JP5287213B2 - 廃トナー収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、廃トナー収容器に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置おいて、画像転写後、感光体や中間転写ベルト等の像担持体から除去された廃トナーを回収するための廃トナー収容器が多く用いられている。
この種の廃トナー収容器は、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されており、廃トナー収容器内がトナーで満たされた場合、その廃トナー収容器を交換するようにしている。ユーザーの利便性を考慮すると、廃トナー収容器のトナーの収容量をできるだけ多くし、廃トナー収容器の交換回数を減らすことが望ましい。
一方、画像形成装置の小型化のためには、廃トナー収容器はなるべく小さい方が好ましい。そのため、廃トナー収容器のトナー収容量を確保しつつ、小型化を実現するため、廃トナー収容器は画像形成装置内のデッドスペースに配設されることが多い。
しかしながら、廃トナー収容器を限られたデッドスペースに配設した場合、廃トナー収容器が、X方向とY方向(水平方向)に大きく、Z方向(鉛直方向)に小さくなり、全体として扁平状に形成されることがある。このように、廃トナー収容器が鉛直方向に小さく形成されると、廃トナー収容器内にトナーを均一に収容していくのが困難となる。特に、廃トナー収容器の入口部近傍(入口部直下)では、トナーが蓄積しやすく、トナーの滞留やそれによるトナー詰まりが生じやすいといった問題があった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1に示す画像形成装置では、廃トナー収容器を揺動させることにより、廃トナー収容器内に蓄積されたトナーの山を崩し、トナーを均一に収容するようにしている。
また、特許文献2に示す画像形成装置は、給紙カセットを画像形成装置本体から引き出す際に、その給紙カセットの側壁部を廃トナー収容器の下部に設けた突出部に当接させ、そのときの衝撃により、トナーを均すようにしている。
特開2000−19912号公報 特開2001−312190号公報
しかし、上記特許文献1と特許文献2に示された画像形成装置は、廃トナー収容器全体を動かすため、画像形成装置内に廃トナー収容器を動かすための余剰空間が必要となり、装置が大型化する問題がある。また、廃トナー収容器全体を動かす構成では、特にトナーが堆積しやすい入口部近傍において、効果的にトナーの滞留等を抑制することが困難であるといった問題もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑み、入口部近傍に堆積したトナーを効果的に移動させることができる廃トナー収容器を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、廃トナー導入用の入口部が形成された容器本体を有する廃トナー収容器であって、前記入口部近傍において、前記容器本体の内部底面の一部を構成すると共に可動するように構成された可動底部と、前記可動底部を可動させるために前記可動底部の下部に前記容器本体の外部へ露出して配設された操作部を備え、前記可動底部は、それ以外の前記容器本体の内部底面で構成された固定底部と分離され、前記可動底部と前記固定底部底面との間に、可撓性の仕切部材を配設し、前記可動底部は、前記操作部の操作によって、前記固定底部に対してそれと同じ高さの位置から上方へ移動すると共に、前記操作部の操作が行われない場合は、自重によって上方から下方へ移動可能に構成されたものである。
外部へ露出した操作部を操作することにより、可動底部を移動させて、その可動底部上に堆積した廃トナーを周囲に移動させることができる。これにより、特に廃トナーが堆積しやすい入口部の近傍における廃トナーの堆積を効果的に抑制し、廃トナーの詰まりの発生を抑制することが可能となる
請求項2の発明は、請求項1に記載の廃トナー収容器において、前記仕切部材の前記可動底部と前記固定底部との間での長さを、前記可動底部の移動を妨げない長さに設定したものである
求項3の発明は、請求項1又は2に記載の廃トナー収容器において、前記仕切部材を、伸縮性を有する部材で構成したものである
発明の廃トナー収容器によれば、入口部の近傍に堆積した廃トナーを周囲に移動させることができる。これにより、特に廃トナーが堆積しやすい入口部の近傍における廃トナーの堆積を効果的に抑制し、廃トナーの詰まりの発生を抑制することが可能となる
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、カラー画像形成装置の概略を示す断面図であり、以下、同図に基づいてこの画像形成装置の主要部を説明する。画像形成装置は、カラー画像の色分解成分に対応するブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の現像剤によって画像を形成するための4つのプロセスユニット1K,1Y,1M,1Cを備えている。
各プロセスユニット1K,1Y,1M,1Cは、互いに異なる色の未使用トナーを収容したトナーボトル6K,6Y,6M,6Cを有する。それ以外は同様の構成になっている。1つのプロセスユニット1Kを例にその構成を説明すると、プロセスユニット1Kは、像担持体としての感光体ドラム2Kと、クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置3Kと、図示しない除電装置、帯電装置4K、現像装置5K等を有している。プロセスユニット1Kは画像形成装置の本体に対して着脱自在に装着され、一度に消耗部品を交換可能となっている。
各プロセスユニット1K,1Y,1M,1Cの上方には、露光装置7が配設されている。この露光装置7は、画像データに基づいてレーザダイオードからレーザ光を発するように構成されている。
また、各プロセスユニット1K,1Y,1M,1Cの下方には、転写装置15が配設されている。転写装置15は、各感光体ドラム2K,2Y,2M,2Cに対向する4つの一次転写ローラ19K,19Y,19M,19C、各一次転写ローラ19K,19Y,19M,19Cと駆動ローラ18及び従動ローラ17に掛け渡され循環走行する中間転写ベルト16、駆動ローラ18に対向して配置した二次転写ローラ20等を有する。また、ベルトクリーニング装置21と、クリーニングバックアップローラ22が、中間転写ベルト16を介して互いに対向して配設されている。
画像形成装置の下部には、シート状の記録媒体としての用紙Pを多数枚収容可能な給紙カセット(記録媒体収容部)30と、給紙カセット30から用紙Pを給紙路31に向けて送り出す給紙ローラ30aが設けてある。給紙カセット30は、画像形成装置本体に対して水平方向に移動可能又は着脱可能に構成されている。また、給紙路31の末端(下流端)付近には、用紙を一旦停止させる一対のレジストローラ32が配設されている。
転写装置15と給紙カセット30の間には、廃トナーを収容する廃トナー収容器(粉体収容器)10が配設されている。この実施形態の画像形成装置では、給紙ローラ30aから二次転写ローラ20までの空間が転写紙搬送の関係により、ある程度離れている必要がある。そのために生じたデッドスペースに廃トナー収容器10を設置して、画像形成装置全体の小型化を図っている。
また、二次転写ローラ20と駆動ローラ18のニップの上方には、転写後搬送路33が配設されている。その転写後搬送路33の末端(下流端)付近に、定着装置34が設けてある。定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに対し所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bを備えている。
定着装置34の上方に定着後搬送路35が配設してあり、定着後搬送路35の末端(下流端)で、排紙路36と反転搬送路41に分岐している。定着後搬送路35の図の右側には、揺動軸42aを中心に揺動駆動する切替部材42が配設されている。
排紙路36の末端には一対の排紙ローラ37が配設されている。一方、反転搬送路41はその末端(下流端)で給紙路31に合流し、反転搬送路41の途中には、一対の反転搬送ローラ43が配設してある。また、画像形成装置の上部には、上部カバーを内方へ凹ませた排紙トレイ44が配設されている。
以下、この画像形成装置の基本的動作について説明する。
図1において、図示しない画像形成装置の制御部からの給紙信号によって給送ローラ30aが回転すると、給紙カセット30に積載した用紙Pの最上位の用紙のみが分離されて給紙路31へ送り出す。用紙Pの先端がレジストローラ32のニップに到達すると、中間転写ベルト16上に形成されるトナー画像とタイミング(同期)をとるために、用紙Pに弛みを形成した状態で待機する。
次に、作像動作について説明する。
1つのプロセスユニット1Kを例にして説明すると、まず、帯電装置4Kにて感光体ドラム2Kの表面を均一な高電位に帯電させる。画像データに基づいて露光装置7から感光体ドラム2Kの表面にレーザビームLが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。トナーボトル6Kから未使用のブラックトナーを現像装置5Kに供給する。現像装置5Kによって静電潜像が形成された感光体ドラム2Kの表面部分にトナーを転移させ、ブラックのトナー画像を形成(現像)する。そして、感光体ドラム2K上に形成したトナー画像を中間転写ベルト16に転写する。ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写行程を経た後の感光体ドラム2K表面に付着している残留トナーを除去する。除去された残留トナーは、図示しない廃トナー搬送手段によって、プロセスユニット1K内にある廃トナー収容部へ送られ回収される。また、図示しない除電装置は、クリーニング後の感光体ドラム2Kの残留電荷を除電する。各色のプロセスユニット1Y,1M,1Cにおいても、同様にして感光体ドラム2Y,2M,2C上にトナー画像が形成され、各色トナー画像が重なり合うように中間転写ベルト16に転写される。
レジストローラ32と給送ローラ30aが駆動を再開し、中間転写ベルト16に重畳転写したトナー画像とタイミング(同期)をとって用紙Pを二次転写ローラ20へ送る。そして、二次転写ローラ20によって、送られてきた用紙Pに重畳転写したトナー画像を転写する。
トナー画像を転写された用紙Pは転写後搬送路33を通って定着装置34へと搬送される。定着装置34に送り込まれた用紙Pは、定着ローラ34aと加圧ローラ34b間に挟まれ、その未定着トナー画像が加熱・加圧されて用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、定着装置34から定着後搬送路35へ送り出される。
定着装置34から用紙Pを送り出したタイミングでは、切替部材42は図1の実線で示す位置にあり、定着後搬送路35の末端付近を開放している。そして、定着装置34から送り出された用紙Pは、定着後搬送路35を通過した後、排紙ローラ37によって、排紙トレイ44へ排出される。
両面印刷を行う場合は、排紙ローラ37によって搬送される用紙Pの後端が、定着後搬送路35を通り抜けると、切替部材42が図1の点線の位置に揺動して定着後搬送路35の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ37が逆回転し、用紙Pが逆送されて反転搬送路41へ進入する。反転搬送路41内を搬送される用紙Pは、反転搬送ローラ43を経て、レジストローラ32に至り、中間転写ベルト16上に形成された裏面用のトナー画像とタイミングを合わせて送り出され、二次転写ローラ20を通過する際に用紙Pの裏面にトナー画像が転写される。そして、用紙Pの裏面のトナー画像が定着装置34によって定着された後、定着後搬送路35、排紙路36、排紙ローラ37を順次経由して排紙トレイ44へ排出される。
また、中間転写ベルト16上のトナー画像を用紙Pに転写した後、中間転写ベルト16上には残留トナーが付着している。この残留トナーは、ベルトクリーニング装置21によって中間転写ベルト16から除去される。中間転写ベルト16から除去されたトナーは、図示しない廃トナー搬送手段によって、廃トナー収容器10の入口部へと搬送され、廃トナー収容器10内に回収される。
以下、図2〜図4を参照して、上記廃トナー収容器10の構成について詳しく説明する。 なお、図2〜図4において、同一の符号は同一の部材を示している。
図2に示すように、廃トナー収容器10は、その寸法比がX方向とY方向(水平方向)に大きく、Z方向(鉛直方向)に小さく設定され、全体として扁平状に形成されている。廃トナー収容器10は、上ケース51と下ケース52とから成る容器本体50を有する。上ケース51には、廃トナーを内部に導入するための入口部53が設けてあり、入口部53には上記ベルトクリーニング装置21から伸びた図示しない廃トナー移送ホースが接続されている。また、廃トナー収容器10は、廃トナー満杯検知ユニット54を備えている。
図3に示すように、下ケース52には、トナー搬送手段55が収容されている。トナー搬送手段55は、矢印Eで示す方向に略往復運動を行う板状の攪拌部材56(以下、攪拌板という。)と、回転軸57と、回転軸57の一端に付設されると共に図示しない駆動源に接続された駆動ギア58と、回転軸57に付設されると共に攪拌板56のカム受け部59
に対して摺動可能なカム部材60を有している。
回転軸57は、上ケース51に一体に形成されたコ字状の上支持部材200aと、下ケース52に一体に形成された下支持部材200bによって支持され、回転軸57の軸線直交方向の位置ずれを防止している。
攪拌板56は、合成樹脂で一体に形成されており、縦・横に設けたリブにより矩形状に区画された複数の搬送部61a,61b,61c・・・61gを有している。各搬送部61は、攪拌板56の移動方向(矢印Eで示す方向)に対して傾斜した複数の移送力付与部材610を有する。
各移送力付与部材610は、略等間隔で同じ傾斜角度で斜行状に配置され、各移送力付与部材610相互間はスリットが形成されている。また、移送力付与部材610を搬送部61ごとに異なる向きに傾斜して配置してもよい。
また、上記移送力付与部材610同士の間隔を変更することでトナー搬送能力を調整可能である。例えば、移送力付与部材610同士の間隔を大きくすると、移送力付与部材610の設置数が減少するので、搬送するトナーの量が減少する。
図4に示すように、回転軸57が矢印Fの方向に回転すると、攪拌板56はまず矢印Aで示すように略水平方向に図の右側へ前進し、続いて矢印Bで示すように、若干前進しながら斜め上に移動する。続いて矢印Cで示すように上方に浮き上がるように図の左側へ後退し、続いて矢印Dで示すように若干前進しながら下降する。
攪拌板56が、下ケース52の底面に沿って矢印Aで示す方向に移動することにより、搬送部61がトナーを押し動かすことができる。また、攪拌板56が、下ケース52の底面から矢印B,Cで示す方向に浮き上がることにより、搬送部61は押し動かしたトナーを戻さずに移動することができる。攪拌板56がこのようなA→B→C→Dの循環運動(往復運動)を繰り返すことで、入口部53から導入されたトナーが攪拌されると共に、図3の太矢印で示す方向に搬送されるようになっている。
図5に、本発明の第1実施形態であって上記画像形成装置の概略構成を示す。
図5において、符号10は上記廃トナー収容器であり、符号30は上記給紙カセットである。廃トナー収容器10の容器本体50の内部底面62は、その一部が上下方向に移動(可動)する可動底部63として構成されている。可動底部63は、それ以外の容器本体50の内部底面64(以下、これを「固定底部64」という)と分離されており、可動底部63は固定底部64と同じ高さの位置とそれより上方の位置との間で移動するようになっている。なお、画像形成装置には、可動底部63を固定底部64と同じ高さの位置で支持するための支持機構(図示省略)が設けてある。
また、可動底部63と固定底部64との間には、可撓性のシート又はフィルム等から成る仕切部材67が配設されている。すなわち、この仕切部材67によって、可動底部63と固定底部64との間が閉塞されている。可動底部63と固定底部64とを繋ぐ仕切部材67の長さは、仕切部材67によって可動底部63の移動を妨げないように、余裕を持った長さに設定されている。また、仕切部材67を、可撓性を有すると共に、伸縮性も有する部材によって構成してもよい。
上記可動底部63は、容器本体50の入口部53近傍に配設されている。詳しくは、入口部53を形成する内面側の開口部65の直下に、可動底部63が配設してある。可動底部63の下面には可動底部63を可動させるための操作部66が配設されている。操作部66は略半円形の突起部から成り、この突起部は容器本体50の外部に露出して配設されている。
一方、給紙カセット30には、上方に突出した当接部材68が配設されている。この当接部材68は、給紙カセット30に収容された用紙Pと干渉しない位置に配設されている。さらに、当接部材68の高さは、給紙カセット30を水平方向に往復移動させた際、当接部材68が上記操作部66に当接するような高さに設定されている。なお、図5に示すように、給紙カセット30を画像形成装置本体に装着した状態では、当接部材68は操作部66に当接していない。
また、当接部材68が操作部66に当接した際、当接部材68が操作部66に対して摺動しやすいように、互いに摺接する当接部材68の上部摺動面68aと操作部66の下部摺動面66aは、それぞれ略円弧面状に形成されている。ただし、当接部材68が操作部66に対して摺動しやすければ、当接部材68の上部摺動面68aと操作部の下部摺動面66aは、略円弧面以外の曲面によって構成されていてもよい。
図6に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す。
図6に示す第2実施形態の画像形成装置は、図5に示す第1実施形態の画像形成装置と比較して、当接部材68の配設位置が異なる。具体的には、図6に示すように、給紙カセット30を画像形成装置内へ押し込み、給紙カセット30を画像形成装置本体の所定位置に配設した状態で、当接部材68は可動底部63の直下に配設されている。この状態で、当接部材68は操作部66に当接しており、これにより可動底部63は当接部材68によって押し上げられた状態で支持されている。
図7に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す。
図7に示す第3実施形態の画像形成装置は、図5に示す第1実施形態の画像形成装置と異なり、給紙カセット30に複数の当接部材68が配設されている。図7に示す実施形態では、当接部材68の配設数は3個であるが、当接部材68の配設数はこれに限定されない。また、各当接部材68は同じ形状に構成されているが、各当接部材68を互いに異なる形状に構成しても構わない。
図8に、参考例の画像形成装置の概略構成を示す。
図8に示す参考例の画像形成装置は、図5に示す第1実施形態の画像形成装置と比較して、可動底部63の可動の仕方が異なる。図8に示すように、可動底部63は、支点69を中心として上下方向に揺動可能に構成されている。さらに、可動底部63が上方へ揺動した際、可動底部63の内面が可動底部63に対して容器本体50の遠い端部へ臨むように構成されている。
また、図示省略するが、図10に示すような可動底部63を揺動させるように構成した実施形態において、図6に示すように、給紙カセット30を画像形成装置本体の所定位置に配設(収容)した状態で、当接部材68を操作部66に当接させておくことも可能である。さらに、図10に示す可動底部63を揺動させるように構成した実施形態において、図7に示すように当接部材68を複数備えることも可能である。
なお、図5から図8において、同一の符号は同一の部材を示している。また、本発明の第2実施形態、3実施形態及び参考例において、上記説明した構成以外は、本発明の第1実施形態の構成と同様であるので説明を省略する。
図5において説明した本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の作用ついて説明する。
上記本発明の画像形成装置の基本動作の説明で述べたように、ベルトクリーニング装置21によって中間転写ベルト16から除去されたトナーは、廃トナー収容器10の入口部53から容器本体50内に回収される。図9(A)において、符号Tは、入口部53から導入されたトナーである。容器本体50内に導入されたトナーTは、入口部53の近傍(直下)の内部底面に堆積しやすい。従って、トナーが容器本体50へ導入され続けると、入口部53の近傍(直下)に配設された可動底部63にトナーTが山のように堆積する。
この状態で、ユーザー等が用紙を給紙カセット30に補給するために給紙カセットを引き出すと、図9(B)に示すように、給紙カセット30に設けた当接部材68が、可動底部63の下面に設けた操作部66に当接する。そして、給紙カセット30の移動に伴って、当接部材68の上部摺動面68aが操作部66の下部摺動面66aに摺接しつつ、当接部材68が可動底部63を上方へ押し上げる。このとき、可動底部63上に堆積していたトナーTの山が崩れ、トナーTが可動底部63の周囲へ移動させられる。また、可動底部63が押し上げられた際、可動底部63と固定底部64との間を仕切部材67が閉塞しているため、トナーTが容器本体50の外部に漏洩することはない。
そして、図9(C)に示すように、給紙カセット30の移動に伴って、当接部材68が操作部66の下方を通過すると、当接部材68の操作部66への当接が解除されて可動底部63が自重により下方へ移動する。
その後、ユーザー等が用紙を給紙カセット30に補給してから、給紙カセット30を押し込んだ場合も、上記と同様に、当接部材68は操作部66に当接して可動底部63を押し上げ、当接部材68が通過後、可動底部63は自重によって下方へ移動する。なお、可動底部63が下方へ移動した際、このときの衝撃によって、可動底部63上のトナーTの山を崩すことも可能である。
また、図6に示す本発明の第2実施形態に係る画像形成装置は、給紙カセット30を画像形成装置本体の所定位置に配設(収容)した状態で、当接部材68が操作部66に当接しており、当接部材68によって可動底部63が押し上げられた状態で支持されている。この場合も、上記と同様に、可動底部63が押し上げられた状態で、可動底部63と固定底部64との間を仕切部材67が閉塞しているため、トナーTが容器本体50の外部に漏洩することはない。そして、ユーザー等が用紙を補給するために給紙カセット30を引き出すと、当接部材68の操作部66への当接が解除されて可動底部63が自重により下方へ移動する。そして、ユーザー等が用紙を給紙カセット30に補給してから、給紙カセット30を押し込むと、当接部材68が操作部66に当接して、当接部材68の上部摺動面68aが操作部66の下部摺動面66aに摺接しつつ、当接部材68によって可動底部63が押し上げられる。このとき、可動底部63の上に堆積していたトナーの山が崩れ、トナーが可動底部63の周囲へ移動させられる。なお、給紙カセット30の引き出し時において、可動底部63が下方へ移動する際、このときの衝撃によって、可動底部63上のトナーTの山を崩すことも可能である。
図5に示す第1実施形態では、図9において説明したように、給紙カセット30を引き出す際と、給紙カセット30を押し込む際の両方の移動途中において、当接部材68が操作部66に当接するように構成されている。これに対し、図6に示す第2実施形態は、給紙カセット30の引き出し動作において当接部材68当接を解除し、給紙カセット30の押し込み動作において、当接部材68を操作部66に当接させるようにしている。また、反対に、給紙カセット30を引き出しを完了した状態で、当接部材68が操作部66に当接し、その後、給紙カセット30を押し込むことによって、当接部材68の当接が解除されるように構成することも可能である(図示省略)。すなわち、給紙カセット30の押し込み動作及び引き出し動作の少なくとも一方において、当接部材68が操作部66に当接するように構成すればよい。
図7に示す本発明の第3実施形態に係る画像形成装置は、ユーザー等が用紙を補給するために給紙カセットを引き出すと、複数の当接部材68が操作部66に順次当接する。これにより、可動底部63は複数回上下動し、可動底部63の上に堆積していたトナーの山が崩れ、トナーが可動底部63の周囲へ移動させられる。なお、当接部材68が操作部66に当接した際の動作の詳細については、第1実施形態の動作と同様である。また、ユーザー等が用紙を給紙カセット30に補給した後、給紙カセット30を押し込む際、再度、可動底部63は複数回上下動する。このとき、可動底部63の上に堆積していたトナーの山を崩すことも可能である。なお、この第3実施形態においても、可動底部63が押し上げられた際、可動底部63と固定底部64との間を仕切部材67が閉塞しているため、トナーTが容器本体50の外部に漏洩することはない。
図8において説明した参考例の画像形成装置の作用ついて説明する。
図10に示すように、ユーザー等が用紙を補給するために給紙カセットを引き出すと、当接部材68が操作部66に当接する。そして、給紙カセット30の移動に伴って、当接部材68の上部摺動面68aが操作部66の下部摺動面66aに摺接しつつ、当接部材68が可動底部63を押し上げる。このとき、可動底部63は支軸69を中心に上方に動揺し、可動底部63上に滞積されたトナーTの山が移動させられる。この参考例では、可動底部63が上方へ揺動した際、可動底部63の内面が可動底部63に対して容器本体50の遠い端部へ臨むように構成されているので、トナーTの山は容器本体50の遠い端部側へ移動させられる。また、可動底部63が押し上げられた際、可動底部63と固定底部64との間に配設した仕切部材67によって、トナーTの外部への漏洩は防止される。
そして、給紙カセット30の移動に伴って、当接部材68が操作部66の下方を通過すると、当接部材68の操作部66への当接が解除されて可動底部63が自重により下方へ揺動する。その後、ユーザー等が用紙を給紙カセット30に補給してから、給紙カセット30を押し込むと、上記と同様に、当接部材68は操作部66に当接して可動底部63を上方へ揺動させ、当接部材68が通過後、可動底部63は自重によって下方へ揺動する。なお、可動底部63が下方へ揺動する際、このときの衝撃によって、可動底部63上のトナーTの山を崩すことも可能である。
以上のように、本発明の画像形成装置は、ユーザー等による給紙カセット30の移動に伴って、可動底部63を可動させることにより、入口部53の近傍(直下)に堆積したトナーを周囲に移動させることができる。これにより、特にトナーが堆積しやすい入口部53の近傍(直下)におけるトナーの堆積を効果的に抑制し、トナー詰まりの発生を抑制することが可能となる。また、本発明の構成は、従来のように廃トナー収容器10全体を可動させる構成とはなっていない。従って、画像形成装置内に、廃トナー収容器10全体を可動させるための余剰空間を設ける必要がないので、装置の小型化を実現できる。しかも、ユーザー等による給紙カセット30の出し入れの動作に伴って、可動底部63を可動させる構成となっているので、可動底部63を駆動させる駆動装置を設ける必要がなく、さらなる装置の小型化、及び低コスト化を実現可能である。
また、図7において説明した本発明の第3実施形態に示す如く、当接部材68を複数備えることにより、一回の給紙カセット30の引き出し動作又は押し込み動作によって、可動底部63を複数回可動させることができる。これにより、可動底部63上に堆積したトナーの移動をより確実に行うことができる。
また、図8において説明した参考例に示す如く、可動底部63を揺動させることによっても、可動底部63上に堆積したトナーの移動をより確実に行うことが可能である。さらに、可動底部63を揺動させることによって、トナーTを余裕スペースのある容器本体50の遠い端部側へ移動させるようにすれば、トナーを廃トナー収容器10内に効果的に収容することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上記当接部材68は、画像形成装置に対して移動可能な(あるいは着脱可能な)移動部材であれば、給紙カセット30以外の移動部材に設けることも可能である
本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示す概略断面図である。 前記画像形成装置に用いられた廃トナー収容器の斜視図である。 前記廃トナー収容器の上ケースの一部を破断して内部を露出させた状態を示す斜視図である。 前記廃トナー収容器の断面側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 参考例の画像形成装置の概略構成図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための図である。 参考例の画像形成装置の動作を説明するための図である。
10 廃トナー収容器
50 容器本体
53 入口部
62 内部底面
63 可動底部
64 固定底部
66 操作部
67 仕切部材
68 当接部材

Claims (3)

  1. 廃トナー導入用の入口部が形成された容器本体を有する廃トナー収容器であって、
    前記入口部近傍において、前記容器本体の内部底面の一部を構成すると共に可動するように構成された可動底部と、前記可動底部を可動させるために前記可動底部の下部に前記容器本体の外部へ露出して配設された操作部を備え
    前記可動底部は、それ以外の前記容器本体の内部底面で構成された固定底部と分離され、
    前記可動底部と前記固定底部底面との間に、可撓性の仕切部材を配設し、
    前記可動底部は、前記操作部の操作によって、前記固定底部に対してそれと同じ高さの位置から上方へ移動すると共に、前記操作部の操作が行われない場合は、自重によって上方から下方へ移動可能に構成されたことを特徴とする廃トナー収容器。
  2. 前記仕切部材の前記可動底部と前記固定底部との間での長さを、前記可動底部の移動を妨げない長さに設定した請求項1に記載の廃トナー収容器。
  3. 前記仕切部材を、伸縮性を有する部材で構成した請求項1又は2に記載の廃トナー収容器。
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