JP4584858B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、雄型及雌型部材からなる管継手に関し、特に、雄型及び雌型部材の連結を容易に行なうことが出来、且つ、両部材を安全に連結解除することを可能とした管継手に関する。
加圧流体源に接続された雌型部材に雄型部材を連結する場合には、雄型部材を、雌型部材内に設けられた弁部材を開くように押し込まなければならず、大きな力を要する。また、雄型部材を雌型部材から外す場合には、雌型部材内の弁部材は閉じるが、多くの雄型部材は、その内部に弁部材を備えていないために、雄型部材が連結されているホース内部に残る高圧流体が急激に排出して、該ホースが暴れたりすることがあり、危険である。
このために、先ず雄型部材と雌型部材とを連結してから、次に弁部材をひらくようにしたもの(特許文献1)や、先ず弁部材を閉じ、雄型部材と雌型部材との間の残圧を抜いてから、次に連結を解除するようにしたもの(特許文献2)などが開発されてきている。
実公昭57−9587 実公平8−9514
しかし、これら従来の管継手は、連結する場合も、連結解除する場合も、2段階以上の操作を必要としている。
本発明は、このような点に鑑み、連結も連結解除も、小さな力で安全に、1つの操作で完了することが出来る管継手を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は
雌型部材(以下で述べる実施形態においては参照番号12で示す)及び該雌型部材に挿入連結される雄型部材(14)からなる管継手(10)において、
該雄型部材及び雌型部材の一方の部材内部に設けられ、該一方の部材内部の流体通路を開く開放位置と、該流体通路を閉じる閉止位置との間で変位可能とされた弁部材であって、閉止位置にあるときに開放位置に向けてする付勢力を受けている弁部材(36)と、
該一方の部材内に設けられて、該弁部材に係合して、該弁部材を該閉止位置に保持する保持手段(56)と、
該雄型部材及び雌型部材の他方の部材に設けられて、該雄型部材が該雌型部材内に挿入されるときに、該保持手段に係合して、該保持手段の該弁部材との係合を解除して、該弁部材が該付勢力により該開放位置となるのを許容する係合解除手段(同実施形態においては雄型部材の先端部分が相当する)と、
を有することを特徴とする管継手を提供する。
この管継手においては、雄型部材を雌型部材内に挿入して係合解除手段の弁部材との係合を解除することによって、該弁部材はそれに加えられている付勢力により開放位置とされるものであり、大きな力を要せずに弁部材を開放することができる。
具体的には、
該保持手段(56)が、
該弁部材に係合して該弁部材を該閉止位置に保持する弁係合位置と、該弁部材から係合解除されて該弁部材が開放位置に変位されるのを許容する弁係合解除位置との間で変位可能とされた弁係合部材(保持部材62に相当)と、
該弁係合部材を弁係合位置に保持する保持する内側可動弁部材(64)であって、該雄型部材が該雌型部材内に挿入されるときに、該係合解除手段によって押し込められて該弁係合部材が弁係合解除位置になるのを許容する内側可動部材(64)と
を有するようにすることができる。
更に具体的には、
該一方の部材が雌型部材とされ、該他方の部材が雄型部材とされ、
該雌型部材(12)が、
雄型部材を受け入れる雄型部材受入部(16)、及び、該雄型部材受入部に連通された流体通路(18)を有する筒状の雌型本体(20)と、
該雌型本体に設けられ、該雌型部材内に挿入された雄型部材を該雌型部材に連結するための施錠手段(28,32)と
を有し、
該雄型部材が、その外側表面に施錠凹部(30)を有し、
該施錠手段が、
筒状の該雌型本体に半径方向で変位可能に設けられた施錠部材であって、該雄型部材受入部内に所定長さだけ挿入された該雄型部材の該施錠凹部に嵌合された施錠位置と、該施錠位置より半径方向外側位置で、雄型部材との嵌合を解除する施錠解除位置との間で変位可能とされた施錠部材(28)と、
該雌型本体の外周面上に設けられ、該施錠部材を該施錠位置にする押圧位置と、該施錠部材が該施錠解除位置になるのを許容する押圧解除位置との間を変位可能にされ、該雄型部材が該雌型部材に挿入されていない状態においては、該押圧解除位置に保持されるようにされた外側可動部材(32)と、
該外側可動部材を該押圧位置に向けて付勢する第1付勢手段(コイルスプリング34)と、
を有し、
該保持手段は、該雄型部材が該雌型部材内に挿入されて、該施錠部材が該外側可動部材により該雄型部材の該施錠凹部に嵌合された段階で、該弁部材を開放位置とするように構成されるようにすることができる。
すなわち、施錠部材が施錠凹部に嵌合され、雄型部材が雌型部材から抜け出られなくなった状態で弁部材を開放するものであり、連結操作における安全を図るものである。
更に、
該外側可動部材(32)及び該弁部材(36)が、該筒状の雌型本体の軸線方向で変位可能とされ、且つ、相互に連結されており、該保持手段により該弁部材が閉止位置に保持されることにより、該外側可動部材が該第1付勢手段に抗して該押圧解除位置に保持されるようにすることができる。
すなわち、この場合は、弁部材と外側可動部材が一体的に変位するようにされており、弁部材が保持手段から係合解除されて開放位置に向けて変位されるときに、外側部材も押圧位置に向けて動くようになる。
更に、
該雄型部材が該雌型部材に挿入されて、該施錠部材が該施錠凹部(30)に嵌合可能となった後に、該雄型部材更に雌型部材内に挿入されることにより、該係合解除部材が該保持手段を該弁部材から外すことにより、該外側可動部材及び該弁部材が一体的に変位し、該外側可動部材(32)が該押圧位置となり、次いで、該弁部材(36)が該開放位置となるようにすることができる。
すなわち、雄型部材が雌型部材に連結状態となった後に、弁部材を開放するものである。
更に具体的には、
該内側可動部材を、該弁係合部材を弁係合位置に保持する位置に向けて付勢する第2付勢手段(78)が設けられ、
該雄型部材の該雌型部材内への挿入に伴い、該係合解除部材が、該第2付勢手段に抗して該内側可動部材を押込み、該弁係合部材が弁係合解除位置に変位するようにすることができる。
また、
該弁部材(36)が筒状とされ、
該弁部材が該開放位置とされたときに、該雄型部材(14)に密封係合して、該雌型部材の流体通路から該雄型部材の流体通路への流体連通路を形成するようにされ、
外側可動部材(32)が該第1付勢手段に抗して該押圧位置から動かされて該押圧解除位置の手前にある残圧逃し位置とされたときに、該弁部材が該外側可動部材とともに動かされて該雌型部材の該流体通路を閉止するようになると共に該雄型部材との該密封係合が外されて、当該雄型部材の該流体通路内の圧力が当該管継手の外部へ逃げることが出来るようにすることができる。
すなわち、雄型部材を雌型部材から外すときに、雄型部材内の残圧を逃した後に、雌型部材から外すことを可能とするもので、雄型部材内に残圧がある状態で雄型部材が雌型部材から引き抜かれて、雄型部材が暴れるのを防止するものである。
更に具体的には、
該外側可動部材が、該施錠部材を該施錠位置に押圧する押圧面(88)と、該施錠解除位置となった施錠部材を受け入れるため該押圧面よりも半径方向外側に位置する押圧解除面(90)と、該押圧解除面に隣接して設けられ、半径方向で該押圧面と該押圧解除面との間に位置する残圧逃し面(92)とを有し、
該外側可動部材が残圧逃し位置とされたときに、該残圧逃し面が該施錠部材と半径方向で整合するようになされ、且つ、該弁部材の該雄型部材との該密封係合が外され、当該管継手内部の圧力により該雌型部材から抜け出る方へ該雄型部材が押圧され、これにより該施錠部材が施錠凹部から押し出されて該圧力逃し面に当接するようにすることができる。
このようにすることにより、雄型部材を雌型部材から抜いて、残圧逃し位置となったときに、作業者がそれを感知して、残圧を十分排出してから、該雄型部材を雌型部材から抜くことができるようにするものである。
すなわち、本発明は、弁を備えた継手部材の連結を行うときに、作業者自が継手部材内の流体圧に抗して弁を開く必要がなく、従って、大きな力を要することなく、連結作業がおこなえるようにすることができる。また、雄型部材を雌型部材に挿入する作業だけで、弁を開き、且つ、雄型部材雌型部材に連結することを可能とする。更に、雄型部材が雌型部材から不用意に抜け出ることがない状態にして弁を開くようにすることができ、安全に連結作業を行うことができる。また、雄型部材を雌型部材から外すときは、雄型部材から残圧を除去してから行うことができ、安全に作業することが可能となる。


以下、本発明に係る管継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図示のように、本発明に係る管継手10は、雌型部材12及び該雌型部材に挿入連結される雄型部材14を有する。
図1乃至図5は、雌型部材12への雄型部材14の挿入開始から連結されるまでの状態を示している。また、図6は雌型部材12から雄型部材14を外す途中の状態を示しており、図7は、雄型部材14が外された状態の雌型部材12を示している。
雌型部材12は、雄型部材14を受け入れる雄型部材受入部16、及び、該受入部に連通された流体通路18を有する筒状の雌型本体20を有する。図示の例では、この雌型本体20は、第1筒状部材22と該第1筒状部材にネジ結合された第2筒状部材24とから構成されている。第2筒状部材24には、加圧流体源(図示せず)からのホースが連結される。
第1筒状部材22には、半径方向で貫通した半径方向孔26が設けられており、該半径方向孔26には、半径方向で変位可能に設けられた球形の施錠部材28が設けられている。具体的には、該施錠部材28は、該雄型部材受入部16内に挿入されて該雌型部材12との連結位置とされた雄型部材14の外周面形成されている環状の施錠凹部30に係合して、該雄型部材を該雌型部材に連結固定する施錠位置(図5)と、該施錠位置より半径方向外側位置で、施錠凹部30との係合を解除する施錠解除位置(図2)との間で変位可能とされている。
雌型本体12の外周面上にはスリーブ状の外側可動部材32が、当該雌型本体の軸線方向で変位可能に設けられ、該施錠部材28を施錠位置(図5)に押圧する押圧位置(図5)と、該施錠部材28が施錠解除位置(図2)になるのを許容する押圧解除位置(図1、図7)との間を軸線方向に変位可能とされている。該外側可動部材は、第1付勢手段(コイルスプリング)34により押圧位置(図5)に向けて付勢されているが、後述する手段により、雄型部材が雌型部材内に挿入されていない図7に示し状態においては、押圧解除位置に保たれ、雄型部材が雌型部材との連結位置に挿入されたときに、押圧位置に変位されるようになっている。
雌型本体20内には、全体として筒状とされた弁部材36が設けられている。該弁部材は、流体通路18を開く開放位置(図4、図5)と、該流体通路18を閉じる閉止位置(図1〜図3、図7)との間を変位可能とされている。
弁部材36は、具体的には、第2筒状部材24に固定された弁支持部材38上に摺動可能に取り付けられている。弁支持部材38は、図8に示すように第2筒状部材24の内壁面に固定される筒状部40から雄型部材受入部16の方向に向けて順に、直径方向で対向配置された一対の連結部42、Oリング44を受け入れる環状溝46を備えた円盤状部48、及び、直径方向で対向配置された一対の弁支持アーム50を有している。筒状の弁部材36は、該弁支持部材の円盤状部48と弁支持アーム50の周りに摺動可能に取り付けられており、開放位置(図4、図5)にあるときには、流体通路18が、弁支持部材38の一対の連結部42の間の通路52を介して該弁支持部材38の半径方向外側に連通され、更に、一対の弁支持アーム50の間の通路54を介して弁支持部材38の内側に連通され、そして、雄型部材受入部16に連通されるようになっている。また、弁部材が閉止位置(図1〜図3、図6、図7)にあるときには、該弁部材36の内周面が該弁支持部材の円盤状部48に取り付けらOリング44と密封係合して、流体通路18と雄型部材受入部16との間の上記連通を阻止するようになっている。
雌型部材12は、弁部材36を閉止位置(図1〜図3、図7)に保持するための保持手段56を備えている。すなわち、この保持手段56は、弁支持アーム50に形成された半径方向孔60(図8)内に半径方向で変位可能に設定された球形の保持部材62と、該弁支持アーム50の内側に設けられた軸線方向で変位可能とされた内側可動部材64(図9)を有する。保持部材62は、閉止位置にある弁部材36の内周面に形成された係止面66に係合して、弁部材36を閉止位置に保持する係合位置(図1、図7)と、該保持位置より半径方向内側に変位して係止面66から外れ、弁部材36が開放位置(図4、図5)になるのを許容する係合解除位置(図3〜図6)との間で変位可能とされている。内側可動部材64は、図1で見て、左側からコイルバネ支持棒部68、保持部材係合部70、及び、二股形状の雄型部材係合部71とから構成されている。保持部材係合部70は、その側面に、保持部材62を係合位置(図1、図7)にする保持面74と、該保持面よりも半径方向内側で保持部材62が係合解除位置になるのを許容する保持解除面76とを有している。該内側可動部材は、第2付勢手段(コイルバネ)78によって、雄型部材受入部16に向けて付勢されており、保持面74が保持部材62に係合して該保持部材を係合位置(図1、図7)とする保持位置と、雄型部材受入部16内に挿入されてきた雄型部材14の先端部分により二股形状の雄型部材係合部71が押されて図1で見て左側に変位され、保持解除面76が保持部材62に整合して該保持部材が係合解除位置(図3〜図6)となるのを許容する保持解除位置との間で変位可能とされている。
弁部材36は、球形の連結部材55によって外側可動部材32に連結されており、該外側可動部材32と共に軸線方向で変位するようになっており、雄型部材14が雌型部材12内に挿入されない図7の状態においては、弁部材36が上述の通り、保持手段56によって閉止位置に保持され、これにより、外側可動部材32は、押圧解除位置に保持される。
前述の通り、弁部材が筒状とされており、該弁部材が該開放位置(図4、図5)とされたときには、該弁部材の内周面に設けられたOリング80が雄型部材14の外周面に密封係合して、雌型部材の流体通路18から雄型部材14の流体通路78への流体連通路を形成するようにされている。雌型部材12の第2筒状部材24の内周面には、弁部材の外周面と係合するOリング82が設けられている。
本発明に係る管継手の基本的構成は、以上の通りであり、その基本的操作及び動作は以下の通りである。
雄型部材を雌型部材に連結するときには、図7の状態にある雌型部材12に雄型部材14を挿入し、該雄型部材14の外周面にある施錠凹部30が施錠部材28に半径方向で整合する位置とする。この状態で、弁部材を閉止位置に保持していた保持手段56の内側可動部材64を、該雄型部材14の先端部分により、図3の保持解除位置とし、それにより、弁部材36及び該弁部材に連結されている外側可動部材32が、該保持手段から開放されて、第1付勢手段34によって図で見て右方へ動かされ図5に示す位置、すなわち、弁部材36は雌型部材の流体通路と雄型部材の流体通路とを連通する開放位置、外側可動部材32は施錠部材28を押圧し、該施錠部材28を雄型部材14の施錠凹部30に係合させ、雄型部材及び雌型部材を連結する押圧位置となるようにする。
また、雄型部材14を雌型部材12から外す場合には、外側可動部材32を押圧解除位置(図2)まで動かして、雄型部材14を雌型部材12から引き抜く。
本発明に係る管継手では、更に、次のような工夫がなされている。
先ず、施錠凹部30は、当該雄型部材の軸線方向で相互に間隔をあけられた傾斜面84、86によって画定されているが、両傾斜面は、外側可動部材の内周面88によって施錠部材28が該施錠凹部30内に押圧された状態においても、該雄型部材14が軸線方向でわずかに変位可能となるように相互に離されている。これは施錠部材28が該施錠凹部30内に確実に係合された後に、弁部材36が開放位置になるようにするためである。すなわち、施錠部材28が施錠凹部30内に押圧係合可能とされる位置まで雄型部材14が雌型部材12内に挿入された時点では、保持部材62はまだ内側可動部材の保持面74と係合された状態にあり、弁部材36は閉止位置に保持された状態とされる。これに対して、雄型部材14を更に僅か押し込むことにより、保持解除面76が保持部材62と係合する位置となり、弁部材36及び外側可動部材32が第1付勢手段(コイルバネ)34により、右方へ動かされるが、先ず、外側可動部材32が図3に示す位置となり、施錠部材28を施錠凹部30内に押し込み施錠部材が半径方向外側に変位できない状態にし、次に、外側可動部材がその押圧位置となり同時に弁部材36が開放位置(図4、図5)なるようにしているのである。
また、雄型部材14を雌型部材12から外すために、外側可動部材32を第1付勢手段34に抗して押圧位置(図5)から左方に動かされて押圧解除位置(図2)の手前にある残圧逃し位置(図6)とされたときに、該弁部材36が外側可動部材32とともに動かされて雌型部材の流体通路18を閉止するようになると共に弁部材36のOリング80が雄型部材14との該密封係合から外されて、雄型部材14内の圧力が当該管継手10の外部へ逃げることが出来るようにしている。更に、このときに、外側可動部材32がそのような残圧逃し位置(図6)になったことを作業者が感知することができるように、外側可動部材32の内周面(施錠部材を該施錠位置に押圧する押圧面)88と、施錠解除位置(図2)となった施錠部材28を受け入れるため内周面88よりも半径方向外側に位置する押圧解除面90と、押圧解除面90に隣接して設けられ、半径方向で内周面88と押圧解除面90との間に位置する残圧逃し面92とを有している。すなわち、外側可動部材32が残圧逃し位置(図6)とされたときに、残圧逃し面92が施錠部材28と半径方向で整合するようになされている。雄型部材14は、当該管継手の内部圧により、雌型部材12から抜け出る方へ押圧されているが、上記のような圧力逃し面を設けることにより、施錠凹部30の傾斜面84が施錠部材28を半径方向外側に押圧し、このため、該施錠部材28は圧力逃し面92に衝当され、作業者が、それを感知できるようにしているのである。これにより、作業者は、外側可動部材を該圧力逃し位置に止め、残圧が管継手外部に排出されるのを待って、該外側可動部材を施錠解除位置(図2)まで動かす。この位置においては、弁部材36が閉止位置に戻され、内側可動部材64が第2付勢手段78により保持位置(図2)に動かされて、保持部材62を弁部材36との係合位置に押し付けて、該弁部材を開放位置に保持する。作業者が外側可動部材32から手を離せば、第1付勢手段34の作用により、外側可動部材及び弁部材は図1の位置とされる。
前述のように、雄型部材が挿入されていない雌型部材は、図7に示す状態にあるが、このときの施錠部材28と外側可動部材32に設けられた押圧解除面90及び残圧逃し面92との関係は、施錠部材28が軸線方向で押圧解除面90と残圧逃し面92との間の位置で、幾分押圧解除面90側に位置し、雄型部材14が雌型部材12内に挿入されて、該雄型部材14の傾斜した外周面によって半径方向外側に押圧されると、該施錠部材が押圧解除面90の傾斜した面に押圧されて、該外側可動部材を左方へ変位しながら、図2の位置となるようにされている。
以上、本発明に係る管継手に関し述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、雄型部材と雌型部材とを施錠部材により連結した後で、弁部材を付勢手段によって開放位置にするという特徴は雌型部材だけでなく、雄型部材に適用することが可能である。また、弁部材の閉止位置から開放位置への変位は、施錠部材が雄型部材と雌型部材とを連結した状態であればよく、上述した実施形態のように、施錠部材が施錠凹部に係合して雄型部材と雌型部材とを連結状態にした後に、更に、雄型部材を押し込んで、弁部材を開放位置とすることは必ずしも必要とされない。また、残圧逃し面92は必ずしも設ける必要は無く、作業者がゆっくり外側可動部材を動かせば、該外側可動部材が残圧逃し位置に来たときに、当該管継手からの残圧の漏れが生じるので、作業者はそれを見て、残圧逃し位置にあることを知ることができる。
本発明に係る管継手の雄型部材を雌型部材に挿入し始めた段階を示す縦断側面図である。 同管継手の上半部の縦断側面図であり、雄型部材を更に挿入した状態を示す。 同管継手の上半部の縦断側面図であり、雄型部材の挿入が進み、雌型部材の施錠部材が雄型部材の施錠凹部に係合可能な位置となり、且つ、雄型部材の先端部分が雌型部材内部の弁部材を閉止位置に保持している保持手段の保持部材に当接した段階で、雄型部材を更に押し込んで、保持手段による弁部材の閉止位置保持作用を解除した状態を示す。 同管継手の上半部の縦断側面図であり、図3における保持手段による閉止位置保持作用の解除により弁部材が右方へ変位して開放位置となり、また、該弁部材に連結されている外側可動部材が一緒に図で見て右方へ動かされた状態を示す。 同管継手の上半部の縦断側面図であり、作業者が雄型部材を離すことにより、雄型部材が弁部材の更なる右方への動きにより雌型部材に対して相対的に右方へ動かされ、当該雄型及び雌型部材の連結を完成した状態を示す。 雄型部材を雌型部材から外すために、外側可動部材を図5の施錠部材押圧位置から図2に示す押圧解除位置に向けて動かし、それに伴い弁部材が閉止位置に動かされると共に雄型部材との密封係合が解除されて残圧逃し位置となった状態を示し、施錠部材がまだ雄型部材の施錠凹部内に係合されて状態にあって、且つ、当該管継手内部にある圧力によって雄型部材が右方へ押圧されることによって施錠部材が半径方向外側に押圧され、外側可動部材の圧力逃し面にと右折している状態を示す縦断側面図である。 同管継手の上半部の縦断側面図であり、雄型部材が外されたときの雌型部材を示す。 同管継手における雌型部材の流体通路内に設定された弁支持部材の斜視図である。 図管継手において図8の弁支持部材の内部に一部挿入された状態で、弁部材をその閉止位置に保持するための保持部材の斜視図である。
符号の説明
管継手10; 雌型部材12; 雄型部材14; 雄型部材受入部16; 流体通路18; 雌型本体20; 第1筒状部材22; 第2筒状部材24: 半径方向孔26; 施錠部材28; 施錠凹部30; 外側可動部材32; 第1付勢手段(コイルスプリング)34; 弁部材36; 弁支持部材38; 筒状部40; 連結部42; Oリング44; 環状溝46; 円盤状部48; 弁支持アーム50; 通路52; 通路54; 保持手段56; 半径方向孔60; 保持部材62; 内側可動部材64; 係止面66; コイルバネ支持棒部68; 保持部材係合部72; 二股形状の雄型部材係合部71; 保持面74; 保持解除面76; 第2付勢手段(コイルバネ)78; Oリング80; 流体通路78; Oリング82; 傾斜面84、86; 内周面88; 内周面(施錠部材を該施錠位置に押圧する押圧面)88; 押圧解除面90; 残圧逃し面92。

Claims (8)

  1. 雌型部材及び該雌型部材に挿入連結される雄型部材からなる管継手において、
    該雄型部材及び雌型部材の一方の部材内部に設けられ、該一方の部材内部の流体通路を開く開放位置と、該流体通路を閉じる閉止位置との間で変位可能とされた弁部材であって、閉止位置にあるときに開放位置に向けて付勢されている弁部材と、
    該一方の部材内に設けられて、該弁部材に係合して、該弁部材を該閉止位置に保持する保持手段と、
    該雄型部材及び雌型部材の他方の部材に設けられて、該雄型部材が該雌型部材内に挿入されるときに、該保持手段に係合して、該保持手段の該弁部材との係合を解除して、該弁部材が該開放位置となるのを許容する係合解除手段と、
    を有することを特徴とする管継手。
  2. 該保持手段が、
    該弁部材に係合して該弁部材を該閉止位置に保持する弁係合位置と、該弁部材から係合解除されて該弁部材が開放位置に変位されるのを許容する弁係合解除位置との間で変位可能とされた弁係合部材と、
    該弁係合部材を弁係合位置に保持する保持する内側可動弁部材であって、該雄型部材が該雌型部材内に挿入されるときに、該係合解除手段によって押し込められて該弁係合部材が弁係合解除位置になるのを許容する内側可動部材と
    を有する請求項1に記載の管継手。
  3. 該一方の部材が雌型部材とされ、該他方の部材が雄型部材とされ、
    該雌型部材が、
    雄型部材を受け入れる雄型部材受入部、及び、該雄型部材受入部に連通された流体通路を有する筒状の雌型本体と、
    該雌型本体に設けられ、該雌型部材内に挿入された雄型部材を該雌型部材に連結するための施錠手段と
    を有し、
    該雄型部材が、その外側表面に施錠凹部を有し、
    該施錠手段が、
    筒状の該雌型本体に半径方向で変位可能に設けられた施錠部材であって、該雄型部材受入部内に所定長さだけ挿入されたときの該雄型部材の該施錠凹部に嵌合された施錠位置と、該施錠位置より半径方向外側位置で、雄型部材の該施錠凹部との嵌合を解除する施錠解除位置との間で変位可能とされた施錠部材と、
    該雌型本体の外周面上に設けられ、該施錠部材を該施錠位置にする押圧位置と、該施錠部材が該施錠解除位置になるのを許容する押圧解除位置との間を変位可能にされ、該雄型部材が該雌型部材に挿入されていない状態においては、該押圧解除位置に保持されるようにされた外側可動部材と、
    該外側可動部材を該押圧位置に向けて付勢する第1付勢手段と、
    を有し、
    該保持手段は、該雄型部材が該雌型部材内に挿入されて、該施錠部材が該雄型部材の該施錠凹部に嵌合された段階で、該弁部材を開放位置とするように構成されている請求項2に記載の管継手。
  4. 該外側可動部材及び該弁部材が、該筒状の雌型本体の軸線方向で変位可能とされ、且つ、相互に連結されており、該保持手段により該弁部材が閉止位置に保持されることにより、該外側可動部材が該第1付勢手段に抗して該押圧解除位置に保持されるようになされた請求項3に記載の管継手。
  5. 該雄型部材が該雌型部材に挿入されて、該施錠部材が該施錠凹部に嵌合可能となった後に、該雄型部材更に雌型部材内に挿入されることにより、該係合解除部材が該保持手段を該弁部材から外すことにより、該外側可動部材及び該弁部材が一体的に変位し、該外側可動部材が該押圧位置となり、次いで、該弁部材が該開放位置となるようにした請求項4に記載の管継手。
  6. 該内側可動部材を、該弁係合部材を弁係合位置に保持する位置に向けて付勢する第2付勢手段が設けられ、
    該雄型部材の該雌型部材内への挿入に伴い、該係合解除部材が、該第2付勢手段に抗して該内側可動部材を押込み、該弁係合部材が弁係合解除位置に変位するようにした請求項5に記載の管継手。
  7. 該弁部材が筒状とされ、
    該弁部材が該開放位置とされたときに、該雄型部材に密封係合して、該雌型部材の流体通路から該雄型部材の流体通路への流体連通路を形成するようにされ、
    外側可動部材が該第1付勢手段に抗して該押圧位置から動かされて該押圧解除位置の手前にある残圧逃し位置とされたときに、該弁部材が該外側可動部材とともに動かされて該雌型部材の該流体通路を閉止するようになると共に該雄型部材との該密封係合が外されて、当該雄型部材の該流体通路内の圧力が当該管継手の外部へ逃げることが出来るようにした請求項4乃至6のいずれかに記載の管継手。
  8. 該外側可動部材が、該施錠部材を該施錠位置に押圧する押圧面と、該施錠解除位置となった施錠部材を受け入れるため該押圧面よりも半径方向外側に位置する押圧解除面と、該押圧解除面に隣接して設けられ、半径方向で該押圧面と該押圧解除面との間に位置する残圧逃し面とを有し、
    該外側可動部材が残圧逃し位置とされたときに、該残圧逃し面が該施錠部材と半径方向で整合するようになされ、且つ、該弁部材の該雄型部材との該密封係合が外され、当該管継手内部の圧力により該雌型部材から抜け出る方へ該雄型部材が押圧され、これにより該施錠部材が施錠凹部から押し出されて該圧力逃し面に当接するようにされている請求項7に記載の管継手。
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