JP2003075206A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

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JP2003075206A
JP2003075206A JP2001267931A JP2001267931A JP2003075206A JP 2003075206 A JP2003075206 A JP 2003075206A JP 2001267931 A JP2001267931 A JP 2001267931A JP 2001267931 A JP2001267931 A JP 2001267931A JP 2003075206 A JP2003075206 A JP 2003075206A
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Japan
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light transmittance
turned
light
ignition switch
light control
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JP2001267931A
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English (en)
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Toshiki Wada
敏揮 和田
Katsuhiro Kumazawa
克浩 熊沢
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Denso Corp
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Denso Corp
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    • B60K35/60
    • B60K2360/33

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示盤10の前面側(運転者側)に配置され
る光透過率可変部材である調光膜20の構成方法および
作動方法に工夫を凝らし、見映えのある斬新な視認性を
有するコンビネーションメータ1を提供する。 【解決手段】 表示盤10の前面側(運転者側)に配置
されるカバーガラス3の内面に表示盤10全体を覆うよ
うに光透過率可変部材である調光膜20を貼着し、この
調光膜20を複数の光透過率可変部である調光部21、
22、23から構成し、制御手段であるコントローラ3
0により各調光部21、22、23の光透過率を個別に
制御する構成とした。これにより、表示盤10の視認状
態を、従来のように表示盤10全体に亘り一律に変化さ
せるのではなく、部分的に遅延時間を置きながら徐々に
変化させることができ、その結果、見映えのある斬新な
視認性を有するコンビネーションメータ1を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に採用す
るに適した車両用計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に装備される車両用計器に
おいて、見映えのある斬新な視認性を確保するために様
々な方法が採られている。その一例として、特開平2−
234857号公報に開示される車両用計器がある。こ
の車両用計器では、計器盤の前面に光透過率可変部材、
たとえばECD(Electrochromic De
vice)を配置して、計器盤の作動・非作動状態に応
じてECDの光透過率を変化させることで計器盤の視認
状態を変化させて、いわゆるブラックフェイスメータを
実現させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用計器においては、計器盤前面の全面の光透過率を一
律に変化させている。このため、計器盤の視認状態の変
化が単調で演出性の乏しい見映えになり易いという問題
がある。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
するため、表示盤の前面(運転者側)に配置される光透
過率可変部材の構成方法および作動方法に工夫を凝ら
し、見映えのある斬新な視認性を有する車両用計器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為、以下の技術的手段を採用する。
【0006】本発明の請求項1に記載の車両用計器で
は、光透過率可変部材は複数の光透過率可変部から構成
され、制御手段により複数の光透過率可変部の光透過率
を個別に制御する構成とした。これにより、表示盤の視
認状態を、従来のように一律に変化させるのではなく、
部分的に遅延時間を置きながら変化させることができ、
その結果、見映えのある斬新な視認性を有する車両用計
器を提供できる。
【0007】本発明の請求項2に記載の車両用計器で
は、表示盤は複数の表示部を備え、複数の光透過率可変
部は、これらの表示部をそれぞれ覆うように配置される
構成としている。これにより、表示盤の視認状態を、従
来のように一律に変化させるのではなく、表示盤が備え
る複数の表示部毎に独立して変化させることができ、そ
の結果、見映えのある斬新な視認性を有する車両用計器
を提供できる。
【0008】請求項3に記載の車両用計器では、所定の
操作時において所定の規則に従って、制御手段は複数の
光透過率可変部の光透過率を制御する構成とした。これ
により、たとえば運転者による所定の操作に応じて表示
盤の視認状態を変化させることができる。
【0009】請求項4に記載の車両用計器では、所定の
操作時を、車両のイグニッションスイッチがONされた
時、またはイグニッションスイッチがOFFされた時に
設定した。これにより、車両の作動・非作動状態に応じ
て表示盤の視認状態を変化させることができる。
【0010】請求項5に記載の車両用計器では、イグニ
ッションスイッチがONされた時、複数の光透過率可変
部を順次遅延させつつ光透過率を高くし、イグニッショ
ンスイッチがOFFされた時、複数の光透過率可変部を
順次遅延させつつ光透過率を低くする構成とした。これ
により、演出性に富む見映えのある斬新な視認性を有す
る車両用計器を提供できる。
【0011】請求項6に記載の車両用計器では、イグニ
ッションスイッチがONされた時、複数の光透過率可変
部を順次遅延させつつ光透過率を低くし、イグニッショ
ンスイッチがOFFされた時、複数の光透過率可変部を
順次遅延させつつ光透過率を高くする構成とした。これ
により、演出性に富む見映えのある斬新な視認性を有す
る車両用計器を提供できる。
【0012】請求項7に記載の発明では、光透過率可変
部材としてECD(Electrochromic D
evice)を使用している。これにより、制御手段に
より光透過率を容易に変化させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
車両用計器を自動車用コンビネーションメータに適用し
た場合を例に図面に基づいて説明する。
【0014】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態による車両用計器であるコンビネーションメ
ータ1の断面図であり、図2のI−I線断面図である。
【0015】図2は、コンビネーションメータ1の正面
図である。
【0016】コンビネーションメータ1は、自動車の運
転席前方の運転者から視認可能な位置に配設されてい
る。コンビネーションメータ1は、各種情報を表示して
運転者に視認させるための表示盤10を備えている。
【0017】表示盤10は、透明な薄板状のポリカーボ
ネート等からなり、この表示盤10には、複数の表示部
11、12、13が、印刷あるいはホットスタンプ等に
より形成されている。場合によっては薄いシート状の別
部品を貼着して形成されることもある。表示部11は車
速計を、表示部12はエンジン回転計を、表示部13は
エンジンの冷却水温計13a、燃料計13bおよびトラ
ンスミッションのインジケータ13cを構成している。
【0018】この表示盤10の裏面には、ケーシング4
が装着されている。このケーシング4内には、コンビネ
ーションメータ1の電気回路部を形成するプリント基板
5が収容され、このプリント基板5には、外部からの電
気信号に対応した角度だけ指針軸であるシャフト6aを
回動させる回動内機であるムーブメント6が取付けられ
ている。ムーブメント6のシャフト6aは、表示盤10
の中央孔部10aを通して上方へ延出し、その先端には
指針6bが固定されている。また、プリント基板5の表
示盤10側表面には、表示盤10を照明する光源である
LED8が実装されている。さらに、プリント基板5に
は、後述するコントローラ30が実装されている。
【0019】また、表示盤10の裏面には、LED8が
発する光を表示盤10の所定部位へ導いて照明するため
の導光体7が取付けられている。導光体7は透明な樹
脂、たとえばアクリル樹脂等から形成されている。
【0020】一方、表示盤10の表面には、環状の見返
し板2を介しカバーガラス3が装着されている。カバー
ガラス3は透光性を有する材質、たとえば薄板状のポリ
カーボネート等から形成されている。また、カバーガラ
ス3の表示盤10側には、カバーガラス3全体に亘り表
示盤10を覆うように、表示盤10の視認状態を変化さ
せるための光透過率可変部材である調光膜20が貼着さ
れている。この調光膜20は、ECD(Electro
chromic Device)を2枚の保護用ガラス
板の間に挟持して形成されている。
【0021】次に、この調光膜20の詳細な構成につい
て説明する。
【0022】図3は、調光膜20の正面図である。
【0023】図4は、本発明の第1の実施形態によるコ
ンビネーションメータ1において、調光膜20を制御す
る回路構成を示す全体構成図である。
【0024】調光膜20は、図3に示すように、複数の
光透過率可変部である3個の調光部21、22、23か
ら構成されている。また、図3中において、二点鎖線
は、調光膜20がコンビネーションメータ1に組付けら
れた状態における、各表示部11、12、13を示して
いる。つまり、各調光部21、22、23は、調光膜2
0がコンビネーションメータ1に組付けられると、それ
ぞれが各表示部11、12、13を覆うように設定され
ている。また、各調光部21、22、23は、それぞれ
電極21a、21b、電極22a、22b、電極23
a、23bを備えており、電極21a、21b間、電極
22a、22b間、電極23a、23b間への印加電圧
を変えることで、光透過率を変化させることができる。
すなわち、印加電圧Eが0の時は光透過率が高い、つま
りほぼ透明状態であり、印加電圧を上昇させるに連れて
光透過率が低下、たとえばサングラスのような状態とな
り、所定の印加電圧Ecを印加すると光透過率が最低
値、たとえば、濃紺色或いは黒色になる。
【0025】本発明の第1の実施形態によるコンビネー
ションメータ1においては、コントローラ30により、
各調光部21、22、23への電圧印加状態をそれぞれ
独立して制御し、それにより各調光部21、22、23
の光透過率を独立して変化させることができる。したが
って、各調光部21、22、23の光透過率の変化に応
じて、各表示部11、12、13の視認状態を独立して
変化させることができる。なお、コントローラ30は、
たとえば、ハイブリッドIC等により形成され、プリン
ト基板5上に実装されている。
【0026】次に、このように構成した本発明の第1の
実施形態によるコンビネーションメータ1における各調
光部21、22、23の作動と表示盤10の視認状態に
ついて説明する。
【0027】図5は、イグニッションスイッチ40がO
Nされた時におけるコントローラ30による各調光部2
1、22、23への印加電圧Eと時間Tとの関係を示す
グラフであり、図6は、イグニッションスイッチ40が
OFFされた時におけるコントローラ30による各調光
部21、22、23への印加電圧Eと時間Tとの関係を
示すグラフである。図5、6において(a)、(b)、
(c)は、それぞれ調光部21、22、23の場合を示
している。また、図5、6において、縦軸は印加電圧E
を、横軸は時間Tを示す。
【0028】(1)イグニッションスイッチ40がOF
F状態の時。
【0029】この場合、調光部21、22、23へはコ
ントローラ30により所定の電圧Ecが印加されて、調
光部21、22、23の光透過率はいずれも最低値、つ
まり濃紺色或いは黒色になっている。したがって、表示
盤10を視認すると、調光膜20に遮られて各表示部1
1、12、13は見えず、あたかもそこには何も無いか
のように視認される。
【0030】(2)イグニッションスイッチ40がON
された時。
【0031】運転者によりイグニッションスイッチ40
がONされバッテリ50の電圧がコントローラ30に印
加されて、コントローラ30がイグニッションスイッチ
40がONされたことを検知すると、コントローラ30
が各調光部21、22、23への印加電圧制御、つまり
各調光部21、22、23の光透過率制御を開始し、各
調光部21、22、23へは、図5(a)、(b)、
(c)に示すように電圧が印加される。
【0032】先ず、調光部21への印加電圧が0まで減
少され、遅延時間tが経過した後調光部22、23への
印加電圧が両者同時に0まで減少される。これを、運転
者側から表示盤10を見ると、先ず、調光部21の光透
過率が増大するに連れて、表示盤10の中央部にある表
示部11が見え始め、やがてはっきりと視認される。こ
んどは、調光部22、23の光透過率が同時に増大し始
め、それに連れて表示盤10の両端部にある表示部1
2、13が同時に見え始め、やがてはっきりと視認され
る。この結果、舞台の中央部から両端部に向かって幕が
開いていくかのような演出を行うことができ、見映えの
ある斬新な視認性を有するコンビネーションメータ1を
実現することができる。
【0033】(3)イグニッションスイッチ40がOF
Fされた場合。
【0034】運転者によりイグニッションスイッチ40
がOFFされコントローラ30がイグニッションスイッ
チ40がOFFされたことを検知すると、コントローラ
30が各調光部21、22、23への印加電圧制御、つ
まり各調光部21、22、23の光透過率制御を開始
し、各調光部21、22、23へは、図6(a)、
(b)、(c)に示すように電圧が印加される。
【0035】先ず、調光部22、23への印加電圧が電
圧Ecまで同時に増大され、遅延時間tが経過した後調
光部21への印加電圧が電圧Ecまで増大される。これ
を、運転者側から表示盤10を見ると、先ず、調光部2
2、23の光透過率が同時に減少するに連れて表示部1
2、13が段々見えなくなり、やがて完全に消える。こ
んどは、調光部21の光透過率が減少し始め、それに連
れて表示部11が段々見えなくなり、やがて完全に消え
る。この結果、舞台の両端部から中央部に向かって幕が
閉じていくかのような演出を行うことができ、見映えの
ある斬新な視認性を有するコンビネーションメータ1を
実現することができる。
【0036】以上説明した、本発明の第1の実施形態に
おいては、コンビネーションメータ1のカバーガラス3
の内面に表示盤10全体を覆うように光透過率可変部材
である調光膜20を貼着し、この調光膜20を複数の光
透過率可変部である調光部21、22、23から構成
し、制御手段であるコントローラ30により各調光部2
1、22、23の光透過率を個別に制御する構成とし
た。これにより、表示盤10の視認状態を、従来のよう
に表示盤10全体を一律に変化させるのではなく、部分
的に遅延時間を置きながら徐々に変化させることがで
き、その結果、見映えのある斬新な視認性を有するコン
ビネーションメータ1を提供できる。
【0037】また、表示盤10は複数の表示部11、1
2、13を備え、各調光部21、22、23は、これら
の表示部11、12、13をそれぞれ覆うように配置さ
れている。これにより、表示盤10の視認状態を、表示
盤10が備える各表示部11、12、13毎に独立して
変化させることができ、その結果、見映えのある斬新な
視認性を有するコンビネーションメータ1を提供でき
る。
【0038】また、所定の操作時、たとえば車両のイグ
ニッションスイッチ40がONされた時、またはイグニ
ッションスイッチ40がOFFされた時ににおいて所定
の規則に従って、コントローラ30は各調光部21、2
2、23の光透過率を制御する構成とした。これによ
り、たとえば運転者による所定の操作に応じて表示盤1
0の視認状態を変化させることができる。
【0039】また、イグニッションスイッチ40がON
された時、各調光部21、22、23を順次遅延させつ
つ光透過率を高くし、イグニッションスイッチ40がO
FFされた時、各調光部21、22、23を順次遅延さ
せつつ光透過率を低くする構成とした。これにより、演
出性に富む見映えのある斬新な視認性を有する車両用計
器を提供できる。
【0040】また、調光部21、22、23としてEC
D(ElectrochromicDevice)を使
用した。これにより、電極21a、21b間、電極22
a、22b間、電極23a、23b間への印加電圧を変
えることで、光透過率を容易に変化させることができ
る。
【0041】以上説明した、本発明の第1の実施形態に
おいては、表示部11、12、13の個数を3個、調光
部21、22、23の個数を3個としているが、3個に
限る必要はなく増減させてもよい。
【0042】また、本発明の第1の実施形態において
は、イグニッションスイッチ40がONされた時、表示
盤10の中央部から両端部へ向かって順次光透過率を高
め、イグニッションスイッチ40がOFFされた時、表
示盤10の両端部から中央部へ向かって順次光透過率を
低下させるように制御しているが、これを逆方向として
もよい。すなわち、イグニッションスイッチ40がON
された時、表示盤10の両端部から中央部へ向かって順
次光透過率を高め、イグニッションスイッチ40がOF
Fされた時、表示盤10の中央部から両端部へ向かって
順次光透過率を低下させるように制御してもよい。
【0043】また、本発明の第1の実施形態において
は、調光部21、22、23としてECDを使用した
が、光透過率可変材料であれば他の材質を用いてもよ
い。たとえば光透過率可変の透光性セラミックスあるい
は液晶式シャッタ等を用いてもよい。
【0044】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施形態における調光膜20の正面図である。
【0045】図8は、本発明の第2の実施形態によるコ
ンビネーションメータ1において、調光膜20を制御す
る回路構成を示す全体構成図である。
【0046】第2の実施形態は、第1の実施形態に対し
て、調光部の個数および配置を変更したものである。す
なわち、調光膜20は、5個の表示部21〜25を表示
盤10の上下方向(図7における上下方向)に積層して
構成されている。そして、各表示部21〜25は図8に
示すように電気的に接続されており、コントローラ30
によりそれぞれ独立して印加電圧が制御、つまり光透過
率が制御される。
【0047】次に、このように構成した本発明の第2の
実施形態によるコンビネーションメータ1における各調
光部21〜25の作動と表示盤10の視認状態について
説明する。
【0048】図9は、イグニッションスイッチ40がO
Nされた時におけるコントローラ30による各調光部2
1〜25への印加電圧Eと時間Tとの関係を示すグラフ
であり、図10は、イグニッションスイッチ40がOF
Fされた時におけるコントローラ30による各調光部2
1〜25への印加電圧Eと時間Tとの関係を示すグラフ
である。図9、10において(a)〜(e)は、それぞ
れ調光部21〜25の場合を示している。また、図9、
10において、縦軸は印加電圧Eを、横軸は時間Tを示
す。
【0049】(1)イグニッションスイッチ40がOF
F状態の時。
【0050】この場合、調光部21〜25へはコントロ
ーラ30により所定の電圧Ecが印加されて、調光部2
1〜25の光透過率はいずれも最低値、つまり濃紺色或
いは黒色になっている。したがって、表示盤10を視認
すると、調光膜20に遮られて各表示部11、12、1
3は見えず、あたかもそこには何も無いかのように視認
される。
【0051】(2)イグニッションスイッチ40がON
された時。
【0052】運転者によりイグニッションスイッチ40
がONされバッテリ50の電圧がコントローラ30に印
加されて、コントローラ30がイグニッションスイッチ
40がONされたことを検知すると、コントローラ30
が各調光部21〜25への印加電圧制御、つまり各調光
部21〜25の光透過率制御を開始し、各調光部21〜
25へは、図9(a)〜(e)に示すように、調光部2
1から順番に遅延時間t毎に電圧が印加される。これに
より、調光部21から順番に遅延時間t毎に光透過率が
高くなる、すなわち透明になっていく。
【0053】これを、運転者側から表示盤10を見る
と、表示盤10が、上端側から徐々に見え始める。つま
り、各表示部11、12、13それぞれが上端側から徐
々に見え始め、やがて全体がはっきりと視認される。こ
の結果、夜明けに高い山の頂きから中腹に向かって徐々
に朝日があたるかのような演出を行うことができるの
で、見映えのある斬新な視認性を有するコンビネーショ
ンメータ1を実現することができる。
【0054】(3)イグニッションスイッチ40がOF
Fされた場合。
【0055】運転者によりイグニッションスイッチ40
がOFFされコントローラ30がイグニッションスイッ
チ40がOFFされたことを検知すると、コントローラ
30が各調光部21〜25への印加電圧制御、つまり各
調光部21〜25の光透過率制御を開始し、各調光部2
1〜25へは、図10(a)〜(e)に示すように、調
光部25から順番に遅延時間t毎に電圧が0まで低減さ
れる。これにより、調光部25から順番に遅延時間t毎
に光透過率が低くなる、すなわち黒色になっていく。
【0056】これを、運転者側から表示盤10を見る
と、表示盤10が、下端側から徐々に隠れ始める。つま
り、各表示部11、12、13それぞれが下端側から徐
々に隠れ始め、やがて全体が消えて表示盤10が闇に閉
ざされたように視認される。この結果、日没時に高い山
の中腹からに頂き向かって徐々に夕日が移動するかのよ
うな演出を行なうことができ、見映えのある斬新な視認
性を有するコンビネーションメータ1を実現することが
できる。
【0057】なお、以上説明した本発明の第2の実施形
態では、イグニッションスイッチ40がONされた時、
表示盤10の上端部から下端部へ向かって順次光透過率
を高め、イグニッションスイッチ40がOFFされた
時、表示盤10の下端部から上端部へ向かって順次光透
過率を低下させるように制御しているが、これを逆方向
としてもよい。すなわち、イグニッションスイッチ40
がONされた時、表示盤10の下端部から端上部へ向か
って順次光透過率を高め、イグニッションスイッチ40
がOFFされた時、表示盤10の上端部から下端部へ向
かって順次光透過率を低下させるように制御してもよ
い。
【0058】なお、以上説明した本発明の第2の実施形
態では、遅延時間tは一定値としているが、遅延時間t
の大きさを順次変化(順次増加、あるいは順次減少)さ
せてもよい。
【0059】また、以上説明した本発明の第1の実施形
態および第2の実施形態によるコンビネーションメータ
1では、イグニッションスイッチ40がOFF状態の時
は調光膜20の光透過率を最低値、すなわち表示盤10
が見えないようにしているが、反対に、イグニッション
スイッチ40がOFF状態の時は、調光膜20の各調光
部への印加電圧を0とし調光膜20の光透過率を最大
値、すなわち表示盤10が視認される状態に維持すると
共に、イグニッションスイッチ40がONされると、調
光膜20の各調光部へ順次遅延時間t毎に所定の電圧を
印加してもよい。ここで、所定の電圧とは、0と各調光
部の光透過率が最小となる印加電圧Ecとの中間の電圧
であって、表示盤20が、イグニッションスイッチ40
がOFF状態の時よりは暗くなるものの各表示部11、
12、13の表示内容を十分視認可能であるような電圧
である。このような構成とすることにより、表示盤20
を光沢のある素材、たとえば金属薄板等から形成し、イ
グニッションスイッチ40がOFF状態の時はその見映
えを積極的に運転者に見せると共に、イグニッションス
イッチ40がONされると、コントローラ30により各
調光部の光透過率を制御し、運転者が表示盤20を見た
時に眩しくなく且つ各表示部11、12、13をはっき
りと視認できるようにして、見映えのある斬新な視認性
を有するコンビネーションメータ1を実現することがで
きる。
【0060】また、以上説明した本発明の第1の実施形
態および第2の実施形態においては、カバーガラス3を
使用しているが、これを調光膜20に兼用させて、廃止
してもよい。これにより、部品点数および組付工数を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の断面図で、図2中のI−I線断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による調光膜20の正
面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1において、調光膜20を制御する回路構成を
示す全体構成図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実
施形態によるコンビネーションメータ1における、イグ
ニッションスイッチ40がONされた時のコントローラ
30による各調光部21、22、23への印加電圧Eと
時間Tとの関係を示すタイムチャートである。
【図6】(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実
施形態によるコンビネーションメータ1における、イグ
ニッションスイッチ40がOFFされた時のコントロー
ラ30による各調光部21、22、23への印加電圧E
と時間Tとの関係を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態による調光膜20の正
面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1において、調光膜20を制御する回路構成を
示す全体構成図である。
【図9】(a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態に
よるコンビネーションメータ1における、イグニッショ
ンスイッチ40がONされた時のコントローラ30によ
る各調光部21〜25への印加電圧Eと時間Tとの関係
を示すタイムチャートである。
【図10】(a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態
によるコンビネーションメータ1における、イグニッシ
ョンスイッチ40がOFFされた時のコントローラ30
による各調光部21〜25への印加電圧Eと時間Tとの
関係を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 コンビネーションメータ(車両用計器) 2 見返し板 3 カバーガラス 4 ケーシング 5 プリント基板 6 ムーブメント 6a シャフト 6b 指針 7 導光板 8 LED 10 表示盤 11、12、13 表示部 20 調光膜(光透過率可変部材) 21、22、23、24、25 調光部(光透過率可
変部) 21a、22a、23a、24a、25a 電極 21b、22b、23b、24b、25b 電極 30 コントローラ 40 イグニッションスイッチ 50 バッテリ E 電圧 Ec 電圧 T 時間 t 遅延時間
フロントページの続き Fターム(参考) 2F074 AA02 BB06 DD03 EE02 FF01 GG09 3D044 BA22 BA26 BA28 BB01 BD02 5C096 AA11 AA27 BA01 CA02 CB07 CC06 CD02 CJ11 FA11 FA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示盤と、 前記表示盤の前面側に前記表示盤を覆うように配置され
    た光透過率可変部材と、 前記光透過率可変部材の光透過率を制御する制御手段と
    を備える車両用計器において、 前記光透過率可変部材は複数の光透過率可変部から構成
    され、 前記制御手段により複数の前記光透過率可変部の光透過
    率を個別に制御することを特徴とする車両用計器。
  2. 【請求項2】 前記表示盤は複数の表示部を備え、 複数の前記光透過率可変部は、複数の前記表示部をそれ
    ぞれ覆うように配置されることを特徴とする請求項1に
    記載の車両用計器。
  3. 【請求項3】 所定の操作時において所定の規則に従っ
    て、前記制御手段は複数の前記光透過率可変部の光透過
    率を制御することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の車両用計器。
  4. 【請求項4】 前記所定の操作時とは、車両のイグニッ
    ションスイッチがONされた時、またはイグニッション
    スイッチがOFFされた時であることを特徴とする請求
    項3に記載の車両用計器。
  5. 【請求項5】 前記イグニッションスイッチがONされ
    た時、複数の前記光透過率可変部を順次遅延させつつ光
    透過率を高くし、前記イグニッションスイッチがOFF
    された時、複数の前記光透過率可変部を順次遅延させつ
    つ光透過率を低くすることを特徴とする請求項4に記載
    の車両用計器。
  6. 【請求項6】 前記イグニッションスイッチがONされ
    た時、複数の前記光透過率可変部を順次遅延させつつ光
    透過率を低くし、前記イグニッションスイッチがOFF
    された時、複数の前記光透過率可変部を順次遅延させつ
    つ光透過率を高くすることを特徴とする請求項4に記載
    の車両用計器。
  7. 【請求項7】 前記光透過率可変部材はECD(Ele
    ctrochromic Device)であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
    車両用計器。
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