JP5508433B2 - 雌型管継手 - Google Patents

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Description

本発明は雌型管継手に関し、特に、雄型管継手が挿入されることによって開放される弁を備えた雌型管継手に関する。
弁を備えた雌型管継手に雄型管継手を挿入連結する場合、弁は流体圧を受けて雄型管継手の挿入に対する抵抗力を生じるので、流体圧が高い場合には、作業者による挿入連結操作が困難となる。また、雄型管継手を雌型管継手から外す場合には、雌型管継手の雄型管継手を施錠している施錠子が外れた段階で、雌型管継手内の流体圧により雄型管継手が外部に飛び出す虞がある。
このような問題を解決するために、雄型管継手の雌型管継手への挿入時には雌型管継手内の流体圧がかからず、また、雌型管継手から外すときには雌型管継手の施錠子が雄型管継手から外れる前に、流体圧を外部に逃すようにするための弁装置を設けた管継手が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−240179号
特許文献1に開示された管継手では、雄型管継手を雌型管継手に対して挿入するときも外すときも作業者が弁装置を操作することを必要とする。本発明は、特許文献1の管継手と同様の機能を持ちながら、しかも雄型管継手の操作容易にすることを可能とする雌型管継手を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は、
上流端に加圧流体管が連結されるようになされ、下流端に雄型管継手(以下に述べる発明の実施形態の説明では参照番号12で示す)が取り外し可能に挿入連結されるようになされた雌型管継手(10)であって、
該加圧流体管が連結される上流端開口(16)と、下流端開口(18)と、該上流端開口から該下流端開口に軸線方向で延びて加圧流体を通す流体通路(20)を有する上流側管状部材(14)と、
該上流側管状部材の流体通路内に摺動可能に取り付けられた弁ユニット(22)であって、該流体通路の内壁面から半径方向内側に間隔をあけて設定された上流側ヘッド(24)及び該上流側ヘッドに取り付けられ下流側に該流体通路の軸線方向で延びる筒状部材(28)を備え、該筒状部材を貫通するように設けられた開口(30)から当該筒状部材内を通って当該筒状部材の下流端開口に至る第1軸方向流路(34)を有する第1弁部材(26)と、該第1弁部材の周囲に設定されて該上流側管状部材の流体通路内に摺動可能に設定され、該上流側ヘッドと密封係合して、該上流側管状部材の流体通路を閉止する閉止位置(図1乃至図5)と、該第1弁部材に対して相対的に下流側に変位して、該ヘッドから離れ、該上流側管状部材の該上流端開口からの加圧流体が該上流側ヘッドの周りを通って下流側に流れるのを許容する開放位置(図6及び図7)との間を変位可能とされた筒状の第2弁部材(27)とを有する弁ユニット(22)と、
該第2弁部材の半径方向外側位置に設定された弁保持部材(40)であって、該第2弁部材に係合することにより、該第2弁部材が該第1弁部材の該上流側ヘッドに密封係合した該閉止位置にある状態で、該上流側ヘッドと該第2弁部材の上流側端面が該加圧流体から受ける下流側に向う流体圧力に抗して当該弁ユニットを保持する上流側保持位置(図1乃至図5)と、該第2弁部材が該加圧流体により該開放位置となるのを許容する下流側開放位置(図6及び図7)との間で変位可能とされた弁保持部材(40)と、
該第1弁部材の筒状部材の周囲に該軸線方向で摺動可能に取り付けられ、該第1弁部材よりも下流側に延び、該第1弁部材の第1軸方向流路に連通される第2軸方向流路(50)を有する中間管状部材(52)であって、雄型管継手が当該雌型管継手内に挿入されない状態において該第2弁部材から下流側に離れて、該第1弁部材と該第2弁部材との間にある管状の空間を外気側に連通させるための連通スペース(56)を該第2弁部材との間に形成する外気連通位置(図1乃至図3)と、雄型管継手が雌型管継手内に挿入された状態で該第2弁部材に密封係合されて該連通スペースを閉止する連通遮断位置(図5乃至図7)との間で変位可能とされ、外気連通位置に付勢されている中間管状部材(52)と、
該中間管状部材の周囲に設定されて、該中間管状部材に対して該軸線方向で摺動可能とされた雄型管継手受入管状部材(60)であって、該中間管状部材の下流側端部よりも下流側に延びる部分に半径方向で貫通する施錠子孔を有する雄型管継手受入管状部材(60)と、
該施錠子孔内に設定されて、挿入されてきた雄型管継手の外周面に形成された施錠子受入凹部に嵌合されて雄型管継手を保持する嵌合位置と、該施錠子受入凹部よりも半径方向外側位置とされ雄型管継手を開放する開放位置との間で変位可能とされた施錠子(62)と、
該雄型管継手受入管状部材の周囲に軸線方向で摺動可能に設定され、該施錠子を半径方向外側から押圧して該施錠子を該嵌合位置とする押圧位置(図4乃至図7)と、該施錠子が該開放位置となるのを許容する非押圧位置(図1乃至図3)との間で変位可能とされ、該非押圧位置から押圧位置に向けて付勢され、該中間管状部材によって該非押圧位置に保持される押圧部材(70)と、
該弁保持部材(40)を該上流側保持位置に係止する係止部材(80)であって、該中間管状部材が該連通遮断位置となった状態(図5)で、該弁保持部材が該下流側開放位置となるのを許容する係止部材(80)と
を有し、雄型管継手(12)が該雄型管継手受入管状部材(60)内に挿入され、該雄型管継手が該中間管状部材(52)に係合するようになり、該雄型管継手が該中間管状部材に押し込みながら更に雄型管継手受入管状部材内に挿入されることにより、該施錠子が該雄型管継手の施錠子受入凹部(12a)に整合した状態となり、該雄型管継手によって押し込まれた該中間管状部材(52)から該押圧部材(70)が外れて該押圧位置となり、更に、該中間管状部材が該連通遮断位置となり、係止部材(80)による弁保持部材(40)の係止が外れて、該弁保持部材の該下流側開放位置への変位を許容するようにしたことを特徴とする雌型管継手を提供する。
この雌型管継手においては、雄型管継手を当該雌型管継手内に挿入していくことにより、雄型管継手に対する施錠子の係合、施錠子の押圧、連通スペースの閉止が行われ、その状態で弁保持部材が外れるようになされており、弁ユニットの第2弁部材が加圧流体によって当該弁ユニットを開放するための開放位置となるようにしている。従って、作業者は弁ユニットを操作することなく、雄型管継手を雌型管継手内に挿入していくだけで、雄型管継手が雌型管継手に連結施錠された状態になってから、加圧流体の流通を可能とすることができる。また、雄型管継手を雌型管継手から引き抜くときは、弁保持部材を下流側開放位置から上流側保持位置に動かすことにより、弁ユニットの第2弁部材が上流側管状部材の流体通路を閉止する閉止位置となるようにし、その状態で、雄型管継手を引き抜き方向に動かせば、それに伴い中間管状部材が外気連通位置となり、弁ユニットよりも下流側の内部流体圧力が外気に逃される。外気連通位置となった中間管状部材は、押圧部材を非押圧位置に保持する状態となり、これにより雄型管継手は、内部流体圧力による飛び出しといった危険が無く、雌型管継手から安全に引き抜くことが可能となる。
具体的には、該弁ユニット(22)は、該弁保持部材(40)が該下流側開放位置となり、該第2弁部材(27)が該加圧流体により該開放位置に変位するときに、該第1弁部材(26)も該加圧流体により下流側に変位するようになされており、該第1弁部材(26)は、該第2弁部材(27)が該下流側開放位置となる前に、該変位を停止されることにより、該第2弁部材が該第1弁部材に対して相対的に変位して該第1弁部材から離れるようにすることができる。
より具体的には、該第1弁部材(26)は、該雄型管継手(12)の先端部分に係合して下流側への変位を停止されるようにすることができる。
また、弁保持部材(40)は、その半径方向内側面に該軸線方向で延びる細長い溝(46)を備え、該第2弁部材(27)は、該細長い溝の下流側端部に係合することにより、該閉止位置から該開放位置への変位を阻止されるようにすることができる。
更に、該第2弁部材(27)は、その半径方向外側表面に形成された凹部に嵌合された球形係合部材(44)を有し、該球形係合部材が該弁保持部材の該細長い溝(46)に沿って相対的に変位可能で、該細長い溝の下流側端部に係合することにより、当該第2弁部材の該閉止位置から該開放位置への変位を阻止するようにすることができる。
更にまた、該係止部材(80)が、該上流側管状部材(14)に固定されて、該第2弁部材と該弁保持部材との間を下流側に向けて延びる筒状部と、該筒状部に設けられた半径方向での貫通孔内に収納され、該雄型管継手受入管状部材(60)に半径方向内側から係合されて、該弁保持部材(40)を該上流側保持位置に係止する係止位置と、該雄型管継手受入管状部材(60)から外れて、該係止位置から半径方向内側に変位して弁保持部材(40)から外れて該弁保持部材が該下流側開放位置となるのを許容する係止解除位置との間で変位可能とされた球形係止エレメント(82)とを有するようにすることができる。
更に、弁保持部材(40)が該下流側開放位置とされた状態で、該弁保持部材を該下流側開放位置に施錠する施錠部材(90)を有するようにすることができる。
以下、本発明に係る雌型管継手を備えた管継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の実施形態に係る管継手の雌型管継手及び雄型管継手が分離された状態を示す縦断側面図である。 図1の雄型管継手を雌型管継手に挿入しはじめた状態を示す図である。 同雄型管継手を更に挿入した状態を示す図である。 同雄型管継手を更に挿入して、施錠子が雄型管継手の施錠子受入凹部に嵌合下状態を示す図である。 同雄型管継手を更に挿入して、弁保持部材から係止部材が外れた状態を示す図である。 弁保持部材が下流側開放位置となり、弁部材が開放された状態を示す図である。 施錠部材により、弁保持部材を下流側開放位置に保持するようにした状態を示す図である。 雄型管継手を雌型管継手から引き抜く作業を開始した状態で、施錠部材を図6の位置に戻した状態を示す図である。 弁保持部材を図5と同じ位置に戻した状態を示す図である。 雄型管継手を引き抜きはじめた状態を示す図である。 雄型管継手と共に中間管状部材が引き抜き方向に変位されて、中間管状部材と第2弁部材との間に大気連通スペースが生じた状態を示す図である。 押圧部材が非押圧位置となり、雄型管継手が雌型管継手から完全に引き出された状態を示す図である。 図6及び図8に示す状態における施錠部材の部分平面図である。 図7に示す状態における施錠部材の部分平面図である。
図1に示すように雌型管継手10は、図で見て左端の上流端に加圧流体管(図示せず)が連結されるようになされ、下流端に雄型管継手12が取り外し可能に挿入連結されるようになされている。
雌型管継手10は、加圧流体管が連結される上流側管状部材14を有する。該上流側管状部材14は、加圧流体管が連結される上流端開口16と、下流端開口18と、上流端開口16から下流端開口18に軸線方向で延びて加圧流体を通す流体通路20を有する。
上流側管状部材14の流体通路20の下流端開口18側には、弁ユニット22が摺動可能に挿入されている。該弁ユニット22は、流体通路20の内壁面から半径方向内側に間隔をあけて設定された上流側ヘッド24及び該上流側ヘッドに取り付けられ下流側に流体通路20の軸線方向で延びる筒状部材28を備える第1弁部材26と、該第1弁部材の周囲に設定されて上流側管状部材14の流体通路20の周壁に摺動可能に設定された第2弁部材27とを有する。
第1弁部材26の筒状部材28には、上流側ヘッド24に隣接した位置で筒状部材28を半径方向で貫通する開口30が設けられ、該開口は筒状部材28内を通って該筒状部材28の下流端開口32に至る第1軸方向流路34と連通されている。第2弁部材27は、上流側ヘッド24と密封係合して、上流側管状部材14の流体通路20を閉止する閉止位置(図1乃至図5)と、第1弁部材26に対して相対的に下流側に変位して、上流側ヘッド24から離れ、上流側管状部材14の上流端開口16からの加圧流体が上流側ヘッド24の周りを通って下流側に流れるのを許容する開放位置(図6,図7)との間を変位可能とされている。
当該雌型管継手の半径方向の最も外側には、第2弁部材27を上記閉止位置(図1乃至図5)に保持するための弁保持部材40が設定されている。具体的には、球形係合部材44が、第2弁部材27の外表面に係合された凹部に嵌合されるとともに、弁保持部材40の内周面の後端縁から下流側に延びるように形成された細長い溝46に係合されている。球形係合部材44と溝46との上記の如き係合により、弁保持部材40が図1乃至図5に示す上流側保持位置にあるときには、溝46の下流側端部(図において右側端部)が球形係合部材44と係合して、加圧流体による下流側向けの圧力を受ける第1及び第2弁部材26、27が図6及び図7に示す開放位置に向けて下流側に動くのを阻止し、第1弁部材の上流側ヘッド24が第2弁部材27の上流側端面と密封係合するようにして当該流体通路20を閉止する。弁保持部材40が、図6及び図7に示す下流側の下流側開放位置に変位したときには、加圧流体によって、該第2弁部材27が該第1弁部材26と共に下方に変位して当該弁ユニット22が図6及び図7に示す開放状態となるのを許容する。
第1弁部材26の筒状部材28の周囲には、軸線方向で摺動可能に取り付けられ、第1弁部材よりも下流側に延び、該第1弁部材26の第1軸方向流路34に連通される第2軸方向流路50を有する中間管状部材52が設けられている。該中間管状部材52は、雄型管継手12が雌型管継手10内に挿入されない状態において、第2弁部材27から下流側に離されて、第1弁部材26と第2弁部材27との間にある管状の空間54を外気側に連通させるための連通スペース56を第2弁部材27との間に形成する外気連通位置(図1乃至図3)と、雄型管継手12が雌型管継手10内に挿入された状態で第2弁部材27に密封係合されて連通スペース56を閉止する連通遮断位置(図5及び図6)との間で変位可能とされている。この中間管状部材52は、コイルバネ55によって外気連通位置に付勢されている。
中間管状部材52の周囲には、該中間管状部材に対して軸線方向で摺動可能とされた雄型管継手受入管状部材60が設けられている。該雄型管継手受入管状部材60は、中間管状部材52の下流側端部よりも下流側に延びる雄型管継手受入部分に、球形施錠子62を収納した施錠子孔を有する。施錠子62は、挿入されてきた雄型管継手12の外周面に形成された施錠子受入凹部12aに嵌合されて雄型管継手12を保持する嵌合位置(図4乃至図7)と、該施錠子受入凹部12aよりも半径方向外側位置とされ雄型管継手12を雌型管継手10から開放する開放位置(図1乃至図3)との間で変位可能とされている。
雄型管継手受入管状部材60の周囲には、軸線方向で摺動可能に設定された筒状の押圧部材70が設けられている。該押圧部材は、施錠子62を半径方向外側から押圧して施錠子62を雄型管継手12の施錠子受入凹部12aに嵌合させる押圧位置(図4乃至図7)と、施錠子62が施錠子受入凹部12aから外れて開放位置となるのを許容する非押圧位置(図1乃至図3)との間で変位可能とされ、コイルバネ66により非押圧位置から押圧位置に向けて付勢され、中間管状部材52によって該非押圧位置に保持されるようになされている。図示の例では、雄型管継手受入管状部材60に半径方向貫通孔が設けられ、該半径方向貫通孔内に球形保持部材74が設けられている。該球形保持部材74は、雄型管継手12が雌型管継手10内に挿入されて、施錠子受入凹部12aが施錠子62と半径方向で整合されるまでは、中間管状部材52によって半径方向内側から係合され、その半径方向外側部分が押圧部材70の内周面に設けられた保持部材受入凹部76に嵌合され、それにより、該押圧部材70を非押圧位置に保持するようになっている。施錠子受入凹部12aが施錠子62と半径方向で整合する位置まで、雄型管継手12が雌型管継手10内に挿入されると、中間管状部材52は、その軸線方向の略中央位置に設けた樹脂製の係合部材78(シール部材)が雄型管継手12の先端によって係合され押し込まれて、中間管状部材52が球形保持部材74から外れ該球形保持部材74が半径方向内側に変位するのを許容し、それにより、押圧部材70がコイルバネ66によって球形保持部材74を半径方向内側に押し込みながら図4に示す押圧位置に変位されるようになっている。
上流側管状部材14には、弁保持部材40を上述した上流側保持位置(図1乃至図5)に保持するための筒状とされた係止部材80が設けられている。該係止部材80は、弁保持部材40と第2弁部材27との間を下流方向に延び、その下流側端部80aが内周面に雄型管継手受入管状部材60の上流側端部60aが摺動係合するようになされている。該係止部材80の下流側端部80aには球形係止エレメント82を収納した半径方向貫通孔が設けられている。該球形係止エレメント82は、図5乃至図7に示すように、雌型管継手10内に挿入される雄型管継手12によって中間管状部材52が押し込まれてその上流端側端部が第2弁部材27内に密封係合された状態(図5)にて、弁保持部材40から外れて、該弁保持部材40がコイルバネ84によって下流側に向けて変位され、それによって、弁ユニット22が閉止位置(図5)から開放位置(図6)に変位するのを許容するようになっている。また、係止部材80には、第2弁部材27に取り付けられた球形係合部材44を通し、軸線方向でガイドするための長孔80bが設けられている。
上流側管状部材14と弁保持部材40との間には、弁保持部材を施錠するための施錠部材90が設けられている。この施錠部材90は、外側筒状部92と、該外側筒状部の内側にコイルバネ84を収納する間隔をおいて配置された内側筒状部94と、外側筒状部92及び内側筒状部94の上流端側を連結する連結部96とを有している。連結部96は、コイルバネ84によって上流側管状部材14に形成されたフランジ部分14aに押圧され、内側筒状部94は、係止部材80の外周面上に摺動可能とされている。内側筒状部94には、図13及び図14に示すように、下流側縁102から上流側に延びてL字状に曲がったスロット100が形成されており、該スロット100には、係止部材80の外周面に形成された凹部に嵌合された球形施錠子98と係合するようになっている。雄型管継手12が図1に示す状態から図6に示す雌型管継手12内に完全に挿入された状態とされるまでは、施錠部材90は、コイルバネ84によって、その連結部96が上流側管状部材14のフランジ部分14aに係合され、球形施錠子98及び球形係合部材44と、スロット100及び凹部104との関係は図12に示される如き状態とされる。雄型管継手12が雌型管継手10内に完全に挿入された状態において、施錠部材90は作業者によって下流側に変位され、次いで、図13及び図14で見て、下方に変位するように回動され、それにより施錠部材90がスロット100の先端にある曲り部分100a内に係合し、施錠部材90の下流側縁102が球形係合部材44に略接する位置となる。このようにすることにより係止部材80は球形施錠子98によって上流側及び下流側への変位が阻止され、これにより、球形係合部材44及び該球形係合部材を支持している第2弁部材27の上流側への変位は阻止され、弁部材が開放状態に維持されることになる。
以上の説明において、雄型管継手12を雌型管継手10に挿入連結するときの当該雌型管継手の構成要素の動作は明らかになると思われるが、雄型管継手12の挿入に当たっては、球形施錠子62が雄型管継手12に完全に連結されるまでは、雌型管継手内の流体圧力が雄型管継手12に係ることはなく、雄型管継手の挿入作業を容易に行うことが可能となる。雌型管継手10から雄型管継手12を外すときに以下のようになる。
先ず、施錠部材90を回動して球形施錠子98を施錠部材90のスロット100の先端折り曲げ部100aから外すと、係止部材90はコイルバネ84によって上流側に変位され、図6と同じ図8の状態となる。この状態で、弁保持部材40を上流側に変位して、第2弁部材27を上流側に変位し、図9に示すように、第1弁部材26の上流側ヘッド24に密封係合し、更に弁保持部材40を上流側に変位して、第1及び第2弁部材26,27を図10に示す図1のときの位置に戻す。このときは、上流側ヘッド24の上流側と下流側とは略同じ流体圧力となっているために、弁保持部材を上流側に変位するのに大きな力を必要としない。この状態から、雄型管継手12を図11に示すように下流側に引き抜いていくと、中間管状部材52が雄型管継手12と共に下流側に変位し、図示のように第2弁部材27から離れて連通スペース56が生じ、上流側ヘッド24より下流側の流体圧力が該連通スペース56を通して外気に通じる。更に、雄型管継手12を引き抜き続けると、球形保持部材74が押圧部材70の保持部材受入凹部76に係合するようになり、雄型管継手12は球形施錠子62を押圧部材70の開放凹部79に押し込みながら、雌型管継手12の外側に引き抜かれる(図12)。
以上、本発明の雌型管継手の実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲で規定する本発明の範囲内で種々の変形が可能とされる。
雌型管継手10;雄型管継手12;施錠子受入凹部12a;上流側管状部材14;フランジ部分14a;上流端開口16;下流端開口18;流体通路20;弁ユニット22;上流側ヘッド24;第1弁部材26;第2弁部材27;筒状部材28;開口30;下流端開口32;第1軸方向流路34;弁保持部材40;球形係合部材44;細長い溝46;第2軸方向流路50;中間管状部材52;空間54;連通スペース56;コイルバネ55;雄型管継手受入管状部材60;球形施錠子62;押圧部材70;コイルバネ66;球形保持部材74;保持部材受入凹部76;係合部材78;開放凹部79;係止部材80;下流側端部80a;上流側端部60a;球形係止エレメント82;施錠部材90;コイルバネ84;内側筒状部94;外側筒状部92;連結部96;球形施錠子98;スロット100;曲り部分100a;下流側縁102

Claims (6)

  1. 上流端に加圧流体管が連結されるようになされ、下流端に雄型管継手が取り外し可能に挿入連結されるようになされた雌型管継手であって、
    該加圧流体管が連結される上流端開口と、下流端開口と、該上流端開口から該下流端開口に軸線方向で延びて加圧流体を通す流体通路を有する上流側管状部材と、
    該上流側管状部材の流体通路内に摺動可能に取り付けられた弁ユニットであって、該流体通路の内壁面から半径方向内側に間隔をあけて設定された上流側ヘッド及び該上流側ヘッドに取り付けられ下流側に該流体通路の軸線方向で延びる筒状部材を備え、該筒状部材を貫通するように設けられた開口から当該筒状部材内を通って当該筒状部材の下流端開口に至る第1軸方向流路を有する第1弁部材と、該第1弁部材の周囲に設定されて該上流側管状部材の流体通路内に摺動可能に設定され、該上流側ヘッドと密封係合して、該上流側管状部材の流体通路を閉止する閉止位置と、該第1弁部材に対して相対的に下流側に変位して、該ヘッドから離れ、該上流側管状部材の該上流端開口からの加圧流体が該上流側ヘッドの周りを通って下流側に流れるのを許容する開放位置との間を変位可能とされた筒状の第2弁部材とを有する弁ユニットと、
    該第2弁部材の半径方向外側位置で該第2弁部材を囲うように設定された弁保持部材であって、該第2弁部材に係合することにより、該第2弁部材が該第1弁部材の該上流側ヘッドに密封係合した該閉止位置にある状態で、該上流側ヘッドと該第2弁部材の上流側端面が該加圧流体から受ける下流側に向う流体圧力に抗して当該弁ユニットを保持する上流側保持位置と、該第2弁部材が該加圧流体により該開放位置となるのを許容する下流側開放位置との間で変位可能とされ、下流側開放位置に向けて付勢されている弁保持部材と、
    該第1弁部材の筒状部材の周囲に該軸線方向で摺動可能に取り付けられ、該第1弁部材よりも下流側に延び、該第1弁部材の第1軸方向流路に連通される第2軸方向流路を有する中間管状部材であって、雄型管継手が当該雌型管継手内に挿入されない状態において該第2弁部材から下流側に離れて、該第1弁部材と該第2弁部材との間にある管状の空間を外気側に連通させるための連通スペースを該第2弁部材との間に形成する外気連通位置と、雄型管継手が雌型管継手内に挿入された状態で該第2弁部材に密封係合されて該連通スペースを閉止する連通遮断位置との間で変位可能とされ、外気連通位置に付勢されている中間管状部材と、
    該中間管状部材の周囲に設定されて、該中間管状部材に対して該軸線方向で摺動可能とされた雄型管継手受入管状部材であって、該中間管状部材の下流側端部よりも下流側に延びる部分に半径方向で貫通する施錠子孔を有する雄型管継手受入管状部材と、
    該施錠子孔内に設定されて、挿入されてきた雄型管継手の外周面に形成された施錠子受入凹部に嵌合されて雄型管継手を保持する嵌合位置と、該施錠子受入凹部よりも半径方向外側位置とされ雄型管継手を開放する開放位置との間で変位可能とされた施錠子と、
    該雄型管継手受入管状部材の周囲に軸線方向で摺動可能に設定され、該施錠子を半径方向外側から押圧して該施錠子を該嵌合位置とする押圧位置と、該施錠子が該開放位置となるのを許容する非押圧位置との間で変位可能とされ、該非押圧位置から押圧位置に向けて付勢され、該中間管状部材によって該非押圧位置に保持される押圧部材と、
    該弁保持部材を該上流側保持位置に係止する係止部材であって、該中間管状部材が該連通遮断位置となった状態で、該弁保持部材が該下流側開放位置となるのを許容する係止部材と
    を有し、雄型管継手が該雄型管継手受入管状部材内に挿入され、該雄型管継手が該中間管状部材に係合するようになり、該雄型管継手が該中間管状部材を押し込みながら更に雄型管継手受入管状部材内に挿入されることにより、該施錠子が該雄型管継手の施錠子受入凹部に整合した状態となり、該雄型管継手によって押し込まれた該中間管状部材から該押圧部材が外れて該押圧位置となり、更に雄型管継手が押し込まれて該中間管状部材が該連通遮断位置となり、係止部材による弁保持部材の係止が外れて、該弁保持部材の該下流側開放位置への変位を許容するようにしたことを特徴とする雌型管継手。
  2. 該弁ユニットは、該弁保持部材が該下流側開放位置となり、該第2弁部材が該加圧流体により該開放位置に変位するときに、該第1弁部材も該加圧流体により下流側に変位するようになされており、該第1弁部材は、該第2弁部材が該下流側開放位置となる前に、該変位を停止されることにより、該第2弁部材が該第1弁部材に対して相対的に変位して該第1弁部材から離れるようになされている請求項1に記載の雌型管継手。
  3. 該第1弁部材は、該雄型管継手の先端部分に係合して下流側への変位を停止されるようにされている請求項2に記載の雌型管継手。
  4. 弁保持部材は、その半径方向内側面に、該軸線方向で延びる細長い溝を備え、該第2弁部材は、該細長い溝の下流側端部に係合することにより、該閉止位置から該開放位置への変位を阻止されるようになされている請求項1乃至3のいずれかに記載の雌型管継手。
  5. 該係止部材が、該上流側管状部材に固定されて、該第2弁部材と該弁保持部材との間を下流側に向けて延びる筒状部と、該筒状部に設けられた半径方向での貫通孔内に収納され、該雄型管継手受入管状部材に半径方向内側から係合されて、該弁保持部材を該上流側保持位置に係止する係止位置と、該雄型管継手受入管状部材から外れて、該係止位置から半径方向内側に変位して弁保持部材から外れて該弁保持部材が該下流側開放位置となるのを許容する係止解除位置との間で変位可能とされた球形係止エレメントとを有する請求項1乃至4のいずれかに記載の雌型管継手。
  6. 該弁保持部材が該下流側開放位置とされた状態で、該弁保持部材を該下流側開放位置に施錠する施錠部材を有する請求項1乃至5のいずれかに記載の雌型管継手。
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