JP2003255340A - 表示装置 - Google Patents
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K2360/00—Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
- B60K2360/60—Structural details of dashboards or instruments
- B60K2360/68—Features of instruments
- B60K2360/698—Pointers of combined instruments
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Details Of Measuring Devices (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 輪郭が目立たずに、高級感を与え、しかも、
視認性が著しく高められた表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル３と、この液晶表示パネ
ル３の裏面側に設置されるＲＧＢのＬＥＤ５によるカラ
ーバックライト６とによりフィールドシーケンシャル方
式のカラー表示を行なうもので、液晶表示パネル３とカ
ラーバックライト６との間に拡散板９が配設され、液晶
表示パネル３の表面側に３０％以下の透過率とされた減
光フィルタ１０が配設されている。
視認性が著しく高められた表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル３と、この液晶表示パネ
ル３の裏面側に設置されるＲＧＢのＬＥＤ５によるカラ
ーバックライト６とによりフィールドシーケンシャル方
式のカラー表示を行なうもので、液晶表示パネル３とカ
ラーバックライト６との間に拡散板９が配設され、液晶
表示パネル３の表面側に３０％以下の透過率とされた減
光フィルタ１０が配設されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に係り、
特に自動車等の車両のインストルメントパネルに組み込
まれ、所定の情報表示を行なうための表示装置に関す
る。
特に自動車等の車両のインストルメントパネルに組み込
まれ、所定の情報表示を行なうための表示装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両には、スピード
メータ、タコメータ、オドメータやトリップメータ等の
各種メータ類および燃料残量警告灯、水温警告灯等の各
種警告表示類等が配置されたインストルメントパネルが
設けられている。そして、近年特に欧州車を中心に、こ
のインストルメントパネルに、各種情報表示を行なうた
めに液晶による表示装置を組み込んだものが普及してき
た。
メータ、タコメータ、オドメータやトリップメータ等の
各種メータ類および燃料残量警告灯、水温警告灯等の各
種警告表示類等が配置されたインストルメントパネルが
設けられている。そして、近年特に欧州車を中心に、こ
のインストルメントパネルに、各種情報表示を行なうた
めに液晶による表示装置を組み込んだものが普及してき
た。
【０００３】このような表示装置においては、モノクロ
の小型ドットマトリクス型の液晶表示を用いるものが一
般的であったが、近年では、カラーフィルタを用いた液
晶表示装置によりカラー表示を行うものも多く用いられ
るようになってきた。
の小型ドットマトリクス型の液晶表示を用いるものが一
般的であったが、近年では、カラーフィルタを用いた液
晶表示装置によりカラー表示を行うものも多く用いられ
るようになってきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の表示装置においては、インストルメントパネルに表
示装置を組み込んだ場合に、表示装置の輪郭が目立って
しまい、インストルメントパネルの他のメータ類とのデ
ザイン上の一体感を出すことがむずかしく、特に上級車
種に用いる場合に、高級感を損なってしまうという問題
を有している。
来の表示装置においては、インストルメントパネルに表
示装置を組み込んだ場合に、表示装置の輪郭が目立って
しまい、インストルメントパネルの他のメータ類とのデ
ザイン上の一体感を出すことがむずかしく、特に上級車
種に用いる場合に、高級感を損なってしまうという問題
を有している。
【０００５】また、表示装置の輪郭を目立たなくするた
め、液晶表示パネル自体に穴を開ける等して、インスト
ルメントパネル全体を表示装置とすれば、デザイン上の
制約はなくなり、見栄えを高めることが可能となるが、
製造コストが極めて高くなってしまい、しかも、機械的
なメータ類をインストルメントパネルに組み込む際の穴
回りのスペース等が必要となり、有効表示エリアが制限
されてしまうという問題を有している。
め、液晶表示パネル自体に穴を開ける等して、インスト
ルメントパネル全体を表示装置とすれば、デザイン上の
制約はなくなり、見栄えを高めることが可能となるが、
製造コストが極めて高くなってしまい、しかも、機械的
なメータ類をインストルメントパネルに組み込む際の穴
回りのスペース等が必要となり、有効表示エリアが制限
されてしまうという問題を有している。
【０００６】さらに、インストルメントパネル部分に透
過率の低いフィルタを配置して、インストルメントパネ
ル全体を被覆することにより、表示装置の輪郭を目立た
なくすることも考えられるが、ＲＧＢのマイクロカラー
フィルタを用いる方式で、斜めの線の表示が滑らかに見
える０．２ｍｍ以下の微細な画素ピッチのカラー表示を
行なう表示装置の場合、開口率の低下が不可避であり、
表示光のロスが極めて多くなってしまい、表示が暗く視
認性が極めて低くなってしまうという問題を有してい
る。
過率の低いフィルタを配置して、インストルメントパネ
ル全体を被覆することにより、表示装置の輪郭を目立た
なくすることも考えられるが、ＲＧＢのマイクロカラー
フィルタを用いる方式で、斜めの線の表示が滑らかに見
える０．２ｍｍ以下の微細な画素ピッチのカラー表示を
行なう表示装置の場合、開口率の低下が不可避であり、
表示光のロスが極めて多くなってしまい、表示が暗く視
認性が極めて低くなってしまうという問題を有してい
る。
【０００７】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
であり、液晶を遮光状態にした場合には表示パネルの存
在自体が視認されず、高級感を得、しかも、視認性が高
められた表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
であり、液晶を遮光状態にした場合には表示パネルの存
在自体が視認されず、高級感を得、しかも、視認性が高
められた表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る表示装置は、車両のインストルメントパネ
ルに組み込まれる表示装置において、液晶表示パネルが
配設されるとともに、この液晶表示パネルの裏面側に各
色が独立して制御できるように結線された複数色のＬＥ
Ｄカラーバックライトが配設され、前記液晶表示パネル
と前記ＬＥＤカラーバックライトとの間に拡散板が配設
され、前記液晶表示パネルの表面側に、透過率が３０％
以下であり、液晶表示パネルよりも広い面積をカバーす
る減光フィルタが配設されてなり、前記ＬＥＤカラーバ
ックライトから照射される光の点滅に同期させた液晶シ
ャッタとして機能する前記液晶表示パネルによりフィー
ルドシーケンシャル方式のカラー表示を行なうようにし
たことを特徴とするものである。
本発明に係る表示装置は、車両のインストルメントパネ
ルに組み込まれる表示装置において、液晶表示パネルが
配設されるとともに、この液晶表示パネルの裏面側に各
色が独立して制御できるように結線された複数色のＬＥ
Ｄカラーバックライトが配設され、前記液晶表示パネル
と前記ＬＥＤカラーバックライトとの間に拡散板が配設
され、前記液晶表示パネルの表面側に、透過率が３０％
以下であり、液晶表示パネルよりも広い面積をカバーす
る減光フィルタが配設されてなり、前記ＬＥＤカラーバ
ックライトから照射される光の点滅に同期させた液晶シ
ャッタとして機能する前記液晶表示パネルによりフィー
ルドシーケンシャル方式のカラー表示を行なうようにし
たことを特徴とするものである。
【０００９】この請求項１に記載の発明によれば、液晶
表示パネルの表面側に透過率の低いフィルタを配設する
ようにしているので、インストルメントパネルに組み込
まれた表示装置の輪郭が目立ってしまうことがなく、高
級感のある表示装置を得ることができる。
表示パネルの表面側に透過率の低いフィルタを配設する
ようにしているので、インストルメントパネルに組み込
まれた表示装置の輪郭が目立ってしまうことがなく、高
級感のある表示装置を得ることができる。
【００１０】また、フィールドシーケンシャル方式によ
り、カラーフィルタを用いずにカラー表示を行なうもの
であることから、開口率を高めることができることも相
まって、カラーバックライトから照射される光の損失を
低く抑えることができる。そのため、液晶表示パネルの
表面側に透過率の低い減光フィルタを配設していても、
極めて明るい表示を行なうことができ、視認性を著しく
高めることができる。
り、カラーフィルタを用いずにカラー表示を行なうもの
であることから、開口率を高めることができることも相
まって、カラーバックライトから照射される光の損失を
低く抑えることができる。そのため、液晶表示パネルの
表面側に透過率の低い減光フィルタを配設していても、
極めて明るい表示を行なうことができ、視認性を著しく
高めることができる。
【００１１】請求項２に係る発明は、請求項１におい
て、前記ＬＥＤカラーバックライトの複数色がＲＧＢの
３原色であることを特徴とするものである。これによっ
て、円滑なフルカラー表示が可能となる。
て、前記ＬＥＤカラーバックライトの複数色がＲＧＢの
３原色であることを特徴とするものである。これによっ
て、円滑なフルカラー表示が可能となる。
【００１２】請求項３に係る発明は、請求項１または請
求項２において、車両に備えられたカメラの画像を表示
するようにされていることを特徴とするものである。こ
れによって、最近普及しつつある小型画像素子を利用し
た車内外の画像情報を視認性がいい状態で表示すること
が可能となる。
求項２において、車両に備えられたカメラの画像を表示
するようにされていることを特徴とするものである。こ
れによって、最近普及しつつある小型画像素子を利用し
た車内外の画像情報を視認性がいい状態で表示すること
が可能となる。
【００１３】請求項４に係る発明は、請求項１から請求
項３のいずれかにおいて、前記液晶表示パネルがＴＦＴ
方式で駆動され、かつ、その画素ピッチが０．２ｍｍ以
下、セルギャップが３μｍ以下であることを特徴とする
ものである。これによって、色バランスに優れた滑らか
なカラー表示が可能となる。
項３のいずれかにおいて、前記液晶表示パネルがＴＦＴ
方式で駆動され、かつ、その画素ピッチが０．２ｍｍ以
下、セルギャップが３μｍ以下であることを特徴とする
ものである。これによって、色バランスに優れた滑らか
なカラー表示が可能となる。
【００１４】また、請求項５に係る発明は、請求項１か
ら請求項４のいずれかにおいて、前記液晶表示パネルと
前記拡散板との間に透明電極付ガラス基板からなるヒー
タが配設されていることを特徴とするものである。
ら請求項４のいずれかにおいて、前記液晶表示パネルと
前記拡散板との間に透明電極付ガラス基板からなるヒー
タが配設されていることを特徴とするものである。
【００１５】この請求項５に記載の発明によれば、表示
装置の設置された付近の温度が低い場合に、ヒータを加
熱することにより、液晶表示パネルを所定温度に加熱す
ることができ、液晶表示パネルの応答性が低下してしま
うことを防止することができる。また、ヒータが液晶表
示パネルと拡散板との間に配設されるので、ヒータ効率
が向上するとともに、液晶表示パネルと拡散板との距離
を確保するようにしているので、液晶表示パネルの表面
側から外光が入射した場合でも、この光が拡散板で反射
されて再び液晶表示パネルから出射してしまうことを抑
制することができる。
装置の設置された付近の温度が低い場合に、ヒータを加
熱することにより、液晶表示パネルを所定温度に加熱す
ることができ、液晶表示パネルの応答性が低下してしま
うことを防止することができる。また、ヒータが液晶表
示パネルと拡散板との間に配設されるので、ヒータ効率
が向上するとともに、液晶表示パネルと拡散板との距離
を確保するようにしているので、液晶表示パネルの表面
側から外光が入射した場合でも、この光が拡散板で反射
されて再び液晶表示パネルから出射してしまうことを抑
制することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図１お
よび図２を参照して説明する。
よび図２を参照して説明する。
【００１７】図１および図２は本発明に係る表示装置の
実施の一形態を示したもので、本実施形態においては、
表示装置１を自動車のスピードメータ等の機械式メータ
の文字盤２に組み込んだ場合を示している。
実施の一形態を示したもので、本実施形態においては、
表示装置１を自動車のスピードメータ等の機械式メータ
の文字盤２に組み込んだ場合を示している。
【００１８】本実施形態においては、この表示装置１
は、フィールドシーケンシャル方式のカラー表示装置と
されている。すなわち、この表示装置１は、液晶シャッ
タとして機能する液晶表示パネル３を有しており、この
液晶表示パネル３は、ガラスまたはプラスチック等から
なる一対の透明基板４を有している。これら各透明基板
４の互いに対向する面には、例えば、インジウム錫酸化
物（以下、ＩＴＯという）等からなる透明電極（図示せ
ず）が形成されており、各透明基板４の間に液晶を密封
することにより、液晶表示パネル３を構成するようにな
っている。そして、各透明基板４のギャップは３μｍ以
下に形成され、開口率は８０％以上に形成されている。
さらに、この液晶表示パネル３は、各画素の間にブラッ
クマスクが配置されたノーマリホワイト型の液晶表示パ
ネル３とされている。
は、フィールドシーケンシャル方式のカラー表示装置と
されている。すなわち、この表示装置１は、液晶シャッ
タとして機能する液晶表示パネル３を有しており、この
液晶表示パネル３は、ガラスまたはプラスチック等から
なる一対の透明基板４を有している。これら各透明基板
４の互いに対向する面には、例えば、インジウム錫酸化
物（以下、ＩＴＯという）等からなる透明電極（図示せ
ず）が形成されており、各透明基板４の間に液晶を密封
することにより、液晶表示パネル３を構成するようにな
っている。そして、各透明基板４のギャップは３μｍ以
下に形成され、開口率は８０％以上に形成されている。
さらに、この液晶表示パネル３は、各画素の間にブラッ
クマスクが配置されたノーマリホワイト型の液晶表示パ
ネル３とされている。
【００１９】また、液晶表示パネル３の裏面側には、Ｒ
ＧＢのＬＥＤ（発光ダイオード）５によるカラーバック
ライト６が配設されており、このカラーバックライト６
は、前記液晶表示パネル３の透明電極に対する電圧の印
加に同期して点灯させるようになっている。
ＧＢのＬＥＤ（発光ダイオード）５によるカラーバック
ライト６が配設されており、このカラーバックライト６
は、前記液晶表示パネル３の透明電極に対する電圧の印
加に同期して点灯させるようになっている。
【００２０】また、前記液晶表示パネル３の裏面側近傍
には、ヒータ７が配設されており、このヒータ７は、ガ
ラス等からなる透明基板８の一面上に、ほぼ全面にわた
ってＩＴＯ等の透明材料からなる透明導電膜（図示せ
ず）が形成されている。そして、この透明導電膜に電極
を介して電圧を印加することにより、透明導電膜を発熱
させ、この熱が液晶表示パネル３に伝達されることによ
り液晶表示パネル３を所定温度に加熱するようになって
いる。
には、ヒータ７が配設されており、このヒータ７は、ガ
ラス等からなる透明基板８の一面上に、ほぼ全面にわた
ってＩＴＯ等の透明材料からなる透明導電膜（図示せ
ず）が形成されている。そして、この透明導電膜に電極
を介して電圧を印加することにより、透明導電膜を発熱
させ、この熱が液晶表示パネル３に伝達されることによ
り液晶表示パネル３を所定温度に加熱するようになって
いる。
【００２１】さらに、前記ヒータ７の裏面側には、拡散
板９が配設されている。この拡散板９は、バックライト
から照射される点光源の光を面光源の光に拡散させるよ
うになっており、この拡散板９によるカラーバックライ
ト６からの光の輝度が１０００Ｃｄ／ｍ2 以上となるよ
うにする。
板９が配設されている。この拡散板９は、バックライト
から照射される点光源の光を面光源の光に拡散させるよ
うになっており、この拡散板９によるカラーバックライ
ト６からの光の輝度が１０００Ｃｄ／ｍ2 以上となるよ
うにする。
【００２２】さらに、文字盤２の表面には、透過率が３
０％以下、好ましくは１０％以下の透過率とされたフィ
ルタ１０が配設されている。フィルタ１０の透過率が高
いと、文字盤２における表示装置１の輪郭が目立ってし
まい、高級感を失ってしまうため好ましくない。さら
に、このフィルタ１０の表面は、アンチグレア処理が施
されており、外光の映り込みを防止することができるよ
うになっている。
０％以下、好ましくは１０％以下の透過率とされたフィ
ルタ１０が配設されている。フィルタ１０の透過率が高
いと、文字盤２における表示装置１の輪郭が目立ってし
まい、高級感を失ってしまうため好ましくない。さら
に、このフィルタ１０の表面は、アンチグレア処理が施
されており、外光の映り込みを防止することができるよ
うになっている。
【００２３】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【００２４】まず、本実施形態においては、文字盤２の
表面に低透過率のフィルタ１０を配設するようにしてい
るので、文字盤２に組み込まれた表示装置１の輪郭が目
立つことがなく、文字盤２と一体感があり、かつ、高級
感のある表示装置１を得ることができる。
表面に低透過率のフィルタ１０を配設するようにしてい
るので、文字盤２に組み込まれた表示装置１の輪郭が目
立つことがなく、文字盤２と一体感があり、かつ、高級
感のある表示装置１を得ることができる。
【００２５】そして、所定の表示情報に基づいてカラー
バックライト６の各ＬＥＤ５を点灯させると、このＬＥ
Ｄ５からの点光源である照射光が拡散板９により拡散さ
れて面光源となり、この面光源とされた光がヒータ７を
透過して液晶表示パネル３に入光される。そして、この
状態で、液晶表示パネル３の所定の画素に電圧を印加す
ることにより、所定の画像を表示させるようになってい
る。
バックライト６の各ＬＥＤ５を点灯させると、このＬＥ
Ｄ５からの点光源である照射光が拡散板９により拡散さ
れて面光源となり、この面光源とされた光がヒータ７を
透過して液晶表示パネル３に入光される。そして、この
状態で、液晶表示パネル３の所定の画素に電圧を印加す
ることにより、所定の画像を表示させるようになってい
る。
【００２６】この場合に、本実施形態においては、フィ
ールドシーケンシャル方式により、カラーフィルタ１０
を用いずにカラー表示を行なうものであることから、カ
ラーバックライト６から照射される光の損失が少なく、
明るい表示を行なうことができるものである。
ールドシーケンシャル方式により、カラーフィルタ１０
を用いずにカラー表示を行なうものであることから、カ
ラーバックライト６から照射される光の損失が少なく、
明るい表示を行なうことができるものである。
【００２７】また、本実施形態においては、液晶表示パ
ネル３と拡散板９との間にヒータ７を配設し、液晶表示
パネル３と拡散板９との距離を確保することにより、液
晶表示パネル３の表面側から外光が入射した場合でも、
この光が拡散板９で反射されて再び液晶表示パネル３か
ら出射してしまうことを抑制することができる。そのた
め、表示装置１の輪郭部分が目立たず、文字盤２との一
体感を得ることができる。
ネル３と拡散板９との間にヒータ７を配設し、液晶表示
パネル３と拡散板９との距離を確保することにより、液
晶表示パネル３の表面側から外光が入射した場合でも、
この光が拡散板９で反射されて再び液晶表示パネル３か
ら出射してしまうことを抑制することができる。そのた
め、表示装置１の輪郭部分が目立たず、文字盤２との一
体感を得ることができる。
【００２８】なお、表示装置１の設置された付近の温度
が低い場合は、ヒータ７の透明導電膜に電圧を印加して
ヒータ７を加熱することにより、液晶表示パネル３を所
定温度に加熱することにより、低温での液晶の応答性を
改善することができる。
が低い場合は、ヒータ７の透明導電膜に電圧を印加して
ヒータ７を加熱することにより、液晶表示パネル３を所
定温度に加熱することにより、低温での液晶の応答性を
改善することができる。
【００２９】したがって、本実施形態においては、表示
装置１の輪郭が目立たずに、インストルメントパネルと
一体感があり、かつ、高級感のある表示装置１を得るこ
とができる。しかも、フィールドシーケンシャル方式に
よるカラー表示を行なうことにより、明るい表示を行な
うことができ、車載用で要求される広い温度範囲におい
て、視認性を著しく高めることができる。
装置１の輪郭が目立たずに、インストルメントパネルと
一体感があり、かつ、高級感のある表示装置１を得るこ
とができる。しかも、フィールドシーケンシャル方式に
よるカラー表示を行なうことにより、明るい表示を行な
うことができ、車載用で要求される広い温度範囲におい
て、視認性を著しく高めることができる。
【００３０】なお、前記実施形態においては、表示装置
１をメータ類の文字盤２に組み込んだ場合について説明
したが、例えば、インストルメントパネルのいずれの箇
所に組み込むようにしてもよい。
１をメータ類の文字盤２に組み込んだ場合について説明
したが、例えば、インストルメントパネルのいずれの箇
所に組み込むようにしてもよい。
【００３１】また、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【００３２】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【００３３】まず、透明基板のギャップを２．４μｍと
し、１７６×２２０ドットの画素を有し、対角２インチ
のＴＦＴによるモノクロ表示の液晶表示パネルを作成し
た。また、この液晶表示パネルの裏面側にＲＧＢのＬＥ
Ｄカラーバックライトを直下型として各６個設置した。
そして、これら液晶表示パネルとカラーバックライトと
の間に、拡散板を液晶表示パネルから離れて設置し、こ
れを車両のインストルメントパネルに形成した空間部分
に設置した。この表示装置部分のインストルメントパネ
ル表面に、透過率が５％で表面にアンチグレア処理が施
されたスモークフィルムを設置した。
し、１７６×２２０ドットの画素を有し、対角２インチ
のＴＦＴによるモノクロ表示の液晶表示パネルを作成し
た。また、この液晶表示パネルの裏面側にＲＧＢのＬＥ
Ｄカラーバックライトを直下型として各６個設置した。
そして、これら液晶表示パネルとカラーバックライトと
の間に、拡散板を液晶表示パネルから離れて設置し、こ
れを車両のインストルメントパネルに形成した空間部分
に設置した。この表示装置部分のインストルメントパネ
ル表面に、透過率が５％で表面にアンチグレア処理が施
されたスモークフィルムを設置した。
【００３４】このように構成された表示装置は、ノーマ
リホワイト型であるものの、拡散板が液晶表示パネルか
ら離れて配置されていることから、乗車時に車を起動さ
せる前の液晶表示パネルの電圧を印加しない状態でも、
外光の反射が少なく、表示装置の輪郭が目立たず、一体
感のある表示装置となった。
リホワイト型であるものの、拡散板が液晶表示パネルか
ら離れて配置されていることから、乗車時に車を起動さ
せる前の液晶表示パネルの電圧を印加しない状態でも、
外光の反射が少なく、表示装置の輪郭が目立たず、一体
感のある表示装置となった。
【００３５】その後、車を起動させ、液晶表示パネル前
面を遮光状態とすることにより、表示部自体の存在が視
認できなくなり、その状態で、警告表示、温度表示、ナ
ビゲーション、カメラ画像の表示等の各種表示を行なっ
た結果、黒い背景に必要な情報だけが浮き上がって見
え、極めて高品位な表示を得ることができた。
面を遮光状態とすることにより、表示部自体の存在が視
認できなくなり、その状態で、警告表示、温度表示、ナ
ビゲーション、カメラ画像の表示等の各種表示を行なっ
た結果、黒い背景に必要な情報だけが浮き上がって見
え、極めて高品位な表示を得ることができた。
【００３６】
【発明の効果】以上述べたように請求項１に記載の発明
に係る表示装置によれば、液晶表示パネルの表面側に透
過率の低いフィルタを配設するようにしているので、イ
ンストルメントパネルに組み込まれた表示装置の輪郭が
目立ってしまうことがなく、高級感のある表示装置を得
ることができる。また、フィールドシーケンシャル方式
により、カラーフィルタを用いずにカラー表示を行なう
ものであることから、カラーバックライトから照射され
る光の損失がなく、液晶表示パネルの表面側に透過率の
低いフィルタを配設していても、明るい表示を行なうこ
とができ、視認性を著しく高めることができる。また、
フィールドシーケンシャルカラーに対応した液晶表示パ
ネルは高速応答に対応できるものであるため、車の起動
時に例えば外気温が−２０℃程度で、ヒータの昇温がま
だ不十分な場合であっても、少なくともモノクロの表示
機能は発揮されるという効果を有する。
に係る表示装置によれば、液晶表示パネルの表面側に透
過率の低いフィルタを配設するようにしているので、イ
ンストルメントパネルに組み込まれた表示装置の輪郭が
目立ってしまうことがなく、高級感のある表示装置を得
ることができる。また、フィールドシーケンシャル方式
により、カラーフィルタを用いずにカラー表示を行なう
ものであることから、カラーバックライトから照射され
る光の損失がなく、液晶表示パネルの表面側に透過率の
低いフィルタを配設していても、明るい表示を行なうこ
とができ、視認性を著しく高めることができる。また、
フィールドシーケンシャルカラーに対応した液晶表示パ
ネルは高速応答に対応できるものであるため、車の起動
時に例えば外気温が−２０℃程度で、ヒータの昇温がま
だ不十分な場合であっても、少なくともモノクロの表示
機能は発揮されるという効果を有する。
【００３７】請求項２に係る発明は、ＬＥＤカラーバッ
クライトの複数色のＲＧＢの３原色としているので、円
滑なフルカラー表示が可能となる。
クライトの複数色のＲＧＢの３原色としているので、円
滑なフルカラー表示が可能となる。
【００３８】請求項３に係る発明は、車両に備えられた
カメラの画像を表示するようにされているので、最近普
及しつつある小型画像素子を利用した車内外の画像情報
を視認性がいい状態で表示することが可能となる。
カメラの画像を表示するようにされているので、最近普
及しつつある小型画像素子を利用した車内外の画像情報
を視認性がいい状態で表示することが可能となる。
【００３９】請求項４に係る発明は、液晶表示パネルが
ＴＦＴ方式で駆動され、かつその画素ピッチが０．２ｍ
ｍ以下、セルギャップが３μｍ以下とされているので、
色バランスに優れた滑らかなカラー表示が可能となる。
ＴＦＴ方式で駆動され、かつその画素ピッチが０．２ｍ
ｍ以下、セルギャップが３μｍ以下とされているので、
色バランスに優れた滑らかなカラー表示が可能となる。
【００４０】また、請求項５に係る発明は、液晶表示パ
ネルと拡散板との間にヒータが配設されているので、周
囲が低温のときにヒータを加熱することで、液晶の応答
性の低下を抑制することができ、また、ヒータ効率が向
上するとともに、液晶表示パネルと拡散板との距離が確
保され、液晶表示パネルの表面側から外光が入射した場
合でも、この光が拡散板で反射されて再び液晶表示パネ
ルから出射してしまうことを抑制することができる等の
効果を奏する。
ネルと拡散板との間にヒータが配設されているので、周
囲が低温のときにヒータを加熱することで、液晶の応答
性の低下を抑制することができ、また、ヒータ効率が向
上するとともに、液晶表示パネルと拡散板との距離が確
保され、液晶表示パネルの表面側から外光が入射した場
合でも、この光が拡散板で反射されて再び液晶表示パネ
ルから出射してしまうことを抑制することができる等の
効果を奏する。
【図１】 本発明に係る表示装置の実施の一形態を示す
概略正面図
概略正面図
【図２】 図１に示す表示装置の横断面図
１ 表示装置
２ 文字盤
３ 液晶表示パネル
４ 透明基板
５ ＬＥＤ
６ カラーバックライト
７ ヒータ
９ 拡散板
１０ フィルタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｇ０１Ｄ 11/28 Ｇ０１Ｄ 11/28 Ｐ ３Ｄ０４４
Ｇ０２Ｆ 1/13 ５０５ Ｇ０２Ｆ 1/13 ５０５ ５Ｃ０６０
1/133 ５３５ 1/133 ５３５
５８０ ５８０
1/1333 1/1333
1/1335 1/1335
Ｈ０４Ｎ 9/12 Ｈ０４Ｎ 9/12 Ｂ
Ｆターム(参考） 2F074 AA02 AA04 BB06 DD03 EE03
GG02 GG04 GG08 GG09
2H088 EA23 HA02 HA08 HA11 HA21
HA28 MA01
2H089 HA19 TA09 TA17 TA18 UA09
2H091 FA01X FA31Z FA34X FA45Z
GA11 GA13
2H093 NA65 NC34 NC43 NC44 ND01
NE06 NG03
3D044 BA22 BA23 BA26 BA27 BA28
BB01 BD02 BD13
5C060 AA07 BA04 BC01 HC15 HD07
Claims (5)
- 【請求項１】 車両のインストルメントパネルに組み込
まれる表示装置において、液晶表示パネルが配設される
とともに、この液晶表示パネルの裏面側に各色が独立し
て制御できるように結線された複数色のＬＥＤカラーバ
ックライトが配設され、前記液晶表示パネルと前記ＬＥ
Ｄカラーバックライトとの間に拡散板が配設され、前記
液晶表示パネルの表面側に、透過率が３０％以下であ
り、液晶表示パネルよりも広い面積をカバーする減光フ
ィルタが配設されてなり、前記ＬＥＤカラーバックライ
トから照射される光の点滅に同期させた液晶シャッタと
して機能する前記液晶表示パネルによりフィールドシー
ケンシャル方式のカラー表示を行なうようにしたことを
特徴とする表示装置。 - 【請求項２】 前記ＬＥＤカラーバックライトの複数色
がＲＧＢの３原色である請求項１に記載の表示装置。 - 【請求項３】 車両に備えられたカメラの画像を表示す
るようにされている請求項１または請求項２に記載の表
示装置。 - 【請求項４】 前記液晶表示パネルがＴＦＴ方式で駆動
され、かつ、その画素ピッチが０．２ｍｍ以下、セルギ
ャップが３μｍ以下である請求項１から請求項３のいず
れかに記載の表示装置。 - 【請求項５】 前記液晶表示パネルと前記拡散板との間
に透明電極付ガラス基板からなるヒータが配設されてい
る請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002054887A JP2003255340A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002054887A JP2003255340A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003255340A true JP2003255340A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28665905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002054887A Pending JP2003255340A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003255340A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005080120A1 (en) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Condition detection and display system, condition detection and display method, control program for condition detection and display system, and storage medium storing the control program |
| JP2009031527A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Nippon Seiki Co Ltd | 車載用表示装置 |
| JP2010036661A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Denso Corp | 車両用表示装置 |
| JP2010231046A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toyota Motor Corp | 表示装置 |
| US9908413B2 (en) | 2013-04-11 | 2018-03-06 | Denso Corporation | Vehicle display device |
| JP2018077503A (ja) * | 2017-12-26 | 2018-05-17 | 株式会社ユピテル | 表示装置 |
| CN108333824A (zh) * | 2018-05-02 | 2018-07-27 | 江苏新通达电子科技股份有限公司 | 一种隐藏式一体化显示模块 |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002054887A patent/JP2003255340A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005080120A1 (en) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Condition detection and display system, condition detection and display method, control program for condition detection and display system, and storage medium storing the control program |
| US7835854B2 (en) | 2004-02-20 | 2010-11-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Condition detection and display system, condition detection and display method, control program for condition detection and display system, and storage medium storing the control program |
| JP2009031527A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Nippon Seiki Co Ltd | 車載用表示装置 |
| JP2010036661A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Denso Corp | 車両用表示装置 |
| JP2010231046A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toyota Motor Corp | 表示装置 |
| US9908413B2 (en) | 2013-04-11 | 2018-03-06 | Denso Corporation | Vehicle display device |
| JP2018077503A (ja) * | 2017-12-26 | 2018-05-17 | 株式会社ユピテル | 表示装置 |
| CN108333824A (zh) * | 2018-05-02 | 2018-07-27 | 江苏新通达电子科技股份有限公司 | 一种隐藏式一体化显示模块 |
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