JP4590954B2 - 電子商取引システム,電子商取引サーバ,およびコンピュータプログラム。 - Google Patents

電子商取引システム,電子商取引サーバ,およびコンピュータプログラム。 Download PDF

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本発明はネットワークを介して取引することが可能な電子商取引システム,電子商取引サーバ,およびコンピュータプログラムに関する。
近年,出版,音楽,家電製品をはじめ数多くの分野において,書籍,CD,テレビ,またはパソコン(パーソナルコンピュータ)などの取引対象をインターネット等のオンラインで利用者が購入することが可能な電子商取引(EC:Electronic Commerce)システムが存在している。
上記インターネット等のオンラインで上記取引対象である商品を利用者が購入する際に,電子商取引システムの活性化,商品の販売促進などの目的で,様々な特典を利用者に提供するための電子クーポン(クーポンデータ)をコンテンツに埋め込む等の形式で,利用者に配信するサービスがある(特許文献1参照)。
特開2004−145867号公報
しかしながら,商品購入時に利用されるクーポンデータの多くは,ある特定商品の購入代金から予め定められた所定金額だけ割り引く形式の割引額クーポンであったためクーポンの利用形態が乏しかった。
また,利用者が保有するクーポンデータの数が多くなると,どのクーポンデータを利用するのか等を利用者が判断する必要があったため,管理が煩雑となっていた。したがって,クーポンデータを選び出す選出処理を効率的に実行できず,結果的にクーポンの利用率が上がらず,商品の販売促進に充分な実効性を持たせることができなかった。
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,電子クーポンの選択を効率的に行うことが可能な,新規かつ改良された電子商取引システム,電子商取引サーバを提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,利用者端末と電子商取引サーバとがネットワークに接続された電子商取引システムが提供される。上記電子商取引システムにおいて,利用者端末は,利用者からの指示を受け付け,1又は2以上の商品を一括して注文する一括注文手段を備えており,また電子商取引サーバは,利用者端末によって注文された1又は2以上の商品を一括して受注する一括受注手段と;商品の購入代金を割り引く特典を利用者に付与する電子クーポンのうち商品を注文した利用者の電子クーポンをクーポンデータベースから抽出する第1の抽出手段と;一括受注手段による一回の受注処理で受注した商品ごとに,第1の抽出手段の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから商品に適応する電子クーポンを抽出する第2の抽出手段とを備え,さらに電子商取引サーバは,受注した各々の商品について第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち少なくとも二つの電子クーポンを選び出すクーポン選出手段を備えることを特徴としている。
本発明によれば,電子商取引システムにおける電子商取引サーバは,利用者端末から1又は2以上の商品を一括して受注し,その商品を注文した利用者の電子クーポンのなかから,商品に適応する電子クーポンを抽出し,そのうち少なくとも二つを今回購入する商品に利用する電子クーポンを自動的に選び出している。かかる構成によれば,受注した商品に適用可能な電子クーポンを迅速かつ効率的に選び出すことができ,電子クーポンを利用する利便性を向上させることができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,1又は2以上の商品を一括して受注する一括受注手段と;商品の購入代金を割り引く特典を利用者に付与する電子クーポンのうち商品を注文した利用者の電子クーポンをクーポンデータベースから抽出する第1の抽出手段と;一括受注手段による一回の受注処理で受注した商品ごとに,第1の抽出手段の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから商品に適応する電子クーポンを抽出する第2の抽出手段とを備え,さらに受注した各々の商品について第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち少なくとも二つの電子クーポンを選び出すクーポン選出手段とを備えることを特徴とする電子商取引サーバが提供される。
クーポン選出手段は,第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち割引率が最も高い電子クーポンの組合せを優先的に選び出すように構成してもよい。かかる構成により,利用者が最も特典を享受できる電子クーポンを選び出すことができ,電子クーポンの利用率が向上する。なお,本発明にかかるクーポン選出手段は,割引率に限定されず,例えば割引金額が最も高い電子クーポンを優先的に選び出すようにしてもよい。
クーポン選出手段は,さらに上記選び出された電子クーポンのうち商品が属すカテゴリに適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すように構成してもよい。かかる構成により,適用範囲が広いカテゴリに係る電子クーポンの利用率を向上させることができる。
クーポン選出手段は,さらに上記選び出された電子クーポンのうち,商品を販売する販売店に適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すように構成してもよい。かかる構成により,電子クーポンの利用率が向上することで,販売店の売上が拡大する。
クーポン選出手段は,上記選び出された電子クーポンのうち,電子クーポンの有効期限が最も直近に到来する電子クーポンを優先的に選び出すように構成してもよい。
クーポン選出手段は,上記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうちさらにもう一つ割引率が最も高い電子クーポンを選び出すように構成してもよい。なお,本発明にかかるクーポン選出手段は,割引率に限定されず,例えば割引金額が最も高い電子クーポンを優先的に選び出すようにしてもよい。また上記電子クーポンには,同時使用フラグが設定されているように構成してもよい。
また,クーポン選出手段は,複数の電子クーポンを同時使用可能か否かを判断するためのクーポン同時使用テーブルを参照するように構成してもよい。かかる構成により,電子クーポンの同時使用を一元的に管理することができる。
第2の抽出手段は,第1の抽出手段の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,一括受注手段の一回の受注処理で受注した商品ごとに,商品が属するカテゴリに適応する電子クーポンを抽出するように構成してもよい。
また,第2の抽出手段は,第1の抽出手段の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,一括受注手段の一回の受注処理で受注した商品ごとに,商品を販売する販売店に適応する電子クーポンを抽出するように構成してもよい。
上記電子商取引サーバは,利用者端末の画面に表示する表示画面データを生成する表示画面データ生成手段を備え,表示画面データ生成手段は,クーポン選出手段による電子クーポンの選出処理前に,予め利用しない電子クーポンの指定を受付けるための画面データを生成するように構成してもよい。かかる構成により,電子クーポンの選出処理の効率化が図れ,利用しない電子クーポンが繰り返し選び出されるのを防止できる。
表示画面データ生成手段は,クーポン選出手段による電子クーポンの選出処理前に,予め利用する電子クーポンの指定を受付けるための画面データを生成するように構成することができる。
表示画面データ生成手段は,クーポン選出手段による選出処理で選出した電子クーポンを上記受注した商品ごとに表示するように構成してもよい。かかる構成により,利用しない電子クーポンが自動的に選び出された際に,他の電子クーポンに切換えることができる。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,1又は2以上の商品を一括して受注する一括受注処理と;商品の購入代金を割り引く特典を利用者に付与する電子クーポンのうち商品を注文した利用者の電子クーポンをクーポンデータベースから抽出する第1の抽出処理と;一括受注処理の一回の受注処理で受注した商品ごとに,第1の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから商品に適応する電子クーポンを抽出する第2の抽出処理と;受注した各々の商品について第2の抽出処理で抽出した電子クーポンのうち少なくとも二つの電子クーポンを選び出すクーポン選出処理とを電子商取引サーバに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムが提供される。
上記クーポン選出処理は,第2の抽出処理で抽出した電子クーポンのうち割引率が最も高い電子クーポンの組合せを優先的に選び出すように構成してもよい。
さらに,上記クーポン選出処理は,上記選び出された電子クーポンのうち商品が属すカテゴリに適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すように構成してもよい。
また,上記クーポン選出処理は,上記割引率で選び出された電子クーポンのうち,さらに商品を販売する販売店に適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すように構成してもよい。
さらに,クーポン選出処理は,上記カテゴリで選び出された電子クーポンのうち,電子クーポンの有効期限が最も直近に到来する電子クーポンを優先的に選び出すように構成してもよい。
電子クーポンには,同時使用フラグが設定されているように構成することができる。かかる構成により,同時使用フラグの設定がある電子クーポンを組み合わせて,効率的に選び出すことができる。
第2の抽出処理は,第1の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,一括受注処理の一回の受注処理で受注した商品ごとに,商品が属するカテゴリに適応する電子クーポンを抽出するように構成してもよい。
また,第2の抽出処理は,第1の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,一括受注処理の一回の受注処理で受注した商品ごとに,商品を販売する販売店に適応する電子クーポンを抽出するように構成してもよい。
以上説明したように,本発明によれば,クーポンデータを効率的に選択でき,クーポンデータの選択処理の利便性を向上させることができる。一方で,所定額を割引く割引クーポンの他に,所定率を購入代金から割引く割引率クーポン等のクーポンデータを設け,さらにクーポンデータの適用範囲を特定の商品のみでなく,商品の属するカテゴリまで広げることで,利用者のクーポンデータの利用率を向上させることができるとともに,提供者側の販売店は特定のカテゴリに属す全商品等を販売促進させることができる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかる電子商取引(EC)システム100について説明する。図1は,本実施の形態にかかる電子商取引システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように,インターネットなどのネットワーク103を介して,利用者端末101(101a,101b,…,101n)と,ECサーバ102とが接続されている。利用者端末101は,ECサーバ102にネットワーク103を介してネット上の販売店(ショッピングモール)が提供するWebページデータにアクセスし,商品の詳細情報等の閲覧をすることができる。
また,利用者端末101からECサーバ102にアクセスし,Webページに掲載された商品を注文することで,利用者はネット上の販売店から所望の商品を購入する,いわゆるオンラインショッピングができる。
なお,本実施の形態にかかる電子商取引システム100において,利用者端末101とECサーバ102との間の通信については,必要に応じて,例えばSSL(Secure Socket Layer)などによるセキュア通信が行われる。
上記アクセスは,例えば,電子商取引システムの利用,ECサーバ102への接続,Webページデータの要求,商品選択の指示,またはクーポン選択の指示など,ネットワーク103を介して情報を処理する情報処理を総称していう。
また,Webページデータは,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)データ,静止画像又は動画像等の画像データ,もしくは音声データ等の各種データから構成されたデータである。
なお,電子商取引(EC)で取引される対象は,商品又は役務等であって,有体物や無体物を問わない。したがって,取引対象は,例えば,書籍,自動車,CD等の商品に該当する有体物や,音楽や動画像等のディジタルコンテンツ,もしくはコンピュータプログラムなどの商品に該当する無体物などを例示することができる。なお,本明細書中では,以下,電子商取引において取引される対象が商品の場合を,例に挙げて説明する。
また,販売店がECサーバ102を介して利用者に商品を販売するためには,予め販売店はECサーバ102に商品販売用のWebページデータ等をECサーバ102にアップロードする必要がある。
上記ECサーバ102にWebページデータをアップロードすることで,ネット上に仮想的な販売店(バーチャルモール(virtual mall))を設立することができ,利用者は利用者端末101を介して販売店が販売する商品に関する情報を閲覧し,所望の商品があれば,その商品を購入する指示を,利用者端末101を介してECサーバ102にすることができる。
電子商取引による商品販売にも,商品の販売促進等の目的で利用者に特典を付与するクーポンが存在する。電子商取引におけるクーポンについては,詳細は後述するが,利用者ごとにクーポンデータ(電子クーポン)として利用者に配布し,ECサーバ102のクーポンデータベース(クーポンDB)に利用者単位に利用者が取得したクーポンデータが格納され,管理される。なお,クーポンは,例えば商品を割引き購入する等,商品を購入する利用者に有益な価値等を付与する特典を総称するものとする。
ECサーバ102は,利用者端末101から商品を受注すると,発注元の利用者に対して課金し,決済処理を実行する。決済処理が済むと,利用者に商品が配送される,または利用者は商品をダウンロードすることができる。
また,図1に示すように,本実施の形態にかかるECサーバ102は,Webサーバ102aと,アプリケーションサーバ102bと,データベースサーバ102cとを備えている。
なお,本実施の形態にかかるECサーバ102は,Webサーバ102aと,アプリケーションサーバ102bと,データベースサーバ102cとを各1台ずつ備える場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,各サーバにミラーサーバとしてさらにもう1台ずつ備え,例えば本番系と待機系など2系統のサーバがECサーバ102に備わる場合でも実施可能である。
上記Webサーバ102aは,Web(ウェブ)ページの閲覧サービスを提供するサーバである。利用者端末101からWebページデータの要求があると,Webサーバ102aは,指定されたWebページデータを利用者端末101に送信する。
また,アプリケーションサーバ102bは,例えば,利用者を認証したり,商品を購入する際にその商品に適応するクーポンデータを利用者が保有するクーポンデータのなかから選び出したり,または利用者が購入した商品の代金を決済処理したりする。
なお,本実施の形態にかかるECサーバ102にはアプリケーションサーバ102bを備え,そのアプリケーションサーバ102bが商品の受注等を行う場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。例えば,ECサーバ102はアプリケーションサーバ102bを備えずに,アプリケーションサーバ102bの代わりにWebサーバ102aがCGI等で商品の受注等を行う場合であっても実施可能である。
データベースサーバ(DBサーバ)102cは,アプリケーションサーバ102bから要求されたデータを該当するデータベースから取得したり,新規に生成したデータをデータベースに格納したり,もしくは不要なデータを削除等する。例えば,アプリケーションサーバ102bが発注元の利用者のクーポンデータを要求した場合,データベースサーバ(DBサーバ)102cは,後述のクーポンデータベース(クーポンDB)からその利用者のクーポンデータを取得し,アプリケーションサーバ102bに転送する。
ここで図1に示す利用者端末101は,ネットワーク103を介してECサーバ102にアクセス可能な情報処理装置であり,ECサーバ102から送信されるWebページデータを受信し,そのデータを画面に表示する機能(Webブラウザ機能)を有する。より具体的には,利用者端末101は,例えば,パーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない。)である。
なお,本実施の形態にかかる利用者端末101はコンピュータ装置の場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,利用者端末101は,ネットワーク103を介して外部と通信可能であって,Webページデータを画面に表示可能であれば,かかる例に限定されない。例えば,利用者端末101は,PDA(Personal Digital Assistant),デジタルカメラ若しくはビデオレコーダ等の撮像装置,家庭用ゲーム機,VTR,CD若しくはDVDレコーダ/プレーヤ,ラジオ装置,携帯電話,PHS,TV(TeleVison),情報家電などの場合でもよい。
また,図1に示すネットワーク103は,利用者端末101と,ECサーバ102を相互に双方向通信可能に接続するものであり,典型的にはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)またはFTTH(Fiber To The Home)などそれに類する方法で接続するインターネットなどの公衆回線網であるが,WAN,LAN,IP−VPNなどの閉鎖回線網も含む。また接続媒体は,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などによる光ファイバケーブル,Ethernet(登録商標)による同軸ケーブル又はツイストペアケーブル,もしくはIEEE802.11bなどによる無線など,有線無線を問わず,衛星通信網なども含む。
次に,図2を参照しながら,本実施形態にかかる利用者端末101の構成について詳細に説明する。なお,図2は,本実施の形態にかかる利用者端末101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2に示すように,利用者端末101は,例えば,CPU102と,メモリ104と,入力部106と,表示部108と,通信部110と,閲覧部112と,ストレージ装置(または,記憶装置)114と,注文部(一括注文手段)116とを備える。
CPU102は,演算処理装置および制御装置として機能し,利用者端末101内の各部の処理を制御することができる。
メモリ104は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU102の処理に関する各種データ,コンテンツデータを再生するためのソフトウェアプログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
入力部106は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU102に出力する入力制御回路などから構成されている。利用者端末101のユーザは,この入力部106を操作することにより,利用者端末101に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示部108は,例えば,CRTディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置や,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。この表示部108は,閲覧部112で文字,図形,動画像,または静止画像などのレイアウトが校正されたWebページデータを表示することができる。
通信部110は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。この通信部110は,ネット上のECサーバ102との間で,ネットワーク103を介して,Webページデータ,商品注文データなどの各種データを送受信することができる。
閲覧部112は,Webサーバ102aに対してWebページデータを要求する。また閲覧部112は,Webサーバ102aから送信されたWebページデータの内容に応じて,そのWebページデータに含まれる文字の書式や,画像のサイズや,その画像の配置される位置など画面上に表示するWebページのレイアウトを編集する。
なお,本実施の形態にかかる閲覧部112は,ハードウェアから構成される場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,Webページデータを編集し,その編集したWebページデータを表示部108に表示することが可能であれば,かかる例に限定されず,例えば,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラム(Webブラウザ)等の場合であってもよい。
ストレージ装置114は,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラム,Webページデータなどの各種データを格納することができる。
注文部116は,利用者から商品の注文を受け付けると,1又は2以上の商品の注文を含む商品注文データを一括して生成するが,かかる例に限定されず,例えば,注文部116は,各商品の注文ごとに商品注文データを生成する場合でも実施可能である。
次に,図3を参照しながら,本実施形態にかかるWebサーバ102aについて詳細に説明する。なお,図3は,本実施形態にかかるWebサーバの構成を概略的に示すブロック図である。
図3に示すように,Webサーバ102aは,例えば,CPU202と,メモリ204と,入力部206と,表示部208と,通信部210と,ストレージ装置214と,データ転送部215と,画面データ提供部222とを備える。
CPU202は,演算処理装置および制御装置として機能し,Webサーバ102aに備わる各部の処理を制御することができる。また,メモリ204は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU202の処理に関する各種データ,CPU202の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
通信部210は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。この通信部210は,利用者端末101等の外部機器との間で,ネットワーク103を介して,Webページデータを送信したり,Webページデータの要求を受信することができる。
ストレージ装置214は,例えば,ハードディスクドライブ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラムなどの各種データを格納することができる。また,このストレージ装置214は,例えば,Webページデータなどの画面に関するデータが格納された画面データベース(画面DB)218を記憶している。
上記画面DB218には,例えば,各利用者端末101に提供する仮想的な販売店に関するWebページデータなどが,販売店ごとに割当てられるフォルダに格納されている。
データ転送部215は,例えば,利用者端末101から商品注文データなどWebページデータの要求以外のデータを受信した場合,そのデータをアプリケーションサーバ102bに転送する。
画面データ提供部222は,利用者端末101からWebページデータが要求されると,つまり利用者端末101からWebページ要求データを通信部210を介して受信すると,画面DB218に格納された該当するWebページデータを取得し,通信部210に転送する。
次に,図4を参照しながら,本実施形態にかかるアプリケーションサーバ102bについて詳細に説明する。なお,図4は,本実施形態にかかるアプリケーションサーバ102bの構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように,アプリケーションサーバ102bは,例えば,CPU302と,メモリ304と,入力部306と,表示部308と,通信部310と,ストレージ装置314と,一括受注部318と,クーポン抽出部320(第1の抽出手段又は第2の抽出手段)と,クーポン選出部321と,表示画面データ生成部323と,確定部325とを備える。
CPU302は,演算処理装置および制御装置として機能し,アプリケーションサーバ102b内に備わる各部の処理を制御することができる。また,メモリ304は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU302の処理に関する各種データ,CPU302の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。なお,入力部306,表示部308,通信部310,ストレージ装置314については,上述したのとほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
一括受注部318は,ある利用者端末101が送信する1又は2以上の商品を注文する商品注文データを受信することで,1又は2以上の商品を一括して受注することができる。なお,利用者端末101が注文した1又は2以上の商品を一括して受注する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,一括受注部318は,例えば,利用者端末101が注文した商品を複数回に分けて受注する場合等でもよい。
クーポン抽出部320は,データベースサーバ102cに記憶された商品クーポン明細データベース(商品クーポン明細DB)421から発注元の利用者のクーポンデータを抽出し,さらにそのクーポンデータのうち受注した商品に適応するクーポンデータを抽出する。なお,商品クーポン明細DB421,クーポンデータの抽出については後述する。
なお,クーポン抽出部320は,受注した商品に適応するクーポンデータを抽出する場合について説明したが,かかる例に限定されず,例えば,受注した商品が属するカテゴリに適応するクーポンデータを抽出する等の場合でも実施可能である。なお,カテゴリは,少なくとも商品の形態,商品の用途,または商品の機能によって共通する属性等を総称するものとする。
クーポン選出部321は,上記一回の受注処理で受注した各商品について,上記クーポン抽出部321が抽出したクーポンデータから少なくとも二つのクーポンデータを,所定のルールに従って優先的に選び出す。なお,上記選び出すルールについては,後程詳述する。
なお,本実施の形態にかかるクーポン選出部321は少なくとも二つのクーポンデータを選び出す場合について説明するが,かかる例に限定されず,例えば,クーポン選出部321は,クーポンデータに同時使用フラグが設定されていない等の場合には,クーポンデータを一つだけ選び出してもよい。
表示画面データ生成部323は,例えば,受注した商品ごとに選び出したクーポンデータの一覧を利用者端末101の画面上に表示する表示画面データを生成する。利用者端末101の画面上にはWebページ等,生成された表示画面データが表示される。なお,表示画面データ生成部323は,かかる例に限定されず,例えば,クーポン選出部321による選出処理の前に選出対象から除外するためのクーポンデータ選出対象外一覧等の表示画面データを生成しても良い。
確定部325は,例えば,クーポン選出部321によってクーポンデータが選び出されると,そのクーポンを適用した場合の商品の割引金額を求める。また,利用者端末101から注文確定データを受信すると,決済処理をするため算出されたお支払合計金額,利用者に関するユーザ情報などの情報を決済部(図示せず。)に送信する。
なお,本実施の形態にかかるアプリケーションサーバ102bは,利用者端末101から商品注文データを受信する前に,利用者端末101に対し利用者の認証情報を要求し,利用者について認証する認証部(図示せず。)をさらに備える場合でもよい。
次に,図5を参照しながら,本実施形態にかかるデータベースサーバ(DBサーバ)102cについて詳細に説明する。なお,図5は,本実施形態にかかるデータベースサーバ102cの構成を概略的に示すブロック図である。
図5に示すように,DBサーバ102cは,例えば,CPU402と,メモリ404と,入力部406と,表示部408と,通信部410と,データベース管理部413と,ストレージ装置414とを備える。
CPU402は,演算処理装置および制御装置として機能し,DBサーバ102c内に備わる各部の処理を制御することができる。また,メモリ404は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU402の処理に関する各種データ,CPU402の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。なお,DBサーバ102cに備わるその他の入力部406,表示部408,または通信部410については,上述したのとほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
ストレージ装置414は,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラム,コンテンツデータなどの各種データを格納することができる。
ストレージ装置414には,少なくともユーザ情報データベース(ユーザ情報DB)416,クーポン紐付情報データベース(クーポン紐付情報DB)418,商品クーポンマスタデータベース(商品クーポンマスタDB)420,商品クーポン明細データベース(商品クーポン明細DB)414,商品クーポン利用明細(商品クーポン利用明細DB)データベース423が少なくとも格納されている。
ユーザ情報DB416には,電子商取引システム100を利用する際に必要な利用者のログインID,パスワード,配送先の住所などを含んだユーザ情報が利用者ごとに格納されている。
商品クーポン明細DB414には,利用者が保有するクーポンデータが格納されている。上記商品クーポン明細DB414に格納されたクーポンデータは上記ユーザ情報と紐付いており,ユーザ情報にアクセスすればその利用者が保有するクーポンデータにアクセスすることができる。
データベース管理部413は,例えばアプリケーションサーバ102b等の要求によって,上記ストレージ装置414に存在する各種データベースに新規にデータを格納したり,データベースに格納されたデータを読み出したり,不要なデータを削除等する。
次に,図6〜図11を参照しながら,本実施の形態にかかる電子商取引システム100の利用者端末101における画面イメージについて説明する。
図6は,利用者端末101において,Web上で販売する商品がマウス等の入力部106によって買い物かごに投入され,仮注文された場合の注文確認画面イメージである。例えばマウスで商品のイメージが表示されたアイコンをクリックし,「注文」ボタン(図示せず。)をクリックすると,図示のように,仮注文され画面上に商品の内容が表示される。なお,図6に示す商品は“商品A”の1種類のみであるが,かかる例に限定されず,利用者端末101は一度に複数種類,複数個の商品をいわゆる買い物かご(バスケット)に入投入し,商品を仮注文することができる。
上記説明したように,本実施の形態にかかる電子商取引システム100では,ショッピングモール等の販売店で販売された商品を利用者がマウス等の入力部106で選択すると,仮想的な買い物かご(バスケット)に投入することができる,すなわち仮の注文をすることができる。
さらに,スーパー等の販売店で商品を買い物かごに入れて,レジで精算するのと同じく,Web上のオンラインショッピングでも,1又は2以上の商品を選択し,仮想的な買い物かごに投入することで,仮注文を行い,全ての商品の選択が終了すると,利用者端末101の画面上に仮注文を行った商品の一覧が,買い物かごの内容一覧として表示される。利用者は買い物かごに入っている商品を確認し,「次へ進む」ボタンが入力部106によって選択されると,ECサーバ102はその買い物かごに入っている1又は2以上の商品を一括して受注処理し,決済処理することができる。
図7は,利用者端末101において,図6に示す注文確認画面の「次へ進む」ボタンを,例えば入力部106のマウスでクリックした場合の画面イメージである。図示のように,アプリケーションサーバ102cは,受注した商品について,利用者が保有するクーポンデータを商品クーポン明細DB421から自動的に選び出す。選び出されたクーポンデータは,利用者端末101の画面に表示される。なお,チェックボックスに“レ”が表示されている場合は,商品にそのクーポンを利用することを示しており,利用しない場合は,利用者はマウス等の入力部106で“レ”を非表示にし利用を解除する必要がある。クーポンデータの選出処理については,後述する。
図8は,図7で示した画面イメージの変形例である。図7に示す画面イメージは,ECサーバ102側でクーポンデータを選び出した後に,利用者端末101が表示する画面イメージであるが,図8に示す画面イメージは,ECサーバ102側でクーポンデータを選び出す前に,利用者端末101が表示する画面イメージである。図示のように,利用者が保有するクーポンデータの一覧が画面に表示され,利用者は,画面に表示されたクーポンデータの中から利用するものを候補として1又は2以上選び,チェックボックスに“レ”をマウス等の入力部106で表示させる。図8に示す画面イメージは,利用するクーポンデータを選択するための画面である。
図9は,図8で示した画面イメージの変形例である。図9に示す画面イメージは,図8に示す画面イメージと同様,ECサーバ102でクーポンデータの選出処理が行われる前に表示される画面イメージである。図示のように,利用者が保有するクーポンデータの一覧が画面に表示され,利用者は,画面に表示されたクーポンのうち,今回商品にクーポンを利用しない,ECサーバ102側で行うクーポンデータ選出処理の対象外とするクーポンデータを選び,チェックボックスに表示された“レ”をマウス等の入力部106で表示を解除し,非表示にする。
図8に示す画面イメージは,デフォルトでチェックボックスには“レ”が全て非表示であるのに対し,図9に示す画面イメージは,デフォルトでチェックボックスに“レ”が全て表示されている点で異なる。
次に,図10に示す画面イメージは,上記図6で説明した注文確認画面の変形例である。図示のように,Web上で販売されている1又は2以上の商品を利用者が注文した場合(買い物かごに入れた場合),仮注文として注文確認画面が表示される。図示のように,“商品B”と“商品C”の2種類の商品を一度に仮注文することができる。したがって,ECサーバ102はその“商品B”と“商品C”を一括して受注することができる。
図11に示す画面イメージは,例えば,図10に示す注文確認画面で「次へ進む」ボタンがマウス等でクリックされると,画面表示される利用者が保有するクーポンデータのリストである。図示のように,デフォルトの画面では “レ”が全てのチェックボックスに表示されている。つまり,全てのクーポンデータがクーポン選出処理の対象となっている。利用者は,クーポン選出処理の対象外とするクーポンデータがある場合,そのクーポンデータを選び,例えば「割引率クーポン005」などクーポン名の左側に表示されたチェックボックスの“レ”をマウス等の入力部106で表示を解除し,非表示にする。
図8,図9,図11に示すクーポン一覧表に表示されたクーポンデータには,20%など所定率の割合で商品の購入代金から割引いて購入することができる割引率クーポンや,3000円など所定額だけ商品の購入代金から減算して購入することができる割引額クーポン,商品の配送を無料で行うことができる送料クーポンなどが含まれる。
さらに,上記クーポンデータには,特定の商品のみに適用可能である商品クーポンや,複数の機種がラインナップされるパソコンなど,そのカテゴリに属す商品全てに適用可能であるカテゴリクーポンや,または特定の販売店(モール)で販売する商品全てに適用可能な販売店クーポン等が含まれる。
上記割引率クーポンまたは商品クーポンなどを組み合わせることで,販売店側は,多様な特典を利用者に提供することができる。例えば,割引率クーポン(割引率20%)とカテゴリクーポン(カテゴリ「家電製品」)とを組み合わせることで,Web上で販売される家電製品全てを商品の代金から20%割引いて,利用者は購入することができる。なお,クーポンデータには,同時使用フラグが存在し,その同時使用フラグが「ON」に設定されることで,複数枚のクーポンデータと同時に利用することができる。
したがって,商品を提供する販売店側は,商品の売上状況や,今後の販売戦略等に応じて利用者に付与する特典の内容を決定し,その内容に従ったクーポンデータを利用者に配布することができ,販売店の売上拡大,商品の販売促進することができる。
なお,図6〜図11に示す画面イメージには,クレジットカード等による決済方法を選択する画面イメージが含まれない場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,決済方法を選択する画面イメージを別途表示する場合,クーポン選択画面にさらに決済方法を選択する画面を含ませる場合等の場合でも実施可能である。
次に,図12,図13を参照しながら,本実施の形態にかかるデータベースのデータ構造について説明する。
図12に示すように,商品クーポンマスタデータベース420と商品クーポン明細データベース414は1対nの関係であり,商品クーポンマスタデータベース420とクーポン紐付情報データベース418も1対nの関係であり,商品クーポン明細データベース414と商品クーポン利用明細データベース423も1対nの関係である。上記各データベースは,DBサーバ102cのストレージ装置414に記憶されている。
上記商品クーポン明細データベース414には,クーポンデータが格納される。格納されたクーポンデータは,ユーザ情報データベース416のユーザ情報と紐付く。つまり,利用者のユーザ情報に基づいて,商品クーポン明細データベース414から利用者が保有するクーポンデータを読み取り,取得することができる。
さらに図12に示すように,商品クーポン明細データベース414に格納されるクーポンデータは,例えば,商品の購入代金から割引する割引率と,他のクーポンと併用することが可能なクーポンであることを示す同時使用フラグとを少なくとも含んでいる。なお,かかる例に限定されず,例えば,クーポンデータは商品の購入代金から一定額を割り引く割引額などをさらに含む場合でもよい。
次に,図12に示す各データベースの主キーとなり得る項目について,図13を参照しながら,説明する。図13は,本実施の形態にかかるデータベースにおけるデータ項目の概略を示す説明図である。
図13に示すように,“クーポン種別”は,発行されたクーポンの種類を識別するものであり,例えば,クーポン種別の項目に1が設定されていた場合,そのクーポンは一定額だけ割り引く割引額クーポンであることを示している。また“発行年”はクーポンが発行された年度を識別し,“発行体番号”はクーポンを管理する番号であり,例えばクーポン番号にはクーポン種別毎に数値3桁の番号が設定される。クーポン番号は,利用者が利用することが可能な商品クーポン明細DB421に格納されたクーポンデータ単位に付与される番号である。
次に,図14〜図18を参照しながら,電子商取引システム100における商品の購入処理について説明する。なお,商品の購入処理のなかで本実施の形態にかかる特徴的な処理であるクーポン選出処理が実行される。
図14に示すように,まず利用者端末101の画面に表示される商品の中から所望の商品をマウス等でクリックし,選択すると,1又は2以上の商品をいわゆる買い物かごに投入する(S1401)。なお,この時点では正式にECサーバ102が商品を受注した段階ではなく,まだ仮注文の段階である。
次に,全ての商品を選択し,仮注文が終了すると,利用者端末101は表示部108にログイン画面を表示し,利用者から例えばユーザID,パスワード等の認証情報の入力を受付ける。認証情報の入力を受付けると,アプリケーションサーバ102によって上記認証情報に基づいて認証処理が実行され,ログインが行われる(S1403)。
ログイン終了後(S1403),利用者端末101の画面に先程商品を仮注文した(S1401)全ての商品の注文内容が表示される(S1405)。上記説明したように,利用者が内容を確認し,画面に表示された「次へ進む」ボタンをマウス等でクリックすると利用者端末101は利用者から注文を受付けた全商品の商品注文データを一括して生成し,Webサーバ102aに送信する。
Webサーバ102aは,受信した商品注文データをアプリケーションサーバ102bに転送する。アプリケーションサーバ102bの一括受注部318は上記商品注文データを取得すると1又は2以上の商品を一度にまとめて受注する。なお,一括受注部318は,1件の商品注文データに複数の商品が含まれる場合に限らず,例えば,各商品ごとに商品注文データが複数件送信される場合等でも,一括して1又は2以上の商品を受注することができる。受注した商品の製品番号や,受注番号などのデータはストレージ装置314またはメモリ304に記憶される。
次に,クーポン抽出部320は,上記一括受注部318によって受注された商品の発注元である利用者が所有するクーポンデータを商品クーポン明細DB421から取得する(S1407)。
次に,Webサーバ102aは,利用者に再度確認を促すために,注文内容が記載されたWebページデータを利用者端末101にネットワーク103を介して送信する。利用者端末101の画面には,その注文内容が明記されたWebページ(注文確認画面)が表示される(S1409)。
さらに,商品が有体物等の場合,商品を配送するための依頼主,配送先等の情報を利用者端末101は入力部106を介して受付けると(S1411),その配送先等の情報はアプリケーションサーバ102bに送信される。
次に,利用者端末101の画面には,商品クーポン明細DB421に格納された利用者のクーポンデータの一覧が表示される(S1413)。なお,クーポンデータの一覧画面には,上記説明した通り,チェックボックスが表示されるが,例えば,そのチェックボックスにはデフォルトで全てに“レ”が表示される場合,または全て“レ”が表示されていない場合のどちらかであるが,かかる例に限定されない。
また,本実施の形態にかかる購入処理フローチャートには,クーポンデータの一覧画面が表示される(S1413)場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,クーポンデータの一覧画面の表示を実行しない場合でもよい。上記の場合,例えばS1413実行後,クーポン選出部321が自動的に選び出したクーポンデータの一覧が利用者端末101の画面に表示される。なお,そのクーポンデータを利用したくない場合,例えば,上記クーポンデータの一覧画面に表示されたチェックボックスの“レ”を非表示にし,クーポン選出部321に他のクーポンデータを再度選出させることができる。
また,クーポンデータの一覧が表示される(S1413)場合を例に挙げて説明したが,そのクーポンデータの一覧とともにクレジットカード,デビットカードなどの決済方法を選択する決済方法選択画面を利用者端末101の表示画面に表示させても良い。
次に,アプリケーションサーバ102bのクーポン抽出部320は,一括受注部318が受注した商品の商品名や,商品識別番号などの情報を抽出する(S1415)。
利用者端末101から商品注文データを受信することで,一括受注部318は,例えば,図15に示すように,カテゴリ1又はカテゴリ2に属す“商品A”,“商品B”,“商品C”,および“商品D”を一括して受注することができる。なお,カテゴリは,商品の属性等であり,例えば,家電製品,スポーツ用品,またはゲームソフト等を例示することができる。
次に,クーポン抽出部320は,ユーザ情報DB416に格納されたユーザ情報に基づき,商品を注文した利用者が所有するクーポンデータを商品クーポン明細DB421から抽出する。
さらに,クーポン抽出部320は,利用者が所有するクーポンデータのうち,商品に適応するクーポンデータをクーポン紐付情報DB418に格納されたクーポン紐付情報などに基づいて抽出する(S1417)。なお,受注した各商品について,商品に適応するクーポンデータの抽出が行われる。
次に,クーポン選出部321は,クーポン抽出部320の抽出処理(S1417)で抽出されたクーポンデータのうち,割引率が最も高いものを選び出す(S1419)。割引率が最も高いものであれば利用者の購入代金を最も安く抑えることができ,利用者が利用する可能性が高いためである。
なお,本実施の形態にかかるクーポン選出部321は,抽出されたクーポンデータのうち,割引率が最も高いものを選び出す(S1419)場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,クーポン選出部321は複数のクーポンデータのうち割引額が最も高いものを選び出す場合等でも実施可能である。
また,割引率を特典とするクーポンデータは,一括受注部318による一回の受注処理で受注した商品のうち,そのクーポンデータを適用可能な商品全てに同じ割引率で利用することができる。
例えば,クーポンデータを利用することが可能な商品が“商品A”と“商品B”の2つ存在した場合,“商品A”または“商品B”のいずれか一方ではなく,“商品A”および“商品B”の双方に上記クーポンデータを利用することができる。
次に,図16に示すように,クーポン選出部321は,先程S1419で選び出したクーポンデータが1種類/1枚であるか否かを判断し(S1421),まだ複数種類/複数枚の場合,S1419で選出されたクーポンデータのうち,クーポン選出部321は商品のカテゴリに適応するクーポンデータのみをさらに選び出す(S1423)。
つまり,割引率が同率のクーポンデータが複数存在した場合,その中から次に優先して選び出されるのは,商品のカテゴリに適応するクーポンデータである。
なお,本実施の形態にかかるクーポン選出部321は,カテゴリに適応するクーポンデータのみをさらに選び出す(S1423)場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,クーポン選出部321は,店番号等に基づき販売店に適応するクーポンデータのみをさらに選び出す場合でもよい。
クーポン選出部321は,再び,先程S1423で選び出したクーポンデータが1種類/1枚であるか否かを判断し(S1425),まだ複数種類/複数枚の場合,S1423で選出されたクーポンデータのうち,クーポン選出部321は有効期限が最も近いクーポンデータのみをさらに選び出す(S1427)。
上記と同様に,割引率が同率で,かつ商品のカテゴリに適応するクーポンデータが,複数枚存在する場合,その中から有効期限が最も直近であるクーポンデータが優先的に選び出される。
クーポン選出部321による選出の結果,依然として候補となるクーポンデータが複数種類又は複数枚存在した場合(S1429),クーポン選出部321は,そのうち商品クーポン明細DB421に格納された順番が古いものを1つ選び出す(S1431)。
以上で,商品にクーポンを利用する候補となるクーポンデータの選出処理(S1415〜S1431)が終了する。なお,受注した各商品について上記クーポンデータの選出処理(S1415〜S1431)が上記と同様に実行される。
なお,選び出されたクーポンデータに同時使用フラグが設定されている場合,他のクーポンデータをさらにもう一つ選び出すため,クーポンデータ選出処理(S1415〜S1431)が実行される。
したがって,同時使用フラグがクーポンデータに設定されている場合,クーポン選出部321は,利用者のクーポンデータのうち少なくとも二つのクーポンデータを組み合わせて自動的に選び出すことができる。
ここで,図15,図17を参照しながら,具体的にクーポンデータ選出処理について説明する。
図15に示すように,“商品A”〜“商品D”の商品をECサーバ102が受注し,その注文主の利用者が,図17に示すように,クーポンデータを保有していた場合,クーポン抽出部321は,まず“商品A”について適用可能なクーポンデータを抽出する(S1417)。なお,抽出されるクーポンデータは,商品A割引クーポン1,商品A割引クーポン2,カテゴリ1割引クーポン,割引クーポンa,および割引クーポンbである。
なお,上記商品A割引クーポンは,“商品A”についてのみ適応可能なクーポンデータであり,カテゴリ1割引クーポンは,“カテゴリ1”に属する商品についてのみ適応可能なクーポンデータであり,割引クーポンは,全ての商品に適応可能なクーポンデータであるが,かかる例に限定されない。
次に,クーポン選出部321は,S1417で抽出されたクーポンデータのうち,割引率が最も高いクーポンデータを選び出す(S1419)。なお,図17に示すように,選び出されるクーポンデータは,商品A割引クーポン1である。
さらに,上記商品A割引クーポン1は,同時使用フラグが“ON”に設定されているため,クーポン選出部321は,さらにもう一つクーポンデータを選び出す。まず,上記商品A割引クーポン1を除くS1417で抽出したクーポンデータのうち最も割引率が高いクーポンデータを選び出す(S1419)。選び出されるクーポンデータは,カテゴリ1割引クーポンと,割引クーポンbである。
上記選び出されたクーポンデータが複数存在するため,次に,クーポン選出部321は,商品のカテゴリに適応するクーポンデータを優先的に選び出す(S1423)。選び出されたクーポンデータは,カテゴリ1割引クーポンのみになるため,ここでもう一つのクーポンデータの選出処理も終了する。以上で,“商品A”に係るクーポンデータの選出処理は終了する。
クーポンデータに同時使用フラグが設定されていれば,上記“商品A”に係るクーポンデータの選出処理のように,クーポン選出部321は,商品に適応するクーポンデータのうち,割引率の合計が最も高いクーポンデータの組合せを選び出すことができる。
なお,本実施の形態にかかるクーポン選出部321は,同時使用フラグがクーポンデータに設定されていた場合,二つのクーポンデータの組合せを選び出すことが可能であるが,かかる例に限定されず,例えば,クーポン選出部321は,三つ以上のクーポンデータの組合せを選び出す場合でも実施可能である。
同様に,“商品B”についてもクーポンデータの選出処理が実行され,上記カテゴリ1割引クーポンが優先的に選び出される。なお,クーポンデータは1回の受注における商品全てに適用できるため,カテゴリ1割引クーポンについても“商品A”と“商品B”の双方に適用することができる。同じ商品を複数個購入しても割引率は変更しないが,かかる例に限定されない。
“商品C”および“商品D”についてもクーポンデータの選出処理が実行され,割引クーポンbが優先的に選び出される。
かかるクーポンデータの選出処理によって,ECサーバ102側で商品に利用可能なクーポンデータを自動的に選び出すため,商品に適用する適切なクーポンデータであるか否かを利用者が判断し,選択する処理を省き,利用者によるクーポンデータを利用する利便性を向上させることができる。さらに,利用対象外とするクーポンデータについては予め指定することができるため,クーポンデータを選び出す選出処理を迅速・効率化させ,クーポンデータを利用する利便性をより一層向上させることができる。
一方,販売店側では,かかるクーポンデータの選出処理によって,利用者がクーポンデータを管理する煩雑さが軽減するため,例えばマーケティングリサーチの結果に応じて多種多様なクーポンデータを配信することができる。さらに,そのクーポンデータの利用率が向上することで商品の販売促進に多大に貢献することができる。
従来では,クーポンの種類が割引額クーポンの1種類であったため,クーポンデータを利用する形態が単純で利用者にとって魅力的ではなかった。また,販売店側にとってもクーポンの種類が特定の商品にしか存在しないため,同じカテゴリに属す全商品について重点的に販売を強化する目的で,その全商品に適用可能なクーポンデータを配信するなど,柔軟な販売戦略をとることができなかった。
再び図16に戻り,クーポンデータを選出後,選び出されたクーポンデータに同時使用フラグが設定されている場合,そのクーポンデータの割引率と,さらにもう一つ選び出されたクーポンデータの割引率とを合算する(S1433)。
次に,選び出されたクーポンデータの割引率に基づいて,商品の購入代金から割引金額を算出する(S1435)。
例えば,“商品A”の割引金額は,図15および図17に示すように,“商品A”の選び出されたクーポンデータ(商品A割引クーポン1,カテゴリ1割引クーポン)の割引率が50%(30%+20%)であって,“商品A”の購入代金は10498円であるため,割引金額は5249円となる。なお,割引金額の算出においては端数切り上げとするが,かかる例に限定されない。
なお,上記商品抽出処理(S1415)〜割引金額の算出処理(S1435)までの処理は,受注した各商品について終了するまで,繰り返し実行される(S1437)。全ての商品について割引金額の算出処理(S1435)が終了すれば(S1437),各商品の割引金額を合算し(S1439),全商品の購入代金の合算額から上記合算された割引金額を減算した,お支払い金額を計算する(S1441)。
ここで,図17及び図18を参照しながら,割引金額の合算処理(S1439)〜お支払い金額の計算処理(S1441)までの処理を具体的に説明すると,図示のように,選び出された“商品A”〜“商品D”までの割引率および各商品の購入代金(商品単価)から,各商品の割引金額は,“商品A”は5249円,“商品B”は8400円,“商品C”は6300円,“商品D”は1050円となる。
したがって,上記各商品の割引金額を合算した総割引金額は,20999円(5249円+8400円+6300円+1050円)となる。さらに,各商品の購入代金を合算した総合計金額から上記総割引金額を減算したお支払い合計金額は69249円となる。利用者が決算時に支払う金額は,お支払い合計金額となる。
次に,お支払い合計金額等の明細が記載されたWebページデータがWebサーバ102aから利用者端末101に送信され,利用者端末101の画面に注文確定するための確認画面が表示される(S1443)。
さらに,利用者が入力部106を操作することで,画面に表示された「確認」ボタンが押下されると,利用者端末101は,ECサーバ102に注文確定データを送信し,注文確定処理が実行される(S1445)。なお,注文確定処理は,例えば,確定部325が商品クーポン明細DB421に格納された利用済みのクーポンデータに使用済フラグを設定し,さらにそのクーポンデータを商品クーポン利用明細DB423に格納する。
注文確定処理(S1445)が終了すると,最後に,利用者端末101の画面に商品の購入処理が完了した旨のメッセージが表示され(S1447),一連の商品の購入処理が終了する。
なお,本実施の形態にかかる一連の購入処理では,割引率クーポンのみの場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,割引率クーポンと,一定額だけ割り引く割引額クーポンなどのクーポンが混在する等の場合であっても実施できる。
次に,上述した一連の商品の購入処理は,専用のハードウェアにより実行することもできるし,ソフトウェアにより実行することもできる。一連の商品の購入処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフトウェアを構成するプログラムが,予め利用者端末101とECサーバ102等にインストールする必要がある。
上記プログラムは,利用者端末101またはECサーバ102のコンピュータに内蔵されている記録媒体として,ハードディスク等に該当するストレージ装置,またはメモリに予め記録しておく。
なお,プログラムは,上述したように利用者端末101またはECサーバ102にインストールする他,ダウンロードサイトから,ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して,利用者端末101またはECサーバ102に無線で転送したり,LAN(Local Area Network),インターネットといったネットワークを介して,有線で転送し,利用者端末101またはECサーバ102では,そのようにして転送されてくるプログラムに基づいて,内蔵するストレージ装置等にインストールすることができる。
ここで,本明細書において,利用者端末101またはECサーバ102に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしも図14および図16に示したフローチャートに記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的又は個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また上記実施形態においては,ストレージ装置は,単体のハードディスクドライブから構成される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,別体としてハードディスクドライブがさらに1または2以上備わる場合でもよい。さらに,ストレージ装置が内蔵される場合ではなく,外部接続される場合でもよい。
上記実施形態においては,利用者端末101およびECサーバ102に備わる各部はハードウェアからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,上記各部は,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムの場合であってもよい。
本発明は,ネットワークを介して取引することが可能な電子商取引システム,電子商取引サーバ,コンピュータプログラムに適用可能である。
本実施の形態にかかる電子商取引システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる利用者端末の構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態にかかるWebサーバの構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態にかかるアプリケーションサーバの構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態にかかるデータベースサーバの構成を概略的に示すブロック図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムの利用者端末における画面イメージの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムの利用者端末における画面イメージの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムの利用者端末における画面イメージの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムの利用者端末における画面イメージの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムの利用者端末における画面イメージの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムの利用者端末における画面イメージの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムにおけるデータベースのデータ構造を概略的に示す説明図である。 本実施の形態にかかるデータベースにおけるデータ項目を概略的に示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムにおける商品の購入処理を概略的に示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる電子商取引システムにおける商品の購入処理を概略的に示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムにおける商品の購入処理を概略的に示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる電子商取引システムにおける商品の購入処理を概略的に示す説明図である。 本実施の形態にかかる電子商取引システムにおける商品の購入処理を概略的に示す説明図である。
符号の説明
100 電子商取引システム
101 利用者端末
102 ECサーバ
103 ネットワーク
318 一括受注部
320 クーポン抽出部
321 クーポン選出部

Claims (13)

  1. 利用者端末と電子商取引サーバとがネットワークに接続された電子商取引システムであって:
    前記利用者端末は,利用者からの指示を受け付け,商品注文データを生成することで1又は2以上の商品を注文する注文手段を備えており,
    前記電子商取引サーバは,前記商品に関する商品注文データを取得し,前記1又は2以上の商品を一括して受注する一括受注手段と;
    商品の購入代金を割り引く特典を前記利用者に付与する複数の電子クーポンを格納するクーポンデータベースと;
    前記一括受注手段による前記商品注文データの取得に応じて,前記複数の電子クーポンを前記クーポンデータベースから抽出する第1の抽出手段と;
    前記複数の電子クーポンから前記商品注文データに適応する電子クーポンを抽出する第2の抽出手段と;
    前記受注した各々の商品について前記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち少なくとも二つの電子クーポンを選び出すクーポン選出手段と;
    を備え,
    前記クーポン選出手段は,前記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち割引率が最も高い電子クーポンの組合せを優先的に選び出し,
    さらに前記選び出された電子クーポンのうち,商品を販売する販売店に適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すことを特徴とする,電子商取引システム。
  2. 利用者が注文する1又は2以上の商品に関する商品注文データを取得し,前記商品を一括して受注する一括受注手段と;
    商品の購入代金を割り引く特典を前記利用者に付与する複数の電子クーポンを格納するクーポンデータベースと;
    前記一括受注手段による前記商品注文データの取得に応じて,前記複数の電子クーポンを前記クーポンデータベースから抽出する第1の抽出手段と;
    前記複数の電子クーポンから前記商品注文データに適応する電子クーポンを抽出する第2の抽出手段と;
    前記受注した各々の商品について前記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち少なくとも二つの電子クーポンを選び出すクーポン選出手段と;
    を備え,
    前記クーポン選出手段は,前記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち割引率が最も高い電子クーポンの組合せを優先的に選び出し,
    さらに前記選び出された電子クーポンのうち,商品を販売する販売店に適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すことを特徴とする,電子商取引サーバ。
  3. 前記クーポン選出手段は,さらに前記選び出された電子クーポンのうち商品が属すカテゴリに適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すことを特徴とする,請求項に記載の電子商取引サーバ。
  4. 前記クーポン選出手段は,前記選び出された電子クーポンのうち,電子クーポンの有効期限が最も直近に到来する電子クーポンを優先的に選び出すことを特徴とする,請求項に記載の電子商取引サーバ。
  5. 前記電子クーポンには,同時使用フラグが設定されていることを特徴とする,請求項に記載の電子商取引サーバ。
  6. 前記第2の抽出手段は,前記第1の抽出手段の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,前記一括受注手段の一回の受注処理で受注した商品ごとに,前記商品が属するカテゴリに適応する電子クーポンを抽出することを特徴とする,請求項に記載の電子商取引サーバ。
  7. 前記第2の抽出手段は,前記第1の抽出手段の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,前記一括受注手段の一回の受注処理で受注した商品ごとに,前記商品を販売する販売店に適応する電子クーポンを抽出することを特徴とする,請求項に記載の電子商取引サーバ。
  8. 利用者が注文する1又は2以上の商品に関する商品注文データを取得し,前記商品を一括して受注する一括受注処理と;
    前記一括受注手段による前記商品注文データの取得に応じて,商品の購入代金を割り引く特典を前記利用者に付与する1種類以上の電子クーポンを格納するクーポンデータベースから前記複数の電子クーポンを抽出する第1の抽出処理と;
    前記複数の電子クーポンから前記商品注文データに適応する電子クーポンを抽出する第2の抽出処理と;
    前記受注した各々の商品について前記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち少なくとも二つの電子クーポンを選び出すクーポン選出し,
    前記第2の抽出手段で抽出した電子クーポンのうち割引率が最も高い電子クーポンの組合せを優先的に選び出し,
    さらに前記選び出された電子クーポンのうち,商品を販売する販売店に適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すクーポン選出処理と;
    を電子商取引サーバに実行させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
  9. 前記クーポン選出処理は,さらに前記選び出された電子クーポンのうち商品が属すカテゴリに適応する電子クーポンの組合せを優先的に選び出すことを特徴とする,請求項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記クーポン選出処理は,前記選び出された電子クーポンのうち,電子クーポンの有効期限が最も直近に到来する電子クーポンを優先的に選び出すことを特徴とする,請求項に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記電子クーポンには,同時使用フラグが設定されていることを特徴とする,請求項に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記第2の抽出処理は,前記第1の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,前記一括受注処理の一回の受注処理で受注した商品ごとに,前記商品が属するカテゴリに適応する電子クーポンを抽出することを特徴とする,請求項に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記第2の抽出処理は,前記第1の抽出処理で抽出した利用者の電子クーポンから,前記一括受注処理の一回の受注処理で受注した商品ごとに,前記商品を販売する販売店に適応する電子クーポンを抽出することを特徴とする,請求項に記載のコンピュータプログラム。

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