JP4585651B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4585651B2
JP4585651B2 JP2000163665A JP2000163665A JP4585651B2 JP 4585651 B2 JP4585651 B2 JP 4585651B2 JP 2000163665 A JP2000163665 A JP 2000163665A JP 2000163665 A JP2000163665 A JP 2000163665A JP 4585651 B2 JP4585651 B2 JP 4585651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste developer
unit
developer container
image forming
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000163665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001343875A (ja
JP2001343875A5 (ja
Inventor
誠 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000163665A priority Critical patent/JP4585651B2/ja
Publication of JP2001343875A publication Critical patent/JP2001343875A/ja
Publication of JP2001343875A5 publication Critical patent/JP2001343875A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585651B2 publication Critical patent/JP4585651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電記録方式或いは電子写真方式を用いた複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、廃現像剤を回収する手段を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電子写真画像形成装置は、像担持体である円筒上の電子写真感光体、即ち、感光ドラムの表面を帯電手段によって一様に帯電した後、この表面を画像情報に応じて露光することによって潜像を形成する。その後、現像器が現像剤によってこの潜像を可視化して、所謂、トナー像を感光ドラム上に形成し、このトナー像を記録材上に転写した後定着して出力画像を得る。
【0003】
又、カラー画像の形成が可能な画像形成装置として、感光ドラム、帯電手段、現像器、転写手段を備えた画像形成部を複数有し、記録材担持体としての転写ベルトに記録材を担持して各画像形成部に順次搬送して、複数色のトナー像を記録材上に重ね合わせて転写し、その後この未定着トナー像を記録材に定着してカラー画像を得る、所謂、インライン方式のカラー電子写真画像形成装置がある。或いは、像担持体としての感光ドラムに形成したトナー像を中間転写体に一次転写して担持させる動作を複数色のトナー像について繰り返し、中間転写体上に多重転写されたトナー像を一括して記録材に二次転写し、これを定着することによってカラー画像を得る、所謂、中間転写方式のカラー電子写真画像形成装置もある。
【0004】
このような従来の画像形成装置において、転写後に像担持体である感光ドラム上、転写材担持体である転写ベルト上、或いは中間転写体である中間転写ドラム上に残留する現像剤は、クリーナが備えたファーブラシやブレードなどとされるクリーニング手段で除去し、所定の場所に配置された廃現像剤容器に搬送して回収している。
【0005】
廃現像剤容器の容量は限られるので、一般に、何らかの検知手段によって廃現像剤容器内の廃現像剤量を検知して、廃現像剤が容器から溢れる前にユーザー又はサービスマンに現像剤容器の交換を促す構成とされる。こうして新しい廃現像剤容器と交換することで画像形成装置の長期的使用を行う。
【0006】
近年、画像形成装置の小型化の要望が高まり、それに応じて、廃現像剤容器を大きくすることは困難になってきている。又、画像形成装置のサービスメンテナンス間隔も長期にすることが望まれている。このような条件を満たすためには、廃現像剤容器に廃現像剤を高い充填率で収容することが必要となる。
【0007】
一般に、クリーニング手段によって対象物から除去された廃現像剤は、所定の廃現像剤搬送手段によって搬送され、最終的に開口部を介して廃現像剤容器内に落下させることにより回収されるため、廃現像剤容器内の廃現像剤は円錐形状に堆積する。
【0008】
このような理由で、廃現像剤容器に廃現像剤を高い充填率で収容するために、廃現像剤容器に振動、衝撃をあたえて円錐形状に積もる廃現像剤を崩し、廃現像剤の積載高さを均一に均す方法が提案されている。
【0009】
特開平6−282128号公報には、画像形成装置本体の駆動源からスプロケット、カム、リンク、電磁クラッチなどの機構を用いて駆動を伝達し、廃現像剤容器を往復動作させる技術が記載されている。
【0010】
特開平6−222668号公報は、現像剤吸引供給装置のモータを加振源とし、回転振動を廃現像剤容器に伝達して、廃現像剤容器を振動させることを開示する。
【0011】
特開平9−269711号公報に開示される技術では、装置本体の前カバーに凸部を設け、カバー開閉時にこの凸部が廃現像剤容器と当接するよう構成し、前カバー開閉時の振動で廃現像剤容器に振動を与えている。
【0012】
特開平9−212052号公報には、廃現像剤容器をコイルバネで支持することによって画像形成時の装置本体の振動を廃現像剤容器に伝え、廃現像剤を振動させることが開示される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術には、以下のような欠点があった。
【0014】
上述の特開平6−282128号公報、及び特開平6−222668号公報に記載される方法では、特別な駆動手段、振動動作機構などを用いるため、機構の複雑化、コストアップ、スペース効率の悪化が発生するとともに稼動音も増加する。
【0015】
又、上記特開平9−269711号公報に記載される方法では、廃現像剤容器には前カバーの開閉時のみの振動が加えられるため、廃現像剤の山を崩して均一化する回数が不十分である。
【0016】
一般的に装置本体の前カバーの開閉は、装置本体内部で記録材のジャムが発生した場合とサービスメンテナンス時であるため、その頻度は、画像形成枚数1万枚〜10万枚につき1回程度である。特に、濃度の濃い画像を大量に形成する場合などには、発生する廃現像剤量に対して前カバーの開閉の回数が少なく、効果が不十分である。
【0017】
更に、上記特開平9−212052号に記載される方法では、装置本体の振動が少ない場合には廃現像剤の山を崩すことができず、廃現像剤の充填率は増加しない。特に、近年画像形成装置は静音、低振動になってきているため、今後益々この方法による効果は期待できない。
【0018】
従って、本発明は、簡易な構成で効果的に廃現像剤容器への廃現像剤の充填率を高めることができる画像形成装置を提供することである。
【0019】
本発明の他の目的は、簡易な構成にて廃現像剤容器への廃現像剤の充填率を高めて有効に廃現像剤容器を使用することによって、廃現像剤容器を交換なしで長期にわたって使用することができ、廃現像剤容器の消費個数を削減することが可能な画像形成装置を提供することである。
【0020】
本発明の他の目的は、簡易な構成にて廃現像剤容器への廃現像剤の充填率を高めることによって少ない容量の廃現像剤容器を有効に使用でき、装置の小型化が可能な画像形成装置を提供することである。
【0021】
又、本発明の他の目的は、簡易且つ静粛な構成にて廃現像剤容器への廃現像剤の充填率を高めることができる画像形成装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、廃現像剤を収容する廃現像剤容器と装置本体に対して抜き挿し可能なユニットと、前記ユニットに設けられ、前記廃現像剤容器に振動を加えるための凸部と、を有し、前記ユニットを抜く動作時又は挿す動作時の少なくとも一方の動作時に前記凸部が前記廃現像剤容器に当接する画像形成装置において、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記凸部が前記廃現像剤容器に与える振動は、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記凸部が前記廃現像剤容器に与える振動よりも大きいことを特徴とする画像形成装置である。
【0023】
本発明の一実施態様によると、前記ユニットが装置本体に挿し込まれた状態では、前記凸部は前記廃現像剤容器に当接しない。
【0024】
本発明の他の実施態様によると、前記ユニットは画像が形成される記録材を収納する記録材収納部を備える。
【0025】
本発明の他の実施態様によると、前記廃現像剤容器の前記凸部と当接する部分は突出している。
【0028】
本発明の他の実施態様によると、前記凸部は、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記廃現像剤容器に当接する傾斜面と、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記廃現像剤容器に当接する傾斜面とを有する凸部である。
【0029】
本発明の他の実施態様によると、前記凸部が有する傾斜面の角度は、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記廃現像剤容器に当接する側と、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記廃現像剤容器に当接する側とで異なる。その一実施態様によると、前記凸部が有する傾斜面の角度は、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記廃現像剤容器に当接する側が、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記廃現像剤容器に当接する側よりも急とされる。
【0030】
本発明の一実施態様によると、前記廃現像剤は、現像剤にて形成される可視像を担持する像担持体から回収された残留現像剤;前記像担持体から前記可視像を転写する記録材を担持搬送する記録材担持体から回収された残留現像剤;前記像担持体から転写された前記可視像を担持し、次いでこの可視像を記録材に転写するための中間転写体から回収された残留現像剤;の少なくともいずれかである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0032】
実施例1
本実施例では、画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスを用いる複数の画像形成部にてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を形成し、各色の画像を記録材上に重ね合わせることによってフルカラー画像を形成し得る、カラー電子写真画像形成装置(画像形成装置)1とされる。
【0033】
図1を参照して本実施例の画像形成装置1を説明すると、本実施例の画像形成装置1では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを有しており、記録材担持体である転写ベルト8によって各画像形成部10Y〜10Kに順次記録材Pを搬送して、記録材P上に各色の画像を重ね合わせる。記録材Pは、記録材収納部42を備えた記録材収納カセット(以下、単に「カセット」と呼ぶ。)40に収納される。カセット40は、詳しくは後述するように、ユニット化されて画像形成装置本体100に対して抜き挿し可能に装着されている。記録材収納カセットは複数段設けることができるが、図1には最上段のカセット40のみを示す。
【0034】
カセット40の記録材収納部42に収納された記録材Pは、給紙ローラ2により給紙された後、搬送ローラ対3によって画像形成装置本体100内に送り出され、更に搬送ローラ群5、6によって記録材搬送路4を搬送され、レジストローラ7に到達する。記録材Pは、レジストローラ7により斜行などが補正され、又後述する画像形成部10Y、10M、10C、10Kでの画像形成動作とタイミングをとられて、転写ベルト8に向かって送り出される。
【0035】
転写ベルト8は絶縁性樹脂のシート材にて作製されたシートであり、ローラ9a、9b、9cに掛け渡されて図中矢印にて示す方向に回転する。転写ベルト8は、レジストローラ7から転写ベルト8への記録材Pの送り出し位置よりも、転写ベルト8の回転方向上流側(図中転写ベルト8の下側)に配置された帯電器(吸着帯電器)11によって帯電される。レジストローラ7から送り出された記録材Pは、帯電された転写ベルト上に静電吸着され、各色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kの図中下側を通過しながら搬送される。
【0036】
この間に、原稿読み取り装置12、或いは画像形成装置本体100に通信可能に接続されたコンピュータなどの出力装置(図示せず)より送られた画像情報信号に従い、所定のタイミングにて各色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kにおける電子写真画像形成プロセスが開始する。
【0037】
各画像形成部における電子写真画像形成プロセスをイエロー画像形成部10Yを例に挙げて説明すると、図2に示すように、イエロー画像形成部10Yは、像担持体としての円筒状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム13Yを有している。図中矢印方向に回転する感光ドラム13Yを帯電器14Yが一様に帯電させ、その表面を露光手段としての露光LEDヘッド15Yが色分解されたイエロー画像情報信号に従って露光することによって、イエロー画像の静電潜像を形成する。感光ドラム13Yに形成された静電潜像は、次いでイエロー現像器16Yが現像剤を用いて可視化し、感光ドラム13Y上に可視像、所謂、トナー像を形成する。
【0038】
現像器16Yは、現像剤容器16aに収容された現像剤を、第1、第2スクリュー16b、16cによって攪拌及び搬送して現像剤担持体としての現像ローラ16dに担持させ、現像ローラ16dの回転によって搬送される現像剤の量を現像剤層厚規制手段である現像ブレード16eで規制した後、感光ドラム13Yに形成された静電潜像に現像剤を供給して可視化する。
【0039】
転写ベルト8に静電吸着された記録材Pは、感光ドラム13Y上へのトナー像の形成と同期して、転写ベルト8と感光ドラム13Yとが近接する転写位置まで搬送され、転写手段である転写ブレード18Yに電圧を印加することによって、感光ドラム13Y上のイエロートナー像は記録材P上に転写される。
【0040】
同様にして、転写ベルト8に担持された記録材Pがマゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部10M、10C、10Kを通過する度に、記録材P上に各色のトナー像が転写される。
【0041】
トナー像の転写が終了した感光ドラム13Y、13M、13C、13Kの表面は、感光ドラムクリーナユニット17Y、17M、17C、17Kによって残留現像剤の除去清掃を受け、繰り返し画像形成プロセスに供される。各感光ドラムクリーナユニット17Y〜17Kは、クリーナブレードなどとされるクリーニング手段17aで残留現像剤を掻き取り、クリーニング手段17aを支持するクリーナ容器17bに収容する。
【0042】
4色の画像が転写された記録材Pは、曲率分離により転写ベルト8から剥がされ定着器19まで搬送される。定着器19は、ヒータを内蔵する定着ローラ19aと駆動ローラ19bとで記録材Pを狭持搬送することで、記録材P上の未定着トナー像を熱溶融し記録材Pに定着する。こうして記録材P上にカラー画像が形成される。定着器19によって画像が表面に定着された記録材Pは、装置外部に突出した排紙トレイ20上に排出される。
【0043】
本実施例の画像形成装置1は、転写ベルト8上に残留した現像剤、即ち、廃現像剤を清掃する転写ベルトクリーナユニット21を、図示のように、転写ベルト8の記録材搬送方向の最下流側、即ち、ブラック画像形成部10Kを通過した後の転写ベルト8を清掃できる位置に配置されている。
【0044】
転写ベルトクリーナユニット21は、転写ベルト8上の残留現像剤を除電して掻き落とすクリーニング手段としてファーブラシ22、及び残留現像剤を掻き取る板状ゴムにて作製されるクリーナブレード23によって残留現像剤をクリーナ容器24に収集する。
【0045】
クリーナ容器24の下部には、廃現像剤搬送手段としての搬送スクリュー25aが回転可能に配設された廃現像剤搬送路25が形成されており、搬送スクリュー25aは、クリーナ容器24内に収集された廃現像剤を搬送スクリュー25aの長手方向に搬送し、本実施例では、画像形成装置本体100の前面方向(図1の紙面手前方向)に廃現像剤を移動させる。クリーナ容器24の下方に形成された廃現像剤搬送路25の、装置本体100の前面側スクリュー25aに対応する部分の下方には開口部26が設けられている。これにより、搬送スクリュー25aによって装置本体100の前面方向に搬送された廃現像剤は、この開口部26から下方へ落下する。
【0046】
転写ベルトクリーナユニット21の下方には廃現像剤容器30が配置され、この廃現像剤容器30の上部の、廃現像剤搬送路25に設けられた開口部26に対応する位置には、廃現像剤搬送路25から落下する廃現像剤を受容するための上面開口部31が設けられ、この上面開口部31を介して、転写ベルトクリーナユニット21から廃現像剤容器30に廃現像剤が収容される。
【0047】
廃現像剤容器30の上部の上面開口部31の近傍には、廃現像剤で廃現像剤容器30が満杯になったことを検知するための光学センサ(図示せず)が配置され、この光学センサに対応する位置の廃現像剤容器30には検知用開口部32が設けられている。
【0048】
又、廃現像剤容器30の底部には、詳しくは後述する、廃現像剤容器30を振動させるためにカセット40が備える加振手段の接触を容易とするために、部分的に下方に突出した突出部33が設けられている。
【0049】
本実施例では、カセット40は、記録材の補給のために画像形成装置本体100に対して、図中前方に抜き挿し可能なユニットとして構成されている。
【0050】
尚、本実施例の画像形成装置1では、転写ベルト8、転写ブレード18Y〜18K、転写ベルト8を帯電させる吸着帯電器11、転写クリーナユニット21、廃現像剤容器30も、例えば画像形成装置本体100内での紙つまりの処理のために、一体的に画像形成装置本体100に対して図中前方に抜き挿しできるように構成されている。
【0051】
次に、図3〜図5を参照して、廃現像剤容器30に振動を加える構成を説明する。本実施例では、画像形成装置本体100に対して抜き挿し可能なユニットとして、カセット40に廃現像剤容器30に振動を加える加振手段を設け、カセット40の抜き挿し動作を利用して廃現像剤容器30を振動させることによて廃現像剤容器30内の廃現像剤の充填率を向上させる。
【0052】
以下、説明のために、本実施例の画像形成装置1に関して「前方」、「前側」とは、図1に示す画像形成装置1の紙面手前方向、或いは手前側を意味する。又、「後方」、「後側」とはその逆を意味する。尚、本実施例では、カセット40は、装置本体100の前方に引き出す構成とされているが、本発明はユニットの抜き挿し方向に限定されるものではない。
【0053】
図3は、廃現像剤容器30に隣接した最上段のカセット40の前側の一部を上から見た様子を示しており、カセット40は前カバー41と記録材収納部42とを有している。そして、カセット40を前側(正面)から見た図4にてより明らかに示されるように、前カバー41には、廃現像剤容器30に振動を加える加振手段として、装置本体100に抜き挿し可能なユニットに設けられた凸部である、廃現像剤容器叩き部材(叩き部材)43が弾性部材であるバネ44によって上方に付勢されて配設される。叩き部材43がバネ44を介して前カバー41に支持されていることによって、叩き部材43は上方から過剰な力がかかった場合に下方へ退避できるようになっている。
【0054】
叩き部材43の頭部43aは、カセット40の抜き挿し方向において2つの斜面を有しており、その角度は異なった角度に設定してある。即ち、画像形成装置本体100の前側の斜面43bが基部43dと成す角度はゆるく、後側の斜面43cが基部43dと成す角度は斜面43bの角度よりも急に設定する。
【0055】
図5をも参照すると分かるように、バネ44が完全に叩き部材43を上方に付勢した通常状態で、叩き部材43の頭部43aは、カセット40の抜き差し動線上で、廃現像剤容器30の底部に設けられた突出部33とオーバラップしている。従って、詳しくは後述するように、カセット40を装置本体100に対して引き出すとき、或いは差し込むときに叩き部材43の頭部43aは廃現像剤容器30の底部突出部33に当接する。カセット40が画像形成装置本体100内の所定位置に保持されている状態においては、叩き部材43と廃現像剤容器30とは離間した位置を保っている。
【0056】
又、図4及び図5に示すように、前カバー41は回動自在に支持された軸45を有し、軸45の一端には解除ボタン46が設けられ、他端にはラッチアーム47が設けられている。ラッチアーム47を装置本体100が備えたピン50に係合させることでカセット40は、装置本体100の所定位置に保持される。解除ボタン46を押圧することによって軸45は回動し、ラッチアーム47とピン50との係止状態は解除され、カセット40が装置本体100に対して引き出し可能となる。又、カセット40を装置本体100に差し込むと、ラッチアーム47はピン50に自動的に係合する。
【0057】
カセット40と、装置本体100の後側を覆う後カバー51との間には、弾性部材であるコイルバネ52が配設されており、カセット40を装置本体100の前方へと付勢している。
【0058】
次に、図5〜図12を参照して、廃現像剤容器30に振動を加える動作について説明する。
【0059】
動作1:転写ベルトクリーナユニット21から廃現像剤が廃現像剤容器30の上面開口部31を介して落下し、廃現像剤容器30内には廃現像剤Tが円錐状に積もる。この状態で、廃現像剤容器30の満杯検知がなされない間にカセット40の記録材収納部42内の記録材Pが無くなると、ユーザーは記録材Pの補充のためにカセット40の抜き挿し動作を行う。即ち、ユーザがカセット40の解除ボタン46を押下すると、ラッチアーム47が装置本体100のピン50から外れ、コイルバネ52の付勢力によって、カセット40は装置本体100の前方へと移動する(図5→図6)。
【0060】
動作2:上述のように、叩き部材43の抜き挿し動線上に廃現像剤容器30の底部突出部33がオーバーラップしているため、カセット40が前方に移動すると、叩き部材43と廃現像剤容器30の底部突出部33が当接する。これによって、廃現像剤容器30が叩かれて振動し、廃現像剤容器30内で円錐状に堆積した廃現像剤の山が崩れる(図6)。ここで、コイルバネ52の付勢力によるカセット40の移動を阻害しないように、カセット40の引き出し時の叩き部材43による廃現像剤容器30の叩きは弱く設定している。本実施例では、上述のように叩き部材34の頭部34aに設けられる前側、即ち、カセット40を装置本体100から引き出す時に廃現像剤容器30に当接する側の斜面43bの角度をゆるく設定することで実現する。
【0061】
動作3:コイルバネ52の付勢力によって更にカセット40が前方へと移動すると、装置本体100の前面を覆い、カセット40の挿入箇所まで延在する前カバー53の下部53aと叩き部材43が当接する。前カバー53は高い剛性で支持されているため、叩き部材43はバネ44の付勢力に抗して変形させて下方へ没する(図7)。
【0062】
動作4:カセット40は更に前方へ移動して停止する(図8)。
【0063】
動作5:ユーザが記録材をカセット40の記録材収納部に補給して、カセット40をセット方向(本体後方)へと押し込む(図9)。
【0064】
動作6:ユーザの操作によってカセット40は後方へ移動し、装置本体100の前カバー53の下部53aと叩き部材43が当接する。上述のように前カバー53は高い剛性で支持されているため、叩き部材43はバネ44を変形させて下方へ没する(図10)。
【0065】
動作7:ユーザが更にカセット40を装置本体100の後方に押し込むと、叩き部材43の頭部43aと廃現像剤容器30の底部凸部33とが当接する。これにより、廃現像剤容器30が叩かれて振動し、円錐状に堆積した廃現像剤Tの山が崩れる(図11)。ここで、カセット40の挿し込み方向への移動はユーザの手動で行われるため、その操作力は比較的強い。従って、叩き部材43による廃現像剤容器30の大きい叩き効果を得るために、カセット40を措置本体100に挿し込む時の叩き部材43の叩き力は強く設定する。本実施例では、前述のように叩き部材43の頭部43aの後ろ側、即ち、カセット40を装置本体100に挿し込む時に廃現像剤容器30に当接する側の斜面43cの角度を急に設定することで実現する。又、この位置では、コイルバネ52の付勢力によるカセット40を前方向へ戻す力も発生しているので、この叩き部材43による叩き動作によって、ユーザの操作力の増加はほとんど感じない。
【0066】
動作8:ユーザの操作によって更にカセット40が後方へと移動すると、ラッチアーム47がピン50に係合し、カセット40が所定位置にセットされる。こうして記録材Pのカセット40への補給が完了する(図12)。
【0067】
尚、カセット40がラッチ47及びピン50によって装置本体100の所定位置に保持された状態において、叩き部材43と廃現像剤容器30とは離間した位置を保っているので、画像形成動作時に廃現像剤容器30にストレスはかからない。従って、この状態で画像形成を行っても、廃現像剤容器30内の廃現像剤の満杯検知、及び転写ベルトクリーナユニット21と廃現像剤容器30の間での廃現像剤の受け渡しにはなんら支障はない。
【0068】
又、動作2及び動作7の動作はいずれも画像形成動作中以外に行われるので、叩き部材43が廃現像剤容器30を叩くことによる振動は、画像になんら影響せず、画質の低下を引き起こすようなことはない。従って、本実施例の画像形成装置1は、常に高画質の画像を得ることができる。
【0069】
更に、動作2及び動作3の動作は、ラッチ47の解除/セット動作と同期しているため、廃現像剤容器30に振動を加えるための新たな騒音の発生をユーザが感じることはない。
【0070】
上述の説明から明らかなように、カセット40への記録材Pの補給動作によって、廃現像剤容器30は叩き部材43により2回の衝撃的振動を受ける。これによって、円錐状に堆積した廃現像剤Tの山は崩され、廃現像剤Tは廃現像剤容器30内に略均一に積層する。このように廃現像剤容器30の上部に空間が増すことによって、廃現像剤容器30の満杯検知までの余裕ができ、廃現像剤の充填率が上がり、廃現像剤容器30の交換インターバルが長くなる。
【0071】
カセット40への記録材Pの補給は、一般的に画像形成枚数500枚に1回程度である。記録材収納部42を備えた複数段の記録材収納カセットを有する画像形成装置においても、多くの場合最上段のカセットは小サイズの記録材Pのために用いられ、その使用頻度は高く、記録材Pの補給周期は画像形成枚数1000枚〜3000枚に1回程度である。従って、廃現像剤容器30の交換インターバル(通常、1万枚〜5万枚程度)中に、記録材収納カセットの抜き挿し動作は数回以上行われるため、廃現像剤容器30中に形成される円錐上の廃現像剤Tの山を崩す効果として十分な回数、廃現像剤容器30を叩いて振動させることができる。
【0072】
以上、本発明によれば、簡易、静粛な機構で、より高い頻度で廃現像剤容器30に振動を加え、効果的に廃現像剤容器30内の廃現像剤の充填率を高めることができる。これにより、少ない容量の廃現像剤容器でも、交換なしで長期にわたって有効に使用することがきるので、廃現像剤容器30の消費個数が削減でき、しかも小型静粛な画像形成装置を実現できる。
【0073】
実施例2
上述の実施例1では、記録材担持体である転写ベルト8上の残留トナーを収容する廃現像剤容器30に振動を与えるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】
本発明は、トナー像を担持する像担持体(例えば、ドラム状やベルト状の感光体)上から回収された残留現像剤を収容する廃現像剤容器に振動を与える構成とすることもできる。或いは、トナー像を担持する像担持体(例えば、ドラム状やベルト状の感光体)からトナー像を一次転写して担持させ、次工程でこのトナー像を記録材上に二次転写するために用いられる中間転写体(例えば、ドラム状やベルト状の中間転写体)から回収された残留現像剤を収容する廃現像剤容器に振動を与えてもよい。
【0075】
例えば、上述の実施例1において、感光体ドラム13Y〜13K上の残留現像剤を清掃する感光ドラムクリーナユニット17Y〜17Kがそれぞれ備えるクリーナ容器17bに回収された残留現像剤は、更にスクリューやオーガとされる廃現像剤搬送手段17cを介して装置本体100の適当な箇所に着脱自在に設けられた専用の廃現像剤容器(図示せず)、或いは上述の廃現像剤容器30に搬送して収容することができ、このような場合にも、本発明に従って該廃現像剤容器に振動を加えることによって好適に廃現像剤の充填率を向上することができる。
【0076】
以下、図13〜16を参照して本発明を中間転写方式の画像形成装置に適用した一実施例について説明する。尚、図中実施例1の画像形成装置と同一機能、構成を有する要素には同一符号を付している。
【0077】
図13は中間転写体を有する画像形成装置101の概略主断面を示す。画像形成装置101は、中間転写体としてローラ9a、9b、9cに掛け回されたベルト体とされる中間転写ベルト61を有しており、この中間転写ベルト61上に、その移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像形成部10Y、10M、10C、10Kが並設されており、各色の画像形成部10Y〜10Kにて形成した各色のトナー像を中間転写ベルト61上に重ねて一次転写し、次いで各色のトナー像を記録材P上に一括転写する。
【0078】
つまり、現像読み取り装置12或いはコンピュータ等の出力装置から送られた画像形成情報信号によって、感光ドラム13Y、13M、13C、13K上にはそれぞれ各色に対応した静電潜像が形成され、その潜像を現像装置16Y、16M、16C、16Kによって現像した各色のトナー像が、中間転写ベルト61上に一次転写手段としての転写ブレード18Y、18M、18C、18Kにより順次重ね合わせて転写され、中間転写ベルト61上に例えばフルカラーのトナー像が形成される。
【0079】
一方、記録材Pが記録材収納部42から給紙ローラ2、搬送ローラ3、5、6及び記録材搬送路6などを介してレジストローラ7まで搬送され、このレジストローラ7により斜行などが補正され、上述の画像形成プロセスに同期して所定のタイミングで、二次転写手段としての転写ローラ62が中間転写ベルト61と対向する転写部に送り出される。この転写位置にて、中間転写ベルト61上の4色のトナー像は、転写ローラ62の作用にて静電的に転写される。
【0080】
トナー画像が転写された記録材Pは、次いで定着器19まで搬送される。定着器19は、ヒータを内蔵する定着ローラ19aと駆動ローラ19bとで記録材Pを加熱、加圧して記録材P上の未定着トナー像を熱溶融して定着する。画像が形成された記録材Pはその後装置本体102外に突出した記録材排出トレイ20上に排出される。
【0081】
本実施例では、ローラ9a、9b、9cに掛け回された中間転写ベルト61、転写ブレード18Y〜18Kなどが中間転写ユニット60として一体的にユニット化され、画像形成装置本体102に対して前方(図面手前側)に抜き挿しできるようにされている。この中間転写ユニット60の少なくとも前面は、中間転写ユニット前カバー65で覆われている。又、本実施例では、定着器19は装置本体102に対して前方(図面手前側)に向かって抜き挿し可能な定着ユニット80とされており、その少なくとも前面は枠体としての定着ユニット前カバー81で覆われている。
【0082】
本実施例の画像形成装置101は、感光ドラム13Y、13M、13C、13K上の残留現像剤を回収する、実施例1と概略同様構成の感光ドラムクリーナユニット17Y、17M、17C、17Kを有しており、それぞれクリーニング手段としてのクリーナブレード17aによって感光ドラム10Y〜10K上から残留現像剤を掻き取り、各クリーナユニットのクリーナ容器17bに回収する。又、図14をも参照すると理解されるように、各色の画像形成部10Y〜10Kの前方(図面手前側)には、感光ドラムクリーナ用廃現像剤容器63Y、63M、63C、63Kが配置されている。廃現像剤容器63Y〜63Kは、各感光ドラムクリーナユニット17Y〜17Kのクリーナ容器17b内の下部に配置された、廃現像剤搬送手段としての搬送スクリュー17cを備えた廃現像剤搬送路と連通しており、各感光ドラム13Y〜13Kからの廃現像剤を回収する。
【0083】
又、本実施例の画像形成装置101は、中間転写ベルト61上の残留現像剤を回収する、中間転写ベルトクリーナユニット70を有しており、クリーニング手段としてのクリーナブレード71にて残留現像剤をクリーナ容器72に回収する。図14をも参照すると理解されるように、中間転写ベルトクリーナユニット70の前方(図面手前側)には、中間転写ベルトクリーナ用廃現像剤容器64が配置されている。廃現像剤容器64は、中間転写ベルトクリーナユニット70の下部に設けられた、廃現像剤搬送手段としての搬送スクリュー73を備えた廃現像剤搬送路と連通しており、中間転写ベルト61からの廃現像剤を回収する。
【0084】
図15及び図16に、図14中のA矢視、B矢視図を示す。図15から明らかなように、感光ドラムクリーナ用廃現像剤容器63Y〜63Kの下部には一部突出した突出部66Y、66M、66C、66Kが形成されている。又、中間転写ユニット60の前カバー65の上部には、廃現像剤容器63Y〜63Kの下部に設けられた突出部66Y〜66Kのそれぞれと、中間転写ユニット60の抜き挿し方向から見て左右方向は同一、且つ前後方向にずれた位置に凸部67Y、67M、67C、67Kが設けられている。即ち、各廃現像剤容器63Y〜63Kの底部に設けられた突出部66Y〜66Kと中間転写ユニット前カバー65の各凸部67Y〜67Kは、中間転写ユニット60の抜き挿し方向においてオーバーラップしている。尚、図15にはブラック画像形成部10Kにおける突出部63Y及び凸部67Y近傍のみ現れているが、他の画像形成部10Y、10C、10Mについても同様である。
【0085】
つまり、中間転写ユニット60は装置本体102に対して前方へ引き出し可能となっており、この中間転写ユニット60を引き出した時に、中間転写ユニット前カバー65に設けられた凸部67Y〜67Kが廃現像剤容器63Y〜63Kの突出部66Y〜66Kに当接する。このように廃現像剤容器63Y〜63Kが叩かれることにより、実施例1同様、その中に収容された廃現像剤の山が崩れる。中間転写ユニット60が装置本体102の所定位置に保持された状態では突出部66Y〜66Kと凸部67Y〜67Kは当接していない。
【0086】
又、図16から明らかなように、中間転写ベルトクリーナ用廃現像剤容器64の下部には一部突出した突出部68が形成されている。そして、定着ユニット80の前カバー81の上部には、廃現像剤容器64の下部に設けられた突出部68と、定着ユニット80の抜き挿し方向から見て左右方向は同一、且つ前後方向にずれた位置に凸部69が設けられる。即ち、廃現像剤容器64の底部に設けられた突出部68と定着ユニット前カバー81の凸部69は、定着ユニット80の抜き挿し方向においてオーバーラップしている。
【0087】
上述のように定着ユニット80は装置本体102に対して前方に引き出し可能となっており、この定着ユニット80を引き出した時に、定着ユニット前カバー81に設けられた凸部69が、廃現像剤容器64の突出部68に当接する。このように廃現像剤容器64が叩かれることによってその中に収容された廃現像剤の山が崩れる。定着ユニット80が装置本体102の所定位置に保持された状態では、突出部68と凸部69は当接していない。
【0088】
尚、中間転写ユニット前カバー65に設けられる凸部67Y〜67K、及び定着ユニット前カバー81に設けられる凸部69には、実施例1と同様、それぞれの各ユニット60、80の抜き挿し方向において、それぞれユニットの引き出し時、及び挿し込み時に各廃現像剤容器の突出部66Y〜66K、69に当接する斜面を設けることができる。又、実施例1同様、その斜面の角度をユニット引き出し時に当接する側と、挿し込み時に当接する側とで異なるようにし、ユニットが挿し込む時に各廃現像剤容器に与える振動が、ユニットを引き出す時に与える振動よりも大きくなるようにすることができる。
【0089】
本実施例の構成によっても、実施例1と同様の効果が得られる。又、以上の説明から明らかなように、本発明の原理は、クリーナによって対象から回収された廃現像剤が直接或いは適当な廃現像剤搬送手段を介して収容される任意の廃現像剤容器に関して適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
【0090】
尚、上述の各実施例において、装置本体に対して抜き挿し可能なユニットとして、装置本体内で最上段に位置し、廃現像剤容器に隣接するカセット40、中間転写ユニット60、定着ユニット80に加振手段を配設する場合について説明したが、装置本体に対して抜き差しの頻度が高いユニットであれば、これに限られるものではない。
【0091】
又、上述の各実施例において、記録材担持体及び中間転写体はベルト状であるとして説明したが、これに限定されるものではなく、ドラムやドラム状の枠体に張設されたシートであってもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、廃現像剤を収容する廃現像剤容器と装置本体に対して抜き挿し可能なユニットと、前記ユニットに設けられ、前記廃現像剤容器に振動を加えるための凸部と、を有し、前記ユニットを抜く動作時又は挿す動作時の少なくとも一方の動作時に凸部が廃現像剤容器に当接する画像形成装置において、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に凸部が廃現像剤容器に与える振動は、前記ユニットが装置本体から引き出される時に凸部が廃現像剤容器に与える振動よりも大きい構成とされるので、効果的に廃現像剤容器への廃現像剤の充填率を高めることができる。これにより、廃現像剤容器を交換なしで長期にわたって使用することができ、廃現像剤容器の消費個数を削減することができる。又、少ない容量の廃現像剤容器を有効に使用できるので、装置の小型化が可能である。しかも、本発明によれば簡易且つ静粛な構成にてこれらの効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略主断面図である。
【図2】 画像形成部の概略構成図である。
【図3】 図1の画像形成装置の廃現像剤容器近傍を示す概略拡大上視図である。
【図4】 図1の画像形成装置の廃現像剤容器近傍を示す概略拡大正面図である。
【図5】 図1の画像形成装置における記録材収納カセットの抜き挿し動作を説明するための、記録材収納カセット近傍を右側から見た略断面図である。
【図6】 図5と同様の図である。
【図7】 図5と同様の図である。
【図8】 図5と同様の図である。
【図9】 図5と同様の図である。
【図10】 図5と同様の図である。
【図11】 図5と同様の図である。
【図12】 図5と同様の図である。
【図13】 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示す概略主断面図である。
【図14】 図13と同様の図であり、装置前方に設けられた各廃現像剤容器をも示す図である。
【図15】 図14中矢印A方向から見た概略構成図である。
【図16】 図14中矢印B方向から見た概略構成図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
8 転写ベルト(記録材担持体)
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
17Y、17M、17C、17K 感光ドラムクリーナユニット
21 転写ベルトクリーナユニット
25a スクリュー(廃現像剤搬送手段)
30 廃現像剤容器
33 廃現像剤容器底部の突出部
40 記録材収納カセット(装置本体に抜き挿し可能なユニット)
42 記録材収納部
43 廃現像剤容器叩き部材(加振手段)
44 バネ(弾性部材)
46 解除ボタン
47 ラッチアーム
50 ピン
51 装置本体の後ろカバー
53 装置本体の前カバー
52 コイルバネ(弾性部材)
60 中間転写ユニット(装置本体に抜き挿し可能なユニット)
61 中間転写ベルト(中間転写体)
63Y、63M、63C、63K 感光ドラムクリーナ用の廃現像剤容器
64 中間転写ベルトクリーナ用の廃現像剤容器
67Y、67M、67C、67K 中間転写ユニットの凸部(加振手段)
69 定着ユニットの凸部(加振手段)
70 中間転写ベルトクリーナユニット
80 定着ユニット(装置本体に抜き挿し可能なユニット)
P 記録材
T 廃現像剤

Claims (8)

  1. 廃現像剤を収容する廃現像剤容器と、装置本体に対して抜き挿し可能なユニットと、前記ユニットに設けられ、前記廃現像剤容器に振動を加えるための凸部と、を有し、前記ユニットを抜く動作時又は挿す動作時の少なくとも一方の動作時に前記凸部が前記廃現像剤容器に当接する画像形成装置において、
    前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記凸部が前記廃現像剤容器に与える振動は、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記凸部が前記廃現像剤容器に与える振動よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユニットが装置本体に挿し込まれた状態では、前記凸部は前記廃現像剤容器に当接しないことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記ユニットは画像が形成される記録材を収納する記録材収納部を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  4. 前記廃現像剤容器の前記凸部と当接する部分は突出していることを特徴とする請求項13のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  5. 前記凸部は、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記廃現像剤容器に当接する傾斜面と、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記廃現像剤容器に当接する傾斜面とを有する凸部であることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 前記凸部が有する傾斜面の角度は、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記廃現像剤容器に当接する側と、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記廃現像剤容器に当接する側とで異なることを特徴とする請求項の画像形成装置。
  7. 前記凸部が有する傾斜面の角度は、前記ユニットが装置本体に挿し込まれる時に前記廃現像剤容器に当接する側が、前記ユニットが装置本体から引き出される時に前記廃現像剤容器に当接する側よりも急とされることを特徴とする請求項の画像形成装置。
  8. 前記廃現像剤は、
    現像剤にて形成される可視像を担持する像担持体から回収された残留現像剤、
    前記像担持体から前記可視像を転写する記録材を担持搬送する記録材担持体から回収された残留現像剤、
    前記像担持体から転写された前記可視像を担持し、次いでこの可視像を記録材に転写するための中間転写体から回収された残留現像剤、
    の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の画像形成装置。
JP2000163665A 2000-05-31 2000-05-31 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4585651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163665A JP4585651B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163665A JP4585651B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001343875A JP2001343875A (ja) 2001-12-14
JP2001343875A5 JP2001343875A5 (ja) 2007-07-12
JP4585651B2 true JP4585651B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=18667390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163665A Expired - Fee Related JP4585651B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585651B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5287213B2 (ja) * 2008-12-18 2013-09-11 株式会社リコー 廃トナー収容器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657076A (en) * 1979-10-15 1981-05-19 Canon Inc Recovery device of waste toner
JPS63113174U (ja) * 1987-01-13 1988-07-21
JPH06314054A (ja) * 1993-04-20 1994-11-08 Hitachi Ltd 振動付与機構
JPH11133735A (ja) * 1997-10-30 1999-05-21 Hitachi Ltd 印字装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657076A (en) * 1979-10-15 1981-05-19 Canon Inc Recovery device of waste toner
JPS63113174U (ja) * 1987-01-13 1988-07-21
JPH06314054A (ja) * 1993-04-20 1994-11-08 Hitachi Ltd 振動付与機構
JPH11133735A (ja) * 1997-10-30 1999-05-21 Hitachi Ltd 印字装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001343875A (ja) 2001-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101236391B (zh) 显影设备以及使用该显影设备的成像装置
JP5787208B2 (ja) 粉体搬送装置及び画像形成装置
EP1398675A1 (en) Waste toner collecting device
US7715765B2 (en) Detachable cartridge and image forming apparatus
JP2007219453A (ja) 廃トナー回収装置及び画像形成装置
JP2010210867A (ja) トナー搬送機構及びこれを備えたクリーニング装置、画像形成装置
JP2011257692A (ja) トナー搬送装置、それを備えたトナーカートリッジおよびクリーニングユニット
JP5369641B2 (ja) 画像形成装置
JP2010107930A (ja) 廃トナー回収装置及び画像形成装置
JP5537502B2 (ja) 画像形成装置及びトナー容器
JP4585651B2 (ja) 画像形成装置
JP2008065229A (ja) トナー格納部品および画像形成装置
JPH04366877A (ja) 画像形成装置
JP2004279919A (ja) 画像形成装置
JP2007219423A (ja) ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JP2009116138A (ja) トナー回収装置及び画像形成装置
JP2010224313A (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
JP3948410B2 (ja) 画像形成装置、およびトナーボトル
JP2006201528A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP3859191B2 (ja) 画像形成装置
JP2003287940A (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP4497630B2 (ja) 画像形成ユニット及び画像形成装置
US10670995B2 (en) Image forming apparatus
JP2007219425A (ja) ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JPH07261617A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees