JP5906872B2 - ちしゃとうを有効成分とする抗アレルギー剤 - Google Patents

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Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、ちしゃとうの全草または一部を有効成分とする抗アレルギー剤に関する。また前記抗アレルギー剤を含んでなる、食品または医薬組成物に関する。
背景技術
近年、アレルギー疾患は日本のみならず、世界的にも急増している。特に、アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性皮膚炎および気管支喘息などのアレルギーは、I型アレルギー(即時型アレルギー)と呼ばれており、その罹患率は年々増加し、大きな社会問題となっている。
従来、アレルギー疾患の治療には、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などが用いられている。しかしながら、アレルギー疾患は、完治することが難しいため継続的な投薬が必要となり、これら化学薬剤の投与による副作用が生じやすい。そのため、様々な食材においてその抗アレルギー作用が検討されている。
ちしゃとう(Lactuca sativa var.asparagina)は、茎レタス(ステムレタス)、アスパラガスレタス、セルタス、ケルン、茎ちしゃ、または千車唐などとも呼ばれる、中国原産のレタスの仲間である。ちしゃとうの茎の部分は肥大しており、茎を縦に細く切って乾燥させたものは、「山クラゲ」と呼ばれる。
ちしゃとうは、中国古来より、消化系器官や肝臓の機能改善に効果的な食材であると考えられている(李時珍、本草網目、p250、2006.1、中国:非特許文献1)。さらには、他の野菜と比べてカリウム、ヨードおよびフッ素元素、特に葉にはカロテンおよびビタミンが豊富に含まれていることから、機能性食材として注目されている。
特開2000−169382号公報(特許文献1)には、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、レタス、リンゴなどの野菜及び果実のアレルギー予防乃至治療作用、特にアトピー性皮膚炎の原因となるIgE抗体の増加抑制作用が開示されている。
しかしながら、その抗アレルギー作用は、アレルギー症状を緩和できる程度に充分とはいえない。またここには、ブロッコリーやキャベツといったアブラナ科植物についての実験は記載されているものの、全く異なる科の植物であるレタス等について具体的な検討は何ら行われていない。
したがって、ちしゃとうが、アレルギー疾患に対する抗アレルギー作用を有することについての報告は、本発明者らの知る限り存在しない。
特開2000−169382号公報
李時珍、本草網目、p250、2006.1、中国
本発明者らは、今般、ちしゃとう凍結乾燥物の懸濁液をアレルゲン感作マウスに経口投与したところ、マウスのアレルギー性鼻炎症状の発症を有意に抑制することができ、さらには、症状の悪化を抑制することができることを見出した。また、ちしゃとう凍結乾燥物の懸濁液をヒスタミン誘発マウスに経口投与したところ、ヒスタミン誘発鼻炎症状の発症、皮膚掻痒行動、および皮膚血管透過性亢進反応を抑制することができることを見出した。すなわち、ちしゃとうには、高い抗アレルギー作用があることを見出した。本発明はこれら知見に基づくものである。
よって、本発明は、アレルギー疾患に対する予防、改善および治療効果を有する、ちしゃとうの全草または一部を有効成分とする、抗アレルギー剤を提供することをその目的とする。また本発明は、前記抗アレルギー剤を含む食品または医薬品組成物も目的とする。
本発明によれば、ちしゃとうの全草または一部を有効成分とする、抗アレルギー剤が提供される。
本発明の好ましい態様によれば、前記した剤は、I型アレルギーを予防、改善または治療するためのものである。
本発明のより好ましい態様によれば、前記した剤のI型アレルギーは、アレルギー性鼻炎、花粉症、またはアレルギー性皮膚炎である。
本発明の別の態様によれば、本発明のアレルギー剤を含んでなる食品組成物が提供される。
本発明のさらに別の態様によれば、本発明の抗アレルギー剤を、食品の材料成分に添加することを含んでなる、食品の製造方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、本発明のアレルギー剤を含んでなる医薬品組成物が提供される。
本発明の抗アレルギー剤は、ちしゃとうの全草または一部を有効成分とするものであることから、安全性に優れ、比較的副作用も少なく、毎日の接種も可能である。またアレルギー疾患、なかでもI型アレルギー疾患の症状の発症を予防し、さらには症状を改善および治療する効果が顕著である。したがって、本発明の抗アレルギー剤は、近年問題となっているアレルギー疾患の抗アレルギー剤および抗アレルギー食品として、産業上極めて有益である。さらに、本発明の抗アレルギー剤の有効成分であるちしゃとうは、消化系器官や肝臓の機能改善にも有効であることが知られているので、アレルギー症状の改善と同時に、消化系器官や肝臓の機能改善も期待できる。そのため、アレルギー反応により弱まった身体の機能全般の回復効果も期待できる。
図1は、実施例の例1における本発明の抗アレルギー作用の評価のための試験手順を示す。 図2は、ちしゃとう懸濁液(本発明の抗アレルギー剤)を経口投与した際の、アレルギー感作マウスのくしゃみ反応の測定結果を示す。 図3は、ちしゃとう懸濁液を経口投与した際の、アレルギー感作マウスの鼻掻き行動の測定結果を示す。 図4は、ちしゃとう懸濁液を経口投与した際の、ヒスタミン誘発鼻炎症状マウスのくしゃみ反応(a)および鼻掻き行動(b)の測定結果を示す。 図5は、ちしゃとう懸濁液を経口投与した際の、ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動の測定結果を示す。 図6は、ちしゃとう懸濁液を経口投与した際の、ヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応による色素班面積の算出結果を示す。
発明の具体的説明
抗アレルギー剤
本発明の抗アレルギー剤は、ちしゃとうの全草または一部を有効成分とする。
本発明において「有効成分」とは、本発明の目的である抗アレルギー作用を奏する上で必要とされる成分のことを意味する。
ちしゃとう
ちしゃとう(Lactuca sativa var.asparagina)は、中国原産の植物であり、その葉および肥大している茎の部分を食用としている。
本発明において「ちしゃとうの全草または一部」とは、ちしゃとうの茎や葉だけでなく、根、花、種などの食用部位以外の組織も含めた部位の全部またはそれらの1以上の部位を意味する。部位は、好ましくはちしゃとうの葉部および茎部であり、さらに好ましくは茎部である。本発明に用いられる部位は、それぞれの部位を単独で用いてもよいし、2つ以上の部位を組み合わせて用いてもよい。2つ以上の部位の組み合わせは、高い抗アレルギー作用を有する点で、少なくとも茎部または葉部を含む組み合わせ、より好ましくは少なくとも茎部と葉部とを含む組み合わせである。
本発明のちしゃとうは、生のちしゃとうを破砕して、その破砕物をそのまま用いてもよく、または天日乾燥、温風乾燥、もしくは凍結乾燥など乾燥させたちしゃとうをそのまま、もしくは水で戻したものを用いてもよい。好ましくは、ちしゃとう凍結乾燥物である。
本発明の好ましい態様によれば、本発明のちしゃとう乾燥物は、生のちしゃとうをブランチングして得られた茹でちしゃとうを凍結乾燥し、さらに粉末化して得ることができる。
ここで、ブランチングは、生のちしゃとうから有効成分が溶出しない限り、特に限定されない。ブランチングは、例えば、80〜100℃のお湯に、1〜5%の食塩を加え、そこに生のちしゃとうを入れることにより行う。ブランチングの時間は、好ましくは、1〜5分である。このブランチング工程により、ちしゃとうに含まれる有効成分とは別の酵素の活性を抑えることができ、また菌数を低減することができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、生のちしゃとうは、ブランチング工程の前に、水で洗浄していることが好ましい。この洗浄により、生のちしゃとうに付着する虫、土石、ホコリ等をブランチング前に除去することができる。
ここで茎部のちしゃとう乾燥物は、ブランチング前に、好ましくは茎の硬い外皮層を、より好ましくは繊維質の多い筋層をさらに取り除くことが好ましい。取り除く厚みは、好ましくは5mm以上、より好ましくは8mm以上である。
凍結乾燥工程は、茹でちしゃとうを凍結乾燥することができれば、特に限定されない。
本発明の好ましい実施形態によれば、凍結乾燥工程の前に、茹でちしゃとうを、あらかじめ−15℃〜−30℃に冷凍し、その後凍結乾燥することが好ましい。ここで凍結速度は、緩慢であっても、急速であってもよい。好ましくは急速冷凍である。
粉末化は、例えば、粉砕器により粉末化し、粉末化ちしゃとうを篩またはシフターを用いて篩い分け(篩別し)、通過した粉末を用いることにより、均一なちしゃとう凍結乾燥粉末を得ることができる。ここで篩別に用いる篩いまたはシフターのメッシュサイズは、例えば20メッシュである。
ちしゃとう凍結乾燥物は、市販(例えば、株式会社浜一より入手可能)されているものを用いてもよい。
あるいは、ちしゃとうは、ちしゃとうの抽出物であってもよい。例えば、ちしゃとうを搾汁した際の汁や、水、または有機溶媒などの抽出溶媒で抽出した抽出液が挙げられる。ここで有機溶媒は、水溶性または非溶性であってもよい。有機溶媒は、好ましくは、アルコール系溶媒(例えば、エタノール、メタノール)である。
本発明の好ましい態様によれば、ちしゃとうの抽出物は、ちしゃとう汁、または、水もしくはエタノールで抽出した抽出液である。
ここで、抽出液は、そのまま使用することができるが、これらの希釈液、濃縮液、または抽出液を乾燥(例えば、減圧乾燥、凍結乾燥など)して粉末状、顆粒状、錠剤状などの形状に加工したものを用いてもよい。
本発明のさらにより好ましい態様によれば、ちしゃとうは、凍結乾燥物である。
用途
本発明のちしゃとうの全草または一部を有効成分とする抗アレルギー剤は、後述する実施例に記載の通り、抗アレルギー作用を有しており、特に、アレルギー性鼻炎、花粉症、およびアレルギー性皮膚炎などのI型アレルギー疾患の発症を予防し、症状の改善および治療効果が期待できる。したがって、本発明の抗アレルギー剤は、アレルギー疾患の予防、改善および治療に用いることができる。
本発明において「抗アレルギー作用」とは、アレルギー疾患の症状を軽減、抑制するすべての態様を含む概念であり、例えば、予防、改善、および治療などが含まれる。
抗アレルギー作用は、市販のアレルギーモデル動物(例えば、OVA−IgEマウス、TNP−IgEマウス)、アレルゲンで感作したマウス、またはアレルギー症状関連物質を接種したマウスを用いた試験により、インビボ(in vivo)でその効果を評価することができる。ここで、アレルギー症状関連物質とは、アレルギー症状を誘発する肥満細胞の脱顆粒により遊離したヒスタミン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサンなどの化学伝達物質を意味する。かゆみに関する抗アレルギー作用を評価する場合には、かゆみの誘発に最も重要な化学伝達物質がヒスタミンである観点から、ヒスタミンを接種したマウスを用いることが好ましい。
アレルギー
本発明の抗アレルギー剤が効果を有するアレルギー疾患は、好ましくはI型アレルギー疾患である。具体的には、アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、アナフィラキシー反応、および気管支喘息などが挙げられ、即時型アレルギー反応を示すものをいう。
本発明におけるアレルギー性鼻炎とは、発作性反復性のくしゃみ、水性鼻汁、鼻づまりを主な特徴とする鼻粘膜のアレルギー反応によっておこる通年性の鼻の疾患である。原因物質としては、ハウスダスト(ヒトやペットの皮膚、ダニ、埃、カビなどが混ざったもの)が挙げられ、花粉をアレルゲンとする季節性アレルギー性鼻炎の花粉症とは区別される。
本発明における花粉症とは、植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的である症候群である。花粉症としては、例えば、スギ花粉症、ヒノキ花粉症、ブタクサ花粉症、イネ花粉症、ケヤキ花粉症、カモガヤ花粉症、シラカバ花粉症、コナラ花粉症、ハンノキ花粉症、マツ属花粉症など、またはこれらが数種合併した花粉症が挙げられる。
花粉症患者においては、前記花粉症の花粉抗原と交差反応性を有する食物抗原によるアレルギー反応をおこすことがある。本発明においては、かかる食物抗原による口腔アレルギー症候群も対象とすることができる。口腔アレルギー症候群としては、例えば、シラカバ花粉に対するバラ科果物、スギ花粉に対するナス科植物などを原因とする食物アレルギーが挙げられる。
本発明におけるアレルギー性皮膚炎とは、湿疹を伴うもののうち、アレルギー反応と関連があるものをいう。アレルギー性皮膚炎としては、例えば、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎が挙げられる。
本発明におけるアレルギー性結膜炎とは、目のかゆみ、充血、異物感、めやに、流涙を主な特徴として生じる通年性の結膜の炎症である。原因物質としては、ハウスダストが挙げられ、花粉をアレルゲンとする花粉症の結膜炎症状とは区別される。
本発明によるアナフィラキシー反応とは、特定の原因物質によって生じる過剰なアレルギー反応であり、重傷の場合、血圧低下を伴うアナフィラキシーショックと呼ばれる症状を引き起こし、死に至る場合もある。本発明のアナフィラキシー反応としては、ペニシリンなどの薬剤の内服や注射による「薬剤性アレルゲン」を原因物質とする薬剤アレルギー、虫さされなどによる「刺咬性アレルゲン」を原因とするアレルギー、特定の食品などによる「食餌性アレルゲン」を原因とする食物アレルギーなどが挙げられる。
本発明による気管支喘息とは、各種アレルゲンなどに対する過敏反応の過程で、気管支平滑筋収縮、気道粘膜の浮腫、気道分泌亢進などにより引き起こされる呼吸器疾患である。気管支喘息発作の原因物質としては、ウイルス感染、ハウスダスト、食物、薬剤などのアレルゲンに加え、過労または精神的要因なども挙げられる。
食品組成物
本発明によれば、本発明による抗アレルギー剤を含んでなる食品組成物が提供される。このような食品組成物は、例えば、本発明による血圧上昇抑制剤を、食品の材料成分に添加することを含んでなる製造方法によって製造することができる。
本発明の食品とは、医薬品組成物以外のものであって、溶液、懸濁液、乳濁液、粉末、固体成形物など、経口摂取可能な形態であればよく特に限定されない。具体的には、例えば、即席麺、レトルト食品、缶詰、電子レンジ食品、即席スープ・みそ汁類、フリーズドライ食品などの即席食品類;飲料類;パン、パスタ、麺、ケーキミックス、パン粉などの小麦粉製品;菓子類;ソース、トマト加工調味料、風味調味料、調理ミックス、たれ類、ドレッシング類、つゆ類、カレー・シチューの素類などの調味料;油脂類;乳製品;卵加工品、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品などの水産加工品;畜肉ハム・ソーセージなどの畜産加工品;農産缶詰、ジャム・マーマレード類、漬け物、煮豆、シリアルなどの農産加工品;冷凍食品などが挙げられる。
また食品には、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、病者用食品、乳幼児用調整粉乳、妊産婦もしくは授乳婦用粉乳、または疾病リスク低減表示を付した飲食品のような分類のものも包含される。
食品には、本発明の抗アレルギー剤の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常食品に用いられる材料、添加物(例えば、賦形剤、崩壊剤、乳化剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、香料など)を必要に応じて適宜配合することができる。
これら通常食品に用いられる材料、添加物の含有量は、特に限定されず、食品形態などに応じて適宜設定することができる。
本発明による食品中、本発明による抗アレルギー剤の配合量は、その目的や形態、または、抗アレルギー剤中のちしゃとうが、生か、乾燥物か、抽出物かによっても異なる。
摂取量は、食品の形態、摂取するヒトの年齢、体重、性別、摂取の目的などを考慮して、個々の場合に応じて適宜設定される。例えば、ちしゃとう凍結乾燥物に換算して、好ましくは30mg/kg以上、より好ましくは100mg/kg以上、さらに好ましくは300mg/kg以上、特に好ましくは500mg/kg以上である。これを1日1回または数回に分けて摂取する。
医薬組成物
本発明によれば、本発明による抗アレルギー剤を含んでなる医薬が提供される。
本発明による医薬は、経口および非経口(例えば、静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、直腸投与、および経皮投与)のいずれかの投与経路で、ヒトおよびヒト以外の動物に投与することができる。なかでも、経口投与は、安全性という本発明の特徴を生かすことができ、患者の負担が小さいという点で好ましい。
また、本発明による医薬の投与方法には、浸剤、煎剤などの液状製剤を、マスクに浸漬、コーティング、噴霧などした後に乾燥させ、このマスクを患者、特に花粉症患者が着用することにより投与する方法も含まれる。
したがって、本発明による抗アレルギー組成物を含んでなる医薬は、投与経路に応じた適当な剤型に処方される。具体的には、経口剤としては、錠剤、カプセル剤、散在、顆粒剤、シロップ剤などが挙げられ、非経口剤としては、注射剤、座剤、テープ剤、軟膏剤、液状製剤などが挙げられる。
これらの各種製剤は、通常用いられている賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、希釈剤などの医薬上許容できる担体を用いて、常法により製造することができる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、ブドウ糖、コーンスターチ、ソルビット、結晶セルロースなどが、崩壊剤としては、例えば、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン末、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、デキストリンなどが、結合剤としては例えばジメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが、滑沢剤としては、例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、硬化植物油などがそれぞれ挙げられる。
また、上記各種製剤は、必要により緩衝剤、pH調整剤、安定化剤、等張化剤、保存剤などを添加して製造することができる。
本発明による医薬中、本発明による抗アレルギー組成物の含有量は、その剤型に応じて、または、抗アレルギー組成物中のちしゃとうが、生か、乾燥物か、抽出物かによっても異なるが、通常、医薬中0.5〜50重量%、好ましくは1〜20重量%である。
投与量は、剤型、患者の年齢、体重、性別、疾患の相違、症状の程度などを考慮して、個々の場合に応じて適宜選択される。例えば、ちしゃとう凍結乾燥物に換算して、好ましくは30mg/kg以上、より好ましくは100mg/kg以上、さらに好ましくは300mg/kg以上、特に好ましくは500mg/kg以上である。これを1日1回または数回に分けて投与する。
以下、実施例を示してこの出願の発明をさらに詳細かつ具体的に説明するが、この出願の発明は以下の例によって限定されるものではない。
例1:ちしゃとう凍結乾燥物の抗アレルギー作用の評価
ちしゃとうの抗アレルギー作用について、アレルギー性鼻炎モデルマウス(アレルゲン感作マウス)を用いて評価した。
(1)ちしゃとう懸濁液の調製
ちしゃとう凍結乾燥物の製造
生のちしゃとうを、水で洗浄し、土などの異物を取り除いた。茎部と葉部とに分け、茎部は外皮をピーラー(厚み5〜8mm)で剥き翡翠色の可食部分を原料とし、葉部はそのまま原料とした。茎部、葉部ともに1〜5%の食塩を加えた80〜100℃のお湯で、1〜5分ブランチングを行った。ブランチングは、ちしゃとうに含まれる酵素活性を抑え、菌数を減少させるために行った。ブランチング後、直ちに茎部、葉部ともに冷水に入れ、30℃以下に急冷した。遠心脱水機(NE3−26、株式会社アサヒ製作所製)を用いて1400rpmで3〜5分遠心し、またはザルにあげ静置状態にして、茎部、葉部の水気を除去した。ちしゃとうを、トレーに並べた(トレー張り)。緩慢に凍結、または急速凍結を行い、中心温度−15〜−30℃にした。TFD−LF5S(東洋技研株式会社製)を用いて凍結乾燥した。
ちしゃとう懸濁液
ちしゃとう茎部の凍結乾燥物500mgを、乳鉢を用いて磨砕し、粉末化した。得られた粉末を、蒸留水で0.5%に調整したカルボキシメチルセルロース(和光純薬工業株式会社より入手)水溶液10mlに懸濁し、ちしゃとう茎部懸濁液(50mg/ml)を得た。
さらに、ちしゃとう葉部の凍結乾燥物についても、同様に処理し、ちしゃとう葉部懸濁液(50mg/ml)を得た。
(2)アレルゲン感作マウスでのちしゃとう凍結乾燥物の抗アレルギー作用の評価
アレルギー性鼻炎モデルの作成
5週齢の雌性BALB/c系マウス(日本エスエルシー株式会社より入手)を、室温24±2℃、湿度55±15%、明暗サイクル12時間(明期8:00〜20:00)の条件下にある動物室で飼育した。マウスは、飼育用ケージ(幅22cm、奥行き32cm、高さ14cm)で、1ケージ7匹飼いとし、1群7匹で下記の試験に供した。標準餌(MF飼料、オリエンタル酵母工業株式会社より入手)と水は自由に摂取させた。マウスの体重は、平均17〜18gであった。
抗原としての卵白アルブミン(シグマ社製)2μlと、アジュバンドとしての水酸化アルミニウムゲル(エルエスエル社製)2mgを、生理食塩液0.2mlに懸濁したものを、それぞれ、感作0日目および5日目に、雌性BALB/c系マウスに腹腔内投与し、全身感作を行った。
さらに、初回感作14日目以降は、局所感作として、1日1回、卵白アルブミン1.2mgを生理食塩液4μlに溶解した卵白アルブミン生理食塩液(300mg/ml)を、マウスの両側鼻腔内に、マイクロピペットを用いて、4μlずつ点鼻投与した。
アレルギー性鼻炎症状抑制作用の評価
ちしゃとう懸濁液を投与した試験群(ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群)と、対照群とで、アレルギー性鼻炎症状を測定した。
ちしゃとう投与群は、感作0日目から、1日1回、初回感作14日目以降の場合は卵白アルブミン生理食塩溶液の点鼻1時間前に、それぞれ、ちしゃとう懸濁液10ml/kg(ちしゃとう乾燥物500mg/kg)の用量で、マウスに、それぞれの懸濁液を、経口投与した(図1参照)。
アレルギー性鼻炎症状の測定は、初回感作14日目および21日目に行った。マウスは、卵白アルブミン生理食塩溶液を点鼻する10分前に、観察用ケージ(幅31cm、奥行18cm、高さ25cm)に移動し、環境に馴化させた。
卵白アルブミン生理食塩溶液を、マウスの両側鼻腔内にマイクロピペットで4μlずつ点鼻投与した直後から、マウスのアレルギー性鼻炎症状を測定した。マウスのアレルギー性鼻炎症状として、抗原溶液の点鼻直後から誘発されるくしゃみ反応と、鼻掻き行動の回数とを、20分間測定した。
得られた実験結果は、すべて、平均値±標準誤差で示した。ダネット検定を用いて、ちしゃとう懸濁液投与群(ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群)と、対照群との統計的有意差を比較し、危険率5%未満の場合を有意差あり、と判定した。
結果を、図2および図3に示す。結果から示されるように、ちしゃとう懸濁液投与群はいずれも、対照群と比較して、アレルギー性鼻炎症状の発症が軽減された。特に、ちしゃとう葉部投与群では、くしゃみ反応の発症に対して有意な抑制作用が見られた。また、ちしゃとう懸濁液投与群は、継続的な局所感作によるアレルギー性鼻炎の悪化を有意に抑制し、症状を改善した。特に茎部投与群では、葉部投与群と比較して、より優れた悪化の改善傾向を示した。
例2:ちしゃとう凍結乾燥物の抗アレルギー作用の評価(ヒスタミン誘発マウス)
ちしゃとうの抗アレルギー作用として、ヒスタミンを接種したマウス、すなわちヒスタミン誘発マウスを用いて、ヒスタミン誘発鼻炎症状抑制作用、ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動抑制作用、およびヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応抑制作用について評価した。
(1)ヒスタミン誘発鼻炎症状抑制作用の評価
ヒスタミン誘発鼻炎マウスを用いて、ちしゃとう懸濁液を投与した試験群(ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群)、および抗ヒスタミン薬であるセチリジン投与群と、対照群とで、ヒスタミン誘発鼻炎症状を測定した。
5週齢の雌性ICR系マウス(日本エスエルシー株式会社より入手)を、室温24±2℃、湿度55±15%、明暗サイクル12時間(明期8:00〜20:00)の条件下にある動物室で飼育した。マウスは、飼育用ケージ(幅22cm、奥行き32cm、高さ14cm)で飼育し、標準餌(MF飼料、オリエンタル酵母工業株式会社より入手)と水は自由に摂取させた。マウスの体重は、平均20〜30gであった。
実験開始前に、マウスを観察用ケージ(幅31cm、奥行き18cm、高さ25cm)
にいれて、10分間馴化させた。1群9匹で下記の試験に供した。
鼻炎症状誘発物質としてのヒスタミン(シグマ社製)を生理食塩液に溶解したヒスタミン生理食塩溶液(50μmol/ml)を、マウスの両側鼻腔内に、マイクロピペットを用いて、2μlずつ点鼻投与した。投与したマウスは観察用ケージに戻し、点鼻直後から誘発されるヒスタミン誘発鼻炎症状、すなわちくしゃみ反応および鼻掻き行動の回数を、点鼻後20分間測定した。
ちしゃとう茎部投与群、またはちしゃとう葉部投与群として、ヒスタミン接種の1時間前に、上記例1(1)と同様の方法により得た茎部と葉部のちしゃとう懸濁液(それぞれ50mg/ml)を、それぞれ500mg/kg(投与量10ml/kg)ずつマウスに経口投与した。さらに、セチリジン投与群として、ちしゃとう懸濁液の代わりに、セチリジン懸濁液を、10ml/kg(セチリジン10mg/kg)の用量で、経口投与した。ここで、セチリジン懸濁液は、セチリジン(ユーシービージャパン株式会社製)粉末10mgを、蒸留水で0.5%に調整したカルボキシメチルセルロース(和光純薬工業株式会社より入手)水溶液10mlに懸濁することにより調製した。
ヒスタミン誘発鼻炎症状の測定結果は、ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群、セチリジン投与群、および対照群、それぞれ平均値±標準誤差で示した。ダネット検定を用いて、ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群、およびセチリジン投与群と、対照群との統計的有意差を比較し、危険率5%未満の場合を有意差あり、と判定した。
結果を図4に示す。
(2)ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動抑制作用の評価
ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動マウスを用いて、ちしゃとう懸濁液を投与した試験群(ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群)、および抗ヒスタミン薬であるセチリジン投与群と、対照群とで、ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動を測定した。
5週齢の雌性ICR系マウス(日本エスエルシー株式会社より入手)を、室温24±2℃、湿度55±15%、明暗サイクル12時間(明期8:00〜20:00)の条件下にある動物室で飼育した。マウスは、飼育用ケージ(幅22cm、奥行き32cm、高さ14cm)で飼育し、標準餌(MF飼料、オリエンタル酵母工業株式会社より入手)と水は自由に摂取させた。マウスの体重は、平均20〜30gであった。
マウスは、実験に供する1日以上前に、後肢に、テフロン(商標)でコーティングした小型強力磁石(横1mm、縦3mm)を皮内に埋め込む手術を行った。
実験開始前に、マウスを観察用チャンバー(内径11cm、高さ18cm)にいれて、10分間馴化させた。1群15匹で下記の試験に供した。
起痒物質としてのヒスタミン(シグマ社製)を生理食塩水に溶解したヒスタミン生理食塩水(2μmol/ml)を、雌性ICR系マウスの吻側背部に0.05ml皮内注射した。注射したマウスは観察用チャンバーに戻し、注射直後から惹起される後肢による引っ掻き行動の回数を、注射後60分間、自動掻痒行動測定装置(MicroAct,株式会社ニューロサイエンス)により自動的に測定した。
ちしゃとう茎部投与群、またはちしゃとう葉部投与群として、ヒスタミン接種の1時間前に、上記例1(1)と同様の方法により得た茎部と葉部のちしゃとう懸濁液(それぞれ50mg/ml)を、それぞれ500mg/kg(投与量10ml/kg)ずつマウスに経口投与した。さらに、セチリジン投与群として、上記例2(2)と同様の方法で調製したセチリジン懸濁液を、10ml/kg(セチリジン10mg/kg)の用量で、経口投与した。
ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動の測定結果は、ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群、セチリジン投与群、および対照群、それぞれ平均値±標準誤差で示した。ダネット検定を用いて、ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群、およびセチリジン投与群と、対照群との統計的有意差を比較し、危険率5%未満の場合を有意差あり、と判定した。
結果を図5に示す。結果から示されるように、ちしゃとう茎部投与群およびちしゃとう葉部投与群では、ヒスタミン誘発皮膚掻痒行動の軽減、すなわち、抑制傾向が見られた。
(3)ヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応抑制作用の評価
ヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応マウスを用いて、ちしゃとう懸濁液を投与した試験群(ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群)、および抗ヒスタミン薬であるセチリジン投与群と、対照群とで、ヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応を測定した。
5週齢の雌性ICR系マウス(日本エスエルシー株式会社より入手)を、室温24±2℃、湿度55±15%、明暗サイクル12時間(明期8:00〜20:00)の条件下にある動物室で飼育した。マウスは、飼育用ケージ(幅22cm、奥行き32cm、高さ14cm)で飼育し、標準餌(MF飼料、オリエンタル酵母工業株式会社より入手)と水は自由に摂取させた。マウスの体重は、平均20〜30gであった。
マウスは、実験に供する直前に、尾静脈より0.25%エバンスブルー生理食塩溶液を、0.4ml/kgの容量で投与した。1群10匹で下記の試験に供した。
エバンスブルー生理食塩溶液投与後直ちに、ヒスタミン(シグマ社製)を生理食塩水に溶解したヒスタミン生理食塩水(2μmol/ml)を、雌性ICR系マウスの吻側背部に0.05ml皮内注射し、皮膚血管透過性亢進反応を惹起した。ヒスタミン皮内注射から30分間後に、マウスをエーテル麻酔下で、致死させ背部皮膚を剥離し、ノギスを用いて、色素班の長径(x)および短径(y)を測定した。色素班の面積(色素漏出面積)(S)は、楕円の面積公式(S=x/2×y/2×π)により算出した。
ちしゃとう茎部投与群、またはちしゃとう葉部投与群として、ヒスタミン接種の1時間前に、上記例1(1)と同様の方法により得た茎部と葉部のちしゃとう懸濁液(それぞれ50mg/ml)を、それぞれ500mg/kg(投与量10ml/kg)ずつマウスに経口投与した。さらに、セチリジン投与群として、上記例2(2)と同様の方法で調製したセチリジン懸濁液を、10ml/kg(セチリジン10mg/kg)の用量で、経口投与した。
色素班の面積の結果は、ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群、セチリジン投与群、および対照群、それぞれ平均値±標準誤差で示した。ダネット検定を用いて、ちしゃとう茎部投与群、ちしゃとう葉部投与群、およびセチリジン投与群と、対照群との統計的有意差を比較し、危険率5%未満の場合を有意差あり、と判定した。
結果を図6に示す。結果から示されるように、ちしゃとう茎部投与群では、ヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応に対して有意な抑制作用が見られた。また、ちしゃとう葉部投与群では、ヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進反応の軽減、すなわち抑制傾向が見られた。

Claims (5)

  1. ちしゃとうの全草または一部を有効成分とする、抗アレルギー剤(飲食品を除く)
  2. I型アレルギーを予防、改善または治療するためのものである、請求項1に記載の抗アレルギー剤。
  3. I型アレルギーが、アレルギー性鼻炎、花粉症またはアレルギー性皮膚炎である、請求項2に記載のアレルギー剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗アレルギー剤を含んでなる、医薬組成物。
  5. ちしゃとうの全草または一部を有効成分として摂取させることを含んでなる、アレルギー反応を抑える方法(ヒトへの医療行為を除く)。
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