JP4593146B2 - 磁性体内包粒子の製造方法 - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F1/0036Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties showing low dimensional magnetism, i.e. spin rearrangements due to a restriction of dimensions, e.g. showing giant magnetoresistivity
    • H01F1/0045Zero dimensional, e.g. nanoparticles, soft nanoparticles for medical/biological use
    • H01F1/0054Coated nanoparticles, e.g. nanoparticles coated with organic surfactant

Description

本発明は、磁性体を内包する磁性体内包粒子及びそれを用いる免疫測定用粒子、並びにそ
れら磁性体内包粒子又は免疫測定用粒子を用いる免疫測定法に関する。
従来、磁性体含有高分子粒子の作製法として(1)作製済みの高分子粒子に鉄イオンを含
ませて磁性体を作製する方法、(2)モノマーから高分子粒子を重合する過程で作製済み
の磁性体粒子を含ませる方法(特許文献1参照)、(3)別々に作製した高分子粒子と磁
性体粒子とを複合化させる方法(特許文献2参照)が知られている。また、この他、(4
)磁性体粒子を高分子等で被覆する方法(特許文献3参照)がある。
(1)の方法は鉄イオンを高分子粒子に吸収させるため、表面に磁性体が露出し、磁性体
が酸化するという課題があった。また(2)の方法は磁性体粒子が均一に高分子粒子に取
り込まれないという課題や、粒径の制御が困難で粒径分布の広い物となるという課題があ
った。また、(3)の方法は高分子粒子が凝集するため、粒径の小さな粒子には使用でき
ないという課題がある。また、(4)の方法は、被覆が均一にできないため、浮遊性や分
散性が悪く、また、磁性体粒子表面の一部が露出する場合があった。
一方、微量免疫測定法としては、ラジオイムノアッセイ、酵素イムノアッセイ、蛍光イム
ノアッセイ等が従来から知られており、既に実用化されている。これらの方法は、それぞ
れアイソトープ、酵素、蛍光物質を標識として付加した抗原又は抗体を用い、これと特異
的に反応する抗体又は抗原の有無を検出する方法である。このような免疫測定法に際して
、磁性体内包粒子は、効率よくかつ簡便にB/F分離を行うために用いられている。また
、B/F分離以外の使用(特許文献4参照)や、磁性体内包粒子自体を標識材料とする免
疫測定法(特許文献5、特許文献6、特許文献7参照)が開示されている。
特開平9−208788号公報 特開平6−231957号公報 特開平6−92640号公報 特開2000−88852号公報 特開平6−148189号公報 特開平7−225233号公報 特表2001−524675号公報
本発明は、上記課題に鑑み、均一な磁性を有し、分散安定性に優れ、粒径分布の狭い磁性
体内包粒子及びそれを用いる免疫測定用粒子、並びにそれら磁性体内包粒子又は免疫測定
用粒子を用いる免疫測定法を提供することを目的とする。
本発明は、スチレン系モノマーに由来するモノマー単位とグリシジル基含有モノマーに由
来するモノマー単位とを含有する共重合体を主構成成分とする有機高分子物質、及び、磁
性体からなる磁性体内包粒子であって、粒子内部に平均粒径1〜30nmの磁性体を分散
状態で0.1〜50重量%含有している磁性体内包粒子である。
以下に本発明を詳述する。
本発明の磁性体内包粒子は、磁性体が粒子表面に露出することなく、粒子内部に分散した
状態で存在している。より詳しくは、磁性体の前駆体である金属イオン、金属イオンとの
親和性を持ちつつ粒子のコアを形成するためのスチレン系モノマーとグリシジル基含有モ
ノマーからなる疎水性モノマー混合物、及び、水中で安定に分散する高分子粒子を形成し
つつ粒子のシェルを構成するための親水性モノマーを合わせて重合を行ない、その重合に
よる粒子生成と磁性体生成を同時進行させることにより、磁性体を粒子内に内包した磁性
体内包粒子を調製する。本発明の磁性体内包粒子に内包される磁性体は、平均粒径1〜3
0nmの均一な大きさで、磁性体内包粒子内部に均一に分散した状態で内包されている。
本発明の磁性体内包粒子に占める磁性体の割合は、0.1〜50重量%である。
本発明の磁性体内包粒子を構成する有機高分子物質は、スチレン系モノマーに由来するモ
ノマー単位とグリシジル基含有モノマーに由来するモノマー単位とを含有する共重合体を
主構成成分とする。
上記スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−クロロスチレン、クロロメチルスチレン等が挙げられる。これらスチレン
系モノマーは単独で用いてもよく、2種以上を併用しても良い。
上記有機高分子物質中のスチレン系モノマーに由来するモノマー単位の比率は5〜90重
量%である。スチレン系モノマーに由来するモノマー単位の比率が5重量%未満であると
、水中での分散安定性が低くなり、重合中に自己凝集し易くなる。また、スチレン系モノ
マーに由来するモノマー単位の比率が90重量%を超えると、磁性体の前駆体である金属
イオンとの親和性が低くなり、粒子内に形成する磁性体が少なくなる。
上記グリシジル基含有モノマーとしては、例えば、グリシジルメタクリレート、グリシジ
ルアクリレート等のグリシジル基を含有するビニル化合物が挙げられる。
上記グリシジル基含有モノマーは、重合による粒子形成とマグネタイト等の磁性体の生成
を同時進行させる際に、粒子重合中に高濃度に金属イオンを取り込む能力に優れている。
上記で例示したグリシジル基含有モノマーの中でも、特にグリシジルメタクリレートは鉄
イオン及びマグネタイトとの親和性が高いため好適に使用される。
また、上記スチレン系モノマー及びグリシジル基含有モノマーに他の疎水性モノマーを共
重合することができる。上記他の疎水性モノマーとしては、例えば、塩化ビニル;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル
類;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
エチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、
ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等のアクリル
系モノマー等が挙げられる。これら他の疎水性モノマーは単独で用いてもよく、2種以上
を併用しても良い。
また、用途によっては架橋性モノマーを使用して、上記有機高分子物質が架橋されていて
もよい。上記架橋性モノマーとしては、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルビフェニル
、ジビニルナフタレン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)
アクリレート、テトラメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレ
ート及びその異性体、トリアリルイソシアヌレート及びその誘導体等が挙げられる。これ
ら架橋性モノマーは単独で用いてもよく、2種以上を併用しても良い。これらの中でも、
エチレングリコールジメタアクリレートは鉄イオン及びマグネタイトとの親和性が高いた
め好適に使用される。
上記親水性モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレ
イン酸等の重合性不飽和結合を有するカルボン酸;重合性不飽和結合を有するリン酸エス
テル;重合性不飽和結合を有するスルホン酸エステル;ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート4級塩、ジエチルアミノエチルメタクリレート4級塩等のアクリロイル基を有するア
ミンの塩や、ビニルピリジン等のビニル基を有する含窒素化合物の塩等のカチオン基を有
するビニル系モノマー;2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、メチロールアクリルアミド、グリセロ
ールメタクリレート等の非イオン性ビニル系モノマーが挙げられる。これら親水性モノマ
ーは、単独で用いてもよく、2種以上を併用しても良い。
これらの親水性モノマーのなかでも、下記一般式で表されるポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレートは、水中で粒子を安定に分散する能力が高く、磁性体の生成を妨げない
ので好適に使用される。下記一般式のnは1〜20、好ましくは、2〜10である。
Figure 0004593146
上記金属イオンは磁性体を形成するものであれば特に限定されないが、好ましくは、鉄イ
オン、コバルトイオン、ニッケルイオンである。より好ましくは、鉄イオンである。
磁性体であるマグネタイトは塩化第2鉄を酸化剤等で酸化して得られる。重合開始剤によ
り、上述のモノマーの重合を開始するとともに2価の鉄イオンの酸化(マグネタイト化)
を行うことにより磁性体(マグネタイト)内包粒子が調製される。
上記重合開始剤としては特に限定されず、例えば、水溶性の有機アゾ化合物、無機過酸化
物、有機過酸化物等が挙げられる。
上記重合開始剤の好適な例としては、過硫酸カリウム(以下「KPS」と記す;重合温度
70℃)、アゾビスアミジノプロパン塩酸塩(重合温度70℃)、2,2−アゾビス[2
−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド(重合温度60℃)
が挙げられる。このうち過酸化物系重合開始剤であるKPSは、重合開始とともに2価の
鉄イオンの酸化に寄与することが期待され、KPSを用いた場合は、モノマーと鉄イオン
による重合とマグネタイト生成とが同時に進行することが想定される。アゾビスアミジノ
プロパン塩酸塩及び2,2−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]
ジハイドロクロライドは酸化力が弱く、2価の鉄イオンの緩やかな酸化反応に関与する重
合開始剤となる。なお、アゾビスアミジノプロパン塩酸塩としては、商品名「V−50」
(和光純薬工業社製)が、2,2−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロ
パン]ジハイドロクロライドとしては、商品名「VA−044」(和光純薬工業社製)が
市販されている。
上記重合開始剤は、Fe2+の酸化により消費されたり、Fe3+によってラジカル活性
を失う場合があるため、粒子成長を促す目的で、粒子成長過程に後添加することが有効で
ある。この場合、新たな2次粒子は形成されず、粒子表面がポリマーで被覆される。
本発明において、重合と同時にマグネタイトを作製するためには、重合系内のpHは塩基
性に調整される。上記重合開始剤としてKPSを用いた系では、水中での分散安定性がよ
く粒径分布の狭い単分散粒子が得られるというメリットがあるが、酸化力の制御ができず
重合系内が酸性になるために磁石への引き寄せられ方の弱い粒子になるというデメリット
がある。一方、上記重合開始剤として酸化力を持たない2,2−アゾビス[2−(2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライドを用いた系では、重合系内のp
Hがほぼ中性であるというメリットがある。
重合系内のpHを弱塩基性に保つには、一般的な塩基を使用することができる。
好ましくはNHOHがpH調整剤として使用される。上記pH調整剤は、必要に応じて
数回添加することができる。
また、本発明の磁性体内包粒子は、必要に応じて、粒子表面にカルボキシル基、水酸基、
エポキシ基、アミノ基、トリエチルアンモニウム基、ジメチルアミノ基、スルホン酸基等
の官能基を有していてもよい。これらの官能基を介して抗原や抗体と共有結合を行うこと
ができる。
上記官能基は、各々の官能基を有するモノマーを重合用モノマー混合物に予め配合するか
、又は、重合途中に添加することにより磁性体内包粒子の表面に導入することができる。
上記官能基を有するモノマーとしては、例えば、カルボキシル基としては(メタ)アクリ
ル酸、水酸基としては2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エポキシ基としては
グリシジル(メタ)アクリレート、トリエチルアンモニウム基としてはトリエチルアンモ
ニウム(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ基としてはジメチルアミノ(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
本発明の磁性体内包粒子は、必要に応じて粒子表面に抗原又は抗体と共有結合可能な官能
基を有するリンカーが結合していてもよい。
本発明におけるリンカーとは、上記磁性体内包粒子と抗原、抗体等の化合物との間に存在
する化学物質である。上記リンカーは、立体障害が起こらないような長さで、かつ、非特
異的吸着が生じにくい化合物であり、磁性体内包粒子及び抗原、抗体等の化合物と結合す
る前は、その分子末端に、例えば、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、トシル基、
チオール基等の抗原又は抗体と共有結合可能な官能基を有していることが好ましい。本発
明におけるリンカーとしては、粒子表面のグリシジル基含有モノマー由来のエポキシ基、
又は、エポキシ基の開環により生じる水酸基、アミノ基等と抗原、抗体等を適当な距離を
おいて結合し得るものであれば特に限定されない。好ましくは、エポキシ基を複数末端に
有する化合物、例えば、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレン
グリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、トリ
メチロールプロパンポリグリシジルエーテル等が挙げられる。より好ましくは、ポリエチ
レングリコールジグリシジルエーテルである。
このようなリンカーを磁性体内包粒子に導入することにより、例えば、磁性体内包粒子に
結合する抗原、抗体、試薬等の反応性を上げることが可能となり、即ち感度良く精密な測
定が可能となり、また、磁性体内包粒子の粒子表面がタンパク質に対して非吸着性のもの
であっても、リンカーがタンパク質との結合性を有するので、抗原又は抗体を磁性体内包
粒子に確実に結合させることが可能となる。
本発明の磁性体内包粒子は、懸濁重合、分散重合、乳化重合、ソープフリー乳化重合等の
粒子重合法により製造できるが、最終的に得られる磁性体内包粒子のCv値は5%以下で
あることが好ましいので、粒径分布の制御に優れたソープフリー乳化重合により好適に製
造される。
以下、ソープフリー乳化重合による磁性体内包粒子の作製方法を例示するが、この方法に
限定されるものではない。
代表的な重合組成は、
疎水性モノマー及び親水性モノマーを含有する混合モノマー組成物:3g
O:100g
からなる。四つ口フラスコに上記モノマー組成物及び水を秤量する。それぞれの口には攪
拌棒、還流冷却管を取り付ける。次に、系を恒温槽に入れ、攪拌しながら系内を窒素置換
する。恒温槽は、添加する重合開始剤の重合温度に調整するのが好ましく、例えば、重合
開始剤としてKPS又はアゾビスアミジノプロパン塩酸塩を用いる場合は70℃とするの
が好ましく、重合開始剤として2,2−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)
プロパン]ジハイドロクロライドを用いる場合は50〜60℃とするのが好ましい。その
後、水に溶かした重合開始剤を注射筒で系内に注入する。この時点を重合開始とし、所定
時間後に注射筒を用いて磁性源となるFeCl・4HOの水溶液を注入する。FeC
・4HOは重合開始剤の1/3〜4倍モルを水5gに溶かしたものを使用する。即
ち、重合開始剤により上述のモノマーの重合を開始するとともに2価の鉄イオンの酸化(
マグネタイト化)を行うことにより粒子を製造する。
重合は開始から2時間〜24時間行うことが好ましい。適度な酸化力を得るために、重合
途中にNHOHを加えてもよく、更に、重合による粒子の成長を促すために、重合途中
に重合開始剤を加えてもよい。この様にして磁性体を分散状態で含有する有機高分子物質
からなる粒子を得ることができる。
作製した粒子を、残存モノマー・重合開始剤、未反応の鉄イオンを取り除くために遠心分
離・再分散を蒸留水で繰り返し行い精製することにより、本発明の磁性体内包粒子が得ら
れる。遠心分離を行った後、上澄みをデカンテーションにより捨て、蒸留水を加え、ガラ
ス棒により再分散を行う。精製後の磁性体内包粒子は、ガラス製バイアルに移され、ふた
・パラフィルムで密閉・保存される。
作製した磁性体内包粒子へのリンカーの導入は、例えば、磁性体内包粒子をアルカリ性水
溶液中に分散し、続いて、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルを加えて、24
時間混合することによりなし得る。
本発明の磁性体内包粒子の平均粒径は、重合条件により調整することができるが、0.0
5〜0.5μmであるのが好ましい。0.05μm未満であると、凝集しやすくなり、分
散安定性が低下し、0.5μmを超えると、例えば、磁性体内包粒子を懸濁液中で使用す
る場合は、磁性体内包粒子が沈殿し易くなり、また、イムノクロマトのように磁性体内包
粒子を多孔性担体中で使用する場合は、多孔性担体中で磁性体内包粒子が移動しにくくな
るなど、試薬としての取扱性が低下する。
また、本発明の磁性体内包粒子に内包される磁性体の平均粒径は、1〜30nmであり、
その含有量は、0.1〜50重量%である。平均粒径が1nm未満であると、磁性体及び
磁性体内包粒子の磁気応答特性が減少し、測定感度が低下し、30nmを超えると、磁性
体内包粒子内での分散性が低下する。一方、含有量が0.1重量%未満であると、磁性体
及び磁性体内包粒子の磁気応答特性が減少し、測定感度が低下し、50重量%を超えると
、磁性体内包粒子の重合操作性が低下する。好ましい含有量は0.1〜40重量%であり
、重合組成により調整することができる。
上述のようにして得られた本発明の磁性体内包粒子に抗原又は抗体を吸着又は結合させる
ことにより免疫測定用粒子を得ることができる。抗体又は抗原を磁性体内包粒子に吸着又
は結合させる方法としては、物理吸着法やカルボジイミドを用いた化学結合法等公知の方
法が使用することができる。本発明の磁性体内包粒子の粒子表面にエポキシ基を有するリ
ンカーが導入されている場合は、リンカーを介して抗原又は抗体のアミノ基やチオール基
等と化学結合させて、免疫測定用粒子を作製することができる。このような本発明の磁性
体内包粒子に抗原又は抗体が結合している免疫測定用粒子もまた、本発明の1つである。
本発明の磁性体内包粒子や免疫測定用粒子は免疫測定法に用いることができる。本発明の
磁性体内包粒子や免疫測定用粒子を用いる免疫測定法もまた、本発明の1つである。
本発明の免疫測定法としては、磁性体内包粒子を坦体として用いたラジオイムノアッセイ
、酵素イムノアッセイ等公知の方法が挙げられ、サンドイッチ法や競合法により、目的と
する抗原又は抗体を測定することができる。また、上記方法の標識物質であるアイソトー
プ、酵素等の代わりに、磁性体内包粒子を標識として用いることができる。本発明の磁性
体内包粒子は磁性体を均一に分散含有する粒径分布の狭い粒子であるため、免疫測定法に
おいて標識として用いることにより感度よく精密な測定を行うことができる。
本発明によれば、疎水性モノマーと親水性モノマーとを共重合して粒子を形成する反応と
、粒子内に金属イオンを取り込ませながら金属イオンを変性して磁性体を形成する反応を
同時に行うことにより、均一な磁性を有し、かつ、粒径分布の狭い磁性体内包粒子を得る
ことができる。本発明の磁性体内包粒子に抗原又は抗体を吸着又は結合させることにより
本発明の免疫測定用粒子を得ることができる。また、この磁性体内包粒子又は免疫測定用
粒子を用いて免疫測定法を行うことにより、感度良く精密な測定が可能になる。更に、こ
の磁性体を含む磁性体内包粒子を標識として免疫測定法を行うことにより、感度よく精密
な測定が可能になる。
また、磁性体内包粒子にリンカーが結合している場合には、例えば、磁性体内包粒子に結
合する抗原、抗体、試薬等の反応性を上げることが可能となり、即ち感度良く精密な測定
が可能となり、また、磁性体内包粒子の粒子表面がタンパク質に対して非吸着性のもので
あっても、リンカーがタンパク質との結合性を有するので、抗原又は抗体を磁性体内包粒
子に確実に結合させることが可能となる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
(実施例1)
200mLの四つ口フラスコにスチレン3.0g、グリシジルメタクリレート3.0g、
ポリエチレングリコールメタクリレート0.3g、エチレングリコールジメタクリレート
0.03g及び水200gを秤量した。それぞれの口には攪拌シールと攪拌棒、還流冷却
管、セラムラバーを取り付けた。系を70℃の恒温槽に入れ、200rpmで攪拌しなが
ら系内を30分間窒素置換した。その後、水に溶かした重合開始剤であるKPS 0.1
gを20gの水に溶解し注射筒で系内に注入した。この時点を重合開始時とし、2分後に
注射筒を用いてFeCl・4HO水溶液(0.2g/20mL)を注入した。重合は
重合開始から20時間行った。適度な酸化力を得るために、重合途中にNHOH 0.
4gを加えた。
作製した粒子は、遠心分離・再分散を蒸留水で4回繰り返し行うことで精製した。この際
、遠心分離は20℃、13500rpmで行った。遠心分離を行った後、上澄みをデカン
テーションにより捨て、蒸留水を加え、ガラス棒により再分散を行って磁性体内包粒子を
得た。
(実施例2)
スチレン2.0g、グリシジルメタクリレート4.0gに変更したこと以外は実施例1と
同様に磁性体内包粒子を作製した。
(実施例3)
スチレン4.0g、グリシジルメタクリレート1.0gに変更したこと以外は実施例1と
同様に磁性体内包粒子を作製した。
(実施例4)
実施例1で作製した磁性体内包粒子1.0gを10%アンモニア水50mLに投入し、7
0℃で20時間攪拌した。次いで、イオン交換水を用いて遠心洗浄を3回行ない、50m
Lのイオン交換水に分散させた。続いて、エチレングリコールジグリシジルエーテル30
gを添加混合し、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを11に調整した後、室温で24
時間攪拌した。反応後、イオン交換水を用いて遠心洗浄を3回行ない、エポキシ基を有す
るリンカーが結合した磁性体内包粒子を得た。
(比較例1)
200mLの四つ口フラスコにグリシジルメタクリレート6.0g、ポリエチレングリコ
ールメタクリレート0.3g、エチレングリコールジメタクリレート0.03g及び水2
00gを秤量したこと以外は、実施例1と同様に磁性体内包粒子を作製した。
(比較例2)
200mLの四つ口フラスコにスチレン6.0g、ポリエチレングリコールメタクリレー
ト0.3g、エチレングリコールジメタクリレート0.03g及び水200gを秤量した
こと以外は、実施例1と同様に磁性体内包粒子を作製した。
得られた磁性体内包粒子分散液については、目視で粒子の分散状態を観察した。また、精
製した磁性体内包粒子を水で希釈し、金属メッシュで支持したコロジオン膜上に沈着固定
して、透過型電子顕微鏡(TEM)により、粒子の形態を観察した。
実施例1、2、3及び4では、いずれも分散安定性の高い磁性体内包粒子が得られた。一
方、比較例1では、凝集塊が認められ、得られた磁性体内包粒子は時間が経つにつれて沈
降する分散安定性の低いものであった。また、比較例2では重合中に凝集が生じた。
TEMで観察された磁性体内包粒子の平均粒径と磁性体の大きさを表1に示す。
なお、比較例2は凝集塊を除去後、超音波処理により分散した粒子を用いた。
Figure 0004593146
表1より、実施例1、2、3及び4で得られた磁性体内包粒子は、いずれも均一粒径の球
形粒子で、磁性体を内包していることが観察された。一方、比較例1で得られた磁性体内
包粒子は、形状が異形であった。また、比較例2では、磁性体が粒子内部にほとんど存在
せずに、粒子表面に付着している様子が観察された。
作製した磁性体内包粒子(実施例1、2、3及び4)が、磁石へ引き寄せられることを確
認するために、1.5mLのマイクロチューブに試料を少量取り、蒸留水で適当に希釈し
て磁石つきマイクロチューブ立て(DYNAL社製、MPC(登録商標)−M)にチュー
ブを立てて、分散している磁性体内包粒子が磁石に引き寄せられることを視覚により確認
した。
(免疫測定用粒子の作製)
実施例4で作製した磁性体内包粒子12mgに0.1Mホウ酸バッファーを1mL加え、
15000rpmにて10分間遠心分離を行ない、上清を除去した。得られた沈渣に、0
.1Mホウ酸バッファーを380μL、抗α−hCGモノクローナル抗体溶液(5.0m
g/mL)を20μL加え、充分混和して、室温にて20時間攪拌した。反応液は、15
000rpmにて10分間遠心分離を行ない、未反応の抗α−hCGモノクローナル抗体
を除去した。なお、磁性体内包粒子への抗α−hCGモノクローナル抗体結合量は、上清
の蛋白濃度測定から仕込みの55%であることを確認した。得られた沈渣は100mMリ
ン酸緩衝液(pH7.5)1mLに懸濁させ、遠心分離を行った。その沈渣を100mM
リン酸緩衝液(pH7.5)に牛血清アルブミンを5%(W/V)の濃度になるように溶
解した溶液900μLに懸濁させ、37℃で1時間攪拌し、ブロッキング処理を行った。
その後、15000rpmにて20分間遠心分離を行ない、沈渣に0.1Mホウ酸バッフ
ァー1mMを添加し、超音波で分散させた。続いて、100mMリン酸緩衝液(pH7.
5)に牛血清アルブミン及びグリセロールを各々5%(W/V)の濃度になるように溶解
し、更にアジ化ナトリウムを0.01%(W/V)の濃度になるように溶解した溶液1m
Lに懸濁させ、免疫測定用粒子を得た。
本発明は、上述の構成よりなるので、均一な磁性を有し、分散安定性に優れ、粒径分布の
狭い磁性体内包粒子及びそれを用いる免疫測定用粒子、並びにそれら磁性体内包粒子又は
免疫測定用粒子を用いる免疫測定法を提供することができる。

Claims (5)

  1. スチレンとグリシジルメタクリレートとを共重合させて粒子を形成させる反応と、重合途中で塩化第2鉄を注入し、粒子内に鉄イオンを取り込ませながら磁性体を形成する反応とを同時に行うことを特徴とする磁性体内包粒子の製造方法
  2. 粒子内部の磁性体の透過型電子顕微鏡で観察される平均粒径が1〜30nmであることを特徴とする請求項1記載の磁性体内包粒子の製造方法
  3. 磁性体内包粒子の透過型電子顕微鏡で観察される平均粒径が0.05〜0.5μmであることを特徴とする請求項1又は2記載の磁性体内包粒子の製造方法
  4. 粒子表面に、分子末端にアミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、トシル基又はチオール基を有するリンカーを導入する反応をさらに有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の磁性体内包粒子の製造方法
  5. リンカーは、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルであることを特徴とする請求項記載の磁性体内包粒子の製造方法
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