JP4584868B2 - アトピー性皮膚炎の改善用医薬品 - Google Patents
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Description
乾燥させた梅の葉6gに、500mlの水を加え、100℃の条件下で10分攪拌して梅の葉抽出液を調製した(濃度:梅の葉有効成分固形物/水=0.05g/100g)。
アトピー性皮膚炎モデル動物として汎用されているNC/Ngaマウス(以下「マウス」という)20匹を、空気中微生物の制御を行っていない通常の環境下において115.3±27.5日、市販飼料:日本クレア社CE−2(以下「市販飼料」という)で飼育し、ヒトのアトピー性皮膚炎に類似した皮膚炎を発症させた。
ケージの外からマウスの行動を1回30秒間、2回ずつ観察した。
1・・・激しい身づくろいが見られる。
2・・・頭頂部を中心に前足を使って掻く行為が見られる。
3・・・頭頂部を中心に前足を使って執拗に掻く行為が見られる。
4・・・後足も使って体全体を掻く行為が見られる。
5・・・後足も使って体全体を執拗に掻く行為が見られる。
6・・・間断なく、体全体を掻きむしる行為が見られる。
頭部・頚部・背部(顔面、耳介部は除く)の皮膚の状態を観察した。
1・・・小さい痂皮が1〜2個見られる。
2・・・中程度の痂皮が1〜2個見られる。
3・・・小さな痂皮が多数見られる。
4・・・中程度の痂皮が多数見られる。
5・・・多数の痂皮が目立ち、出血を伴うものが数個ある。
6・・・多数の痂皮が目立ち、出血を伴うものが無数にある。
1・・・左右いずれかの耳介辺縁に極小の裂傷が1ヶ所見られる。
2・・・耳介辺縁に極小の裂傷が見られる。
3・・・耳介辺縁に裂傷あるいは変形が見られ、耳が元の大きさの7割程度に萎縮している。
4・・・耳介辺縁に裂傷あるいは変形が見られ、耳が元の大きさの半分程度に萎縮している。
5・・・耳介辺縁に裂傷あるいは変形が見られ、耳が元の大きさの3割程度に萎縮している。
6・・・耳介辺縁の裂傷あるいは変形の程度が甚だしく、耳が元の大きさの2割以下に萎縮している。
1・・・左右いずれかの耳介辺縁に1ヶ所わずかな出血跡が見られる。
2・・・耳介辺縁に、1〜2ヶ所わずかな出血跡が見られる。
3・・・耳介辺縁沿って、出血跡が1〜2ヶ所見られる。
4・・・耳介辺縁沿って、出血部が1〜2ヶ所見られる。
5・・・耳介辺縁に、広範囲にわたる出血部が数ヶ所見られる。
6・・・耳介辺縁に、広範囲にわたる出血部が数ヶ所見られ、出血の程度が激しい。
1・・・左右いずれかの顔面に、わずかな出血跡が見られる。
2・・・小さな出血跡が複数個見られる。
3・・・出血跡が広がり、血の滲んでいる部分が見られる。
4・・・出血部が広がり、左右いずれかの出血が激しい。
5・・・出血部が広範囲にわたっていて、左右とも出血が見られる。
6・・・出血部が広範囲にわたっていて、左右とも出血の程度が激しい。
顔面における病変部を観察した。
1・・・紅斑または潰瘍部が1ヶ所見られる。
2・・・紅斑が数個連なって見られる。または眼に沿って潰瘍部が広がっている。
3・・・左右いずれかの潰瘍部が頬まで広がっている。
4・・・左右とも潰瘍部が頬まで広がっている。
5・・・左右とも潰瘍部が広範囲に及び、顔面の半分以上にわたっている。
6・・・左右とも潰瘍部が広範囲に及び、顔面の7割以上にわたっている。
1・・・鼻の周囲にむくみが見られる。
2・・・鼻周辺のむくみが目立ち、左右いずれかの眼球が小さく見える。
3・・・鼻周辺を中心にむくんでいて、左右いずれがの眼球が落ちくぼんで見える。
4・・・むくみが顔面に広がり、眼球が小さく見える。
5・・・顔面のむくみが目立ち、眼球が細く見える。
6・・・顔面がむくみ、眼球がほとんど閉じている。
1・・・極微小の鱗屑が1〜2個見られる。
2・・・微小の鱗屑が多数見られる。
3・・・鱗屑が局所的に密集して見られる。
4・・・鱗屑が頭部から背部にかけてまばらに広がっている。
5・・・鱗屑が体全体に広がり、大きな鱗屑が1〜2個見られる。
6・・・鱗屑が体全体に広がり、大きな鱗屑が多数見られる。
頚部・背部を中心に指先で皮膚をつまみ、湿疹および痂皮形成部、凝血塊を触診した。本法は体毛に被われ、検出困難な発症の識別に有効である。
1・・・小さな湿疹または痂皮が、1個触知できる。
2・・・小さな湿疹または痂皮が、数個触知できる。
3・・・湿疹または痂皮が、局所的に複数個触知できる。
4・・・湿疹または痂皮が、広範囲にわたり多数触知できる。
5・・・湿疹または痂皮が、体全体に広がり、凝血塊が触知できる。
6・・・体全体に湿疹、痂皮、凝血塊が広がり、軽く触れただけで凹凸が触知できる。
1・・・毛並みが悪い。
2・・・頭部から頚部にかけての毛が薄く、まばらになっている。
3・・・毛が薄くなっている部分が広範囲にわたっている。
4・・・頭部から背部にかけての脱毛が明らかで、広範囲にわたっている。
5・・・脱毛により、背部の表面が見える。
6・・・脱毛により、背部だけでなく腹部の表皮も見える。
梅の葉抽出液投与群である上記マウス10匹を、水に代えて上記のようにして調製した梅の葉抽出液を自由摂取させるとともに、市販飼料を自由摂取させ、49日間飼育した。
対照群である前記マウス10匹を、実施例1の梅の葉抽出液に代えて水を自由摂取させ、実施例1と同様に49日間飼育した。
実施例1と同様の方法で得られた梅の葉抽出液を、アトピー性皮膚炎患者(女性7名、年齢20歳、男性1名、18歳の合計8名)に一日300mlを数回に分けて2週間摂取させた。摂取開始前の症状に対する摂取終了後の症状の改善について、患者のアンケートを行った。アンケートの結果を表6に示す。
Claims (3)
- 梅の葉の水性抽出液を主原料とするアトピー性皮膚炎の改善用医薬品であって、梅の葉の水性抽出液の濃度が0.05〜0.10重量部/100重量部(梅の葉有効成分固形物/水)の範囲内であることを特徴とするアトピー性皮膚炎の改善用医薬品。
- 上記梅の葉の水性抽出液を、乾燥させた後、粉末状にしたものである請求項1記載のアトピー性皮膚炎の改善用医薬品。
- 梅の葉の水性抽出液における梅の葉有効成分固形物0.149925〜0.29985gが、ヒトに対する一日あたりの経口投与量として用いられることを特徴とするアトピー性皮膚炎の改善用医薬品。
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JP2006151906A JP4584868B2 (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | アトピー性皮膚炎の改善用医薬品 |
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JP2006151906A JP4584868B2 (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | アトピー性皮膚炎の改善用医薬品 |
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JP2013081447A (ja) * | 2012-01-23 | 2013-05-09 | Takasumi Hieda | 松茶・竹茶・梅茶を混合加工した、慶祝用を中心とする松竹梅茶。 |
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