JP4584086B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

この発明は、船外機に関し、より具体的には、内燃機関と電動モータとをプロペラの駆動源として備えたハイブリッド型の船外機に関する。
従来より、内燃機関と電動モータとをプロペラの駆動源として備えたハイブリッド型の船外機が広く知られている。ハイブリッド型の船外機は、例えば特許文献1に記載される如く、内燃機関に接続されてその出力をプロペラに伝達する第1の出力軸と、電動モータに接続されてその出力をプロペラに伝達する第2の出力軸とを備えると共に、第1の出力軸と第2の出力軸がそのまま連結される。
特開昭59−230894号公報(第2頁左上欄第9行目から第13行目、第1図など)
ところで、船外機は、操作性や運搬性などを考慮すると、小型で軽量であることが望ましい。しかしながら、特許文献1のように構成すると、第1の出力軸と第2の出力軸とを合わせた長さのスペースが必要となり、船外機の小型化や軽量化を十分に図ることができなかった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、小型化や軽量化を図って、操作性や運搬性などを向上するようにした船外機を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、内燃機関と電動モータとを1個のプロペラの駆動源として備えると共に、前記内燃機関に接続されて前記内燃機関の出力を前記プロペラに伝達する第1の出力軸と、前記電動モータに接続されて前記電動モータの出力を前記プロペラに伝達する第2の出力軸とを備えたハイブリッド型の船外機において、前記第1の出力軸と前記第2の出力軸を共軸に配置すると共に、前記第1の出力軸をクラッチを介して前記第2の出力軸に接続するように構成した。
請求項2に係る船外機にあっては、前記第2の出力軸が、前記第1の出力軸の外側に配置されるように構成した。
請求項3に係る船外機にあっては、前記第1の出力軸に、前記内燃機関の出力の前記プロペラへの伝達を断接する第2のクラッチを備えるように構成した。
請求項4に係る船外機にあっては、前記第2のクラッチが遠心クラッチであると共に、前記クラッチが前記電動モータの出力の前記プロペラへの伝達を断接する電磁クラッチであるように構成した。
請求項5に係る船外機にあっては、前記第2のクラッチが遠心クラッチであると共に、前記クラッチが前記電動モータの出力の前記プロペラへの伝達を断接する遠心クラッチであるように構成した。
請求項1に係る船外機にあっては、内燃機関に接続されて内燃機関の出力をプロペラに伝達する第1の出力軸と、電動モータに接続されて電動モータの出力をプロペラに伝達する第2の出力軸とを共軸に配置すると共に、第1の出力軸をクラッチを介して第2の出力軸に接続するように構成したので、第1の出力軸と第2の出力軸とをそのまま連結する従来技術に比して、第1、第2の出力軸を配置するためのスペースを、共軸にした部分の長さだけ減少することができる。それにより、船外機を小型化や軽量化でき、船外機の操作性や運搬性などを向上することができる。
請求項2に係る船外機にあっては、第2の出力軸が第1の出力軸の外側に配置されるように構成したので、上記した効果に加え、第2の出力軸の外側に電動モータを配置することで、電動モータと第2の出力軸との離間距離を減少させる、即ち、それらを最短距離で接続できるため、船外機をより一層小型化や軽量化することができる。
請求項3に係る船外機にあっては、第1の出力軸に内燃機関の出力のプロペラへの伝達を断接する第2のクラッチを備えるように構成したので、上記した効果に加え、内燃機関の始動時において、電動モータと第1の出力軸を第2のクラッチを介して接続し、第1の出力軸を電動モータで回転させることで内燃機関を始動でき、よってリコイルスタータやスタータモータなどを不要とすることができる。また、内燃機関とプロペラとの接続を第2のクラッチによって断つことで、騒音が比較的少ない電動モータのみでプロペラを駆動させることも可能となる。
請求項4に係る船外機にあっては、第2のクラッチが遠心クラッチであるように構成したので、請求項3で述べた効果に加え、内燃機関の回転数が所定回転数(例えばアイドル回転数)以下のとき、内燃機関とプロペラとの接続を断つことができ、不要な(無駄な)負荷が内燃機関からプロペラの駆動軸(具体的には、ドライブシャフトやプロペラシャフト)に作用するのを防止することができる。
また、前記クラッチが電動モータの出力のプロペラへの伝達を断接する電磁クラッチであるように構成したので、内燃機関でプロペラを駆動させているとき、電動モータとプロペラとを電磁クラッチを介して接続すると、電動モータを内燃機関の駆動によって回転させて発電機として機能させることができ、バッテリの充電などを行うことができる。さらに、電動モータが駆動していないとき、電動モータとプロペラとの接続を電磁クラッチによって断つことで、不要な負荷が電動モータからプロペラの駆動軸に作用するのを防止することができる。
請求項5に係る船外機にあっては、第2のクラッチが遠心クラッチであると共に、前記クラッチが電動モータの出力のプロペラへの伝達を断接する遠心クラッチであるように構成したので、請求項3で述べた効果に加え、内燃機関の回転数が所定回転数以下のとき、内燃機関とプロペラとの接続を断つことができ、また電動モータの回転数が所定回転数以下のとき、電動モータとプロペラとの接続を断つことができるため、内燃機関あるいは電動モータからの不要な負荷がプロペラの駆動軸に作用するのを防止することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機を実施するための最良の形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係る船外機の部分断面図である。
図1において、符号10は船外機を示す。船外機10は、ねじ式のクランプ機構12を備えた2個のスターンブラケット(図1で1個のみ示す)14を介して船体16の後部(トランサム)18に取り付けられて固定される。
図1に示すように、船外機10の重力方向において上方位置には、内燃機関(駆動源。以下「エンジン」という)20が配置される。エンジン20は排気量50cc程度の単気筒ガソリンエンジンであり、出力1.5kW(約2PS)を発生する。エンジン20は、クランクシャフト22が重力方向と平行、即ち、垂直方向となるように配置される。エンジン20およびクランクシャフト22は、エンジンカバー24で被覆される。
エンジン20の近傍には燃料タンク26が配置される。燃料タンク26にはエンジン20に供給されるべき燃料(ガソリン燃料)28が貯留される。図示の如く、船外機10の最下方位置には、エンジン20などの出力によって駆動させられるプロペラ30が配置される。
図2は、図1に示すクランクシャフト22の下方付近を拡大して表す拡大断面図である。
クランクシャフト22の下方には、エンジン20の出力(回転出力)をプロペラ30に伝達する第1の出力軸34が垂直方向において重力方向軸回りに回転自在に支持される。クランクシャフト22と第1の出力軸34の間には、エンジン20の出力のプロペラ30への伝達を断接するクラッチ、より詳しくは遠心クラッチ36が配置される。具体的には、クランクシャフト22の下端22aと第1の出力軸34の上端34aは、遠心クラッチ36を介して接続される。遠心クラッチ36のクラッチスプリング(図示せず)は、エンジン20が所定回転数(例えばアイドル回転数)を超えて回転されたとき、クランクシャフト22を第1の出力軸34に接続(連結)させるような特性に設定される。
船外機10においてエンジン20よりも下方位置、別言すれば、遠心クラッチ36よりも下方位置には、電動モータ(駆動源。発電電動機)40が配置される。電動モータ40はステータ40aとロータ40bとからなるDCブラシレスモータであり、図示しないバッテリから電圧が供給されて数百Wの出力を発生する。ロータ40bの内周側には、電動モータ40の出力(回転出力)をプロペラ30に伝達する第2の出力軸44が接続される。上記した如く、船外機10は、エンジン20と電動モータ40とをプロペラ30の駆動源として備えたハイブリッド型で比較的小型のものである。
第2の出力軸44は、図示の如く、垂直方向となるように配置されると共に、重力方向軸回りに回転自在に支持される。また、第2の出力軸44は中空に製作され、第2の出力軸44の内部には略円筒形状(より具体的には、第1の出力軸34の直径より僅かに大きい略円筒形状)を呈する空間4が形成される。
空間4には、前記した第1の出力軸34が第2の出力軸44と同心となるように配置される。このように、第1の出力軸34と第2の出力軸44は共軸に配置される。また、第2の出力軸44は第1の出力軸34の外側に配置されると共に、第2の出力軸44の外側には電動モータ40が配置される。
第2の出力軸44の下方位置には、電動モータ40の出力のプロペラ30への伝達を断接する電磁クラッチ46が配置される。電磁クラッチ46は、図示の如く、第1の出力軸34にキー48を介して接続されるロータ46aと、ロータ46aの近傍に配置されると共に、樹脂材から製作されるボビン46bと、ボビン46bに巻回されるコイル46cと、ロータ46aの上面46a1に対向して配置されるアーマチュア46dと、第2の出力軸44の下端44aにスプライン50を介して接続され、第2の出力軸44と前記したアーマチュア46dとを接続する接続部材46eとを備える。
上記のように構成された電磁クラッチ46において、コイル46cが通電されると、コイル46c、ロータ46aおよびアーマチュア46dの間に磁路が形成され、その磁力によってアーマチュア46dがロータ46aに吸引され、それらが連結される。即ち、コイル46cが通電されると、第2の出力軸44は、スプライン50、接続部材46e、アーマチュア46d、ロータ46aおよびキー4を介して第1の出力軸34に接続(連結)される。一方、コイル46cへの通電が遮断される、即ち、非通電とすると、アーマチュア46dとロータ46aの連結が解除されて第2の出力軸44と第1の出力軸34との接続が断たれる。
従って、エンジン20の始動時において、第1の出力軸34と第2の出力軸44を電磁クラッチ46によって接続させた状態で電動モータ40が通電されると、第2の出力軸44、電磁クラッチ46、第1の出力軸34、遠心クラッチ36およびクランクシャフト22が回転させられる。即ち、電動モータ40はスタータモータとして作用し、エンジン20をクランキングして始動させる。
また、第1の出力軸34と第2の出力軸44を電磁クラッチ46によって接続させた状態において、電動モータ40は、通電されないときはエンジン20の回転に伴って空転すると共に、それによって生じた運動エネルギを電気エネルギに変換して出力する回生機能を有する、即ち、電動モータ40は発電機(ジェネレータ)として機能し、バッテリの充電などを行う。
モータケース54はエンジンカバー24から連続するように形成されると共に、モータケース54の内部には、上記した電動モータ40、第1、第2の出力軸34,44、電磁クラッチ46などが収容される。
図1の説明に戻ると、第1の出力軸34の下端34bには、ドライブシャフト(バーチカルシャフト)58の上端58aがスプライン(図示せず)を介して接続される。ドライブシャフト58は、図示の如く垂直方向となるように配置され、ドライブシャフトケース60に収容されつつ、重力方向軸回りに回転自在に支持される。
ドライブシャフト58の下端には、ギヤ機構62を介してプロペラシャフト64が接続される。ギヤ機構62は、ドライブシャフト58の下端に設けられるピニオンギヤ68と、プロペラシャフト64の端部に設けられるベベルギヤ70とからなり、それらが噛合することで、ドライブシャフト58とプロペラシャフト64とを接続させる。
ギヤ機構62とプロペラシャフト64は、ドライブシャフトケース60の下方に配置されたギヤケース72に収容されると共に、プロペラシャフト64は、ギヤケース72の内部に水平方向軸回りに回転自在に支持される。また、プロペラシャフト64において、ベベルギヤ70が設けられる端部と反対側の端部、即ち、プロペラシャフト64の後端は、ギヤケース72から船外機10の後方に向けて突出され、そこに前述したプロペラ30が取り付けられる。尚、この明細書において重力方向と直交する水平方向の内、船外機10から見て船体16の操縦席側(即ち、進行方向)を「前方」、その逆を「後方」とする。
このように、駆動源であるエンジン20および電動モータ40に接続されたドライブシャフト58は、ギヤ機構62を介してプロペラ30に接続される。
これにより、電動モータ40の出力は、第2の出力軸44、電磁クラッチ46、第1の出力軸34、ドライブシャフト58およびギヤ機構62(ピニオンギヤ68、ベベルギヤ70)を介してプロペラシャフト64に伝達され、プロペラ30を回転させて推力を生じさせ、船体16を前進あるいは後進させる。
また、エンジン20の出力は、遠心クラッチ36を介して第1の出力軸34に伝達された後、ドライブシャフト58およびギヤ機構62を介してプロペラシャフト64に伝達され、プロペラ30を回転させて推力を生じさせ、船体16を前進させる。即ち、プロペラ30は、エンジン20の出力と電動モータ40の出力の少なくともいずれかによって回転させられる。
船外機10の適宜位置には、バーハンドル(ティラー)76がモータケース54から、その先端を前方、即ち、船体16の操縦席に向けて突出され、操船者によって操作自在とされる。前記したドライブシャフトケース60は、スターンブラケット14に重力方向軸回りに回転自在に支持され、よって操船者は、バーハンドル76を左右方向に操作することによって船外機10を左右に操舵(操作)することができる。
バーハンドル76の先端には、スロットルグリップ78が設けられる。スロットルグリップ78は、操船者によって回転操作自在とされると共に、その内部には回転角センサ(ボリュームセンサ)80が配置される。回転角センサ80は、スロットルグリップ78の回転角(操作量)に応じた信号を、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)82へ出力する。ECU82は、入力された信号に応じて電動モータ40の出力を制御し、よって船体16の船速が調整される。
スロットルグリップ78は、プッシュプルケーブルを介してエンジン20のスロットルバルブ(共に図示せず)にも接続される。これにより、スロットルグリップ78が操作されると、スロットルバルブが開閉してエンジン回転数が調整され、船体16の船速が調整される。
スロットルグリップ78の近傍には、操船者による駆動源(エンジン20と電動モータ40)の始動あるいは停止指示、バッテリの充電指示などの入力を可能とするモードスイッチ84が設けられる。モードスイッチ84は、入力された始動あるいは停止指示などに応じた信号を前記したECU82へ出力する。ECU82は、入力された信号に応じてエンジン20、電動モータ40および電磁クラッチ46の動作を制御する。
このように、第1実施例に係る船外機10にあっては、第1の出力軸34と第2の出力軸44を共軸に配置したので、第1、第2の出力軸34,44を配置するためのスペースを、共軸にした部分の長さだけ減少することができ、船外機10を小型で軽量にし、船外機10の操作性や運搬性などを向上することができる。
次いで、この発明の第2実施例に係る船外機について説明する。
図3は、第2実施例に係る船外機のクランクシャフト22の下方付近、即ち、第1および第2の出力軸34,44付近を拡大して表す、図2と同様な拡大断面図である。尚、以下の説明において、第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施例に係る船外機にあっては、第1実施例の電磁クラッチ46に代えて、第2の遠心クラッチ90を備えるように構成した。具体的には、第1の出力軸34と第2の出力軸44は、第2の遠心クラッチ90を介して接続される。尚、第2の遠心クラッチ90のクラッチスプリング(図示せず)は、電動モータ40が所定回転数(例えば2000rpm)を超えて回転されるとき、第2の出力軸44を第1の出力軸34に接続(連結)させるような特性に設定される。
このように、第2実施例に係る船外機10にあっては、第2の出力軸44に、電動モータ40の出力のプロペラ30への伝達を断接する第2の遠心クラッチ90を備えるように構成したので、電動モータ40の回転数が所定回転数以下のとき、電動モータ40とプロペラ30との接続を断つことができるため、不要な負荷が電動モータ40からプロペラ30の駆動軸に作用するのを防止することができる。
以上の如く、この発明の第1および第2実施例にあっては、内燃機関(エンジン20)と電動モータ40とを1個のプロペラ30の駆動源として備えると共に、前記内燃機関に接続されて前記内燃機関の出力を前記プロペラ30に伝達する第1の出力軸34と、前記電動モータ40に接続されて前記電動モータ40の出力を前記プロペラ30に伝達する第2の出力軸44とを備えたハイブリッド型の船外機10において、前記第1の出力軸34と前記第2の出力軸44を共軸に配置すると共に、前記第1の出力軸34をクラッチ(電磁クラッチ46、第2の遠心クラッチ90)を介して前記第2の出力軸44に接続したので、第1の出力軸と第2の出力軸とをそのまま連結する従来技術に比して、第1、第2の出力軸34,44を配置するためのスペースを、共軸にした部分の長さだけ減少することができる。それにより、船外機10を小型化や軽量化でき、船外機10の操作性や運搬性などを向上することができる。
また、第1および第2実施例に係る船外機10にあっては、前記第2の出力軸44が、前記第1の出力軸34の外側に配置されるように構成したので、第2の出力軸44の外側に電動モータ40を配置することで、電動モータ40と第2の出力軸44との離間距離を減少させる、即ち、それらを最短距離で接続できるため、船外機10をより一層小型化や軽量化することができる。
また、第1および第2実施例に係る船外機10にあっては、前記第1の出力軸34に、前記内燃機関(エンジン20)の出力の前記プロペラ30への伝達を断接する第2のクラッチ(具体的には、遠心クラッチ36)を備えるように構成したので、エンジン20の始動時において、電動モータ40と第1の出力軸34を第2のクラッチを介して接続し、第1の出力軸34を電動モータ40で回転させることでエンジン20を始動でき、よってリコイルスタータやスタータモータなどを不要とすることができる。また、エンジン20とプロペラ30との接続を遠心クラッチ36によって断つことで、騒音が比較的少ない電動モータ40のみでプロペラ30を駆動させることも可能となる。
また、第1実施例に係る船外機10にあっては、前記第2のクラッチが遠心クラッチ36であるように構成したので、エンジン20の回転数が所定回転数(例えばアイドル回転数)以下のとき、エンジン20とプロペラ30との接続を断つことができ、不要な負荷がエンジン20からプロペラ30の駆動軸(具体的には、ドライブシャフト58やプロペラシャフト64)に作用するのを防止することができる。
また、前記クラッチが前記電動モータ40の出力の前記プロペラ30への伝達を断接する電磁クラッチ46であるように構成したので、エンジン20でプロペラ30を駆動させているとき、電動モータ40とプロペラ30とを電磁クラッチ46を介して接続すると、電動モータ40をエンジン20の駆動によって回転させて発電機として機能させることができ、バッテリの充電などを行うことができる。さらに、電動モータ40が駆動していないとき、電動モータ40とプロペラ30との接続を電磁クラッチ46によって断つことで、不要な負荷が電動モータ40からプロペラ30の駆動軸に作用するのを防止することができる。
また、第2実施例に係る船外機10にあっては、前記第2のクラッチが遠心クラッチ36であると共に、前記クラッチが前記電動モータ40の出力の前記プロペラ30への伝達を断接する遠心クラッチ(第2の遠心クラッチ90)であるように構成したので、エンジン20の回転数が所定回転数以下のとき、エンジン20とプロペラ30との接続を断つことができ、また電動モータ40の回転数が所定回転数以下のとき、電動モータ40とプロペラ30との接続を断つことができるため、エンジン20あるいは電動モータ40からの不要な負荷がプロペラ30の駆動軸に作用するのを防止することができる。
尚、上記において、電動モータ40をDCブラシレスモータとしたが、他の方式のモータを使用してもよい。
また、エンジン20のクランクシャフト22と第1の出力軸34の間に遠心クラッチ36を配置するように構成したが、電磁クラッチなどを用いてもよい。
この発明の第1実施例に係る船外機の部分断面図である。 図1に示すクランクシャフトの下方付近を拡大して表す拡大断面図である。 この発明の第2実施例に係る船外機のクランクシャフトの下方付近を拡大して表す、図2と同様な拡大断面図である。
符号の説明
10 船外機、20 エンジン(内燃機関)、30 プロペラ、34 第1の出力軸、36 遠心クラッチ(クラッチ)、40 電動モータ、44 第2の出力軸、46 電磁クラッチ、90 第2の遠心クラッチ(遠心クラッチ)

Claims (5)

  1. 内燃機関と電動モータとを1個のプロペラの駆動源として備えると共に、前記内燃機関に接続されて前記内燃機関の出力を前記プロペラに伝達する第1の出力軸と、前記電動モータに接続されて前記電動モータの出力を前記プロペラに伝達する第2の出力軸とを備えたハイブリッド型の船外機において、前記第1の出力軸と前記第2の出力軸を共軸に配置すると共に、前記第1の出力軸をクラッチを介して前記第2の出力軸に接続したことを特徴とする船外機。
  2. 前記第2の出力軸が、前記第1の出力軸の外側に配置されることを特徴とする請求項1記載の船外機。
  3. 前記第1の出力軸に、前記内燃機関の出力の前記プロペラへの伝達を断接する第2のクラッチを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の船外機。
  4. 前記第2のクラッチが遠心クラッチであると共に、前記クラッチが前記電動モータの出力の前記プロペラへの伝達を断接する電磁クラッチであることを特徴とする請求項3記載の船外機。
  5. 前記第2のクラッチが遠心クラッチであると共に、前記クラッチが前記電動モータの出力の前記プロペラへの伝達を断接する遠心クラッチであることを特徴とする請求項3記載の船外機。
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