。次いで、該重なり合っている折り畳み部の先端部7の端縁7’と,先端部8の端縁8’のうち、外側に重なっている折り畳み部の先端部8の端縁8’を細幅帯状のインナーテープ4で長手方向に覆い、そのインナーテープ全体を覆って、紙袋胴面にシール用接着テープ3を貼付して図2に示されるような積層構造を有する紙袋胴面閉鎖部としての胴ばり部2を形成する。
紙基材15の片面に耐油処理層6を有する片面耐油紙5を折り畳んでひだ付の両端開口の平型筒体1’を形成し、内側の折り畳み部の先端部7に、外側の折り畳み部の先端部8が重なり合っている部分を覆って、熱溶融性接着剤層9を有するシール用接着テープ3とシール用接着テープ3より細幅のインナーテープ4を重ね、折り畳み部の先端部のうちの外側の折り畳み部の先端部8の端縁8’がインナーテープ4の中央部に一致するように位置決めした後、シール用接着テープ3の上部から加圧加熱手段(図示せず)により、シール用接着テープ3に熱と圧力を加え、シール用接着テープ3をひだ付の平型筒体1’の胴面とインナーテープ4の上面とに接着させて胴面閉鎖部としての胴ばり部(2)を形成する。
上記のように形成される胴ばり部(2)では、インナーテープ4と平型筒体1’の面は折り畳み部の先端部7と8の面と接着されていないので、シール用接着テープ3の部分が引き裂かれてインナーテープ4と共に除かれると、折り畳み部の先端部7,8が露出して端縁7’、8’を開口縁とする食品の取り出し開口が形成される。
開封用の紐11は、加熱調理により強度が低下しない材質のものであれば特に制限はなく、太さ1〜3.5mmの程度の綿糸、調理用タコ糸等が使用できる。
このような胴ばり部(2)の積層構造の場合、インナーテープ4の内側面は収容されている食品中の水分や油分と接触することとなるし、加熱処理時に発生する蒸気に曝されることとなるので耐水性、耐油性である必要がある。また、外側面はシール用テープ3との接着性を増すための接着剤層を設けたものであることが望ましい。
このような胴ばり部(2)の積層構造の場合も、インナーテープ4の内側面(折りたたみ先端部側の面)は食品中の水分や油分と接触することとなるし、加熱処理時に発生する蒸気に曝されることとなるので耐水性、耐油性である必要がある。また、外側面はシール用テープ3との接着性を増すための接着剤層を設けたものであることが望ましい。
図9は、両端開口紙袋に食品を収容し、両端開口部を開口を巻き込んで胴部中央方向に複数回折り畳んだ折り畳み部を、板紙のような厚手の矩形シート部材の中央部にコ字状の切り込み部を形成したクリップ17の該切込部で挟み込み固定した折り畳み閉鎖部13を有する加熱調理用食品収容紙袋の状態を示している。図9に示すように、胴ばり部の端縁部の摘み部16部分は折り畳み閉鎖部13内に巻き込まれないように紙袋中央方向に引き出された状態に配置されるように折り畳み閉鎖部が形成されている。
このようにつまみ部16を折り畳み閉鎖部13外に引き出した状態に配置して引き裂き開始部を形成すると、紙袋の折り畳み閉鎖部近傍における胴ばり部の前記引き裂き開始部の基端部(根元部)において、胴ばり部に僅かな隙間が生じるか又は紙袋内圧の上昇によって容易に開口する箇所が形成されるので、加熱調理時の内部の蒸気逃し機能が付与されることとなり、好ましい態様である。
両折り畳み部の先端同士が離間している場合は、インナーテープの幅は離間幅より5mm以上広くする必要があり、シール用接着テープはさらにインナーテープより10mm以上広くする必要がある。
また、上記紙基材の片面にシリコーン樹脂を含む耐油層を0.5〜10g/m2、好ましくは1.0〜5.0g/m2塗工した片面耐油紙を使用することもできる。さらに、パルプの叩解度をカナディアンスタンダードフリーネス(CSF)で100ml以下になるまで粘状叩解したパルプを使用して抄紙したグラシン紙、セミグラシン紙等の高密度紙の片面にシリコーン樹脂を含む耐油性層を0.1〜10g/m2、好ましくは0.5〜5.0g/m2の塗工量で形成したものを使用することができる。
シール用接着テープの接着剤層は、開封手段となるインナーテープとの接着性も良好であることが好ましい。シール用接着テープとインナーテープとの接着性が悪いと、胴ばり部の開封時にシール用接着テープを引き裂いた際にシー用接着テープの引き裂き端縁部がギザギザである荒れた開口端縁が形成されることとなり、加熱調理食品を収容した容器としての美観性に劣るものとなり、調理済み食品を収容したままの容器として食卓に並べることが躊躇われるものとなることがある。
たとえば、両端開口部を折り込むように開口端部を紙袋中央方向に複数回折り畳んだ状態で耐熱性クリップ等により折り畳み部を固定することや、該折り畳み部の幅方向両端部を斜め方向に三角形に折り曲げて形成される三角片を折り畳み部と紙袋の扁平面との間に差し込んで折り畳み部を固定する等の手段を採用することができる。また、耐熱性固定手段として、分割していない割り箸等で折り曲げ部分を挟んで固定する手段も簡便であり有効である。
市販のグラシン紙〔米坪39.7g/m2、厚さ36.8μm、王子特殊紙(株)製、商品名「クリスラップ」〕の片面に信越化学工業株式会社製のシリコーン主剤〔商品名「KS−778E」〕と硬化剤〔商品名「PL−56」〕を100:1の質量割合で混合し、トルエンで濃度が8質量%になるように希釈して塗布液を調製し、該塗布液を乾燥質量1.0g/m2となるように塗布して405mm×400mmの方形の片面耐油紙を作成した。
作成した片面耐油紙を折り畳んで、巾が145mm、両側ひだ部(マチ)の巾がそれぞれ25mm、一方の胴面の中央部に形成されている折り畳み先端部の重なり部分が15mmである平型筒体を作成した。
次いで、加熱調理用食品収容紙袋を電子レンジで3分間加熱した。加熱終了後、片方の折り畳み固定部を巻き戻して開口部を開放し、開口部の胴ばり部端縁において互いに接着一体化されているインナーテープと接着テープの端部を摘んでシール部を上方に引き上げるように引っ張ることにより、胴ばり部を帯状に引き裂いて開封した。開封はスムーズに行えたので食品が飛び散ることもなく、開封部の引き裂き端縁もシャープであり、帯状の幅広の開口部に露出した紙袋の折り畳み先端部の端縁を左右に押し拡げて食品の取り出し開口を簡単に形成することができ、そのまま加熱調理済食品収容容器として食卓に出すことができた。
実施例1の加熱調理用紙袋において、開封手段としてインナーテープの替わりに、片面耐油紙の重なり配置されている折り畳み先端部の外側に重なっている折り畳み先端部の端縁に正確に沿うようにタコ糸を配置した状態で重なり配置されている折り畳み先端部をシール用接着テープで接着閉鎖して胴ばり部を形成した以外は、実施例1と同様にして加熱調理用紙袋を作成した。
加熱調理後の紙袋の胴ばり部をタコ糸で引き裂いて開封して形成された胴ばり部開口の引き裂き端縁は、シャープで美麗であったが、引き裂き開口部が線状であるため、まず引き裂き開口縁を左右に引き拡げ、次いで、内部の重なり合っている折り畳み先端部の上側に位置する折り畳み先端部を先ず引き上げ、さらに内部に位置する他方の折り畳み先端部を引き拡げて収容食品を取り出す、という煩雑な食品取出し開口部形成操作が必要であった。
実施例1の加熱調理用紙袋において、折り畳み部の先端部を突合せ状態とし、インナーテープとして、シール用接着シート側の艶面に厚さ23μmのポリエチレン樹脂(日本ポリエチレン株式会社製 「ノバテックLC607K」)をエクストルージョンラミネート(Tダイ押出し機)でラミネートした後、折り畳み先端部側の面に信越化学工業株式会社製のシリコーン主剤〔商品名「KS−778E」〕と硬化剤〔商品名「PL−56」〕を100:1の質量割合で混合し、トルエンで濃度が8質量%になるように希釈して塗布液を調製し、該塗布液を乾燥質量1.0g/m2となるように塗布して耐油層を形成したインナーテープを使用する以外は、実施例1と同様にして加熱調理用紙袋を作成した。
加熱調理後の紙袋の胴ばり部を実施例1と同様にして開封した結果、開封はスムーズに行えたので食品が飛び散ることもなく、開封部の引き裂き端縁もシャープで美観性があり、帯状の幅広の開口部に共に配置されている折り畳み先端部の突合せ配置されている端縁を食品の取り出し開口とした加熱調理済食品収容容器としてそのまま食卓に出すことができた。
実施例1において、折り畳み先端部間が2mm離間している胴ばり部を形成した以外は実施例1と同様にして加熱調理用紙袋を作成した。
加熱調理後の紙袋の胴ばり部を実施例1と同様にして開封した結果、開封はスムーズに行うことができて調理済み食品が飛び散ることもなく、開封部の引き裂き端縁もシャープで美麗であり、帯状の幅広の開口部を形成している折り畳み先端部の離間している端縁を食品の取り出し開口縁とした加熱調理済食品収容容器としてそのまま食卓に出すことができた。
市販の純白ロール紙〔米坪41.4g/m2、厚さ57μm、王子特殊紙(株)製、商品名「白夜」〕のシール用接着シート側の艶面に厚さ23μmのポリプロピレン樹脂(日本ポリエチレン株式会社製 「ノバテックFL02A」)をエクストルージョンラミネート(Tダイ押出し機)でラミネートした後、反対面に、信越化学工業株式会社製のシリコーン主剤〔商品名「KS−778E」〕と硬化剤〔商品名「PL−56」〕を100:1の質量割合で混合し、トルエンで濃度が8質量%になるように希釈して塗布液を調製し、該塗布液を乾燥質量1.0g/m2となるように塗布して405mm×400mmの方形の片面耐油紙を作成した。
作成した片面耐油紙を折り畳んで、巾が145mm、両側ひだ部(マチ)の幅がそれぞれ25mm、折り畳み部の先端部の重なり部分が15mmである胴部を形成し、実施例1と同様のシール用接着テープとインナーテープにより折り畳み部の重なり部を接着閉鎖して胴ばり部を形成した以外は、実施例1と同様にして加熱調理用紙袋を作成した。
加熱調理後の紙袋の胴ばり部を実施例1と同様にして開封した結果、開封はスムーズに行えたので食品が飛び散ることもなく、開封部の引き裂き端縁もシャープで美観性があり、帯状の幅広の開口部に共に配置されている折り畳み先端部の突合せ配置されている端縁を食品の取り出し開口とした加熱調理済食品収容容器としてそのまま食卓に出すことができた。
1’:平型筒体
2:胴ばり部
3:シール用接着テープ
4:インナーテープ
5:片面耐油紙
6:耐油層
7,8:折り畳み部の先端部
7’,8’:先端部の端縁
9:接着剤層
10:開封用の紐
11:開口部
12:収容食品
13:折り畳み部
14:帯状引き裂き片
15:紙基材
16:摘み部
17:クリップ
Claims (20)
- 片面耐油紙を耐油処理面を内側にして扁平筒状に折り畳み、一方の扁平胴部中央部において相対する両折り畳み先端部をシール用接着テープで覆って接着閉鎖して形成されている胴ばり部を有する両端開口の平型筒体であって、該胴ばり部は、非接着状態で相対している片面耐油紙の両折り畳み部の先端部を、その長手方向全長に亘って非接着性面で覆って配置されている細幅帯状のインナーテープを間に挟んで易引き裂き性のシール用接着テープを平型筒体の胴部に接着して閉鎖されている食品取出開口部形成用胴ばり部であり、平型筒体の両端開口部は加熱調理用食品挿入口で食品挿入後に閉鎖される開口部であることを特徴とする加熱調理用紙袋。
- 前記胴ばり部において、非接着状態で相対している片面耐油紙シートの両折り畳み部の先端部は、互いの先端部同士が重なり合った状態で相対していることを特徴とする請求項1記載の加熱調理用紙袋。
- 前記胴ばり部において、非接着状態で相対している片面耐油紙シートの両折り畳み部の先端部は、両先端部の端縁を突き合わせた状態で相対していることを特徴とする請求項1記載の加熱調理用紙袋。
- 前記胴ばり部において、非接着状態で相対している片面耐油紙シートの両折り畳み部の先端部は、両先端部の端縁同士が離間した状態で相対していることを特徴とする請求項1記載の加熱調理用紙袋。
- 前記インナーテープは、前記折り畳み先端部の端縁を覆う側の面が非接着性で且つ耐油性の面であり、シール用接着テープ側の面がシール用接着テープとの接着面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記インナーテープは、ポリオレフィンのエクストルージョンラミネート層又はホットメルト接着剤塗布層を介してシール用接着テープの接着剤層と接着していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記胴ばり部は、平型筒体の両端開口端部に引き裂き開始部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記引き裂き開始部は、前記胴ばり部の端縁から中央部方向にかかる所定長さの領域を、前記シール用接着テープと平型筒体の胴部とが非接着状態で存在する領域とすることによって形成されている摘み部からなることを特徴とする請求項7記載の加熱調理用紙袋。
- 前記引き裂き開始部は、平型筒体の両端開口端部において、前記胴ばり部に配置されているインナーテープの両側縁に沿って、シール用接着テープの端縁から長手方向に2本の短い切込線を設けることによって形成されている摘み部からなることを特徴とする請求項7記載の加熱調理用紙袋。
- 前記引き裂き開始部は、平型筒体の両端開口端部において、前記胴ばり部に配置されているインナーテープの端部を開口端部の端縁外に延出させた摘み部からなることを特徴とする請求項7記載の加熱調理用紙袋。
- 前記引き裂き開始部は、平型筒体の両端開口端部において、前記胴ばり部に配置されているインナーテープの端部を、該インナーテープの幅にカットされてインナーテープに貼着されているシール用接着テープ部分と共に開口端部の端縁外に延出させた摘み部からなるとすることを特徴とする請求項7記載の加熱調理用紙袋。
- 前記引き裂き開始部は、前記摘み部が前記胴ばり部端縁から胴部中央方向に一定長さで予め引き裂かれて形成されている引き裂き片からなることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記シール用接着テープは、紙基材の片面に接着剤層としてポリオレフィン樹脂のエクストルージョンラミネート層又はホットメルト接着剤層を有する熱接着用接着テープであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記片面耐油紙は、片面にシリコーン塗工した高密度紙によって形成されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記平型筒体は、長手方向両側部にひだ部を有するひだ付筒体である請求項1〜14のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 前記平型筒体がひだなし筒体である請求項1〜14いずれか1項に記載の加熱調理用紙袋。
- 請求項1〜16のいずれか1項に記載の加熱調理用紙袋の開口部より加熱調理用食品を紙袋内に収容する工程、
該加熱調理用食品収容紙袋の開口部をその開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程、
該両端閉鎖した加熱調理用食品収容紙袋を加熱調理器具で加熱する加熱処理工程、
該加熱処理工程からの加熱調理済食品収容紙袋の胴ばり部におけるシール用接着テープによるシール部を前記インナーテープと一体で長手方向に細幅帯状に引き裂きながら剥がして胴ばり部を開封することにより加熱調理済食品取り出し口を形成する工程、
を順次実施することを特徴とする、加熱調理用食品の加熱調理方法。 - 前記加熱調理用食品収容紙袋の両端開口部をその開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程は、前記胴ばり部における前記引き裂き開始部を予め前記開口端縁から前記胴部中央方向に一定長さで引き裂いて形成されている細幅帯状の引き裂き片の先端部が前記閉鎖端部から胴部中央方向にはみだした状態で前記閉鎖端部を再開封可能に固定する工程であることを特徴とする請求項17記載の加熱調理用食品の加熱調理方法。
- 前記加熱調理用食品収容紙袋の両端開口部をその開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程は、紙袋の開口端を巻き込んで紙袋中央方向に複数巻きした閉鎖端部の幅方向両端部を三角形状に折り曲げてその先端部を該閉鎖端部と紙袋の胴部面の間に差し込んで固定する工程よりなることを特徴とする請求項17又は18に記載の加熱調理用食品の加熱調理方法。
- 前記加熱調理用食品収容紙袋の両端部をその開口端を巻き込んで紙筒中央方向に複数巻きして閉鎖端部を形成し、該閉鎖端部を再開封可能に固定する工程は、前記紙袋の両端開口部を巻き込んで紙筒中央方向に複数回巻きした閉鎖端部を着脱自在な耐熱性クリップで挟み込み固定する工程であることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の加熱調理用食品の加熱調理方法。
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