JP4588448B2 - PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を治療するためのPPARαアゴニストの使用 - Google Patents

PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を治療するためのPPARαアゴニストの使用 Download PDF

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Description

本発明は、PPARγアゴニストによる治療に伴って体重の増加した患者を治療するための、PPARαアゴニストの使用に関する。
糖尿病の治療技術は過去十年間で大きく進歩した。2型糖尿病の治療に使用できる経口薬は1990年代の初めには一種類(スルホニル尿素)のみであったが、新しい種類の経口糖尿病薬が開発されている。1997年前半にトログリタゾンが市販され、チアゾリジンジオンによる薬物治療が初めて米国で導入された。第二のチアゾリジンジオンとして、ロシグリタゾン(Rosiglitazone)が1999年春にFDAに認可され、米国で市販された。トログリタゾンと同様、ロシグリタゾンは、脂肪組織中及び骨格筋中のペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)を活性化することによって、インシュリン非依存性糖尿病患者のインシュリン感受性を改善する、
インシュリン非依存性糖尿病(NIDDM)は、最初に行う治療でインシュリンを使用しない種類の糖尿病である。この糖尿病は主に成人で発症し、インシュリンを産生して使用することはできるが、末梢組織におけるインシュリンを介したグルコースの利用及び代謝に欠陥があるというものである。糖尿病患者においては、インシュリン、インシュリン受容体及び/又はインシュリン仲介シグナル伝達因子をコードする遺伝子が変異しているためにインシュリンの機能及び/又はインシュリンによる効果が十分でなく、グルコースの利用又は代謝に欠陥がある場合がある。
インシュリン非依存性糖尿病の病態生理学は、次の3つの主要な要素からなる:(1)末梢のインシュリン抵抗性;(2)肝臓のグルコース産生の増加;及び、(3)インシュリン分泌の損傷。最初に生じる異常はどれか、そして次に生じる異常はどれかを調べるために、上記各分野においてそれぞれ鋭意研究されている。
末梢のインシュリン抵抗性に注目すると、インシュリン感受性増強剤の一種であるチアゾリジンジオンが選択される。
チアゾリジンジオン製剤はNIDDM患者のインシュリン抵抗性及び耐糖能の損傷を回復させることが分かっており、遺伝的及び後天的なインシュリン抵抗性げっ歯類モデルにおいてインシュリンの作用を増大できた例が多数ある。チアゾリジンジオンは、インスリンに依存するグルコースの処理を増大させ、肝臓のグルコース産生を減少させることができるため、血糖値を下げることができる。インシュリンの作用を増強することによって、チアゾリジンジオンを使用した治療においてインシュリンの循環濃度が少なくても血糖値が正常になる、と考えられている。この点において、正常及び糖尿病のげっ歯類における研究並びにヒト臨床試験から、低血糖症はチアゾリジンジオン療法の合併症ではないことが明らかにされた。一方、正常動物又はインシュリン不全の糖尿病の動物にこの製剤を投与したところ、インシュリン感受性は増大したにも関わらず、血漿グルコース又はインシュリン又は耐糖能は変化しなかった。
グルコース処理に及ぼすチアゾリジンジオンの効果はインシュリン感受性の増強によるものであると考えられ、このことからインシュリンが絶対的に必要であることが示される。チアゾリジンジオンによる治療は、末梢のインシュリン抵抗性が改善されれば、肝臓のグルコース産生の増加及びインシュリン分泌の損傷がいずれ緩和されるであろうという仮定に基づいたものである。
ロシグリタゾンは体重増加を著しく増大させることが分かっている(非特許文献1)。この副作用のため、NIDDM治療でのロシグリタゾン単独療法においては、望ましくない予防策を行う必要がある。
既に説明したように、ロシグリタゾンはPPARγの活性化剤又はアゴニストである。本発明においては、アゴニスト又は活性化剤という用語は、PPAR受容体を活性化できる化合物と同等の意味で使用される。
PPARγは、PPAR(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体)ファミリーのサブタイプである。PPARγは、げっ歯類の白色脂肪組織中で主に発現している。その発現は、数種の前駆脂肪細胞株の分化過程初期に誘導される。繊維芽細胞において、チアゾリジンジオン等のアゴニストの存在下でPPARγを強制的に発現させると、脂肪細胞の表現型へと分化する。
それ以外のPPAR活性化剤は、高グリセリド血症を糖尿病、高血糖、インシュリン抵抗性及びアテローム性動脈硬化症と結びつける代謝異常を改善できる薬剤である。
これらのうち、PPARαの活性化剤又はアゴニストとしてフィブラート系薬剤を挙げることができる。
PPARαは、PPARファミリーの別のサブタイプである。PPARαは、肝臓、心臓及び褐色脂肪組織等の脂肪酸を多量に異化する組織中で主に発現している。活性化されたPPARはRXR(レチノイドX受容体)とヘテロ二量体を形成し、このヘテロ二量体は、ターゲット遺伝子の調節領域においてPPRE(PPAR応答配列)と呼ばれる特定の応答配列に結合し、これによってその転写を変化させる。PPARαによって発現が調節される遺伝子の大部分は、細胞内及び細胞外の脂質代謝に関与するタンパク質(例えば、アシルCoAオキシダーゼ、アシルCoA合成酵素、並びに、アポリポタンパク質A−I、AII及びC−III等)をコードしている。
フィブラート系薬剤について、血漿トリグリセリド値及びコレステロール値を低下させること、並びに、脂質代謝異常患者の虚血性心疾患の予防に効果があることが証明されている。また、フィブラート系薬剤は、高濃度のフィブリノゲン及びPAI−1を適度に減少させることができる。例えばゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート及びシプロフィブラート等のフィブラート化合物は、血漿中のHDLコレステロール濃度を上昇させる。
PPAR調節因子と共に使用して2型糖尿病の治療に有用な方法及び組成物が特許文献1中に開示されている。この文献は特に、2型糖尿病、又は、糖尿病状態若しくは前糖尿病状態での心臓血管疾患を治療するための、PPARγアゴニスト及びPPARαアゴニストを含む組成物について開示している。フェノフィブリン酸(fenofibric acid)とBRL49653とを同時に投与すると、どちらか一方のみを投与するよりも、血漿トリグリセリドに及ぼす影響が著しいことが分かっている。
PPARα活性化剤フェノフィブラート及びPPARγ活性化剤ロシグリタゾンの薬理学的特徴について、Zucker fattyラット(fa/fa)及びdb/dbマウスにおける血清パラメーター、ターゲット遺伝子発現及び体重増加、並びに、db/dbマウスにおけるこれらの関連が比較された(非特許文献1)。この文献によれば、フェノフィブラートは、PPARα応答遺伝子の発現を正確に変化させた。ロシグリタゾンは、脂肪組織aP2 mRNAを上記二種のモデルにおいて増加させ、一方、肝臓アシルCoAオキシダーゼmRNAについては、db/dbマウスにおいては増加させたが、Zucker fattyラットにおいては増加させなかった。上記二種の薬剤は共に血清中のトリグリセリド値を低下させたが、Zucker fattyラットにおいては、ロシグリタゾンは体重増加を著しく増大させたのに対し、フェノフィブラートはこれを減少させた。また、PPARα及びPPARγのコアクティベーターであると報告されているKRP297も、Zucker fattyラットにおいて血清中のトリグリセリド値及びインシュリン値に影響を及ぼしたが、体重増加に及ぼす変化については示されていない。また、db/dbマウスにおいては、ロシグリタゾンは体重増加を22%も著しく増大させるが、フェノフィブラートによる減少は10%と顕著でないこと、また、フェノフィブラートとロシグリタゾンとを併用すると、ロシグリタゾンにより引き起こされた体重増加が減少しないことも分かった。
PCT特許WO98/05331 E Chaputら,Biochem Biophys Res Commun 2000年5月 10;271(2):445−50
従って、本発明の目的は、ロシグリタゾン等のPPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を治療する方法を提供することである。
この目的及びこれ以外の目的を達成するにあたって、本発明のある態様によれば、薬理学的に有効な量のPPARαアゴニストとPPARγアゴニストとを併用することを含む、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加が減少するような治療方法を提供する。この点において、血糖の低下について、PPARαアゴニストと少量のPPARγアゴニストとを併用した場合、このPPARγアゴニストのみを単独でより多く投与した場合と少なくとも同程度の効果があり、また、体重増加がより少ないということが予想外にも発見された。
「PPARαアゴニスト」とは、直接又は間接的にPPARαと結合して(好ましくはPPARαに直接結合して)、この受容体特有のin vivo又はin vitro反応(例えば転写調節活性)を刺激又は増大させることが当業者に公知のアッセイで測定されるような化合物又は組成物を意味する。上記当業者に公知のアッセイには、米国特許No.4981784、5071773、5298429及び5506102、PCT特許WO89/05355、WO91/06677、WO92/05447、WO93/11235、WO93/23431、WO94/23068及びWO95/18380、カナダ特許No.CA2034220、並びに、Lehmannらの報告(J.Biol.Chem.270:12953−12956(1995))(これらは参照によって本明細書中に組み込む)中に記載又は開示される「コトランスフェクション」又は「cistrans」アッセイが含まれるが、これらに限定されない。また、PPARαアゴニストは、米国特許No.6008239中に記載されるアッセイによって確認してもよい。
好ましいPPARαアゴニストは、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート、クロフィブラート及びシプロフィブラート、並びに、これらの類似体、誘導体及び医薬品に許容される塩を含むがこれらに限定されないフィブラート化合物である。Tontonezら(Cell 79:1147−1156(1994))、Lehmannら(J.Biol.Chem.270(22):1−4,1995)、Amriら(J.Lipid Res.32:14491456(1991))、Kliewerら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 94:4318−4323(1997))、Amriら(J.Lipid Res.32:1457−1463,(1991))及びGrimaldiら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:10930−10934(1992))中に開示されているPPARα化合物を、参照によって本明細書中に組み込む。また、米国特許No.6008239、並びに、PCT特許WO97/27847、WO97/27857、WO97/28115、WO97/28137及びWO97/28149中に開示されているPPARαアゴニスト化合物についても、参照によって本明細書中に組み込む。更に、PCT特許WO92/10468及びWO01/80852中に記載される特定のフィブラート化合物についても、参照によって本明細書中に組み込む。
本発明において、フィブラート系薬剤は、フィブリン酸(fibric acid)誘導体並びにこれらフィブリン酸誘導体の医薬品に許容される塩及びエステルを含む。フィブリン酸誘導体は、VLDL等のトリグリセリド高含有リポタンパク質を減少させ、HDLを増加させ、LDLの量に様々な影響を及ぼす。VLDLの量に及ぼす影響は、第一に、特に筋肉中における、リポタンパク質リパーゼ活性の増大に起因するようである。これにより、含有されるVLDLトリグリセリドの加水分解が増大し、VLDLの異化も増大する。また、フィブリン酸剤は、例えば肝臓におけるアポC−III(リポタンパク質リパーゼ活性の阻害剤)の産生を減少させるため、VLDLの組成を変える可能性もある。また、これらの化合物については、恐らく脂肪酸の合成阻害及び脂肪酸の酸化促進によって、肝臓におけるVLDLトリグリセリドの合成を減少させることについても報告されている。
フェノフィブラートはTricorTMカプセルとして市販されており、入手できる。カプセル1つ当たり微粉化フェノフィブラートが67mg含まれる。
クロフィブラートはAtromid−Sカプセルとして市販されており、入手できる。カプセル1つ当たりクロフィブラートが500mg含まれる。クロフィブラートは、トリグリセリドを多く含有する超低密度リポタンパク質分画を減少させることによって、血清中の増大した脂質を減少させる。血清中のコレステロールを減少させる可能性もある。また、リポタンパク質(特にVLDL)の肝臓からの放出を阻害して、リポタンパク質リパーゼの作用を高める可能性がある。クロフィブラートは、一日当たり2gを複数回に分けて投与することが推奨される。
ゲムフィブロジルはLopid錠として市販されており、入手できる。カプセル1つ当たりゲムフィブロジルが600mg含まれる。ゲムフィブロジルは、血清中のトリグリセリド及び超低密度リポタンパク質コレステロールを減少させて、高密度リポタンパク質コレステロールを増加させる脂質調節剤である。ゲムフィブロジルは、一日当たり1200mgを2回に分けて投与することが推奨される。
本発明によれば、好ましいフィブラート系薬剤はフェノフィブラートである。
「PPARγ」アゴニストとは、直接又は間接的にPPARγと結合して(好ましくはPPARγに直接結合して)、この受容体特有のin vivo又はin vitro反応(例えば転写調節活性)を刺激又は増大させることが当業者に公知のアッセイで測定されるような化合物又は組成物を意味する。上記当業者に公知のアッセイには、米国特許No.4981784、5071773、5298429及び5506102、PCT特許WO89/05355、WO91/06677、WO92/05447、WO93/11235、WO93/23431、WO94/23068及びWO95/18380、カナダ特許No.CA2034220、並びに、Lehmannらの報告(J.Biol.Chem.270:12953−12956(1995))(これらは参照によって本明細書中に組み込む)中に記載又は開示される「コトランスフェクション」又は「cistrans」アッセイが含まれるが、これらに限定されない。
好ましいPPARγアゴニストとしては、ロシグリタゾン、ピオグリタゾン、ciglitazone、englitazone及びdarglitazone、並びに、これらの類似体、誘導体及び医薬品に許容される塩を含むがこれらに限定されないチアゾリジンジオン化合物が含まれる。Tontonezら(Cell 79:1147−1156(1994))、Lehmannら(J.Biol.Chem.270(22):1−4,1995)、Amriら(J.Lipid Res.32:14491456(1991))、Kliewerら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 94:4318−4323(1997))、Amriら(J.Lipid Res.32:1457−1463,(1991))及びGrimaldiら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:10930−10934(1992))中に開示されるPPARα化合物を、参照によって本明細書中に組み込む。
本発明によれば、好ましいチアゾリジンジオン化合物はロシグリタゾン及びピオグリタゾンであり、特に好ましくはロシグリタゾンである。
PPARαアゴニストは、PPARγアゴニストとの併用において、任意に他の治療と組み合わせて、脂質の調節を改善することにより、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を治療するために使用できる。
本発明は、有効投与量のPPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用を含む、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる方法を含む。この方法の中で使用されるPPARαアゴニストは、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート、クロフィブラート及びシプロフィブラートからなる群より選択されるフィブラート系薬剤であってよく、また、使用されるPPARγアゴニストは、ロシグリタゾン及びピオグリタゾンからなる群より選択されるチアゾリジンジオンであってよい。
別の実施形態において、本発明は、有効投与量のPPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用を含む、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる方法であって、PPARαアゴニストの有効量が1日当たり約10〜約3000mgの範囲内、好ましくは1日当たり約50〜約300mgの範囲内である方法を含む。
別の実施形態において、PPARγアゴニストの有効投与量は、1日当たり約0.1〜約100mgの範囲内、好ましくは1日当たり約0.5〜約50mgの範囲内、より好ましくは1日当たり約0.5〜約10mgの範囲内、更に好ましくは1日当たり約0.5〜約3mgの範囲内、例えば1日当たり0.5、1.0、1.5、2.0、2.5及び3.0mgである。
別の実施形態において、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストの有効投与量の併用を含む、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる方法の中で、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストを同時に投与する。
PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる方法の別の実施形態において、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストを順次投与する。
別の実施形態において、本発明は、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる薬剤を製造するための、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト及び医薬品に許容される担体の使用を含む。別の実施形態において、PPARαアゴニストは、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート、クロフィブラート及びシプロフィブラートからなる群より選択されるフィブラート系薬剤である。また別の実施形態において、PPARγアゴニストは、ロシグリタゾン及びピオグリタゾンからなる群より選択されるチアゾリジンジオンである。
本明細書中に記載するように、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストの使用は、予想外にも望ましい結果を導いた。糖尿病のラットにおける体重増加に及ぼす、PPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用療法としての影響を評価するために研究を設計した。データから、PPARγアゴニストと同時にPPARαアゴニストを投与すると、PPARγアゴニストによる単独療法に伴う体重増加が減少することが分かった。また、データから、PPARγアゴニストの投与量は多くても少なくても効果は同様であることも分かった。
本出願において使用されるように、「併用」とは、二種以上の化合物を一人の患者に、約2〜約12時間までの間に投与することを意味する。例えば、併用とは、(1)第一の化合物と第二の化合物とを同時に投与すること;(2)第一の化合物を投与した後、第一の化合物を投与してから約2時間後に第二の化合物を投与すること;及び、(3)第一の化合物を投与した後、第一の化合物を投与してから約12時間後に第二の化合物を投与することを包含する。本明細書中に記載するように、本発明は、患者に対してPPARαアゴニストとPPARγアゴニストとを併用することを包含する。
本発明において、ロシグリタゾンはチアゾリジンジオン類化合物として定義する。この化合物は、インシュリン作用を増強し、かつ、末梢組織におけるグルコースの利用を促進する化合物である。この化合物は恐らく、インシュリンの作用を増強し、これによって、恐らく筋肉中の非酸化的グルコース代謝を刺激して肝臓での糖新生を抑えることにより、末梢組織におけるグルコースの利用を促進すると考えられる。
マレイン酸ロシグリタゾンはAvandia(TM)の商標で販売されており、(インシュリン非依存性糖尿病(NIDDM)又は成人発症型糖尿病としても知られる)2型糖尿病の治療において使用される。
化学的には、マレイン酸ロシグリタゾンは、(±)−5−[[4−[2−(メチル−2−ピリジニルアミノ)エトキシ]フェニル]メチル]−2,4−チアゾリジンジオン、(Z)−2−ブテンジオエート(butenedioate)(1:1)である。分子式はC1819SCである。この分子はキラル中心を1つ有していて、ラセミ化合物として存在する。相互転換が迅速なために、エナンチオマーを機能的に判別することは不可能である。
ロシグリタゾンは、参照によって本明細書中に組み込む米国特許No.5002953中に記載される。
塩酸ピオグリタゾンはActos(TM)の商標で販売されており、2型糖尿病の治療において使用される。
化学的には、ピオグリタゾンは、(±)−5−[[4−[2−(5−エチル−2−ピリジニル)エトキシ]フェニル]メチル]−2,4−チアゾリジンジオンである。この分子はキラル中心を1つ有していて、ラセミ化合物として製造される。エナンチオマーはそれぞれ類似する薬理学的特性を有する。
本発明によれば、製剤は、カプセル化するための担体であるカプセル化物質と活性化合物との製剤であって、他の担体を含む又は含まない活性成分を担体で囲むことによって一体化させた製剤として定義する。この製剤は、経口投与に適した固形の製剤として使用できる、錠剤、粉末、カプセル、丸薬、カシェ剤及びトローチ剤を含む。
有効投与量は、本発明において、治療する病気又は疾患の有害な状態又は徴候を予防又は改善する化合物の量として定義する。PPARγアゴニスト及びPPARαアゴニストについて、有効投与量とは、上記に定義した範囲内の薬品の投与量を意味する。フィブラート系薬剤について、当業者であれば、フィブラート系薬剤の有効投与量はフィブラート系薬剤の効能に応じて変化するであろうということを理解し認識できるであろう。
本発明は、PPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用が、PPARγアゴニストによる治療によって引き起こされた体重増加に対して有益な影響を及ぼすという予想外の発見に関する。
本発明は、有効投与量のPPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用を含む、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる方法を含む。
例中に示すように、本出願人らは、血糖を正常化できない程少量のPPARγアゴニストをPPARαアゴニストと組み合わせて投与すると、血糖の低下について、このPPARγアゴニストのみを単独でより多量に投与する場合と少なくとも同程度の効果があること、また、PPARγアゴニストによって引き起こされた体重増加を著しく減少させることを予想外にも見出した。
この方法において、両アゴニストの有効投与量は上記に定義する量である。
本発明の方法において、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストは同時に又は順次投与することができる。本発明の好ましい実施形態において、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストは同時に投与し、より好ましくは両化合物を含む1つの製剤として投与する。
PPARαアゴニスト及び/又はPPARγアゴニスト分子の医薬製剤は公知の方法によって調製できる。PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストの好ましい投与経路は経粘膜投与であり、最も好ましくは経口投与である。
PPARαアゴニスト及び/又はPPARγアゴニストを含む医薬組成物を調製する際、医薬品に許容される担体は固体又は液体のいずれであってもよい。固形の製剤には、粉末、錠剤、丸薬、カプセル、カシェ剤、坐薬及び分散可能な顆粒が含まれる。固形の担体は、希釈剤、着香料、バインダー、防腐剤、錠剤崩壊剤又はカプセル化剤としても使用できる一種以上の物質であってよい。
粉末は、微細化した活性成分と微細化した固体の担体との混合物である。錠剤は、必要な結合特性を有する担体と活性成分とを適切な割合で混合し、所望の形及び大きさに成形する。粉末及び錠剤は、好ましくは活性化合物を5、10〜約70%含む。適切な担体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ワックス及びカカオバター等である。
液状の製剤は、溶液、懸濁液及びエマルション、例えば水又はプロピレングリコール水溶液を含む。非経口的な注射に使用するためには、液状の製剤は、例えばポリエチレングリコール水溶液として等、溶液として調製できる。
経口使用に適した水溶液は、活性成分を水に溶解し、必要であれば適切な着色剤、香料、安定化剤及び増粘剤を添加することにより調製できる。経口使用に適した水性懸濁液は、天然又は合成ゴム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム及びその他公知の懸濁剤等の粘性物質と共に、微細化した活性成分を水に分散させることにより製造できる。
また、使用直前に経口投与用の液状の製剤に変化することを意図した固形の製剤も含まれる。このような液状の製剤には、溶液、懸濁液及びエマルションが含まれる。液状の製剤には、活性成分以外に、着色剤、香料、安定化剤、バッファー、人工及び天然甘味料、分散剤、増粘剤及び可溶化剤等が含まれていてよい。
医薬製剤は、一回投与分ずつになっていることが好ましい。このような形態の上記製剤は、適切な量の活性成分を含んだ単位投与量に分けたものである。上記一回投与分は、異なる量の製剤を含有する一包ずつにパッケージングした製剤であってよく、錠剤、カプセル、及び、粉末をガラス瓶又はアンプルに入れたもの等であってよい。また、上記一回投与分は、これらをカプセル、錠剤、カシェ剤若しくはトローチ剤としたもの、又は、これらのうち適切な任意の種をパッケージングしたものであってよい。
本発明の別の実施形態は、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させる薬剤を製造するためのPPARαアゴニスト、又は、PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニスト、並びに、医薬品に許容される担体の使用に関する。このような使用は、2型糖尿病の治療において特に有用である。
薬剤は、上記に定義するような医薬製剤であってよい。PPARαアゴニストは、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート、クロフィブラート及びシプロフィブラートからなる群より選択されるフィブラート系薬剤であることが好ましく、フェノフィブラートが特に好ましい。また、PPARγアゴニストはロシグリタゾン及びピオグリタゾンからなる群より選択されるチアゾリジンジオンであることが好ましく、ロシグリタゾンが特に好ましい。
本発明を次の例によって更に説明するが、これらは本発明を制限するものではなく、本発明の好ましい特徴のいくつかを単に説明するものである。
<体重及び血糖に及ぼすPPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用の影響>
この研究は、PPARγアゴニストのロシグリタゾンとPPARαアゴニストのフェノフィブラートとの組み合わせを糖尿病の治療に使用した効果を評価するために、また、この併用療法がロシグリタゾンによる治療に伴う体重増加を防げるかどうかを調べるために設計した。
方法
動物:
9〜11週齢の雄Zuckerラット(ホモ体)及び肥満していないコントロールを、Iffa−Credo社(フランス)から入手した。ラットはそれぞれケージの中に入れ、温度、湿度及び光を調節した部屋(21〜23℃、明暗サイクル12時間)に静置した。ラットには研究用標準試料を与え、水は自由に飲ませた。順応させた後、体重に応じてラットを10つの群に無作為に分けた。
実験群は以下のとおりである:
1群=肥満していないラット、非投与;
2群=肥満ラット、担体を経口で1日2回投与(午前8時及び午後8時);
3群=肥満ラット、フェノフィブラート100mg/kgを経口で1日2回投与(午前8時及び午後8時);
4群=肥満ラット、ロシグリタゾン0.3mg/kgを経口で1日2回投与(午前8時及び午後8時);
5群=肥満ラット、ロシグリタゾン3.0mg/kgを経口で1日2回投与(午前8時及び午後8時);
6群=肥満ラット、フェノフィブラート100mg/kg及びロシグリタゾン0.3mg/kgを経口で1日2回投与(午前8時及び午後8時);
7群=肥満ラット、フェノフィブラート100mg/kg及びロシグリタゾン3.0mg/kgを経口で1日2回投与(午前8時及び午後8時);
次の項目について調べた:血糖(mg/dl)及び体重増加(g)。結果を表1及び表2中に示す。
表1:投与して41日後の結果
表2:投与して69日後の結果
これらのデータは以下のことを示す。
体重増加については、投与量に依存して体重が増加したのはロシグリタゾンのみであった。フェノフィブラートとロシグリタゾンとを併用することによって体重増加が著しく減少し、ロシグリタゾンの投与量が0.3mg/kgと少ない場合に体重増加の抑制がより大きかった。
血糖については、(1)ロシグリタゾンのみを0.3mg/kg投与した際には41日後及び69日後において血糖は調節されなかったが、ロシグリタゾンのみを3.0mg/kg投与した際には正常血糖となった。また、(2)フェノフィブラートとロシグリタゾン(3.0mg/kg)とを併用することによって69日後において正常血糖が完全に維持されており、10匹中8匹のラットでは、フェノフィブラートとロシグリタゾン(0.3mg/kg)とを併用した際にも維持されていた(このラット8匹の平均値:170.7±6.3mg/dl)。
<PPARαアゴニストとPPARγアゴニストとの併用が耐糖能及びインシュリン応答に及ぼす影響>
方法
肥満した雄ZDFラット及び肥満していないコントロール(GMI、インディアナポリス)にPurina5008を自由に摂取させた。6.5週齢以降、ラットにフェノフィブラート(100mg/kg、経口で1日2回)、ロシグリタゾン(0.3mg/kg、経口で1日2回)、これらの組み合わせ又は担体を13週間投与した。
98日目に、断食させたラットについてOGT試験を実施した(グルコース1g/kg、40%溶液として)。血糖は標準的なグルコースオキシダーゼ法で測定し、血漿中のインシュリン値はRIA(Linco Research社)で調べた(図1)。
投与して13週間後、ラットを殺して膵臓を切開して固定し、免疫組織化学的に調べた(図2)。抗インシュリン血清を使用して切片を間接的に免疫蛍光染色した後、撮影した。
観察結果から、少量のロシグリタゾンとフェノフィブラートとを併用すると、耐糖能が改善し、血糖がほとんど変化せずにインシュリン応答が迅速になり、血糖が完全に調節されたということが分かる。
従って、フェノフィブラート等のPPARαアゴニストとロシグリタゾン等のPPARγアゴニストとを併用することにより、血糖を調節できるだけでなく、PPARγアゴニストによる治療に伴う体重増加を減少させることもできる。PPARγアゴニストの有効投与量が少量であることは、上記二つの目的を達成するのに特に適切である。
フェノフィブラート及びロシグリタゾンが血漿中のインシュリン値及び血糖に及ぼす影響。 フェノフィブラート及びロシグリタゾンが膵臓中のインシュリンに及ぼす影響(免疫蛍光染色)。

Claims (5)

  1. PPARγアゴニストによる治療によって誘発される体重増加を低減させる薬剤を製造するための、PPARαアゴニスト及び医薬品に許容される担体の使用であって、
    PPARαアゴニストは、フェノフィブラートであって、
    PPARγアゴニストは、ロシグリタゾンである
    ことを特徴とする使用。
  2. PPARγアゴニストによる治療によって誘発される体重増加を低減させる薬剤を製造するための、PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト及び医薬品に許容される担体の使用であって、
    PPARαアゴニストは、フェノフィブラートであって、
    PPARγアゴニストは、ロシグリタゾンである
    ことを特徴とする使用。
  3. PPARαアゴニスト及びPPARγアゴニストを同時に又は順次投与する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の使用。
  4. PPARαアゴニストの有効投与量は、1日当たり約10〜約3000mgの範囲内である
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の使用。
  5. PPARγアゴニストの有効投与量は、1日当たり約0.5〜約3mgの範囲内である
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の使用。
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