JP4557336B2 - 開封容易な電磁加熱用包装体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開封容易な電磁加熱用包装体に関し、特にコンビニエンスストアなどで販売されているホットドックやハンバーガーなどの食品を包装したまま電子レンジなどの電磁加熱器で再加熱処理した時に、食品から出る余分な水分や油によって食品の風味が損なわれることを防ぎ、さらに食品を取り出す時の開封を容易かつ確実にすることを目的とした包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンビニエンスストア等において販売されているホットドックやハンバーガーなどは、紙やプラスチック素材で形成された容器やシートに入れられている。これらの食材は、食する前に容器やシートごと、電子レンジで再加熱が行われるが、電子レンジで加熱を行うときに、内部で蒸気が発生し、この蒸気は外部に逃げることなく、内部にとどまって結露水となり、例えばハンバーガーなどの表面に付着して、食品の表面をべちゃべちゃにする。また、調理された食品を熱いうちに容器に入れる場合も、同様に発生した蒸気や結露水によって食材のおいしさを損ねていた。このように、余分な結露水が発生し、放置した場合には、食品の見栄えが悪くなってしまったり、あるいは味覚を損ねたりという問題点を有していた。
【0003】
この様な問題点を改良するために、たとえば、食材が接する表面層を通液性シートにし、その内層に吸水性シートを内在させたシートや袋(実開平3−108671号、実開平6−25141号、実開平6−61089号、特開平3−200575号、実開平6−35164号)が提案されている。これらのシートや袋は、食品に接する内層シートの下に吸水シートを配置させ、発生した余分な水分を内層シートを通して吸水層に移行させ、吸水層が発生した結露水を保持し、内層のシートに余分な水分を残さないようにして、食材の表面への濡れ戻り等を改良しようとするものである。
【0004】
一方、コンビニエンスストアなどでは、これらの袋を衛生的に保存し、かつ消費者が食する時には密封された袋を、迅速にかつ簡易に開封することが望まれている。しかしながら、これらの従来技術で得られた袋では、簡易で衛生的な開封方法は開示されていなかった。また実際コンビニエンスストアー等で売られているハンバーガーなどの電子レンジ用袋でも、開封手段として袋の端部に単に切りかきが設けられているにすぎず、この切りかきから開封しようとしたときに、一定した部位での開封が常時行われず、食品が飛び出してしまったり、また切り欠き部からでた切りくずが食品についてしまったりして、食する時に不具合が生じていた。一方、サンドイッチやおにぎりなど電子レンジで温めずに食する袋では、開封手段が設けられた袋があったが、これらは電子レンジ対応になっておらず、結露した水分などを食品に移さない袋構造になっていなかった(特開平9−40015号、特開平8−91430号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記の欠点を改良し、コンビニエンスストアなどで売られているハンバーガーなどの食品を電子レンジで温め直す時に、食品に対して、余分な結露水の濡れ戻りを低減させ、かつ衛生的に保存し、食するときに確実かつ迅速に開封することができる電磁加熱用食品包装体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願で特許請求される発明は以下のとおりである。
【0007】
(1)少なくとも外層シート(A)と吸液性のある目付5g/m 2 以上、100g/m 2 以下のポリオレフイン系繊維不織布からなる内層シート(B)が熱接着により積層されて構成された物品の包装体であって、該包装体を作るシートの少なくとも一部に、物品の挿入方向と平行またはこれと直角方向に、包装体の引裂強度より高い強力の幅15mm以下のテープ状物または糸状物からなる開封手段(C)を設け、前記外層シート(A)またはこれと一体化したシートに貼りあわせ、その一端に掴み部を設け、該掴み部を引っ張ることにより前記テープ状または糸状物を前記包装体から前記シートともに引き剥がし、前記包装体を開封するものであることを特徴とする電磁加熱用包装体。
【0009】
(2)前記外層シート(A)と前記吸液性のある内層シート(B)との中間に吸水性のシート(D)が配置されたことを特徴とする(1)記載の電磁加熱用包装体。
【0011】
(3)前記内層シート(B)の使用割合が前記外層シート(A)に対して面積率で40%以上100%以下で、包装体の底部に内層シートが配置されており、内装シートのついていない外層シートに開封手段が設けられていることを特徴とする(1)または(2)に記載の電磁加熱用包装体。
【0012】
(4)前記外層シート(A)は透明な樹脂フィルムからなる(1)ないし(3)のいずれかに記載の電磁加熱用包装体。
【0013】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1、2、4は本発明の食品包装袋(1)の模式図であり、図1は角形の包装袋、図2は吸水シートと内層シートを用いた包装袋、図4は丸形の包装袋を示す。
【0014】
図1に示した袋10は、外層シート(A)1と、その内側に設けられた吸液性の内層シート(B)2と、開封手段(C)3とから主として構成される。4は袋の一端を形成するためのヒートシール部、11は、筒状部を形成するための接合部、12は食品を挿入する開口部を示す。開封手段(C)3は、食品の挿入方向(袋の長手方向)と平行に外層シート1に貼り合わせた開封用テープ5と、開封用テープ5の端部を中央にはさんだ状態で、前記ヒートシール部4から切断部6まで折り込み8を入れて形成された掴み部9とからなる。
【0015】
図2に示した袋10は、図1の袋において、外層シート1と内層シート2の間に吸水性シート1Aを介在させ、かつ中央部に透明フィルムで形成された窓7を設けたものである。この場合は、透明フィルム部7が外層シート1の一部を構成し、その中央部に開封用テープ5が貼り合わせられている。なお、開封手段(C)3の拡大図を図3に示す。
【0016】
図4に示した袋10は、開口部12を除く周辺部がヒートシール部4を形成し、該開口部12の食品の挿入方向と直角方向の外層シート1上に開封用テープ5を貼り合わせ、開封手段(C)3を形成したものである。開封手段(C)3の拡大図を図5に示す。
【0017】
これらの袋10は、食品を挿入し、開口部12を封止して商品となるが、電子レンジ等で加熱して食品を食する場合には、開封手段(C)3の掴み部9を指でつまんで開封用テープ5を引き剥がすことにより、容易に開封することができる。
【0018】
外層シート(A)1としては、食品を包んで電子レンジ加熱した場合、内部で発生した余分な油や水分が外部に余りでなければどのようなシートでもよい。電子レンジ加熱した際、食品自身が熱くなるが、取りだしたり、そのままシートに包んで食する時に、火傷を防ぐことを考慮した場合、外層シートは熱が伝わりにくく、且つ袋の外側に油分や水分がにじみ出ない方がよい。これらのシートの例としては、例えば紙類、紙にポリエチレンやポリプロピレン樹脂等を薄くコーティングしたシート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコールなどの樹脂製フィルム、及びこれらの樹脂やポリスチレン等の樹脂発泡シート、フラッシュ紡糸法等で得られた不織布や微多孔フィルムなどの透湿防水性のあるシートが挙げられる。具体的に袋状包装体として、コンビニエンスストアー等で売られることを想定した場合、外層シートの一部は透明であり、内部の食品が袋の外から見られる方が好ましい。この目的のためには、外層シートは、透明の樹脂製フィルム、または、紙にポリエチレンやポリプロピレン樹脂等を薄くコーティングしたシートの一部に透明の樹脂製フィルムで窓状物を成形させた袋がより好ましい。
【0019】
外層シートの目付や厚みは、包装の外観や型くずれ、破れやゴミ等の混入を考えた場合、火傷や内部の食品の保温を考慮して、5g/m2 以上、100g/m2 以下がよい。また厚みとしては0.005mm以上、1mm以下が好ましい。
【0020】
外層シートは、透湿性があっても良く、またシートの一部に孔あけ加工が施されたものでも良い。これらは電子レンジで加熱処理した余分な水蒸気をシートや袋の外に追い出す目的であれば、用いる食品から発生する水分量に応じて適宜選択されればより好ましい。
【0021】
本発明の吸液性のある内層シート(B)2は、電子レンジで発生する結露水を保持できるシートであれば、紙、天然繊維や化学繊維や合成繊維が適宜混ぜられた不織布、スポンジ、吸水性の多孔性樹脂フィルム状物などを使用することができる。製袋時の加工性、ヒートシール性のしやすさからみた場合、合成繊維から得られた不織布、または、合成繊維が混入された紙が望ましい。
【0022】
内層シート(B)を構成する繊維の素材としては、より好ましくはポリオレフィン系の繊維から成る不織布である。これらを列挙するならば、エチレン、プロピレン、ブテン等のモノオレフィン重合体及びこれらの共重合体を主成分とするポリオレフィン樹脂である。また、これらの不織布を構成する繊維は単一成分でも混合成分でもよい。例えばポリエチレン/ポリプロピレン等を混合した複合繊維であってもよく、また、単一繊維内部での複合品、即ち鞘芯型繊維やサイドバイサイド繊維などでも良い。この意味で、鞘芯型複合繊維の場合、食品にあたる表面の素材が、即ち鞘の素材がポリオレフィンであれば良く、芯に入るものは特に限定されない。この例として、鞘/芯がポリプロピレン/ポリエステル、ポリエチレン/ポリエステル等の繊維が挙げられる。
【0023】
食品包装材料として、例えばパンやハンバーガー、ご飯等の被包装物は、でんぷん質やセルロース質など、いずれも親水性の高い成分から成り立っており、従来紙製品を食品に使用する場合には、剥離の目的で、パラフィンやシリコン系の撥水処理がなされてきた。この意味で、パンやハンバーガー等の食品を電子レンジ加熱させた場合、オレフィン系の繊維から成る親水性の低い素材で出来た不織布を使用すると、食品が内層シートにくっつかず、剥離性が良く、包装物から食品を取り出しやすくなる。本発明においても、撥水性をさらに増したり、親水性を低下させるために、不織布表面に撥水加工剤を塗布することは可能であるが、このような後加工剤は、使用時や製品加工時に脱離し、食品に吸着し、人体に入る恐れがあることを考慮すると望ましくない。これらを勘案しても、食品包装材量の表面材は、実質的にポリオレフィン系のポリマーから成るものが好ましい。
【0024】
また、加工性の点で見れば、ヒートシール性、製袋性等の使用時の2次加工性もポリオレフィン素材は良好である。またさらには、電子レンジ対応を考慮した場合、他のポリマーと比較して、ポリオレフィン樹脂の、誘電率が低く、誘電損失が少ない性質を考慮しても、有効に電子レンジ加熱のエネルギーが食品に伝わり、効率よく温めることが可能になる。この様に、加工性や電子レンジ適性の点でもポリオレフィン素材は最適である。
【0025】
本発明において、前記内層シートの目付は、5g/m2 以上、100g/m2 以下が好ましい。目付が小さすぎると、厚みが薄くなり、電子レンジでの加熱の際に生じた結露水の保持能力が低く、食品が水分のもどりによって食品の下部がベタつくことがある。一方、目付が大きすぎると、厚みが厚くなり、製袋加工性が悪くなる。この意味で、より好ましい内層シートの目付は、15g/m2 以上、50g/m2 以下である。
【0026】
本発明で使用される食品に接する内層シートに必要な機能は、食品から発生した余分な水分等を空隙に保持させ、食品に対して余分な結露水の濡れ戻りを最小限に抑えることである。一方、本発明で好ましい内層シートはポリオレフィン系の不織布が良好であると記載したが、この意味でこれらの撥水性素材であるポリオレフィンを、食品包材としての有効性をより生かすためには、内層シートとして用いる不織布等の嵩密度と目付、さらには内層シートとして用いる不織布を構成する繊維径が重要になる。
【0027】
本発明の内層シート用の不織布に好ましい特性は、余分な水分などを素早く通過する為に、適度な繊維径を持つことである。この意味で本発明の不織布を構成する繊維の繊度は、0.1デニール以上、50デニール以下であることが好ましく、より好ましくは0.5デニール以上、20デニール以下である。繊度が小さすぎると、不織布が緻密化されることによって、食品から発生した余分な水分を保持する能力が低くなり、水分の濡れ戻りを多くする原因となる。また、食材からみても内層シートである不織布との接触面積が大きくなり、食材が内層シートにくっつきやすくなる。さらには、不織布の強度が不足し、摩擦等でシートが破れたり、繊維が切れて脱落したりしてしまい、食材の汚染の元となる。一方、繊度が大きすぎると、不織布の製造が実質上困難になる。
【0028】
本発明の内層シートとして用いる不織布等の嵩密度は0.01g/cm3以上、0.3g/cm3以下が好ましい。食品からでた余分な油や水分を、素早く吸水層に移行するためには、嵩密度は上記の範囲が望ましく、さらに望ましくは、0.05g/cm3以上、0.2g/cm3以下が良い。嵩密度が大きすぎると、不織布の繊維間のバルキー性が無くなり、余分な水分や油分を素早く通過しづらくなる。この意味で、嵩密度は小さい方が好ましいが、余り小さいと不織布の製造が実質上困難となる。
【0029】
本発明の内層シート用の不織布は、カード法、抄造法等の短繊維不織布製造法やスパンボンド法等の長繊維不織布製造方法で作られたいずれのものでも使用可能である。また、不織布の接合方法としては、接着剤による接合、超音波ウェルダー接合、部分熱風接合、ニードルパンチ接合等の方法を用いることができる。しかしながら、食品用途的には、摩耗強度、ゴミやリントが発生しにくい点、および余分なつなぎの樹脂や糊がない点から、部分熱圧着する方法が最も好ましい。
【0030】
本発明の内層用の不織布を形成する繊維は長繊維であっても、短繊維であっても良いが、短繊維の脱落による食品への異物の混入、シートの強度や摩耗耐久性の点から長繊維の方がより好ましい。
【0031】
これらの点から総合して、本発明で使用する内層シートとして用いる不織布の製造方法は、耐摩耗性がよく、糸くずなどが食品に移行しづらくなることを考慮すれば、長繊維タイプのスパンボンド不織布がより好ましい態様である。またこの意味で、スパンボンド不織布を使用したSMS等の複合不織布を使用することもできる。
【0032】
本発明で内層用の不織布を形成する繊維は、丸形断面のみならず、扁平やC型等の異形糸であってもよく、またクリンプ等がかかった繊維を使用する事もできる。結露水を吸水した層と食品を物理的にへだてる目的を考慮すれば、内層シートは異形糸やクリンプ糸を用いることは好ましい態様である。
【0033】
本発明に用いる吸水シート1A(図2)は、吸水性を有するものであれば良く、紙、天然繊維や合成繊維などから作られる不織布、スポンジ等が使用されるが、これらは吸水性がよくシート状物であれば特に問わない。しかしながら、好ましくは、パルプからなる紙や、レーヨンなどのセルロース繊維からなる不織布が、吸水性や取り扱い性や価格の点で良い。本発明中の吸水シートの目付は、8g/m2 以上、50g/m2 以下が良い。更に好ましくは15g/m2 以上、40g/m2 以下がよい。目付が小さすぎると、食品から発生した水蒸気の吸収量が少なく、余分の水蒸気が結露してシートの下部にたまりベタつくことがある。一方、目付が厚すぎると、シート状に加工したり、その後、このシートを利用して袋や容器に加工する際、加工性が悪くなることがある。即ち、厚みが厚くなると、熱伝導率が悪くなり、加工時に熱で接着させづらくなる。
【0034】
本発明で吸水性シートを使用する場合には、食品に接する内層シート(B)2は、吸液性を有するほかに、通水性が良いほうがより好ましい。内層シートは食品から発生した水蒸気やドリップ等を通過させると共に、これらの水蒸気やドリップ水を吸収した吸水性シート1Aと食品との直接接触を防止する。この為、吸水性シートを使用する場合には、内層シートの目付は、5g/m2 以上で充分その機能を発揮する。通水性としては、前記したとおりに使用状況下によって結露水を移行できればよいが、例を挙げるならば、耐水圧が300mm以下、より好ましくは150mm以下がよく、この意味で、内層シートの目付は50g/m2 以下がより好ましい。
【0035】
本発明で、内層シート2の使用割合は外層シート1に対する面積率として40%以上100%以下で、被包装物である食品の底部に内層シートが配置されるような食品包装体であることがより好ましい。食品の底部とは、ハンバーガーなどが入れられた食品包装体を電子レンジで再加熱する際に、食品の下部がシートに接する部分のことを言うが、袋の底部は電子レンジで再加熱する際に、一番結露水が出やすく、且つ食品と接する機会が多くなる部分に相当する。袋の底部は一般にこれらの商品が販売されるときに、印刷の仕方や外観によって判断することができ、当業者ならば適宜に選択、判断することができる。内層シートの使用割合は外層シートに対して面積として40%以上100%以下が良いが、内層シートの使用割合が少なすぎると、結露水を保持する部分が少なくなり、食品に結露水が濡れ戻り、食感を損なうことがある。この意味で、内層シートの使用割合は外層シートに対して面積的により全面にある方が、結露水を保持する目的ではより好ましいが、包装袋として食品を外から検知したり、全体的な外観性を高めるためには、必ずしも外層シートの全面になくても良い。内層シートの使用面積比は、内容物の食品の外観及び食品から適宜決定することができる。
【0036】
本発明で、外層シート(A)と内層(B)及び/または吸水性シート(D)を一体化したり、貼り合わせる方法は、樹脂の押し出しラミネート、熱接着、ホットメルト樹脂や溶剤等を使用した接着剤による貼り合わせ、物理的に縫製する方法等、適宜選択できる。より好ましい態様は、接着剤等の余分なものを介在させることが無く、且つ生産性がよい点で、熱による接着である。例を挙げるならば、フィルムや紙等の外層シートと内層のシートをそのまま熱によりラミネートする方法や、ポリエチレンやポリプロピレンなどの押し出し樹脂を中間に介在させて外層シートと内層シートを貼り合わせる方法である。このとき紙を外層に使用し、熱によるヒートシールし易さを目的として、ポリオレフィン等の樹脂をあらかじめ薄くコーティングしておく方法はより好ましい態様である。又、本発明では、外層シートと内層シート及び/または吸水性シートを貼り合わせる面積は、全体でも部分的でもよい。食品から出た結露水を保持させる目的においては貼り合わせの面積を出来る限り少なくすることが好ましい態様である。
【0037】
本発明で開封手段(C)3は、全体を容易に開封することができれば、どのような開封手段でもよく、例えばテープ状物、ひも状物等が挙げられる。このような開封手段を設けるには、これらの開封手段を食品包装体の開封箇所に装着すればよい。
【0038】
開封用のテープ状物は、シート状、テープ状、ひも状など形態は特に問わない。又材質は袋を構成する素材の引き裂き強度よりも強度の強い物であればよい。例を挙げるならば、合成樹脂系のテープ状物、即ちポリエチレンやポリプロピレンやポリエステルなどのテープ状物が良く、テープ状物の巾は、15mm以下、好ましくは5mm以下がよい。
【0039】
本発明で、開封テープ等の装着方法は、外層シート等への貼り合わせるのがよい。即ち、開封テープを包装体である袋となるシート上に、熱によるシールによって、またはあらかじめ粘着性を持たせたテープを貼り合わせることによって装着できる。また開封用のテープ等は、袋状の長さ方向の全体に形成させてもよいし、途中まで入れてもよい。
【0040】
開封手段の袋への装着方法としては、図1では、外層シート(A)1と内層シート(B)2が部分的に一体化されたシートの端部11同士を貼り合わせて筒状に形成し、その長手方向と平行に開封用テープ5を外層シート1上に貼り合わせる。この開封用テープ5は、外層シート単独または外層シートと内層シートを複合させたシート上に貼り合わせてもよいが、好ましくは、外層シート単独となる部分に貼り合わせれば、開封はより確実となる。次に筒状としたシートを、該シートの長手方向と直角方向にヒートシールを施し、袋となる筒状シートの片側を封止する。その後ヒートシール部4よりも機械方向の後方部で筒状シートを切断すると共に、切断部9からヒートシール部4まで、開封用テープ5を中央部にはさんだ状態で、切り込み8を開封用テープ5の両側に入れ、掴み部9を作成し、開封手段(C)3が形成される。掴み部9の縦/横の大きさは適宜選べばよい。この筒状シートは、袋の所定の長さに切断され、袋の開口部12が形成される。
【0041】
図4に示す袋状物は、外層シート(A)1と内層シート(B)2を重ね合わせて部分的に一体化されたシートを、溶断などにより貼り合わせてヒートシール部4を形成し、かつ切断し、片側に食品を入れる開口部12を形成し、その反対側で、且つ食品の挿入方向とは直交する方向に開封手段3を設けたものである。このとき開封テープは、外層シート単独部分に貼り合わされていてもよく、また外層シートと内層シートを複合させたシート上に貼り合わせてもよい。しかしながら、好ましくは、外層シート単独となる部分に貼り合わせれば、開封はより確実となる。開封手段(C)3の拡大図は図5に示される。この袋状物は、食品の挿入方向と直交する方向に開封手段が設けられ、開封手段の進路上に、包装体の開口部を封止した際に形成される貼り合わせ部が位置することがないので、開封手段が途中で切れてしまって、開封に手間取ることがなくなる。
【0042】
本発明の好ましい態様として、外層シート1は透明性のある延伸フィルムを、筒状シートの流れ方向に平行に用いるのがよい。即ち延伸フィルムは、延伸方向には裂けやすいが、それと直交する方向には裂けにくい性質を持つため、延伸フィルムを袋となる筒状物の流れ方向に用いると、より容易に開封することができる。
【0043】
本発明の包装体には、たとえば内部の食品である被包装体を検知できるように窓部を設けることができる。窓部とは、例えば、帯状の窓、円や四角形の窓をシートの中央に空けた物、内層シートが一部分使用されておらずその他の袋の全面に透明部有する窓、等が挙げられる。また、袋状にしたときに、余分な蒸気を外へ出す微少な孔等を付与することや、密閉性を上げるためにファスナー等を具備した形態もより好ましい態様である。
【0044】
このように得られた包装体は、ヒートシールした反対側の開口部からハンバーガー等の食材を挿入し、開口部をヒートシールして封入するか、または開口部全体を食材にそって折り返して裏面側の包装体の外層シートに粘着シートなどで貼り合わせることにより、食材全体を封入することができる。
【0045】
本発明の食品包装体10を開封するには、電子レンジなどの再加熱後、開封手段(C)3の掴み部9を手でつかんで引っ張り、該掴み部の延長上にある各包装シートを開封用テープ5にそって引き裂き、その引き裂いた部分を他の部分から分離して除去する。このようにして、掴み部9の進路状に位置する各包装シートの部分を除去するか、または折り曲げることによって、ハンバーガー等食品の一部を袋外に露出させ、食することができるようになる。この様に、容易に開封し、且つあらかじめ袋としていた部分を手で持つことによって、食品を手で直接持たずに衛生的に食することができる。又このとき手でもつ部分に内層シート2がくるよう設計することは、電子レンジ後加熱しすぎても、手が熱くならないため、より好ましい態様といえる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施例により更に詳細に説明する。
【実施例1】
外層シートとしてポリプロピレン製の延伸フィルム(OPPフィルム、厚み25μm)を用い、内層シートとしてポリプロピレン製のスパンボンド不織布(目付20g/m2、嵩密度は、0.12g/cm3)を用い、ヒートシールにより貼り合わせ、食品再加熱用の包装シートとした。このとき、内層シートは外層フィルムの幅方向の長さの60%とし、貼り合わせ面積は全面積の10%で、菱形点状の部分ラミ方法を採用した。このラミシートの流れ方向に平行してアクリル系粘着剤のついた開封テープを内層シートが貼り合わされていない内層となる側に貼り合わせ、内層シートがついた面を内側に湾曲させ、ガゼット状に折り込みをいれ、外層フィルムの両末端を中央下部側になるように融着させ筒状に形成した。その後さらに、この筒状物の端部を熱によりシールし(約10mm)、その後ヒートシール部よりも機械方向の後方1cmのところで筒状シートを切断すると共に、切断面からヒートシール面まで、開封テープを中央部にはさんだ状態で切り込みを開封テープの両側に入れ、掴み部を作成し、食品包装袋とした。開封テープの材質はPPフィルム30μmで、幅5mmを使用した。食品包装袋の大きさは、長さ21cm、幅11cm、ガゼット部の幅は3cmの長方形型とした。その後、市販のハンバーガーを入れ、開口部を3cm折り曲げ、折り曲げた部分の一部をセロテープで止め、電子レンジ加熱し、その食味および開封性等を下記に示す方法で評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【実施例2】
外層シートとして純白紙(目付40g/m2)を用い、内層シートとしてポリプロピレン製のスパンボンド法不織布(目付20g/m2、嵩密度は、0.084g/cm3)を、押し出しラミで積層一体化し、食品再加熱用の包装シートとした。この時、押し出しラミ用の樹脂は変性ポリプロピレンとし厚みは15μmで、貼り合わせ面積は全面積の50%で、格子状の部分ラミ方法を採用した。このラミシートの流れ方向に平行してアクリル系粘着剤のついた開封テープをポリプロピレン不織布側に貼り合わせ、更に開封テープがついた面を内側にして湾曲させ、両側縁間に窓部となるポリプロピレン性の防曇フィルム20μmのシートの両側縁部とが合うようにし、ガゼット上に折り込みをいれ、これらを融着させ筒状に形成した。この時、内層シートの使用割合は外層シートに対して面積率で50%とした。その後さらに、この筒状物の端部を熱によりシールし(約5mm)、その後ヒートシール部よりも連続機械方向の後方1cmのところで筒状シートを切断すると共に、切断面からヒートシール面まで、開封テープを中央部にはさんだ状態で切り込みを開封テープの両側に入れ、掴み部を作成し、食品包装袋とした。開封テープの材質はPETフィルム50μmで、幅5mmを使用した。食品包装袋の大きさは、長さ21cm、幅11cm、ガゼット部の長さは3cm、透明窓部5cmとした。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0050】
【実施例3】
外装シートとして純白紙(目付40g/m2)を用い、これと吸水層としてパルプ紙(目付18g/m2)を、全面的に押し出しラミで積層一体化した。この時押し出しラミ用の樹脂は、変性ポリプロピレンとし、厚みは15μmであった。次に内層シートとしてポリプロピレン製のスパンボンド法不織布(目付14g/m2、嵩密度は、0.12g/cm3)を、上記で用意した積層シートのパルプ層側に部分的に熱シールし、ラミシートとした。この時貼り合わせ面積は全面積の25%で、格子状の部分ラミ方法を採用した。このラミシートの内層シート側を内側にして湾曲させ、アクリル系粘着剤のついた開封テープを貼り合わせたポリプロピレン性の防曇フィルム20μmをシートの両側縁部とが合うようにし、ガゼット状に折り込みをいれ、これらを融着させ筒状に形成した。その後実施例2と同様に食品包装袋を作成した。この時、内層シートの使用割合は外層シートに対して面積的に30%とした。また開封テープの材質はPPフィルム50μmで、巾5mmを使用した。食品包装袋の大きさは、長さ21cm、幅11cm、ガゼット部の幅は3cm、ポリプロピレン性の防曇フィルムによる透明窓部5cmとした。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0051】
【実施例4】
外層シートとしてポリプロピレン製の延伸フィルム(OPPフィルム、厚み40μm)を用い、内層シートとしてポリプロピレン製のスパンボンド不織布(目付20g/m2、嵩密度は、0.12g/cm3)を用い、ヒートシールにより貼り合わせ、食品再加熱用の包装用シートとした。このとき、内層シートは外層フィルムの幅方向の長さ全般に貼り合わせ、貼り合わせ面積は全面積の10%で、菱形点状の部分ラミ方法を採用した。
【0052】
このラミシートと、流れ方向に平行してアクリル系粘着剤のついた開封テープを貼り合わせたポリプロピレン製の延伸フィルム(防曇フィルムOPPフィルム、厚み20μm)とを開封テープを内側に重ね合わせ、重ね合わせたシートを溶断により貼り合わせ、かつ切断し、片側に食品を入れる開孔口を形成し、食品の挿入方向と直交する方向に開封手段が設けられた袋状物(図4に示された袋状物)を得た。この時、内層シートの使用割合は外層シートに対して面積率50%とした。また開封テープの材質はPPフィルム25μmで、巾5mmを使用した。食品包装袋の大きさは、開口部の長さ10cm、奥行き21cmの図4に示す半円型袋とした。また切断面からヒートシール面まで、開封テープを中央部にはさんだ状態で切り込みを開封テープの両側に入れ、巾10mm長さ10mmの角形の掴み部を作成した。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0053】
【比較例5】
内層シートとしてポリエステル製のスパンボンド不織布(目付20g/m2、嵩密度は、0.21g/cm3)を用い、その他は実施例4と同様にし、食品包装用袋を作成した。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0054】
【比較例6】
内層シートとして吸水紙(ユニチャーム社製商品名ニューソフロンFX、目付22g/m2)を用い、その他は実施例4と同様にし、食品包装用袋を作成した。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0055】
【実施例7】
内層シートの使用割合は外層シートに対して面積的に20%とし、実施例1と同形状の食品包装袋を得た。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0056】
【比較例1】
内層シートを用いず、ポリプロピレン製の延伸フィルム(OPPフィルム、厚み40μm)をそのまま用いて、実施例1と同形状の食品包装袋を得た。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0057】
【比較例2】
実施例1と同じ材料シートを用い、開封手段の代わりに、ヒートシール後方部に長さ10mmの切り欠き部を入れ、開封手段の代わりにして実施例1と同形状の食品包装袋を得た。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0058】
【比較例3】
内層シートを用いず、ポリプロピレン製の延伸フィルム(OPPフィルム、厚み40μm)をそのまま用いて、実施例4と同形状の食品包装袋を得た。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0059】
【比較例4】
実施例4と同じ材料シートを用い、開封手段の代わりに、ヒートシール後方部に長さ10mmの切り欠き部を入れ、開封手段の代わりにして実施例1と同形状の食品包装袋を得た。その後、実施例1と同様に製品を作成し、評価した。評価結果を表1および表2に示す。
【0060】
これらで得られた不織布を用い以下の方法で評価した。
(1)電子レンジによるハンバーガーテスト
実施例及び比較例で作成した製品を、600ワットの電子レンジで30秒間照射した。その後、開封し、開封のし易さと食味を判定した。開封の判定及び食味の判定は以下の4段階の評価をした。これらを1試料につき5点行い、その結果を表1にまとめた。
【0061】
<開封のし易さの判定>
判定基準◎:全ての袋で容易に開封が出来た。
○:一部の袋で開封に手間取った。
△:全ての袋で開封に手間取った。
×:開封できない袋があった。
【0062】
<食味の判定>
判定基準◎:水分が適度にあり、大変美味しかった。
○:パンの底部が少しぬれているが、美味しかった。
△:水分がパンの底部に集まりやや美味しくなかった。
×:水分がパンの底部に集まりぐしゃぐしゃになって美味しくなかった。
【0063】
<総合判定>
判定基準◎:良い
◯:まずまずである
×:悪い
【0064】
(2)ドリップ水の濡れ戻り及び不織布内への水分保持テスト
300ccのビーカーに市販のハンバーガーの4分の1個(約50g)を入れ、ビーカーの口(孔面積50cm2)に、実施例及び比較例で使用した試料(貼り合わせたシート:14cm×14cm、袋を作成した物は解体して評価用シートとした)を置き、輪ゴムで口を止めた。その後600ワットの電子レンジで2分間照射する。試料を電子レンジから恒温・恒湿の部屋に取り出し(20℃、65%rh)、5分及び20分後にシートをはずし、天秤で重量を測定する。そして、試料の上に濾紙(目付120g/m2 大きさ15cm×15cm)を置き、その上に、ガラス板とおもり(1kg)を置き、10秒経過後濾紙及び試料の重量を測定し、下記の項目を求めた。測定は各試料5回行い、その平均を求め、その結果を表2にまとめた。算出方法は以下の通りである。
【0065】
▲1▼蒸気発生吸着量:A
W0: 電子レンジ照射前の試料重量(mg)
W1: 電子レンジ照射後の試料重量(mg)
蒸気発生吸着量:A(mg)=W1−W0
▲2▼濡れ戻り量及び濡れ戻り率:B
R0:初めの濾紙の重量
R1:試料と濾紙を重ねて10秒経過の濾紙の重量
濡れ戻り量:B1(mg)=R1−R0
濡れ戻り率:B2(%) ={(R1−R0)/A}×100
▲3▼試料の保水量:C
W0: 電子レンジ照射前の試料重量
W3: 試料と濾紙を重ねて10秒経過の試料の重量
試料の保水量:C1(mg)=W3−W0
試料の保水率:C2(%) ={(W3−W0)/A}×100
【0066】
【発明の効果】
本発明の電磁加熱用包装体によれば、電子レンジ等でハンバーガー等の食品を温め直す時に食品へ余分なドリップ水の濡れ戻りを低減させ、食品をおいしく再調理し、かつ衛生的に保存することができ、また食するときには確実かつ迅速に包装体を開封し、食品を衛生的に食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角形の電子レンジ用袋の説明図
【図2】本発明の、吸水性シートを有する角形の電子レンジ用袋の説明図
【図3】本発明の丸形の開封容易な電子レンジ用袋の説明図
【図4】電子レンジ用袋の開封手段の拡大説明図
【図5】図4の電子レンジ用袋の開封手段の拡大説明図。
【符号の説明】
1…外層シート、2…内層シート、3…開封手段、4…ヒートシール部、5…開封用テープ、1A…吸水性シート、7…透明フィルム、8…切り込み、9…掴み部、10…電子レンジ用袋。
Claims (4)
- 少なくとも外層シート(A)と吸液性のある目付5g/m 2 以上、100g/m 2 以下のポリオレフイン系繊維不織布からなる内層シート(B)が熱接着により積層されて構成された物品の包装体であって、該包装体を作るシートの少なくとも一部に、物品の挿入方向と平行またはこれと直角方向に、包装体の引裂強度より高い強力の幅15mm以下のテープ状物または糸状物からなる開封手段(C)を設け、前記外層シート(A)またはこれと一体化したシートに貼りあわせ、その一端に掴み部を設け、該掴み部を引っ張ることにより前記テープ状または糸状物を前記包装体から前記シートともに引き剥がし、前記包装体を開封するものであることを特徴とする電磁加熱用包装体。
- 前記 外層シート(A)と前記吸液性のある内層シート(B)との中間に吸水性のシート(D)が配置されたことを特徴とする請求項1記載の電磁加熱用包装体。
- 前記内層シート(B)の使用割合が前記外層シート(A)に対して面積率で40%以上100%以下で、包装体の底部に内層シートが配置されており、内装シートのついていない外層シートに開封手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁加熱用包装体。
- 前記外層シート(A)は透明な樹脂フィルムからなる請求項1ないし3のいずれかに記載の電磁加熱用包装体。
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