JPH11188858A - 記録方法及び装置 - Google Patents
記録方法及び装置Info
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- JPH11188858A JPH11188858A JP9359208A JP35920897A JPH11188858A JP H11188858 A JPH11188858 A JP H11188858A JP 9359208 A JP9359208 A JP 9359208A JP 35920897 A JP35920897 A JP 35920897A JP H11188858 A JPH11188858 A JP H11188858A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクによるにじみが極力少なく、耐水性に
優れ、かつ、印字後の紙の保存性に優れた装置を提供す
る。 【解決手段】 画像情報に応じて噴射される液滴２が中
間転写体３上に到達する前に、中間転写体３上に予め、
液滴２に対して溶解性又は膨潤性を示しかつ前記液滴の
粘度を上昇させることができる粉末８を形成しておく。
液体噴射装置１より画像信号に応じて噴射された液滴２
が中間転写体３に到達すると、直ちに前記粉末８が液滴
２により溶解又は膨潤し、液滴の粘度が急激に上昇す
る。粉末８により高粘度化した液滴６は、中間転写体３
によって転写部まで運ばれて記録紙４に転写される。液
滴６は既に高粘度化しているため記録紙４に浸透し難く
なるため、液滴が記録紙４の繊維中に拡散することが防
止され、記録紙４上ににじみの少ない画像７を形成する
ことができる。
優れ、かつ、印字後の紙の保存性に優れた装置を提供す
る。 【解決手段】 画像情報に応じて噴射される液滴２が中
間転写体３上に到達する前に、中間転写体３上に予め、
液滴２に対して溶解性又は膨潤性を示しかつ前記液滴の
粘度を上昇させることができる粉末８を形成しておく。
液体噴射装置１より画像信号に応じて噴射された液滴２
が中間転写体３に到達すると、直ちに前記粉末８が液滴
２により溶解又は膨潤し、液滴の粘度が急激に上昇す
る。粉末８により高粘度化した液滴６は、中間転写体３
によって転写部まで運ばれて記録紙４に転写される。液
滴６は既に高粘度化しているため記録紙４に浸透し難く
なるため、液滴が記録紙４の繊維中に拡散することが防
止され、記録紙４上ににじみの少ない画像７を形成する
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液滴噴射装置を用
いた記録方法及び装置に関し、特に、画像信号に応じて
液滴噴射装置より噴射された液滴を中間転写体上に均一
に形成された粉体上に噴射して該中間転写体上に可視画
像を形成し、次いで、該可視画像を普通紙上に転写する
いわゆる転写式の記録方法及び装置に関するものであ
る。
いた記録方法及び装置に関し、特に、画像信号に応じて
液滴噴射装置より噴射された液滴を中間転写体上に均一
に形成された粉体上に噴射して該中間転写体上に可視画
像を形成し、次いで、該可視画像を普通紙上に転写する
いわゆる転写式の記録方法及び装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録のごとく、色剤を含
有した液体を液滴として画像信号に応じて記録を行う記
録方法においては、上質紙のごとき普通紙ににじみの少
ない記録を行うことは重要な技術課題である。このた
め、従来、様々な発明が提案されている。これら普通紙
対応の従来技術は、方式として、大きく次の３つに分け
られる。
有した液体を液滴として画像信号に応じて記録を行う記
録方法においては、上質紙のごとき普通紙ににじみの少
ない記録を行うことは重要な技術課題である。このた
め、従来、様々な発明が提案されている。これら普通紙
対応の従来技術は、方式として、大きく次の３つに分け
られる。
【０００３】１．インクを記録紙に滴下すると同時、ま
たは、その前後で、インク硬化剤を同じ場所に滴下する
方法：例えば、特開平６−９２００９号公報，特開平６
−９２０１０号公報に記載の発明は、普通紙で、インク
液滴が滴下する領域のみに、インクを記録紙に滴下する
と同時に、または、その前後で、インク硬化剤を記録紙
上の同じ場所に滴下することで、記録紙上でのにじみを
防ぐものである。しかし、この発明においては、インク
硬化液専用の手段が必要であり、また、硬化時間がかか
るために、記録時間が通常よりも長くなる欠点がある。
たは、その前後で、インク硬化剤を同じ場所に滴下する
方法：例えば、特開平６−９２００９号公報，特開平６
−９２０１０号公報に記載の発明は、普通紙で、インク
液滴が滴下する領域のみに、インクを記録紙に滴下する
と同時に、または、その前後で、インク硬化剤を記録紙
上の同じ場所に滴下することで、記録紙上でのにじみを
防ぐものである。しかし、この発明においては、インク
硬化液専用の手段が必要であり、また、硬化時間がかか
るために、記録時間が通常よりも長くなる欠点がある。
【０００４】２．予め記録紙にインクにじみを低減する
部材を塗布し、記録後、その部材を記録紙上で定着する
方法：例えば、特開平５−９６７２０号公報に記載の発
明は、普通紙に予めインクにじみを低減する粒子を塗布
し、インク定着後、当該粒子を紙上で定着させるもので
ある。しかし、この発明においては、前記粒子部材は、
インクに対して溶解等の反応を示す部材であるため、当
該粒子定着後、紙上はインク溶媒である水や油と溶解等
の反応を示す恐れがあり、記録後の保存安定性に難があ
る。
部材を塗布し、記録後、その部材を記録紙上で定着する
方法：例えば、特開平５−９６７２０号公報に記載の発
明は、普通紙に予めインクにじみを低減する粒子を塗布
し、インク定着後、当該粒子を紙上で定着させるもので
ある。しかし、この発明においては、前記粒子部材は、
インクに対して溶解等の反応を示す部材であるため、当
該粒子定着後、紙上はインク溶媒である水や油と溶解等
の反応を示す恐れがあり、記録後の保存安定性に難があ
る。
【０００５】３．中間転写体を用い、インク粘度を高め
てから記録紙に転写する方法：例えば、特開平７−８９
０６７号公報に記載の発明は、中間転写体型インクジェ
ットと呼ばれる記録装置で、一旦、インク画像を中間転
写体上に形成し、程よい粘度となったところで記録紙に
転写することで、普通紙上でのインクにじみ等を解決す
るようにしている。
てから記録紙に転写する方法：例えば、特開平７−８９
０６７号公報に記載の発明は、中間転写体型インクジェ
ットと呼ばれる記録装置で、一旦、インク画像を中間転
写体上に形成し、程よい粘度となったところで記録紙に
転写することで、普通紙上でのインクにじみ等を解決す
るようにしている。
【０００６】しかし、上記特開平７−８９００７号公報
に記録された発明は、中間転写体に予め界面活性剤を塗
布してぬれ性を上げるようにしたものであり、そのた
め、程よい粘度となるまでかなりの時間を要し、そのた
め、中間転写体ひいては記録紙上ににじみが生じ、高速
記録には不向であり、特に、ベタ画像の場合ににじみが
大きく、例えば、ラインプリンタ等により構成して高速
化しようとしても、このにじみの点で高速化に限界があ
った。
に記録された発明は、中間転写体に予め界面活性剤を塗
布してぬれ性を上げるようにしたものであり、そのた
め、程よい粘度となるまでかなりの時間を要し、そのた
め、中間転写体ひいては記録紙上ににじみが生じ、高速
記録には不向であり、特に、ベタ画像の場合ににじみが
大きく、例えば、ラインプリンタ等により構成して高速
化しようとしても、このにじみの点で高速化に限界があ
った。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液滴
噴射装置を用いた転写式の記録装置において、普通紙を
用い、普通紙のまま記録装置に挿入し、印写後、挿入し
た普通紙のまま記録装置から排出可能な記録において、
インクによるにじみが極力少なく、耐水性に優れ、か
つ、印字後の紙の保存性に優れ、しかも、高速記録が可
能な記録方法及び装置を提供することにある。
噴射装置を用いた転写式の記録装置において、普通紙を
用い、普通紙のまま記録装置に挿入し、印写後、挿入し
た普通紙のまま記録装置から排出可能な記録において、
インクによるにじみが極力少なく、耐水性に優れ、か
つ、印字後の紙の保存性に優れ、しかも、高速記録が可
能な記録方法及び装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、液滴
を画像信号に応じて中間転写体上に噴射して該中間転写
体上に可視画像を形成し、次いで、前記可視画像を記録
紙上に転写する記録方法において、前記中間転写体上全
面に予め前記液滴により溶解又は膨潤可能でかつ該液滴
の粘度を上昇させることができかつ前記中間転写体から
剥離可能な粉末の層を形成し、次いで、前記粉末の上に
前記液滴を噴射して前記中間転写体上に可視画像を形成
し、次いで、該中間転写体上に形成された前記可視画像
を記録紙に転写するようにしたことを特徴としたもので
ある。
を画像信号に応じて中間転写体上に噴射して該中間転写
体上に可視画像を形成し、次いで、前記可視画像を記録
紙上に転写する記録方法において、前記中間転写体上全
面に予め前記液滴により溶解又は膨潤可能でかつ該液滴
の粘度を上昇させることができかつ前記中間転写体から
剥離可能な粉末の層を形成し、次いで、前記粉末の上に
前記液滴を噴射して前記中間転写体上に可視画像を形成
し、次いで、該中間転写体上に形成された前記可視画像
を記録紙に転写するようにしたことを特徴としたもので
ある。
【０００９】請求項２の発明は、請求項１に記載された
記録方法において、前記中間転写体上に形成された画像
を記録紙に転写した後、前記中間転写体上に残存してい
る前記粉体及び可視画像を前記中間転写体から除去する
ことを特徴としたものである。
記録方法において、前記中間転写体上に形成された画像
を記録紙に転写した後、前記中間転写体上に残存してい
る前記粉体及び可視画像を前記中間転写体から除去する
ことを特徴としたものである。
【００１０】請求項３の発明は、請求項１に記載された
記録方法において、転写後に、前記中間転写体から前記
粉体を除去回収し、再び、記録前に前記中間転写体上に
粉体の層を形成することを特徴としたものである。
記録方法において、転写後に、前記中間転写体から前記
粉体を除去回収し、再び、記録前に前記中間転写体上に
粉体の層を形成することを特徴としたものである。
【００１１】請求項４の発明は、液滴を画像信号に応じ
て中間転写体上に噴射し、中間転写体上に可視画像を形
成し、次いで、前記可視像を記録紙上に転写する記録装
置において、前記中間転写体上に予め前記液滴により溶
解又は膨潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇させることが
できる粉末の層を前記中間転写体全面に形成する粉末層
形成手段と、前記液滴を前記粉末の層を形成した中間転
写体に噴射して該中間転写体上に可視画像を形成する液
滴噴射手段と、該中間転写体上に形成された可視画像を
記録紙に転写する転写手段とを備えたことを特徴とした
ものである。
て中間転写体上に噴射し、中間転写体上に可視画像を形
成し、次いで、前記可視像を記録紙上に転写する記録装
置において、前記中間転写体上に予め前記液滴により溶
解又は膨潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇させることが
できる粉末の層を前記中間転写体全面に形成する粉末層
形成手段と、前記液滴を前記粉末の層を形成した中間転
写体に噴射して該中間転写体上に可視画像を形成する液
滴噴射手段と、該中間転写体上に形成された可視画像を
記録紙に転写する転写手段とを備えたことを特徴とした
ものである。
【００１２】請求項５の発明は、請求項４に記載の記録
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
有色液体であり、前記粉体が無色或いは白色であること
を特徴としたものである。
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
有色液体であり、前記粉体が無色或いは白色であること
を特徴としたものである。
【００１３】請求項６の発明は、請求項４に記載の記録
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
無色の液であり、前記粉体が有色の粉体であることを特
徴としたものである。
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
無色の液であり、前記粉体が有色の粉体であることを特
徴としたものである。
【００１４】請求項７の発明は、請求項４乃至６のいず
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上に残
存する粉体及び画像を除去するクリーニング手段を有す
ることを特徴としたものである。
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上に残
存する粉体及び画像を除去するクリーニング手段を有す
ることを特徴としたものである。
【００１５】請求項８の発明は、請求項４乃至７のいず
れかに記載の記録装置において、前記粉末を前記中間転
写体に付着させる粉末層形成手段が、前記粉末を前記中
間転写体上に静電付着させるものであることを特徴とし
たものである。
れかに記載の記録装置において、前記粉末を前記中間転
写体に付着させる粉末層形成手段が、前記粉末を前記中
間転写体上に静電付着させるものであることを特徴とし
たものである。
【００１６】請求項９の発明は、請求項４乃至８のいず
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上又は
記録紙上に形成された可視画像を加熱する加熱手段を有
することを特徴としたものである。
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上又は
記録紙上に形成された可視画像を加熱する加熱手段を有
することを特徴としたものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明者らは、従来のインクジェ
ット記録方法及び装置の欠点を解決する方法を種々検討
し、予め記録紙上にインク液滴により溶解又は膨潤可能
で、かつ、記録紙から除去可能な部材を記録紙全面に形
成し、該液滴が記録紙に到達後に、前記部材を除去する
ことで、インクによるにじみが極力少なく、耐水性に優
れ、かつ、印字後の紙の保存性に優れた記録が可能であ
ることを見出した。本発明は、上述のごとき部材を用い
た記録方法を、更に、中間転写体を用いた記録方法及び
装置に適用したものである。
ット記録方法及び装置の欠点を解決する方法を種々検討
し、予め記録紙上にインク液滴により溶解又は膨潤可能
で、かつ、記録紙から除去可能な部材を記録紙全面に形
成し、該液滴が記録紙に到達後に、前記部材を除去する
ことで、インクによるにじみが極力少なく、耐水性に優
れ、かつ、印字後の紙の保存性に優れた記録が可能であ
ることを見出した。本発明は、上述のごとき部材を用い
た記録方法を、更に、中間転写体を用いた記録方法及び
装置に適用したものである。
【００１８】図１は、本発明による記録方法及び装置の
一例を説明するための要部概略構成図で、図中、１は画
像信号に応じてインク滴を噴射する周知のインクジェッ
ト記録ヘッド、２は該インクジェット記録ヘッド１より
噴射されたインク滴、３は中間転写体（中間転写ドラ
ム）、４は記録紙、５は加圧ローラで、周知のように、
印写情報に応じてインクジェット記録ヘッド１によりイ
ンク滴２を噴射し、該インク滴２により中間転写体３上
に可視画像を形成し、該中間転写体３上に形成された可
視画像（インク画像）６を記録紙４上に可視画像７とし
て転写記録するものである。
一例を説明するための要部概略構成図で、図中、１は画
像信号に応じてインク滴を噴射する周知のインクジェッ
ト記録ヘッド、２は該インクジェット記録ヘッド１より
噴射されたインク滴、３は中間転写体（中間転写ドラ
ム）、４は記録紙、５は加圧ローラで、周知のように、
印写情報に応じてインクジェット記録ヘッド１によりイ
ンク滴２を噴射し、該インク滴２により中間転写体３上
に可視画像を形成し、該中間転写体３上に形成された可
視画像（インク画像）６を記録紙４上に可視画像７とし
て転写記録するものである。
【００１９】本発明は、上述のごとき転写式のインクジ
ェット記録方法及び装置において、前記中間転写体３の
上に、水溶性高分子の粉末８を予め一定厚に均一に付着
せしめ、該粉末８の上にインク滴２を噴射し、該インク
滴２を該粉末８に吸収してインク滴の粘度を高めつまり
中間転写体３上のインク６を記録紙４へ転写する際、記
録紙４でのインクのにじみがでない状態にして、記録紙
４上に転写、記録するようにしたものである。
ェット記録方法及び装置において、前記中間転写体３の
上に、水溶性高分子の粉末８を予め一定厚に均一に付着
せしめ、該粉末８の上にインク滴２を噴射し、該インク
滴２を該粉末８に吸収してインク滴の粘度を高めつまり
中間転写体３上のインク６を記録紙４へ転写する際、記
録紙４でのインクのにじみがでない状態にして、記録紙
４上に転写、記録するようにしたものである。
【００２０】なお、図１において、１０は前記粉末８が
収納された粉末容器、９は中間転写体３に付着する粉末
の厚さを一定厚にするためのブレードである。図１に示
した実施例においては、中間転写体３はドラムで構成さ
れ、その材料としては、例えば、シリコーンゴム又はプ
チルゴム等の粘着性のあるものが好ましく、該中間転写
体３の表面を、図示のように、容器１０内の粉末８内に
通すことにより、該中間転写体３の表面には、粉末８が
付着するが、その付着量（付着厚さ）が一様でないた
め、図示のように、掻き落しブレード９を設けて、中間
転写体３上に粉末８が一様に付着するようにしている。
収納された粉末容器、９は中間転写体３に付着する粉末
の厚さを一定厚にするためのブレードである。図１に示
した実施例においては、中間転写体３はドラムで構成さ
れ、その材料としては、例えば、シリコーンゴム又はプ
チルゴム等の粘着性のあるものが好ましく、該中間転写
体３の表面を、図示のように、容器１０内の粉末８内に
通すことにより、該中間転写体３の表面には、粉末８が
付着するが、その付着量（付着厚さ）が一様でないた
め、図示のように、掻き落しブレード９を設けて、中間
転写体３上に粉末８が一様に付着するようにしている。
【００２１】上述のごとく、本発明においては、画像情
報に応じて噴射される液滴２が中間転写体３上に到達す
る前に、中間転写体３上に予め、該インク滴に対して溶
解性又は膨潤性を示しかつ前記インク滴の粘度を上昇さ
せることができる粉末を形成しておき、液体噴射装置１
より画像信号に応じて噴射されたインク滴２が中間転写
体３上に到達すると、直ちに前記粉末８がインク滴２に
より溶解又は膨潤し、インク滴の粘度が急激に上昇す
る。粉末８により高粘度化したインク滴６は、中間転写
体３によって転写部まで運ばれて記録紙４に転写される
が、その際、前述のように、インク滴２は粉末８によっ
て直ちに高粘度化しているため、記録紙４に浸透し難く
なるため、インク滴が記録紙４の繊維中に拡散すること
が防止され、記録紙４上ににじみの少ない画像７を形成
する。その際、インク滴が当らない粉末８は、該粉末８
に対する付着力が記録紙４より中間転写体３の方が高い
ため、記録紙４に転移されることなく、従って、記録紙
４上には、シャープネスの高い画像が形成される。ま
た、前記粉末８が記録紙４に付着しないので、印字結果
は、ユーザにとってはあたかも普通紙にただ記録しただ
けの印象を与えることができる。転写後、中間転写体３
には、再度、ブレード９によって粉末８が一様に付着さ
れ、前述の工程が繰り返される。
報に応じて噴射される液滴２が中間転写体３上に到達す
る前に、中間転写体３上に予め、該インク滴に対して溶
解性又は膨潤性を示しかつ前記インク滴の粘度を上昇さ
せることができる粉末を形成しておき、液体噴射装置１
より画像信号に応じて噴射されたインク滴２が中間転写
体３上に到達すると、直ちに前記粉末８がインク滴２に
より溶解又は膨潤し、インク滴の粘度が急激に上昇す
る。粉末８により高粘度化したインク滴６は、中間転写
体３によって転写部まで運ばれて記録紙４に転写される
が、その際、前述のように、インク滴２は粉末８によっ
て直ちに高粘度化しているため、記録紙４に浸透し難く
なるため、インク滴が記録紙４の繊維中に拡散すること
が防止され、記録紙４上ににじみの少ない画像７を形成
する。その際、インク滴が当らない粉末８は、該粉末８
に対する付着力が記録紙４より中間転写体３の方が高い
ため、記録紙４に転移されることなく、従って、記録紙
４上には、シャープネスの高い画像が形成される。ま
た、前記粉末８が記録紙４に付着しないので、印字結果
は、ユーザにとってはあたかも普通紙にただ記録しただ
けの印象を与えることができる。転写後、中間転写体３
には、再度、ブレード９によって粉末８が一様に付着さ
れ、前述の工程が繰り返される。
【００２２】ここで、インク滴に対して溶解又は膨潤し
かつ粘度を上昇させる粉末として、インク滴が水性であ
る場合は、水溶性樹脂や、高分子吸収体が望ましい。イ
ンク滴が油性である場合、油溶性樹脂や油吸収性樹脂が
望ましい。具体的な部材としては、インク滴が水性であ
る場合、ポリビニルアルコール，ポリビニルピロリド
ン，アラビアゴム，ポリアクリル酸等の水溶性樹脂がよ
い。またインク滴が油性である場合、石油系樹脂，ＤＣ
ＰＤ樹脂，ロジン変性フェノール樹脂，アラキド樹脂等
が望ましい。
かつ粘度を上昇させる粉末として、インク滴が水性であ
る場合は、水溶性樹脂や、高分子吸収体が望ましい。イ
ンク滴が油性である場合、油溶性樹脂や油吸収性樹脂が
望ましい。具体的な部材としては、インク滴が水性であ
る場合、ポリビニルアルコール，ポリビニルピロリド
ン，アラビアゴム，ポリアクリル酸等の水溶性樹脂がよ
い。またインク滴が油性である場合、石油系樹脂，ＤＣ
ＰＤ樹脂，ロジン変性フェノール樹脂，アラキド樹脂等
が望ましい。
【００２３】図２は、本発明の他の実施例を説明するた
めの要部概略構成図で、図中、１１は転写ベルト、１２
は粉末供給装置、１３は転写ローラ、１４は加圧ローラ
５内に設けられたヒータ（例えば、ハロゲンランプ）
で、その他、図１に示した実施例と同様の作用をする部
分には、図１の場合と同一の参照番号が付してある。而
して、図２に示した実施例は、中間転写体として、図１
に示した実施例における中間転写ドラム３に代って、転
写ベルト１１を使用したもので、該転写ベルト１１とし
ては、図１に示した中間転写ドラム３と同様のシリコー
ンゴム或いはブルチブムを用い、記録画像の記録紙４へ
の転写に際し、粉末８が記録紙４側に転移しないように
する。また、加圧ローラ５内にはヒータ１４が設けられ
ているが、このヒータ１４は、図１に示した実施例にお
いても、加圧ローラ５内に設けてもよく、斯様にして、
ヒータを用いて記録液滴中の水分を強制的に早く蒸発さ
せるようにすると、より高速な記録が可能となる。
めの要部概略構成図で、図中、１１は転写ベルト、１２
は粉末供給装置、１３は転写ローラ、１４は加圧ローラ
５内に設けられたヒータ（例えば、ハロゲンランプ）
で、その他、図１に示した実施例と同様の作用をする部
分には、図１の場合と同一の参照番号が付してある。而
して、図２に示した実施例は、中間転写体として、図１
に示した実施例における中間転写ドラム３に代って、転
写ベルト１１を使用したもので、該転写ベルト１１とし
ては、図１に示した中間転写ドラム３と同様のシリコー
ンゴム或いはブルチブムを用い、記録画像の記録紙４へ
の転写に際し、粉末８が記録紙４側に転移しないように
する。また、加圧ローラ５内にはヒータ１４が設けられ
ているが、このヒータ１４は、図１に示した実施例にお
いても、加圧ローラ５内に設けてもよく、斯様にして、
ヒータを用いて記録液滴中の水分を強制的に早く蒸発さ
せるようにすると、より高速な記録が可能となる。
【００２４】図３は、本発明の他の実施例を説明するた
めの要部（粉末付着手段）の概略構成図で、図中、１５
は粉末付着手段、１６は中間転写体で、その他図示しな
い構成は、図１或いは図２に示した構成と同じである。
而して、この実施例においては、粉末付着手段１５によ
って粉末８が正（又は負）に帯電され、一方、中間転写
体１６の表面が負（又は正）に帯電され、静電吸引力に
よって、粉末８を中間転写体１６に付着させるようにし
たものである。
めの要部（粉末付着手段）の概略構成図で、図中、１５
は粉末付着手段、１６は中間転写体で、その他図示しな
い構成は、図１或いは図２に示した構成と同じである。
而して、この実施例においては、粉末付着手段１５によ
って粉末８が正（又は負）に帯電され、一方、中間転写
体１６の表面が負（又は正）に帯電され、静電吸引力に
よって、粉末８を中間転写体１６に付着させるようにし
たものである。
【００２５】なお、以上には、液体噴射装置１として、
インクジェット記録装置を使用した例を示したが、該液
体噴射装置１からは、必ずしも、インク（色剤を含有し
た液体）を噴射する必要はなく、透明な液体、例えば、
水を噴射し、粉末に着色剤を含有したものを使用するよ
うにしてもよい。
インクジェット記録装置を使用した例を示したが、該液
体噴射装置１からは、必ずしも、インク（色剤を含有し
た液体）を噴射する必要はなく、透明な液体、例えば、
水を噴射し、粉末に着色剤を含有したものを使用するよ
うにしてもよい。
【００２６】
【発明の効果】請求項１の発明は、液滴を画像信号に応
じて中間転写体上に噴射して該中間転写体上に可視画像
を形成し、次いで、前記可視画像を記録紙上に転写する
記録方法において、前記中間転写体上全面に予め前記液
滴により溶解又は膨潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇さ
せることができかつ前記中間転写体から剥離可能な粉末
の層を形成し、次いで、前記粉末の上に前記液滴を噴射
して前記中間記転写上に可視画像を形成し、次いで、該
中間転写体上に形成された前記可視画像を記録紙に転写
するようにしたので、前記噴射された液滴が前記粉末に
よってす早く高粘度化し、にじみなく、かつ、高速記録
が可能となる。
じて中間転写体上に噴射して該中間転写体上に可視画像
を形成し、次いで、前記可視画像を記録紙上に転写する
記録方法において、前記中間転写体上全面に予め前記液
滴により溶解又は膨潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇さ
せることができかつ前記中間転写体から剥離可能な粉末
の層を形成し、次いで、前記粉末の上に前記液滴を噴射
して前記中間記転写上に可視画像を形成し、次いで、該
中間転写体上に形成された前記可視画像を記録紙に転写
するようにしたので、前記噴射された液滴が前記粉末に
よってす早く高粘度化し、にじみなく、かつ、高速記録
が可能となる。
【００２７】請求項２の発明は、請求項１に記載された
記録方法において、前記中間転写体上に形成された画像
を記録紙に転写した後、中間転写体上の前記粉体及び前
記中間転写体上に残存している前記粉末及び可視画像を
前記中間転写体から除去するようにしたので、色調のよ
い画像形成が可能となる。
記録方法において、前記中間転写体上に形成された画像
を記録紙に転写した後、中間転写体上の前記粉体及び前
記中間転写体上に残存している前記粉末及び可視画像を
前記中間転写体から除去するようにしたので、色調のよ
い画像形成が可能となる。
【００２８】請求項３の発明は、請求項１に記載された
記録方法において、転写後に、前記中間転写体から除去
した前記粉体を除去回収し、再び、記録前に前記中間記
録体上に粉体の層を形成するようにしたので、粉体の再
利用が可能になる。
記録方法において、転写後に、前記中間転写体から除去
した前記粉体を除去回収し、再び、記録前に前記中間記
録体上に粉体の層を形成するようにしたので、粉体の再
利用が可能になる。
【００２９】請求項４の発明は、液滴を画像信号に応じ
て中間転写体上に噴射し、中間転写体上に可視画像を形
成し、次いで、前記可視像を記録紙上に転写する記録装
置において、前記中間転写体上に予め前記液滴により溶
解又は膨潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇させることが
できる粉末の層を前記中間転写体全面に形成する粉末層
形成手段と、前記液滴を前記粉末の層を形成した中間転
写体に噴射して該中間転写体上に可視画像を形成する液
体噴射手段と、該中間転写体上に形成された可視画像を
記録紙に転写する転写手段とを備えたので、前記噴射さ
れた液滴が前記粉末によってす早く高粘度化し、にじみ
なく、かつ、高速記録が可能となる。
て中間転写体上に噴射し、中間転写体上に可視画像を形
成し、次いで、前記可視像を記録紙上に転写する記録装
置において、前記中間転写体上に予め前記液滴により溶
解又は膨潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇させることが
できる粉末の層を前記中間転写体全面に形成する粉末層
形成手段と、前記液滴を前記粉末の層を形成した中間転
写体に噴射して該中間転写体上に可視画像を形成する液
体噴射手段と、該中間転写体上に形成された可視画像を
記録紙に転写する転写手段とを備えたので、前記噴射さ
れた液滴が前記粉末によってす早く高粘度化し、にじみ
なく、かつ、高速記録が可能となる。
【００３０】請求項５の発明は、請求項４に記載の記録
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
有色液体であり、前記粉体が無色或いは白色であるの
で、従来のインクジェット記録ヘッドを使用して記録を
行うことができる。
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
有色液体であり、前記粉体が無色或いは白色であるの
で、従来のインクジェット記録ヘッドを使用して記録を
行うことができる。
【００３１】請求項６の発明は、請求項４に記載の記録
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
無色の液であり、前記粉体が有色の粉体であるので、イ
ンクを使用することなく記録を行うことができる。
装置において、前記液体噴射手段から噴射される液体が
無色の液であり、前記粉体が有色の粉体であるので、イ
ンクを使用することなく記録を行うことができる。
【００３２】請求項７の発明は、請求項４乃至６のいず
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上に残
存する粉体及び画像を除去するクリーニング手段を有す
るので、単に鮮明な色調の良い記録を行うことができ
る。
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上に残
存する粉体及び画像を除去するクリーニング手段を有す
るので、単に鮮明な色調の良い記録を行うことができ
る。
【００３３】請求項８の発明は、請求項４乃至７のいず
れかに記載の記録装置において、前記粉末を前記中間転
写体に付着する粉末層形成手段が、前記粉末を前記中間
転写体上に静電付着させるので、粉末の飛散がなく、環
境をクリーンに保つことができる。
れかに記載の記録装置において、前記粉末を前記中間転
写体に付着する粉末層形成手段が、前記粉末を前記中間
転写体上に静電付着させるので、粉末の飛散がなく、環
境をクリーンに保つことができる。
【００３４】請求項９の発明は、請求項４乃至８のいず
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上又は
記録紙上に形成された可視画像を加熱する加熱手段を有
するので、より高速の記録を行うことができる。
れかに記載の記録装置において、前記中間転写体上又は
記録紙上に形成された可視画像を加熱する加熱手段を有
するので、より高速の記録を行うことができる。
【図１】 本発明による記録方法及び装置の一実施例を
説明するための要部概略構成図である。
説明するための要部概略構成図である。
【図２】 本発明による記録方法及び装置の他の実施例
を説明するための要部概略構成図である。
を説明するための要部概略構成図である。
【図３】 本発明による記録方法及び装置の更に他の実
施例を説明するための要部概略構成図である。
施例を説明するための要部概略構成図である。
１…液体噴射装置、２…飛翔インク滴、３…中間転写
体、４…記録紙、５…加圧ローラ、６…中間転写体上の
記録画像、７…記録紙上の記録画像、８…粉末、９…粉
末掻き落しブレード、１０…粉末容器、１１…中間転写
ベルト、１２…粉末付着装置、１３…転写ローラ、１４
…ヒータ、１５…帯電式粉末付着装置、１６…中間転写
体。
体、４…記録紙、５…加圧ローラ、６…中間転写体上の
記録画像、７…記録紙上の記録画像、８…粉末、９…粉
末掻き落しブレード、１０…粉末容器、１１…中間転写
ベルト、１２…粉末付着装置、１３…転写ローラ、１４
…ヒータ、１５…帯電式粉末付着装置、１６…中間転写
体。
Claims (9)
- 【請求項１】 液滴を画像信号に応じて中間転写体上に
噴射して該中間転写体上に可視画像を形成し、次いで、
前記可視画像を記録紙上に転写する記録方法において、
前記中間転写体上全面に予め前記液滴により溶解又は膨
潤可能でかつ該液滴の粘度を上昇させることができかつ
前記中間転写体から剥離可能な粉末の層を形成し、次い
で、前記粉末の上に前記液滴を噴射して前記中間転写体
上に可視画像を形成し、次いで、該中間転写体上に形成
された前記可視画像を記録紙に転写することを特徴とす
る記録方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載された記録方法におい
て、前記中間転写体上に形成された可視画像を記録紙に
転写した後、前記中間転写体上に残存している前記粉体
及び可視画像を前記中間転写体から除去することを特徴
とする記録方法。 - 【請求項３】 請求項１に記載された記録方法におい
て、転写後に、前記中間転写体から前記粉体を除去回収
し、再び、記録前に前記中間転写体上に粉体の層を形成
することを特徴とする記録方法。 - 【請求項４】 液滴を画像信号に応じて中間転写体上に
噴射して該中間転写体上に可視画像を形成し、次いで、
前記可視画像を記録紙上に転写する記録装置において、
前記中間転写体上に予め前記液滴により溶解又は膨潤可
能でかつ該液滴の粘度を上昇させることができる粉末の
層を該記中間転写体の全面に均一に形成する粉末層形成
手段と、前記液滴を前記粉末の層を形成した中間転写体
上に噴射して該中間転写体上に可視画像を形成する液滴
噴射手段と、該中間転写体上に形成された可視画像を記
録紙に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする記
録装置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の記録装置において、前
記液体噴射手段から噴射される液体が有色液体であり、
前記粉体が無色或いは白色であることを特徴とする記録
装置。 - 【請求項６】 請求項４に記載の記録装置において、前
記液体噴射手段から噴射される液体が無色の液であり、
前記粉体が有色の粉体であることを特徴とする記録装
置。 - 【請求項７】 請求項４乃至６のいずれかに記載の記録
装置において、前記中間転写体上に残存する粉体及び画
像を除去するクリーニング手段を有することを特徴とす
る記録装置。 - 【請求項８】 請求項４乃至７のいずれかに記載の記録
装置において、前記粉末を前記中間転写体に付着させる
粉末層形成手段が、前記粉末を前記中間転写体上に静電
付着させるものであることを特徴とする記録装置。 - 【請求項９】 請求項４乃至８のいずれかに記載の記録
装置において、前記中間転写体上又は記録紙上に形成さ
れた可視画像を加熱する加熱手段を有することを特徴と
する記録装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9359208A JPH11188858A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 記録方法及び装置 |
| DE69818411T DE69818411T2 (de) | 1997-12-26 | 1998-12-23 | Tintenstrahldrucken unter Verwendung von Viskositätsverbessernde Schicht |
| EP98124462A EP0925940B1 (en) | 1997-12-26 | 1998-12-23 | Ink-jet recording using viscosity improving layer |
| US09/220,442 US6257716B1 (en) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | Ink-jet recording of images with improved clarity of images |
| US09/891,658 US6402317B2 (en) | 1997-12-26 | 2001-06-27 | Ink-jet recording of images with improved clarity of images |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9359208A JPH11188858A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 記録方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11188858A true JPH11188858A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18463317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9359208A Pending JPH11188858A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 記録方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11188858A (ja) |
Cited By (30)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6422696B1 (en) | 1999-03-23 | 2002-07-23 | Ricoh Company, Ltd. | Recording method and apparatus for forming an image on a powder layer uniformly distributed on an intermediate transfer member |
| US6439713B1 (en) * | 1998-07-24 | 2002-08-27 | Ricoh Company, Ltd. | Powder composition and process of forming liquid ink image using same |
| US6460973B1 (en) | 1999-04-26 | 2002-10-08 | Ricoh Company, Ltd. | Recording method and apparatus |
| US6595631B2 (en) | 1999-03-24 | 2003-07-22 | Ricoh Company | Method and apparatus for recording images on both sides of a recording sheet |
| US6623816B1 (en) | 1998-11-18 | 2003-09-23 | Ricoh Company, Ltd. | Recording method and apparatus with an intermediate transfer medium based on transfer-type recording mechanism |
| US6736500B2 (en) | 1999-12-24 | 2004-05-18 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method and apparatus that form and transfer image of liquid drops of increased viscosity |
| US7281790B2 (en) | 2003-11-20 | 2007-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording method and ink-jet recording apparatus |
| JP2007301993A (ja) * | 1999-12-24 | 2007-11-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| EP2042325A2 (en) | 2007-09-25 | 2009-04-01 | Fujifilm Corporation | Image forming method and apparatus |
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| US7992990B2 (en) | 2006-09-12 | 2011-08-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording apparatus |
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| US8870350B2 (en) | 2011-04-15 | 2014-10-28 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming device, and image forming method |
| US8944556B2 (en) | 2012-09-12 | 2015-02-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and image forming method |
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| US9010915B2 (en) | 2011-08-22 | 2015-04-21 | Ricoh Company, Ltd. | Aqueous ink composition and image forming apparatus |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9359208A patent/JPH11188858A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |