JP4591130B2 - 車両用計器 - Google Patents

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Description

本発明は、表示盤前面に光透過率可変部材を設けた車両用計器に係り、特に表示盤への外来光の入射光量に応じてこの光透過率可変部材の光透過率を変化させることでシャッター動作を行うようにした車両用計器に関する。
近年、自動車に装備される車両用計器において、斬新な見映えを提供するために様々な方法が採られており、その1つとして表示盤の質感に関して種々検討されている。例えば、表示盤を金属材料の光沢面により形成することで高級感、精密感を強調することで斬新な見映えを提供することが考えられている。
この場合、車両の走行可能状態において外来光(たとえば太陽光)が表示盤で反射して、運転者の目を眩惑させて視認性を阻害するといった問題が発生する可能性がある。
これに対して、下記特許文献1では表示盤照度に基づいて光透過率可変部材の光透過率を制御することで眩惑を防止し、視認性を確保するということが記載されている。すなわち、表示盤照度が相対的に高い時には光透過率可変部材の光透過率を相対的に低く制御し、表示盤照度が相対的に低い時には光透過率可変部材の光透過率を相対的に高く制御するのである。
特開2003−156369号公報
ところで、自動車の走行時において、自動車周囲の環境によっては瞬間的に表示盤への外来光の入射量が変動する、すなわち、外来光の入射量が相対的に低い値(高い値)から高い値(低い値)、そして再び低い値(高い値)へと瞬間的に変動することがあるが、視覚特性によりこのような変化が感じられないことがある。このような場合には、外来光の入射量にリニアに追従して光透過率可変部材の光透過率を変えるとチラツキが発生し、却って表示盤を視認し難くなるから、外来光の入射量が安定したところで制御を行うことが望ましい。
しかしながら、上記の光透過率の制御方法では、外来光の入射量にリニアに追従して光透過率可変部材の光透過率を変えるように制御しているから、上記のような場合には、表示盤のチラツキが発生し、視認性確保が困難であった。
本発明は、上記の問題を解決するために成されたものであり、その目的は、表示盤の前面に配置された光透過率可変部材の光透過率を制御することによって、外来光が表示盤で反射して運転者の目を眩惑させることを防止しつつ、表示盤の視認性を確保することができる車両用計器を提供することである。
請求項1の発明では、表示盤と、表示盤の前面側にこれを覆うように配置された光透過率可変部材と、光透過率可変部材の光透過率を制御する制御手段とを備える車両用計器において、表示盤に入射する外来光の単位面積当たりの入射光量として照度を検出する入射光量検出手段を備え、制御手段は、検出された照度が閾値より低くなったか、及び検出された照度が閾値より高くなったかを判定し、検出された照度が閾値より低くなったと判定した状態が、所定の第1の時間継続したときに、光透過率可変部材の光透過率を相対的に高く制御し、検出された照度が閾値より高くなったと判定した状態が、所定の第2の時間継続したときに、光透過率可変部材の光透過率を相対的に低く制御することを特徴としている。
このようにすれば、外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が所定量以上であるときには、光透過率可変部材の光透過率を低くすることで、表示盤への外来光の入射量を抑制して運転者の目の眩惑を防止することができる。一方、外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が所定量以下であるときには、光透過率可変部材の光透過率を高くすることで、表示盤の視認性を確保することができる。
ここで、自動車の走行時において、自動車周囲の環境によっては瞬間的に外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が低下あるいは増加することがあり、運転者の視覚特性によりその変化が感じられないことがある。このような場合には、外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度にリニアに追従して光透過率可変部材の光透過率を変えるとチラツキが発生し、却って表示盤を視認し難くなる。
本構成では、光透過率可変部材の光透過率を制御するタイミングを所定の時間遅らせるようにしているから、運転者に対して違和感を与えることなく光透過率を変えることができ、視認性を確保することができる。
請求項2の発明では、第1の時間は前記第2の時間よりも長く設定されていることを特徴としている。
上述したように、光透過率を相対的に高い状態から相対的に低い状態に制御する場合は、表示盤への外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が閾値よりも高いときである。従って、外来光が表示盤で反射して運転者の目を眩惑させることを防止するために、早期に光透過率を低く制御する必要がある。
一方、光透過率を相対的に低い状態から相対的に高い状態に制御する場合は、表示盤への外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が閾値よりも低いときである。ここで、以下のような場合を想定する。例えば走行中の車両がトンネル内へ進入した場合、その入り口付近では外来光が表示盤に入射する可能性があるため、表示盤への光の単位面積当たりの入射光量としての照度が安定的に閾値よりも低くなったとき、すなわち、外来光が遮断されたトンネル内奥方に車両が到達したときに光透過率を高く制御することが望ましい。
また、車両は建造物や樹木等の車両の車高よりも高い物体の側方を通過する場合があり、このような場合に、車両が建造物等の影に出入りすることがある。このとき、外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が閾値よりも低い値から高い値、そして再び低い値へと瞬間的に変動することとなるが、運転者の目の眩惑を防止するという安全側の配慮を優先させるべく、外来光の単位面積当たりの入射光量としての照度が安定的に閾値よりも低くなったときに光透過率を高く制御することが望ましい。
これに対して、本構成では、光透過率を高く制御するタイミングを決める第1の時間を光透過率を低く制御するタイミングを決める第2の時間よりも長くしている。このようにすれば、表示盤での外来光の反射を確実に防止することができる。
請求項3の発明では、表示盤は光沢処理又は鏡面処理が施された金属材料から構成されていることを特徴としている。
このようにすれば、金属薄板からなり光沢を有する表示盤を視認させることができるので、運転者に対して表示盤の斬新な見映えを提供することができる。
請求項4の発明では、光透過率可変部材はECD(Electrochromic Display)又は透過型LCD(Liquid Crystal Display)であることを特徴としている。
このようにすれば、容易に光透過率を変えることができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の一実施形態による車両用計器を自動車用コンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態による車両用計器であるコンビネーションメータ1の断面図であり、図2のI−I線断面図である。図2は、コンビネーションメータ1の正面図である。
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設されている。コンビネーションメータ1は、各種情報を表示して運転者に視認させるための表示盤10を備えている。
表示盤10は、金属の薄板、たとえばアルミニウムの薄板等からなると共に複数の目盛部10aおよび文字部10bを備えている。これらの目盛部10aおよび文字部10bは、それぞれ所定の形状にプレス加工あるいはエッチング処理等により孔を開けることにより形成されている。また、表示盤10の表示面10dは、斬新な見映えが得られるように、光沢処理又は鏡面処理が施されていると共に模様付け(たとえば、ヘアライン、あるいは魚鱗模様等)が施されている。また、表示盤10の表示面10d上には、表示面10dにおける単位面積当たりの入射光量、つまり照度を検出するための表示面照度センサ7(請求項に記載の「入射光量検出手段」に相当)が照度検出可能に取付けられている。
表示盤10の裏面には、光源であるLED8の発する光を集光し目盛部10aおよび文字部10bに導光して、目盛部10aおよび文字部10bを発光表示させるための導光板11が固定されている。導光板11は透明あるいは半透明の樹脂、たとえばアクリル樹脂等から形成されている。
さらに、表示盤10の裏面には、ケーシング4が装着されている。このケーシング4内には、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成するプリント基板5が収容され、このプリント基板5には、外部からの電気信号に対応した角度だけ指針軸であるシャフト6aを回動させる回動内機であるムーブメント6が取付けられている。ムーブメント6のシャフト6aは、表示盤10の中央孔部10cを通して上方へ延出し、その先端には指針6bが固定されている。この指針6bは、指針自体を放電管で形成する、あるいは指針に外部の光源からの光を導光することにより指針自体が発光可能である指針、いわゆる自発光指針である。プリント基板5の表示盤10側の表面には、表示盤10を照明する光源であるLED8が実装されている。さらに、プリント基板5には、後述する調光膜20への印加電圧を制御する制御手段であるコントローラ30が実装されている。このコントローラ30は、たとえば、ハイブリッドIC等により形成されている。
一方、表示盤10の表面には、環状の見返し板2を介しカバーガラス3が装着されている。カバーガラス3は透光性を有する材質、たとえば薄板状のポリカーボネート等から形成されている。また、カバーガラス3の表示盤10側には、カバーガラス3全体に亘り表示盤10を覆うように、表示盤10の視認状態を変化させるための光透過率可変部材である調光膜20が貼着されている。
この調光膜20は、ECD(Electrochromic Display)を2枚の保護用ガラス板の間に挟持させて形成されている。この調光膜20は、図3に示すように、対向する2つの電極20a、20b間に電解質とEC(Electrochromic)物質の混合物質20cを配置して構成され、ITO等からなる透明状の電極20a、20bへの印加電圧を変えることによりEC物質の状態を変化させて光透過率を変えることができる。すなわち、印加電圧Eが0の時は光透過率が高い状態であり、その光透過率は約70%とされる。印加電圧を上昇させるに連れて光透過率が低下し、所定の印加電圧Ecを印加すると、光透過率は約30%とされる。
表示盤10の表面には表示面照度センサ7が実装されている。なお、表示面照度センサ7は、プリント基板5の上に実装され、表示盤10の透過部の下に設置されていてもよい。
図4は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1における、調光膜20の印加電圧を制御する回路構成を示す全体構成図である。図4において、コントローラ30は、ROM30a、RAM30bを備えており、バッテリ50から常時電力が供給されている。このコントローラ30には、表示面照度センサ7、イグニッションスイッチ40、および調光膜20の電極20a、20bが電気的に接続されている。
コントローラ30は、表示面照度センサ7からの検出信号(以下、照度信号lxという。)を約100ms周期でサンプリングし、その値をRAM30bに逐次記憶するようになっている。また、このコントローラ30は、RAM30bに記憶された照度信号lxの値およびイグニッションスイッチ40からの検出信号に基づき所定のプログラムにしたがって、調光膜20の電極20a、20bへの印加電圧を制御するようになっている。
ROM30aには、所定のプログラム及び後述する閾値SHが記憶されている。この閾値SHは外来光が表示面10dで反射したときに運転者の目を眩惑させる虞がある照度の値とされている。また、RAM30bには、表示面照度センサ7からの照度信号lxの値を記憶するための領域が確保されている。
以下、調光膜20への印加電圧の制御方法について図5又は図6を参照して説明する。尚、図6中、(a)は表示面10dの照度のグラフ、(b)は表示面10dの照度に対する調光膜20への印加電圧を示した図、(c)は印加電圧に対する調光膜20の光透過率を示した図である。
イグニッションスイッチ40がOFF、ACC又はSTAT位置とされているときには(ステップS1でNO)、自動車は停止状態であるから、調光膜20の両電極20a、20b間の印加電圧を0V(開放状態ではない)とする(ステップS2)。そうすると、調光膜20の光透過率は約70%となり、ほぼ透明になる。これにより、運転者は金属薄板からなり光沢を有する表示盤10をはっきりと視認することができるので、表示盤10の斬新な見映えを運転者に強調することができる。
一方、イグニッションスイッチ40がON位置とされたときには(ステップS1でYES、図6(a)の「IGON」のタイミング)、自動車は走行可能状態であるから、照度信号lxの値に応じて調光膜20への印加電圧を以下のように制御する。
図6に示すように、IGON直後は、例えば表示面10dの照度が閾値SHよりも低く(ステップS3でNO)、その状態が第1の時間(例えば3秒間)継続しているので(ステップS4でYES)、図6中の(A)のタイミングで印加電圧を0Vに設定する(ステップS5)。従って、調光膜20の光透過率は約70%とされて、所定の視認性が確保される。ここで、RAM30bには100ms周期でサンプリングした照度信号lxの値が記憶されているから、閾値SHよりも低い値が30回連続したことを条件として印加電圧を0Vに設定することができる。
一方、表示面10dへの外来光の入射光量が増加して、表示面10dの照度が閾値よりも高い値となり(ステップS3でYES)、その状態が第2の時間(例えば1秒間)継続したときには(ステップS6でYES)、図6中の(B)のタイミングで印加電圧をEcに設定する(ステップS7)。そうすると、調光膜20の光透過率は約30%程度となり、外来光が表示面10dに入射することを抑制して運転者の目の眩惑を防止する。ここで、RAM30bには100ms周期でサンプリングした照度信号lxの値が記憶されているから、閾値SHよりも低い値が10回連続したことを条件として印加電圧をEcに設定することができる。
また、走行時における自動車周囲の環境によっては表示面10dへの外来光の入射量が瞬間的に変動することがある。例えば、表示面10dの照度が閾値SHよりも高い値から低い値、そして再び高い値へと瞬間的に変動することがある(図6(a)の(1)の部分)。このような場合には、印加電圧の変更は行わない(ステップS3でYES、ステップS6でNO)。
逆に、表示面10dへの外来光の入射光量が減少して、表示面10dの照度が閾値よりも低い値となり(ステップS3でNO)、この状態が第1の時間継続したときには(ステップS4でYES)、図6の(C)のタイミングで印加電圧を0Vに設定する(ステップS5)。そうすると、調光膜20の光透過率は約70%程度となり、所定の視認性が確保される。このような制御は、例えば自動車がトンネル内へ進入した場合に行われる。具体的には、自動車がトンネル入り口付近にあるときには(照度が閾値よりも低くなってから3秒未満であるときには)、調光膜20の光透過率は約30%とされており、外来光が遮断されたトンネル内奥方に到達したときには(照度が閾値よりも低くなってから3秒間継続したときには)、調光膜20の光透過率が約70%とされて、視認性が確保される。
また、表示面10dの照度が閾値SHよりも低い値から高い値、そして再び低い値へと瞬間的に変動することがある(図6(a)の(2)の部分)。このような場合には、印加電圧の変更は行わない(ステップS3及びステップS4でNO)。このような制御は、例えば建造物や樹木等の車両の車高よりも高い物体の側方を通過する場合であって、車両が建造物等の影に出入りする場合である。
本実施形態によれば、表示面10dの照度が閾値SHよりも高いときには、調光膜20の光透過率を低くすることで、表示面10dへの外来光の入射を抑制して運転者の目の眩惑を防止することができる。一方、表示面10dの照度が閾値よりも低いときには、調光膜20の光透過率を高くすることで、表示盤10の視認性を確保することができる。
また、調光膜20の光透過率を制御する場合には、第1の時間又は第2の時間だけ遅延させるようにしているから、瞬間的な表示面10dの照度の変動に対して調光膜20への印加電圧を変更することを防止している。これにより、運転者に対して違和感を与えることなく光透過率を変えることができ、視認性を確保することができる。
上述したように、調光膜20の光透過率を70%から30%に制御する場合は、表示面10dの照度が閾値よりも高いときであり、外来光が表示面10dで反射して運転者の目を眩惑させることを防止するために、早期に光透過率を低く制御する必要がある。
また、光透過率を30%から70%に制御する場合は、外来光の入射量が減少したときである。それは、上述したように、例えば走行中の車両がトンネル内へ進入した場合であり、このような場合には、トンネル入り口付近では外来光が表示面10dに入射する可能性があるため、表示面10dの照度が安定的に閾値よりも低くなったとき、すなわち、外来光が遮断されたトンネル内奥方に車両が到達したときに光透過率を高く制御することが望ましい。
一方、自動車は建造物や樹木等の車両の車高よりも高い物体の側方を通過する場合があり、このような場合には、車両が建造物等の影に出入りすることがある。このとき、外来光の入射量が閾値よりも低い値から高い値、そして再び低い値へと瞬間的に変動することとなるが、運転者の目の眩惑を防止するという安全側の配慮を優先させるべく、外来光の入射量が安定的に閾値よりも低くなったときに光透過率を高く制御することが望ましい。
これに対して、本構成では、光透過率を高く制御するタイミングを決める第1の時間を光透過率を低く制御するタイミングを決める第2の時間よりも長くしている。このようにすれば、表示盤での外来光の反射を確実に防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
上記実施形態では、光透過率可変部材としてECDを用いた例を示したが、例えば透過型LCDを用いてその光透過率を変更可能に構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1の時間を3秒間、第2の時間を1秒間に設定していたが、これ以外の時間を設定してもよく、要は、第1の時間が第2の時間よりも長くなるようにそれぞれの時間を設定すればよい。
また、上記実施形態では、表示面10dの照度が閾値よりも高いときには、調光膜20の光透過率が約30%となるように印加電圧をEcに設定し、表示面10dの照度が閾値よりも低いときには、調光膜20の光透過率が約70%となるように印加電圧を0Vに設定するようにしたが、上記以外の光透過率となるように印加電圧をそれぞれ設定することができる。要は、運転者の目の眩惑を防止することが可能で、かつ、表示盤10の視認性を確保することができる光透過率に設定すればよい。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図で、図2中のI−I線断面図である。 コンビネーションメータ1の正面図である。 調光膜20の正面図である。 調光膜20を制御する回路構成を示す全体構成図である。 コントローラ30による調光膜20への印加電圧制御のフローチャートである。 (a)は表示面10dの照度のグラフである。(b)は表示面10dの照度に対する調光膜20への印加電圧を示した図である。(c)は印加電圧に対する調光膜20の光透過率を示した図である。
符号の説明
1…コンビネーションメータ
2…見返し板
3…カバーガラス
4…ケーシング
5…プリント基板
6…ムーブメント
6a…シャフト
6b…指針
7…表示面照度センサ(入射光量検出手段)
8…LED
10…表示盤
10a…目盛部
10b…文字部
10c…中央孔部
10d…表示面
11…導光板
20…調光膜(光透過率可変部材)
30…コントローラ(制御手段)
30a…ROM
30b…RAM
40…イグニッションスイッチ
50…バッテリ

Claims (4)

  1. 表示盤と、
    前記表示盤の前面側にこれを覆うように配置された光透過率可変部材と、
    前記光透過率可変部材の光透過率を制御する制御手段とを備える車両用計器において、
    前記表示盤に入射する外来光の単位面積当たりの入射光量として照度を検出する入射光量検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出された照度が閾値より低くなったか、及び前記検出された照度が閾値より高くなったかを判定し、前記検出された照度が閾値より低くなったと判定した状態が、所定の第1の時間継続したときに、前記光透過率可変部材の光透過率を相対的に高く制御し、前記検出された照度が閾値より高くなったと判定した状態が、所定の第2の時間継続したときに、前記光透過率可変部材の光透過率を相対的に低く制御することを特徴とする車両用計器。
  2. 前記第1の時間は前記第2の時間よりも長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記表示盤は光沢処理又は鏡面処理が施された金属材料から構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用計器。
  4. 前記光透過率可変部材はECD(Electrochromic Display)又は透過型LCD(Liquid Crystal Display)であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用計器。
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