JP4584955B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、インクジェットヘッド記録のごとく、色材を含有した液滴を画像信号に応じて噴射して、画像を形成する装置であって、特に転写体を用いて画像を形成する際の該画像を記録体に転写及び分離する画像形成装置に関するものである。
近年のインクジェットプリンタの性能向上に伴い、インクジェットプリンタは従来の少部数記録の用途ばかりでなく、事務用途や生産機械組み込み等の大量記録の機器としても用いられるようになってきている。斯かる用途の拡大に伴い、上質紙のごとき普通紙に滲みの少ない記録を施したいという要望が強くなってきた。勿論、以前よりインクジェットプリンタにおいて普通紙にインクを使って滲みのない画像を作ることは重要な技術課題とされているのであるが、近年はその要求が尚一層強いものとなってきている。斯かる課題解決のため、既にさまざまな発明が提案されてきている。中でも、転写体を介して記録体である普通紙に画像を転写する技術が有力視され、精力的に開発が進められている。例えば、特開平6−293178号公報、特開平7−89067号公報に記載されている発明は、インクである液滴の画像を、一旦転写体上に形成し、その後加熱等による相変化でインクである液滴が程よい粘度になった時点で記録紙に転写することで、普通紙上での画像滲み等を解決するようにしたものである。しかしながら、上記特開平6−293178号公報、特開平7−89067号公報に記載されている発明は、転写体に予め界面活性剤を付着してぬれ性を上げるようにしたものであり、加熱等で程よい粘度になるまでにはかなりの時間を要し、その間に、転写体上で画像滲みが生じてしまう。特に、ベタ画像の場合に滲みが大きく、例えば、ラインプリンタ等により高速化しようとしても、この滲みの点で高速化には限界があった。
一方、上記特開平6−293178号公報、特開平7−89067号に記録された発明の欠点の解決をねらった発明が、本出願人により特願平9−359208号として既に提案されている。この内容は、転写体上に吸水性の材料である粉体を付着しておき、インクである液滴が、前記粉体を短時間に吸収して増加した粘度を利用して普通紙に転写することで画像滲みを防止する技術である。この発明により、普通紙上に滲みの少ない鮮明な画像が即時に得られるようになった。特に、斯かる技術は、増粘したインクである液滴を完全に記録体に転写できるものとすれば、転写体のクリーニングが必要でなくなり、機構の簡素化や転写体の劣化の防止が図れ好都合である。しかしながら、上記転写後の画像を更に精緻に観察したところ、良好と思われた画像にも部分的に画像不良が発生している個所があることが新たに判明した。つまり、転写後の画像に部分的に抜けが生じる現象が確認され、増粘が不十分と見うけられる部位が存在することが明らかになった。斯かる問題、即ち、液滴の粘度をどのように取り扱えば記録体である紙への良好な転写を担保でき、上記不都合を解決するのかに関しては、特願平9−359208号公報においても明確な開示がない。加えて、特願平9−359208号公報と同様に転写体を使用している特開平6−126945号公報や特開平7−82516号公報などに示された発明においても、このようなインクと紙の繊維との絡み合いを改善するような技術は全く開示されていない。この点が解決されないと、増粘した液滴が紙の繊維に十分絡まなかったような場合、部分的に転写ムラを主体とする転写不良がおきてしまうという問題がある。又、上記液滴の増粘自体の問題に加えて、転写の際、紙と転写体の密着性が不十分な場合、上記の増粘が不十分な場合と同様に転写ムラ等の転写不良が発生するという問題がある。しかし、前出の特願平9−359208号公報には、転写後に記録体が転写体から分離される技術に関しては十分な開示がなされていない。特願平9−359208号公報と同様に、転写体を使用している登録特許2743151号、特開平6−126945号公報、特開平7−82516号公報などに開示されている発明にも、転写については説明されているものの、記録体の分離の信頼性については何ら言及されておらず、総じて技術開示はなされていない。適切な分離が行われないと、転写が不十分な場合と同様、画質に与える影響が大きいという問題がある。
特開平6−126945号公報 特開平6−293178号公報 特開平7−082516号公報 特開平7−089067号公報 特願平9−359208号公報 登録特許2743151号
本発明は、従来技術が持つ問題点の解決を図ることを目的とする。即ち、上記問題を解決するため、記録体である記録紙と転写体との転写時の密着性を十分に確保し、増粘したインクが紙の繊維に充分に浸透して部分的な転写ムラ等の転写不良の発生を防止し、かつ画像の定着性を改善することを目的とする。更に、本発明は、前記従来技術では明らかにされていない転写体と記録体との分離技術に関し、転写体の一部に曲率を設けることにより記録体の分離をよりスムーズに実現するとともに、分離前に記録体を転写体に加圧して転写することができる装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明は、液滴と接触することで該液滴を増粘させる材料を転写ベルト上に付着させる材料形成手段と、画像信号に応じて前記材料上に色材を含有する液滴を接触させ、増粘した該液滴による画像を形成する画像形成手段と、該増粘した液滴を記録体に転写する転写手段と、記録体を前記転写ベルトより分離する分離手段とを有する画像形成装置において、前記分離手段へ記録体が移動する方向の上流部に前記転写手段が備えられ、該転写手段に加圧部が設けられ、前記分離手段が第1の支持体を、前記転写手段が第2の支持体をそれぞれ備えると共に前記各支持体が一体形成されていて、 前記一体形成された支持体が1つの平面を備え、該1つの平面部位が前記転写ベルトに当接することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記一体形成された支持体が前記平面の下流に、記録体を前記転写ベルトより分離する、前記平面に対し直角形状部を有することを特徴とする。
請求項1に記載した本発明は、液滴と接触することで該液滴を増粘させる材料を転写ベルト上に付着させる材料形成手段と、画像信号に応じて前記材料上に色材を含有する液滴を接触させ、増粘した該液滴による画像を形成する画像形成手段と、該増粘した液滴を記録体に転写する転写手段と、記録体を前記転写ベルトより分離する分離手段とを有する画像形成装置において、前記分離手段へ記録体が移動する方向の上流部に前記転写手段が備えられ、該転写手段に加圧部が設けられていることとするので、記録体を確実に転写体から分離させることができる画像形成装置を提供することができた。尚、この場合に用いられる、中間転写体、転写ローラの材料としてはフッ素樹脂、シリコンコートゴム材料など離型性の良いものが適する。
分離手段へ記録体が移動してくる上流には転写部が備えられ、転写部に加圧部が設けられていることとするので、転写性と分離性を十分維持することができる画像形成装置を提供することができた。
また、請求項1に記載した発明は、前記分離手段に設けられた支持体と前記転写手段に設けられた支持体とは一体形成されていることとするので、分離を行う分離部より、記録体が移動する方向の上流に加圧部として転写ローラを設けて、加圧部の支持体と分離部の支持体を同一の支持体で行うことにより転写性と分離性を十分維持することができる。よって、装置を簡潔にかつ小スペースで構成することができる。ここで、分離を行う支持体の形状は、板状、ローラ、半円状、楕円状等さまざまなものが用いることができる画像形成装置を提供することができた。
また、請求項1に記載した発明は、請求項3記載の画像形成装置において、一体形成された前記支持体が1つの平面を備え、該1つの平面部位が転写ベルトに当接することとするので、単純な構成で転写が確実に行われる画像形成装置を提供することができた。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置の全体説明図であり、該画像形成装置は、材料形成装置であるところの粉体塗布装置10、転写体装置20、記録装置30、給紙装置40、転写装置50、排紙装置60及び粉体除去装置70で構成されている。斯かる画像形成装置において、先ず、記録開始信号を受けると、材料形成装置である粉体塗布装置10により転写体装置20の転写体である中間転写ベルト21に粉体11(以下セット剤と称する)が塗布される。より具体的には、セット剤塗布装置10を構成するところの図示しない駆動モータの駆動力が補給攪拌ローラ13と塗布ローラ15に伝えられることにより、補給攪拌ローラ13と塗布ローラ15が図1上矢印α及びβ方向に回転する。補給攪拌ローラ13と塗布ローラ15は接触しており、補給攪拌ローラ13からセット剤11が塗布ローラ15に転移し、塗布ローラ15にセット剤11が均一に付着することになる。セット剤塗布装置10の動作と並行して転写体装置20も動作し、セット剤塗布装置10の塗布ローラ15と中間転写ベルト21が接触することで、セット剤11が中間転写ベルト21上に塗布される。尚、セット剤11はアクリル酸樹脂、アクリル酸/メタクリル酸共重合樹脂、メタクリル酸樹脂、澱粉などの吸水性を示す粉体で、0.5〜20μm程度の粒径である。又、中間転写ベルト21としては、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴムなどの、セット剤11である粉体を表面に付着し易い材料を使用し、中間転写ベルト21上に薄層のセット剤11の層を形成する。尚、前記中間転写ベルト21は、支持ローラ22、23、24により支持され、図上γの矢印方向に回転するものとする。中間転写ベルト21にセット剤11が塗布され、インクジェット記録装置30の位置にまで材料である粉体11が塗布された部位が移動すると、記録動作が開始され、記録装置30より噴射される液滴31により、中間転写ベルト21のセット剤11上に画像が記録される。液滴31である水性のインクは、中間転写ベルト21上に薄層形成されている吸水性のセット剤11である粉体を吸収し、後述する適度の粘性を持ったゲル状物質12(図2、図3(B)参照)になる。記録が行われている最中又は終了後に給紙装置40から記録体42である記録紙が送り出され、転写装置50の転写ローラ51、支持ローラ23により中間転写ベルト21上の画像が記録体42に転写される。つまり、中間転写ベルト21上で画像の形状に形成されたゲル状物質12は、転写装置50、即ち中間転写ベルトの支持ローラの一つである23と転写ローラ51により記録体42を介して挟まれ、記録体42と加圧接触されることにより記録体42へそっくり転移し、その後排紙装置60により排紙、ストックされる。
中間転写ベルト21はシリコンまたはフッ素系の弾性体であるので、ゲル状物質12に対しては離型性が良く、ゲル状物質12は中間転写ベルト21にはほとんど残留することはない。中間転写ベルト21の塗布部分のうち記録体42に転写した後の画像部分は、離型層が露出しているが、作像に使われなかった部位にはセット剤11の薄層がそのまま残っている。次の記録のために、中間転写ベルト21上にセット剤11の薄層を再生する必要があるが、中間転写ベルト21の表面特性は短時間の間に大きく変化することはないので、残留しているセット剤11を中間転写ベルト21に載せたままセット剤塗布装置10で再塗布するだけで十分再生は可能である。しかしながら、装置が使用されない状態が長く続いたような場合は、中間転写ベルト21上のセット剤11が空気中の湿度を吸い粘度が上昇していることも考えられる。そのようなセット剤11をそのまま作像に使用することは画像形成上好ましくないので、使用前に粘度が上昇したセット剤11のみを中間転写ベルト21から取り除く必要がある。このような場合を想定してセット剤除去装置70であるクリーニング装置が配置してある。クリーニング手段のクリーニングローラ71は、金属表面または樹脂コートのような平滑性があって離型性はそれほど高くない材料を使用しており、前述した粘度が上昇したセット剤11を中間転写ベルト21から付着除去する。除去されたセット剤11はスクレーパー72でクリーニングローラ71表面から回収される。劣化したセット剤11が取り除かれた中間転写ベルト21は、セット剤塗布装置10でセット剤11が塗布され、薄層が全面に再生されることで再び使用可能となる。以上で装置の概略構成及び動作を説明したが、次に、図2に基づき本発明の詳細内容を説明する。図2は、本発明に係る画像粘度設定方法及び装置を説明するために、該当する部位を図1とは形を変えて詳細に表した模式図である。図2においては、図1と同様の機能を有する構成には図1と同じ符号が付され、動作も略同様である。
図3(A)において、画像情報に応じて色材を含有した液滴31が中間転写ベルト21に到達する前に、予め中間転写ベルト21上には液滴31に対して溶解性または膨潤性を示し、この液滴31の粘度を上昇させる粉体であるセット剤11が塗布されている。ついで、画像信号に応じて噴射された液滴31は、中間転写体ベルト21に到達し、直ちに液滴がセット剤11を溶解または膨潤してゲル状物質12となる。液滴31の粘度は、水分と反応したセット剤11の分子との絡み合いや、表面からの水分の蒸発によって上昇する。このとき図3(B)に示すように、液滴31は中間転写ベルト21の表面に広がるが、この広がりは液滴31とセット剤11との親和性、液滴と基体との親和性によって左右される。そして液滴の粘度上昇とともに広がりはとまる。この様子が図3(C)に示されている。粘度が高くなり、ゲル状物質12になった液滴31に、記録体42を圧接させて応力を加えることで流動化させ、図3(D)に示すように、画像を紙である記録体42に転写する。このとき、液滴の量に対して予め塗布されているセット剤11の量が少ないと、転写時に液滴が分離し、図3(E1)に示すように結果的に液滴の一部が転写残りとして中間転写ベルト21に残ってしまう。これは、液滴内部のセット剤11の密度が小さく、分子の絡み合い等による液滴の凝集力が不十分であり、液滴が分離してしまうためだと考えられる。一方、液滴の量に対して予め塗布されているセット剤11の量が多すぎると、部分的に全く転写しない転写むらが発生し、図3(E2)に示すように結果的にぼそつきが発生してしまう。これは、記録体42と液滴との接触性が悪くなり、両者間の付着力が充分に働かなくなるためであると考えられる。しかし、異なる種類のセット剤11に対しては、セット剤11と液滴の量との割合が同じでも、良好な転写が得られない場合がある。本発明者は、良好な転写性を安定的に実現し、良好な画像を得るためには、セット剤11と液滴31が接触した後、転写前のゲル状の画像の粘度を最適化することが重要であることを見いだした。
以下に本発明に係る実験例について説明する。図4は、2種類のセット剤11(樹脂A、樹脂Bとして表す)について、セット剤11の液滴に対する割合を変えた試料を作り、そのときの粘度と転写性を評価した結果を示すグラフである。図4の横軸は液滴31に対するセット剤11の重量%であり、縦軸は粘度である。転写性評価結果はプロットで示され、(○)が転写性良、(×)が転写性不良である。液滴31に対するセット剤11の重量%が、bに示す位置のときのデータを見ると、樹脂Aでは転写性が良であるのに対して、樹脂Bでは不良であり、液滴31に対するセット剤の重量%では、転写性が決定されないことがわかる。一方、粘度と転写性について見てみると、図4に示す粘度範囲aの部分で良好な転写が可能であることがわかる。粘度範囲a以下の粘度では、液滴31とセット剤11とが、記録体42に一体となって移動せず、転写残が生じてしまう。また、a以上の粘度では、記録体42への粘着力が十分に作用せず、転写しない部分が生じる。実験の結果、液滴の適正な粘度範囲は、記録体42の材質、表面性にもよるが、セット剤11に接触して増粘した時点で10,000cps〜200,000cpsであり、特に50,000から100,000cpsの範囲が最も適していることが明らかになった。10,000cpsより粘度が低い場合、液滴31とセット剤11とが一体となって記録体42に移動せずに転写残が生じ、一方200,000cps以上の粘度では記録体42への粘着力が十分に作用せず、転写しない部分が生じた。又、記録体42が紙のように吸水性が高い場合、比較的低粘度であっても転写が可能であり、金属のように吸水性がない場合は比較的高粘度の方が転写性が良いことが明らかになった。図4に示す樹脂Aのような性質を示す樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリNビニルアセトアミドが挙げられ、樹脂Bとしてはポリアクリルアミド等が挙げられる。ポリアクリル酸を本プロセスのセット剤11として使用した場合、液滴に対するセット剤重量%の広い範囲で適正粘度範囲が得られ、特にセット剤量、インク良の変動に対し安定な画像が得られることが明らかになった。
次に、図5に基づき、上述したような適正粘度範囲を得るためのセット剤塗布装置10の具体的な実施例について説明する。尚、図1に示した構成と同一のものに関しては同一の番号を援用することとする。図5(A)は転写前の中間転写ベルト21の状態を、図5(B)は転写後の記録体42である記録紙の状態を、図5(C)は転写後の中間転写ベルト21の状態を夫々示してある。更に、図5(A)には中間転写ベルト21上に画像の形態で記録されたインクの液滴が31a、31bで示されている。cがインクの液滴31が中間転写ベルト21に付着したときの液滴径、dがセット剤11の塗布間隔を示す。インクの液滴31aは、中間転写ベルト21表面に記録された際、接触した部位がちょうどセット剤11の塗布間隔dが広い部位であったため、液滴31aはセット剤11と接触することができず増粘が行われていない。一方インクの液滴31bは、中間転写ベルト21に接触した部位にセット剤11が存在していたため、セット剤11と接触することができ、増粘している。斯かる状態のインクの液滴画像31a、31bを記録体42に転写したときの様子が図5(B)に示されている。記録体を42、インクの液滴31aが記録体42に転写された画像を32a(図上黒塗部で示す)、インクの液滴31bが転写された画像を32b(同様に図上黒塗部で示す)とする。インクの液滴31aが転写された画像32aは、増粘が行われていないため、記録体42である紙との接触で紙に吸い込まれてしまい、滲みと裏抜けが生じてしまっている。これに対し、インクの液滴31bが転写された画像32bは増粘されているため、記録体42の表面に付着しており、滲み、裏抜けが生じず良好な画像が得られた。中間転写ベルト21の表面は、増粘していない液体に対しても離型性が良いため、増粘していない場合でも転写は可能であるが、増粘していない結果、図5(B)に示すように滲みが発生してしまった。従来の転写残を評価する方法では、画像中の微小な部分でこのような滲み転写が生じた場合であっても特に問題点として顕在化してこなかった。しかし昨今、より高品質の画像が求められることに伴い、今回、転写画像の微小な部分を観察した結果、上述のような部分滲みが明らかになり、その解決策が求められている。本発明は図5(A)の液滴31aのような、セット剤11と接触せず増粘しないインクの液滴の発生を防ぐために、液滴径cと粉体の付着間隔dの大小関係をc>dとするところに特徴がある。中間転写ベルト21の表面は液滴に対しても離型性を持つため、記録体42に転写されると画像32aのように滲み、記録体42の裏側に液滴がしみてしまう、いわゆる裏抜けが生じてしまっている。インクの液滴31bは中間転写ベルト21上でセット剤11としっかり接触し増粘された上で転写されるため、記録体42に転写しても画像32bのような状態で付着し、滲み裏抜けが生じない。画像全体において、滲み、裏抜けが生じないような状態を作るには、中間転写ベルト上の塗布された粉体の間隔dが液滴が転写体21に接触したときの液滴cよりも小さいことが必須である。中間転写ベルト21上に、液滴31と接触することで増粘する材料であるセット剤11を付着させ、該セット剤11に液滴31を接触させ増粘した画像32a、32bを形成し、該画像を記録体42に転写し画像を得る画像形成技術において、該中間転写ベルト21上のセット剤11の付着間隔dを、該液滴が中間転写ベルト21に接触するときの液滴の径cよりも小さくすることにより、画像全体において滲み、裏抜けのない記録を行うことができる。
次に、図5に示した技術を応用したセット剤塗布装置10の具体例を図6に示す。尚、図1に示した構成と同一の機能を果たす構成には同一の番号を付した。付着ローラ15はセット剤11の搬送のためのEPDMという材料の表面を荒らしたもので、図1で説明した付着ローラと同等の機能を果たすものである。又、13が補給ブラシであり、図1で説明した補給ローラと同等の機能を果たすものである。それぞれ図中矢印α、βの方向に回転するものとする。中間転写ベルト21は、シリコーンゴム製で、表面にセット剤11に対する粘着力を持ち、付着ローラ15上のセット剤11は、中間転写ベルト21の粘着力によって中間転写ベルト21上に付着される。均一化ローラ17は中間転写ベルト21に接触し、中間転写ベルト21と連れ廻りで回転するローラであり、該ローラ17が中間転写ベルト21上のセット剤11の付着間隔dを、該液滴が中間転写ベルト21に接触するときの液滴の径cよりも小さくする機能を果たしている。画像形成を行った結果、均一化ローラ17を使用しない場合では部分的に画像の滲みと裏抜けが見られ、均一化ローラ17を使用した場合では画像の滲みと裏抜けは見られなかった。更に同様の条件で、中間転写ベルト21上でのセット剤11の状態を顕微鏡観察したところ、均一化ローラ17を使用しない場合では、セット剤11の付着間隔が、最も広い部分では100μm以上あったのに対し、均一ローラ17を使用した場合は30μm程度であった。図7は材料形成手段19としての付着ローラ15の要部構成を示す拡大図であり、付着ローラ15の外周には周方向へ所定のピッチにて孔(凹所)19aが形成され、孔19a内に充填されたセット剤が凝集体18となって中間転写ベルト21上に塗布される。凝集体形成手段19は例えばウレタンスポンジから構成する。孔19aの径は例えば略20μmとする。
次に、本発明の転写装置に関する具体的実施例について説明する。まず、動作中に転写体である中間転写ベルト21上のセット剤11がどのように変化するかを図8に示した。図8(A)が転写体である中間転写ベルト21にセット剤11が一様に塗布された様子を示している。図8(B)がインクジェットヘッドにより中間転写ベルト21に塗布されたセット剤11の上に画像が書き込まれる様子を示した。液滴とセット剤11が作用することで画像部分が増粘してゲル状物質12になっている。図8(C)が前記ゲル状物質の画像が記録体42である紙に転写された後の中間転写ベルト21の様子である。画像部分は紙に転写して、中間転写ベルト21が露呈している。図8(D)が中間転写ベルト21の地肌が露呈した部位に再度セット剤11を塗布することでセット剤11の層が形成される様子が示されており、図8(E)はセット剤11が再塗布された中間転写ベルト21が示されている。図9は、前出の図8(C)に示した転写の工程を実現する転写装置50の具体例を示すもので、特に転写ニップの様子を示すものである。図9において、転写ニップは転写ローラ51と、記録体42、転写体である中間転写ベルト21を間に挟んだ支持ローラ23によって作られる。本実施例では転写ローラ51の硬度が支持ローラ23の硬度より大きい場合を示しており、転写ニップは上に凸の曲面になっている。このような場合は中間転写ベルト21側のニップの長さはニップAで示されるが、転写ローラ51側のニップの長さはニップBであり同一にならない。両者間のズレは一番強度の弱いゲル化したインク層によって吸収される。即ち、インク層が集中的に横方向の力を受けることになり紙繊維への絡み付きが促進される結果になる。つまり転写ニップの形状が平面でない場合は、インクが記録紙42に対してより密着し、転写ムラを起こし難くなる効果があることが理解できる。図9は厚みを極端に表現しているので、ずれ量は大きく見えるが、実際はローラの直径に比べて中間転写ベルト21や記録紙42の厚みが小さいので、ずれ量はほんの僅かである。したがって、紙繊維への絡み付き効果はあるが、画像品質に影響があるほどのズレではない。図10には転写ニップ面が曲面になる種々の実施例が示されている。図10(A)には、中間転写ベルト21の支持ローラ23と、記録体を支持する転写ローラ51の硬度を異ならしめた場合が示されている。図10(B)には支持ローラ23と、記録体を支持する転写ローラ51との径が異なる場合が示されている。図10(C)には支持ローラ23と、記録体を支持する転写ローラ51との弾性体の厚みが異なる場合が示されている。いずれの態様も転写ニップが曲面になるので、目的とする転写ムラの防止が達成できる。
更に、本発明の転写装置について図11に基づき説明する。転写体であるシリコーンゴムの中間転写ベルトを21、中間転写ベルト21を支持する支持ローラである金属ローラを23、加圧手段であるゴムローラを51、増粘した画像パターンを12、記録体である記録紙を42で示した。中間転写ベルト21上の画像パターン12が転写部50へと移動するタイミングに合わせて、図示しないレジストローラから供給された記録紙42は中間転写ベルト21に沿って移動する。図示のaの接触部内で増粘した画像12が中間転写ベルト21から記録紙42に転写されるので、a部での力の作用が重要になる。中間転写ベルト21と加圧手段であるゴムローラ51とが接触する部分が等速になるように回転した場合、a部内では両者は相対的に静止した状態が形成され、両者の接触による力のみが作用し、擦り付けるような力は発生しない。これに対し、中間転写ベルト21と加圧手段であるゴムローラ51の表面の移動速度が異なる場合には、中間転写ベルト21に沿って移動する記録紙42に対して、加圧手段51が擦り付ける力を作用させる。この力により、増粘した画像12は、記録紙42の繊維に押し込まれ、良好な転写が行えることになる。試しに、中間転写ベルト21と加圧手段であるゴムローラ51を両者が接触する表面が等速で移動するように回転させたところ、特に画像面積が大きなベタ部で部分的な転写不良が発生した。また、中間転写ベルト21の移動速度を100mm/sとし、加圧手段51を外径が20mmのゴムローラで構成し、回転数を100rpmと設定したところ、部分的な転写不良は発生せず良好な転写が可能であった。転写部50では、記録紙42は中間転写ベルト21に従動して移動し、加圧手段51は記録紙42の画像部12とは接触しない側を摺擦する。摺擦により、記録紙42と中間転写ベルト21の密着性は改善し、良好な転写が可能になるが、加圧手段51の表面の摩擦力が強すぎると、記録紙42の搬送に影響を与えることになってしまう。良好な転写、搬送が可能であった加圧手段51の構成は、表面の静止摩擦係数を小さくしたものであり、ETFE、FEP、PFA、などフッ素系の樹脂層を表面に、コートあるいはチューブによる被覆等により構成したゴムローラ、樹脂シートを表面に接着したブロック等を使用した場合が特に良好であった。
次に、他の実施例を図12に示す。中間転写ベルトを21、記録紙を42、加圧手段を51、中間転写ベルト21を支持する支持ローラである金属ローラを23で示す。加圧手段51の上にはシート54が付着してある。加圧手段51はEPDMのスポンジよりなっており、シート54は厚さ50μmのFEPシートである。加圧手段51は静止しているので、記録体42が滑らかに移動するためには、両者の接触面の摩擦係数は低い状態を作り出す必要がある。そこでシート54としては、フッソ系の樹脂を用いることとした。図12において、aの部分が接触部である。図12では加圧状態を示しているが、加圧手段51であるEPDMスポンジは直方体であり、中間転写ベルト21に対抗する部分は平面になっているため、加工が容易であり、さらに広いニップ幅が得られる。この結果、転写も良好におこなうことができた。加圧手段51としては、本実施例のEPDMのスポンジに限定されるものではなく、低硬度のゴム、ウレタンシリコーンなどの他の材質のスポンジ等を使用することでも同様の結果が得られる。シート54についても、他のフッ素系の樹脂フィルムを表層に接着したもの、フッ素系の層を表面にコーティングしたもの等でも良く、表面の摩擦係数が低いものほど好ましい。加速減速駆動を行った場合の速度の状態を図13に示す。横軸が時間t、縦軸が表面の線速度vである。実線で示したのが中間転写ベルト、破線で示したのが加圧手段の動きである。このような動作においても、どの速度の場合も相対的に同じ速度比で移動する設定が容易であることが理解できる。
次に、図1に示した画像形成装置の転写及び分離装置に本発明を適用した実施例を図14に基づき説明する。尚、以下の実施例においては、図1に示した部分と同一の機能を果たす部分に関しては、同一の番号を用いるものとする。図14(A)には転写装置50の中間転写ベルト21の支持ローラ23として楕円形状の支持体23aを設けた例が示されている。この例では、転写ローラ51が当接して転写が実行される曲率半径の大きな形状を有する転写部23a1と、記録体が中間転写体ベルト21から分離されるための曲率の小さい曲面で構成された分離部23a2の両者が同一の楕円形状の支持体23aに形成されている。図14(A)のように転写と分離が同一の支持体で行われる装置であって、固定された支持体23aを、転写部23a1では転写ローラ51との接触幅が広くなるようするとともに、分離部23a2において最小曲率を持たせることにより、転写及び分離を確実に行わせることにした。次に、図14(B)には転写ローラ51が当接することで画像が転写される転写部が平面形状を有し、記録体と中間転写体ベルト21とが分離される分離部が曲面を有する半円形状の支持体である第2実施例が示されている。図14(B)のように、転写と分離が同一の支持体23bで行われる装置において、支持体23bの転写部23b1として転写の効率を向上するために転写ローラ51との接触幅が広くなる平面形状を採用し、分離部23b2を直角状、鈍角状或いは円弧状等にすることにより、転写及び分離が確実に行われることが明らかになった。図14(C)には、転写ローラ51が当接することで画像が転写される転写部が平面形状を有し、記録体42と中間転写体ベルト21とが分離される分離部が鋭角形状をしている支持体である本発明の第3実施例が示されている。図14(C)のように、転写と分離が同一の支持体23cで行われる装置において、支持体23cの転写部23c1には転写の効率を向上するために転写ローラ51との接触幅が広くなる平面形状を採用し、分離部23c2を鋭角形状にすることにより、転写及び分離が確実に行われることを担保することができる。
つぎに、さらに転写性を向上するために転写ローラ51による加圧とは別に加圧部として機能する加圧ローラを配する例を図15に示す。図15(A)においても、分離の性能は図14(A)、(B)、(C)で示した曲率部を持たせる構成を採用することで維持されているものとする。この実施例では、転写と分離が同一の支持体23及び転写ローラ51で行われるのとは別に加圧ローラ80と支持体81とを設けて転写効率を向上している。更に、該加圧ローラ80を間歇的に送られる紙送り距離の整数倍以外の位置に配することとした。このようにすることにより、書き込みと転写を同時に行うプロセスを採用したような場合に転写むらが発生せず効果的であった。図15(A)においては、2個以上ある加圧部の一つまたはすべての支持体の形状を楕円、半円、多角形にすることもできる。加圧ローラ80で加圧される支持体81が固定されていて、その形状が分離部の曲率より大きいとき、加圧ローラ80の接触幅はひろくなるので転写性が向上し高画質が得られるとともに、記録体である紙の分離性は分離部により十分維持されることになる。セット剤11の付着、画像の書き込みの動作は同様として、図15(B)のように、転写と分離が同一の支持体で行われる装置において、転写ローラ51と加圧ローラ80を一つの支持体23dに対して設けると、単純な構成で転写性の良い画像が得られた。
図15(C)には分離部と加圧部の支持体が異なり、かつ加圧部の加圧される面の支持体形状が平面を有する場合が示されている。セット剤11の付着、画像の書き込みの動作は同様にして、図15(C)のように、転写と分離が異なる支持体で行われる装置において、転写側の支持体81が平面を有することによって転写性が向上する、一方分離部の支持体23には強度のある材質を選ぶことができ、装置の耐久性が向上することになる。セット剤11の付着、画像の書き込みの動作は同様にして、図16(A)、(B)のように分離部には加圧のための転写ローラを設けず、分離の機能のみを実行させるとともに、分離部の上流に転写ローラ80と支持体81よりなる転写部を配置することもできる。尚、(B)は、支持体81を半月形状にした例である。又、図16(C)のように、転写と分離が異なる支持体で行われる装置であって、転写が行われる加圧部の支持体81をローラで行うものにおいて、分離部の支持体23を曲率の小さいローラ径15mmのローラを使用することで分離性を維持し、加圧部ではローラ径が大きい、即ち曲率半径の大きい支持ローラ径40mmを使用することで加圧部の接触幅を大きくすることもできる。このように構成することで転写性は飛躍的に向上した。セット剤11の付着、画像の書き込みの動作は同様にして、図16(D)では転写と分離が異なる支持体で行われる装置において、加圧部を2個所以上設けた場合の転写と分離部について示している。ここでは、加圧ローラ80bによって加圧される中間転写ベルト21の支持体81bを設けており、又、分離部としてローラ状の支持体23が設けてある。さらに、分離部23と加圧ローラ80bの間に第2の加圧部として加圧ローラ80aとその支持体81aが設けてある。2つの加圧ローラの間隔は間歇動作による中間転写体の送りの整数倍にはならない位置に設けるものとする。支持体81a、81bには、ローラ径40mmの支持ローラを用いることができるため、ニップ幅を十分に確保することができ、転写性とともに画像品質は良好である。又、加圧部を上記のように設計して2個所以上に設けることにより、転写後の画質にムラがなく高品位の画像が得られることになる。図16(E)は、図16(D)と同様に分離前に複数の加圧部を設けた例であるが、図16(D)とは支持体81cが別異のものではなく同一の支持体になっている点で異なっている。このようにすることにより、装置自体を簡易なものとすることができる。なお、前記分離手段の曲率は1.25mm乃至15mmRの範囲が好ましい。また、前記分離部の曲率は1.25mm乃至7.5mmRの範囲が好ましい。
本発明が適用される画像形成装置の概略を説明する概略説明図である。 本発明が適用される画像形成装置の概略を更にわかりやすく説明するための概略模式図である。 (A)〜(E2)は画像記録方法の工程を説明するための説明図である。 2種類のセット剤について、液体に対するセット剤の割合を変えた試料における粘度と転写性とを評価した結果を示すグラフ図である。 材料塗布の疎密と液滴との関連を説明する説明図であり、(A)は転写前の中間転写ベルト21の状態を、(B)は転写後の記録体42である転写紙の状態を、(C)には転写後の中間転写ベルト21の状態を夫々説明する図である。 セット剤塗布装置の具体例を示す説明図である。 セット剤塗布装置に含まれる凝集体を付着するためのローラの詳細を説明する説明図である。 (A)〜(E)は画像記録装置の動作中に中間転写ベルト上のセット剤がどのように変化するかを説明する説明図である。 画像転写装置における転写ニップの様子を説明する説明図である。 (A)〜(C)は画像転写装置における転写ニップ面が曲面になる種々の実施例の態様を説明する説明図である。 画像転写装置の実施例を説明する説明図である。 画像転写装置の他の実施例を説明する説明図である。 中間転写ベルト支持体と転写体との間で速度差を設けた場合の状態を説明するグラフ図である。 (A)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第1実施例を説明するための説明図、(B)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第2実施例を説明するための説明図、(C)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第3実施例を説明するための説明図である。 (A)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第4実施例を説明するための説明図、(B)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第5実施例を説明するための説明図、(C)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第6実施例を説明するための説明図である。 (A)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第7実施例を説明するための説明図、(B)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第8実施例を説明するための説明図、(C)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第9実施例を説明するための説明図、(D)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第10実施例を説明するための説明図、(E)は図1に示した装置の転写及び分離装置に第11実施例を説明するための説明図である。
符号の説明
10 粉体塗布装置
11 粉体(セット剤)
12 ゲル状物質
13 補給ローラ
15 塗布ローラ
17 均一化ローラ
18 凝集体
19 凝集体形成部材
19a 孔
20 中間転写体装置
21 中間転写ベルト
22、23 支持ローラ
23a 支持体
23a1 転写部
23a2 分離部
23b 支持体
23b1 転写部
23b2 分離部
23c 支持体
23c1 転写部
23c2 分離部
23d 支持体
24 支持ローラ
30 記録装置
31 インク液滴
31a セット剤と接触していないインク液滴
31b セット剤と充分接触したインク液滴
32a セット剤と接触していないインク液滴による画像
32b セット剤と充分接触したインク液滴による画像
40 給紙装置
42 記録体
50 転写装置
51 加圧手段(転写ローラ)
54 シート
60 排紙装置
70 粉体除去装置
71 クリーニングローラ
72 スクレーパー
80 加圧ローラ
80a 加圧ローラ
80b 加圧ローラ
81 支持体
81a 支持体
81b 支持体

Claims (2)

  1. 液滴と接触することで該液滴を増粘させる材料を転写ベルト上に付着させる材料形成手段と、
    画像信号に応じて前記材料上に色材を含有する液滴を接触させ、増粘した該液滴による画像を形成する画像形成手段と、
    該増粘した液滴を記録体に転写する転写手段と、
    記録体を前記転写ベルトより分離する分離手段とを有する画像形成装置において、
    前記分離手段へ記録体が移動する方向の上流部に前記転写手段が備えられ、該転写手段に加圧部が設けられ
    前記分離手段が第1の支持体を、前記転写手段が第2の支持体をそれぞれ備えると共に前記各支持体が一体形成されていて、
    前記一体形成された支持体が1つの平面を備え、該1つの平面部位が前記転写ベルトに当接することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記一体形成された支持体が前記平面の下流に、記録体を前記転写ベルトより分離する、前記平面に対し直角形状部を有することを特徴とする画像形成装置。
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